JPS599967B2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPS599967B2
JPS599967B2 JP53085738A JP8573878A JPS599967B2 JP S599967 B2 JPS599967 B2 JP S599967B2 JP 53085738 A JP53085738 A JP 53085738A JP 8573878 A JP8573878 A JP 8573878A JP S599967 B2 JPS599967 B2 JP S599967B2
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JP
Japan
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core
holder
magnetic head
case
gap
Prior art date
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Expired
Application number
JP53085738A
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English (en)
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JPS5512593A (en
Inventor
茂忠 宮沢
直輝 佐多
宏昌 長嶋
博 三瓶
正司 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP53085738A priority Critical patent/JPS599967B2/ja
Publication of JPS5512593A publication Critical patent/JPS5512593A/ja
Publication of JPS599967B2 publication Critical patent/JPS599967B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はギャップ精度を向上して高性能の磁気ヘッドを
容易に製造することを目的とする。
従来の磁気ヘッドとしては、1対のコア半体を接合する
に例えば第1図に示す如く、夫々コア半体1a、Ibを
有するホルダ半体2a、2bを少なくとも2本の合せネ
ジ(1本のみ図示する)41により組付けコア1(Ia
、Ib)及びホルダ2(2a、2b)を夫々対向接合し
て形成するものがあつたが、これによれば、各ネジ41
の締付力が不均等になつて性能に支障を与え易く、又ネ
ジ41を少なくとも2本は必要とするので部品点数が増
し、又ホルダ1のタップ作業及びネジ41の締め付け作
業は組付工数が大であり、コストが高くなるという欠点
があつた。他の従来例としては、第2図に示す如く、夫
々コア半体1a、Ibを有するホルダ半体3a、3bを
1対のバネ板4により押圧組付け、コア1及びホルダ3
を夫々接合形成するものがあつたが、これによれば、バ
ネ4の材料が熱処理で大きく影響されるためバネ性が不
安定で性能に支障を与え易く、又バネ板4の装着作業が
面倒であり、又バネ板4のコストが高いという欠点があ
つた。
更に他の従来例としては、第3図に示す如く、夫々コア
半体1a、lbを有するホルダ半体5a、5bをケース
6内に収納し、ケース6側壁に螺合させた少なくとも2
個のネジTにより該ホルダ半体5a、5bをケース6の
他方側壁に押圧してコア1及びホルダ5を夫々接合形成
するものがあつたが、これIこよれば、ホノレダ5(5
a、5b)自体では一体化しえないため、上記の如くケ
ース6を利用して押圧する方式を取つているが、ホルダ
5の取扱い及び位置決めが面倒で作業性に問題があり、
又ホルダ半体5a、5bが互いに位置ずれする可能性が
あるため、ケース6に充填する樹脂の硬化時にコア1の
透磁率μやギャップが変化して性能に支障をきたす恐れ
があり、又ケース6には少なくとも2個所のタップ加工
が必要でコストが高くなるという欠点があつた。又他の
従来例としては、第4図に示す如く、コア半体1a、l
bを有するホルダ半体Ba、8bをケース6内に収納し
、ケース6両内側壁及びホルダ半体8a,8bの両外側
凹部間に夫々収納した1対のバネ板9により該ケース6
内の所定位置に保持してコア1(1a,1b)及びホル
ダ8(8a,8b)を夫々対向接合して形成するものが
あつたが、これによれば、上記位置決めが不安定である
ため、樹脂充填前に図中梨地模様で示す如く、瞬間接着
剤10で仮固定したり又導電塗料11によりケース6及
びホルダ8間のアースを取つたりする必要があり、作業
が面倒であると共にコストが高くなるという欠点があつ
た。
又上記各種従来例においてコアホルダをシールドケース
内に収納した後エポキシ樹脂等を注入充填して硬化させ
る訳であるが、このとき樹脂がコアの前面ギヤツプに接
