JPS599536Y2 - 田植機における走行変速装置 - Google Patents
田植機における走行変速装置Info
- Publication number
- JPS599536Y2 JPS599536Y2 JP1978035350U JP3535078U JPS599536Y2 JP S599536 Y2 JPS599536 Y2 JP S599536Y2 JP 1978035350 U JP1978035350 U JP 1978035350U JP 3535078 U JP3535078 U JP 3535078U JP S599536 Y2 JPS599536 Y2 JP S599536Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission case
- gear
- shaft
- rice transplanter
- speed change
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、走行機体の後部に後傾式の苗載台と操縦ハン
ドルとを備えた田植機における走行変速装置に関するも
のである。
ドルとを備えた田植機における走行変速装置に関するも
のである。
従来この種の後傾式苗載台を備えた田植機においては、
走行機体の前部に取付く変送機構を苗載台の裏面つまり
進行後面部に設けた変速レバーによって遠隔的に変速操
作するよう係しているが、このように変速操作を苗載台
の後面部位から遠隔的に行なうことは、変速機構と変速
レバーとの間を苗載台の下部を通した長い連動機構で連
結しなければならず、連動機構には苗載台を下部を通す
ために複数個のリンク又はレバー機構を必要とするので
、構造が著しく複雑になるばかりか、変速操作のフィー
リングが悪くなり、変速の操作性が劣るのであった。
走行機体の前部に取付く変送機構を苗載台の裏面つまり
進行後面部に設けた変速レバーによって遠隔的に変速操
作するよう係しているが、このように変速操作を苗載台
の後面部位から遠隔的に行なうことは、変速機構と変速
レバーとの間を苗載台の下部を通した長い連動機構で連
結しなければならず、連動機構には苗載台を下部を通す
ために複数個のリンク又はレバー機構を必要とするので
、構造が著しく複雑になるばかりか、変速操作のフィー
リングが悪くなり、変速の操作性が劣るのであった。
本考案は、か・る後傾式の苗載台を備えた田植機におい
て、その走行変速レバーを後傾式苗載台の前面部に設け
ることによって、走行変速の操作性を向上する一方、該
走行変速レバーと前部のミッションケースとの連動機構
を、作動確実な簡単な構造にしたものである。
て、その走行変速レバーを後傾式苗載台の前面部に設け
ることによって、走行変速の操作性を向上する一方、該
走行変速レバーと前部のミッションケースとの連動機構
を、作動確実な簡単な構造にしたものである。
次に本考案の一例を図面について説明するに、図におい
て1はミッションケース2の前部にエンジン台3を後部
係筒型フレーム4を各々連結した機体で、この機体1に
おけるエンジン台3の上面には前記ミッションケース2
内の変速機構46における入力軸47に動力をベルト6
伝動するエンジン5が設けられ、ミッションケース2の
左右両側面には後方に延びるスイングアーム7,7をそ
の基端を回転自在に枢着して設け、該両スイングアーム
7,7の先端にはミッションケース2内の変速機構46
における両走行軸48, 48’がらアーム内のチェン
49等を介して動力伝達される車輪8,8を各々設ける
一方、機体1の下部及び両車輪8,8の外側には圃場面
9を滑走するようにしたフローIへ10、11, 11
を備えている。
て1はミッションケース2の前部にエンジン台3を後部
係筒型フレーム4を各々連結した機体で、この機体1に
おけるエンジン台3の上面には前記ミッションケース2
内の変速機構46における入力軸47に動力をベルト6
伝動するエンジン5が設けられ、ミッションケース2の
左右両側面には後方に延びるスイングアーム7,7をそ
の基端を回転自在に枢着して設け、該両スイングアーム
7,7の先端にはミッションケース2内の変速機構46
における両走行軸48, 48’がらアーム内のチェン
49等を介して動力伝達される車輪8,8を各々設ける
一方、機体1の下部及び両車輪8,8の外側には圃場面
9を滑走するようにしたフローIへ10、11, 11
を備えている。
前記機体1におけるフレーム4の後端には伝動ケース1
2を当該伝動ケース12の上面がフレーム4の上面より
上方に突出するようにして、連結し、該ケース12の後
端下部には上部を後方向の斜め上向きに向って延長した
