JPS60107729A - 磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は磁気記録媒体に関し、特に優れた電磁変換特性
、低摩擦係数及び、バック層の密着性が良く良好な走行
耐久性を有する磁気記録媒体に関する。

（従来技術） 最近、高密度記録に適したオーディオ用、ビデオ用ある
いはコンピューター用等の磁気記録媒体が要求されてい
る。更に、磁気記録媒体の感度（％に、高周波領域での
出力）を改善するために磁性層の表面が平滑に仕上げら
れておシ、かつテープは、−２０μｍ程度以下の薄膜に
製造されている。したがって、バック層も薄膜でけずれ
等が生じ易く、更にテープ全体の強度も薄膜化により低
下しているので、走行耐久性１巻き取シ特性、ドロップ
アウト、出力変動等に悪影響を与えている。

更に従来のバック層を付与した磁気テープ及びバック層
を付与していない磁気テープにおいては。

数７０回を超えるくシ返し走行を行なうと、特にビデオ
テープにおいては、カラー減磁を生ずることがあった。

そこで本発明者らは上記問題を解決するためバック層の
構成につき鋭意検討した結果特定の粒子サイズのカーボ
ンブラックを２種特定の比率で混合し、厚さ２μｍ以下
のバック層に用いることにより顕著に改良されることを
見出し本発明に到った。

（発明の目的） 本発明の目的は、摩擦係数の増加しない、又けずれ等が
生じない、バック層の密着性が良い、走行耐久性の良好
な磁気記録媒体を提供することに１７、特にくシ返し走
行耐久性の良好な磁気記録媒体を提供することにある、 本発明の別の目的は、磁性層のＳ／Ｎ％性を損わず、−
膜塗布型テープ及び金属薄膜型磁気テープの両方に適合
するバック層を有する磁気記録媒体を提供することにあ
る。

（発明の構成） 本発明の前記の目的は、非磁性支持体の表面に磁気記録
層を有し１反対面にカーボンブラックと結合剤を含み、
且つ２μｍ以下の厚さのバック層を有する磁気記録媒体
において、該カーボンブランクの平均粒子サイズが３０
，１００７７Ｌμの微粒子と、１ｚｏ−ｚｏｏ、μの粗
粒子の２種の粉末で、１、又前記カーボンブラックと結
合剤の比が重量比でｌ：θ、ｊ−／：Ｊ、Ｊ−の範囲で
あることを特徴とする磁気記録媒体によって達成される
。

本発明に用いる３０〜１００＠μのカーボンブラックは
、バック層の表面電気抵抗を低くでき、光透過率も低く
できるので、ＶＨＳタイプのビデオテープにとっては、
大きなメリットとなｐうる。

本発明に用いるｉｒｏ、ｊｏｏｍμのカーボンブラック
は、固体潤滑剤としての機能をになっているのみならず
、前記３０〜１００ｍμのカーボンブラックとの組合せ
によシ適度な表面状態を作り、磁性層から転写されたも
しくはオーバーコートされたもしくは添加された潤滑剤
を保持し凹凸も良好な範囲となり、走行耐久性が大幅に
向上する。又、本発明の２種の粒子サイズの組合せのカ
ーボンブラックを用いたバック層の密着性は、非常に良
好である。

本発明に用いる３０，１００＠μの微粒子のカーボンブ
ラックとｉｚｏ−ｒｏｏｍμの粗粒子のカーボンブラッ
クの比率は、タタ、！：０．！からｊＯ：！０が好まし
く、更に好ましくは、タタ：／ＮｔＯ：１７０が好まし
い。

本発明のバック層は、中心線平均粗さＲａがＣｕｔ　ｏ
ｆｆ　θ、ｏｒｍｍの場合で−０，０／〜０．０３μｍ
の平滑な面が望ましい。

この平滑な面のバック層を用いることによシ。

磁性層への凹凸の写シが防止される。

前述の５ｏ−ｔｏｏ＠μの微粒子カーボンブラックと、
ｌよθ〜２００ｍμの粗粒子のカーボンブラックを前述
の範囲で、良好に分散、塗布することによシ、適度な波
長の表面凹凸の連続表面となり、それが、キャプスタン
の当りを良好にし。

カラー減磁を発生させないようにしているのではないか
と考えられる。尚本発明に記載のカーボンブラックの平
均粒子サイズは全て、電子顕微鏡写真をとシ、それをパ
ーティクルアナライザーで数平均して得た値である。

本発明のバック層の結合剤としては、従来当業界で知ら
れた結合剤、たとえば熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂５反
応型樹脂酸いはこれらの混合物が使用される。たとえば
、下記に示すような結合剤から選ぶことができるが、１
種あるいは、２種以上混合した状態でのガラス転移温度
Ｔｇが≠００Ｃ以上であることが望ましく１％にＴｇが
６００Ｃ以上であることが好ましい。

熱可塑性樹脂としては、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル
−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−ア
クリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビ
ニリデン共重合体、アクリル酸エステル−スチレン共重
合体、メタクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合
体、メタクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、
メタクリル酸エステル−スチレン共重合体、ウレタンエ
ラストマー、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデン−アクリ
ロニトリル共重合体、ブタジェン−アクリロニトリル共
重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、繊維
素系樹脂（セルロースアセテートブチレート、セルロー
スダイアセテート、セルロースゾロビオネート、ニトロ
セルロース等）、スチレン−ブタジェン共重合体、ホリ
エステル’ｆｄ脂、クロロビニルエーテル−アクリル酸
エステル共重合体、アミン樹脂、各種ゴム系樹脂などで
ある。

