JPS6369867A - 安定剤を含有する重合体製品 - Google Patents

安定剤を含有する重合体製品

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JPS6369867A
JPS6369867A JP21516386A JP21516386A JPS6369867A JP S6369867 A JPS6369867 A JP S6369867A JP 21516386 A JP21516386 A JP 21516386A JP 21516386 A JP21516386 A JP 21516386A JP S6369867 A JPS6369867 A JP S6369867A
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JP
Japan
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polymer
stabilizer
cinnamic acid
polymer product
odor
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JP21516386A
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English (en)
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Taizo Ayukawa
泰三 鮎川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、安定剤を含有する重合体製品に関し、さらに
詳しくは、安定剤を含有しても臭いかないような重合体
製品に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどからな
る重合体製品中には、安定剤が用いられている。この安
定剤は、重合体中に添加されて、その熱安定性、紫外線
に対する安定性、酸化に対する安定性を高めるためのも
のである。
たとえばポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレ
フィン類には、フェノール類、スルフィド類、ホスファ
イトなどの熱安定剤あるいは酸化防止剤か用いられてお
り、またポリ塩化ビニルには有機スズ化合物、金属石け
んなどの酸化防止剤が用いられている。また重合体中に
は、必要に応じてベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール
、アクリレート、サリチレートなどの紫外線吸収剤が用
いられている。
ところで上記のような安定剤が含まれた重合体製品は、
常温ではさほど気にはならないか特有の臭いを有してい
る。そして近年電子レンジの発展に伴なって、安定剤が
含まれた重合体製品か加熱されることか多くなっている
。ところが安定剤か含まれた重合体製品を加熱覆ると、
強い特有の臭いが発生し、その臭いが料理などに移行し
てしまう。これらの臭いは、重合体製品中に含まれる安
定剤あるいは重合体中に残存する触媒、混入不純物、可
塑剤などに起因覆るであろうと推定される。
本発明者は、このような安定剤を含有覆る重合体製品に
伴なう臭気の問題点を解決覆べく鋭意検問したところ、
特定の化合物を特定量で軟質製品中に存在さlれば上記
の問題点か解決されることを見出して、本発明を完成覆
るに至った。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴なう問題点を解決
しようとするものであって、常温時はもらろん加熱時に
あっても安定剤などに起因覆ると考えられる特有の臭い
がないような、安定剤を含有ηる重合体製品を提供覆る
ことを目的としている。
5を明の概要 本発明に係る安定剤を含有Iる重合体製品は、重合体お
よび安定剤を含んでなる重合体製品において、/フイ皮
酸、クイ皮酸]−ステルおよびケイ皮部からR丁から)
ハ択される少なくとも1種の化合物を、重合体製品の0
.01中量%以上の量で含有覆ることを特徴としている
本発明に係る安定剤を含有ηる重合体製品(51、重合
体および安定剤に加えて、クイ皮酸、ケイ皮酸エステル
およびケイ皮部から群から選択される少なくとも1種の
化合物を特定量で含有しているので、常温時にはもらろ
ん、高温時においても安定剤などに起因するであろうど
考える重合体製品に特有の臭いか発生するのを効果的に
防止することかできる。
発明の詳細な説明 以下本発明に係る安定剤を含有する重合体製品につい−
(具体的に説明する。
安定剤を含有りる重合体製品のベースとなる重合体とし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリΔレフ
イン類、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリゾ゛ン、ポリ
スヂレン、ポリAキシメブレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ
ビニル11\ルマ−ル、ポリビニルアル」−ルなどが広
く用いられる。
また上記のような重合体に添加される安定剤としでは、
ノゴー〕−ル類、スルノイド類、ノ1\スノアイ1〜、
有機スズ化合物、金属石(プん、メルカプ]〜酸エステ
ルなどの熱安定化剤あるいは酸化防雨剤、ベンゾフニ「
ノン、ベンゾ]ヘリアゾール、アクリレ−1〜、]ノリ
チレートなどの紫外線吸収剤か挙げられる。
さらに場合によっては、本発明に係る安定剤を含有する
重合体製品は、安定剤を加えて、可塑剤を含有していて
もよく、この場合にも上記のようなグ゛イ皮酸を重合体
中に添加することによって臭気の問題を牛しない。この
