JPS60106838A - 易接着性粗面化ポリエステルフイルムの製造法 - Google Patents

易接着性粗面化ポリエステルフイルムの製造法

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JPS60106838A
JPS60106838A JP21577083A JP21577083A JPS60106838A JP S60106838 A JPS60106838 A JP S60106838A JP 21577083 A JP21577083 A JP 21577083A JP 21577083 A JP21577083 A JP 21577083A JP S60106838 A JPS60106838 A JP S60106838A
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polyester film
roughened
film
weight
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Yoshiro Yasuda
安田 佳郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、易接着性粗面化ポリエステルフィルムの製
造法に関する。
ポリエチレンテレフタレートからなり、高度に粗面化さ
れたポリエステルフィルムは、m 型用−フィルム、転
写用フィルム、トレーシング用フィルム、ラベル用フィ
ルムなどに広く利用されている。
これら高祖urj化ホ゛リエステルフイルムの製造法と
して、フィルム表面を物理的或いは化学的に処理して粗
面化する方法、フィルム表面に粗面化物質を塗布するコ
ート法、及びフィルム素材に無機物質や有機物質を混合
分散させて粗面化する練込法などが知られており、この
発明は上記のコート法と練込法とを併用することによっ
て、新しい性質を有する高粗血化ポリエステルフィルム
を提供するものである。
JIS−28741に定める光沢度(60度)が60以
下の高粗面化ポリエステルフィルムを練込法によって得
ようとすれば、多量の無機物質もしくは有機物質をポリ
エステルに分散させるために、ポリエステルを溶融押出
すときのフィルターの目詰りか速くなり、またフィルム
を延伸する際に破断が多くなって生産性か低下し、さら
に得られたフィルムの機械的強度が低下するなどの問題
がある。一方、光沢度(60度)か60以下の高粗面化
ポリエステルフィルムをコート法によって得ようとすれ
ば、粗面化組成液を一般には2回以上に分けて塗布する
必要かあり、1回で塗布するには速度を極めて低下させ
ねばならず、いずれにしても生産性は低いのである。ま
た塗布後のフィルムを乾燥する際に苛酷な熱処理を受け
るために機械的強度の低下が大きく、びらに塗布面が多
いために塗布後のフィルムか大きくカールするなどの欠
点がある。
従来のポリニスノールフィルムを粗面化するための粗面
化組成物(ま、ポリウレタンやメラミンなどが使用され
ているか、」二記の粗間化組成物は、ポリエステルフィ
ルムへの接着性か十分でなく、また紫外線硬1ヒ型イン
キに対する接着性も十分でないという問題があり、紫外
線硬化型インキが使用できないと深みのある印刷ができ
ない。
本発明者は、上記の練込法及びコート法の欠点を除去す
べく鋭意研究した結果、練込法とコート法を特定の条件
で併用することによって、機械的強度が低下せず、紫外
線硬化型インキの接着性の良好な高粗面化ポリエステル
フィルムを効率よく生産する方法を提案するものである
すなわちこの発明は、光沢度110以下の練込型粗面化
ポリエステルフィルムの表面に、(1)軟化点150℃
以上、ガラス転移温度45℃以上の飽和共重合エステル
成分30〜70車量%と、(2)軟化点130℃以下、
ガラス転移温度10℃以下の飽和共重合エステル成分7
0〜30重量%と、(3)上記混合共重合エステル10
0重量部に対して無機質粒子成分10〜40重量部とか
らなる組成物を固形分2〜6gΔrlK塗布することに
よって光沢度60以下とすることを特徴とする易接オj
性粗aIJ化ポリエステルフィルムの製造法である。
この発明におけるポリエステルフィルムは、芳香族系ポ
リエステルフィルムであり、ポリエチレンテレフタレー
ト、エチレンテレフタレート単位を80モル%以上有す
るイソフタル酸成分・オキシ安息香m成分をイアするエ
チレンテレフタレート共重合体、ポリテトラメチレンテ
レフタレート12.6−ナフタレンジカルボン酸とエチ
レングリフールとからなるポリエステルに、公知の練込
用の無機物質や而(炭高分子物質などを混合分散させて
練込み、との練込ポリエステルを通常の方法で溶融押出
してフィルム成形し、−軸または二軸に延伸したもので
ある。そして上記無機物質、有機高分子物fRの練込f
+iは、ポリエステルフィルムの光沢度か110以下で
低粗ICa化になるように調節される。ポリエステルフ
ィルムの光沢度か110を越える場合には、粗面仕組J
