JPS599542Y2 - 田植機における油圧ピストン - Google Patents

田植機における油圧ピストン

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JPS599542Y2
JPS599542Y2 JP1213878U JP1213878U JPS599542Y2 JP S599542 Y2 JPS599542 Y2 JP S599542Y2 JP 1213878 U JP1213878 U JP 1213878U JP 1213878 U JP1213878 U JP 1213878U JP S599542 Y2 JPS599542 Y2 JP S599542Y2
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JP
Japan
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piston
hydraulic piston
hydraulic
rice transplanter
hole
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Expired
Application number
JP1213878U
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English (en)
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JPS54117491U (ja
Inventor
隆 布野
孝 中井
Original Assignee
三菱農機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、田植機において、その水田車輪の上下調節を
行なうための油圧ピストンに関する。
従来、この種油圧ピストンは、中実に構戊されていたの
で、ピストンが油圧シリンダの底面に当接していると、
圧油の受け面積は送油口の面積しかなく、このためピス
トンの出始めの応答が悪く、水田車輪の耕盤への追従が
滑らがに行がながった。
また、この種水田車輪の上下調節装置は耕盤の深浅にと
もない油圧シリンダへの送油の切換えをする油圧切換え
バルブが激しく切換えられるので、作動油の油温はどう
しても上昇ぎみになり、これを妨ぐため油圧シリンダの
表面積を大きくして放熱を図ったり、或いは油量を多く
する必要が生じ、田植機の軽量化及びコンパクト化への
障害となっていた。
更に、油圧ピストン・シリンダは、切換えバルブにより
伸縮するため、その伸長位置にて更に供給される油を逃
がすドレン用の孔が必要であるが、中実ピストンの端面
と側面から孔をあけ、これら孔を連通させなければなら
ず、加工が面倒で高価になっていた。
そこで、本考案は、油圧ピストンを、シリンダ内端部を
開放しかつ他端部を閉塞した中空部材により構或し、更
に該中空部材の側壁に、ドレンロに連通し得る貫通孔を
形威したことを特徴とし、もってピストンの出始めにお
ける受面積を大きくすると共に、シリンダの放熱面積を
大きくし、更にドレン用の孔加工を極めて容易にし、前
記欠点を解消した田植機におけるピストンを提供するこ
とを目白勺とするもので゛ある。
以下、図面に沿って本考案の実施例を説明する。
田植機1は、第1図及び第2図に示すように、エンジン
2、動力伝達装置3、植付け部5及び操作部6よりなる
機体7を有しており、機体7は耕盤上を走行する水田車
輪8,8及び田面上を滑走するフロート10によりそれ
ぞれ荷重を分担されて支持されている。
植付け部5は動力伝達装置3を介して回動される植付け
杆12及び左右に摺動される苗のせ台13を有している
また、操作部6は機体後方より延出しているハンドル1
5を有しており、更にハンドル15付近には機体7に設
けられた油圧切換えバルブ16とボーデンワイヤー17
を介して連結している油圧操作レバー18が回動自在に
支持されている。
また、油圧切換えバルブ16は連結ロツド20によりフ
ロート10にも連結しており、バルブ16は油圧操作レ
バー18のほかにフロート10の接地圧力の変化によっ
ても自動的に切換えられる。
機体7の左右から突出している動力伝達装置3の伝動軸
には左右の揺動ケースを構或するチェーンケース21,
21がそれぞれ揺動自在に支持されており、チェーンケ
ース21の出力軸にはそれぞれ水田車輪8,8が固定さ
れている。
また、機体7の下方にはその後部を軸22により枢支さ
れ、その前部をパンタグラフ23により付勢されている
フロート10が揺動自在に支持されている。
チェーンケース21にはそれぞれ連結アーム25,25
が固定されており、アーム25は連結ロツド26,26
を介して天秤バー27の両端部にそれぞれ連結されてい
る。
天秤バー27は、第3図に詳示するように、その一方の
連結ロツド26の連結点を切換えられるようになってお
り、畦畔ぎわの耕耘時のすき残り等の斜め耕盤走行時に
も機体7が傾斜しないで走行できるようになっている。
また、天秤バー27の中央部はピストンロツド28に摺
動自在に嵌合されている摺動体30にピン31により枢
支されている。
ピストンロツド28の一端部にはスプリング受け体32
が固定されており、受け体32と摺動体30の間にはス
プリング33が縮設されている。
第4図に示すように、スプリング受け体32のスプノン
グ33との反対側は栓部35となっており、栓部35は
中空部材よりなる油圧ピストン36の一端部に固定され
、それを閉塞している。
ピストン36は機体7に固定されている油圧シリンダ3
7の一側面37 aにOリング38及びオイルシール4
0を介してその開放端部をシリンダ内側にするように嵌
合しており、油圧シリンダ37の他側面37 bは送油
口41が穿設されている。
送油口41は前記油圧切換えバルブ16に連通しており
、バルブ16はポンプ42或いは絞り43を介してタン
