JP3057888B2 - タイル貼着alcパネル - Google Patents
タイル貼着alcパネルInfo
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- JP3057888B2 JP3057888B2 JP4083433A JP8343392A JP3057888B2 JP 3057888 B2 JP3057888 B2 JP 3057888B2 JP 4083433 A JP4083433 A JP 4083433A JP 8343392 A JP8343392 A JP 8343392A JP 3057888 B2 JP3057888 B2 JP 3057888B2
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- Japan
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- tile
- tiles
- alc panel
- vertical
- panel
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイルの位置決めが容
易で、短時間で工場であらかじめ製造しておくことがで
きるタイル貼着ALCパネルに関するものである。
易で、短時間で工場であらかじめ製造しておくことがで
きるタイル貼着ALCパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】水蒸気養生軽量気泡コンクリート(以
下、ALCという)パネルは、軽量かつ断熱性にすぐれ
ているので、従来から建築物の外周部や内壁として使用
されているが、外面を塗装しただけでは表面が単調であ
って意匠性に乏しいため、表面を切削して凹凸のある模
様を加工することも行なわれている。しかしながら、最
近は、住宅の高級化に伴なって全面に多数のタイルを貼
着する需要が増加している。
下、ALCという)パネルは、軽量かつ断熱性にすぐれ
ているので、従来から建築物の外周部や内壁として使用
されているが、外面を塗装しただけでは表面が単調であ
って意匠性に乏しいため、表面を切削して凹凸のある模
様を加工することも行なわれている。しかしながら、最
近は、住宅の高級化に伴なって全面に多数のタイルを貼
着する需要が増加している。
【0003】従来、ALCパネルを使用した建築にタイ
ルを貼着するには、建築現場でALCパネルの表面に、
シーラー加工をしてからセメント系やエポキシ樹脂系の
接着剤を塗布し、裏面に裏足のあるタイルを少量ずつ貼
着している。そのために、多数がかかるばかりでなく、
熟練作業員が長期に亘って作業する必要があり、天候に
も左右され、工期が長くなるといった問題があった。
又、貼着部の長期の経年劣化によってタイルが剥落する
こともあった。
ルを貼着するには、建築現場でALCパネルの表面に、
シーラー加工をしてからセメント系やエポキシ樹脂系の
接着剤を塗布し、裏面に裏足のあるタイルを少量ずつ貼
着している。そのために、多数がかかるばかりでなく、
熟練作業員が長期に亘って作業する必要があり、天候に
も左右され、工期が長くなるといった問題があった。
又、貼着部の長期の経年劣化によってタイルが剥落する
こともあった。
【0004】そこで、工場でALCパネルにあらかじめ
タイルを貼着したものを使用する乾式工法が望まれてい
るが、ALCパネルは、気泡の一部が表面に露出してい
るために、一般のコンクリートパネルに較べて、表面の
吸水率が高く、引張強度が弱いために、タイルを強固に
接着するには高度な熟練と手数がかかる問題があり、
又、薄い軽量なタイルしか使用できないので意匠が制約
されるといった問題もあった。
タイルを貼着したものを使用する乾式工法が望まれてい
るが、ALCパネルは、気泡の一部が表面に露出してい
るために、一般のコンクリートパネルに較べて、表面の
吸水率が高く、引張強度が弱いために、タイルを強固に
接着するには高度な熟練と手数がかかる問題があり、
又、薄い軽量なタイルしか使用できないので意匠が制約
されるといった問題もあった。
【0005】タイルの剥落対策としては、図7に示す
ように、いわゆるアリ溝8を設けたコンクリートパネル
10を押出成型し、裏面の一部にアリ足7を有するタイ
ル9を嵌合させる方法がある。又、パネル面に金属製
の固定部分を介在させることによりタイルを貼着したパ
ネルを製造する方法もある。さらに、本出願人は、さ
きにパネルに水平で平行な多段の溝を設け、この溝にタ
イル裏面上縁に設けた突条を嵌納する方法を提案(特願
平6−42142号公報)した。
ように、いわゆるアリ溝8を設けたコンクリートパネル
10を押出成型し、裏面の一部にアリ足7を有するタイ
ル9を嵌合させる方法がある。又、パネル面に金属製
の固定部分を介在させることによりタイルを貼着したパ
