JPS5997582A - タイル貼着パネルの製作方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、タイル貼着パネルの新規な製作方法に関する
。

近時、建築構造物の乾式施工の普及に伴なって、建築構
造物の内、外壁や間仕切り壁などの構成部材として、タ
イル貼着パネルが使用される傾向にあるが、このタイル
貼着パネルは、押出し成形機で押出し成形された成形ノ
サネルの平滑なタイル貼着面に、多数のタイル片をその
全面に亘って、モルタル等の接着剤によって貼着したも
のがほとんどである。このようなタイル貼着ノミネルは
、美観上や意匠面から、成形パネルの平滑な貼着面上に
貼着される多数のタイル片が、規則正しく貼着されて美
麗な目地が形成されること及びタイル片が成形パネル上
に強固に貼着され、剥離、脱落等の欠陥を生起しないこ
とが要請される。しかしながら、このような要請に応え
るためには、成形パネルへのタイル片の貼着作業に、相
当な技術と熟練とを必要とするため、熟練作業員の確保
を要するばかりでなく、施工コスト高を招くという問題
があった。

本発明は、上記従来方法の問題点を解決し、熟練作業員
を必要とすることなく、容易、確実に美麗な目地が形成
されるとともに、タイル片が強固に貼着されて、亀裂、
剥離、脱落のおそれがなく、施工コストの安価なタイル
貼着パネルの製作方法を提供することを目的として提案
されたもので、押出し成形パネルの表面と、タイル片の
裏面のいずれか一方に、底壁に行くにつれて幅広に形成
され、かつ底壁と両側壁との接続部を弧状に形成された
凹溝と、同凹溝に嵌め込み可能で、該凹溝の側壁に平行
な側面をもっ突片とを突設し、上記凹溝内に接着剤を充
填するとともに、成形パネルとタイル片との間に接着剤
を塗布したのち、該凹溝内に上記突片を案内として、こ
れを押し込み、タイル片と成形パネルとを一体的に貼着
することを特徴とするタイル貼着パネルの製作方法に係
るものである。

以下、添付図面を参照しながら、本発明方法につき具体
的に説明する。

第１図において、１は押出し成形機によって押出し成形
された石綿セメント等の無機質材料からなる中空部６を
有する成形パネルで、同ノξネル１の少な（とも片側表
面には、その長手方向に沿って、全長に亘り、該パネル
１０幅（横）方向に所定間隔毎に、複数条の凹溝２が設
けられている。

該凹溝２の横断面形状は、第４図に示す如く開口部上端
２ａから、底壁２ｈの両端に行くにつれて次第に幅広に
形成され、かつ両側の傾斜側壁２ｃと底壁２ｂの接続部
２ｂ′は弧状に形成されてＲが付されている。４は成形
パネル１０表面に貼着するタイル片で、同タイル片４の
裏面４αには、上記成形パネル１の表面に設けられた相
隣る凹溝２に嵌め込まれる２個の突片５が、第６図に示
すように突設されており、それら２個の突起のうちの少
なくとも一方の突片５は、その側面５ａが、上記凹溝２
の傾斜側壁２Ｃと平行に形成されている。（第４図参照
）第５図乃至第１０図は、タイル片４の裏面４αの突片
５と、成形パネル１の凹溝２との嵌め込みの組合せの各
棟側を示すもので、第５図は第６図と同様に２つの突片
５を、凹溝２の傾斜側壁の左右外側壁に平行させた場合
、第６図は同様に左右内側壁に平行させた場合、第７図
は、２つの突片５のうちの一方を、凹溝２の傾斜側壁の
外側に平行とし、他方の突片を凹溝２内に直角に嵌め込
んだ例、第８図はその逆の例、第９図は２つの突片５が
いずれも凹溝２の傾斜側壁の右外側に平行させて嵌め込
んだ例、第１０図しま同様に突片を傾斜側壁の圧外側に
平行に嵌め込んだ例をそれぞれ示す。

上記のように形成された成形ノミネル１のタイル貼着面
１αに、タイル片４を貼着するに当ってＱよ、該成形パ
ネル１の貼着面１αにモルタル等の接着材６を塗布する
とともに、凹溝２内に接着剤６を充填する。この場合、
凹溝２の底壁２ｂと両傾斜側壁２Ｃの接続部２７．／に
はＲが付されて（・るので、該接続部２ｂ′にも接着剤
６が十分に充填されろ。