するものにおいてはギヤツプが樹脂の硬化時の温度変化
による変形等の悪影響を受け易く、ギヤツプ精度が低下
してヘツドの性能が劣化するおそれがあるという欠点が
あつた。
本発明は上記欠点を除去したものであり、以下図面と共
に本発明になる磁気ヘツドの1実施例につき説明する。
まず、第5図及び第6図中、21はコアホルダで、例え
ば亜鉛ダイキヤストにより両側壁部22,23及び前方
及び後方枠部24,25を有してー体成型してなり、中
央に後述するコア28収納用の凹部26を形成される。
この凹部26は側壁部22,23に夫々内側面22a,
23aを有し、又第6、第7図に示す如く両側壁部22
,23及び前方枠部24にコ字状の底面部22b,23
b,24aを夫々有する。又両側壁部22,23の上面
には夫々突起部22c,23cを一体形成され、且つ側
壁部23の内側面23a近傍の所定位置には該内側面2
3aとの間に薄肉部23dを有して鮫め用孔23eを形
成される。又前方枠部24上面には後述する樹脂均一硬
化用にーの突起部27を形成される。ー方、28はラミ
ネートコアで、コア半体28a,28bよりなる。
各コア半体28a,28bの製造方法としてはまず夫々
パーマロイ等の薄板を積層形成した後個別に接合面を研
摩仕上げし、次いでコア半体28a,28bのいずれか
−方の前方接合面にギヤツプ形成用に所定厚さの蒸着を
施す。続いてコア半体28a,28bをコア後部に後述
するコイル端子29を組付けながら対向組付保持した状
態で、第5、第7図に示す如くホルダ21の凹部26内
のコ字状底面部22b,23b,24a上に載置収納す
る。これによりコア28は上記蒸着によりギヤツプ30
を形成されると共に、第7図に示す如く凹部26内で巾
方向に間隙寸法lを有して遊嵌し且つ第5図に示す如く
コア28の前部内方にホルダ21の上記突起部27が近
接する。尚コイル端子29は、樹脂製のコイルボビン3
1に1対の金属端子32を一体成型してなり、ボビン3
1に巻回されたコイル33の両端を夫々各端子32に接
続されており、ボビン31の孔31aに上記コア28の
後部を嵌挿される。他方、34は鮫めピンで、第6、第
7図に示す如く、上下に傾斜部34a,34bを有する
バネ板を円弧状に折曲してなり、上記ホルダ21の孔2
3eに打ち込み圧入される。
これにより、第8図A,Bに示す如く、上記薄肉部23
dが凹部26中心方向へ鮫め変形されてコア半体28a
,28bに当接してこれを他方の側壁22の内側面22
aに押圧位置決めることによりコア28(28a,28
b)を形成せしめる。尚鮫めピン34はその圧入方向と
直交する方向にバネ性を有するゆえ、後述するエポキシ
樹脂の充填硬化時の温度変化等に起因する膨張、収縮を
吸収して上記コア28の構成に悪影響を防止する。又上
記側壁23の薄肉部23dは必ずしも必要とせず取去つ
てもよく、この場合は鮫めピン34の円弧状外周部がコ
ア28に直接弾性的に当接して上記押圧位置決めを行な
うことになる。更には鮫めピン34も必ずしも必要とす
ることなく、上記薄肉部23d1又は孔23eを設けら
れていない側壁23の凹部26近傍部を所定の押圧器具
により押圧して内方へ鮫め変形させて上記コア28に当
接させ上記押圧位置決めを行なつてもよい。ここで、3
5は磁性金属製のケースで、前面部35aに窓孔35b
を有すると共に、両側壁内面に夫々後端半円状の突起部
36を一体形成されている。
このケース35にはケース後方より上記コア28及ぴコ
イル端子29を挿入されるが、このとき第9図、第10
図に示す如く、ホルダ21の1対の突起部22c,23
cが夫々ケース35の1対の突起部36に当接して互い
の硬度差により押圧変形せしめられながら該各突起部3
6の下縁に強制的にスライド挿入され、ホルダ21前部
がケース前面部35aに当接される。かくしてホルダ2
1(コア28、コイル端子29)は上記突起部22c,
23cの押圧変形により強固に位置決められ、コア28
のギヤツプ30がケース前面部35aの窓孔35bより
覗出する。続いてケース35内にエポキシ樹脂(図示せ
ず)を充填して硬化せしめ、上記各部品21,28,2
9を保持固定し、最後にケース前面部35a及びコア2
8のギヤツプ30近傍部を同時研摩仕上げし、磁気ヘツ
ドが完成する。
尚樹脂硬化時においてコアホルダに突起部27を有ずる
磁気ヘツドと突起部の無い磁気ヘツドとを再生テストテ
ープ(10K[Izと333Hzの信号が交互に記録さ
れているMTT1161)を用いて再生出力試験を行な
つたところ次のような試験結果を得た。突起部27を有
する場合の測定値は最大値1.3dB1最小値0.4d
B1突起部27が無い場合の測定値は最大値2.0dB
1最小値1.OdBであつた。従つて、突起部27を有
する磁気ヘツドは突起部が無い場合と比較して最大値及
び最小値を共に小さく抑えることが出来、突起部27を
有する方がより優れた磁気ヘツドであることを示してい
る。即ち、樹脂充填時にコア28のギヤツプ30近傍に
は、突起部2Tが位置して該ギヤツプ30に接する樹脂
