JPS59916A - コンデンサ誘電体用フイルム - Google Patents
コンデンサ誘電体用フイルムInfo
- Publication number
- JPS59916A JPS59916A JP10914582A JP10914582A JPS59916A JP S59916 A JPS59916 A JP S59916A JP 10914582 A JP10914582 A JP 10914582A JP 10914582 A JP10914582 A JP 10914582A JP S59916 A JPS59916 A JP S59916A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- resin
- heat
- shrinkage rate
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、一定値以上の熱収縮率を有する熱可塑性フィ
ルムと接着性樹脂層との積層フィルムとよりなるコンデ
ンサ誘電体用フィルムに関するものである。
ルムと接着性樹脂層との積層フィルムとよりなるコンデ
ンサ誘電体用フィルムに関するものである。
フィルムコンデンサは、一般に2軸延伸ポリエステルフ
イルム、2軸延伸ポリプロピレンフイルムなどのフィル
ムとアルミ箔等の金属箔膜とを重ね合わせて巻回する方
法やあるいは前記フィルムの表面にアルミ、亜鉛などの
蒸着膜を形成させた後に巻回する方法によシ裂造きれて
いるが、これらのコンデンサでは巻回されたフィルム等
の間が接着されていないために空気層を捲込み易く、空
気層を埋めるために樹脂を含浸させたり、あるいは空気
中の水分の浸入を防止するために樹脂で外側を固める必
要があった。このため、コンデンサ、1体の寸法が必要
以上に大きくなり、電気回路へ組込む際に大きな障害と
なっていた。この問題を解決する方法として熱可塑性フ
ィルムの両面に熱可塑性樹脂あるいは熱硬化可能な樹脂
を積層した後、金属箔と重ね合わせて加熱圧着処理する
方法が提案されているが、通常の熱可塑性フイルムケ使
用した場合は捲取り時に捲き込まれた空気層が残り空気
中の水分の浸入を十分に防ぐことができなかった。
イルム、2軸延伸ポリプロピレンフイルムなどのフィル
ムとアルミ箔等の金属箔膜とを重ね合わせて巻回する方
法やあるいは前記フィルムの表面にアルミ、亜鉛などの
蒸着膜を形成させた後に巻回する方法によシ裂造きれて
いるが、これらのコンデンサでは巻回されたフィルム等
の間が接着されていないために空気層を捲込み易く、空
気層を埋めるために樹脂を含浸させたり、あるいは空気
中の水分の浸入を防止するために樹脂で外側を固める必
要があった。このため、コンデンサ、1体の寸法が必要
以上に大きくなり、電気回路へ組込む際に大きな障害と
なっていた。この問題を解決する方法として熱可塑性フ
ィルムの両面に熱可塑性樹脂あるいは熱硬化可能な樹脂
を積層した後、金属箔と重ね合わせて加熱圧着処理する
方法が提案されているが、通常の熱可塑性フイルムケ使
用した場合は捲取り時に捲き込まれた空気層が残り空気
中の水分の浸入を十分に防ぐことができなかった。
本発明は、かかる現状に鑑み、100℃、120分処理
時の長さ方向熱収縮率が0.8%以上の熱可塑性フィル
ムの片面または両面に100℃以上での圧着接着強度が
1097 cm以上であるような接着性を示す樹脂層を
設けることにより、フィルムコンデンサの製造時におけ
る加熱圧着処理のさいに樹脂層にて接斎性を生ぜしめる
と共に、熱収縮性の熱可塑性フィルムにて捲取り時に捲
き込まれた空気層を排除して一体化を計り得るコンデン
サ誘電体用フィルムの提供を可能ならしめるものにして
、以下本発明の詳細な説明することとする。
時の長さ方向熱収縮率が0.8%以上の熱可塑性フィル
ムの片面または両面に100℃以上での圧着接着強度が
1097 cm以上であるような接着性を示す樹脂層を
設けることにより、フィルムコンデンサの製造時におけ
る加熱圧着処理のさいに樹脂層にて接斎性を生ぜしめる
と共に、熱収縮性の熱可塑性フィルムにて捲取り時に捲
