JPS6013079B2 - アルミニウム箔の表面処理法 - Google Patents

アルミニウム箔の表面処理法

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JPS6013079B2
JPS6013079B2 JP53010111A JP1011178A JPS6013079B2 JP S6013079 B2 JPS6013079 B2 JP S6013079B2 JP 53010111 A JP53010111 A JP 53010111A JP 1011178 A JP1011178 A JP 1011178A JP S6013079 B2 JPS6013079 B2 JP S6013079B2
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JP
Japan
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aluminum foil
aluminum
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aqueous solution
surface treatment
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JP53010111A
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JPS54102251A (en
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徹 田村
秀晃 望月
滋 近藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C22/00Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
    • C23C22/78Pretreatment of the material to be coated

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
  • Electrochemical Coating By Surface Reaction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルミニウム箔の表面処理法にかかり、特に電
解コンデンサに使用するアルミニウム箔に化成前処理を
施すことによってアルミニウム・電解コンデンサの陽極
箔のもれ電流をいちぢるしく低減しようとするものであ
る。
従来、もれ電流の少ないアルミニウム化成箔を得ようと
すると、高価な高純度アルミニウム箔を使用しなければ
ならなかった。
これに対して、本発明の方法によれば、1次電解アルミ
ニウムからロール圧延法により作ったアルミニウム箔で
あっても、99.99%程度の高純度アルミニウム箔に
相当する低いもれ電流の化成皮膜を得ることもできる。
一般に、アルミニウム電解コンデンサの陽極箔は、棚酸
やリン酸などの無機酸、リンゴ酸や酒石酸、アジピン酸
などの有機酸、あるいはこれらのナトリウム塩やカリウ
ム塩、アンモニウム塩などの単独もしくは混合水溶液中
にアルミニウム箔を浸潰し、所定の電圧、電流密度の直
流電源に接続して化成処理し、アルミニウム箔表面に酸
化皮膜を形成することにより、得られている。
しかし、この方法により得られたアルミニウム化成皮膜
は、そのもれ電流がアルミニウム箔の純度によりいちぢ
るしく異なるものである。たとえば1次電解アルミニウ
ムィンゴツトからロール圧延法いより作った厚さ100
〃mのアルミニウム箔では99%程度の純度であり、不
純物金属として鉄、銅、シリコンなどが含まれていて、
これら不純物がアルミニウム表面に形成される酸化皮膜
に欠陥を生じさせるため、もれ電流が非常に大きくなる
と考えられる。実際に、このアルミニウム化成皮膜のも
れ電流は、99.99%の高純度アルミニウム箔を用い
た場合と比較して、同一の化成条件では約4M音にもな
る。本発明はこのような低純度アルミニウム箔を用いた
ときのもれ電流を低減することができる方法であり、純
度の低いアルミニウム箔であっても、適切な前処理によ
り高純度のアルミニウム箔を使用したときと同程度のも
れ電流を得ようとするものである。
一般に、鉄はアルミニウム箔表面の酸化皮膜のもれ電流
を増大させる主原因と考えられている。
ところが、アルミニウム箔を450〜600qCの範囲
内の高い温度で10〜6び分間熱処理してやれば、不純
物質である鉄がアルミニウム結晶粒界に析出する。その
後室温に冷却して、濃度2〜20%のリン酸水溶液中に
浸燈すると、不純物質である鉄および鉄、アルミニウム
化合物がアルミニウム箔表面より除去される。しかし、
このときアルミニウム表面には一部不溶性のリン酸アル
ミニウムも形成され、その後の化成処理に支障をきさす
場合もあるので、さらに濃度2〜20%の硝酸水溶液で
処理して除去してから、化成処理する。これにより、9
9%程度の純度しかない1次電解アルミニウムから作っ
た箔であっても、99.99%の純度のアルミニウム箔
とほぼ同等のもれ電流を有する化成膜を得ることができ
る。したがって、高価な高純度アルミニウム箔を使用し
