JPS6010525A - 真空インタラプタの電極材料とその製造方法 - Google Patents
真空インタラプタの電極材料とその製造方法Info
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- JPS6010525A JPS6010525A JP11787483A JP11787483A JPS6010525A JP S6010525 A JPS6010525 A JP S6010525A JP 11787483 A JP11787483 A JP 11787483A JP 11787483 A JP11787483 A JP 11787483A JP S6010525 A JPS6010525 A JP S6010525A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、真空インタラプタの電極材料とその製造方法
に係シ、特に所定の組成比で銅、およびフェライト系ス
テンレス@全含有する電極材料とその製造方法に関した
ものである。
に係シ、特に所定の組成比で銅、およびフェライト系ス
テンレス@全含有する電極材料とその製造方法に関した
ものである。
一般に、真空インタ2プメの電極にあっては、(1)大
電流とじゃ期する能力が高いこと、(2)絶縁1酎力が
高いこと、 (3)耐溶着性が良好なこと、 (4)小電流を良好にしゃ断できること等の条件全満足
することが要求されている。
電流とじゃ期する能力が高いこと、(2)絶縁1酎力が
高いこと、 (3)耐溶着性が良好なこと、 (4)小電流を良好にしゃ断できること等の条件全満足
することが要求されている。
従来、上述した条件を満たすべく種々の電極材料が提案
されているが、いずれの電極材料にあっても上記の条件
を十分に満足するものでないのが現状である。
されているが、いずれの電極材料にあっても上記の条件
を十分に満足するものでないのが現状である。
例えば、銅に微量の高蒸気圧材料(低融点材料)を含有
せしめた合金材料からなる電極、たとえば特公昭41−
12131号(米国特t−F第3246979号)に示
されているような銅に0.5%のビスマス(以下Ou
O,5Bi電極という)を含有してなる電極、または特
公昭4・8−36071号(米国特許83596027
号)に示されているものなどが知られている。
せしめた合金材料からなる電極、たとえば特公昭41−
12131号(米国特t−F第3246979号)に示
されているような銅に0.5%のビスマス(以下Ou
O,5Bi電極という)を含有してなる電極、または特
公昭4・8−36071号(米国特許83596027
号)に示されているものなどが知られている。
しかしながら、上記のようにビスマスの如き高蒸気圧材
料(低融点材料)tl−含有してなる電極(以下(!u
−(15Biti極という)にあっては、大電流のしゃ
断能力、耐溶着性、及び導電率に優れてはいるものの、
絶縁耐力・特にしゃ折径の絶縁耐力が著しく低下する欠
点があり、しかもさい断電流値がIOAと高いためにし
ゃ断時にさい断サージを発生することがあって遅れ小電
流全良好にしゃ断し得す、負荷の電気機器の絶縁破壊全
招来するおそれがある等の問題があった。
料(低融点材料)tl−含有してなる電極(以下(!u
−(15Biti極という)にあっては、大電流のしゃ
断能力、耐溶着性、及び導電率に優れてはいるものの、
絶縁耐力・特にしゃ折径の絶縁耐力が著しく低下する欠
点があり、しかもさい断電流値がIOAと高いためにし
ゃ断時にさい断サージを発生することがあって遅れ小電
流全良好にしゃ断し得す、負荷の電気機器の絶縁破壊全
招来するおそれがある等の問題があった。
このような高蒸気圧材料(低融点材料)?含有する0u
−0,5Bi電極の欠点を解消すべく、銅と低蒸気圧材
料(高融点材料)との合金材料からなる電極、たとえば
、特公昭54−36121号(米国特#’Fi3811
1J89号)に示されているような80%のタングステ
ンと20%の銅とからなる電極20Cu−80W電極と
いう)、または特開昭54−157284号(英国公開
fi8ff第2024257号)に示されているものが
知られている。
−0,5Bi電極の欠点を解消すべく、銅と低蒸気圧材
料(高融点材料)との合金材料からなる電極、たとえば
、特公昭54−36121号(米国特#’Fi3811