ネルを製造する方法もある。さらに、本出願人は、さ
きにパネルに水平で平行な多段の溝を設け、この溝にタ
イル裏面上縁に設けた突条を嵌納する方法を提案(特願
平6−42142号公報)した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、の方
法では、押出成型パネルにしか適用できず、さらにタイ
ルを1枚ずつパネルの端部からスライドして取付けなけ
ればならないので手数がかかるばかりでなく、塗布して
ある接着剤がタイルの移動中にむらになるといった問題
がある。又、の方法では、やはり手数がかかり、費用
も高くなるといった問題がある。さらに、の方法で
は、前記した各問題を解決するものではあるが、タイル
の水平方向の目地は揃うが垂直方向の目地を揃えるには
熟練を要するといった問題が残されているものである。
法では、押出成型パネルにしか適用できず、さらにタイ
ルを1枚ずつパネルの端部からスライドして取付けなけ
ればならないので手数がかかるばかりでなく、塗布して
ある接着剤がタイルの移動中にむらになるといった問題
がある。又、の方法では、やはり手数がかかり、費用
も高くなるといった問題がある。さらに、の方法で
は、前記した各問題を解決するものではあるが、タイル
の水平方向の目地は揃うが垂直方向の目地を揃えるには
熟練を要するといった問題が残されているものである。
【0007】本発明は、製造が容易で、タイルの接着強
度及び意匠性が優れているタイル貼着ALCパネルを提
供することを目的とするものである。
度及び意匠性が優れているタイル貼着ALCパネルを提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記問題
を解決し、前記目的を達成するために研究を重ね、タイ
ルをその4側縁の少なくとも隣り合う2側縁に裏足を突
設させたものとし、ALCパネルに縦横方向にタイルの
外形寸法より大きいピッチで平行な溝を設けて、タイル
の裏足を嵌入接着したものとすることによって目的を達
し得ることを見出して本発明を完成するに至った。すな
わち本発明は、ALCパネルの表面に、4側縁の少なく
とも隣り合う2側縁に裏足を突設した四角形のタイルの
外形寸法よりやや大きなピッチで平行な溝を縦横方向に
設けて貼着すべき前記タイルの数に応じた突出面を形成
し、該突出面の縦方向側面に沿って前記縦方向の溝に前
記タイルの縦方向の裏足を挿入して当接させるととも
に、前記突出面の横方向側面に該タイルの横方向の裏足
を当接して位置決めし、接着してなるタイル貼着ALC
パネルを特徴とするものである。
を解決し、前記目的を達成するために研究を重ね、タイ
ルをその4側縁の少なくとも隣り合う2側縁に裏足を突
設させたものとし、ALCパネルに縦横方向にタイルの
外形寸法より大きいピッチで平行な溝を設けて、タイル
の裏足を嵌入接着したものとすることによって目的を達
し得ることを見出して本発明を完成するに至った。すな
わち本発明は、ALCパネルの表面に、4側縁の少なく
とも隣り合う2側縁に裏足を突設した四角形のタイルの
外形寸法よりやや大きなピッチで平行な溝を縦横方向に
設けて貼着すべき前記タイルの数に応じた突出面を形成
し、該突出面の縦方向側面に沿って前記縦方向の溝に前
記タイルの縦方向の裏足を挿入して当接させるととも
に、前記突出面の横方向側面に該タイルの横方向の裏足
を当接して位置決めし、接着してなるタイル貼着ALC
パネルを特徴とするものである。
【0009】本発明におけるALCパネルの横方向の溝
は、タイルの横目地を通すためにパネルの全幅に亘って
いることが必要であるが、縦方向の溝は、必ずしもパネ
ルの全長に亘る必要はなく、縦目地の設計に応じてずら
してもよい。又、タイルの裏足は、縦・横方向の位置決
めをするために少なくとも縦方向縁と横方向縁に1本ず
つ突設させておくことが必要である。
は、タイルの横目地を通すためにパネルの全幅に亘って
いることが必要であるが、縦方向の溝は、必ずしもパネ
ルの全長に亘る必要はなく、縦目地の設計に応じてずら
してもよい。又、タイルの裏足は、縦・横方向の位置決
めをするために少なくとも縦方向縁と横方向縁に1本ず
つ突設させておくことが必要である。
【0010】
【作用】このように、あらかじめALCパネルの表面に
縦・横方向にタイルの外形寸法よりもやや大きいピッチ
で平行な溝を設け、この溝にタイルの裏面に設けた縦・
横方向の裏足を嵌入接着するだけなので、溝形成、タイ
ルの製作もともに容易であって、タイルの位置決めが容
易で熟練を必要とせず、短時間で製作できる。又、溝に
タイル裏足が嵌入された状態で接着されているので、接
着強度もすぐれているタイル貼着ALCパネルが得ら
れ、さらに、縦横方向ともに深溝目地構造にし得るので
意匠的にもすぐれた製品とすることができるものであ
る。
縦・横方向にタイルの外形寸法よりもやや大きいピッチ