熱硬化型樹脂又は反応型樹脂としては、フェノール樹脂
、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、
メラミン樹脂、アルキッド樹脂。

アクリル系反応樹脂、ポリインシアネート、ポリアミン
などである。

本発明で使用されるバック層のカーボンブラックと結合
剤との比率は１重量比で／１０．ｊ−／／３．ｊが好ま
しい。更に好ましくは、１１０゜ｇ〜／／３　、０であ
る。

カーボンブラックと結合剤の比でカーボンブラックが多
いと粉落ちが発生しやすく、逆にカーボンブラックが少
なすぎると摩擦係数が増大してしまう。

また１本発明のバック層には、通常の磁気テープにおい
て使用される潤滑剤を練シ込み又はオーバーコート等の
方法によって使用してもかまわないが、特に炭素数７２
以上の脂肪酸、もしくは脂肪酸エステルを用いると更に
走行性を向上させることができる。

本発明において使用される強磁性層はＣｏ含有磁性酸化
鉄、特にＳｙｔ、ｒ’ｆ：３３７１２７ｇ以上の微粒子
のもの、又、強磁性金属薄膜の如き強磁性粉末、更に、
バリウムフェライト々どの六方晶系フェライト磁性粉末
、或いは真空蒸着、ス、ｅツタリング、イオンシレーテ
ィング等のペーパーデポジション法によシ形成される強
磁性金属薄膜である。

本発明に使用できる材料及び製法については米国特許第
１Ｉ、／３１，０１６号に記載されている。

（実施例） 次に本発明の実施例に従って説明する。なお、実施例中
の「部」は「重量部」を示す。

尚本実施例に記載のカーポンプシックの平均粒子サイズ
は全て、電子即微鏡写真をと９．それをパーティクルア
ナライザーで数平均して。

得たものである。

実施例１ 厚さ７４４μｍのポリエチレンテレフタレートベース上
に比表面積ＳｓｇｔＪＩｍ”／９のＣｏ含有磁性酸化鉄
を含む磁性層を設け１反対面に乾燥後の厚さが１μｍに
なるようにバック層を塗布した。

磁性層及びバック層は、下記の組成の塗布液を用いて、
作成した。バック層のカーボンブラックの平均粒径、添
加量は、第１表のごとくである。

得られたサンプルを１＠／〜ｌ＠ＩＯとする。

く磁性層塗布液〉 ２〈バック層塗布液〉 実施例２ ７．２μｍ厚のポリエチレンテレフタレートフィルムの
表面に斜め蒸着によって厚さ０．１３μｍのＣｏ−Ｎ　
ｉ　（Ｎ　ｉ　：　ＪＯｗ　ｔ％）磁性膜を設け。

その反対側に実施例１と同様のバック層を設けた。

得られたサンプルをＮｌｌ／／−４／ｊとする。上記の
如く得られた各サンプルについて、下記の方法で各種の
試験を行ない、第１表に示す結果を得た。

〈評価内容〉 （１）　バック層密着性 １／２ｉｎ巾にスリットしたサンプルのバック層側をニ
チバン製メンディングテープではりつけ、磁気テープサ
ンプルをすばや＜ｉｒｏ°剥離する。

はシつけ面積を１／２ｉｎＸ／ｉｎ　とし、それを１０
０％として、パック層が剥離した面積を％表示した。

（２）／（１）θ回走行後の減磁 ＶＨ８型Ｖ　Ｔ　Ｒ松下製ＮＹ−Ｊｒ　３００ｆ、用イ
１．２Ｈモードでｉｏｏ回くシ返し走行させ、再生画面
を目視し、画面に出る横スジ（カラーだけ、なく々って
いる）の本数を数えた。

ただし、Ｎ［Ｌ　／　−Ｎ［Ｌ　７についてのみテスト
した。

第１表の結果から明らかなように、パック層は、カーボ
ンブラックが３０〜ｉｏｏｍμの微粒子とｌｊＯ〜ｚｏ
ｏｇ、μの粗粒子の組合せでかつ、　Ｐ／Ｂ比がｌ／０
　、ｊ、ｌ／３　、ｊの範囲で良好な結果を示した。

特許出願人　富士写真フィルム株式会社第１頁の続き ０発明者　藤山　正昭　小田原市卵 内

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 非磁性支持体の表面に磁気記録層を有し１反対面にカー
   ボンブラックと結合剤を含み且つ、厚さ２μｍ以下のバ
   ック層を有する磁気記録媒体において、該カーボンブラ
   ックは平均粒子サイズ３０〜ｔｏｏｌＢμの微粒子カー
   ボンブラックと平均粒子サイズｉｓｏ〜ｊｏｏｍμの粗
   粒子カーボンブラックからなシ、前記カーボンブラック
   と結合剤の比が重量比で／：０．！ｒ、／：３．１の範
   囲であることを特徴とする磁気記録媒体。