JPS60109647A - 油圧の立上り制御装置 - Google Patents

油圧の立上り制御装置

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JPS60109647A
JPS60109647A JP58214648A JP21464883A JPS60109647A JP S60109647 A JPS60109647 A JP S60109647A JP 58214648 A JP58214648 A JP 58214648A JP 21464883 A JP21464883 A JP 21464883A JP S60109647 A JPS60109647 A JP S60109647A
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pressure
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accumulator
oil passage
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正夫 川合
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早川 庸一
Masanori Kubo
政徳 久保
Yutaka Taga
豊 多賀
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Toyota Motor Corp
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Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り分野] 本発明は、油圧回路にお【プる油圧の立上り制御機構に
関する。
[従来技術] 油圧源から供給された油圧を油圧サーボに供給して油圧
サーボを作動させる際、油圧サーボにより駆動される要
素のスl\−ズな作動を得るため油圧シーボヘ供給する
油圧の立上りを制御する油圧の立上り制m機構が設けら
れる。しかるに従来の油圧の立上り制(fII機構は、
油圧サーボへの連絡油路に絞りを設けると共にその下流
(絞りの油圧り一−ボがね)にアキュームレータを設け
ており、アキュームレータのピストンのス1へロータが
終了覆ると調圧が終わり、調圧機能はアキュームレータ
ーのピストンに背設されたスプリングと絞りを通過する
流最により決定されていた。この場合油圧+J−ボの作
動速麻を確保するため絞りの寸法をあ1]り小さくでき
ないのでアキュームレータを大きくしないと長い調圧時
間または立上り遅延04間を1qることは困難であった
[発明の目的] 本発明の目的は、小ざいアキュームレータで油圧の立上
りを長時間遅延させることができ、油圧回路がコンパク
ト化できる油圧の立上り制御機構の提供にある。
[発明の構成] 本発明の油圧の立上り制御機構は、油圧源と油圧サーボ
との間に設けられ、一方から出力油圧のフィードバック
を受け、他方から絞りおよびアキュームレータを介した
出力油圧のフィードバックを受けて変位し、油圧源と連
絡するインボートおよびドレインポートと、出力油路を
介して前記油圧ナーボに連絡するアウトポートとの連通
度合を調整するスプール弁から構成される。
本発明の好ましい実施態様によれば、本発明の油圧の立
上り制御fI機構は、入力軸と、該入力軸に同軸的に直
列して設けられた第1出力軸と、前記入力軸に平行して
並設された第2出力軸と、前記入力軸と第1出力軸およ
び第2出力軸との間に設けられたプラネタリギアセット
と、その構成要素を前記入力軸、第1出力軸、第2出力
軸または他の構成要素、および固定部材に係合する複数
の摩擦係合要素と、前記第1出力軸と第2出力軸とを連
結するクラッチと、前記摩擦係合要素とクラッチとの各
々に設けられた油圧サーボとを備え、2輪駆動状態と、
異なる減速比の複数の4輪駆動状態との切換えが可能で
あり、且つ該複数の4輪駆動状態間の自動変速状態の切
換えが可能な4輪駆動用自動トランスファのトランスフ
ァ制御装置であり、且つ車両速度に関連した入力油圧に
より前記複数の4輪駆動状態の各々を達成する油圧サー