1J89号)に示されているような80%のタングステ
ンと20%の銅とからなる電極20Cu−80W電極と
いう)、または特開昭54−157284号(英国公開
fi8ff第2024257号)に示されているものが
知られている。
しかしながら、上記のような200u−80W電極等に
あっては、絶縁耐力は高くなる利点はあるものの、事故
電流の如き大電流をしゃ断することが困難となる等の問
題があった。
あっては、絶縁耐力は高くなる利点はあるものの、事故
電流の如き大電流をしゃ断することが困難となる等の問
題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、電極を2
0〜70魚量チの銅、ao−g、o重量%のフェライト
系ステンレス鋼からなる複合金属材料にて形成すること
によシ、耐浴着性が良好であって、特に絶縁耐力が優れ
ると共に大電流および小電流を良好にしゃ断し得るよう
にした真空インタラプタの電極材料とその製造方法を提
供することを目的としたものである。
0〜70魚量チの銅、ao−g、o重量%のフェライト
系ステンレス鋼からなる複合金属材料にて形成すること
によシ、耐浴着性が良好であって、特に絶縁耐力が優れ
ると共に大電流および小電流を良好にしゃ断し得るよう
にした真空インタラプタの電極材料とその製造方法を提
供することを目的としたものである。
本発明にあっては、この目的のために電極材料及び製造
方法を以下の(1)〜(4)の手段によって達成したも
のである。
方法を以下の(1)〜(4)の手段によって達成したも
のである。
(1120〜70重量%の銅と、30〜80重量%のフ
ェライト系ステンレス鋼とからなる複合全屈にて電極材
料?形成した。
ェライト系ステンレス鋼とからなる複合全屈にて電極材
料?形成した。
(2)80〜8031%のフェライト系ステンレス鋼の
粉末を相互に拡散結合した多孔質の基材に、20〜70
重t%の銅を溶浸させて複合金属の電極材料を形成した
。
粉末を相互に拡散結合した多孔質の基材に、20〜70
重t%の銅を溶浸させて複合金属の電極材料を形成した
。
(3) 非酸化性雰囲気中においてフェライト系ステン
レス鋼の粉末を鉄の融点以下の温度で加熱して相互に拡
散結合せしめて多孔質の晶相全形成せしめ、ついでこの
基材に銅を非酸化性雰囲気中で溶浸せしめる方法によっ
て複合金属の電極材料全形成した。
レス鋼の粉末を鉄の融点以下の温度で加熱して相互に拡
散結合せしめて多孔質の晶相全形成せしめ、ついでこの
基材に銅を非酸化性雰囲気中で溶浸せしめる方法によっ
て複合金属の電極材料全形成した。
(4) フェライト系ステンレス鋼の粉末と銅とを非酸
化性基囲気に納置し、まず銅の融点以下の温度で加熱し
てフェライト系ステンレス鋼の粉末を相互に拡散結合し
て多孔質の基材を形成せしめ、ついで銅の融点以上で且
つ鉄の融点以下の温度で加熱して銅を基材に溶浸せしめ
る方法によって複合金属の電極材料を形成した。
化性基囲気に納置し、まず銅の融点以下の温度で加熱し
てフェライト系ステンレス鋼の粉末を相互に拡散結合し
て多孔質の基材を形成せしめ、ついで銅の融点以上で且
つ鉄の融点以下の温度で加熱して銅を基材に溶浸せしめ
る方法によって複合金属の電極材料を形成した。
次に図面等を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明からなる材料にて形成された電極を備
えた真空インクラックの縦断面図で、この真空インタラ
プタは、円筒状に形成されたガラスまたはセラミックス
等の絶縁物からなる複数(実施例では2本)の絶縁筒l
+lksそれぞれの両端に固着したFe−Ni−Co合
金等の金属からなる薄肉円環状の封着金具2の一方を介
して同軸的に接合することによって1本の絶縁筒に形成
し、そして両開口部を他方の封着金具2を介してステン
レス鋼等からなる円板状の金属端板3,3によ、!71
M’1塞し、かつ内部を高真空にHト気して真空容器弘
を形成し、この真空容器≠内に1対の円板状の電極S、
Sが、各金属端板3,3の中央部から真空容器lの気密
性を保持して相対的に接近離反自在に導入した対をなす
電極棒6,6の内一端部に設けられて概略構成されてい
る。
えた真空インクラックの縦断面図で、この真空インタラ
プタは、円筒状に形成されたガラスまたはセラミックス