で平行な溝を設け、この溝にタイルの裏面に設けた縦・
横方向の裏足を嵌入接着するだけなので、溝形成、タイ
ルの製作もともに容易であって、タイルの位置決めが容
易で熟練を必要とせず、短時間で製作できる。又、溝に
タイル裏足が嵌入された状態で接着されているので、接
着強度もすぐれているタイル貼着ALCパネルが得ら
れ、さらに、縦横方向ともに深溝目地構造にし得るので
意匠的にもすぐれた製品とすることができるものであ
る。
【0011】
【実施例】次に、添付の図面に基づいて本発明の実施例
を述べる。
を述べる。
【0012】図1は、本発明に使用するタイルの一実施
例を示す斜視図、図2は、本発明に使用するタイルの別
の実施例を示す斜視図、図3は、図1に示すタイルを貼
着した本発明に係るALCパネルの一実施例を示す斜視
図、図4は、図2に示すタイルを貼着した本発明に係る
ALCパネルの別の実施例を示す斜視図、図5は、図3
の部分断面図、図6は、図4の部分断面図である。
例を示す斜視図、図2は、本発明に使用するタイルの別
の実施例を示す斜視図、図3は、図1に示すタイルを貼
着した本発明に係るALCパネルの一実施例を示す斜視
図、図4は、図2に示すタイルを貼着した本発明に係る
ALCパネルの別の実施例を示す斜視図、図5は、図3
の部分断面図、図6は、図4の部分断面図である。
【0013】図1において、3は、本発明に使用するタ
イルであって、次のような裏足が裏面に突設されてい
る。すなわち、3aは、縦方向(長手方向)の裏足であ
って、タイル3の長手方向の縁に沿って内方へ所定幅を
もち所定高さに、外側面が長手方向の縁側面と同一面と
なるように突設されている。3bは、横方向(長手方向
と直交する方向)の裏足であって、両側縁のいずれか一
方に沿って縦方向の裏足3aと直交するように、横方向
の裏足3aと等しい高さと幅で同様に突設されている。
イルであって、次のような裏足が裏面に突設されてい
る。すなわち、3aは、縦方向(長手方向)の裏足であ
って、タイル3の長手方向の縁に沿って内方へ所定幅を
もち所定高さに、外側面が長手方向の縁側面と同一面と
なるように突設されている。3bは、横方向(長手方向
と直交する方向)の裏足であって、両側縁のいずれか一
方に沿って縦方向の裏足3aと直交するように、横方向
の裏足3aと等しい高さと幅で同様に突設されている。
【0014】次に、図2に示すように、3′は、本発明
に使用するタイルの別の例を示すものであって、次のよ
うな裏足が裏面に突設されている。すなわち、3′a
は、一方の側縁にある横方向の裏足であって、タイル
3′の一方の側縁に沿って内方へ所定幅をもち所定高さ
に、外側面が側縁側面と同一面となるように突出されて
いる。3′bは、他方の横方向の裏足であって、一方の
横方向の裏足3′aと同様に裏足3′aと反対側の側縁
に同様に突設されている。3′cは、縦方向の裏足であ
って、長手方向の縁に沿って内方へ所定幅をもち所定高
さに、外側面が長手方向の縁側面と同一面となるように
され、その両端と両横方向の裏足3′a、3′bとの間
に、接着するときに接着剤を逃がしてやる間隙3′eを
あけて突設されている。3′dは、他方の縦方向の裏足
であって、縦方向の裏足3′cと同様に突設されてい
る。
に使用するタイルの別の例を示すものであって、次のよ
うな裏足が裏面に突設されている。すなわち、3′a
は、一方の側縁にある横方向の裏足であって、タイル
3′の一方の側縁に沿って内方へ所定幅をもち所定高さ
に、外側面が側縁側面と同一面となるように突出されて
いる。3′bは、他方の横方向の裏足であって、一方の
横方向の裏足3′aと同様に裏足3′aと反対側の側縁
に同様に突設されている。3′cは、縦方向の裏足であ
って、長手方向の縁に沿って内方へ所定幅をもち所定高
さに、外側面が長手方向の縁側面と同一面となるように
され、その両端と両横方向の裏足3′a、3′bとの間
に、接着するときに接着剤を逃がしてやる間隙3′eを
あけて突設されている。3′dは、他方の縦方向の裏足
であって、縦方向の裏足3′cと同様に突設されてい
る。
【0015】なお、裏足の内面とタイルの裏面とのなす
角度は図示のように必ずしも直角とする必要はなく、僅
かに鋭角あるいは鈍角となしてもよい。
角度は図示のように必ずしも直角とする必要はなく、僅
かに鋭角あるいは鈍角となしてもよい。
【0016】さらに、図3において、1は、ALCパネ
ルであって、2aは、縦方向(長手方向)の溝であっ
て、ALCパネル1の表面の縦方向に、たとえば、タイ
ル3の長手方向の寸法よりもやや大きいピッチで、タイ
ル3の裏足3a、3bの幅や高さに対して、やや大きな
幅と、やや小さな高さで貼着する所定数のタイル数に応
じた数だけ平行に水平に設けられている。2bは、横方
向の溝であって、横方向に、タイル3の横方向の寸法よ
りやや大きいピッチで縦方向の溝2aと同様にして設け