層の厚さを薄くしているため、ギヤツプ30は樹脂硬化
時の温度変化等による変形等の悪影響を受けることはな
い。更に、樹脂硬化後に行なわれる磁気ヘツド環境試験
(室温70℃の室に2時間載置したのぢ室温ー20℃の
室で2時間にわたり冷却する)の環境条件の変化にも突
起部27が有効に作用して、ギヤツプ精度の低下により
性能劣化を防ぎ製品の歩留りを向上させることによりコ
ストを安価にしう上述の如く、本発明になる磁気ヘツド
によれば、シールドケース内にエポキシ樹脂等の絶縁性
充填材を注入した際にコアの前面ギヤツプのギヤツプ最
大深さ部分の近傍にコアホルダの突起部か位置している
ため、ギヤツプに接する樹脂層の厚さは薄くなリギヤツ
プは樹脂硬化時の温度変化による変形等の悪影響を受け
ることなく、ギヤツプ精度を良好に保持しえ性能の向上
を図ることが出来、更に樹脂硬化後の環境試験に対して
もギヤツプ精度への影響を低減し得、従つて環境試験に
よる製品の不良率を低下させて歩留りを向上させてコス
トを安価にしうる等の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1〜第3図は夫々磁気ヘツドの種々の従来例により製
造された該磁気ヘツドの一部切截正面図、第4図は更に
他の従来例により製造された磁気ヘツドの一部切截平面
図、第5図及び第6図は夫々本発明になる磁気ヘツドの
1実施例により製造された該磁気ヘツドの組立及び分解
斜視図、第7図は上記磁気ヘツドの主要部のホルダ鮫め
前の正面図、第8図A,Bは夫々上記主要部のホルダ鮫
め後の正面図及び平面図、第9図及び第10図は夫夫磁
気ヘツドのケース内にホルダを挿入する工程を示す図で
ある。 1,28・・・・・・コア、1a,1b,28a,28
b・・・・・・コア半体、2,3,5,8,21・・・
・・・ホルダ、2a,2b,3a,3b,5a,5b,
8a,8b・・・・・・ホルダ半体、4,9・・・・・
・バネ板、6,35・・・・・・ケース、7・・・・・
・ネジ、22,23・・・・・・ホルダ側壁、22a,
23a・・・・・・ホルダ内側面、23d・・・・・・
薄肉部、23e・・・・・・鮫め用孔、26・・・・・
・ホルダ凹部、29・・・・・・コイル端子、30・・
・・・・ギヤツプ、34・・・・・・鮫めピン、34a
,34b・・・・・・傾斜部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 1対のコア半体よりなるコアと、所定の凹部に該コ
    アを収納し且つ該コアの前面ギャップのギャップ最大深
    さ部分に対し僅少寸法離間対向した状態で略コア厚さ方
    向へ突出された突起部を一体的に有するコアホルダと、
    該コア及びコアホルダを収納するシールドケースと、該
    シールドケース内に注入充填され硬化された絶縁性充填
    材とより構成してなることを特徴とする磁気ヘッド。
JP53085738A 1978-07-14 1978-07-14 磁気ヘッド Expired JPS599967B2 (ja)

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JP53085738A JPS599967B2 (ja) 1978-07-14 1978-07-14 磁気ヘッド

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JP53085738A JPS599967B2 (ja) 1978-07-14 1978-07-14 磁気ヘッド

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JPS5512593A JPS5512593A (en) 1980-01-29
JPS599967B2 true JPS599967B2 (ja) 1984-03-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL8006715A (nl) * 1980-12-11 1982-07-01 Philips Nv Magneetkop en werkwijze voor het vervaardigen van een magneetkop.

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4910682A (ja) * 1972-04-03 1974-01-30
JPS528690A (en) * 1975-07-09 1977-01-22 Atom Medical Corp Circuit for controlling temperature of incubator

Patent Citations (2)

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JPS5512593A (en) 1980-01-29

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