JPS5989795A - 電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法 - Google Patents
電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法Info
- Publication number
- JPS5989795A JPS5989795A JP19762582A JP19762582A JPS5989795A JP S5989795 A JPS5989795 A JP S5989795A JP 19762582 A JP19762582 A JP 19762582A JP 19762582 A JP19762582 A JP 19762582A JP S5989795 A JPS5989795 A JP S5989795A
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- Japan
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- foil
- aluminum foil
- chemical conversion
- conversion treatment
- electrolytic capacitor
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法に関する
ものである。
ものである。
アルミ電解コンデンサに用いられるアルミ箔は、一般に
、アルミ箔をエツチングした後に、1allや蓚酸等の
溶液に浸漬して一定の電圧を印加して所望の厚さの酸化
皮膜を生成させ、さらにアニール処理として数100℃
の高温雰囲気中に数分間放置する工程を数回施し製造さ
れる。
、アルミ箔をエツチングした後に、1allや蓚酸等の
溶液に浸漬して一定の電圧を印加して所望の厚さの酸化
皮膜を生成させ、さらにアニール処理として数100℃
の高温雰囲気中に数分間放置する工程を数回施し製造さ
れる。
ところで、アルミ箔に化成処理を施した場合、処理中に
生成された酸化皮膜に分極が生じ、そのために化成の進
行が阻害され、所定の厚さの酸化皮膜が得られなかった
り、あるいは不完全な酸化皮膜のために漏れ電流を十分
に減少できない現象が起こる。
生成された酸化皮膜に分極が生じ、そのために化成の進
行が阻害され、所定の厚さの酸化皮膜が得られなかった
り、あるいは不完全な酸化皮膜のために漏れ電流を十分
に減少できない現象が起こる。
このような、化成処理の不完全さを補うために、化成箔
にアニール処理を施し、酸化皮膜に発生した分極を分解
し十分に濡れ電流を減少できるようにしている。しかし
ながら、アニール処理は、一般に数100℃という高温
雰囲気を形成させる必要があり、分極の分解作用だけで
はなく生成した酸化皮膜を劣化させる欠点があり、また
電力量の消費が膨大である等の欠点があった。
にアニール処理を施し、酸化皮膜に発生した分極を分解
し十分に濡れ電流を減少できるようにしている。しかし
ながら、アニール処理は、一般に数100℃という高温
雰囲気を形成させる必要があり、分極の分解作用だけで
はなく生成した酸化皮膜を劣化させる欠点があり、また
電力量の消費が膨大である等の欠点があった。
本発明は、以上の欠点を改良し、化成箔の酸化皮膜の劣
化を軽減し漏れ電流の小さい安価に製造しつる電解コン
デンサ用アルミ箔の製造方法の提供を目的とするもので
ある。
化を軽減し漏れ電流の小さい安価に製造しつる電解コン
デンサ用アルミ箔の製造方法の提供を目的とするもので
ある。
本発明は、上記の目的を達成するために、アルミ箔を化
成処理の途中に弱アルカリ性溶液中に浸漬することを特
徴とする電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法を提供す
るものである。
成処理の途中に弱アルカリ性溶液中に浸漬することを特
徴とする電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法を提供す
るものである。
本発明は、さらに、上記の目的を達成するために、アル
ミ箔を化成処理の途中に弱アルカリ性溶液中に浸漬し、
その後、アニール処理を施すことを特徴とする電解コン
デンサ用アルミ箔の製造方法を提供するものである。
ミ箔を化成処理の途中に弱アルカリ性溶液中に浸漬し、
その後、アニール処理を施すことを特徴とする電解コン
デンサ用アルミ箔の製造方法を提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
先ず、エツチングしたアルミ箔を純水ボイル処理を施し
た後にS酸溶液中に浸漬し、300〜600■程麿定電
圧を印加し、化成処理を施す。そして二〇化成処理の途
中において、アルミ箔をアンモニアや炭酸ソーダ、重炭
酸ソーダ、リン酸アンモン等のPH9〜12の弱アルカ
リ性物質の常温の溶液中に浸漬する。アルミ箔を弱アル
カリ性溶液に浸漬後、再び化成処理を施す。
た後にS酸溶液中に浸漬し、300〜600■程麿定電
圧を印加し、化成処理を施す。そして二〇化成処理の途
中において、アルミ箔をアンモニアや炭酸ソーダ、重炭