ボへの作動油の供給を切換えるインヒビタ弁と、前記絞
りと車速ヒンサと、電磁ソレノイド弁からなり前記入力
油圧を制御する自動制御機構と、油圧源と所定の油圧サ
ーボとの間に設けられ、一方から出力油圧のフィードバ
ックを受け、他方から絞りおよびアキュームレータを介
した出力油圧のフィードバックを受けて変位し、油圧源
と連絡するインボードおよびドレインポートと、出力油
路を介して前記油圧サーボに連絡するアウトポートとの
連通度合を調整するスプール弁とからなるトランスファ
制御装置に組込まれる。
本発明のざらに好ましい実施態様によれば、本発明の油
圧の立上り制御機構は、油圧制御装置を備え車両走行条
件に応じて自動的に変速制御される車両用自動変速機に
連結され、入力軸と、該入力軸に同軸的に直列して設け
られた第1出力軸と、前記入力軸と第1出力軸との間に
設けられたプラネタリギアセットと、その構成要素を他
の構成要素に連結するクラッチC3と、前記プラネタリ
ギアセットの構成要素を固定部材に係合するブレーキB
4と、前記第1出力軸に回転自在に外嵌された4輪駆動
用スリーブと、前記第1出力軸とスリーブとの間に設け
られた4輪走行うラッチC4と、前記各クラッチおよび
ブレーキの各々に設けられた油圧サーボと、前記入力軸
に平行して並設された第2出力軸と、前記スリーブと第
2出力軸との間に設けられた伝動機構とを有し、2輪駆
動状態と、低速4輪駆動状態と、高速4輪駆動状態との
切換えが可能な4輪駆動用自動I−ランスファのトラン
スファ制御装置であり、且つトランスファマニュアル弁
とクラッチC3の油圧サーボおよびブレーキB4の油圧
サーボとの間に設けられ、トランスファマニュアル弁か
らの入力油圧と車両速度に関連した入力油圧とにより前
記クラッチC3の油圧サーボおよびブレーキB4Ω油圧
サーボへ選択的に作動油を供給するインヒビタ弁と、前
記絞りと車速センザaS電磁Aルノイド弁がらなり前記
入力油圧を制御でる自動変速機構と、油圧源ど所定の油
圧サーボC−3との間に設けられ、一方から出力油圧の
フィードバックを受け、他方から絞りおよびアキューム
レータを介した出力油圧のフィードバックを受【プて変
位し、油圧源と連絡リ−るインボートおよびドレインポ
ートと、出ツノ油路を介して前記油圧サーボC−3に連
絡するアウトポートとの連通度合を調整するスプール弁
からなるトランスファ制御装置に組込まれる。
[発明の効果] 以上の構成により本発明の油圧の立上り制御ぼ構はつぎ
の効果を奏する。
油圧源と所定の油圧サーボとの間に設けられ、一方から
出力油圧のフィードバックを受け、他方から絞りおよび
アキュームレータを介した出力油圧のフィードバックを
受けて変位し、油圧源と連絡するインポートおよびドレ
インボートと、出力油路を介して前記油圧サーボに連絡
するアラl−ポートとの連通度合を調整するスプール弁
からなるので小さいアキュームレータで油圧の立」ニり
を長時間遅延させることができ、油圧回路がコンパクト
化できる。
[実施例] つぎに本発明を第1図に示す実施例に基づき説明する。
460は本発明の油圧の立上り制御機構を構成するスプ
ール弁であり、油圧源と油圧サーボとの間に設けられ、
一方(図示上方)から出力油路1Qの出力油圧(Po)
のフィードバックを受け、他方(図示下方〉からは絞り
480を介して前記出力油路1Qと連絡すると共にアキ
ュームレータ490が設番プられた油路1Rのアキュー
ムレータ圧Paを受け、油路1Pを介して油圧源と連絡
するインボート481およびドレインポート482と、
出力油路1Qに連絡するアウトボート483との連通度
合を調整するスプール411を備える。本実施例におい
てはスプール471は下方にスプリング470が前設さ
れ、大径で受圧面積A1の上端ランド477、小径で受
圧面積A2の中間ランド475、中間ランド475と同
一径で前記スプリング470の一喘が当接された下端ラ
ンド473とを備え、上端油室467には油路1Qの出
力油圧poが印加され、ランド477とランド475と
の間の上側中間油室465には油圧源からのライン圧P
1が印加され、下端油室461にはアキュームレータ圧
pojrtが印加され、ランド475とランド413と
の間の下側中間油室463は前記アウトボート483と