一対の操縦ハンドル13,13′が取付けられ、このハ
ンドルの前面部にはこれと略平行に後傾式の苗載台14
が設けられ、この苗載台14の下部はハンドルに取付ぎ
左右一対の支持部材15.15の下端間に機体と直角方
向に装架したガイドレール16に摺動自在に載置され、
苗載台14の上部はその上部裏面に設けたレール17に
前記両支持部材15,15の先端が摺動自在に嵌まって
横送り可能に支持され、伝動ケース12及び苗載台14
にて苗植装置50が構威されている。
2を当該伝動ケース12の上面がフレーム4の上面より
上方に突出するようにして、連結し、該ケース12の後
端下部には上部を後方向の斜め上向きに向って延長した
一対の操縦ハンドル13,13′が取付けられ、このハ
ンドルの前面部にはこれと略平行に後傾式の苗載台14
が設けられ、この苗載台14の下部はハンドルに取付ぎ
左右一対の支持部材15.15の下端間に機体と直角方
向に装架したガイドレール16に摺動自在に載置され、
苗載台14の上部はその上部裏面に設けたレール17に
前記両支持部材15,15の先端が摺動自在に嵌まって
横送り可能に支持され、伝動ケース12及び苗載台14
にて苗植装置50が構威されている。
該苗植装置50における前記伝動ケース12内には、前
記ミッションケース2内の変速機構46における出力軸
51からフレーム4内の軸18及び傘歯車対19,20
を介して伝達される植付クラッチ機構22付き中間軸2
1,該中間軸21からチェン23伝動されるメイン軸2
4及び該メイン軸24から変速歯車機構25を介して動
力伝達されるカム軸26を、各々機体と直角に軸支する
と共に、両端が前記苗載台14の前面に取付けたブラケ
ツ} 27. 27の内側面に接当する送り軸28を前
記カム軸26と平行に摺動自在に設け、カム軸26の外
周に設けた往復ねし溝29に、送り軸28に固着した船
型辷リキー30を係合してカム軸26の回転により苗載
台14を左右に往復して横送りするように構或する。
記ミッションケース2内の変速機構46における出力軸
51からフレーム4内の軸18及び傘歯車対19,20
を介して伝達される植付クラッチ機構22付き中間軸2
1,該中間軸21からチェン23伝動されるメイン軸2
4及び該メイン軸24から変速歯車機構25を介して動
力伝達されるカム軸26を、各々機体と直角に軸支する
と共に、両端が前記苗載台14の前面に取付けたブラケ
ツ} 27. 27の内側面に接当する送り軸28を前
記カム軸26と平行に摺動自在に設け、カム軸26の外
周に設けた往復ねし溝29に、送り軸28に固着した船
型辷リキー30を係合してカム軸26の回転により苗載
台14を左右に往復して横送りするように構或する。
なお、31は苗載台14の横送りの終端で揺動回動して
苗載台14に取付く縦送り軸44を間欠回転みて苗マッ
トを機体の走行方向に間欠的に縦送りするための軸であ
る。
苗載台14に取付く縦送り軸44を間欠回転みて苗マッ
トを機体の走行方向に間欠的に縦送りするための軸であ
る。
そして、前記伝動ケース12内のメイン軸24の両端を
ケースの両側面に突出み、該突出端の周囲におけるケー
ス側面にはフランジ部32, 32を造形し、該両フラ
ンジ部32には機体1から側方向に向って車輪8,8の
外側まで延長した管状の横部材33, 33をボルト3
4締結し、両横部材33, 33の先端には下端が機体
の前方向に向って傾斜する支持部材たるチェンケース3
5. 35を各々固着し、該両チェーン35. 35の
下端及び前記伝動ケース12の下部に爪軸36, 36
、37を機体と直角の同一軸線上に配設し、伝動ケース
12における爪軸37を中間軸21からチェン38及び
安全クット39を介して回転駆動し、両チェンケース3
5, 35における爪軸36, 36を、伝動ケース1
2内のメイン軸24から横部材33, 33内の伝動軸
40, 40及びチェンケース内のチェン41, 41
更に安全クラッチ42, 42を介して回転駆動し、伝
動ケース12における爪軸37の両端及びチェンケース
35における爪軸36, 36の内端には、前記ガイド
レール16に設けた苗取出口45と圃場面9との間を上
下揺動するようにした苗植機構43を各々設ける。
ケースの両側面に突出み、該突出端の周囲におけるケー
ス側面にはフランジ部32, 32を造形し、該両フラ
ンジ部32には機体1から側方向に向って車輪8,8の
外側まで延長した管状の横部材33, 33をボルト3
4締結し、両横部材33, 33の先端には下端が機体
の前方向に向って傾斜する支持部材たるチェンケース3
5. 35を各々固着し、該両チェーン35. 35の
下端及び前記伝動ケース12の下部に爪軸36, 36