ク45と連通している。
油圧シリンダ37の一側面37 aにはピストン36の
嵌合孔のまわりに環状凹溝からなるドレンロ46 a及
びそれと連通している連通孔46 bが設けられており
、孔46 bはパイプ47によσタンク45に連通して
いる。
また、ピストン36の開放端近傍の側壁には貫通孔48
が設けられており、ピストン36が限度まで伸長したと
き、孔48はドレンロ46 aに整列する。
本考案は以上のような構戒を有するので、田植機1はエ
ンジン2からの動力が動力伝達装置3及び゛チェーンケ
ース21内のチェーンを介して水田車輪8に伝達される
ことにより、フロート10が田面上を滑走しながら走行
される。
同時に、植付け部5の植付け杆12の回動により苗のせ
台13上のマット苗が掻取られ、一株づつ田面上に植付
けられて行く。
この際、耕盤の深浅に応じ、左右の水田車輪8,8はチ
ェーンケース21. 21が揺動することにより追従し
、この動きは連結アーム25, 25、連結ロツド26
, 26、天秤バー27及び摺動体30を介してスプリ
ング33にバランス良く吸収される。
更に、耕盤の深浅が変化すると、フロー} 10の前部
の接地圧力が変化し、フロート10はパンタグラフ23
により軸22を中心に揺動する。
即ち、耕盤が深くなると、フロート10前部は機体7に
対して接近する。
この動きは連結ロツド20を介して油圧切換えバルブ1
6に伝えられ、バルブ16を第4図上方向に移動させ、
ポンプ42よりの圧油を油圧シリンダ37に送る。
これにより、ピストン36は伸長し、スプリング受け体
32、スプリング33を介して摺動体30が移動し、更
に天秤バー27、連結ロツド26及び連結アーム25を
介してチェーンケース21を揺動し、水田車輪8を耕盤
に追従するように下方に移動させ、従って機体7を上昇
させる。
反対に耕盤が浅くなると、前述とは逆に作用し、油圧シ
リンダ37の圧油が絞り43を通ってタンク45に送出
されることにより水田車輪8はゆっくりと上方へ移動す
る。
なお、ピストン36が一杯に収縮し、ピストン36開放
端部が油圧シリンダ37の他側面37 bに当接してい
ても、送油口41からの圧油はピストン36の閉塞端部
のスプリング受け体32の栓部35に作用し、大きな受
圧面積を提供している。
また、ピストン36が一杯に伸長すると、ピストン36
の貫通孔48がドレンロ46 aと連通し、油圧シリン
ダ37内の圧油は貫通孔48、ドレンロ46a、連通孔
46 b及びパイプ47を経てタンク45にドレンされ
る。
以上説明したように、本考案によれば、油圧ピストン3
6が油圧シリンダ37の他側面37 bに当接している
状態でも、スプリング受け体32の栓部35の面積によ
って圧油を受けるので、油圧ビストン36の出始め時の
応答が良くなり、機体7の上昇が滑らかに行なえると共
に、ポンプ42の過度の圧力上昇を妨ぐので、油温の上
昇をも防止できる。
また、通常の水田車輪8の自動スイング状態ではその内
部に圧油を保持している油圧ピストン36が油圧シリン
ダ37より突出しているので、圧油の放熱面積が増大す
ると共に、油圧ピストン36内に保持している分だけ圧
油を多くシリンダ37内に保持することができ、油温の
上昇を防止することができる。
従って、油圧シリンダ37の表面積を小さくでき、かつ
全体の油量も少なくすることができるので、田植機1を
軽量かつコンパクトにまとめることが可能となる。
更に、油圧ピストン36は中空なので、その側壁にドレ
ン用の貫通孔48をあけるだけで良く、この孔に連通ず
る孔をわざわざピストン端面より別に設ける必要がなく
、また油圧ピストン36自体の重量も軽減でき、軽量小
型でかつ安価に製造し得る田植機における油圧ピストン
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されている田植機の側面図、第2
図はその平面図、第3図は水田車輪の上下調節装置を示
す平面図、第4図はその油圧シリンダ及びピストンを示
す側断面図である。 1・・・田植機、8・・・水田車輪、16・・・油圧切
換えバルブ、21・・・揺動ケース、27・・・天秤バ
ー、30・・・摺動体、31・・・枢支点(ピン)、3
2・・・スプリング受け体、33・・・スプリング、3
5・・・栓部、36・・・油圧ピストン、37・・・シ
リンダ、41・・・送油口、45・・・タンク、46
a・・・ドレンロ、48・・・貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水田車輪をそれぞれ支持している左右の揺動ケースを天
    秤バーの両端に連結し、更に該天秤バーをその中央部に
    て枢支すると共に該枢支点をスプリングを介して油圧ピ
    ストンに連結し、かつ該油圧ピストンを、油圧切換えバ
    ルブに連通ずる送油口及びタンクに連通ずるドレンロを
    有するシリンダに嵌挿してなる田植機において、前記油
    圧ピストンを、シリンダ内端部を開放しかつ他端部を閉
    塞した中空部材により構威し、更に該中空部材の側壁に
    、前記ドレンロに連通し得る貫通孔を形威してなる田植
    機における油圧ピストン。
JP1213878U 1978-02-02 1978-02-02 田植機における油圧ピストン Expired JPS599542Y2 (ja)

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JP1213878U JPS599542Y2 (ja) 1978-02-02 1978-02-02 田植機における油圧ピストン

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Publication Number Publication Date
JPS54117491U JPS54117491U (ja) 1979-08-17
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