常時連絡すると共にインポート481およびドレインポ
ート482とはスプール471の変位に応じて連通度合
が変化し、出力油圧poutを調整する。
スプール471はスプリング反力をFsとすると下の釣
合い式により変位する。
Pout = (1/AI ) ・((AI −A2 
) xPl+A2・Pa十FS) アキュームレータ圧paの立上りの変化は、絞り480
を流動する油量とアキュームレータ490の容積および
アキュームレータのピストン49Pに前設されたスプリ
ング498のばね定数により決定されるが、本発明では
油圧サーボになど供給される出力油圧は絞り480を通
過しないため絞り480の流量を所望なだけ小さく設定
でき、アキュームレータ490の容積が小さくても出力
油圧poutの立上りを長時間調整することが可能であ
る。またアキュームレータのピストン49Pは、アキュ
ームレータ圧paどスプリング498との釣合いのアン
バランスによりストロークするが、その速度は絞り48
0を通過する流量により決定される。アキュームレータ
のピストン49Pのストロークが終了すると、スプール
弁460の調圧が終わる。このとき出力油圧poutを
アキュームレータ圧Paよりわずか高く設定すると、絞
り480を通過する流量が少ないため、アキュームレー
タのピストン49Pの移動速度が遅くなり調圧時間が長
くとれる。従って小さな容量の7キユームレータを用い
ても出力部グ 圧の立上り時間が長くでき、たとえば油圧サーボにより
作動されるクラッチのトルク容格調整時間が長くとれる
なお本実施例ではスプール471にスプリング470に
よるばね荷重とライン圧P1とが印加されているが、こ
れらは本発明の必須構成要件でない。
つぎに本発明の油圧の立上り制御1機構を4輪駆動式自
動変速機のトランスファ制御装置に組込んだ実施例を説
明する。
第2図は4輪駆動式自動変速機、第3図はそのギアトレ
インを示す。10はオーバードライブ付4速自動変速機
、40はその該′@星歯車変速装置の出力軸32に連結
された4輪部動用j〜ランスフ1を示す。4輪駆動用ト
ランスファ40は機関「に装着された自動変速機10に
取付けられ、第1出力軸42は後輪駆動用プロペラシャ
フトCに連結され、第2出力軸52ば前輪駆動用プロペ
ラシャフトBに連結される。
4速自動変速機10は、流体式トルクコンバータT1オ
ーバードライブ機構OD、および前進3段後進1段のア
ンダードライブ機構UDを備える。
トルクコンバータTは、エンジンの出力軸に連結された
ポンプ11、トルクコンバータTの出力軸12に連結さ
れたタービン13、一方向クラッチ14を介して固定部
分に連結されたステータ15、および直結クラッチ16
からなり、トルクコンバータTの出力軸12は、オーバ
ードライブ機構ODの入力軸となっている。
オーバードライブ機構ODは摩擦係合要素である多板ク
ラッチCO1多板ブレーキBOおよび一方向りラッチF
oと、これら摩擦係合要素の選択的係合により構成要素
が変速機ケースなど固定部材に固定されるか、入力軸、
出力軸、もしくは他の構成要素に連結されるかまたはこ
れら固定もしくは連結が解放されるプラネタリギアセッ
トP。
からなる。トルクコンバータTの出力軸12はオーバー
ドライブ+ff1lODの入力軸(12)となっている
プラネタリギアセットPoは、前記入力軸12に連結さ
れたキャリア21、オーバードライブ機構ODの出力軸
25に連結されたリングギア22、前記入力軸12に回
転自在に外嵌されブレーキBoを介して変速機ケースに
固定されると共に、クラッチCOおよび該クラッチco
と並列された一方向りラッヂ「0を介して前記キャリア
21に連結されたり一ンギア23、およびキャリア21
に回転自在に支持されると共に前記サンギア23および
リングギア22に歯合したプラネタリビニオン24から
なる。
オーバードライブ機構ODの出力軸25は前進3段後進
1段のアンダードライブ機構UDの入力軸を兼ねる。
アンダードライブ機構UDは、摩擦係合要素である多板
クラッチC1およびC2と、多板ブレーキBl 、B2
およびB3と、一方向クラッチF1およびF2と、前段
プラネタリギアセットP1と、後段プラネタリギアセッ
トP2とからなる。
後段プラネタリギアセットP2は、クラッチC1を介し