、37を機体と直角の同一軸線上に配設し、伝動ケース
12における爪軸37を中間軸21からチェン38及び
安全クット39を介して回転駆動し、両チェンケース3
5, 35における爪軸36, 36を、伝動ケース1
2内のメイン軸24から横部材33, 33内の伝動軸
40, 40及びチェンケース内のチェン41, 41
更に安全クラッチ42, 42を介して回転駆動し、伝
動ケース12における爪軸37の両端及びチェンケース
35における爪軸36, 36の内端には、前記ガイド
レール16に設けた苗取出口45と圃場面9との間を上
下揺動するようにした苗植機構43を各々設ける。
前記ミッションケース2内の変速機構46は第4図〜第
11図に示されている。
11図に示されている。
すなわち、ミッションケース2内には前記入力軸47と
平行に、走行変速軸52、サイドクラッチ軸53、中間
軸54、株間変速軸55及び伝動軸56を軸支し、入力
軸47には4つの歯車57, 58, 59, 60を
備え、株間変速軸55には入力軸47上の歯車58に噛
合する歯車61を嵌着して常時回転伝動する一方、走行
変速軸52上には、入力軸47上の三速歯車57に噛合
し得る歯車62と株間変速軸55上の逆転歯車63に噛
合し得る歯車64とを一体化した第1変速歯車体65、
及び入力軸47上の二速歯車60と一速歯車59とに各
々噛合し得る歯車66, 67を一体化した第2変速歯
車体68を、摺動自在にスプライン嵌合し、サイドクラ
ッチ軸53には走行変速軸52上の歯車69に常時噛合
する歯車70を遊嵌すると共に、その両側に両走行軸4
8, 48’に対して同時に又はいずれか一方に対して
動力伝達を行なうサイドクラッチ機構71, 71’が
設けられている。
平行に、走行変速軸52、サイドクラッチ軸53、中間
軸54、株間変速軸55及び伝動軸56を軸支し、入力
軸47には4つの歯車57, 58, 59, 60を
備え、株間変速軸55には入力軸47上の歯車58に噛
合する歯車61を嵌着して常時回転伝動する一方、走行
変速軸52上には、入力軸47上の三速歯車57に噛合
し得る歯車62と株間変速軸55上の逆転歯車63に噛
合し得る歯車64とを一体化した第1変速歯車体65、
及び入力軸47上の二速歯車60と一速歯車59とに各
々噛合し得る歯車66, 67を一体化した第2変速歯
車体68を、摺動自在にスプライン嵌合し、サイドクラ
ッチ軸53には走行変速軸52上の歯車69に常時噛合
する歯車70を遊嵌すると共に、その両側に両走行軸4
8, 48’に対して同時に又はいずれか一方に対して
動力伝達を行なうサイドクラッチ機構71, 71’が
設けられている。
前記株間変速軸55には、伝動軸56上の歯車72に噛
合し得る歯車73と、歯車74に噛合し得る歯車75と
を一体化した株間変速歯車体76を摺動自在にスプライ
ン嵌合し、伝動軸56は傘歯車対77,78を介して出
力軸51に動力を伝え、出力軸51は筒型フレーム4内
の軸18に連結されている。
合し得る歯車73と、歯車74に噛合し得る歯車75と
を一体化した株間変速歯車体76を摺動自在にスプライ
ン嵌合し、伝動軸56は傘歯車対77,78を介して出
力軸51に動力を伝え、出力軸51は筒型フレーム4内
の軸18に連結されている。
また、ミッションケース2内には走行変速軸52と平行
なシフター軸79と、株間変速軸55と平行なシフター
軸80とを設け、一方のシフター軸79には第1変速歯
車体65に係合する第1フォークシフター81と第2変
速歯車体68に係合する第2フォークシフター82を、
他方のシフター軸80には株間変速歯車体76に係合す
るフォークシフター83を各々摺動自在に嵌挿し、フォ
ークシフター83の上面にその摺動方向と直角に溝84
を設ける一方、ミッションケース2内の上部には、これ
ら軸と直角方向つまり田植機の機体1の中心線に沿って
これと平行に変速操作軸85を、回転且つ摺動自在に軸
支し、前記第1シフター81から操作軸85の下方に突
出した保合子81′の上面には操作軸85の軸方向に溝
81“を設け、第2シフター82からは第1シフター8
1における係金子81′の両側にこれを挾んで2又状係
合子82a,82bを突設して、これに同じく溝82
a’, 82 b’を設け、操作軸85にはその中立位
置で先端が前記第1シフター81係おける保合子81′
の溝81“に嵌まる変速アーム86を嵌着し、操作軸8
5を回転させない状態で機体の前方向に摺動すると第2
シフター82における一方の係合子82 aの溝82a
′に、後方向に摺動すると他方の係合子82 bの溝8
2b′に各々に嵌まるように構或し、また、操作軸85
には下面に操作軸85の軸線と直角方向に溝87を備え
