JPS5977157A - Vベルト式無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents

Vベルト式無段変速機の油圧制御装置

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JPS5977157A
JPS5977157A JP57184625A JP18462582A JPS5977157A JP S5977157 A JPS5977157 A JP S5977157A JP 57184625 A JP57184625 A JP 57184625A JP 18462582 A JP18462582 A JP 18462582A JP S5977157 A JPS5977157 A JP S5977157A
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pressure
oil
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Yoshihisa Anpo
安保 佳寿
Shigeaki Yamamuro
重明 山室
Yoshikazu Tanaka
芳和 田中
Haruyoshi Hisamura
春芳 久村
Hiroyuki Hirano
弘之 平野
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66254Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling
    • F16H61/66263Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling using only hydraulical and mechanical sensing or control means

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、Vベルト式無段変速機の油圧制御装置に関す
るものである。
Vベルト式無段変速機構と発進用湿式多板クラッチとを
組合わせたVベルト式無段変速機の場合、発進時にはV
ベルト式無段変速機構は最大変速比となるように制御さ
れる。変速比が小さい状態で発進用クラッチを締結する
と十分な駆動力が得られずエンジンが停止してしまうか
らである。
しかし、従来のVベルト式無段変速機の油圧制御装置で
は変速制御弁の状態にかかわらず発進特番とはVベルト
式無段変速機構を最大変速比状態とする装置が設けられ
ていなかったため、Vベルト式無段変速機構の変速比を
制御する変速制御弁の故障等のために発進時に変速比が
最大になってし1ない場合には車両を発進させることが
円錐であった。
本発明は、従来のVベルト式無段変速機の油圧制御装置
における上記ような問題点に着目してなされたものであ
り、発進用クラッチが締結されるまでは変速制御弁の状
態にかかわらず強制的にVベルト式無段変速機を最大変
速比状態とする最大変速比保持弁を設けることにより、
上記問題点を角イ消することを目的としている。
以下、本発明をその実施例を示す添付図面の第1及び2
図に基づいて説明する。
本発明を適用する無段変速機の動力伝達機構を第1図に
示す。エンジンのクランクシャフトと連結される入力軸
2は、前進用クラッチ4を介して、駆動プーリ6を備え
た駆動軸8に連結可能である。入力軸2には、後述の油
圧制御装置の油圧源である外接歯車式のオイルポンプ1
0が設けられている。オイルポンプ10は駆動ギア12
及び被動ギア14を有している。入力軸2には、回転と
い16が一体回転可能に取りつけてあり、この回転とい
16は略円板状の板の外周を内側へ折り曲げることによ
り油だまり18を形成し、この油だまり18の中に回転
とい16と一緒に回転する油を保持するようにしである
。なお、油だまり18には、回転とい16の回転変化に
対する油の追。
従性を良くする羽根として作用する凹凸を形成すること
が好ましい。また、回転とい16には、常に所定量の油
を油だまり18内に供給する管路(図示してない)を設
け1である。回転とい16の油だまり18内には、回転
とい16と一緒に回転する油の流れに対向する開口を有
するピトー管20を臨ませてあり、袖だまり18内の油
の動圧はピトー管20によって検出可能である。入力軸
2と平行に副軸22が回転自在に設けてあり、この副軸
22の一端側に後退用クラッチ24が設けられている。
入力ilI+2及び副軸22はそれぞれ、互いにかみ合
うギア26及び28を有している。ギア26は入力軸2
と常に一体回転可能であり、またギア28は後退用クラ
ッチ24を介して副軸22と一体回転可能である。副軸
22の他端側には、ギア34が一体に設けてあり、ギア
34は回転自在に支持されたギア32とかみ合っている
ギア32は、駆動軸8と一体回転可能なギア30とかみ
合っている。前進用クラッチ4及び後退用クラッチ24
は、いずれもそのピストン室36及び38に後述の油圧
制御装置から油圧が導かれたときに締結される構成とな
っている。前進用クラッチ4が締結されたときには、入
力軸2から伝えられるエンジン回転は正転のまま駆動軸