て前記入力軸25に連結されたリングギア31と、アン
ダードライブ機構UDの出力軸32に連結されたキャリ
ア33と、クラッチC2を介して前記入力軸25に連結
されると共に、ブレーキB1、該ブレーキB1と並列さ
れたブレーキB2およびブレーキB2と直列された一方
向りラッチF1を介して変速機ケースに固定されるサン
ギア34と、前記キャリア33に回転自在に支持される
と共にサンギア34およびリングギア31に歯合したプ
ラネタリビニオン35とからなる。
前段プラネタリギアセットP1は、ブレーキB3および
該ブレーキB3と並列された一方面クラッチ[2を介し
て変速機ケースに固定されるキャリア3Gと、前記後段
ブラネタリギアレッ]〜P2のサンギア34と一体的に
形成されたサンギア−37と、出力軸32に連結された
リングギア38と、キャリア3Gに回転自在に支持され
ると共にサンギア37およびリングギア38に歯合した
プラネタリビニオン3つとからなる。
この4輪駆動自動変速機は第4図に示す4速自動変速機
油圧制御装置内の自動変速機の油圧制御装置100によ
りエンジンのスロットル開度、車両の車速なと車両走行
条件に応じて摩擦係合要素である各クラッチおよびブレ
ーキの選択的係合または解放が行われ、オーバードライ
ブ(0/D)を含む前進4段の自動変速と、手動変速の
みによる後進1段の変速とがなされる。
油圧制御装置のマニュアル弁駆動のため運転席に設けら
れたシフトレバ−(図示せず)は、P(パーク)、R(
リバース)、Nにュートラル)、D(ドライブ)、S(
セカンド)、シ(ロー)の各レンジのシフトポジション
SPを有し、このシフ1〜ポジシヨンSPと変速段第4
速(4)、第3速(3)、第2速(2)、第1速(1)
と、クラッチおよびブレーキの作動関係を表1に示す。
表1において、Oは摩擦係合要素の係合、×は解放を示
し、「(フリー)は一方向クラッチの自由回転、しくロ
ック)は一方向クラッチの係合を示す。
表1 自動変速機10の油圧制御装置100は、油圧ポンプ1
01、圧力調整弁(レギュレータ弁)130、第2圧力
調整弁150、ターラバイパス弁105、プレッシャリ
リーフ弁106、リバースクラッチシーケンス弁110
1スロツトル間度に応じたスロットル圧を発生させるス
ロットル弁200、カットバック弁145、直結クラッ
チ制御弁120、マニュアル弁210.1−2シフト弁
220.2−3シフト弁23013−4シフト弁240
、前記1−2シフ1〜弁220および3−4シフト弁2
40を制御するソレノイド弁S1,2−3シフト弁23
0を制御するソレノイド弁S2、直結クラッヂ制御弁1
20を制御2IIするソレノイド弁S3、ブレーキB1
への供給油圧を調整するインターミイディエイトコース
]−モジコレータ弁245、ブレーキB3への供給油圧
を調整するローコーストモジユレータ弁250、クラッ
チC1のアキュームレータ260、クラッチC2のアキ
ュームレータ270、ブレーキB2のアキュームレータ
280、クラッチCOSC1、C2およびブレーキBO
、B1 、B2の各油圧サーボへ供給される圧油の流量
を制御するチェック弁材流量制御弁301.302.3
03.304.305.306、ブレーキB0、B1 
、B2、B3.134の油圧サーボB−0、B−1、B
−2、B−3、B−4、クラッチC01C1、C2、C
3、C4の油圧サーボC−O、C−1、C−2、C−3
、C−4、並びに各弁間およびクラッチ、ブレーキの油
圧シリンダを連絡する油路からなる。前記ソレノイド弁
S+ 、82、B3は図示しない電子制御装置により、
中速、エンジン負荷など車両走行条件に応じてON、O
FFされ、これにより1−2シフ1〜弁220.2−3
シフ1〜弁230.3−4シフ1〜弁240が制御され
る。
これらシフドブtはマニュアル弁210の設定位置に応
じて油圧源と各クラッチおよびブレーキの油圧サーボを
選択的に連絡する。
マニュアル弁210は、運転席に設けられたシフトレバ
−と連結されており、手動操作によりシフトレバ−のレ
ンジに応じてP(パーク)、R(リバース)、Nにュー
トラル)、D(ドライブ)、S(セカンド)、L(ロー
)の各位置に移動する。
表2にシフトレバ−の各シフ1〜レンジにおける油路1
と油路2〜5との連通状態を示す。○は連通してライン