た変速片88を固着し、ミッションケース2内に回転自
在にピン89枢着したベルクランクレバー90の一端を
該変速片88の溝87に、他端を前記フォークシフタ−
83の溝84に各々係合して、操作軸85の前後摺動に
よってのみフォークシフター83が左無に摺動するよう
に構或されている。
なシフター軸79と、株間変速軸55と平行なシフター
軸80とを設け、一方のシフター軸79には第1変速歯
車体65に係合する第1フォークシフター81と第2変
速歯車体68に係合する第2フォークシフター82を、
他方のシフター軸80には株間変速歯車体76に係合す
るフォークシフター83を各々摺動自在に嵌挿し、フォ
ークシフター83の上面にその摺動方向と直角に溝84
を設ける一方、ミッションケース2内の上部には、これ
ら軸と直角方向つまり田植機の機体1の中心線に沿って
これと平行に変速操作軸85を、回転且つ摺動自在に軸
支し、前記第1シフター81から操作軸85の下方に突
出した保合子81′の上面には操作軸85の軸方向に溝
81“を設け、第2シフター82からは第1シフター8
1における係金子81′の両側にこれを挾んで2又状係
合子82a,82bを突設して、これに同じく溝82
a’, 82 b’を設け、操作軸85にはその中立位
置で先端が前記第1シフター81係おける保合子81′
の溝81“に嵌まる変速アーム86を嵌着し、操作軸8
5を回転させない状態で機体の前方向に摺動すると第2
シフター82における一方の係合子82 aの溝82a
′に、後方向に摺動すると他方の係合子82 bの溝8
2b′に各々に嵌まるように構或し、また、操作軸85
には下面に操作軸85の軸線と直角方向に溝87を備え
た変速片88を固着し、ミッションケース2内に回転自
在にピン89枢着したベルクランクレバー90の一端を
該変速片88の溝87に、他端を前記フォークシフタ−
83の溝84に各々係合して、操作軸85の前後摺動に
よってのみフォークシフター83が左無に摺動するよう
に構或されている。
そして、前記操作軸85の後端をミッションケース2の
後端面から後方に突出し、この後端に連結した連動軸9
0′を、前記伝動ケース12の上面より低い位置に配設
すると共に、機体の中心線に沿って後方向に延長して、
前記伝動ケース12とフレーム4との接合部付近に取付
く軸受91に、これに回転自在に摺動不能に嵌挿したプ
ッシュ92を介して摺動及び回転自在に軸支し、該連動
軸90の後端には、前記苗載台14の前方の部位に位置
する変速レバー93の基端をピン94枢着し、該変速レ
バー93の中途部を前記軸受91におけるプッシュ92
から突出したアーム92′にピン95枢着する一方、連
動軸90’とプッシュ92とを連動軸の長溝孔90に嵌
るピン97にて互に摺動し得る状態で洞時に回動できる
ように構戊して或るものである。
後端面から後方に突出し、この後端に連結した連動軸9
0′を、前記伝動ケース12の上面より低い位置に配設
すると共に、機体の中心線に沿って後方向に延長して、
前記伝動ケース12とフレーム4との接合部付近に取付
く軸受91に、これに回転自在に摺動不能に嵌挿したプ
ッシュ92を介して摺動及び回転自在に軸支し、該連動
軸90の後端には、前記苗載台14の前方の部位に位置
する変速レバー93の基端をピン94枢着し、該変速レ
バー93の中途部を前記軸受91におけるプッシュ92
から突出したアーム92′にピン95枢着する一方、連
動軸90’とプッシュ92とを連動軸の長溝孔90に嵌
るピン97にて互に摺動し得る状態で洞時に回動できる
ように構戊して或るものである。
なお、第4図存び第11図において附号97は変速レバ
ー93のガイド板で、該ガイド板97には王字状のガイ
ド溝98を備えている。
ー93のガイド板で、該ガイド板97には王字状のガイ
ド溝98を備えている。
また、第4図、第6図、第8図及び第9図において符号
99は、ミツションケース2に取付くピン100に係合
した状態で変速アーム86と共に摺動するようにした同
時変速防止体で、該防止体99は変速アーム86の先端
の両側に位置する2つの突起99’, 99”を備え、
該両突起99’, 99“は変速アーム86が中立位置
にあって第1シフター81における係金子81′の溝8
1“に嵌まっているときは、第2シフター82の両係合
子82 a, 82 b(7)溝82a’, 82b’
に各々嵌まっているが、変速アーム86が一方の係合子
82 aの溝82a′に嵌まると他方の突起99“が第
1シフター81の係金子81′の溝81“に嵌まり、変
速アーム86が他方の係合子82 bの溝82b′に嵌
まると一方の突起99′が第1シフター81の係金子8
1′の溝81″に嵌まり、これにより両シフター81.