8に伝達され、一方、後退用クラッチ24が締結された
ときにはエンジン回転はギア26,28.34.32及
び30の作用によって逆転され駆動軸8に伝達される。
駆動プーリ6は、駆動軸8と一体に形成された固定円す
い板40と、固定円すい板40に対向配置されてV字状
ブーりみぞを形成すると共に駆動プーリシリング室42
に作用する油圧によって駆動軸8の軸方向に移動可能で
ある可動 。
円すい板44とから成っている。なお、V字状プーリみ
ぞの最大幅は、可動円すい板44が図中で左方へ所定量
移動したときに作用するストッパ(図示してない)によ
って規制される。駆動プーリ6の固定円すい板40にも
前述の回転とい16とほぼ同様の回転とい46が設けで
ある。回転とい46の神だまり47内の油の動圧はピト
ー管48によって検出可能であり、また油だ才り47内
には油管(図示してない)によって常に所定量の油が供
給される。駆動プーリ6はVベルト50によって従動プ
ーリ51と伝動可能に連結されているが、この従動プー
リ51は回転自在な従動軸52上に設けられている。従
動プーリ51は、従動軸52と一体に形成された固定円
すい板54と、固定円すい板54に対向配置されてV字
状プーリみぞを形成すると共に従動プーリシリンダ室5
6に作用する油圧及びスプリング57によって従動軸5
2の軸方向に移動可能である可動円すい板58とから成
っている。駆動プーリ6の場合と同様に、可動円すい板
58の軸方向の動きは、図示してないスI・ツバによっ
て制限されて最大のV字状プーリみぞ幅以上とならない
ようにしである。なお、従動プーリシリンダ室56の受
圧面積は駆動プーリシリング室42の受圧面積の約1/
2としである。従動軸52と一体回転するように設けら
れたギア60は、リングギア62とかみ合っている。す
なわち、従動軸52の回転力は、ギア60を介してリン
グギア62に伝達される。リングギア62が取り付けら
れたデフケース64には、1対のピニオンギア66及び
68及びこのピニオンギア66及び68とかみ合って差
動装置70を構成する1対のサイドギア72及び74が
設けられている。サイドギア72及び74にはそれぞれ
出力軸76及び78が連結される。
上記のような無段変速機の動力伝達機構にエンジンのク
ランクシャフトから入力された回転力は、入力軸2から
前進用クラッチ4を介して駆動軸8に(又は、入力軸2
からギア26.ギア28、後退用クラッチ24、副軸2
2、ギア34、ギア32及びギア30を介して駆動軸8
に)伝えられ、次いで駆動プーリ6、■ベルト50、従
動プーリ51、従動軸52へと伝達されていき、更にギ
ア60を介してリングギア62に入力され、次いで差動
装置70の作用により出力軸76及び78に回転力が伝
達される。上記動力伝達の際、前進用クラッチ4が締結
され後退用クラッチ24が解放されている場合には、駆
動軸8は入力軸2と同一方向に回転し、出力軸76及び
78は前進方向に回転される。また逆に、前進用クラッ
チ4が解放され後退用クラッチ24が締結されている場
合には、駆動軸8は入力軸2と逆方向に回転し、出力軸
76及び78は後退方向に回転する。
この動力伝達の際に、駆動プーリ6の可動円すい板44
及び従動プーリ51の可動円すい板58を軸方向に移動
させてVベルト50との接触位置半径を変えることによ
り、駆動プーリ6と従動プーリ51との回転比を変える
ことができる。例えば、駆動プーリ6のV字状プーリみ
ぞの幅を拡大すると共に従動プーリ51のV字状ブー1
ノみぞの幅を縮小すれば、駆動プーリ6側のVベルシ接
触位置半径径は小さくなり、従動ブー1ノ51狽すのV
ベルト接触位置半径は大きくなり、結局大きな変速比が
得られることになる。可動円すり〜板44及び58を逆
方向に移動させれば、上記と全く逆側こ変速比は小さく
なる。
次に、この無段変速機の油圧制御装置側こつl/)て説
明する。油圧制御装置は第零図に示すよう番と、オイル
ポンプ10、ライン圧調圧弁102、マニアル弁104
、変速制御弁106、クラ・ンチ完全締結制御弁108
、変速モーター10、変速操作機構112、スロットル
弁114、スターティング弁116、スタート調整弁1
18、最大変速比保41f120、リバースインヒビタ
ー弁122、潤滑弁124等から成っている。
オイルポンプlOは、前述のように入力軸2よって駆動
されて、タンク130内の油をストレーナ131を介し
て吸引し油路132に吐出する。油路132の吐出油は
、ライン圧調圧弁102のポート146d及び146e
に導かれて、後述のようにライン圧として所定圧力に調
圧される。油路132は、スロットル弁114のポート
192C及び変速制御弁106のポート172bにも連
通している。また、油路132は従動プーリシリンダ室
56にも連通している。すなわち、従動プーリシリンダ
室56には常にライン圧が供給されている。
マニアル弁104は、4つのポート134a、134b
、134C及び134dを有する弁穴134と、この弁
穴134に対応した2つのランド136a及び136b
を有するスプール136とから成っている。運転席のセ
レクトレバー(図示していない)によって動作されるス
プール136はP、R,N、D及びLレンジの5つの停