られている。したがって、ALCパネル1上には、貼着
するタイル数に応じた突出面4が形成されている。
ルであって、2aは、縦方向(長手方向)の溝であっ
て、ALCパネル1の表面の縦方向に、たとえば、タイ
ル3の長手方向の寸法よりもやや大きいピッチで、タイ
ル3の裏足3a、3bの幅や高さに対して、やや大きな
幅と、やや小さな高さで貼着する所定数のタイル数に応
じた数だけ平行に水平に設けられている。2bは、横方
向の溝であって、横方向に、タイル3の横方向の寸法よ
りやや大きいピッチで縦方向の溝2aと同様にして設け
られている。したがって、ALCパネル1上には、貼着
するタイル数に応じた突出面4が形成されている。
【0017】このようなALCパネル上に図1で示した
ようなタイル3を貼着するには、ALCパネルの表面に
通常のようにシーラー処理した後、セメント系接着モル
タルやエポキシ樹脂などの有機系接着剤を塗布し、タイ
ル3の縦方向の裏足3aを突出面4の縦方向(長手方
向)側面に沿って縦方向の溝2aに挿入し、ついで下方
へ押下げ突出面4の縦方向側面に当接させ、続いて横方
向の裏足3bを突出面4の横方向側面に当接させること
によって正確に位置決めして貼着することができる。こ
れを所定枚数のタイル3について繰返すことによってタ
イルを貼着した1枚の製品ALCパネルを製作すること
ができる。
ようなタイル3を貼着するには、ALCパネルの表面に
通常のようにシーラー処理した後、セメント系接着モル
タルやエポキシ樹脂などの有機系接着剤を塗布し、タイ
ル3の縦方向の裏足3aを突出面4の縦方向(長手方
向)側面に沿って縦方向の溝2aに挿入し、ついで下方
へ押下げ突出面4の縦方向側面に当接させ、続いて横方
向の裏足3bを突出面4の横方向側面に当接させること
によって正確に位置決めして貼着することができる。こ
れを所定枚数のタイル3について繰返すことによってタ
イルを貼着した1枚の製品ALCパネルを製作すること
ができる。
【0018】又、図4は、縦方向の溝2a′が1段ごと
にずれた、いわゆる馬目地にタイル3′を貼着した例で
あって、横方向の溝2b′は、図3の溝2bと同様に形
成されているが、縦方向の溝2aは、1段ごとにタイル
3′の長手方向の長さの半分づつずれて形成されてい
る。タイル3′の貼着は、図1と同様に施行し得る。
にずれた、いわゆる馬目地にタイル3′を貼着した例で
あって、横方向の溝2b′は、図3の溝2bと同様に形
成されているが、縦方向の溝2aは、1段ごとにタイル
3′の長手方向の長さの半分づつずれて形成されてい
る。タイル3′の貼着は、図1と同様に施行し得る。
【0019】なお、図3及び4において、タイル3、
3′を所定のパターンに貼着した後、目地部5に目地モ
ルタルを充填して完成するものである。
3′を所定のパターンに貼着した後、目地部5に目地モ
ルタルを充填して完成するものである。
【0020】又、ALCパネルの両面にタイルを貼着す
る場合も前記実施例と同様にして施行し得、このタイル
を貼着したALCパネルを建築物の躯体に取付けるとき
は、従来と同様に施行することができる。
る場合も前記実施例と同様にして施行し得、このタイル
を貼着したALCパネルを建築物の躯体に取付けるとき
は、従来と同様に施行することができる。
【0021】
【発明の効果】以上述べた通り本発明では、直交する方
向に少なくとも1本ずつの裏足を設けたタイルを用い
て、このタイルを、表面にタイル形状よりやや大きいピ
ッチで縦横方向に、それぞれ平行な溝を設けて突出面を
形成したALCパネルに貼着したタイル貼着ALCパネ
ルであるから、前記突出面の縦方向側面に沿って前記縦
方向の溝に前記タイルの縦方向の裏足を挿入して該縦方
向側面に当接させるとともに、前記突出面の横方向側面
に該タイルの横方向の裏足を当接して接着させるだけで
よく、タイルの位置決めが容易であって熟練を必要とせ
ず、短時間で施行し得る。又、タイルの全外周に溝があ
るので深目地にし得て目地部が美麗となり、さらに、従
来は使用し得なかった大きくて厚いタイルを使用でき、
かつ意匠の多様化を計ることが可能であって、あらかじ
め工場でタイルを貼着したALCパネルを製造すること
ができ、建築現場では、タイル貼着作業が必要なく、し
たがって天候に関係なく、安全で短時間で作業し得るも
のであり、工場での作業ばかりでなく、建築現場での施
行に際しても熟練を必要とせず、短時間で作業し得るな
どきわめてすぐれた効果が認められる。
向に少なくとも1本ずつの裏足を設けたタイルを用い
て、このタイルを、表面にタイル形状よりやや大きいピ
ッチで縦横方向に、それぞれ平行な溝を設けて突出面を
形成したALCパネルに貼着したタイル貼着ALCパネ
ルであるから、前記突出面の縦方向側面に沿って前記縦
方向の溝に前記タイルの縦方向の裏足を挿入して該縦方
向側面に当接させるとともに、前記突出面の横方向側面