圧が供給されている場合を示し、×は排圧されている状
態を表わす。
表2 第3図におりるトランスファ40は、摩擦係合要素であ
るクラッチC3、ブレーキB4おJ:びクラッチC4と
プラネタリギアセットP1、P2の出力軸32を入力軸
とし、該入力軸(32)に直列的に配されたトランスフ
1の第1出力軸42、前記入力軸(32)と第1出力軸
42との間に配されたプラネタリギアセットPf、前記
第1出力軸42に回転自在に外嵌された4輪駆動用スリ
ーブ51、前記入力軸に平行して並設され前記第1出力
軸と反対方向に取付【プられた第2出力軸52、前記ス
リーブ51と第2出力軸52との間の伝動機構53を有
する。プラネタリギアセットP[は入力軸(32)の端
部にスプライン嵌合されたサンギア44、該サンギア4
4と歯合するプラネタリビニオン45、該プラネタリビ
ニオン45と歯合するリングギア4G、および該プラネ
タリビニオン45を回転自在に保持すると共に前記トラ
ンスファの第1出力軸42の先端に連結されたキャリア
47からなる。本実施例では第4図に示す如くブレーキ
B4はリングギア46をトランスファケース48に係合
するための多板式摩擦ブレーキであり、トランスファク
−−ス48内に形成されたシリンダ49と該シリンダ4
9内に装着されたピストン49Pとで構成される油圧サ
ーボB−4にJ:り作動される。クラッチC3はプラネ
タリギアセットPfの自動変速機10側に配置され、サ
ンギア44とキャリア47との断続を行なうものであり
、キャリア47に連結されたシリンダ50と該シリンダ
50内に装置されたピストン50Pとで構成される油圧
サーボC−3により作動される。クラッチC4はキャリ
ア47に連結した第1出力軸42とトランスファの第2
出力軸52を駆動するための伝動機構53の一方のスプ
ロケット56に連結したスリーブ51とを断続するため
の多板式摩擦クラッチであり、トランスファケース48
に回転自在に支持されたシリンダ58と該シリンダ58
内に装着されたピストン58Pとで構成される油圧サー
ボC−4により作動される。伝動機構53は、スリーブ
51と形成されたスプロケット56、第2出力軸52に
スプライン嵌合されたスプロケット55およびこれらス
プロケット間に張設されたチェーン57からなる。
油圧サーボC−3の油圧シリンダ50の外周側には、パ
ーキングギア59が周設されており、自動変速機のシフ
トレバ−をパーキング位置に選択したとき図示しない歯
止めがパーキング爪(図示せず)に噛み合い第1出力軸
42を固定する。
60は4輪駆動用1〜ランスフア40のクラッチC3、
C4およびブレーキB4の油圧サーボC−3、C−4お
J:びB−4に油圧を給排する油圧制御装置が設けられ
ているバルブボディ、61はそのオイルパンである。ク
ラッチC3、C4およびブレーキB4の油圧サーボC−
3、C−4おJ:びB−4に供給される圧油は、トラン
スミッションケース62とトランスファケース48に設
けられた油路64を介してトランスファ制御装置400
が設けられているトランスファバルブボディ60に導か
れる。
通常走行時には油圧サーボC−3に自動変速機の油圧制
御装置に供給されるライン圧を供給してクラッチC3を
係合せしめ、油圧サーボBlおよびC−4を排圧してブ
レーキB4およびクラッチC4を解放せしめる。これに
よりプラネタリギアセットPfのサンギア44どキャリ
ア47どは連結され、動力は入力軸32から摂輪駆動用
第1出力軸42に減速比1で伝達され後輪のみの2輪駆
動走行が得られる。このとき入力軸32からの動力は、
サンギア44、プラネタリビニオン45、リングギア4
6を介さずにクラッチC3を介してキャリア47より第
1出力軸42に伝達されるので、各ギアの歯面に負荷が
かからず、ギアの寿命が増加する。この2輪駆動走行中
4輪駆動走行が必要となったとぎは運転席等に設けたシ
フトレバ−401を手動シフトし、4輪駆動用トランス
ファのトランスファ制御装置400の油圧サーボC−4
にライン圧を徐々に供給しクラッチC4を円滑に係合せ
しめると、第1出力軸42とスリーブ51とが連結され
、伝動機構53、第2出力軸52およびプロペラシャフ
トB(第1図に図示)を経て前輪にも動力が伝達され入
力軸32から後輪駆aノ用第1出力軸42および前輪駆