82が同時に摺動することが防止される。
99は、ミツションケース2に取付くピン100に係合
した状態で変速アーム86と共に摺動するようにした同
時変速防止体で、該防止体99は変速アーム86の先端
の両側に位置する2つの突起99’, 99”を備え、
該両突起99’, 99“は変速アーム86が中立位置
にあって第1シフター81における係金子81′の溝8
1“に嵌まっているときは、第2シフター82の両係合
子82 a, 82 b(7)溝82a’, 82b’
に各々嵌まっているが、変速アーム86が一方の係合子
82 aの溝82a′に嵌まると他方の突起99“が第
1シフター81の係金子81′の溝81“に嵌まり、変
速アーム86が他方の係合子82 bの溝82b′に嵌
まると一方の突起99′が第1シフター81の係金子8
1′の溝81″に嵌まり、これにより両シフター81.
82が同時に摺動することが防止される。
この構或において変速レバー93を第4図、第10図及
び第11図に実線で示す中立位置から機体の進行方向に
対して右方向に回動操作してガイド溝98の(III)
位置にすれば、操作軸85、変速アーム86及び変速片
88が右回転するが、変速片88とベルクランクレバー
90とは変速片88における操作軸85と直角方向の溝
87を介して係合しているので、変速片88の右回転に
よってベルクランクレバー90、フォークシフタ−83
及び株間変速歯車体76は動くことがなく、従って苗植
装置50は駆動することなく、変速アーム86の先端が
係合する第■フォークシフタ−81のみの左方向の摺動
によって、これに連動する第1変速歯車体65がその歯
車62が入力軸47上の歯車57に噛合するように摺動
するから、田植機は苗植装置50が駆動しない状態の下
で比較的早い速度の三速前進走行することになり、変速
レバー93を中立位置から左方向に回動操作してガイド
溝98の(R)位置にすれば、同じく株間変速歯車体7
6は動くことなく、第1変速歯車体65のみが右方向に
摺動して、その歯車64が逆転歯車63に噛合するから
、田植機は苗植装置50が駆動しない状態の下で後退走
行することになる。
び第11図に実線で示す中立位置から機体の進行方向に
対して右方向に回動操作してガイド溝98の(III)
位置にすれば、操作軸85、変速アーム86及び変速片
88が右回転するが、変速片88とベルクランクレバー
90とは変速片88における操作軸85と直角方向の溝
87を介して係合しているので、変速片88の右回転に
よってベルクランクレバー90、フォークシフタ−83
及び株間変速歯車体76は動くことがなく、従って苗植
装置50は駆動することなく、変速アーム86の先端が
係合する第■フォークシフタ−81のみの左方向の摺動
によって、これに連動する第1変速歯車体65がその歯
車62が入力軸47上の歯車57に噛合するように摺動
するから、田植機は苗植装置50が駆動しない状態の下
で比較的早い速度の三速前進走行することになり、変速
レバー93を中立位置から左方向に回動操作してガイド
溝98の(R)位置にすれば、同じく株間変速歯車体7
6は動くことなく、第1変速歯車体65のみが右方向に
摺動して、その歯車64が逆転歯車63に噛合するから
、田植機は苗植装置50が駆動しない状態の下で後退走
行することになる。
次に、変速レバー93を実線の中立位置から機体の進行
方向に対して上方向に回動操作してガイド溝98の(B
)位置にすれば、操作軸85南変速アーム86及び変速
片88が機体の進行方向に対して後方向に摺動し、変速
アーム86が第2フォークシフター82における他方の
係合子82 aに係合する一方、変速片86の後方向へ
の摺動によってこれにベルクランクレバー90を介して
連動するフォークシフター83が左方向に摺動して、株
間変速歯車体76がその歯車73が歯車72に噛合する
ように摺動するから、苗植装置50への動力伝達がON
になって苗植装置50は低速で回転駆動されることにな
り、(B准置の変速レバー93を左方向に回動操作して
(IIB)位置にすれば、その変速アーム86が係合す
る第2フォークシフター82を介して第2変速歯車体6
8が右方向に摺動してその歯車67が入力軸47上の歯
車59に噛合し、田植機が二速前進走行するから、圃場
面には3 . 3 m”当り60株程度の粗い密度で苗
を植付けることができるのであり、この状態から変速レ
バー93を右方向に回動操作して(IB)位置にすれば
、第2変速歯車体68の左摺動でその歯車66が入力軸
47上の歯車60に噛合して田植機が一速前進走行する
から、圃場面には3.3m”当り70株程度の中密度で
