JPS5989276A

JPS5989276A - 自動２輪車のエンジン吸気装置

Info

Publication number: JPS5989276A
Application number: JP57198895A
Authority: JP
Inventors: 高垣　和之; 金原　行雄
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 1982-11-15
Filing date: 1982-11-15
Publication date: 1984-05-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 °　　　この発明は、フェアリングを装備した自動２輪
車のエンジン吸気装置に関し、特にスクエア４型、水平
対向Ｖ型エンジンあるいはロータリーディスク吸気ノ々
ルプを備えた２サイクルエンジンを搭載した自動２輪車
への適合を図ったものである。

自動２輪車は、エンジンを中央部に配置し、その前後に
操舵できる前輪と、エンジンによって駆動される後輪を
配し、上部中央後寄りにシートを載置する基本的レイア
ウトによって構成されるものが多く、また殆んどの機能
部品をカッ々−などで被覆せずに露出させ機能美を外観
上の特徴として設計されるものが多い。しかし一方で、
走行中の空気抵抗を低減する目的でフェアリングを備え
ることがある。本格的なフェアリングは、前輪がステア
リング軸で回転できる空間を残して車体前方を流線形に
覆う。すなわちハンドル、ヘッドランプの前方から上方
を覆い、前輪の後方の車体前方からエンジン両側にかけ
て被覆し、前傾姿勢をとった運転者は頭から足先までフ
ェアリングの後方に陰蔽されるようになっている。この
フェアリングは合成樹脂で製造されるが、強い空気抵抗
を受けるので、剛性を考慮して設計される。

この発明は、このようなフェアリングの他への利用を図
ったもので、従来はシート下などの窮屈な空間内に設置
されていたエアクリーナケースをフェアリング内に構成
することによって、フェアリング自体の剛性の向上と吸
気抵抗の軽減ができるようにした自動２輪車のエンジン
吸気装置を提供することを目的とする。

以下この発明の実施例について添付図面を参照して説明
する。

自動２輪車の主なタイプとして、フレーム１の前上端に
ステアリング軸２で前フオーク３を支持し、下端に前輪
４を懸架することによって前輪４を操舵可能に設け、フ
レーム１の中央下部にエンジン５を搭載し、そのエンジ
ン５によって駆動される後輪６をフレーム１後部に懸架
し、フレーム１上部中央後寄りにシート７を載置して、
基本的レイアウトが構成される。燃料タンク８はフレー
ム１上部前寄りに載架する。ノ・ンドル９およびヘッド
ライト１０とスピードメータ１１などは前フオーク３に
装着する。

次にフェアリング１２は、ヘッドライトｌＯ、スピード
メータ１１、ハンドル９を含め前フオーク３の前方およ
び側方、さらにその後上方を覆うと共に、前輪４の後方
でフレーム１の前部の前方を覆い、後方へ延びてエンジ
ン５の両側方を被覆する。素材は比較的硬質の合成樹脂
でヘッドライト１０の前方部１２ａおよび後上方に延び
る上部１２ｂは透明合成樹脂を用いる。こうして、シー
ト７に腰掛けてハンドル９を握る前傾姿勢の運転者とも
ども、車前部は流線型のカッ々−の後ろに陰蔽されるこ
とになり、空気抵抗が軽減する。

以上は従来のフェアリングの一例を示し、この発明では
、次のように構成する。フェアリング１２の一部でエン
ジン５０両側方を覆う側面部１２ｃにおいて、一部を２
重構造にして、適当な大きさのエアクリーナ室１３を構
成する。エアクリーナ室１３は前端を外側に開口してエ
ア人口１４とし、内板１３ｂにエア出口１５を開口させ
る。クリーナエレメント１６はエア出口１５を囲むよう
に設置する。第２図に示すエンジン５はスクエア４タイ
プでインテーク１７は側方に開口し、上記エア出口”１
５とエアインテーク・々イブ１８により最短距離で連結
される。１９はキャプレタを示す。