動用第2出力軸52に減速比1で動力伝達がなされ、4
輪駆動直結走行状態(高速4輪駆動状態)が41られる
。この4輪駆動走行中急坂路など出力トルクの増大が必
要なときにシフ1〜レバー401を手動シフ1−すると
、油圧サーボへの油圧は高速4輪駆動状態と低速4輪駆
動状態との切換え弁であるインヒビタ弁440およびス
プール弁であるアキュームレータコントロール弁460
を作用せしめ油圧サーボB−4へライン圧を徐々に供給
するとともに適切なタイミングで油圧サーボC−3の油
圧を排圧し、ブレーキB4を徐々に係合せしめるととも
にクラッチC3を円滑に解放させる。これにJ:リザン
ギア44とキャリア47とは解放されるとともにリング
ギア46は固定され、動力は入力軸32がらサンギア4
4、プラネタリビニオン45、キャリア47を介して減
速され第1出力軸42および第2出力軸52に伝達され
、トルクの大きな4輪駆動減速走行状態(低速4輪駆動
状態)が得られる。表3にトランスファの手動シフトの
設定レンジとブレーキB4、クラッチC3およびC4の
係合および解放ど車両の走行状態を示す。
表3 表3においてOは摩擦係合要素の係合状態を示し、×は
解放状態を示す。減速比(例の3.0〉は、遊星歯車機
構のサンギア44とリングギア46の歯数比をλとし、
歯数比λを0.5とした場合の減速比=(1+λ)/λ
=3.0で算出したものである。
4輪駆動用トランスファのトランスファ制御装−同40
0は、運転席に設けられたシフトレバ−401にリンク
elf 402を介して連結されているトランスファマ
ニュアル弁410と、4輪駆動時において高速(直結)
と低速(減速)とを切換えるためのインとど夕弁440
と、該インヒビタ弁440と油圧サーボC−3との間に
設けられた本発明の油圧の立上り制御機構であり、アキ
ュームレータコントロール弁460、アキュームレータ
490および絞り480を備えるアップシフ1〜(L4
→H4シフト)タイミング機構430と、油路1と連絡
した油路1Mに設けられた絞り511と車速センサの出
力により前記インヒビタ弁440の入力油圧(車速圧)
を制御する電磁ソレノイド弁を有する4輪駆動の高速と
低速とを自動変速する白動制御機+R500と、油圧サ
ーボ8−4への作動油の給jJF油路1Nに設けられた
チェック弁付絞り520と、油圧サーボC−4へチェッ
ク弁付絞り540とからなる。
トランスファマニュアル弁410は、運転席に設けられ
ているシフトレバ−401にリンクI11構402を介
して連結されたスプール420を有し、前記4速自動変
速機の油圧制i回路のライン圧発失油路1に連絡覆るイ
ンポート411、油路6に連絡するアウトポート413
、油路7に連絡するアウトポート415、ドレインポー
ト417.419を有するトランスファマニュアル弁4
10は、スプール420が2輪駆動(H2)位置に設定
されたとき油路1と油路6とを連絡するとともに油路7
をドレインポート419に連絡い4輪駆動(H4)位置
に設定されたとき油路1と油路6および油路7とを連絡
し、低速4輪駆動くし4)位置に設定されたとき油路1
と油路7とが連絡い油路6はドレインポート417に連
絡される。
インヒビタ弁440は、図示下方からスプリング450
が背水されたスプール441および該スプール441と
直列されたプランジV442を有し、スプール441は
いずれも同一径でスプリング450を背水された図示下
端のスリーブ状ランド445と図示上端ランド447、
および中間ランド446を有する。
プランジャ442は前記スプール441のランドより大
径の図示下端ランド448と、該下端ランド448より
大径の上端ランド449を有する。これらスプール44
1およびプランジャ442により、下端油室451、ス
リーブ状ランド445と中間ランド446と上端ランド
447の間の第1および第2中間油室452.453、
スプール441どプランジ17442との間の油室45
4、および上端油室456が形成されている。
このインヒビタ弁440は、スプール441が図示上方
に設定されたとぎには、下端油室451はスリーブ状ラ
ンドの袖口443を介して車速圧油路1Mと連通し、第
1中間油室452はライン圧油路1と減速用油路1Nを
連絡し、第2中間油室453は直結用油路1Pとドレイ
ンポート457を連絡し、スプール441が図示下方に