止位置を有している。ポート134aはドレーンボート
であり、ポート134bは油路138によってリバース
インヒビター弁122のボー)240cと連通している
。またポート134cは油路140によってスターティ
ング弁l16のボート204aと連通し、ポート134
dは油路142によって前進用クラッチ4のピストン室
36に連通している。スプール136がPの位置では、
後述のスターティング弁116によって制御される油路
140のスタート圧が加圧されたポート134Cはラン
ドl’36bによって閉鎖され、前進用クラッチ4のピ
ストン室36は油路142及びボー)134dを介して
ドレーンされ、また、後退用クラッチ24のピストン室
38は油路144、リバースインヒビクー弁122のポ
ート240 b及び240c、油路138及びポート1
34bを介してドレーンされる。スプール136がR位
置にあると、ポート134bとポート134cとがラン
ド1.36a及び136b間において連通して、(リバ
ースインヒビター弁122が図中上半部状態にあるとき
には)後退用クラッチ24のピストン室38に油路14
0のスタート圧が供給され、他方、前進用クラッチ4の
ピストン室36はポー)134dを経てドレーンされる
。スプール136がN位置にくると、ポート134cは
ランド136a及び136bによってはさまれて他のポ
ートに連通ずることができず、一方、ポート134b及
び134dは共にドレーンされるから、P位置の場合と
同様に後退用クラッチ24のピストン室38及び前進用
クラッチ4のピストン室36は共にドレーンされる。ス
プール136がD又はL位置にあるときは、ポート13
4Cとポート134dとがランド136a及び136b
間において連通してt前進用クラッチ4のシリンダ室3
6にライン圧が供給され、他方、後退用クラッチ24の
ピストン室38はボー)134bを経てドレーンされる
。これによって、結局、スプール136がP又はN位置
にあるときには、前進用クラッチ4及び後退用クラッチ
24は共に解放されて動力の伝達がしゃ断され入力軸2
の回転力が駆動軸8に伝達されず、スプール136がR
位置では後退用クラッチ24が締結されて(リバースイ
ンヒビター弁122が図中上半部状態の場合)、出力軸
76及び78は前述のように後退方向に駆動され、また
スプール136がD又はL位置にあるときには前進用ク
ラッチ4が締結されて出力軸76及び78は前進方向に
駆動されることになる。なお、D位置とL位置との間に
は上述のように油圧回路上は何の相違もないが、両位置
は電気的に検出されて異なった変速パターンに応じて変
速するように後述の変速モータ11Oの作動が制御され
る。
ライン圧調圧弁102は、6つのポート146a、14
6b、146c、146d、146e及び146fを有
する弁穴146と、この弁穴146に対応して5つのラ
ンド148a、148b、148C1148d及び14
8eを有するスプール148と、軸方向に移動自在なス
リーブ150と、スプール148とスリーブ150との
間に並列に設けられた2つのスプリング152及び15
4と、から成っている。スリーブ150は、ピン156
を支点として揺動するレバー158の一端から押圧力を
受けるようにしである。レバー158の他端は駆動プー
リ6の可動円すい板44の外周に設けたみぞにかみ合っ
ている。従って、変速比が大きくなるとスリーブ150
は図中右側に移動し、変速比が小さくなるとスリーブ1
50は図中左側に移動する。2つのスプリング152及
び154のうち、外周側のスプリング152は常に両端
をそれぞれスリーブ150及びスプール148に接触さ
せて圧縮状態にあるが、内周側のスプリング154はス
リーブ150が所定以上図中右方向に移動してはじめて
圧縮されるようにしである。ライ、ン圧調圧弁102の
ポー)146aは油路160を介して変速制御弁106
のポー)172aと接続されている。ポート146bに
はスロットル圧回路である油路162からスロットル圧
が供給されている。ポート146cは潤滑回路である油
路164に連通している。ボー)146d及び146e
にはライン圧回路である油路132からライン圧が供給
されている。ポート146fはドレーンポートである。
なお、ポート146a、146b及び146eの入口に
はそれぞれオリフィス166.168及び170が設け
である。結局このライン圧調圧弁102のスプール14
8には、スプリング152による力(又はスプリング1
52及び154による力)、ポート146aの油圧がラ
ンド148a及び148b間の面積差に作用する力及び
ポー)146bの油圧(スロットル圧)がランド148
b及び148a間の面積差に作用する力という3つの右
方向の力と、ランド148d及び148a間の面積差に
作用するポート146eの油圧(ライン圧)による力と
いう左方向の力とが作用するが、スプール148はポー
)146dからポート146cへの7由の洩れ量を調節
して常に左右方向の力が平衡するようにポーh146e
のライン圧を制御する。従ってライン圧は、変速比が大
きいほど高くなり、ポー)146aの油圧(この油圧は
後述のように急変速時のみ作用し、ライン圧と同じ油圧
である)が高いほど高くなり、またポート146bに作