酸ソーダ、リン酸アンモン等のPH9〜12の弱アルカ
リ性物質の常温の溶液中に浸漬する。アルミ箔を弱アル
カリ性溶液に浸漬後、再び化成処理を施す。
すなわち、アルミ箔に純水ボイル処理を施すと、アルミ
箔の表面に水酸化アルミニウムが生成する。
箔の表面に水酸化アルミニウムが生成する。
その後、アルミ箔を硼酸溶液中に浸漬し定電圧を印加し
酸化皮膜を生成させると水酸化アルミニウムが不純物と
して酸化皮膜中に混入する。出願人は分極の主な原因の
一つがこの酸化皮膜中に混入した水酸化アルミニウムに
硼酸が結合して生ずるものであることを発見した。それ
故、酸化皮膜の生成したアルミ箔を化成処理の途中で弱
アルカリ性溶液中に浸漬することにより、加水分解反応
により水酸化アルミニウムに結合している硼酸が取れて
分極が消滅する。それ故、その後の化成処理において欠
陥の少ない酸化皮膜が生成し、漏れ電流が十分に絞られ
減少する。また、アニール処理を施す必要がないので酸
化皮膜の劣化を防止でき十分に濡れ電流の小さいアルミ
箔が得られ、し力)も製造時間を短縮でき、アニール処
理に要する電力を削除でき安価なものが得られる。なお
、弱アルカリ性溶液のPI−1は9〜12の範囲が良く
、PI」が9より小さいと効果が小さく、P l−1が
12より大きいと酸化皮膜を損傷することがある。
酸化皮膜を生成させると水酸化アルミニウムが不純物と
して酸化皮膜中に混入する。出願人は分極の主な原因の
一つがこの酸化皮膜中に混入した水酸化アルミニウムに
硼酸が結合して生ずるものであることを発見した。それ
故、酸化皮膜の生成したアルミ箔を化成処理の途中で弱
アルカリ性溶液中に浸漬することにより、加水分解反応
により水酸化アルミニウムに結合している硼酸が取れて
分極が消滅する。それ故、その後の化成処理において欠
陥の少ない酸化皮膜が生成し、漏れ電流が十分に絞られ
減少する。また、アニール処理を施す必要がないので酸
化皮膜の劣化を防止でき十分に濡れ電流の小さいアルミ
箔が得られ、し力)も製造時間を短縮でき、アニール処
理に要する電力を削除でき安価なものが得られる。なお
、弱アルカリ性溶液のPI−1は9〜12の範囲が良く
、PI」が9より小さいと効果が小さく、P l−1が
12より大きいと酸化皮膜を損傷することがある。
また、上記の処理を施したアルミ箔にアニール処理を施
してもよい。この場合には、より一層謂れ電流の小さい
アルミ箔が得られ、また、従来のアニール処理よりも回
数を減らすことができるので上記発明と同様に酸化皮膜
の劣化防止及び製造時間の短縮が可能で安価なアルミ箔
が得られる。
してもよい。この場合には、より一層謂れ電流の小さい
アルミ箔が得られ、また、従来のアニール処理よりも回
数を減らすことができるので上記発明と同様に酸化皮膜
の劣化防止及び製造時間の短縮が可能で安価なアルミ箔
が得られる。
以上の通り、本発明によれば、化成処理中に生成する分
極を弱アルカリ性溶液中に箔を浸漬するという簡単な作
業により消滅できるので、欠陥の少ない、漏れ電流の小
さい酸化皮膜を有し、製造時間の短い安価な電解コンデ
ンサ用アルミ箔が得られる。
極を弱アルカリ性溶液中に箔を浸漬するという簡単な作
業により消滅できるので、欠陥の少ない、漏れ電流の小
さい酸化皮膜を有し、製造時間の短い安価な電解コンデ
ンサ用アルミ箔が得られる。
手続補正術(色語り
昭和47年/7月2夕日
特許庁長官 殿
°°ゝf+oa″’ 5−2−4742P昭
和57年11月12日提出の特許願(1)2、発明の名
称 電解コンデンサ用アルミ箔の@遣方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京部品用区西五反田七丁目25番5号4、補正
の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 (1)明細書の第4ページ第3行目rPH9〜12」を
rPH9〜13」と補正する。
和57年11月12日提出の特許願(1)2、発明の名
称 電解コンデンサ用アルミ箔の@遣方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京部品用区西五反田七丁目25番5号4、補正
の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 (1)明細書の第4ページ第3行目rPH9〜12」を
rPH9〜13」と補正する。
(2)明細書の第5ページ第4行目rPHは9〜12」
をrPHは9〜13」と補正する。
をrPHは9〜13」と補正する。
(3)明細書の第5ページ第5行目「PHが12」をr
PHが13」と補正する。
PHが13」と補正する。
Claims (4)
- (1)電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法において、
アルミ箔を化成処理の途中に弱アルカリ性溶液中に浸漬
することを特徴とする電解コンデンサ用アルミ箔の製造
方法。 - (2)弱アルカリ性溶液のPHが9〜12である特許請
求の範囲第1項記載の電解コンデンサ用アルミ箔の製造
方法。 - (3)電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法において、