等の絶縁物からなる複数(実施例では2本)の絶縁筒l
+lksそれぞれの両端に固着したFe−Ni−Co合
金等の金属からなる薄肉円環状の封着金具2の一方を介
して同軸的に接合することによって1本の絶縁筒に形成
し、そして両開口部を他方の封着金具2を介してステン
レス鋼等からなる円板状の金属端板3,3によ、!71
M’1塞し、かつ内部を高真空にHト気して真空容器弘
を形成し、この真空容器≠内に1対の円板状の電極S、
Sが、各金属端板3,3の中央部から真空容器lの気密
性を保持して相対的に接近離反自在に導入した対をなす
電極棒6,6の内一端部に設けられて概略構成されてい
る。
なお、第1図において7は金属ベローズ、♂は各電極S
等を同心状に囲繞する中間電位のシールドである。
等を同心状に囲繞する中間電位のシールドである。
前記電wLSは、20〜70重量%の銅、30〜80重
量%のフェライト系ステンレス鋼を含有する複合金属か
らなるものである。
量%のフェライト系ステンレス鋼を含有する複合金属か
らなるものである。
なお、このフェライト系ステンレス鋼としては、5US
405,5US429,5Us4ao、5US4BOF
、8US434などを示し、主成分としてFe、Orか
らなり、他にO、St、 Mn、 P。
405,5US429,5Us4ao、5US4BOF
、8US434などを示し、主成分としてFe、Orか
らなり、他にO、St、 Mn、 P。
S、Mo等を微量添加物として含有する鋼である。
すなわち、電極夕は、−100メツシユのフェライト系
ステンレス鋼粉末を加熱し、相互に拡散結合して多孔質
の基材を形成し、この基材に20〜70重量%の@を溶
浸してなるものである。
ステンレス鋼粉末を加熱し、相互に拡散結合して多孔質
の基材を形成し、この基材に20〜70重量%の@を溶
浸してなるものである。
次にかかる電極材料全製造する方法について説明する。
(])第1の方法
第1の方法は、非酸化性雰囲気中(真空中、水素ガス中
、窒素ガス中、アルゴンガス中等)にて、まず鉄粉末と
クロム粉末とをフェライト系ステンレス鋼の粉末を融点
以下の温度で加熱して相互に結合し多孔質の基材を形成
し、次いで別の非酸化性雰囲気中にて基材に銅を溶浸し
て電極材料全形成するものである。
、窒素ガス中、アルゴンガス中等)にて、まず鉄粉末と
クロム粉末とをフェライト系ステンレス鋼の粉末を融点
以下の温度で加熱して相互に結合し多孔質の基材を形成
し、次いで別の非酸化性雰囲気中にて基材に銅を溶浸し
て電極材料全形成するものである。
すなわち、まず融点以下の温度で相互に拡散結合スべく
フェライト系ステンレス鋼粉末の粒径を一100メツシ
ュとする。
フェライト系ステンレス鋼粉末の粒径を一100メツシ
ュとする。
ついで、このフェライト系ステンレス鋼1分末を、この
ステンレス鋼及び銅と反応しない材料(例えばアルミナ
)からなる円形の容器に収納する。そしてこ几を非酸化
性雰囲気中(例えば5 X 1’0−ISTorrS下
の圧力の真空中)においてフェライト系ステンレス鋼の
融点(約1500℃)以下の温度にて加熱保持(例えば
600〜1000℃で5〜60分間程度)シ、こnによ
ってフェライト系ステンレス鋼粉末を相互に拡散結合し
て多孔質の基材を形成する0 次に非酸化性雰囲気中(例えば5 X 10−’ To
rr以下の圧力の真空中)にて、1100℃または銅の
融点(1083℃)以上の温度で5〜20分間程度加熱
して、銅をフェライト系ステンレス鋼からなる多孔質の
基材に溶浸させて電極材料を形成するものである。
ステンレス鋼及び銅と反応しない材料(例えばアルミナ
)からなる円形の容器に収納する。そしてこ几を非酸化
性雰囲気中(例えば5 X 1’0−ISTorrS下
の圧力の真空中)においてフェライト系ステンレス鋼の
融点(約1500℃)以下の温度にて加熱保持(例えば
600〜1000℃で5〜60分間程度)シ、こnによ
ってフェライト系ステンレス鋼粉末を相互に拡散結合し
て多孔質の基材を形成する0 次に非酸化性雰囲気中(例えば5 X 10−’ To
rr以下の圧力の真空中)にて、1100℃または銅の
融点(1083℃)以上の温度で5〜20分間程度加熱
して、銅をフェライト系ステンレス鋼からなる多孔質の
基材に溶浸させて電極材料を形成するものである。
なお、この第1の方法は、多孔質の基材の形成作業と銅
の溶浸作業とが、工程を分けて行なわれる場合を示した