用するスロットル圧が高いほど高くなる。このようにラ
イン圧を調節するのは、変速比が大きいほどプーリのV
ベルト押付力を大きくする必要があり、また急変速時に
急速にプーリシリンダ室に油を供給する必要があり、ま
スロットル圧が高い(すなわち、エンジン吸気管負圧が
小さい)はどニンジン出力トルクが大きいので油圧を上
げてプーリのVベルト押圧力を増大させて摩擦による動
力伝達トルクを大きくするためである。
変速制御弁106は、4つのポー)172a、172b
、172c及び172dを有する弁穴172と、この弁
穴172に対応した3つのランド174a、174b及
び174cを有するスプール174と、スプール174
を図中左方向に押すスプリング175とから成っている
。ポート172aは前述のように油路160を介してラ
イン圧調圧弁102のポー)146aと連通しており、
ポート172bはライン圧回路である油路132と連通
してライン圧が供給されており、ランド172cは油路
176を介して最大変速比保持弁120のポート230
dと連通しており、またポー)172dは潤滑回路であ
る油路164と連通している。なお、ポー)172dの
入口にはオリフィス177が設けである。スプール17
4の左端は後述の変速操作機構112のレバー178の
ほぼ中央部にピン181によって連結されている。ラン
ド174bの軸方向長さはポート172Cの幅よりも多
少小さくしである。従って、ポー)172bに供給され
るライン圧はランド174bの図中左側部分とポー)1
72cとの間のすきまを通ってポー)172cに流れ込
むが、その一部はランド174bの図中右側部分とポー
ト172Cとの間のすきまからポート172dへ排出さ
れるので、ポー1−172 cの圧力は上記両すきまの
面積の比率によって決定される圧力となる。
従って、スプール174が右方向に移動するに従ってポ
ー)172Cのライン圧側のすきまが大きくなり排出側
のすきまが小さくなるのでポート172Cの圧力は次第
に高くなっていく。ポート172Cの油圧は、油路17
6、最大変速比保持弁120(ただし、図中下半部状態
)及び油路180を介して駆動プーリシリンダ室42へ
供給される。従って、駆動プーリ6の駆動プーリシリン
ダ室42の圧力は高くなりV字状プーリみぞの幅が小さ
くなり、他方、従動プーリ51の従動プーリシリンダ室
56には常に油路132からライン圧が供給されている
が従動プーリシリンダ室56の受圧面積は駆動プーリシ
リンダ室42の受圧面積の約1/2となっているため駆
動プーリ6側と比較して相対的にVベルト押伺力が小さ
くなってV字状プーリみぞの幅が大きくなる。すなわち
、駆動プーリ6のVベルト接触半径が大きくなると共に
従動プーリ51のVベルト接触半径が小さくなるので変
速比は小さくなる。逆にスプール172を左方向に移動
させると、上記と全く逆の作用により、変速比は大きく
なる。
変速操作機構112のレバー178は前述のようにその
ほぼ中央部において変速制御弁106のスプール174
とピン181によって結合されているが、レバー178
の一端は前述のレバー158のスリーブ1巳Oと接触す
る側の端部とピン183によって結合されており(なお
、図示の都合上、レバー158上のピン183と、レバ
ー178上のピン183とが別々に示しであるが、実際
には両者は同一の部材である)、また他端はロッド18
2にピン185によって結合されている。
ロッド182はラック182Cを有し、ており、このラ
ック182Cは変速モーフ110のピニオンギア110
aとかみ合っている。このような変速操作機構112に
おいて、変速制御装置300によって制御される変速モ
ータ110のピニオンギア110aを回転することによ
りロッド182を例えば右方向に移動させると、レバー
178はピン183を支点として反時計方向に回転し、
レバー178に連結された変速制御弁106のスプール
174を右方向に動かす。これによって、前述のように
、駆動プーリ6の可動円すい板44は右方向に移動して
駆動プーリ6のV字状プーリみぞ間隔は小さくなり、同
時にこれに伴なって従動プーリ51のV字状プーリみぞ
間隔は大きくなり、変速比は小さくなる。レバー178
の一端はピン183によってレバー158と連結されて
いるので、可動円すい板44が右方向に移動してレバー
158が反時計方向に回転すると今度はレバー178の
他端側のピン185を支点としてし八−178は反時計
方向に回転する。このためスプール174は左方向に引
きもどされて、駆動プーリ6及び従動プーリ51を変速
比が大きい状態にしようとする。このような動作によっ
てスプール174、駆動プーリ6及び従動プーリ51は
、変速モータ110の回転位置に対応して所定の変速比
の状態で安定する。変速モータ110を逆方向に回転し
た場合も同様である(なお、ロッド182は変速比最大
値に対応する位置を越えて更に図中で左側(オーバスト
ローク領域)へ移動可能であり、オーバストローク領域
に移動すると変速基準スイッチ298が作動し、この信
号は変速制御装置300に入力される)。従って、変速
モータ110を所定の変速パターンに従って作動させる
と、変速比はこれに追従して変化することになり、変速
モータ110を制御することによって無段変速機の変速