第３図に示したのはクリーナニレメン）　１６　ａをエ
アクリーナ室１３の前端部に設置する。エア入口１４ａ
はフェアリングの裏面に開口したものを示す。

第４図は、通常のエンジン５ａを搭載したもので、この
エンジン５ａではインテーク１７ａは後方に開口する。

両エアクリーナ室１３の後端部を連通管加で連通し、連
通管加から各インテーク１７ａにエアインテーク、ｅイ
ブ１８ａを導出して連結する。

次に、第５図および第６図において、このエンジン５ｂ
はロータリーディスクインテークバルブを備えたもので
、インテーク１７ｂはクランクケース２１の側面に開口
する。またリードバルブを備えたインテークをこのよう
にクランクケース２１の側面に開口したエンジンもある
。フェアリングの側面部１２　ｅの内面に内方を開放し
たエアクリーナボックス２２ａを一体成形して備え、こ
れにボックスキャップ２２ｂをスライダ５で被着する。

エアクリーナボックス２２ａには前方へ開口するエア人
口ｎを設け、ボックスキャップ２２ｂの内側面にエア出
口Ｕが設けられる。エアクリーナボックス２２ａにボッ
クスキャップ２２ｂを被着するときクリーナエレメント
２６が挾持され、エア出口Ｕとエアインテーク・ぐイブ
１８ｂとはサクションノぐイブｎを介し、クランプ四で
接続する。

以上に説明したように、この発明に係る自動２輪車のエ
ンジン吸気装置は、フェアリングを備え、そのエンジン
両側方を覆う側面部にエアークリーナケースとしての、
エアクリーナ室を構成するか、側面部の一部を利用して
エアクリーナボックスを構成し、内部にエアクリーナエ
レメントを介在させ、前方または外側方にエア入口を開
口し、内側方に開口したエア出口をエンジンインテーク
に接続したもので、従来シート下などの窮屈なスペース
内に置かれたエアクリーナをエン・ジンサイドに移して
、充分な大きさ、容量、形状を自由に設計できる。エア
入口はフェアリング外表に前方へ向けて開口させること
によって、走行時はエアを積極的に取入れて吸入効率の
向上を図ることができ、特にスクエア４型エンジン、ロ
ータリーディスクインチ−クツ々ルブ付エンジンなどイ
ンテークをエンジン側方へ開口するものでは、エアイン
テークパイプを最短距離でエアクリーナに接続でき、吸
入抵抗を低減し、エンジン性能の向上ができる。

構造が簡素化され、また従来単独に製作されていたエア
クリーナケースを省略してコスト低減ができる。さらに
フェアリングは強い空気抵抗を受けるので比較的剛性高
く要求されるが、エアクリーナケースの構成によって２
重構造あるいはリブ同様の剛性強化があり、またエンジ
ン部に連結されて強固に支持されるので、少くとも側面
図の肉厚の削減、軽量化ができ、フェアリングを常備す
る自動２輪車において極めて効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のエンジン吸気装置を備えた自動２輪
車の斜視図、第２図は同第１図Ａ−Ａ矢視平面図、第３
図は同じく他の実施例を示す要部の横断平面図、第４図
は同他の実施例を示す要部の横断平面図、第５図はさら
に他の実施例を示す要部の横断平面図、第６図は同第５
図Ｂ−Ｂ矢視縦断面図である。１・・・フレーム、２・・・ステアリング軸、３・・・
前フオーク、４・・・前輪、、　５＋５ａ＋５ｂ・・・
エンジン、６・・・後輪、７・・・シート、８・・・燃
料タンク、９・・・ハンドル、１２・・・フェアリング
、１２ｃ・・・側面図、■３・・・エアクリーナ室、１
４・・・エア入口、１５・・・エア出口、１６゜１６ａ
・・・クリーナエレメント、１７，１７ａ　、１７ｂ・
・・インテーク、１８，１８ａ、１８ｂ・・・エアイン
チ−クツξイブ、１９・・・キャブレタ、２２ａ・・・
エアクリーナボックス、２２ｂ・・・ボックスキャップ
、η・・・エア入口、２４・・・エア出口、２６・・・
クリーナエレメント。出願人代理人　　波長　野　　　久第　２　図

Claims

【特許請求の範囲】

中央部にエンジンを搭載し、その前後に操舵できる前輪
とエンジンで駆動される後輪を配し、上部中央後寄りに
シートを載置すると共に、前輪を除いて車体の前方から
少くともエンジン両側方を覆うフェアリングを備えた自
動２輪車において、フェアリングの側部にそのフェアリ
ングを構成する板材の一蔀を利用してエアクリーナケー
スを形成し、内部にエアクリーナエレメントを介装して
、このエアクリーナケースとエンジンとの間を吸入通路
で接続したことを特徴とする自動２輪車のエンジン吸気
装置。