き込まれた空気層を排除して一体化を計り得るコンデン
サ誘電体用フィルムの提供を可能ならしめるものにして
、以下本発明の詳細な説明することとする。
本発明に使用される熱可塑性フィルムの熱収縮率は、1
00℃、120分処理時の長さ方向の収縮率にて0.8
%以上、望ましくは1.0%以上であって、その素材は
特に限定されるものではないが、価格、機械的強度、電
気的特性、作業性等からポリエチレンテレフタレートフ
ィルムあるいはポリプロピレンフィルムが好ましい。々
お、熱収縮率は次式に示すように定義される。
00℃、120分処理時の長さ方向の収縮率にて0.8
%以上、望ましくは1.0%以上であって、その素材は
特に限定されるものではないが、価格、機械的強度、電
気的特性、作業性等からポリエチレンテレフタレートフ
ィルムあるいはポリプロピレンフィルムが好ましい。々
お、熱収縮率は次式に示すように定義される。
なお、上記の熱収縮率の測定条件を100℃としたのは
、フィルムコンデンサの製造時における加熱圧着処理時
の加熱温度条件に基づくものである。すなわち、フィル
ムコンデンサは、一般にフィルムと金属箔膜とを重ね合
わせながら捲取るか、あるいはフィルムの少なくとも一
面に金属蒸着層を設けて捲取った後、加熱圧着処理を施
して一体化することにより製造されるが、この加熱圧着
処理時の加熱温度はコンデンサの製造速/fから100
℃以上が必要であるからである。
、フィルムコンデンサの製造時における加熱圧着処理時
の加熱温度条件に基づくものである。すなわち、フィル
ムコンデンサは、一般にフィルムと金属箔膜とを重ね合
わせながら捲取るか、あるいはフィルムの少なくとも一
面に金属蒸着層を設けて捲取った後、加熱圧着処理を施
して一体化することにより製造されるが、この加熱圧着
処理時の加熱温度はコンデンサの製造速/fから100
℃以上が必要であるからである。
次に、熱可塑性フィルムの片面または両面に積層する樹
脂は、100℃以上で接着性を示すものであって、熱可
塑性樹脂のほか、100℃以上で架橋可能な未硬化樹脂
であっても良い。ここで、100℃以上における接着性
を条件としたのは、フィルムコンデンサの製造時におけ
る加熱圧着処理時の加熱温度条件に基づくものである。
脂は、100℃以上で接着性を示すものであって、熱可
塑性樹脂のほか、100℃以上で架橋可能な未硬化樹脂
であっても良い。ここで、100℃以上における接着性
を条件としたのは、フィルムコンデンサの製造時におけ
る加熱圧着処理時の加熱温度条件に基づくものである。
そして、上記樹脂の100℃以上における接着性の程度
は、空気中の水分の浸入を防止し、しかも使用時に分解
しない程度の強固さを保持するために10g/crn以
上、望ましくは209 / crn以」二の圧着接着強
度が必要である。なお、この圧着接着強度は2枚のフィ
ルムを部分的に圧着接着した後、接着部に直角にICm
幅に切出して非接着部を常温にて180゜の角度で互い
に逆方向に引張ったときの強度として定義される。また
、熱可塑性フィルムに積層する樹脂層の厚さは必要以上
に厚いと、加熱圧着時に樹脂が流出したり、あるいは積
層樹脂の電気的性能がベースフィルムの電気的性能を変
える恐れがあるので、熱可塑性フィルムの厚さの2倍以
下望ましくは1倍以下とすることか望ましい。前記樹脂
層の素材は特に限定されるものではないが、接着性、電
気的特性等からフェノキシ樹脂が好捷しいO 本発明によるコンデンサ誘電体用フィルムは、アルミ箔
等の金属参÷箔模とを重ね合わせながら捲取ったり、あ
るいは少なくとも一面に金属蒸着層を設けて捲取った後
、加熱圧着処理して一体化せしめてフィルムコンデンサ
の製造に供せられる。
は、空気中の水分の浸入を防止し、しかも使用時に分解
しない程度の強固さを保持するために10g/crn以
上、望ましくは209 / crn以」二の圧着接着強
度が必要である。なお、この圧着接着強度は2枚のフィ
ルムを部分的に圧着接着した後、接着部に直角にICm
幅に切出して非接着部を常温にて180゜の角度で互い
に逆方向に引張ったときの強度として定義される。また
、熱可塑性フィルムに積層する樹脂層の厚さは必要以上