を制御することかできる。
なお、変速モータ110を変速比大側に急速に作動させ
ると、変速制御弁106のスプール174は一時的に図
中左側に移動させられる(ただし、変速の進行に伴ない
次第に中央位置に復帰する)。スプール174が大きく
左側に移動すると、ポート172aと172bとがラン
ド174a及び174b間で連通し、油路160にライ
ン圧が供給される。油路160のライン圧はライン圧調
圧弁106のポート146aに作用し、前述のようにラ
イン圧を上昇させる。すなわち、変速比大側へ急速に変
速する場合にはライン圧が高くなる。これによって、従
動プーリシリンダ室56に急速に油を送り込み、迅速に
変速させることができる。
変速モータ(以下の説明においては「ステップモータ」
という用語を使用する)110は、変速制御装置300
から送られてくるパルス数信号に対応して回転位置が決
定される。変速制御装置300からのパルス数信号は所
定の変速パターンに従って与えられる。
クラッチ完全締結制御弁108は、その弁体を変速操作
機構112のロッド182と一体に形成しである。すな
わち、クラッチ完全締結制御弁108はポート186a
及び186bを有する弁穴186と、ロッド182に形
成したランド182a及び182bとから成っている。
ポート186aは油路188によって前述のピトー管4
8と連通している。すなわち、ポート186aには駆動
プーリ6の回転速度に対応した信号油圧が供給されてい
る。ボー)186bは、油路190を介してスターティ
ング弁116のボー)204eと連通している。通常は
ポート186aと186bとはランド182a及び18
2b間において連通しているが、ロッド182が変速比
最大値に対応する位置(変速基準スイッチ298がオン
となる位置)を越えてオーバストローク領域に移動した
ときにのみポート186aは封鎖されボー)186bは
ドレーンされるようにしである。すなわち、クラッチ完
全締結制御弁108は、通常は駆動プーリ6の回転速度
信号油圧をスターティング弁116のポート204eに
供給し、ロッド182が最大変速比位置を越えてオーバ
ストローク領域に移動したときに上記信号油圧の供給を
停止する機能を有する。
スロットル弁114は、ボー) 192a、192b、
192c、192d及び912eを有する弁穴192と
、弁穴192に対応した3つのランド194a、194
b及び194Cを有するスプール194と、スプール1
94を図中右側に押すスプリング196と、スプール1
94に押力を作用する負圧ダイヤフラム198とから成
っている。負圧ダイヤフラム198は、エンジン吸気管
負圧が所定イIC((例えば、300mmHg)よりも
低い(大気圧に近い)場合にスプール194に負圧に反
比例した力を作用し、エンジン吸気管負圧が所定値より
も高い場合には全く力を作用しないようにしである。ボ
ー) 192aは潤滑回路である油路164と連通して
おり、ボー)19’2b及び192dはスロットル圧回
路である油路162と連通しており、ボー) 192c
はライン圧回路である油路132と連通しており、また
ポート192eはドレーンポートである。ボー)192
dの入口にはオリフィス202が設けである。スプール
194には、スプリング196の力及び負圧ダイヤフラ
ム198による力という図中右向きの力と、ランド19
4b及び194a間の面積差に作用するポート192d
の油圧による力という図中左向きの力とが作用するが、
スロットル弁114は上記両方向の力がつり合うように
ポート192Cのライン圧を圧力源としポート192a
を排出ポートとして周知の調圧作用を行なう。これによ
ってポート192b及び192dにはスプリング196
及び負圧ダイヤフラム198による力に対応したスロッ
トル圧が発生する。このようにして得られたスロットル
圧は、エンジン吸気管負圧に応じて調圧されているので
、エンジン出力トルクに対応する。すなわち、エンジン
出力トルクが大きければ、スロットル圧もこれに対応し
て高い油圧となる。
スターティング弁116は、ポート204a、204b
、204c、204d及び204eを有する弁穴204
と、ランド206a、206b、206c及び206d
を有するスプール206(なお、ランド206aの図中
左側の部分はテーパ状に縮径されている)と、スプール
206を図中右方向に押すスプリング208とから成っ
ている。ボー)204aは、スロットル圧回路である油
路162とオリフィス210を介して接続された油路1
40と連通している。ボー)204bはドレーン回路で
ある油路200 (この油路はオイルポンプ10とスト
レーナ131との間に連通している)を介してドレーン
されている。ポート204cは油路212を介してスタ
ート調整弁118と接続されている。ポート204dは
油路214によって前述のピトー管20と連通している
すなわち、ボー1−204 dには入力軸2の回転速度
に対応した信号油圧(すなわち、エンジン回転速度信号
油圧)が供給されている。ポート204eは前述のよう
に油路190によってクラッチ完全締結制御弁108の
ポート186bと連通している。ポート204C、ポー
ト204d、ポート204eの入口にはそれぞれオリ2