ついで、タイル片４０２つの突起５を、成形）ξネル１
の相隣る凹溝２内に嵌め込み、タイル片４の裏面から均
一な押圧力を加える。この燥作の繰返えしで、成形・ξ
ネル１の全面に、タイル片４を貼着すれば、接着剤乙の
硬化により、全面にタイル片が貼着されたタイル貼着パ
ネルが得られる。この場合、タイル片４は、その裏面の
突片５を案内として、これを成形パネル１の凹溝２内に
嵌め込み、貼着することができるため、格別な技術や熟
練を要することなく、規則正し℃・美麗な目地構成のタ
イル貼着作業を容易に行なうことカーできる。

また、タイル片４の突片５が、成形・ξネル１の凹溝２
内に充填された接着剤６を押し分けるようにして圧入さ
れた状態で、接着剤６カ１硬１ヒするため、タイル片４
は強固に貼着され、ｔｌＪ離、ＩＩＱ落のおそれがない
。また、凹溝２の両傾斜但１１壁２Ｃと底壁２ｂとの接
続部２ｂ’にＲが付されて（・るため、該部分２ｈ′に
接着剤６が十分に充填され、空間を内包する空隙部が形
成されるようなこと力１な（・ので、厳寒期等に凍害に
よって亀裂が発生するようなことがない。

上記例は、成形〕ξネル１に凹溝２を、タイル片４に突
片５を形成した場合につ℃・て説明した力１、第１１図
に示すように、成形・ミネル１狽１］に突片を、タイル
片４側に凹溝を設け、上記の場合と同様に、それら両部
材１，４を接着剤６を介して貼着してもよい。

以上要するに本発明は、押出し成り杉ノξネルの表面と
、タイル片の裏面のいずれ力・一方に、底壁に行くにつ
れて幅広に形成され、かつ底壁と両側壁との接続部を弧
状に形成された凹溝と、同凹溝に嵌め込み可能で、該凹
溝の側壁に平行な側面をもつ突片とを突設し、上記凹溝
内に接着剤を充填するとともに、成形パネルとタイル片
との間に接着剤を塗布したのち、該凹溝内に上記突片を
案内として、これを押し込み、タイル片と成形パネルと
を一体的に貼着することを特徴とするタイル貼着パネル
の製作方法を要旨とするものであるから、本発明（（よ
れば、上記従来方法の問題点を解消し、特別な技術や熟
練を必要とすることなく、容易、確実に美麗な目地が形
成され、タイル片の剥離、脱落のおそれがなく、施工コ
ストの安いタイル貼着パネルの製作方法を実現できると
いう実用的効果を挙げることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は、本発明によって製作されたタイル
貼着パネルの概略説明図で、第１図は一部を切開して示
す平面図、第２図は第１図の■−■線矢視図、第６図は
第１図のト」線断面図、第４図は第６図のＡ部拡大図、
第５図、第６図、第７図、第８図、第９図、第１０図は
、それぞれ成形パネルの凹溝とタイル片の突片の嵌合例
を示す説明図、第１１図は本発明の他の実施例の概略説
明図である。 １：成形パネル、　　　　２：凹溝、 ２ａ；開口部上端、　　　２ｂ：底壁、２Ｃ：傾斜側壁
、　　　　４：タイル片、５：突片、　　　　　　６：
接着剤。 ζへ Ｃ−＋１ 代理人　弁理士　伊　藤　　輝□４°ｒＢｒ５１勘 ／２） 第３図 第２図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 押出し成形・ξネルの表面と、タイル片の裏面のいずれ
   か一方に、底壁に行くにつれて幅広に形成され、かつ底
   壁と両側壁との接続部を弧状に形成された凹溝と、同門
   溝に嵌め込み可能で、該凹溝の側壁に平行な側面をもつ
   突片とを突設し、上記凹溝内に接着剤を充填するととも
   に、成形パネルとタイル片と９間に接着剤を塗布したの
   ち、該凹溝内に上記突片を案内として、これを押し込み
   、タイル片と成形パネルとを一体的に貼着することを存
   徴とするタイル貼着パネルの製作方法。