JPS6134441Y2 - - Google Patents

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JPS6134441Y2
JPS6134441Y2 JP17604781U JP17604781U JPS6134441Y2 JP S6134441 Y2 JPS6134441 Y2 JP S6134441Y2 JP 17604781 U JP17604781 U JP 17604781U JP 17604781 U JP17604781 U JP 17604781U JP S6134441 Y2 JPS6134441 Y2 JP S6134441Y2
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JP
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tile
rib
adhered
tiles
armored
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JP17604781U
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JPS5879641U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鎧張りされたタイル貼着構造に関す
る。
従来の鎧張りされたタイル貼着構造にあつて
は、第23図に示す如く、タイル28は壁29に
対してタイル上方部28aにおいてしか当接固定
せず、タイル下方部28bは下段のタイル28の
表面に当接しているにすぎない。そのため、一枚
のタイル28がガタつくと、他のタイル28もガ
タついてしまう。このように従来の鎧張りされた
タイル貼着構造は堅固なものではなく、特に暴風
雨時には雨水が浸入して、タイルが貼着された建
築構造物を劣化せしめていた。
また、前記の如き脆弱なタイル貼着構造を改善
するため、例えば実開昭56−1938号公報に記載さ
れている如き手段が試みられた。該公報に記載の
手段は、上段に位置するタイルと下段に位置する
タイルとの接合に、合決りや合決り実はぎの如き
相欠き方式を採用し、かつその相欠き接合部に合
成樹脂シール剤を充填したものである。このよう
な接合方式によれば堅固なタイル貼着構造が得ら
れることは事実である。しかしながら、タイル
は、その性質上、相互接合部からの水分の浸入を
完全に遮断し得る程に精度よく製造することは殆
ど不可能である。従つて、いかに複雑な構造の相
欠き方式でタイルを接合しても、毛細管現象によ
る雨水の浸入を完全に防止することはできない。
この現象は、接合部にシール剤を詰めた場合にも
同様である。そして、シール措置を完全なものに
しようとすればする程、一旦浸入した雨水は容易
に排出されず、却つてタイルが貼着された建築構
造物を劣化せしめるという欠点が生じていた。
本考案は、従来のタイル貼着構造の上記欠点に
鑑みて創案されたものであつて、タイルの上方部
とタイルの中間部にリブを形成し、これらのリブ
先端面を被貼着面に対して点状分布若しくは線状
分布の状態で当接させ、これによつて各タイルを
壁に安定した状態で固定し、且つ相互に隣接する
タイル裏面の中央空間部を連通状態に保持し、も
つてタイルと壁の間に雨水が浸入した場合の水切
れをよくするとともに、その乾燥を促進せしめた
鎧張タイル貼着構造を提供することを目的とす
る。
以下に、本考案をその実施例を示す図面に基づ
いて説明する。
本考案に係る鎧張タイル貼着構造(以下本案貼
着構造という)に用いられる鎧張タイル1は第1
図乃至第5図に示す如く、タイル裏面2の上部寄
りに桟状の上部リブ3が横方向に形成さるととも
に、該タイル裏面2の中間部には前記上部リブ3
よりも突出量の大なる桟状中間リブ4が横方向に
形成されている。中間リブ4が前記上部リブ3よ
りも突出量が大であることは、第5図に示す如
く、該鎧張タイル1をタイル被貼着面5に当接さ
せた場合、鎧張タイル1の表面6が、タイル被貼
着面5に対して下方にいく程離れて傾斜するよう
になることを意味する。7は、釘打用孔、8は合
決り用段部である。
本案貼着構造は、前述の如き鎧張タイル1を多
数枚用い、第5図、第6図に示す如く、上段に位
置する鎧張タイル1の前記中間リブ4下方の空間
部Xに、下段に位置する鎧張タイル1の上部9を
挿入し重ね合わせられた状態におき、これらの各
鎧張タイル1を被貼着面5に対してステンレスス
クリユー釘等の釘10で貼着されてなるものであ
る。なお、第6図に示す本案貼着構造は、鎧張タ
