JPS6369866A - 可塑剤を含有する軟質製品 - Google Patents

可塑剤を含有する軟質製品

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JPS6369866A
JPS6369866A JP21516286A JP21516286A JPS6369866A JP S6369866 A JPS6369866 A JP S6369866A JP 21516286 A JP21516286 A JP 21516286A JP 21516286 A JP21516286 A JP 21516286A JP S6369866 A JPS6369866 A JP S6369866A
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JP
Japan
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plasticizer
cinnamic acid
soft
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odor
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JP21516286A
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Taizo Ayukawa
泰三 鮎川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、ポリ塩化ビニルなどの可塑剤を含有する軟質
製品に関し、さらに詳しくは、可塑剤を含有しても臭い
かないようなポリ塩化ビニルなどの軟質製品に関覆る。
発明の技術的背景ならびにその問題点 ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどからなる軟質
製品中には、可塑剤が多量に用いられている。この可塑
剤は、ポリ塩化ビニルなどの重合体中に添加されて、ぞ
の弾性率、ガラス転移点を低下させて室温において重合
体に適当な柔軟・[1を与えるとともに、溶融粘度を減
少させて加1−性を向上させるためのものである。
ポリ塩化ビニル製の軟質製品たとえばフィルム、シート
、レザー、被覆電線床材料には、通常、樹脂重量の25
〜100重量%もの可塑剤が配合されている。また、ポ
リ塩化ビニルのほかに、たとえばポリ耐酸ビニル、ポリ
ビニルブチラール、ポリビニル小ルマール、ポリ塩化ビ
ニリデン、硝酸セルロース、酢[’ルロース、ポリビニ
ルアルコールなどの重合体には、通常、可塑剤が添加さ
れることか多い。
このような可塑剤としては、フタル酸エステル、二塩基
酸エステル、脂肪酸ニスデル、グリコールエステル、リ
ン酸エステル、エポキシ系化合物か用いられており、こ
のうら特にフタル酸ニスデルが広く用いられている。
ところで上記のような可塑剤か含まれた軟質製品は、常
温ではさほど気にはならないが、特有の臭いを右してい
る。たとえば新車内には、通常、ポリ塩化ビニル製のレ
リ゛−か用いられているか、この新車内の特有な央いは
、可塑剤が含;1れたポリ」温化ヒニルに起因している
ことがある。
また近年電子レンジの発展に伴なって、可塑剤か含まれ
たポリ塩化ビニリデンなどの軟質フィルムを、加熱時に
皿などをラップするために用いることが多くなっている
。ところか可塑剤か含まれたポリ塩化ビニリデンなどの
軟質フィルムは、常温ではほとんど臭わないかhfl熱
時には強い4Q、右の臭いか弁才し、その臭いか料理に
移行してしまうという大きな問題点が生じでいる。
本発明者は、このような可塑剤を含有覆る軟質製品に伴
なう臭気の問題を解決づべく鋭意検問したところ、特定
の化合物を特定量て軟質製品中に存イ1さUれば上記の
問題点か解決されることを見出して、本発明を完成する
に至った。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴なう問題点を解決
しようとするものであって、常温時はもらろん、加熱時
にあっても可塑剤などに起因づると考えられる特有の臭
いがないような、可塑剤を含有覆る軟質製品を提供覆る
ことを目的としている。
発明の概要 本発明に係る可塑剤を含有覆る軟質製品は、重合体およ
び可塑剤を含んでいる軟質製品において、ケイ皮酸、ケ
イ皮酸ニスデルおよびケイ反曲から群から選択される少
なくとも1種の化合物を、軟質製品の0.01重量%以
下の早て含有ηることを特徴としている。
