JPS6339310Y2 - - Google Patents

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JPS6339310Y2
JPS6339310Y2 JP1983053030U JP5303083U JPS6339310Y2 JP S6339310 Y2 JPS6339310 Y2 JP S6339310Y2 JP 1983053030 U JP1983053030 U JP 1983053030U JP 5303083 U JP5303083 U JP 5303083U JP S6339310 Y2 JPS6339310 Y2 JP S6339310Y2
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JP
Japan
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vertical joints
panel
panels
cover
frame
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JP1983053030U
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JPS59158635U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパネルを横張り状に連結して外壁を平
坦に形成すると共に、縦目地部のみを突出させた
壁構造に関する。
パネルを用いて構成する壁には縦張りと横張り
があり、横張りの壁においては目地がパネルの幅
の水平な目地とパネルの長さ方向の端面で形成さ
れる垂直な縦目地が外観に現われる。従来から行
なわれているこの縦目地に対する防水、意匠的な
処理法としてはコーキング剤を単に充填するだけ
であつた。しかしながら、コーキング剤を充填
し、十分な防水性と意匠性を得るには目地幅を少
なくとも5mm〜10mm位に形成する必要があり、コ
ストアツプを招くだけでなく施工期間も長くなる
欠点があつた。また、上記方法ではコーキング剤
の耐候性の関係で数年毎に補修しなければならな
い不利があつた。さらに、コーキング剤で目地を
処理した場合は、縦目地近傍のパネル端部に釘を
脳天打ちしてパネルを固定するた釘頭を外壁面の
色彩と合致させる工程が不可欠であり、しかも上
記のように色彩を合わせることは非常に困難であ
る。この解決策として外壁全体を化粧塗膜で処理
する方法もあるが、この場合は高額になる欠点が
あつた。また、縦目地をコーキングで処理する場
合はパネル端面の木口を直線に土台から軒まで並
べて同一幅の目地に施工する精度が要求されるた
め、作業能率が大幅に低下する不利があつた。し
かも、パネルの一部が破壊した場合は、壁全体を
再塗装する必要があつた。
本考案はこような欠点を除去するため、最終の
防水層、断熱層として機能する防水シートを躯体
と壁体間に設け、縦目地には防水剤を充填し、縦
目地上に係止体を脳天打ちして固定し、これにカ
バーを係合して縦目地の防水性と意匠性を大幅に
改善すると共に、施工、および改修を容易にした
壁構造を提案する。
以下に図面を用いて本考案に係る壁構造の一実
施例について詳細に説明する。第1図は上記壁構
造の一部を示す斜視図であり、はパネル、
係止体、はカバー、12は縦目地、13は防水
剤、14は釘、15は躯体で主柱16と間柱17
からなり、18は防水シートを示す。さらに説明
すると、パネルは例えば第2図a〜eに示すよ
うに雄型連結部2と雌型連結部3を有する単体、
または複合、サンドイツチ構造体からなる長尺体
であり、しかも連結した際には壁面が少なくとも
略面一となる形状のものである。また、係止体
は例えば第3図a、bに示すように金属板、合成
樹脂板などの1種を成形して断面を略樋状に形成
したものであり、主に縦目地12とパネルの縦
目地12に当る端部に打設した釘14の頭部を覆
うと共に、パネル端部の固定と防水体として機能
するものである。係止体の形状としてはa図に
示すように板状の底面部5とその両側面を角度θ1
(鋭角)で傾斜させた側面6とから形成した係止
とb図に示すように側壁6の先端をさらに内
方に角度θ2(鋭角)で傾斜させたカバー案内用の
ガイド片7を形成した係止体である。なお、底
面5の幅W1は縦目地12の端部に打設した釘1
4の位置より広く、例えば10〜100mm位であり、
高さh1は2〜20mm位、長さL1は10〜7272mm位であ
る。また、カバーは、例えば第4図a、bに示
すように弾性変形を発揮できる厚さに形成した金
属、あるいは合成樹脂などの1種からなり、この
材料を略樋状に形成し、係止体を覆つて縦目地
12の化粧材、防止材として役立つものである。
さらに具体的に説明すると、カバーはa図に示
すように化粧面9とその両側縁を内方に角度θ3
(鋭角)で屈曲した化粧側面10とその下端を内
方に屈曲して延ばした係合舌片11とから形成し
たものである。b図は化粧側面10をく字状に形
成して係合舌片11を除去したカバーである。ま
た、化粧面9の幅W2は係合舌片11間の幅W3
あるいはb図に示すようなカバーでは化粧側面
10下端間W4の大きさによつて定まるものであ
る。縦目地12はパネルの長さ方向の端面を相
互に間隙ΔWを有して主柱16、あるいは間柱1
7上で対面させ、パネル端部を釘14で固定し
て垂直に形成したものであり、パネルの端面は
ほぼ突き合わせ状であり、間隙ΔWはパネル
端面の切断誤差、装置誤差も含めて約1〜5mm位
としたものである。すなわち、パネルの端面は
相隣るパネルを装着する際のガイドとして機能
するように装着したものである。前記防水剤13
は縦目地12の間隙、所謂パネルの端面が対面
することにより形成される縦目地12の空隙に充
填して上記間隙を閉塞し、雨水などのパネル
部、および躯体15への侵入を防止するものであ
る。防水剤13の材料としてはホツトメルト係接
着剤で、かつ、防水性があり、しかも粘度が1000
〜100000cps位で縦目地12に注入しやすいもの