に厚いと、加熱圧着時に樹脂が流出したり、あるいは積
層樹脂の電気的性能がベースフィルムの電気的性能を変
える恐れがあるので、熱可塑性フィルムの厚さの2倍以
下望ましくは1倍以下とすることか望ましい。前記樹脂
層の素材は特に限定されるものではないが、接着性、電
気的特性等からフェノキシ樹脂が好捷しいO 本発明によるコンデンサ誘電体用フィルムは、アルミ箔
等の金属参÷箔模とを重ね合わせながら捲取ったり、あ
るいは少なくとも一面に金属蒸着層を設けて捲取った後
、加熱圧着処理して一体化せしめてフィルムコンデンサ
の製造に供せられる。
加熱圧着処理の加熱温度はコンデンサの製造速度から1
00℃以上が必要であり、熱可塑性フィルムに積層する
樹脂が流出しない範囲でできる限り高い温度の万がフィ
ルムの収縮も大きく、捲込まネ、り空気層ケ排除しなが
らフィルム同志が融着あるいは硬化して完全に一体化を
計ることができる。
00℃以上が必要であり、熱可塑性フィルムに積層する
樹脂が流出しない範囲でできる限り高い温度の万がフィ
ルムの収縮も大きく、捲込まネ、り空気層ケ排除しなが
らフィルム同志が融着あるいは硬化して完全に一体化を
計ることができる。
なお、加熱圧着時の圧着圧力は熱可塑性フィルムの自己
収縮力のみによる圧着力で十分であるとき七−1 もあるが、一般的には1.5 kLi / cm 以
」二とすることが望ましい。
収縮力のみによる圧着力で十分であるとき七−1 もあるが、一般的には1.5 kLi / cm 以
」二とすることが望ましい。
以下、本発明を実施例および比較例によりさらに詳しく
述べる。
述べる。
実施例1〜3および比較例
100℃、120分処理の長さ方向収縮率が表」■に示
すように異なる厚さ4μのポリエチレンテレフタレート
2軸延伸フイルムの両面にグラビヤコーターを使用して
フェノキシ樹脂溶液ケ塗布し乾燥した。コート厚さは2
.5μであった。このフィルムケ幅10覇にマイクロス
リットし・幅8mm・厚さ6μのアルミ箔と重ね合わせ
ながら捲回した後、160℃で熱プレスしてコンデンサ
を作ったOH造されたコンデンサに75 V D Cの
電圧ケ印荷しながら40℃、90%R″Hの雰囲気中に
放置した後、誘電率の変化を測定したO測定結果は表−
1に示すとおりであり、熱収縮率が小さい比較例に比べ
て0.8%以上の実施例1〜3は変化率が小さく良好な
結果であった。
すように異なる厚さ4μのポリエチレンテレフタレート
2軸延伸フイルムの両面にグラビヤコーターを使用して
フェノキシ樹脂溶液ケ塗布し乾燥した。コート厚さは2
.5μであった。このフィルムケ幅10覇にマイクロス
リットし・幅8mm・厚さ6μのアルミ箔と重ね合わせ
ながら捲回した後、160℃で熱プレスしてコンデンサ
を作ったOH造されたコンデンサに75 V D Cの
電圧ケ印荷しながら40℃、90%R″Hの雰囲気中に
放置した後、誘電率の変化を測定したO測定結果は表−
1に示すとおりであり、熱収縮率が小さい比較例に比べ
て0.8%以上の実施例1〜3は変化率が小さく良好な
結果であった。
実施例4
100℃、120分処理の長さ方向熱収縮率が1.5%
の厚さ7μのポリエチレンテレフタレート2軸延伸フイ
ルムの片面に蒸着幅6胴、マージン幅2咽でアルミ蒸着
を施して捲取った。この蒸着フィルムの両面にグラビヤ
コーターを使用してフェノキシ樹脂溶液を塗布し、乾燥
した。コート厚さは1.4μであった。このフィルムを
マージン部でマイクロスリットし、捲回した後、150
℃で熱プレスしてコンデンサヶ作った。
の厚さ7μのポリエチレンテレフタレート2軸延伸フイ
ルムの片面に蒸着幅6胴、マージン幅2咽でアルミ蒸着
を施して捲取った。この蒸着フィルムの両面にグラビヤ
コーターを使用してフェノキシ樹脂溶液を塗布し、乾燥
した。コート厚さは1.4μであった。このフィルムを
マージン部でマイクロスリットし、捲回した後、150
℃で熱プレスしてコンデンサヶ作った。
製造されたコンデンサを無負荷で60℃、90%RHの
雰囲気中に放置した後、誘電率の変化を測定した。測定
結果は表−2に示すとおりであり、十分に実用に削える