設定されたときは下端油室451はスリーブ状ランドの
袖口443を介してドレインポート458と連通し、第
1巾間油室452は減速用油路1Nとドレインボー1’
 459を連絡し、第2中間油室453はライン圧油路
1と直結用油路1Pを連絡し、また油室454は常時車
速注油路1Mと連絡し、上端油室456は常時前記油路
6と連絡している。
アキュームレータコントロール弁460は、図示下方に
スプリング470が背水されたスプール471を有いス
プール471は下端ランド473および中間ランド47
5、およびこれら2つのランドより所定寸法だけ大径の
上端ランド477を有し、図示下方から下端油室461
、中間の油室463.465、上端油室467が形成さ
れている。
本発明の油圧の立上り制御機構であるアップシフトタイ
ミング機構430においてアキュームレータコントロー
ル弁460は第1図に示したスプール弁と同一の構成を
有し、下がり中間油室463が常時油圧サーボC−3に
連絡する油路1Qと連絡し、上がわ中間油室465が常
時ライン圧油路1と連絡し、上端の油室467は油路1
Qの油圧がフィードバックされ、下端油室461には絞
り480とアキュームレータ490を介して油路1Qと
連絡した油路1Rのアキュームレータ圧Paが供給され
ている。
このアキュームレータコントロール弁460により、油
路1Qの出力油圧はライン圧に応じて調圧されると共に
、インヒビタ弁440のスプール441が図示上方に位
置し、油路1Pが排圧されているときは油路1Qが排圧
されているためスプール471は図示上方に設定されて
いる。インヒビタ弁440のスプール441が図示下方
に変位され油路1Pにライン圧が供給されたとき、絞り
540を介して徐々に供給される油圧により油路1Qの
出力油圧は徐々に昇圧し、前述の平衝式に従って油圧サ
ーボC−3へ供給される油圧の立上りを調整する。これ
によりクラッチC3の係合が円滑になされる。
ライン圧は油路1より油室465に入り、油路7は絞り
530を介して油圧サーボC−4に連結されている。
トランスファの各設定レンジにおりる作動を説明する。
a>t−ランスファマニュアル弁がH2レンジに設定さ
れたとき油路7が排圧されているのでスリ−ブ51には
動力が伝達されず2輪駆動状態が維持される。また油路
6にライン圧が供給されインヒビタ弁440のスプール
441およびプランジャ442は図示下方に設定され油
路1Nはドレインボート459に連絡して排圧されこれ
によりブレーキB4、C4は排圧されている。油路1P
は油路1に連絡しチェック弁付絞り540、アキューム
レータコントロール弁460を介して油路1Qに連絡し
クラッチC3を係合させている。したがってトランスフ
ァ40はH2(2輪駆動直結状態)になる。
b)トランスファマニュアル弁がH4レンジに設定され
たとき、油路6および油路7の双方へライン圧が供給さ
れる。油路6へ供給されたライン圧はインヒビタ弁44
0のスプール441およびプランジャ442を図示下方
に固定し、油路7へ供給されたライン圧はクラッチC4
を係合させる。これにより、トランスファ40はH4(
4輪駆動直結状態)になる。
C)マニュアルトランスファ弁がH4レンジに1設定さ
れたとき油路6が排圧され、油路7にライン圧が供給さ
れる。これによりクラッチc4は係合されて4輪駆動状
態が維持される。
車速が設定値以上でソレノイド弁510がOFFされて
いるときにマニュアルトランスファ弁がH4レンジに設
定されたときは油路1Mにはライン圧が供給されている
。このためインヒビタ弁440のスプール441は油室
454に印加されるう、イン圧により図示下方に設定さ
れたままとなり、変速はされずエンジンのオーバーラン
を防いでいる。
車速か設定値以下でソレノイド弁510がONされてい
るときにマニュアルトランスファ弁がH4レンジに設定
されたとき、または車速が所定値以上でソレノイド弁5
10がOFFのときマニュアルトランスファ弁がL4状
態で車速が設定値以上から設定値以下になりソレノイド
弁510がOF、 FがらONされたときは油路1Mは
排圧されるのでスプール441はスプリング450の作
用で図示上方に設定され、これにJ:り油路1と油路1
Nが連絡し油圧サーボB−4に作動油が供給され、油路