ものである。上述した実施例に限らず5例えば、水素ガ
ス等のガス中にてまず多孔質基@全形成し、そして真空
引きして銅を溶浸することでもよい。または予じめフェ
ライト系ヌ、テンレス銅粉末金拡散結合してなる比較的
大形の多孔質基材を形成し、そしてこの多孔質基材を電
極用として所要の小形円板状に切断し、これに銅を非酸
化性雰囲気中にて溶浸することでもよい。
の溶浸作業とが、工程を分けて行なわれる場合を示した
ものである。上述した実施例に限らず5例えば、水素ガ
ス等のガス中にてまず多孔質基@全形成し、そして真空
引きして銅を溶浸することでもよい。または予じめフェ
ライト系ヌ、テンレス銅粉末金拡散結合してなる比較的
大形の多孔質基材を形成し、そしてこの多孔質基材を電
極用として所要の小形円板状に切断し、これに銅を非酸
化性雰囲気中にて溶浸することでもよい。
(2)第2の方法
第2の方法は、非酸化性雰囲気中において、フェライト
系ステンレス鋼粉末とを結合して多孔質の基材を形成す
ると共にこの基材に銅を溶浸して電極を形成するもので
あシ、基材の形成と溶浸とを同じ雰囲気中にて行なうも
のである。
系ステンレス鋼粉末とを結合して多孔質の基材を形成す
ると共にこの基材に銅を溶浸して電極を形成するもので
あシ、基材の形成と溶浸とを同じ雰囲気中にて行なうも
のである。
すなわち、まず融点以下の温度で相互に拡散結合スべき
フェライト系ステンレス鋼粉末の粒径を一100メツシ
ュとする。ついで、このフェライト系ステンレス鋼粉末
を、このステンレス鋼及び銅のいずれとも反応しない材
料(例えばアルミナからなる円形の容器に収納すると共
にこれら粉末の上に銅のブロックを載置する。そしてこ
れを非酸化性雰囲気中(例えば5 X 10” Tor
r以下の圧力の真空中)にてまず銅の融点(1088℃
)以下の温度にて加熱保持(例えば600〜10001
?:で5〜60分間程度)シ、これによってフェライト
系ステンレス鋼粉末を相互に拡散結合して多孔質の基材
を形成する。
フェライト系ステンレス鋼粉末の粒径を一100メツシ
ュとする。ついで、このフェライト系ステンレス鋼粉末
を、このステンレス鋼及び銅のいずれとも反応しない材
料(例えばアルミナからなる円形の容器に収納すると共
にこれら粉末の上に銅のブロックを載置する。そしてこ
れを非酸化性雰囲気中(例えば5 X 10” Tor
r以下の圧力の真空中)にてまず銅の融点(1088℃
)以下の温度にて加熱保持(例えば600〜10001
?:で5〜60分間程度)シ、これによってフェライト
系ステンレス鋼粉末を相互に拡散結合して多孔質の基材
を形成する。
次に銅の融点(1083℃)以上で且つ7エライト系ス
テンレス鋼の融点(約1500℃)以下の温度(例えば
1ioo℃)で、5〜20分間程度加熱して、銅f、フ
ェライト系ステンレス鋼からなる多孔質の基材に溶浸さ
せて電極材料を形成するものである。
テンレス鋼の融点(約1500℃)以下の温度(例えば
1ioo℃)で、5〜20分間程度加熱して、銅f、フ
ェライト系ステンレス鋼からなる多孔質の基材に溶浸さ
せて電極材料を形成するものである。
なお、第1.第2の方法いずれにあっても非酸化性雰囲
気としては、真空中の方が加熱保持の際に脱ガスが同時
に行なえる利点があって好適なものである。もちろん真
空中以外のガス中にて製造した場合にあっても真空イン
タラプタの電極として実用上問題はない。
気としては、真空中の方が加熱保持の際に脱ガスが同時
に行なえる利点があって好適なものである。もちろん真
空中以外のガス中にて製造した場合にあっても真空イン
タラプタの電極として実用上問題はない。
また、金属粉末の相互拡散結合に要する、加熱温度と時
間は、炉の条件、形成する多孔質基材の形状大きさ等の
条件、及び作業性等を考慮し、且つ所望の電極材料とし
ての性質を満足するように加熱保持されるものでア夛、
例えば600℃で60分間または1000℃で5分間と
いった加熱条件で作業が行なわれるものである。
間は、炉の条件、形成する多孔質基材の形状大きさ等の
条件、及び作業性等を考慮し、且つ所望の電極材料とし
ての性質を満足するように加熱保持されるものでア夛、
例えば600℃で60分間または1000℃で5分間と
いった加熱条件で作業が行なわれるものである。
次に各組成からなる電極材料の実施例の特性写真を説明
する。なお、これらの電極材料は前述の第2の製造方法