イス216゜218及び220が設けである。スターテ
ィング弁116はスプール206の位置に応じてポート
204aの油をポート204bに排出することにより油
路140の油圧(スタート圧)をスロットル圧よりも減
圧された油圧とする機能を有する。
すなわち、スプール206が図中左側寄りに位置してい
る場合にはポート204aからポート204bへのすき
まが小さいためボー)204aの油圧は高く、逆にスプ
ール206が図中右側に移動するとボー)204aから
ポート204bへのすきまが大きくなって油の漏れ量が
増大レボ−1・204aの油圧が低くなる。なお、スロ
ットル圧回路である油路162とスタート圧回路である
油路140とはオリフィス210を介して接続されてい
るため、油路140の油圧が低くなっても油路162の
スロットル圧は実質的に影響を受けない。スプール20
6の位置は、スプリング208の力及びランド206b
及び206a間の面積差に作用する油圧(スタート調整
圧)による力という右向きの力と、ランド206C及び
206d間の面積差に作用するポート204dの油JE
(エンジン回転速度信号油圧)による力及びランド20
6dに作用するボー)204eの油圧(駆動プーリ回転
速度信号油圧)による力という左向きの力とのつり合い
によって決定される。すなわち、後述のスタート調整バ
ルブ118によって得られる油路212のスタート調整
圧が高いほど油路140のスターi・圧は低くなり、エ
ンジン回転速度信号油圧及び駆動プーリ回転速度信号油
圧が高いほどスタート圧は高くなる。発進時には、前述
のクラッチ完全締結制御弁108のロッド182は最も
左へ移動しており、油路190はドレーンされているた
め、スターティング弁116のポート204eには駆動
プーリ回転速度油圧信号は作用していない。従って、ス
タート圧はスタート調整圧及びエンジン回転速度信号油
圧によって制御され、エンジン回転速度の上昇にともな
って緩やかに上昇する。このスタート圧は前進用クラッ
チ4(又は後退用クラッチ24)(こ供給され、これを
徐々に締結していき、円滑な発進を可能とする。
発進がある程度進行すると、ステップモータ110の作
用によりクラッチ完全締結制御弁108が切換わり、油
路190を介してポー)204eに駆動プーリ回転速度
信号油圧が供給され、スタート圧は急激に上昇する。こ
れによって前進用クラッチ4(又は後退用クラッチ24
)は確実に締結され、滑りのない状態となる。なお、ス
ターティング弁116は、ボー)204aに供給される
エンジン出力トルクに応じたスロットル圧を調圧し前進
用クラッチ4及び後退用クラッチ24に供給するから、
前進用クラッチ4及び後退用クラッチ24に不必要に高
い油圧が作用することはない。このことは前進用クラッ
チ4及び後退用クラッチ24の耐久性能上好適である。
スタート調整弁118は、油路212の油のポート22
2(このポート222はドレーン回路である油路200
と連通している)への排出量をプランジャ224aによ
って調節可能なフォースモータ224によって構成され
ている。油路212には潤滑油路である油路164から
オリフィス226を介して低圧の油が供給されている。
フォースモーク224はその通電量に反比例して油路2
12の油を排出するため、油路212の油圧(スタート
調整圧)は通電量によって制御される。
フォースモーク224の通電量は変速制御装置300に
よって制御される。車両が停止したアイドリング状態に
おいては、このスタート調整弁118によって得られる
スタート調整庁によって、スタート圧(スターティング
弁116によって調圧される油圧)は前進用クラッチ4
又は後退用クラッチ24が締結開始直前の状態となるよ
うに制御される。発進前には常にこのスタート圧が前進
用クラッチ4又は後退用クラッチ24に供給されている
ので、エンジン回転の上昇にともなって直ちに前進用ク
ラッチ4又は後退用クラッチ24が締結を開始し、エン
ジンの空吹きを生ずることはなく、またエンジンのアイ
ドリング回転速度が通常より高い場合であっても誤発進
することはない。
最大変速比保持弁120は、ボー)230a、230b
、230C1230d、230e及び230fを有する
弁穴230と、ランド232a、232b及び232C
を有するスプール232と、スプール232を図中左方
向に押すスプリング234とから成っている。ポー)2
30aには油路188から駆動プーリ回転速度信号油圧
が導かれており、ボー)230cは油路180によって
駆動プーリシリンダ室42及びリバースインヒビタ弁1
,22のポー)240dと連通しており、またポー)2
30dは油路176を介して変速制御弁106のポート
、172 cと連通している。ポート230bは油路2
00を介してドレーンされ、またポート230fはドレ
ーンポートである。ポート230a及び230eの入口
にはオリフィス236及び238が設けである。ランド
232aと232bとは同径であり、ランド232Cは
これらよりも小径である。この最大変速比保持弁120
は、変速制御弁106の状態にかかわらず発進時におい
ては最大変速比を実現する弁である。これによって、ス
テップモータ110の故障等によって変速制御弁106
が変速比小側で固定されても、最大変速比状態となって
