JPS5978815A - 帯状シ−トの接続方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は走行路上のシート接続法に関する。

帯状シートを送給していたシートロールが尽一一 きると、新しいシートロールに変え、先行シート後尾と
新しいシート先端部を夫々横断切断し、両切断端をつき
合セせ粘着テープで接続する。

この接続作業は最近、数ｍの広幅シートが多いため面倒
な仕事になっている。通常、二三人の作業員が協力して
両シート端を歪み、撓みなく作業台上に載せ、正確に切
断し、正しくつき合わせ、狂いなく粘着テープを貼付け
る。特に柔いプラスチック・フィルム等は扱いにく＼、
熟練と細心の注意を要する。

この発明は、接続する両シート端を作業台上へ引いて来
る事をやめ、機械的に動く横枠な複数個使用する。各機
枠に作業を分相させ、シート走行路付近の所要位置につ
けたシ待機位置へ戻したシする。−個の横枠には加圧、
吸着面をもたし、枠沿いにシートを切断できるようにす
る。他の横枠は加圧面だけで、これも枠沿いにシートを
切断できるようにする。。

これらの横枠の使い方として重要なのは、いずれもシー
トを軽く押し緊張させた状態にして−３− シートを固定する事である。これによシ通常、シートを
緊張させ両側をクランプして中間位置を切断するシート
切断方式の両側クランプを特に設けることなく、走行路
上での切断、接続を可能にした。

この発明の概要をまず述べると、それは走行路上に停止
した先行シートの全幅を、吸着面つき横枠により軽く押
し緊張させて吸着し、そのま＼枠沿いに切断する工程と
、新しいシートの供給源から引出したシート先端の少し
手前を、別の横枠により軽く押して緊張させながら上記
先行シート切断端と共通の粘着テープに押付け、そのま
＼該枠沿いにシート先端側を切離す工程とを備えること
を特徴とする走行路上のシート接続法である。

次に図面を参照して、この発明の実施態様を説明する。

第１〜８図はこの発明一実施例の動作順説明図である。

第１図はシートロールＲから案内ローラｒを経て目的の
場所へ進むシートＳの終末部を停止させた状態で、走行
路のシート張力ははソ保たれているが、ゆるむ場合もあ
る。

第２図は走行路上に停止した先行シートＳの全幅を、吸
着面／ｃＬつき横枠ｌによシ軽く押し、ゆるんでいたシ
ートでも緊張させて吸着し、そのま＼枠沿いに切断した
ところを示す。切断刃ｊの作動については後述する。

第６図は第二横枠２を、その上面に粘着テープＴの粘着
面ヲ王にして上昇させ、第一横枠ｌの下面に吸着したシ
ートＳ切断端にテープＴの幅の片側半分を圧着したとこ
ろを示す。第二横枠コの上面も吸着面になっているので
、これでシー）Ｓを下側から吸着している。

その間、さきのシートロールＲは巻戻装置からはずし、
代って新しいシートロールＲ′を装着し、新シート端引
出装置６をその表面に尚て、この例ではシートＳ′の先
端を若干、巻取る。

第４図は、第一横枠ｌを待機位置へ戻し、そのあとへ新
シート端引出装置６を移すことによｊ　− り新シートＳ′をテープＴ上方へ引出したところを示す
。そこで第５図のように、第５横枠３により新シートＳ
′を押下げて粘着テープＴの残る他側半分に接着させる
。そして第６図のように第三横枠３内を走る切断刃７に
より新シートｓ′の先端部を切離す。第７図に拡大して
示すが、新シートＳ′の接着していない隣接部は第二横
枠コにより吸着されている。もっとも、新シートＳ′を
テープＴに接着し、そのテープＴが第二横枠コに吸着さ
れておれば、新シートＳ′の非接着部分の吸着は必ずし
も必要で外い。

こうして第二横枠コの吸着面上に揃えた両シー　）　Ｓ
　、　Ｓ’の切断端にかけ渡して粘着テープＴ′を貼る
第四横枠グは、この実施例では第三横枠３と兼用で、第
７図に示すように予め第三横枠３の側面に粘着テープＴ
′を伸ばし吸着しておき、その第三横枠３を９０転回さ
せて第８図のようにテープＴ′を重ね接着するのである
。