1Pがドレインボート457に連絡して排圧されクラッ
チC−3の油圧サーボの油圧が排圧される。これにより
トランスフ1は低速4輪駆動状態となる。
いったん低速4輪駆動状態となった後、車速が設定値以
上になりソレノイド弁510がOFFされても油路1M
のライン圧はインヒビタ弁440の油室454に印加さ
れると同時にスプール441のスリーブ状ランドの袖口
443を介して下端油室451に印加されるためスプー
ル441は変位せずに低速4輪駆動状態が保たれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の油圧の立−ヒリ制御機構の一実施例を
示す油圧回路図、第2図は4輪駆動自動車の駆動機構の
概略図、第3図は4輪駆動式自動変速機の骨格図、第4
図は本発明の油圧の立上り制御機構が組込まれた4輪駆
動用自動トランスファの油圧制御装置の油圧制御回路図
、第5図はその4輪駆動用トランスファの断面図および
本発明の油圧の立上り制御機構が組込まれた4輪駆動用
トランスファの油圧制御I装置の回路図である。 図中 84・・・減速用摩擦係合要素である多板ブレー
キ C3・・・直結用摩擦係合要素である多板クラッチ
 C4・・・4輪駆動用摩擦体合要素である多板クラッ
チ 1・・・ライン圧油路 1o・・・A−バードライ
ブ付4速自動変速機32・・・トランスファの入力軸 
40・・・4輪駆動用1〜ランスフア 42・・・第1
出力軸 51・・・スリーブ 52・・・第2出力軸 
53・・・伝動機構 Pf・・・プラネタリギアセット
 1oo・・・4速自動変速機の油圧制御装置400・
・・4輪駆動用トランスファのトランスフ1油圧制御装
置 410・・・トランスフアマニコアル弁 430・
・・アッ7シ71−タイミング機構 440・・・イン
ヒビタ弁 460・・・スプール弁(アキュームレータ
コントロール弁)480・・・絞り 490・・・アキ
ュームレータ 500・・・トランスファ自動制御機構 代理人 石黒健二

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)油lI源と所定の油圧サーボとの間に設けられ、一
    方から出力油圧のフィードバックを受け、他方から絞り
    およびアキュームレータを介した出力油圧のフィードバ
    ックを受けて変位し、油圧源と連絡するインポートおよ
    びドレインボー(〜と、出力油路を介して前記油圧サー
    ボに連絡するアラ1ヘポートとの連通度合をvAIする
    スプール弁からなる油圧の立上り制御機構。
JP58214648A 1983-11-14 1983-11-14 油圧の立上り制御装置 Granted JPS60109647A (ja)

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JPH0517980B2 JPH0517980B2 (ja) 1993-03-10

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5018742A (en) * 1987-09-24 1991-05-28 Acushnet Company Golf ball clear coating with optical brighteners
US5160536A (en) * 1991-04-18 1992-11-03 Acushnet Company Printing ink for golf balls
DE4432027A1 (de) * 1993-09-08 1995-03-09 Jatco Corp Hydraulische Drucksteuerungsvorrichtung für ein Servosystem eines Automatikgetriebes

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4842256A (ja) * 1971-10-02 1973-06-20
JPS4857064A (ja) * 1971-11-16 1973-08-10

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