イル1が馬踏目地状に貼着された場合のものであ
る。なお、釘孔7は鎧張タイル1の上部9に設け
られ、釘10の頭が、上段の鎧張タイル1の下部
1aによつて隠されるようにするのが望ましい。
前記上記リブ3及び中間リブ4の先端面3a,
4aの形状は、第7図乃至第13図に示すごとく
である。すなわち、第7図及び第8図は、中間リ
ブ4の先端面4aを被貼着面5に対して傾斜する
平面状とした場合、第9図は中間リブ先端面4a
を断面山形状とした場合、第10図は中間リブ先
端面4aを断面半円柱状とした場合であつて、い
ずれも中間リブ先端面4aに横方向の凸縁を形成
したものである。また第11図は上部リブ先端面
3aを波板状とした場合、第12図は上部リブ先
端面3a及び中間リブ先端面4aを石目状とした
場合であつて、いずれも上部と中間のリブ先端面
3a,4aに多数の凹凸を形成したものである。
そして、第13図は上部リブ先端面3aを波板状
とするとともに、中間リブ先端面4aを被貼着面
5に対し傾斜せしめて、上部と中間のリブ先端面
3a,4aとも横方向の凸縁を形成した場合であ
る。なお、上部と中間のリブ先端面3a,4aに
形成される凸縁は縦方向のものであつてもよい。
一般に被貼着面5には、その施工に伴つて凹凸が
存在するものであるから、上部リブ先端面3aや
中間リブ先端面4aに前記の如き凸縁又は多数の
凹凸を形成しておけば、被貼着面5との間で線状
分布又は点状分布の当接状態が得られる。しか
し、このような当接状態は、毛細管現象の発生を
抑制するから、仮に雨水が浸み込んでもその量は
少ない。
次に、本案貼着構造の作用を説明する。
本案貼着構造に使用される鎧張タイル1は前述
の如くであるから、第5図に示す如く被貼着面5
に貼着された場合は、被貼着面5には貼着された
各鎧張タイル1の中央空間部Yによる多数の空気
室が形成され、かつ被貼着面5と各鎧張タイル1
の上部リブ先端面3a及び/又は中間リブ先端面
4aとの間は、必ず小間隙による通気状態が保持
される。従つて、上下段に隣接して貼着された各
鎧張タイル1の中央空間部Yによつて形成された
多数の空気室は互に連通される。また上段に位置
する鎧張タイル1と下段に位置する鎧張タイル1
との嵌合接合部にも小間隙が存在するから、各鎧
張タイル1の中央空間部Yと被貼着面5とによつ
て形成された空気室は外気との間でも通気状態が
得られる。従つて、もし雨水が鎧張タイル1の裏
面2側へ回り込み、各リブ先端面3a,4aと被
貼着面5との間に浸入しても、たやすく下方へ流
れ出るので水切れがよい。しかも前記の連通状態
は、雨が止んだ後は、鎧張タイル1の裏面2に浸
み込んだ雨水を蒸発せしむべく作用し、速やかに
乾燥する。従つて雨水の浸み込みによつて建築構
造物の壁等を腐蝕劣化させる心配はない。更に、
中央空間部Yと被貼着面5との間に形成される空
気室は、その断熱作用によつて冬季及び夏季にお
ける寒暑の影響を緩和し、かつ貼着構造の軽量化
に寄与する。
第14図及び第15図は、建築物の外壁の出隅
部分に貼着する出隅用鎧張タイル12の斜視図で
あつて、前記鎧張タイル1の分割片13の2個分
を、それらのリブが向き合い、且つ互いが略々直
角になるように合体してなるものであつて、第1
6図に示す如く、壁14の出隅部15に貼着され
るものである。該出隅用鎧張タイル13の上部リ
ブ16、中間リブ17の少なくともいずれかの先
端面16a,17aは前述の如く、壁14に対し
て点状分布又は線状分布の状態で接触するので、
雨水を溜りにくくして水切れを促進させ、乾燥も
早い。断熱効果がよく、かつ軽量化に寄与するこ
とも前記と同様である。
第17図は、建築物の外壁の入隅部分に貼着す
る入隅用鎧張タイル18の斜視図であつて、前記
鎧張タイル1の分割片13の2個分を、それらの
リブが向き合うことのないように、互いが略々直
角になるように合体してなるものであつて、第1
8図に示す如く壁14の入隅部19に貼着される
ものである。該入隅用鎧張タイル18の上部リブ
20、中間リブ21の少なくともいずれかの先端
面20a,21aは前述の如く、壁14に対して
点状分布又は線状分布の状態で接触するので、雨
水が溜りにくく水切れがよく、乾燥も早い。断熱
効果がよく、かつ軽量化に寄与することも前記と
同様である。
第19図乃至第21図は、水切用鎧張タイル2
2であつて、第22図に示す如く、窓23の上框
24に沿つて貼着され、タイル表面に付着した雨
水が上框24を伝つて窓ガラス25を濡らすこと
を防止するタイルである。該水切用鎧張タイル2
2は、第19図乃至第21図に示す如く、前記鎧
張タイル1の中間リブ4の代わりに、突出量の大