本発明に係る可塑剤を含有づる軟質製品は、重合体およ
び可塑剤に加えて、ケイ皮酸、クイ皮酸エステルおよび
クイ反曲からなる鼾から選択される少なくとも1種の化
合物を特定量で含有しているので、常)届時に(、、J
、bらろん、高温時にJ3いても可塑剤などの起因する
であろうと考える軟質製品に特有の臭いか発生するのを
効果的に防止することかできる。
発明の詳細な説明 以下本発明に係る可塑剤を含有覆る軟質製品につい′C
具体的に説明する。
可塑剤を含有する軟質製品のベースとなる重合体として
は、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチ
ラール、ポリビニルホルマール、ポリ塩化ビニリデン、
硝酸ヒルロース、酢酸セルロース、ポリビニルアルコー
ルなどが広く用いられる。
また上記のような重合体に添加される可塑剤としては、
(a)フタル酸エステル、(b)二塩基酸エステル、(
C)脂肪酸エステル、(d)グリコールエステル、(e
)エポキシ系、(゛[)リン酸ニスデルなどが用いられ
るが、具体的には以下のような化合物か用いられる。
(a)フタル酸エステル ジアリルフタレート(DMP> 、ジエチルフタレ−1
〜(DFP> 、ジブチルフタレート(DBP>、ジア
リルフタレート(DHP) 、ジ−n−オクチルフタレ
ート(D、OP) 、ジイソオクチルフタレ−1〜(D
IOP)、シー(2−エチルヘキシル)−5〜 フタレート(DOP> 、ジノニルフタレート(DNP
> 、ジイソデシルフタレート(DIDP)、ジ1へリ
ゾシルフタレート(DTDP>、ジアリルフタレート(
DAP)、ブチルベンジルフタレート(BBP) 、ジ
シクロヘキシルフタレート(DCI−IP>、ジー(2
−エチルヘキシル)テトラヒドロフタレート(Do r
P)など (b)二塩基酸エステル アジピン酸−ジー (2−エチルヘキシル’)  (D
A)、アジピン酸ジイソデシル(DIDA>、アゼライ
ン酸−ジー (2−エチルヘキシル>(DOZ)、ゼバ
シン酸ジブプル(DBS)など (C)脂肪酸エステル ステアリン酸ブチル、オレイン酸ブチル、オレイン酸テ
トラヒドロフルフラールなど (d)グリコールエスル ジエヂレングリコールジベンゾエート、1〜リエチレン
グリコールジー(2−■ヂルヘキリノート)など (e)エポキシ系 −6= 人Ω油あるいは1ノフラワー油などの植物油をエポキシ
化したエポキシ化植物油、エポキシ化動物油など (「)リン酸エステル トリー(2−ニブルlベキシル)ホスフェ−1へ、1〜
リーフ■ニルホスフI−1〜など このような可塑剤は、手合体100重最部に対して、通
常、10へ−15013量部好ましくは25〜100重
量部の量で添加される。
本発明では、上記のような可塑剤を含有覆る軟質製品に
、ケイ皮酸、クイ皮酸ニスデルおよびクイ反曲からなる
NYからju択される少なくとも1種の化合物を、軟質
製品の0.01重量%以JZ好ましくは0.0000”
I〜0.005重量%さらにθ了ましくは0.0005
〜○、005重量%の量−C添加している。
ケイ皮酸、ケイ皮酸エステルおよびケイ反曲からなるM
からj式択される少1.’K くとも1種の化合物の軟
質製品中への添加量か0.01重量%を越えると、特に
高温時にこれらの化合物の臭い自体か軟質製品から発生
覆るために好ましくない。一方これらの化合物の添加量
が0.00001重量%未満であると、軟質製品の臭い
を効果的に防止づることかできなくなるため好ましくな
い。
ケイ皮酸は、カッシア油、ペルーバルサム、タイワンカ
エデの樹脂中あるいはソゴウ香油中などに天然物として
も存在し、1〜ランス形か安定であるかシス形としても
存在しつる化合物である。もらろん化学的に合成された
クイ皮酸も本発明の[1的に使用しうる。
ケイ皮酸エステルは、ケイ皮酸とアルコールとか反応し
て生成した化合物であって、たとえば、クイ皮酸エスル
、クイ皮酸エヂル、ケイ戊酸−n−プルピル、ケイ皮酸
イソプロピル、ケイ皮酸ベンジル、ケイ皮酸p−ニトロ
ペンシルエスルなとか挙げられる。
クイ反曲は、クスノキ属などの植物の皮から得られる精
油の総称で、シンゾムアルデ゛ヒト、Aイブノール、r
]−アミルメヂルケ1〜ン、1−α−ピネン、1−フエ
ランドレン、P−シメン、ベンズアルデヒド、ベラルゴ
ンアルデじド、ヒドロシンナムアルデヒド、1−リナロ
ール、ベンズアルデヒド、1ノフロールなどの成分を含
んでいる。
このようなケイ皮酸、ケイ皮酸エステル、ケイ反曲から
なる群から選択される少なくとも1種の化合物を、可塑
剤か含まれた軟質製品中に配合することによって、理由
