JP2502640B2 - 乾式壁材の縦目地構造 - Google Patents

乾式壁材の縦目地構造

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は乾式壁材を用いて壁体を形成した際の縦目地
構造に関するものである。さらに詳しくは乾式壁材を横
張り状に用いることにより水平方向の化粧目地を形成し
た壁体における乾式壁材の縦目地構造に係るものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、乾式壁材を用いて壁体を形成する際の縦目地構
造としては、例えば第10図(a)に示すようなジョイナ
A′、すなわち化粧面部1の両側縁にコ字状の挿入部2
を形成し、断面略H字状のジョイナA′の挿入部2に乾
式壁材の端部を挿入することによって形成されていた。
しかしながら、乾式壁材として例えば第3図示すような
乾式壁材Bを用いて横張りして壁体を形成すると、第10
図(b)に示すように乾式壁材Bによって壁体に形成さ
れる化粧目地において、ジョイナA′と乾式壁材B間に
空隙βが形成され、防水性の低下を招き、壁下地の腐食
を招く原因となっていた。このため、空隙βにコーキン
グ材を植設することも行われているが、コーキング材が
大量に必要となり、コスト高を招くと共に、コーキング
材の植設に時間と手間を要する欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明はこのような欠点を除去するため、ジョイナと
乾式壁材との中間にできる空隙と同一形状の成型体であ
る防水材を空隙に装填すると共に、防水材のジョイナと
接触する面に少なくとも1本の凸条を形成し、またジョ
イナの接触面には凹条を形成し、防水材の凸条とジョイ
ナの凹条の係合により、防水材の装填後のズレ、離脱を
防止し、防水性、施工性を大幅に向上した乾式壁材の縦
目地構造を提案するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係る乾式壁材の縦目地構
造について詳細に説明する。第1図(a)、(b)は上
記乾式壁材の縦目地構造を説明する説明図であり、Aは
ジョイナ、Bは乾式壁材(以下、単に壁材という)、C
は防水材である。すなわちジョイナAは表面処理鋼板、
塩ビ鋼板、ステンレス板、アルミニウム板、銅板等をロ
ール成形、押出成形等により、例えば第2図に示すよう
に略平面状の化粧面部1と、化粧面部1の両側縁にコ字
状の挿入部2を形成し、断面を略H字状とした長尺体で
ある。さらに説明すると、化粧面部1は壁体の縦目地部
におけるカバー面となり、壁材Bの端部を被覆するもの
である。なお、化粧面部1には、両側縁を屈曲して後述
する接触面3と接続する側壁1aを形成し、接触面3と化
粧面部1との間に空隙を設け、接触面3に形成される凹
条6が化粧面部1に現れないようにすることが好ましい
ものである。挿入部2は化粧面部1の両側縁に設けた断
面コ字状の部分であり、側壁1aの端部から内方に、化粧
面部1と平行に延長した接触面3と、接触面3から下方
に垂直に突出した側面4と、側面4の下端で接続し化粧
面部1と平行に形成した取付面5とから形成されたもの
である。この挿入部2は壁体αにおける縦目地部におい
て、壁材Bの側端部を挿入する部分であり、壁材Bを側
端部にて固定すると共に防水性に寄与するものである。
さらに説明を加えると、接触面3は壁材Bの化粧面7と
接触する部分であり、化粧面7と密着することにより防
水性を得ると共に、防水材Cを装填した際、壁材Bの化
粧面7に防水材Cを押圧する部分である。また接触面3
には少なくとも1本の凹条6を形成する。この凹条6は
後述する防水材Cの凸条9を係止し、防水材Cを固定す
るためのものである。また取付面5はジョイナAを主
柱、間柱胴縁等からなる壁下地(図示せず)に釘等の固
定具により固定する部分である。壁材Bは、例えば第3
図、および第5図(a)〜(o)に示すような金属板、
合成樹脂材よりなる表面材と、合成樹脂発泡体、無機質
材等よりなる芯材と、必要に応じて貼着された裏面材か
ら構成されたサイディング材、または第6図(a)〜
(h)に示すような表面材のみのもの、あるいは第7図
(a)〜(n)に示すようなセメント、粘土等の無機質
材料からなる窯業系サイディング材からなるものであ
り、横張りすることにより壁材αを形成するものであ
る。この壁材Bは、横張りして壁材αを形成した場合
に、断面三角形状、四角形状、台形状、半円状等の化粧
目地を形成して、壁体に横のラインを付与するものであ
る。防水材Cは成形体であり、壁材Bの端部をジョイナ
Aの挿入部2に挿入した際に壁材αの化粧目地によって
できる空隙βに装填することにより防水性を向上するも
のである。この防水材Cの形状は、縦断面が空隙β、す
なわち壁材Bにより形成される壁材αにおける化粧目地
の断面形状とほぼ一致する形状であり、上面8に凸条9
を少なくとも一本設けたものである。その素材としては
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリウ
レタン、ベークライト、EPDM等のプラスチック、あるい
はゴム等を主体としたものであり、硬質体、あるいはジ
ョイナA、壁材Bとの密着性をよくするためある程度の
柔軟性を帯びたものである。
ここで防水材Cの寸法について簡単に説明する。ジョ
イナAにおいて、第2図に示すように側面4から化粧面
部1の側端までをl1、化粧面部1の側端から凹条6まで
をl2、防水材Cにおいて第4図に示すように上面8の幅
をl3、上面8の端部から凸条9までをl4とすると、l1
l3、l2≧l4の関係である。これは防水材Cを装填した際
に、防水材Cが化粧面部1より突出しない大きさであ
る。