ような可塑剤としては、(a)フタル酸エステル、([
))二塩基酸エステル、(C)脂肪酸エステル、(d)
グリコールニスフル、(e)エポキシ系、(f)リン酸
エステル4cどが用いられる。
本発明では、上記のような安定剤を含有する重合体製品
に、クイ皮酸、ケイ皮酸ニスデルおよびクイ皮部からな
る群から選択される少なくとも1種の化合物を、重合体
製品の0.01重量%以下好ましくは0.00001〜
0.005重量%さらに好ましくは0.0005〜0.
005重量%の量で添7J[I している。
ケイ皮酸、ケイ皮酸エステルおよびケイ皮部からなる群
から選択される少なくと:Il> 1種の化合物の重合
体製品の添加量が0.01重量%を越えると、特に高温
時にこれらの化合物の臭い自体か重合体製品から発生す
るために好ましくない。−・方これらの化合物の添加量
が0.00001重帛%木渦であると、重合体製品の臭
いを効果的に防雨することかできなくなるため好ましく
ない。
ケイ皮酸は、カッシア油、ペルーバルサム、タイワンカ
エデの樹脂中あるいはソゴウ香油中などに天然物として
も存在し、トランス形か安定であるがシス形としても存
在しうる化合物で必る。もちろ/V化学的に合成された
ケイ皮酸も本発明の目的に使用しうる。
ケイ皮酸エステルは、ケイ皮酸とアルコールとか反応し
て生成した化合物であって、たとえば、クイ皮酸メチル
、ケイ皮酸エチル、クイ皮酸−n−プルビル、ケイ皮酸
イソブ′ロピル、ケイ皮酸ベンジル、ケイ皮Mp−ニト
ロベンジルエスルなどが挙げられる。
ケイ反曲は、クスノキ属などの植物の皮から得られる活
部の総称で、シンナムアルデヒド、Aイグノ−ル、n−
アミルメヂルケ1〜ン、1−α−ピネン、1−フエラン
トレン、P−シメン、ベンズ)アルデヒド、ペラルゴン
アルデヒド、ヒトロジンツムアルデヒド、1−リナロー
ル、ベンズアルデヒド、リフロールなどの成分を含んで
いる。
このようなケイ皮酸、ケイ皮酸エステル、ケイ反曲から
なる群から選択される少なくとも1種の化合物を、安定
剤か含まれた重合体製品中に配合りることによって、理
由は定かではないが、常温時はもらろ/い高温時におい
ても、安定剤に起因するてあろうと考えられる臭気が発
生覆るのを効果的に防11−できる。したかって本発明
に係る安定剤か含まれた重合体製品は、高温条例下で用
いられる重合体製品、自動車レザー、食品容器、びんの
キップなどに特に好ましく用いられる。また、本発明で
は、上記のようなケイ皮酸などの化合物を重合体製品に
添1ノ1目−ることによって、重合体製品か可塑剤を含
む軟質製品である場合にも、臭気の問題が解決される。
このため重合体製品が安定剤および可塑剤を含むような
電子レンジ用フィルムであっても、IJ[1熱時に臭気
が発生することはない。
本発明に係る安定剤が含まれた重合体製品中には、ケイ
皮酸などの化合物は極めて少量しか含まれていないので
、重合体製品の物性、透明性、着色性などには悲影響は
及ぼさない。
なおケイ皮酸、ケイ皮酸エステルまたはケイ反曲を重合
体製品中に含ませるには、どのような方法を採用しても
よいか、これらの化合物を重合体と安定剤とを含んでな
るペレット状などの重合体組成物に塗イ]」あるいは噴
霧し、次いてこの組成物を所望形状に成形づることによ
って行なってもよく、またこれらの化合物を安定剤と予
じめ混合した後、この混合物を重合体と混合し、これを
所望形状に成形することによって行なってもよい。
発明の効果 本発明に係る安定剤を含有覆る重合体製品は、重合体お
よび安定剤に加えて、ケイ皮酸ケイ皮酸エステルおよび
ケイ反曲からなる群から選択される少なくとも1種の化
合物を特定量で含有しているので、常温時にはもらろん
、高温時においても安定剤などに起因覆るであろうと考
える重合体製品に特有の臭いが発生するのを効果的に防
止することかできる。
以下本発明を実施例により説明するか、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
実施例 1 ポリエチレン100重量部に、2,6−ジーt−ブチル
フェノール(0,05>重量部を加えてなる重合体組成
物に、クイ皮酸を09002小量部添加し、常法により
、食品包装用フィルムを製造した。
このフィルムを電子レンジ中に入れて140°Cに3分
間加熱した後、このフィルムを取出して、その臭いを調
へたところ、臭いはほとんど認められなかった。
実施例 2 実施例1において、ケイ皮酸の代わりに、ケイ皮エチル
を0.005重量部の量で用いた以外は、 9 一 実施例1と同様にした。
このフィルムを電子レンジで加熱したが、実施例1と同
様に臭いはほと/Vど認められなかった。
実施例 3 実施例1において、ケイ皮酸の代わりに、ケイ反曲を0
.001壬量部の量で用いた以外は実施例1と同様にし
た。
このフィルムを電子レンジでIJ[1熱したが、実施例
1と同様に臭いはほとんど認められなかった。
比較例 1 実施例1において、ケイ皮酸を用いなかった以外は実施
例1と同様にした。
このフィルムを電子レンジで実施例1と同様に加熱した
ところ、安定剤に起因すると考えられる臭いか認められ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 重合体および安定剤を含んでなる重合体製品において、
    ケイ皮酸、ケイ皮酸エステルおよびケイ皮油から群から
    選択される少なくとも1種の化合物を、重合体製品の0
    .01重量%以下の量で含有することを特徴とする、安
    定剤を含有する重合体製品。
JP21516386A 1986-09-12 1986-09-12 安定剤を含有する重合体製品 Pending JPS6369867A (ja)

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