は定かてはないか、常温時はもらろん、高温時において
も、可塑剤に起因づるてあろうと考えられる臭気か発生
するのを効果的に防止できる。したがって本発明に係る
可塑剤が含まれた軟質製品は、電子レンジ用フィルム、
食品包装用フィルムに特に好ましく用いられる。
また自動車用レザー、シートなどとしても好ましく用い
られる。
本発明に係る可塑剤か含まれた軟質製品中には、ケイ皮
酸などの化合物は極めて少量しか含まれていないので、
軟質製品の物性、透明性、着色性などには悪影響は及ぼ
さない。
なおケイ皮酸、クイ皮酸エステルまたはケイ反曲を軟質
製品中に含よ−けるには、どのような方法−9= を採用してもよいが、これらの化合物を重合体と可塑剤
とを含んでなるベーン1〜状などの重合体組成物に塗布
あるいは噴霧し、次いでこの組成物を所望形状に成形す
ることによって行なってもよく、またこれらの化合物を
可塑剤とあらかじめ混合した後、この混合物を重合体と
混合、これを所望形状に成形することによって行なって
もよい。
発明の効果 本発明に係る可塑剤を含有する軟質製品は、小合体およ
び可塑剤に加えて、クーイ皮酸、ケイ皮酸エステルおよ
びケイ反曲からなる群から選択される少なくとも1種の
化合物を特定量で含有しているので、常温時にはもちろ
ん、高温時においても可塑剤などに起因するであろうと
考える軟質製品に特有の臭いか発生J−るのを効果的に
防止覆ることができる。
以下本発明を実施例により説明するか、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
実施例 1 ポリ塩化ビニリデン100重量部に、シー (2−エチ
ルヘキシル)フタレート50重量部を加えてなる重合体
組成物に、ケイ皮酸を0.002重部部添加し、常法に
より、食品包装用フィルムを製造 し Iこ 。
このフィルムを電子レンジ中に入れて140’C(ご3
分間加熱した後、このフィルムを取出して、その臭いを
調べたところ、臭いはほとんど認められなかった。
実施例 2 実施例1においで、ケイ皮酸の代わりに、ケイ皮エチル
を0.005重量部の吊で用いた以外は、実施例1と同
様にした。
このフィルムを電子レンジで加熱したか、実施例1と同
様に臭いはほとんど認められなかった。
実施例 3 実施例1において、ケイ皮酸の代わりに、ケイ廃油を0
.001車量部の量で用いた以外は実施例1と同様にし
た。
このフィルムを電子レンジで加熱したが、実施例1と同
様に臭いはほとんど認められなかった。
比較例 1 実施例1において、ケイ皮酸を用いなかった以外は実施
例1と同様にした。
このフィルムを電子レンジで実施例1と同様に加熱した
ところ、可塑剤に起因覆ると考えられる臭いがh2めら
れた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 重合体および可塑剤を含んでなる軟質製品において、ケ
    イ皮酸、ケイ皮酸エステルおよびケイ皮油から群から選
    択される少なくとも1種の化合物を、軟質製品の0.0
    1重量%以下の量で含有することを特徴とする可塑剤を
    含有する軟質製品。
JP21516286A 1986-09-12 1986-09-12 可塑剤を含有する軟質製品 Pending JPS6369866A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014528990A (ja) * 2011-09-22 2014-10-30 ソルティア・インコーポレーテッド エポキシ化植物油を含むポリマーインターレイヤ
PL424184A1 (pl) * 2018-01-03 2019-07-15 Uniwersytet Technologiczno-Przyrodniczy im. Jana i Jędrzeja Śniadeckich w Bydgoszczy Tworzywo o działaniu antymikrobiologicznym i antyoksydacyjnym oraz sposób jego otrzymywania

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53102357A (en) * 1977-02-17 1978-09-06 Adeka Argus Chem Co Ltd Stabilized halogen-containing resin compsition

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