発進することができる。車両が停止した状態では、駆動
プーリ回転速度信号油圧がOであるためスプール232
を図中右方向に押す力が存在せず、スプール232はス
プリング234によって押されて図中上半部に示す状態
にある。従って、駆動プーリシリンダ室42は油路18
0、ボー)230c、ボー)230b及び油路200を
介してドレーンされており、無段変速機は必ず最大変速
比状態となる。この状態は、スプール232のランド2
32aの面積に作用するボー)230aの油圧(駆動プ
ーリ回転速度信号油圧)による図中右向きの力がランド
232b及び232c間の面積差に作用するボー)23
0eの油圧(エンジン回転速度信号油圧)による力及び
スプリング234による力という左向きの力に打ち勝つ
まで維持される。すなわち、前進用クラッチ4の締結が
開始され駆動プーリ6がある程度の速度で回転するよう
になる(つまり前進用クラッチ4の滑りが小さくなる)
所定以上の速度で回転するようになると最大変速比保持
弁120は図中下半部の位置に切換ゎり、ポート230
cと230dとが連通ずるため、駆動プーリシリンダ室
42に変速制御弁106がらの油圧が供給され、無段変
速機は変速可能な状態となる。最大変速比保持弁120
のスプール232がいったん図中下半部に示す状態とな
ると、ランド23゛2b及び2320間の面積差に作用
していた油圧がポート23Ofからドレーンされるため
、スプール232は駆動プーリ回転速度信号油圧が非常
に低くなるまで上半部に示す位置に復帰しない。すなわ
ち、車速が非常に低くなって停止直前にスプール232
は上半部に示す位置に復帰し、最大変速比状態となる。
なお、駆動プーリ回転速度信号油圧は、駆動プーリ6が
逆回転している場合(すなわち、後退用クラッチ24が
作動している場合)には油圧が0であるから、後退時に
も必ず最大変速比状態となる。
リバースインヒビター弁122は、ポート240a、2
40b、240C及び240dを有する弁穴240と、
等径のランド242a及び242bを有するスプール2
42と、スプール242を図中右方向に押すスプリング
244とから成っている。ポート240aはドレーンポ
ートであり、ボー)240bは油路144を介して後退
用クラッチ24のピストン室38と連通しており、ボー
)240cは油路138を介してマニアル弁104のボ
ー)134bと連通しており、ポート240dは駆動プ
ーリシリンダ室42へ油圧を供給する油路180と接続
されている。このリバースインヒビター弁122は、前
進走行中に誤ってマニアル弁104をR位置にセレクト
したときに、後退用クラッチ24が作動することを明1
卜する弁である。車両が停止している場合には、前述の
最大変速比保持弁12.0の作用により油路180(す
なわち、駆動プーリシリンダ室42)の油圧はドレーン
されている。従って、リバースインヒビター弁122の
スプール242に図中左向きの力が作用しないため、ス
プール242はスプリング244に押されて図中上半部
に示す位置にあり、ポート240bと240cとが連通
している。この状態でマニアル弁104をR位置にセレ
クトすると、マニアル弁104のボー)134bの油圧
は油路138、ポート240c、ポート240b及び油
路144を介して後退用クラッチ24のピストン室38
に供給される。これによって後退用クラッチ24が作動
し、後退状態となる。
しかし5、車両が前進走行中は、最大変速比保持弁12
0は停止直前まで図中下半部に示す位置にあり、油路1
80には油路176から油圧が供給されている。この油
圧はリバースインヒビター弁122のポート240dに
作用するので、リバースインヒビター弁122は図中下
半部に示す状態となり、油路138と144との連通が
阻止され、後退用クラッチ24のピストン室38の油圧
はポート240aからドレ゛−ンされる。従って、この
状態においてマニアル弁104をR位置にセレクトして
も後退用クラッチ24のピストン室38には油圧が供給
されない。これによって、前進走行中に動力伝達機構が
後退状態となって破損するという事態を防止することが
できる。
潤滑弁124は、ポート250a、250b、250c
及び250dを有する弁穴250と、等径のランド25
2a及び252bを有するスプール252と、スプール
252を図中左方向に押すスプリング254とから成っ
ている。ポート250aはクーラ260の下流側に連通
ずる油路164と接続されており、ポート250bはス
ロットル圧回路である油路162と接続されており、ボ
ー)250cはクーラ260の上流側と連通ずる油路2
58と接続されており、ボー)250dはドレーン回路
である油路200と接続されている。この潤滑弁124
は、ポート250bのスロットル圧を油圧源として周知
の調圧作用によりボー)250aの油圧をスプリング2
54に対応した一定の油圧とし、これを油路164に供
給する。油路164の油は回転とい16及び46への供
給及び潤滑に使用された後、タンク130ヘトレーンさ
れる。
次に、本発明による最大変速比保持弁120の作用につ
いて再度まとめて説明する。スプール232のランド2
32aの面積に作用するポート230aの油圧(駆動プ