なる下部リブ26がタイル下部1aに形成され、
その下部リブ26の下側面26bには、水切用の
溝27が穿設されている。該下部リブ26の先端
面26aは図示の如く波板状に凹凸形成され、前
述した如く水切りがよく、乾燥も早い。断熱効果
がよいことも前記と同様である。
以上述べたところから明らかな如く、本案貼着
構造は、各鎧張タイルが被貼着面に安定して固定
されるから、極めて堅固なタイル貼着構造であ
る。しかも、雨水が鎧張タイルと被貼着面との間
に浸入しても、たやすく下方へ流れ出すととも
に、乾燥も早いので壁等を腐らす心配のない水切
効果の高い優れたタイル貼着構造である。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本案貼着構造の実施例を説明す
るためのものであつて、第1図は鎧張タイルの正
面図、第2図は鎧張タイルの背面図、第3図は鎧
張タイルの底面図、第4図は鎧張タイルの右側面
図、第5図は本案貼着構造の側面図、第6図は本
案貼着構造の正面図、第7図乃至第13図は各種
の鎧張タイルの側面図、第14図及び第15図は
出隅用鎧張タイルの斜視図、第16図はタイル貼
着構造の斜視図、第17図は入隅用鎧張タイルの
斜視図、第18図はタイル貼着構造の斜視図、第
19図は水切用鎧張タイルの正面図、第20図は
水切用鎧張タイルの平面図、第21図は水切用鎧
張タイルの側面図、第22図はタイル貼着構造の
斜視図、第23図は従来の鎧張タイル貼着構造の
側面図である。 1……鎧張タイル、2……タイル裏面、3……
上部リブ、3a……上部リブ先端面、4……中間
リブ、4a……中間リブ先端面、5……タイル被
貼着面、6……タイル表面、9……タイル上部、
X……下方空間部、Y……中央空間部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タイル裏面の上部寄りに桟状上部リブが横方向
    に形成され、該タイル裏面の中間部に前記上部リ
    ブよりも突出量の大なる桟状中間リブが横方向に
    形成され、前記上部リブ及び/又は中間リブの先
    端面に凸縁若しくは多数の凹凸が形成され、前記
    上部リブと中間リブの間に中央空間部が形成さ
    れ、前記中間リブの下部に下方空間部が形成され
    ている金形のタイル多数を用い、上段に位置する
    タイルの前記下方空間部に下段に位置するタイル
    の上部を挿入嵌合せしめた状態で夫々のタイルが
    釘止め等により被貼着面に貼着されてなり、前記
    各貼着タイルの前記上部リブ及び/又は中間リブ
    が被貼着面に対して点状分布若しくは線状分布の
    状態で当接され、前記被貼着面と前記各貼着タイ
    ルとの間には前記中央空間部によつて多数の空気
    室が形成され、該各空気室は前記点状分布若しく
    は線状分布の当接部にある小間隙を介して互いに
    連通されるとともに、該点状分布若しくは線状分
    布の当接部及び前記挿入嵌合部の小間隙を介して
    外気とも通気状態に保持されていることを特徴と
    する鎧張タイル貼着構造。
JP17604781U 1981-11-25 1981-11-25 鎧張タイル貼着構造 Granted JPS5879641U (ja)

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JP17604781U JPS5879641U (ja) 1981-11-25 1981-11-25 鎧張タイル貼着構造

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Publication Number Publication Date
JPS5879641U JPS5879641U (ja) 1983-05-30
JPS6134441Y2 true JPS6134441Y2 (ja) 1986-10-07

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS613804U (ja) * 1984-06-14 1986-01-10 松下電工株式会社 外壁の構造
JP7295646B2 (ja) * 2019-01-31 2023-06-21 ケイミュー株式会社 コーナー部構造及びコーナー部用建築板

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JPS5879641U (ja) 1983-05-30

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