によシ5 X 10−’Torr の真空中において形
成されたものである 第2図(A) 、 (B) 、 (a) 、 CD)は
、7エ2イト系ステンレス鋼8US414および銅の組
成割合を50貞量チずつとした組成の電極材料の特性写
真である。
する。なお、これらの電極材料は前述の第2の製造方法
によシ5 X 10−’Torr の真空中において形
成されたものである 第2図(A) 、 (B) 、 (a) 、 CD)は
、7エ2イト系ステンレス鋼8US414および銅の組
成割合を50貞量チずつとした組成の電極材料の特性写
真である。
第2図(A)の特性写真は、X線マイクロアナライザに
よる二次電子像であシ、また、第2図(B)の特性写真
は鉄Feの分散状態を示すX線マイクロアナライザによ
る特性X線像で島状に点在する白い部分が鉄である。さ
らに、第2図(0)の特性写真はクロムCrの分散状態
を示すX線マイクロアナライザによる特性X線像で、島
状に点在する白い部分がクロムである。また、第2図(
D)の特性写真は、銅Ouの分散状態を示すX線マイク
ロアナライザによる特性X線像で、白い部分が銅である
。
よる二次電子像であシ、また、第2図(B)の特性写真
は鉄Feの分散状態を示すX線マイクロアナライザによ
る特性X線像で島状に点在する白い部分が鉄である。さ
らに、第2図(0)の特性写真はクロムCrの分散状態
を示すX線マイクロアナライザによる特性X線像で、島
状に点在する白い部分がクロムである。また、第2図(
D)の特性写真は、銅Ouの分散状態を示すX線マイク
ロアナライザによる特性X線像で、白い部分が銅である
。
従って、第2図CB) 、 (0) 、 (D)から判
るように、5US484の主成分である鉄Fe 、クロ
ムOrの合金粒子は、はぼ均一に分散し、且つ各粒子は
相互に拡散結合した状態で多孔質の基材を形成しておシ
、シかもこの基材に溶浸された銅Ouが5US484の
粒子に拡散結合し、全体として強固な結合体を形成して
いる。
るように、5US484の主成分である鉄Fe 、クロ
ムOrの合金粒子は、はぼ均一に分散し、且つ各粒子は
相互に拡散結合した状態で多孔質の基材を形成しておシ
、シかもこの基材に溶浸された銅Ouが5US484の
粒子に拡散結合し、全体として強固な結合体を形成して
いる。
次に各種実験の結果を示す。
なお、実験は、材料の組成比が、
(実施例−1)500u−50sUS484 (重量%
)(実施例−2)7UOu−80SUS434 (、’
)(実施例−:3 )200u−80SUS484
(’ )の3種類のものを前述の第2の方法で且つ5x
10””Torr の真空中にて形成し、これを直径5
0%厚み6.5%にし、且つ周縁を4%アールの円板状
の電極にし、そしてこれを前述の第1図に示すような構
成の真空インタラプタに一対の電極として組込んで行な
った。
)(実施例−2)7UOu−80SUS434 (、’
)(実施例−:3 )200u−80SUS484
(’ )の3種類のものを前述の第2の方法で且つ5x
10””Torr の真空中にて形成し、これを直径5
0%厚み6.5%にし、且つ周縁を4%アールの円板状
の電極にし、そしてこれを前述の第1図に示すような構
成の真空インタラプタに一対の電極として組込んで行な
った。
(1)各実施例電極材料の導電率(工Ace )は、5
〜30%、硬度は80〜182Hv (1# )であっ
た。
〜30%、硬度は80〜182Hv (1# )であっ
た。
(2) 耐浴着性
各実施例の電極は、180kgの加圧下で、25KA(
RMS)の電流を8秒間通電(工EC短時間電流規格)
した後に、200#の静的な引き外し力で問題なく引き
出すことができ、その後の接触抵抗の増加は、5〜10
%にとどまった。
RMS)の電流を8秒間通電(工EC短時間電流規格)
した後に、200#の静的な引き外し力で問題なく引き
出すことができ、その後の接触抵抗の増加は、5〜10
%にとどまった。
また1000#の加圧下で、50KA(RMS)の電流
を3秒間通電した後の引き出しも問題なく行なえ、その
後の接触抵抗の増加は、2〜6ヂにとどt−シ、十分な
耐浴着性能を備えていた。
を3秒間通電した後の引き出しも問題なく行なえ、その
後の接触抵抗の増加は、2〜6ヂにとどt−シ、十分な
耐浴着性能を備えていた。
(3) さい断電流値
試験電流としてBOAを通電して行なったところ実施例