苗を植付けることができる。
方向に対して上方向に回動操作してガイド溝98の(B
)位置にすれば、操作軸85南変速アーム86及び変速
片88が機体の進行方向に対して後方向に摺動し、変速
アーム86が第2フォークシフター82における他方の
係合子82 aに係合する一方、変速片86の後方向へ
の摺動によってこれにベルクランクレバー90を介して
連動するフォークシフター83が左方向に摺動して、株
間変速歯車体76がその歯車73が歯車72に噛合する
ように摺動するから、苗植装置50への動力伝達がON
になって苗植装置50は低速で回転駆動されることにな
り、(B准置の変速レバー93を左方向に回動操作して
(IIB)位置にすれば、その変速アーム86が係合す
る第2フォークシフター82を介して第2変速歯車体6
8が右方向に摺動してその歯車67が入力軸47上の歯
車59に噛合し、田植機が二速前進走行するから、圃場
面には3 . 3 m”当り60株程度の粗い密度で苗
を植付けることができるのであり、この状態から変速レ
バー93を右方向に回動操作して(IB)位置にすれば
、第2変速歯車体68の左摺動でその歯車66が入力軸
47上の歯車60に噛合して田植機が一速前進走行する
から、圃場面には3.3m”当り70株程度の中密度で
苗を植付けることができる。
そして、変速レバー93を実線の中立位置から機体の進
行方向に対して下方向に回動操作してA位置にすれば、
操作軸85、変速アーム86及び変速片88が機体の進
行方向に対して前方向に摺動し、変速アーム86が第2
フオークシフター82における一方の保合子82 aに
係合する一労、変速片88の前方向への摺動によってこ
れにベルクランクレバー90を介して連動するフォーク
シフター83が右方向に摺動して、株間変速歯車体76
がその歯車75が歯車74に噛合するように摺動するか
ら、苗植装置50は前記よりも早い速度で回転駆動され
ることになり、A位置の変速レバー93を左方向に回動
操作して(IIA)位置にすれば、前記と同様に変速ア
ーム86に連動する第2変速歯車体68の右摺動によっ
て田植機が二速前進走行するから、圃場面には3.3m
”当り80株程度の高密度で苗を植付けることができる
のであり、この状態から変速レバー93を右方向に回動
操作して(IA)位置にすれば、第2変速歯車体68の
左摺動で田植機が一連前進走行するから、圃場面には3
.3m”当り90株程度の極高密度で苗を植付けること
ができる。
行方向に対して下方向に回動操作してA位置にすれば、
操作軸85、変速アーム86及び変速片88が機体の進
行方向に対して前方向に摺動し、変速アーム86が第2
フオークシフター82における一方の保合子82 aに
係合する一労、変速片88の前方向への摺動によってこ
れにベルクランクレバー90を介して連動するフォーク
シフター83が右方向に摺動して、株間変速歯車体76
がその歯車75が歯車74に噛合するように摺動するか
ら、苗植装置50は前記よりも早い速度で回転駆動され
ることになり、A位置の変速レバー93を左方向に回動
操作して(IIA)位置にすれば、前記と同様に変速ア
ーム86に連動する第2変速歯車体68の右摺動によっ
て田植機が二速前進走行するから、圃場面には3.3m
”当り80株程度の高密度で苗を植付けることができる
のであり、この状態から変速レバー93を右方向に回動
操作して(IA)位置にすれば、第2変速歯車体68の
左摺動で田植機が一連前進走行するから、圃場面には3
.3m”当り90株程度の極高密度で苗を植付けること
ができる。
このように、走行機体の後部には後傾式の苗載台と操縦
ハンドルとを備えた田植機において、その走行機体の前
部に取付くミッションケース内の変速機構を、変速レバ
ーによって変速操作する場合、本考案は、この変速レバ
ーを前記苗載台の前方部位置に伝動ケース等の機体に取
付けたから、田植機の操縦者は操縦ハンドル箇所に位置
した状態で変速レバーを操作することができる。
ハンドルとを備えた田植機において、その走行機体の前
部に取付くミッションケース内の変速機構を、変速レバ
ーによって変速操作する場合、本考案は、この変速レバ
ーを前記苗載台の前方部位置に伝動ケース等の機体に取
付けたから、田植機の操縦者は操縦ハンドル箇所に位置
した状態で変速レバーを操作することができる。
従って本考案によれば、操縦者は田植機の前方を見なが
らその姿勢のよ・走行変速操作を任意に行なうことがで
きると共に、前方を見ている状態で変速レバーの変速位
置を確認することができて、操作性が著しく向上するの
であり、そして、このように後傾式苗載台の前面部に設