なくても、もれ電流の小さなアルミニウム電解コンデン
サを得ることが可能となり、省資源、省エネルギーに大
きく貢献するものである。以下、実施例をあげて、本発
明方法の詳細を説明する。6000の温度に保った0.
5%アジピン酸アンモン水溶液中に、2×5嫌の表面積
をもつ厚さ100仏mのアルミニウム箔を浸潰し、端子
間電圧を73Vに調整した直流定電圧電源を用いて約2
5分間化成した。
このとき、化成時間とともに化成電流は減少し、約3分
間でほぼ一定となった。しかし、化成皮膜の完全性を期
すため、25分間化成を継続し、化成の終了時点で流れ
ている微小電流をもれ電流として測定した。各種純度の
箔により下表の結果を得た。〔実施例 1〕 上表N02で示した純度のアルミニウム箔(寸法2×5
の、厚さ100〃mを600o0の温度で3岐了間熱処
理した後、50qoに調整した5%リン酸水溶液中で1
0分間浸薄処理してから、水洗いした。
それからさらに温度70qoの10%硝酸水溶液中で2
分問浸債処理した。このアルミニウム箔を6000の0
.5%アジピン酸アンモン水溶液に浸潰し、端子間電圧
73Vの直流定電圧電源に接続した化成処理して、もれ
電流1.2仏Aの化成箔を得た。このようにして、もれ
電流が未処理の場合の34山Aから約1/20に改善さ
れた。〔実施例 2〕 上表N03で示されている低純度アルミニウム箔を50
0午0で30分間熱処理した後、6000に調整した5
%リン酸水溶液中に浸潰して1び分間処理し、さらに水
洗いした。
さらにそれを60qoの20%硝酸水溶液中で2分間浸
債処理した。このアルミニウム箔を実施例1と同様にし
て5%リン酸水溶液中で化成処理して、もれ電流35〃
Aの化成箔を得た。したがって、もれ電流は未処理の場
合の350山Aから約1/10に改善された。上記説明
から明らかなように、アルミニウム化成皮膜のもれ電流
の大きさは、アルミニウム箔が高純度であればある程小
さくなるが、本発明の方法によれば純度の低いアルミニ
ウム箔であっても実施例に示したようにその化成皮膜の
もれ電流を著しく低減することができる。
尚この場合の熱処理条件は450℃〜600qoの温度
がよく、処理時間は高い温度になる程短くてよいが60
ぴ0より高いとアルミニウムの融点に近くなり、箔が融
着することがあるし、450午0より低いと処理に長時
間を必要とする。
そのときの処理時間は60〜10分間が適切である。ま
たリン酸水溶液の濃度は2〜20%が効果的で、処理時
間も濃度の高い場合程短くてよく、10〜5分間が適切
である。同様に硝酸水溶液も2〜50%の濃度で10〜
2分間が適切である。しかし、本発明の方法を大規模に
工業的に実施する場合、これら水溶液の温度が高い程処
理時間が短くなり作業能率がよくなるので、実際には7
0℃くらい・までの温度であればもれ電流特性に影響を
及ぼすことなく処理時間を短縮することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 まずアルミニウム箔を450〜600℃の範囲内の
    温度で熱処理した後、リン酸水溶液、硝酸水溶液中に順
    次浸漬処理し、さらに水洗いしてから化成処理すること
    を特徴とするアルミニウム箔の表面処理法。 2 450〜600℃の範囲内の温度下での処理時間が
    10〜60分間であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載のアルミニウム箔の表面処理法。 3 リン酸水溶液の濃度が2〜20%、温度が室温以上
    、70℃以下であって、アルミニウム箔の浸漬時間が5
    〜10分間であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項に記載のアルミニウム箔の表面処理法。 4 硝酸水溶液の濃度が2〜20%、温度が室温以上、
    70℃以下であった、アルミニウム箔の浸漬時間が2〜
    10分間であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    、第2項または第3項に記載のアルミニウム箔の表面処
    理法。
JP53010111A 1978-01-31 1978-01-31 アルミニウム箔の表面処理法 Expired JPS6013079B2 (ja)

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JPS54102251A JPS54102251A (en) 1979-08-11
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JPH0620028B2 (ja) * 1984-11-19 1994-03-16 松下電器産業株式会社 アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の化成方法
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JP7172129B2 (ja) * 2018-05-17 2022-11-16 日本軽金属株式会社 アルミニウム電解コンデンサ用電極の製造方法

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