次に第９，１０図のこの発明実施例の装置について説明
する。

６− 巻戻台？上のシートロールＲは残シ少くなっているが、
まだ走行シートｓの張力を保持し得る段階で、この発明
、を適用する。従ってシート走行を停めても、通常、シ
ート張力は保持されている。この例では接続装置は巻戻
台りと最初の案内ローラｒとの間に設置している。この
例では新シート端引出装置ｔと第三、四横枠３゜グ　（
この例では兼用）が独立した機枠１０に付き、第一、二
横枠ｌ、コは案内ローラｒその他の機枠／ｌに付けられ
ている。

機枠１０．／／はいずれもシートｓ走行路の両性側に立
つ垂直部を水平梁材で固定したもので、その両側垂直部
の間にかけ渡すように各横枠やシート端引出装置を水平
支持している。

シート端引出装置ｔは本発明者がさきに開発した仮巻取
軸を用いるもので、軸に両面粘着テープをつけて新しい
シートロールＲ′表面に接せしめ、シートＳ切断端を若
干巻取ってから、移動してシートＳ′を引出す。巻戻台
２はブレーキをもつから、シートｓ′は適当に緊張して
いる。引−７− 出装置ｔを支持しているのは機枠１０の両側垂直部沿い
に昇降する昇降枠ｌコで、この昇降枠１２から垂下した
両側揺動腕１３下端の軸受に引出装置乙の仮巻取軸両端
をはめ、その一端を回転駆動する仕組みである。その揺
動腕１３は昇降枠／：ｌに取付けた流体圧シリンダ／Ｆ
によシ揺動させられ、昇降枠／、２は吊るしたネジ棒／
ｊと上方の螺合メネジの駆動により昇降する。もつとも
、引出装置乙の駆動機構は機械設計者の周知技術にまか
せる。

第三兼第四横枠３（弘）は引出装置乙の仮巻取軸とはソ
同じ長さで、両側揺動腕／３下端に軸支した両側回動腕
ｉｔ間に水平に取付けられている。

待機時は第９図に示すように、回動腕ｌｔを真上へ立て
、シート端引出装置６が第１０図のように新しいシート
ロールＲ′へ接近する際、邪魔にならないようにしてい
る。

この第三横枠３は角管で、その内壁の相対する両隅にロ
ーラを当てた切断装置７が、刃先７αを管壁の細隙から
外へ出して走シ、枠沿いにシートを切断できる。そして
、第四横枠弘の働きをするため、同じ角管の側面全長に
粘着テープＴ′を吸着する吸着孔を設け、内部を減圧し
ている。

第三横枠３として第５図、第１０図のように新シートＳ
’に下側粘着テープＴに押付けた後、第四横枠≠として
上側粘着テープＴ′を重ね貼るため角管全９０°転回さ
ぞるのであるが、その転回機構の図は略した。引出装置
乙の仮巻取軸駆動機構同様、設計者に任せるが、例えば
一方の回動腕ｌ乙にロータリーアクチュエータを付けて
、角管端部に付けた支軸を９０°転回させると簡単であ
る。

粘着テープＴ′を第四横枠≠の全長に敷きのばして吸着
させる手段の実施例として、第９図では両側揺動腕１３
の間にレール１７をかけ渡し、これに沿い粘着テープリ
ールｉｔを走らせるようにしている。

次に第一横枠ｌの説明をする。これは機枠／ｌの両側垂
直部により軸支した両側回動腕／りの間−？− に渡した角管内に、第三横枠３同様、内部を走る切断装
置と外に出た刃ｊを加えたものである。

機枠／／垂直部の支軸／（Ｚを中心に腕ＩＰが回動し、
第一横枠／が第９図実線の待機位置から鎖線の作動位置
へ移動する。駆動機構の説明は略す。

第二横枠コはこの場合、第一、第三横枠ｌ。

３０角管を二個並べた形の中仕切りのある角管で、上面
に吸着孔を設は内部を減圧している。

機枠／／の垂直部に軸支させた回動腕、２０により支持
され、流体圧シリンダー／により第９図実線の待機位置
から上方へ回動する。この場合、上面が吸着面となって
いるが、その中央にシート幅の長さの粘着テープＴを敷
かねばならない。そのため、この実施例は横枠コ側面に
レールココを設け、これに沿ってテープリール２３ヲ走
らせ、敷いたテープＴを吸着保持するようにしている。