けた走行変速レバー93と、田植機の機体前部における
ミッションケース2とを連動連結するにおいて、本考案
は、前記ミッションケース2にその変速を行うための変
速操作軸85を田植機の機体中心線と平行に設け、該変
速操作軸85と前記変速操作レバー93とを、同じく田
植機の機体中心線と平行に配設した連動軸90′にて連
結したものであるから、従来のように複数のリンク機構
を必要とせず、その連動機構は構造が著しく簡単になっ
て田植機の軽量化を図ることができるばかりか、取付け
スペースを縮少して小型化できるのであり、その上変速
操作レバーに対する変速操作軸の動きにガタ付きが少な
くなるから、変速操作のフィーリングが向上して迅速且
つ的確に変速操作できるのである。
らその姿勢のよ・走行変速操作を任意に行なうことがで
きると共に、前方を見ている状態で変速レバーの変速位
置を確認することができて、操作性が著しく向上するの
であり、そして、このように後傾式苗載台の前面部に設
けた走行変速レバー93と、田植機の機体前部における
ミッションケース2とを連動連結するにおいて、本考案
は、前記ミッションケース2にその変速を行うための変
速操作軸85を田植機の機体中心線と平行に設け、該変
速操作軸85と前記変速操作レバー93とを、同じく田
植機の機体中心線と平行に配設した連動軸90′にて連
結したものであるから、従来のように複数のリンク機構
を必要とせず、その連動機構は構造が著しく簡単になっ
て田植機の軽量化を図ることができるばかりか、取付け
スペースを縮少して小型化できるのであり、その上変速
操作レバーに対する変速操作軸の動きにガタ付きが少な
くなるから、変速操作のフィーリングが向上して迅速且
つ的確に変速操作できるのである。
その上本考案は、前記ミッションケース2の変速操作軸
85と、走行変速レバー93とを連結する連動軸90’
を前記伝動ケース12の上面より低い位置に配設したこ
とにより、従来死空間であったフレーム4の上面の空間
部を、前記連動軸90’の設置に有効に利用できるから
、フレーム4の上方に図示のように予備苗載台を設ける
場合にはその高さを低くすることができる等田植機の小
型化を図ることができる効果を有する。
85と、走行変速レバー93とを連結する連動軸90’
を前記伝動ケース12の上面より低い位置に配設したこ
とにより、従来死空間であったフレーム4の上面の空間
部を、前記連動軸90’の設置に有効に利用できるから
、フレーム4の上方に図示のように予備苗載台を設ける
場合にはその高さを低くすることができる等田植機の小
型化を図ることができる効果を有する。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は田植の側面図、
第2図はその平面図、第3図は第1図のII−III視
拡大断面図、第4図はミッションケースの縦断正面図、
第5図は第4図のV−V視断面図、第6図は第4図のV
I−VI視断面図、第7図は第4図のVll−Vll視
断面図、第8図は第4図の■一■視断面図、第9図は第
6図のIX−IX視断面図、第10図は第4図のX−X
視断面図、第11図は第4図のM−m視断面図である。 1・・・機体、2・・・ミッションケース、8,8・・
・車輪、46・・・変速機構、50・・・苗植装置、1
4・・・苗載台、13, 13’・・・操縦ハンドル、
85・・・変速操作軸、93・・・変速レバー
第2図はその平面図、第3図は第1図のII−III視
拡大断面図、第4図はミッションケースの縦断正面図、
第5図は第4図のV−V視断面図、第6図は第4図のV
I−VI視断面図、第7図は第4図のVll−Vll視
断面図、第8図は第4図の■一■視断面図、第9図は第
6図のIX−IX視断面図、第10図は第4図のX−X
視断面図、第11図は第4図のM−m視断面図である。 1・・・機体、2・・・ミッションケース、8,8・・
・車輪、46・・・変速機構、50・・・苗植装置、1
4・・・苗載台、13, 13’・・・操縦ハンドル、
85・・・変速操作軸、93・・・変速レバー
Claims (1)
- 車輪を備え且つ走行変速機構を内蔵したミッションケー
スを前部に、苗植機構を備え掲伝動ケースを後部に配設
し、その間を前記伝動ケースの上面より低い位置におい
てフレームにて連結し、前記伝動ケースの後部に後傾式
の苗載台を該苗載台の後部に操縦ハンドルを設けて戊る
田植機において、前記伝動ケーストフレームとの接合部
付近に、前記苗載台の前面に沿って後方に延びる走行変
速レバーの基端部を装着する一方、前記ミッションケー
スには、その変速を行うための変速操作軸を田植機の機