−1の電極の場合には、平均a6A(σmx2.9 n
*100 )であった。また実施例−2の電極の場合に
は平均6.OA、実施例−3の電極の場合には平均aO
Aであった。
−1の電極の場合には、平均a6A(σmx2.9 n
*100 )であった。また実施例−2の電極の場合に
は平均6.OA、実施例−3の電極の場合には平均aO
Aであった。
(4) 大電流しゃ断能力
各実施例の電極は、12KA(RMEI)の電流をしゃ
断することができた。
断することができた。
(5)絶縁強度
極間ギャップを3%に保持し、インパルス耐電圧試験を
行なったところ、 + 110KV (/</F 7−#”−10KV)実
施例−1の電極は−120 実施例−2の電極は一90KV(”) 実施例−8の電極は一120KV(’ )の絶縁耐力を
示した。
行なったところ、 + 110KV (/</F 7−#”−10KV)実
施例−1の電極は−120 実施例−2の電極は一90KV(”) 実施例−8の電極は一120KV(’ )の絶縁耐力を
示した。
(6)シゃ新装の絶縁強度
12KAを通電して複数回しゃ断した後に極間ギャップ
を3%に保持し、インパルス耐電圧試験上行なったとこ
ろ、 + 110 実施例−1の電極は KV (バフツキ−10KV)1
20 実施例−2の電極は一90KV() + 実施例−8の電極は一120KV(# )の絶縁耐力を
示した。
を3%に保持し、インパルス耐電圧試験上行なったとこ
ろ、 + 110 実施例−1の電極は KV (バフツキ−10KV)1
20 実施例−2の電極は一90KV() + 実施例−8の電極は一120KV(# )の絶縁耐力を
示した。
(7)小電流開閉後の耐電圧能力
電流80Aで小電流開閉試験t−10000回行なった
が、各実施例の電極の耐電圧性能は、初期〜10000
回の間においてほとんど変化がなかった。
が、各実施例の電極の耐電圧性能は、初期〜10000
回の間においてほとんど変化がなかった。
(8) 進み小電流のしゃ断能力
試験(JE0181)を10000回行なったが、各実
施例の電極は、再点弧がなかった。
施例の電極は、再点弧がなかった。
上記電極材料において、銅及びフェライト系ステンレス
鋼の組成比が変更された場合のさい′UT電流11M(
試験電流BOA通電時における平均値)と、極間ギャッ
プ8%時のインパルス耐電圧値の変化を表に示す。
鋼の組成比が変更された場合のさい′UT電流11M(
試験電流BOA通電時における平均値)と、極間ギャッ
プ8%時のインパルス耐電圧値の変化を表に示す。
以上の(1)〜(8)項から判るように本発明の材料か
らなる電極を備えた真空インタラプタは、優れた能力を
有するものであシ、従来の0u−0,5B1電極を備え
た真空インクラブタとの諸性能を比較し、たところ、次
のようになった。
らなる電極を備えた真空インタラプタは、優れた能力を
有するものであシ、従来の0u−0,5B1電極を備え
た真空インクラブタとの諸性能を比較し、たところ、次
のようになった。
(a) 大電流しゃ断能力
両者同程度である。
(b)、P縁耐力
Ou 0.5Bi電極が10%ギャンプのときの絶縁耐
力と1本発明にかがる電極が3%ギャップのときの絶縁
耐力とが同程度であった。したがって、本発明に係る電
極は、 Ou−0,5Bi電極の約3倍の絶縁耐力を有
する。
力と1本発明にかがる電極が3%ギャップのときの絶縁
耐力とが同程度であった。したがって、本発明に係る電
極は、 Ou−0,5Bi電極の約3倍の絶縁耐力を有
する。
(c) 耐溶着性
本発明に係る電極は、 Ou −0,5Bi電極の7゜
裂程度の性能であった。しかし実用上端んど問題なく、
必要ならば多少電極開離瞬時の引き外し力を増加させれ
ばよい。
裂程度の性能であった。しかし実用上端んど問題なく、
必要ならば多少電極開離瞬時の引き外し力を増加させれ
ばよい。
(a) 進み小電流しゃ断能力
本発明に係る電極は、Ou−α5Ei電極に比較して2
倍のキャパシタンス容量の負荷をしゃ断することができ
た。
倍のキャパシタンス容量の負荷をしゃ断することができ
た。
(e) さい断電流値
本発明に係る電極のさい断電流値は、Cu−0,5B1
電極のさい断電流値の%〜%と小さくなった。
電極のさい断電流値の%〜%と小さくなった。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る材料から