テープリール２３は外方へ出るから接着を妨げない。

次に、この装置の動作を説明する。

第９図の実線は、第１図のようにシートＳが７０− 走行中か、又は停止したばかりの時の各部材の位置を示
す。それから第２図の工程に入るため、第一横枠ｌの回
動腕／Ｐ’に予め決められた角度だけ回し、第９図鎖線
位置につける。そして、刃ｊによりシー）Ｓｔ−切断し
たら、第二横枠λを回動上昇させ、予め上面中央に吸着
しておいたテープＴの片側半分をシートＳ切断端縁に押
付は接着する。その位置を第９図では鎖線で示している
。第二横枠コはシー）Ｓｆｆｉ下側から吸着保持するの
で、第一横枠／は待機位置へ戻す。

一方、新シート端引出装置６は第９図の待機位置から必
要な所まで降シ、流体圧シリンダ／ｌＩにより第１０図
鎖線で示すように新シートロールＲ′表面に接せしめ、
表面シートを若干、巻取る。

そして、シリンダ／μの逆方向駆動によシ第１０図実線
の引出装置６の所定位置まで移動する。これが第４図の
状態である。

それから引出装置ｔの回動腕／４ｅ回し、腕端に付けた
第三横枠３を第５図、第１０図のように下げてシートＳ
′を粘着テープＴの残る半分に接−／／　− 着する。そして内部の切断装置を走らせ刃先７αにより
新シートＳ′の先端部を、粘着テープＴから浮上ったす
ぐ近くで切離す（第６．７図）。

それから−たん回動腕１６を回して第三横枠３を少し上
昇させ、これ全９０°転回させて、予め粘着テープＴ′
を吸着していた側面を下に向ける。

これで第三横枠３が第四横枠≠に変った事になシ、その
粘着テープＴ′を両シー）　Ｓ　、　Ｓ’の切断端にか
け渡し圧着して接続を終る（第８図）のである。

以上、一実施例によって説明したが、この発明の実施態
様は発明の要旨を変えることなく、機械技術者の周知技
術により実施条件に応じて多様に変化、応用し得ること
はいうまでもない。

例えばシートロール巻戻台りは固定したものに限らず、
周知のターレット式のものであってもよく、シート供給
源はシートロールに限らない。

上記説明中、上下と称したのは相対的なもので、絶対的
上下を意味しない。粘着テープＴ、　Ｔ’ｅ横粋横枠ば
し取付ける方法は吸着に限らない。

新シート端引出装置として上述の仮巻取軸に若干巻取っ
て引出す方式は、極めて優れているがこれに限定するも
のではない。

この発明は従来、接続すべき新旧両シート端を作業台上
に引寄せて切断、接続していた手作業を大幅に機械化し
、シート走行路へ複数個の横枠を寄せ分業的に切断、接
続させるようにしたから、シートラ引寄せ、戻すための
シート歪み、損傷、手間どりがなくなった。

走行路上でシートラ接続する場合、シート切断のための
両側クランプができない不利を、この発明は横枠により
シートを押し緊張させた状態で保持し、そのま＼切断す
る事で補うことができた。

特に新しいシート端は切断を後にし、少し手前の所を共
通粘着テープに押付けてシートの緊張、保持を確保して
から、その枠沿いに切断したから、作業台上で両側クラ
ンプして切断すると同様の精度で切断できる。常識的に
新シートを切断後、接着しようとすると精度確保が極め
７３− て難しい。

この発明により従来、金属板の接続技術に比べ劣ってい
た紙、プラスチック類シートのそれを向上させた技術的
効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１〜８図はこの発明一実施例の動作順説明図、第９，
１０図はこの発明のだめの装置一実施例の作動前、作動
中の説明図である。 ／・・・吸着面つき第一横枠、３・・・第三横枠、ｊ。 ７α・・・刃、Ｓ・・・先行シート　Ｓ／・・・新シー
ト、Ｔ・・・粘着テープ。 特許出願人　株式会社片岡機械製作所

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 走行シート後尾と新しいシート先端部を夫々横断切断し
   、両切断端をつき合わせ粘着テープで接続する方法にお
   いて、 走行路上に停止した先行シートの全幅を、吸着面つき横
   枠により軽く押し緊張させて吸着し、そのま＼枠沿いに
   切断する工程と、 新しいシートの供給源から引出したシート先端の少し手
   酌を、別の横枠によシ軽く押して緊張させながら上記先
   行シート切断端と共通の粘着テープに押付け、そのま＼
   該枠沿いにシート先端側を切離す工程とを備えることを
   特徴とする走行路上のシート接続法。