JPS598744A - 塩化ビニル樹脂組成物 - Google Patents
塩化ビニル樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS598744A JPS598744A JP11769682A JP11769682A JPS598744A JP S598744 A JPS598744 A JP S598744A JP 11769682 A JP11769682 A JP 11769682A JP 11769682 A JP11769682 A JP 11769682A JP S598744 A JPS598744 A JP S598744A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl chloride
- plasticizer
- chloride resin
- elution
- resin composition
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- Granted
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
塩化ビニル系樹脂は輸液セット、血液回路等の各種の医
療用具や食品包装容器として使用されている。特に可塑
剤を添加した軟質塩化ビニル系樹脂はその透明性、柔軟
性、加工性の容易さの為 ゛に多く使用されている。し
かしながらこれら添加物を含む塩化ビニル樹脂製品を水
等の水性溶媒や血液等に接触させると、可塑剤等が溶出
することが知られている。その為可塑剤の溶出をできる
だけ防止することが検討され、例えば特公昭57−60
20 号公報等にみられるプラズマ処理等の表面処理
による溶出防止法やチューブの場合内面1−にウレタン
、EVA等の可塑剤を含有しない樹脂114を設けた2
重押出や、非移行性のポリエステル系可塑剤の使用等が
提案されてきた。これらの表面処理法や2重押出法によ
り水などによる可塑剤等の溶出が1/10〜1/100
程度に減少させることができる。しかしながらこれ
らの方法は工数かががることや2次加工性が劣る等の欠
点を有する。また一方非・移行性の”ll!il剤、例
えばポリエステル系可塑剤では可塑化効果に充分な効果
が得られない欠点がある。
療用具や食品包装容器として使用されている。特に可塑
剤を添加した軟質塩化ビニル系樹脂はその透明性、柔軟
性、加工性の容易さの為 ゛に多く使用されている。し
かしながらこれら添加物を含む塩化ビニル樹脂製品を水
等の水性溶媒や血液等に接触させると、可塑剤等が溶出
することが知られている。その為可塑剤の溶出をできる
だけ防止することが検討され、例えば特公昭57−60
20 号公報等にみられるプラズマ処理等の表面処理
による溶出防止法やチューブの場合内面1−にウレタン
、EVA等の可塑剤を含有しない樹脂114を設けた2
重押出や、非移行性のポリエステル系可塑剤の使用等が
提案されてきた。これらの表面処理法や2重押出法によ
り水などによる可塑剤等の溶出が1/10〜1/100
程度に減少させることができる。しかしながらこれ
らの方法は工数かががることや2次加工性が劣る等の欠
点を有する。また一方非・移行性の”ll!il剤、例
えばポリエステル系可塑剤では可塑化効果に充分な効果
が得られない欠点がある。
本発明は、樹脂の1次加工が容易で、更に2次加工性の
よい、可塑剤溶出の少い塩化ビニル系樹脂組成物を提供
しようとするものである。すなわち可塑剤を含有した塩
化ビニル系樹脂に特定の構シラ/ 造の −を配合、加工するこ とにより可塑剤等添加物の溶出を著しく減少せしめた塩
化ビニル糸樹脂組成物を提供しようとするものである。
よい、可塑剤溶出の少い塩化ビニル系樹脂組成物を提供
しようとするものである。すなわち可塑剤を含有した塩
化ビニル系樹脂に特定の構シラ/ 造の −を配合、加工するこ とにより可塑剤等添加物の溶出を著しく減少せしめた塩
化ビニル糸樹脂組成物を提供しようとするものである。
従来シリコン化合物を添加する方法としては、特開昭5
1−88543号公報や52−41496号公報等で提
案されているが、これらはいずれもシリコンにより、著
しく溶出量を減少させることができることを特徴として
いる。
1−88543号公報や52−41496号公報等で提
案されているが、これらはいずれもシリコンにより、著
しく溶出量を減少させることができることを特徴として
いる。
本発明において塩化ビニル系樹脂とは、塩化ビニル樹脂
、塩化ビニルと酢酸ビニルのコーボリマ、および塩化ビ
ニル樹脂を主体とし、ABS、MBS、MMA 等の樹
脂とのブレンド樹脂を含むものである。
、塩化ビニルと酢酸ビニルのコーボリマ、および塩化ビ
ニル樹脂を主体とし、ABS、MBS、MMA 等の樹
脂とのブレンド樹脂を含むものである。
また可塑剤としては通常用いられるDOP 等のノタル
酸エステル、アジビ夢酸エステル、クエン酸エステル、
史にはエポキシ化大豆油等の塩化ビニル系樹脂の”J型
化に用いる可塑剤を含むものである。この可塑剤の添加
lは塩化ビニル系樹脂100重量部に対し20〜120
重量部であれば、本発明の効果がより明確に得られ
る。
酸エステル、アジビ夢酸エステル、クエン酸エステル、
史にはエポキシ化大豆油等の塩化ビニル系樹脂の”J型
化に用いる可塑剤を含むものである。この可塑剤の添加
lは塩化ビニル系樹脂100重量部に対し20〜120
重量部であれば、本発明の効果がより明確に得られ
る。
ンラン
本発明に用いられる特定の≠す4≠≠苧ブ4坤≠劃とは
、 一般式 %式%) で表わされる有機シリコン化合物であって、各々の官能
基のうち特に効果の大きいものとしては、 x=cg、[(、=C,H6、R,=CH,T アロ様
な組成、即ちC1−C,ll6−81cl−1,(OC