iρ; !ljaの塗イアi Qを効果的に減少するこ
とはできない。
上記の低粗面化ポリエステルフィルムの片面に塗布され
る組成物は、(1)ilλ化点150℃以」−、ガラス
転移湿度45′C以上の飽和共重合エステル成分30〜
70車量%と、(2)軟化点130℃以下、ガラス転移
温度10℃以下の飽和共重合エステル成分70〜30重
量%と、(8)上記混合共重合エステル100重量部に
対して無機質粒子成分10〜40重量部とからなる組成
物である。なお、共重合エステルの軟化点はJ工S−に
2581 、ガラス転移温度はDSO法により測定した
値である。
上記共重合エステルは、飽和二塩基酸とグリフールとか
らなり、飽和二塩基酸は、テレフタル酸。
もしくはテレフタル酸とイソフタル酸の合31が栃モル
%以上含むものであり、テレフタル酸、イソフタル酸以
外の二塩基酸とし、では、アジピン酸、セバシンし、ア
ゼライン酸等の脂肪族ジカルボン酸及びオルソフタル醗
、ジフェニルジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸が
あげられる。また共重合エステルのグリフールとしては
、エチレングリコール、1.2−プロピレングリコール
、1.3−プロピレングリフール、114−ブタンジオ
ール、ジエチレングリコール、ジエチレングリコール、
ネオペンチルグリフールなどの1種もしくは2種以上が
使用される。また、オキシ安息香酸のようなオキシ酸を
使用してもよい。
上記共重合エステルの軟化点りよびガラス転移温度は、
二塩基酸、グリコールの種類、2種の二塩基酸または2
種のグリフールの混合割合、重合条件などによって適宜
のものが得られる。 ゛軟化点の高い(1)共重合エス
テル成分と、軟化点の低い(2)共重合エステル成分と
の混合割合は、全共重合エステル成分中、前者(1)が
30〜70重量%、後者(2)が70〜30重M%であ
る。前者(1)の共重合エステル成分の混合割合が30
重量%未ij6であると塗膜の粘着性が大きくなり、ま
た70重量%を越えるとポリエステルフィルムに対する
接着性が低下する。
上記組成物中の他の成分である(3)無機質lI′Lf
−r〜分は、その粒径が01〜20ミクロンが好ましく
、シリカ、カオリン、タルク、二酸化チタン、炭酸カル
シウム、硫酸バリウムの1種または2種が使用される。
この(3)無機質粒子の配合量は、粒径および塗布量に
て異なるが、上記(1)、(2)共A大金エステルの合
計量100重量部に対して10〜40重量部であり、1
0重量部未満であると塗膜に十分な粗面度が得られず、
また40重量部を越えると組成液中における無機質粒子
の分散が不均一となる。
上記の組成物には、塗膜の粘着防止、塗膜硬度、耐薬品
性、耐熱性などの向上の目的で、スチレン系重合体、セ
ルロース誘導体のような有機高分子物質、ポリイソシア
ネートや有機チタネートのような硬化剤を添加してもよ
い。又必要により・顔料、着色剤、熱安定剤、光吸収剤
、制電剤などを添加してもよい。しかしながら上記の添
加剤は1添加景が多過ぎるとポリエステルフィルムへの
塗膜の接着性が低下するので、全組成物中50重量%以
下であることが好ましい。
上記の組成物は、有機溶剤の溶液として、グラビアコー
ト、キスコート、リバースコート、ナイフコートなどの
方法によって上記ポリエステルフィルムに塗布され、し
かるのち乾燥される。
組成物の塗布量は固形分2〜69A?であり、塗布量が
2gΔd未満の場合は十分な粗面度、すなわち光沢度が
60以下とならず、また塗布量が69/n?を越えると
塗布後の乾燥に多く熱量を加えるため塗膜の機械的強度
が低下し、さらにカールを生ずる。
以上に説明した方法によって得られたポリエステルフィ
ルムは、塗膜を有する面は光沢度60以下の高粗面を有
し、この*膜には紫外線硬化型インキによる深みのある
印刷層を形成することができる。
この発明の方法によるポリエステルフィルムは、紫外線
硬化型インキの接着性か良いという効果のほかに、機械
的強度が低下していないので、転写用フイルノ\1.Q
iG 型用フィルム、トレーシング用フィルムなどに広
く使用できることはもちろんである。
以下にこの発明を実施例によって説明する。なお、実施
例中σ川1151%は重】■を基準とするものである。
実施例1 平均粒径2ミクロンのシリカ粉末を0.55%含有する
ポリエチレンテレフタレート(固有粘度o62、固有粘
度はフェノール対テトラクロロエタンか60対40であ
る混合溶媒中で30℃で測定した値である)を通常の方
法により製膜、逐次二軸延伸して厚さ25ミクロンのポ
リエチレンテレフタレートフィルムを得た。このフィル
ムの光沢度は90であった。
一方、 (1)テレフタル酸とイソフタル酸とのi昆合酸(モル
比511 : 50)&、エチレングリコールとネオペ
ンチルグリコールとの混合グリフール(モル比60 :
 40 )とからなる共重合エステル(軟化点160℃
、ガラス転移温度69℃)50部 (2) テレフタル酸とイソフタル酸とセバシン酸との
混合酸(モル比40 : 80 : 80 )と、エチ