に該タイルの横方向の裏足を当接して接着させるだけで
よく、タイルの位置決めが容易であって熟練を必要とせ
ず、短時間で施行し得る。又、タイルの全外周に溝があ
るので深目地にし得て目地部が美麗となり、さらに、従
来は使用し得なかった大きくて厚いタイルを使用でき、
かつ意匠の多様化を計ることが可能であって、あらかじ
め工場でタイルを貼着したALCパネルを製造すること
ができ、建築現場では、タイル貼着作業が必要なく、し
たがって天候に関係なく、安全で短時間で作業し得るも
のであり、工場での作業ばかりでなく、建築現場での施
行に際しても熟練を必要とせず、短時間で作業し得るな
どきわめてすぐれた効果が認められる。
【図1】本発明に使用するタイルの一実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図2】本発明に使用するタイルの別の実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】図1に示すタイルを貼着した本発明に係るAL
Cパネルの一実施例を示す斜視図である。
Cパネルの一実施例を示す斜視図である。
【図4】図2に示すタイルを貼着した本発明に係るAL
Cパネルの一実施例を示す斜視図である。
Cパネルの一実施例を示す斜視図である。
【図5】図3の部分断面図である。
【図6】図4の部分断面図である。
【図7】従来のタイル貼着パネル例を示す部分断面図で
ある。
ある。
1 ALCパネル 2a、2a′ 縦方向の溝 2b、2b′ 横方向の溝 3、3′ タイル 3a、3′c、3′d 縦方向の裏足 3b、3′a、3′b 横方向の裏足 3′e 間隙 4 突出面 5 目地部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺田 義博 神奈川県横浜市中区大田町6−87 フコ ク生命ビル (56)参考文献 特開 平3−191167(JP,A) 実開 昭61−157634(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 13/08 102
Claims (1)
- 【請求項1】 ALCパネルの表面に、4側縁の少なく
とも隣り合う2側縁に裏足を突設した四角形のタイルの
外形寸法よりやや大きなピッチで平行な溝を縦横方向に
設けて貼着すべき前記タイルの数に応じた突出面を形成
し、該突出面の縦方向側面に沿って前記縦方向の溝に前
記タイルの縦方向の裏足を挿入して該縦方向側面に当接
させるとともに、前記突出面の横方向側面に該タイルの
横方向の裏足を当接して位置決めし、接着してなること
を特徴とするタイル貼着ALCパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4083433A JP3057888B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | タイル貼着alcパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4083433A JP3057888B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | タイル貼着alcパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673861A JPH0673861A (ja) | 1994-03-15 |
JP3057888B2 true JP3057888B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=13802305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4083433A Expired - Fee Related JP3057888B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | タイル貼着alcパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057888B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0415872Y2 (ja) * | 1985-03-20 | 1992-04-09 |
-
1992
- 1992-03-05 JP JP4083433A patent/JP3057888B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0673861A (ja) | 1994-03-15 |
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