体中心線と平行に設けて、該変速操作軸の後端を、ミッ
ションケースの後端面がら突出し、この突出端と前記走
行変速レバーとを、前記伝動ケースの上面より低い位置
において田植機の機体中心線と平行に配設した連動軸を
介して連結して或る田植機における走行変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978035350U JPS599536Y2 (ja) | 1978-03-17 | 1978-03-17 | 田植機における走行変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978035350U JPS599536Y2 (ja) | 1978-03-17 | 1978-03-17 | 田植機における走行変速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54137517U JPS54137517U (ja) | 1979-09-25 |
JPS599536Y2 true JPS599536Y2 (ja) | 1984-03-26 |
Family
ID=28894449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978035350U Expired JPS599536Y2 (ja) | 1978-03-17 | 1978-03-17 | 田植機における走行変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS599536Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0714293B2 (ja) * | 1992-08-19 | 1995-02-22 | 井関農機株式会社 | 移植装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53152921U (ja) * | 1977-05-09 | 1978-12-01 |
-
1978
- 1978-03-17 JP JP1978035350U patent/JPS599536Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54137517U (ja) | 1979-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4216680A (en) | Travel speed change apparatus for a farm vehicle | |
JPS599536Y2 (ja) | 田植機における走行変速装置 | |
JP5701514B2 (ja) | 田植機 | |
JP4274969B2 (ja) | 田植機 | |
EP0447086B1 (en) | Transmission selector mechanism | |
JP2002095315A (ja) | 田植機の植付部のクラッチ | |
JPS5854257Y2 (ja) | 田植機における変速装置 | |
JP2933268B2 (ja) | 耕うん機における変速ガイド板構造 | |
JP4629909B2 (ja) | 田植機の植付部 | |
JPS5838423Y2 (ja) | 農機の駆動出力用変速装置 | |
JPH056726Y2 (ja) | ||
JPS5853613Y2 (ja) | 変速操作装置 | |
JPH077653Y2 (ja) | 田植機の伝動構造 | |
JP3402517B2 (ja) | 苗載台の横送り変速レバー | |
JP2530354Y2 (ja) | 歩行型移植機における植付部動力の伝動構造 | |
JPS624761Y2 (ja) | ||
JP3330775B2 (ja) | 田植機の横送り変速レバー | |
JP2660324B2 (ja) | 耕うん機 | |
JP2575675Y2 (ja) | 歩行型水田作業機におけるトランスミッション | |
JPH0141971Y2 (ja) | ||
JP2024106741A (ja) | 変速機構及び農作業車両 | |
JP4377487B2 (ja) | 管理機のpto操作機構 | |
JP2519040Y2 (ja) | 移植機における変換用歯車体の配設構造 | |
JPH0614115Y2 (ja) | 作業車の走行用操作構造 | |
JPH04117518U (ja) | 水田作業機における操作装置 |