レングリフールとネオペンチルグリコールとの混合グリ
フール(モル比45 : 55 )とからなる共重合エ
ステル(軟化点120℃、ガラス転移温度5℃)35部 (3)平均粒径2.5ミクロンのシリカ20部(4) 
ニトロセルロース15部 (5) ポリイソシアネート(商品名フロネートHL日
本ポリウレタン社製)10部 トノ組成物の溶?II(溶剤トルエン/メチルエチルケ
トン−8/2、固形分20%)を調製し、この組成液ヲ
、上記ポリエチレンテレフタレートフィルム面に塗布量
固形分3.5gΔr?になるように塗布し、145℃、
8秒間乾燥して高粗面度のフィルムを得た。得られた高
粗血ポリエステルフィルムノ引張強度、紫外線硬化型イ
ンキの接着性は比較例と共に表に示した。
比較例1 平均粒径7ミクロンのシリカ粉末を10%含有するポリ
エチレンテレフタレート(固Kr 粘度0.68 )を
実施例と同様に二軸延伸して厚さ25ミクロンのポリエ
チレンテレフタレートフィルムを得た。このフィルムは
光沢度55の高粗面であるので、コート法による粗面化
を省略した。比較例1の方法では、延伸時にフィルムの
破断か多く、また製膜時にフィルターの目詰りによる昇
圧速度か実施例1の製−膜時に比べて約10倍であった
比較例2 平均粒径2ミクロンのシリカ粉末を0.05%含有する
ポリエチレンテレフタレート(両面粘度0.62)を実
施例と同様に二軸延伸して厚さ25ミクロン、光沢度2
00のポリエチレンテレフタレートフィルムを得た。こ
のポリエチレンテレフタレートフィルム面に、実−施例
と同じ組成液を固形分8.5 g力?になるように第1
回塗布して145″C1約8秒間乾燥したのち、第2回
塗布として固形分8.59AI’になるように150℃
、約20秒間乾燥した。
表 上記表中のインキ接着性は、フィルムの高粗面側にアク
リル系紫外線硬化型インキ(商品名FD−S、S、東洋
インキ製造社製)をも゛つてスフ1ノーン印刷し、紫外
線ランプで照射硬化させたのち、インキとフィルムとの
間の接着性ヲ七ロノ\ンテープによって剥離試験した。
上表に見られるように、実施例は、練込法のみによる比
較例1、フート法を主体とする比較例2に比べて引張強
度か大きい。1ブこ比較例1はインキ接着性が著しく悪
い。
なお、上記実施例中の組成物の成分(4)ニトロ−ヒル
ロース及び成分(5)ポリイソシアネートを省いたもの
は、実施例に比へ−こ塗1漠の表面硬度に若干の差異か
あつブこか、引張強度、インキ接着性、生産性などには
なんらの差91−&iみられなかった。
特許出願人 東洋紡績株式会社 代理人 弁理士 坂 野 威 夫 吉 1) 了 司

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕光沢度110以下の練込型組曲化ポリエステルフ
    ィルムの表面に、(1)軟化点150℃以上、ガラス転
    移ILA度45℃以]二の飽xqs共爪合エステル成分
    30〜70重■よ%と、(2)軟化点180℃以下、ガ
    ラス転移温度10′C以下の飽和共止合エステル成分7
    0〜30車量%と、(3)」二記混合共重合エステル1
    00重量部に対して無機質粒子成分10〜40重量7M
    )とからなる組成物を固形分2〜6ti/nfに塗布す
    ることによって光沢度60以下とすることを特徴とする
    易接着性粗江口化ポリエステルフィルムの製造法。 〔2〕粗而化ポリエステルフイルムがエチレンテレフタ
    レート単位を80モル%以」二含むポリエステルで成形
    されたものである特許請求の範囲第1項記載の易接着性
    粗ffu化ポリエステルフィルムの製造法。
JP21577083A 1983-11-15 1983-11-15 易接着性粗面化ポリエステルフイルムの製造法 Granted JPS60106838A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0230512A (ja) * 1988-07-21 1990-01-31 Ueno Hiroshi 熱固定された延伸ポリエステル中空容器及びその製法
JPH04338620A (ja) * 1991-05-16 1992-11-25 Diafoil Co Ltd 金属蒸着ポリエステルフィルムコンデンサ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0230512A (ja) * 1988-07-21 1990-01-31 Ueno Hiroshi 熱固定された延伸ポリエステル中空容器及びその製法
JPH04338620A (ja) * 1991-05-16 1992-11-25 Diafoil Co Ltd 金属蒸着ポリエステルフィルムコンデンサ
JPH0793242B2 (ja) * 1991-05-16 1995-10-09 ダイアホイルヘキスト株式会社 金属蒸着ポリエステルフィルムコンデンサ

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