次に施工例を通して本発明に係る乾式壁材の縦目地構
造について簡単に説明する。そこでジョイナAとしては
第2図に示すものを用いることと仮定する。壁材Bは、
断面三角形状の化粧目地を壁体αに付与するものとす
る。そこで第1図に示すようにジョイナAの取付面を釘
等の固定具(図示せず)によって主柱、胴縁等からなる
壁下地(図示せず)の所定位置に固定する。次に、ジョ
イナAの左右両側において、壁材Bの端部をジョイナA
の挿入部2に挿入しながら壁体αを形成する。次にジョ
イナAの接触面3と壁材Bの化粧面6間に形成された空
隙βに防水材Cを上面8を接触面3側にし、矢印イのよ
うに移動して装填する。この字、防水材Cは、(a)図
におけるロ−ロ線断面図である(b)図に示すように凸
条9がジョイナAの凹条6と係合するようになるまで装
填する。このため、防水材CはジョイナAの接触面3と
壁材Bの化粧面7による挟持と、凸条9と凹条6の係合
により、装填後に移動、離脱することがなく、防水性が
低下するのを阻止することができる。しかも、ジョイナ
Aと防水材Cの凹条6、凸条9による係合のため防水性
はより向上するものとなる。
上述したのは本発明に係る乾式壁材の縦目地構造の一
実施例にすぎず、例えば第8図(a)〜(m)に示すよ
うなジョイナA、および第9図(a)〜(k)に示すよ
うな防水材Cを用いることも可能である。すなわち第8
図(a)〜(q)において、(a)図は化粧面部1を曲
面としたジョイナA、(b)図は化粧面部1に長手方向
に化粧用凹条1b、あるいは図示しないが化粧用凸条を形
成したジョイナA、(c)、(d)図は側壁1aの角度を
変化させたジョイナA、(e)図は挿入部2を左右非対
称としたジョイナA、(f)図は接触面3の凹条6より
側面4側に突起3aを形成し、接触面3の長さl1が防水材
Cの幅l3に対し、l3<l1の場合のストッパーとして機能
させたジョイナA、(g)図は接触面3に凹条6より側
壁1a側に突起3bを形成して、l2>l4の場合、防水材Cが
より離脱しにくいようにしたジョイナA、(h)図は凹
条6を複数本形成したジョイナA、(i)図は取付面5
に突条5aまたは凹条(図示せず)を少なくとも1本形成
したジョイナA、(j)〜(m)図は複数部材を用いて
構成したジョイナAである。また第9図(a)〜(k)
において、(a)、(b)図は空隙βによって縦断面形
状を変えた防水材C、(c)図は凸条9を上面8の側端
に形成した防水材C、(d)図は凸条9を複数本形成し
た防水材C、(e)図は凸条9を断面楔状に形成した防
水材C、(f)図は壁材Bと接触する部分に粘着テー
プ、接着剤等の接着層10を有する防水材C、(g)図は
中空とした防水材C、(h)、(i)図は(g)図にお
いて中空部に補強部11を形成した防水材C、(j)、
(k)図は(h)、(i)図における補強部11と壁材B
間に空間を形成し、防水材C自身の柔軟性により、より
密着度を向上した防水材Cである。なお、図示しないが
第1図において防水材CとジョイナA、防水材Cと壁材
B、および壁材BとジョイナAとの境界にコーキング材
を植設することも可能である。また防水材Cとジョイナ
Aの凸、凹条を逆にすることもできる。この場合でも従
来よりコーキング材の使用量が大幅に低減し、かつ、コ
ーキング材の植設位置がジョイナAの挿入部2の開口部
分であるため、容易に行うことができる。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係る乾式壁材の縦目地構造に
よれば、防水性が大幅に強化される特徴がある。その
上、施工も従来とほとんど変わらず容易に行うことがで
きる。しかも、装填後の防水材のズレ、離脱が少なく、
防水性を長期に亘って持続することができる。等の効
果、特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明に係る乾式壁材の縦目地
構造の代表的一例を説明する部分斜視図と断面図、第2
図はジョイナの一例を示す斜視図、第3図は乾式壁材の
一例を示す斜視図、第4図は防水材の一例を示す斜視
図、第5図(a)〜(o)、第6図(a)〜(h)、第
7図(a)〜(n)は乾式壁材のその他の例を示す説明
図、第8図(a)〜(m)はジョイナのその他の例を示
す説明図、第9図(a)〜(k)は防水材のその他の例
を示す説明図、第10図(a)、(b)は従来例を説明す
る説明図である。 A……ジョイナ、6……凹条、B……乾式壁材、C……
防水材、9……凸条。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横張りして壁体を形成すると共に、該壁体
    に水平方向の化粧目地を形成する乾式壁材の縦目地構造
    において、略平面上の化粧面部と、該化粧面部の両側縁
    を屈曲した側壁と、該側壁の端部から内方に化粧面部と
    平行に延長し少なくとも1本の凹条を設けた接触面と、
    該接触面から下方に垂直に突出した側面と、該側面の下
    端で接続し前記化粧部と平行に形成した取付面とから形
    成され、接触面と側面と取付面とからコ字状に形成した
    挿入部を有する断面略H字状で長尺体のジョイナと、該
    ジョイナの接触面と乾式壁材による化粧目地によってで
    きる空隙と同一の縦断面形状で、かつ、上面に凸条を少
    なくとも1本形成した防水材とを用い、前記ジョイナの
    接触面と乾式壁材の化粧面端部を接触させながら壁体を
    形成し、壁体の化粧目地とジョイナの接触面間にできる
    空隙に防水材を充填すると共に、防水材の凸条とジョイ
    ナの凹条を係合させたことを特徴とする乾式壁材の縦目
    地構造。
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