である。また、防水シート18は最終段の防水、
断熱層として役立つものであり、例えばアスフア
ルトフエルト、ピロアスフアルトフエルト、アル
ミニウム箔とクラフト紙をラミネートした防水シ
ート、合成樹脂シートなどの1種、あるいは2種
以上からなり、躯体15上に敷設したものであ
る。
次に本考案に係る壁構造の施工例につき説明す
る。まず、躯体15上に防水シート18をステー
プル(図示せず)で全面に張設する。なお、この
際、主柱16、間柱17上に目印の線を引くとよ
りパネル装着に便利である。次に第2図aに示す
ようなパネルの雄型連結部2を釘14で躯体1
5上に各々固定する。なお、この際パネルの長
手方向の端面は必ず主柱16、間柱17のいずれ
かの上に載置する。従つて、第1列目の横張り壁
部Aを形成するにはこの作業を土台から桁まで繰
り返して行なえばよい。次に壁部Aの端面に第2
列目の横張り壁部Bを形成するにはパネルの端
面を上記壁部Aに略突き合わせながら上記の工程
をくり返して第2列目の横張り壁部Bを形成す
る。このような横張り壁部を建築物の外壁になる
部分に順に施工することによつて縦目地12を形
成する。次に縦目地12の間隙に防水剤13を充
填し、その上に係止体をその底面部5の中心が
縦目地12とほぼ合致するように載置して釘14
で躯体15に固定する。次に第5図に示すように
係止体にカバーの一側端を係止すると共に、
矢印方向に押圧してカバーを弾性変形させて係
合し、縦目地部を形成したものである。
以上説明したのは本考案に係る壁構造の一実施
例にすぎず、係止体を短尺に形成し、これをあ
るピツチで配設したり、縦目地12を1つづつ形
成して壁体を形成することもできる。
上述したように本考案に係る壁構造によれば、
パネル自体で形成される縦目地が外観に直接現わ
れないためパネルの施工には高い精度は必要な
く、このため施工時間を大幅に短縮できる特徴が
ある。また、パネルは縦目地端部が釘で脳天打ち
して固定し、その上に係止体をまた打設するた
め、パネルと枠体の一体化が強固になる利点があ
る。さらに、パネルの端部に打設した釘頭は全く
外観に現われないため化粧塗膜を縦目地を含む部
分に施す必要がなく、低コストとなると共に、色
違いなどによるまだら模様も壁体に生じない特徴
がある。また、縦目地は防水剤と係止体とカバー
で覆われているためすぐれた防水性、耐候性を有
する特徴がある。さらに、カバーの変換が容易な
ため壁に塗料を全面的に塗布して補修した際もそ
の色に合つたカバーを装着しうる利点がある。そ
の上、係止体をあるピツチで分布した際にはパネ
ルが部分的に破壊したときも容易に交換できる利
点がある。また、躯体とパネル間には最終的な防
水層、断熱層を全面に形成したため、壁構造の防
水性、断熱性を確実に向上する特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る壁構造を示す斜視図、第
2図a〜eはパネルの一例を示す斜視図、第3図
a、bは係止体の一例を示す斜視図、第4図a、
bはカバーの一例を示す斜視図、第5図はカバー
の装着順序を示す説明図である。 ……パネル、……係止体、……カバー、
12……縦目地、18……防水シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建築物、構築物の躯体上に雄、雌型連結部を有
    するパネルを連結して構成する壁において、上記
    躯体上に防水シートを敷設し、該防水シート上に
    パネルを横張りとなるように連結すると共に長手
    方向の端面を躯体上に位置させて固定することに
    より縦目地を形成し、該縦目地の間隙に防水剤を
    充填して間隙を閉塞し、上記縦目地上に断面樋状
    の係止体を釘を介して躯体に固定し、該係止体に
    弾性変形可能なカバーを係合してパネル間の縦目
    地を覆つたことを特徴とする壁構造。
JP5303083U 1983-04-09 1983-04-09 壁構造 Granted JPS59158635U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5303083U JPS59158635U (ja) 1983-04-09 1983-04-09 壁構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5303083U JPS59158635U (ja) 1983-04-09 1983-04-09 壁構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59158635U JPS59158635U (ja) 1984-10-24
JPS6339310Y2 true JPS6339310Y2 (ja) 1988-10-17

Family

ID=30183376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5303083U Granted JPS59158635U (ja) 1983-04-09 1983-04-09 壁構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632710B2 (ja) * 1974-02-09 1981-07-29

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632710U (ja) * 1979-08-20 1981-03-31

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632710B2 (ja) * 1974-02-09 1981-07-29

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JPS59158635U (ja) 1984-10-24

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