アルミ箔を化成処理の途中に弱アルカリ性溶液中に浸漬
し、その後にアニール処理を施すことを特徴とする電解
コンデンサ用アルミ箔の製造方法。 - (4)弱アルカリ性溶液のPHが9〜12である特許請
求の範囲第3項記載の電解コンデンサ用アルミ箔のll
I造方決方
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19762582A JPS5989795A (ja) | 1982-11-12 | 1982-11-12 | 電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19762582A JPS5989795A (ja) | 1982-11-12 | 1982-11-12 | 電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5989795A true JPS5989795A (ja) | 1984-05-24 |
JPS6262452B2 JPS6262452B2 (ja) | 1987-12-26 |
Family
ID=16377591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19762582A Granted JPS5989795A (ja) | 1982-11-12 | 1982-11-12 | 電解コンデンサ用アルミ箔の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5989795A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5417839A (en) * | 1990-10-31 | 1995-05-23 | Showa Aluminum Corporation | Method for manufacturing aluminum foils used as electrolytic capacitor electrodes |
JP2010126739A (ja) * | 2008-11-25 | 2010-06-10 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 真空機器用表面処理アルミニウム材 |
CN103088384A (zh) * | 2011-11-04 | 2013-05-08 | 和淞科技股份有限公司 | 阀金属等离子体电解氧化表面处理方法 |
CN108335925A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-07-27 | 广西贺州市桂东电子科技有限责任公司 | 一种提升中高压电子铝箔漏电流性能的方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6453605A (en) * | 1987-08-25 | 1989-03-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Composite filter |
JPH03165058A (ja) * | 1989-11-24 | 1991-07-17 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
JPH03286559A (ja) * | 1990-04-03 | 1991-12-17 | Mitsubishi Electric Corp | 高周波集積回路 |
-
1982
- 1982-11-12 JP JP19762582A patent/JPS5989795A/ja active Granted
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5417839A (en) * | 1990-10-31 | 1995-05-23 | Showa Aluminum Corporation | Method for manufacturing aluminum foils used as electrolytic capacitor electrodes |
JP2010126739A (ja) * | 2008-11-25 | 2010-06-10 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 真空機器用表面処理アルミニウム材 |
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CN108335925A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-07-27 | 广西贺州市桂东电子科技有限责任公司 | 一种提升中高压电子铝箔漏电流性能的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6262452B2 (ja) | 1987-12-26 |
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