なる電極によっては、従来知られている電極に比較して
種々の点で優れた特徴を有するものである。しかして、
フェライト系ステンレス銅が80止量チ未満の場合には
、電流さい断値が犬きくなシ、また80重量%を超える
場合には大電流しゃ断能力が急激に低下した。
なる電極によっては、従来知られている電極に比較して
種々の点で優れた特徴を有するものである。しかして、
フェライト系ステンレス銅が80止量チ未満の場合には
、電流さい断値が犬きくなシ、また80重量%を超える
場合には大電流しゃ断能力が急激に低下した。
従って、フェライト系ステンレス鋼が30重量%未満、
もしくは8ON量チを超える場合には、さい断電流値が
大きくなると共に大電流しゃ断能力が急激に低下するも
のである。
もしくは8ON量チを超える場合には、さい断電流値が
大きくなると共に大電流しゃ断能力が急激に低下するも
のである。
さらに、銅が20重量−未満の場合には、導電率の低下
が急激に太きくなシ、短時間電流試験後の接触抵抗が急
激に大きくなるとともに、定格電流通電時におけるジュ
ー熱の発生が大きいので実用性が低下した。
が急激に太きくなシ、短時間電流試験後の接触抵抗が急
激に大きくなるとともに、定格電流通電時におけるジュ
ー熱の発生が大きいので実用性が低下した。
また、銅が70M量%全超える場合には、絶縁耐力が低
下するとともに、耐浴着性が急激に悪化した。
下するとともに、耐浴着性が急激に悪化した。
以上の如く本発明は、20〜70重量%の銅、80〜8
0恵量チのフェライト系ステンレス鋼からなる複合金属
にて真空インタラプタの電極全形成したものであるから
、耐溶着性に優れ、特に従来の0u−05Bi等の高蒸
気圧材料を含有してなる電極に比べて絶縁耐力を著しく
向上でき、iた従来の200u−sow等の低蒸気圧材
料を含有してなる電極に比べて大電流しゃ断を良好に行
なうことができる。
0恵量チのフェライト系ステンレス鋼からなる複合金属
にて真空インタラプタの電極全形成したものであるから
、耐溶着性に優れ、特に従来の0u−05Bi等の高蒸
気圧材料を含有してなる電極に比べて絶縁耐力を著しく
向上でき、iた従来の200u−sow等の低蒸気圧材
料を含有してなる電極に比べて大電流しゃ断を良好に行
なうことができる。
また、フェライト系ステンレス鋼粉末の相互拡散結合に
よ多形成される多孔質の晶相に銅−tm浸させて電極材
料を形成しているので、機械的強度の向上が図れる。
よ多形成される多孔質の晶相に銅−tm浸させて電極材
料を形成しているので、機械的強度の向上が図れる。
更にまた、7エライト系ステンレス鋼粉末とを非酸化性
雰囲気中で所定温度で所定時間保持し、相互に拡散結合
して多孔質の基材として形成し、この基材に銅を非酸化
性雰囲気中にて溶浸させて製造するようにしているので
、各金属間の結合が良好に行われ、その分散状態を均一
にでき、優れた電気的特性と機械的特性金得ることがで
きる。
雰囲気中で所定温度で所定時間保持し、相互に拡散結合
して多孔質の基材として形成し、この基材に銅を非酸化
性雰囲気中にて溶浸させて製造するようにしているので
、各金属間の結合が良好に行われ、その分散状態を均一
にでき、優れた電気的特性と機械的特性金得ることがで
きる。
更に上記電極の製造に際して、7エライト系ステンレス
鋼粉末ならびに調音所定の容器に納置し、混合粉末の相
互拡散結合、及び銅の溶浸金回じ非酸化性雰囲気中で行
なうようにすれば、上記の製造方法に伴う効果に加えて
その作業工程の一部を省略できる等の効果を有する。
鋼粉末ならびに調音所定の容器に納置し、混合粉末の相
互拡散結合、及び銅の溶浸金回じ非酸化性雰囲気中で行
なうようにすれば、上記の製造方法に伴う効果に加えて
その作業工程の一部を省略できる等の効果を有する。
第1図は、本発明に係る材料からなる電極を備えた真空
インタラプタの縦断面図、第2図(A) l (B)
1(C) 、 (D)はフェライト系ステンレス鋼50
重量%、および銅50重量−の組成割合の電極材料の特
性写真で、同図(、k)はX線マイクロアナライザによ
る二次電子像、同図(B) 、 (0)は夫々鉄、クロ
ムの分散状態を示すX線マイクロアナライザによる特性
X線像である。同図(D)は銅の分散状態を示すX線マ
イクロアナライザによる特性X線像である。 l・・・絶縁筒、2・・・封着金具、3・・・金属端板