ものであった。
雰囲気中に放置した後、誘電率の変化を測定した。測定
結果は表−2に示すとおりであり、十分に実用に削える
ものであった。
表−2、
特許出願人 ユニチカ株式会社
71
Claims (1)
- 100℃、120分処理時の長さ方向熱収縮率が0.8
%以上の熱可塑性フィルムの片面または両面に100℃
以上での圧着接着強度が10 、jil / cm以上
であるような接着性を示す樹脂層を設けたことを特徴と
するコンデンサ誘電体用フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10914582A JPS59916A (ja) | 1982-06-26 | 1982-06-26 | コンデンサ誘電体用フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10914582A JPS59916A (ja) | 1982-06-26 | 1982-06-26 | コンデンサ誘電体用フイルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59916A true JPS59916A (ja) | 1984-01-06 |
Family
ID=14502741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10914582A Pending JPS59916A (ja) | 1982-06-26 | 1982-06-26 | コンデンサ誘電体用フイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59916A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6167910A (ja) * | 1984-09-12 | 1986-04-08 | 株式会社タイツウ | 高圧用コンデンサの製造方法 |
JPS62183506A (ja) * | 1986-02-07 | 1987-08-11 | 松下電器産業株式会社 | 金属化フイルムコンデンサ |
JPS62186512A (ja) * | 1986-02-12 | 1987-08-14 | 松下電器産業株式会社 | 金属化フイルムコンデンサ |
JPS62235716A (ja) * | 1986-04-04 | 1987-10-15 | 日新電機株式会社 | コンデンサ |
-
1982
- 1982-06-26 JP JP10914582A patent/JPS59916A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6167910A (ja) * | 1984-09-12 | 1986-04-08 | 株式会社タイツウ | 高圧用コンデンサの製造方法 |
JPH0562448B2 (ja) * | 1984-09-12 | 1993-09-08 | Taiyo Tsushin Kogyo Kk | |
JPS62183506A (ja) * | 1986-02-07 | 1987-08-11 | 松下電器産業株式会社 | 金属化フイルムコンデンサ |
JPH0511406B2 (ja) * | 1986-02-07 | 1993-02-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
JPS62186512A (ja) * | 1986-02-12 | 1987-08-14 | 松下電器産業株式会社 | 金属化フイルムコンデンサ |
JPH0545049B2 (ja) * | 1986-02-12 | 1993-07-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
JPS62235716A (ja) * | 1986-04-04 | 1987-10-15 | 日新電機株式会社 | コンデンサ |
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