I+、)。
、 一般式 %式%) で表わされる有機シリコン化合物であって、各々の官能
基のうち特に効果の大きいものとしては、 x=cg、[(、=C,H6、R,=CH,T アロ様
な組成、即ちC1−C,ll6−81cl−1,(OC
I+、)。
がもつとも好ましい。
う
上述したシーンの添加口は、塩化ビニル糸樹脂100i
1i1部に対し0.02〜3重量部の範囲で使用可能で
あるが、好ましくは0.05〜05惠猷部が可塑剤溶出
防止効果と加工性の点より望ましい。
1i1部に対し0.02〜3重量部の範囲で使用可能で
あるが、好ましくは0.05〜05惠猷部が可塑剤溶出
防止効果と加工性の点より望ましい。
0.02重量部以丁の添加1では無添加のものに比し溶
出量は減少するものの顕著な可塑剤溶出防止効果がなく
、又3Nt部以上の添加では成形物に著るしい着色がみ
られ、なおかつ加工機、例えばロール、押出機等への粘
着が増大する。
出量は減少するものの顕著な可塑剤溶出防止効果がなく
、又3Nt部以上の添加では成形物に著るしい着色がみ
られ、なおかつ加工機、例えばロール、押出機等への粘
着が増大する。
この−v ’−” の−T塑剤溶出防止シラ
ン の作用機構は明らかではないが、 ≠≠奔緋が脱メタノールによりフリーな官能基2ケが塩
化ビニル系樹脂のビニル基の骨格に反応すると共に、=
’Tffi剤の骨格に対しても反応し、架橋シラン しているものと考えられる。これは本発明の舛弁−−の
添加により抗張力の増大が 認められる点より推測される。
ン の作用機構は明らかではないが、 ≠≠奔緋が脱メタノールによりフリーな官能基2ケが塩
化ビニル系樹脂のビニル基の骨格に反応すると共に、=
’Tffi剤の骨格に対しても反応し、架橋シラン しているものと考えられる。これは本発明の舛弁−−の
添加により抗張力の増大が 認められる点より推測される。
ラ
シ倶−ンの添加方法は予じめ可塑剤等の液状添加物(二
添加、懸濁するか、またはエタノール等で希釈して塩化
ビニル系樹脂と均一(−混合すればよい。
添加、懸濁するか、またはエタノール等で希釈して塩化
ビニル系樹脂と均一(−混合すればよい。
得られた製品は透明性はこの特定のシリコンを無添加の
PVCと比較しても孫色なく、また着色度も微少であり
、目的とする可塑剤の溶出は115〜1/20 に減
少し、各種の医療用具や食品包装容器等の可塑剤の溶出
が問題になる用途に適用できるものである。
PVCと比較しても孫色なく、また着色度も微少であり
、目的とする可塑剤の溶出は115〜1/20 に減
少し、各種の医療用具や食品包装容器等の可塑剤の溶出
が問題になる用途に適用できるものである。
以下実施例により更に詳しく説明する。
実施例
第1表に示すような配合で、塩化ビニル樹脂及び各種の
添加剤を混合、ロールがけし、更に1龍厚のシートにプ
レス成形した。
添加剤を混合、ロールがけし、更に1龍厚のシートにプ
レス成形した。
次いでこれらの試料をディスク状に切り、片面のみ接液
するように蒸留水を入れたステンレスカップに装着し、
40℃において振巾6cm、サイクル200回/分の条
件で6時間振盪した後、その検液なガスクロマトグラフ
にかけ溶出されたDOP 社を測定した。
するように蒸留水を入れたステンレスカップに装着し、
40℃において振巾6cm、サイクル200回/分の条
件で6時間振盪した後、その検液なガスクロマトグラフ
にかけ溶出されたDOP 社を測定した。
溶出DOP憾の結果は第2表に示すとおりであ−〕だ。
適当な量のCI C,)16S i C1−1,(0C
JI、 )、 の添加されシつン たシートはこの特定の・ 」 を添加し
ないシートと比べ、外観、性状共何ら変らず、しかもD
OP の溶出量を1/10〜1/20に減少することが
できた。
JI、 )、 の添加されシつン たシートはこの特定の・ 」 を添加し
ないシートと比べ、外観、性状共何ら変らず、しかもD
OP の溶出量を1/10〜1/20に減少することが
できた。
実施例ではDOP についてその溶出量を示したが、こ
れらのシートに配合されたエポキシ化大豆/11」、更
には安定剤の溶出にも同様の溶出防止効果があり、また
I)OP 以外の可塑剤についてもその効果が認められ
た。このように本発明による軟質塩化ビニル系樹脂製品
は、外観、加工性、性状を損なうことなく、可塑剤等の
溶出を防止できるものであり、医療分野、食品分野、そ
の他の分野に於いて有用なものである。
れらのシートに配合されたエポキシ化大豆/11」、更
には安定剤の溶出にも同様の溶出防止効果があり、また
I)OP 以外の可塑剤についてもその効果が認められ
た。このように本発明による軟質塩化ビニル系樹脂製品
は、外観、加工性、性状を損なうことなく、可塑剤等の
溶出を防止できるものであり、医療分野、食品分野、そ
の他の分野に於いて有用なものである。
特許出願人
住友ベークライト株式会社
富士システムズ株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 塩化ビニル系樹脂1o0M置部に対し可塑剤を20〜1
20重1部含有する軟質塩化ビニル系樹脂組成物であっ
て、該塩化ビニル系樹脂1oo重量部に対し、 一般式 %式%) で表わされる゛ −゛、を0.02乃至3止置部含有
せしめ、可塑剤の溶出を減少させることを特徴とする軟
質塩化ビニル系樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11769682A JPS598744A (ja) | 1982-07-08 | 1982-07-08 | 塩化ビニル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11769682A JPS598744A (ja) | 1982-07-08 | 1982-07-08 | 塩化ビニル樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS598744A true JPS598744A (ja) | 1984-01-18 |