、弘・・・真空容器、S・・・電極s6・・・電極棒、
7・・・金属ベローズ、t・・・シールド。 第1図 第2図 (A) (s) (’=’)(pン Cf 2伊 Cu ′2ay〜
インタラプタの縦断面図、第2図(A) l (B)
1(C) 、 (D)はフェライト系ステンレス鋼50
重量%、および銅50重量−の組成割合の電極材料の特
性写真で、同図(、k)はX線マイクロアナライザによ
る二次電子像、同図(B) 、 (0)は夫々鉄、クロ
ムの分散状態を示すX線マイクロアナライザによる特性
X線像である。同図(D)は銅の分散状態を示すX線マ
イクロアナライザによる特性X線像である。 l・・・絶縁筒、2・・・封着金具、3・・・金属端板
、弘・・・真空容器、S・・・電極s6・・・電極棒、
7・・・金属ベローズ、t・・・シールド。 第1図 第2図 (A) (s) (’=’)(pン Cf 2伊 Cu ′2ay〜
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1120〜701量チの銅と、30〜80嵐量チのフ
ェライト系ステンレス鋼との複合金属からなることを特
徴とする真空インタラプタの電極材料。 (2)80〜80Jiii%のフェライト系ステンレス
鋼の粉末を相互に拡散結合した多孔質基材に20〜70
重量饅の銅を溶浸させた複合金属からなること全特徴と
する真空インタラプタの電極材料。 (3)非酸化性雰囲気中においてフェライト系ステンレ
ス鋼の粉末を、融点以下の温度で加熱して相互に拡散結
合せしめて多孔質の基材を形成せしめ、ついでこの基材
に銅を非酸化性雰囲気中で溶浸せしめて複合金属とした
こと全特徴とする真空インタラプタの製造方法。 (4)フェライト系ステンレス鋼の粉末と銅と全非酸化
性雰囲気中に納置し、まず銅の融点以下の温度で加熱し
てフェライト系ステンレス鋼の粉末を相互に拡散結合し
て多孔質の基材全形成せしめ、ついで銅の融点以上の温
度で加熱して銅を基材に溶浸せしめて複合金属としたこ
とを特徴とする真空インタラプタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11787483A JPS6010525A (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | 真空インタラプタの電極材料とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11787483A JPS6010525A (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | 真空インタラプタの電極材料とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6010525A true JPS6010525A (ja) | 1985-01-19 |
Family
ID=14722396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11787483A Pending JPS6010525A (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | 真空インタラプタの電極材料とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6010525A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5321777A (en) * | 1976-08-13 | 1978-02-28 | Hitachi Ltd | Vacuum breaker electrode |
-
1983
- 1983-06-29 JP JP11787483A patent/JPS6010525A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5321777A (en) * | 1976-08-13 | 1978-02-28 | Hitachi Ltd | Vacuum breaker electrode |
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