JPH0314066B2 JPH0314066B2 (ja) | 1991-02-25 |
Family
ID=14718032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11769682A Granted JPS598744A (ja) | 1982-07-08 | 1982-07-08 | 塩化ビニル樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS598744A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008195898A (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-28 | Showa Kasei Kogyo Kk | 硬質医療用塩化ビニル系樹脂組成物およびそれを用いた硬質医療用部品 |
JP2013100549A (ja) * | 2006-09-11 | 2013-05-23 | Kaneka Corp | 医療用樹脂組成物、樹脂ペレット及び医療用部品 |
JP2015030823A (ja) * | 2013-08-06 | 2015-02-16 | リケンテクノス株式会社 | 医療用放射線滅菌対応塩化ビニル樹脂組成物およびそれからなる医療用器具 |
JP2015030824A (ja) * | 2013-08-06 | 2015-02-16 | リケンテクノス株式会社 | 医療用放射線滅菌対応塩化ビニル樹脂組成物およびそれからなる医療用器具 |
JP2015089931A (ja) * | 2013-11-07 | 2015-05-11 | リケンテクノス株式会社 | 医療用塩化ビニル樹脂組成物およびそれからなる医療用器具 |
JP2015089895A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | リケンテクノス株式会社 | 医療用塩化ビニル樹脂組成物およびそれからなる医療用器具 |
JP2016044296A (ja) * | 2014-08-27 | 2016-04-04 | リケンテクノス株式会社 | 医療用塩化ビニル系樹脂組成物、及びそれからなる医療用器具 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50123753A (ja) * | 1974-01-16 | 1975-09-29 | ||
JPS53117045A (en) * | 1977-03-23 | 1978-10-13 | Dynamit Nobel Ag | Pvc molding material |
-
1982
- 1982-07-08 JP JP11769682A patent/JPS598744A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50123753A (ja) * | 1974-01-16 | 1975-09-29 | ||
JPS53117045A (en) * | 1977-03-23 | 1978-10-13 | Dynamit Nobel Ag | Pvc molding material |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013100549A (ja) * | 2006-09-11 | 2013-05-23 | Kaneka Corp | 医療用樹脂組成物、樹脂ペレット及び医療用部品 |
JP5374154B2 (ja) * | 2006-09-11 | 2013-12-25 | 株式会社カネカ | 医療用樹脂組成物、樹脂ペレット及び医療用部品 |
JP2008195898A (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-28 | Showa Kasei Kogyo Kk | 硬質医療用塩化ビニル系樹脂組成物およびそれを用いた硬質医療用部品 |
JP2015030823A (ja) * | 2013-08-06 | 2015-02-16 | リケンテクノス株式会社 | 医療用放射線滅菌対応塩化ビニル樹脂組成物およびそれからなる医療用器具 |
JP2015030824A (ja) * | 2013-08-06 | 2015-02-16 | リケンテクノス株式会社 | 医療用放射線滅菌対応塩化ビニル樹脂組成物およびそれからなる医療用器具 |
JP2015089895A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | リケンテクノス株式会社 | 医療用塩化ビニル樹脂組成物およびそれからなる医療用器具 |
JP2015089931A (ja) * | 2013-11-07 | 2015-05-11 | リケンテクノス株式会社 | 医療用塩化ビニル樹脂組成物およびそれからなる医療用器具 |
JP2016044296A (ja) * | 2014-08-27 | 2016-04-04 | リケンテクノス株式会社 | 医療用塩化ビニル系樹脂組成物、及びそれからなる医療用器具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0314066B2 (ja) | 1991-02-25 |
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