ーリ回転速度信号油圧)による図中右向きの力がランド
232b及び232c間の面積差に作用するボー)23
0eの油圧(エンジン回転速度信号油圧)による力及び
スプリング234による力という左向きの力に打ち勝つ
まではスプール232は図中上半部に示す状態にある。
従って、駆動プーリシリンダ室30は油路180、ボー
)230c、ポート230b及び油路200を介してド
1/−ンされる。従動プーリシリンダ室46には常にラ
イン圧が供給されているので無段変速機に必ず最大変速
比状態となる。
すなわち、変速制御弁106によって調圧される油路1
76の油圧とは無関係に最大変速比状態となる。この状
態は、駆動プーリ回転速度信号油圧が上がりエンジン回
転速度信号油圧に対応した所定値以下になるまで、すな
わち、前進用クラッチ4の締結が開始され駆動プーリ6
がある程度の速度で回転するようになる(つまり前進用
クラッチ4の滑りが小さくなる)まで維持される。駆動
プーリ6の速度が上昇し駆動プーリ回転速度信号油圧が
上がりエンジン回転速度信号油圧に対応した所定値以下
になると最大変速比保持弁120は図中下半部の位置に
切換わり、ボー)230cと230dとが連通ずるため
、駆動プーリシリンダ室42に変速制御弁106からの
油圧が供給され、無段変速機は変速可能な状態となる。
以後は変速制御弁106の前述の作用によって変速比が
制御される。なお、最大変速比保持弁120のスプール
232がいったん図中下半部に示す状態となると、ラン
ド232b及び232c間の面積差に作用していた油圧
がボー)23Ofからドレーンされるため、スプール2
32は駆動プーリ回転速度信号油圧が非常に低くなるま
で上半部に示す位置に復帰しない。このため、バルブ切
換点でのバルブハンチングによる不具合は生じない。
上記説明から明らかなように、この最大変速比保持弁1
20は、変速制御弁106の状態にかかわらず発進時に
おいては最大変速比を実現する。
これによって、ステップモータ110の故障等によって
変速制御弁106が変速比小側で固定されても、最大変
速比状態となって発進することができる。
以上説明してきたように、本発明によると、駆動及び従
動プーリシリンダ室の油圧配分を制御する変速制御弁の
状態とは無関係に、駆動ブーりの回転速度がエンジン回
転速度より所定値以下では変速比が最大となるように両
プーリシリンダ室の油圧配分を設定する最大変速比保持
弁を設けたので、変速モータ、変速制御弁等の故障の場
合においても発進用クラッチ(前進用クラッチ4又は後
退用クラッチ24)によって発進することができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はVベルI・式無段変速機の動力伝達機構を示す
図、第2図は油圧制御装置を示す図である。 2・書・入力軸、4令管−前進用クラッチ、6・・・駆
動プーリ、8・―・駆動軸、10−−・オイルポンプ、
12・・・駆動ギア、14・・・被動ギア、16・・φ
回転とい、18・―中油だまり、20・・・ピト−管、
22・・副軸、24・9・後退用クラッチ、26,28
,30,32.34・・・ギア、36.38・骨・ピス
トン室、40・・・固定円すい板、42・・・駆動プー
リシリンダ室、44・・舎可動円すい板、46・・拳回
転とい、47・φ中油だまり、48・φ・ピトー管、5
0・・・Vベルト、51−・Φ従動プーリ、52・・・
従動軸、54・・・固定円すい板、56φ善・従動プー
リシリンダ室、57・拳・スプリング、58・Φ・可動
円すい板、60・・・ギア、62・・・リングギア、6
4・0・デフケース、66.68・・番ピニオンギア、
70・φ・差動装置、72,74・・・サイドギア、7
6 、78・・・出力軸、102・e壷うイン圧調圧弁
、104・台・マニアル弁、106Φ・・変速制御弁、
108Φ・・クラッチ完全締結制御弁、110・・・変
速モータ、112・・・変速操作機構、114Φ・・ス
ロットル弁、116@Φ・スターティング弁、118・
41+スタート調整弁、120・・・最大変速比保持弁
、122・・・リバースインヒビター弁、124・・φ
潤滑弁、130φφ・タンク、131・Φ・ストレーナ
、132・e・油路、134・・合弁穴、136・・・
スプール、138.140.142.144Φ番・油路
、148−・・スプール、150・螢・スリーブ、15
2,154・e・スプリング、156・・・ピン、15
8・・φレバー、160.162.164・・・油路、
166.168,170・ψ・オリフィス、172φ働
・弁穴、174・・・スプール、175@・・スプリン
グ、176・・・油路、178・拳・レバー、180・
・・油路、18’l 、 183 、185Φ・・ピン
、182・・・ロッド、190・e噂油路、192壷・
・弁穴、194−・・スプール、196・・φスプリン
グ、198−φ0負圧ダイヤフラム、200φ・・油路
、202・・働オリフィス、204・・・弁穴、206
・・・スプール、208・・・スプリング、212,2
14Φ・・油路、216,218,220・・・オリフ
ィス、224φ・・フォースモータ、226・・争オリ
フィス、232φ・・スプール、2340番φスプリン
グ、242−・・スプール、244−−−スプリング、
250−−−グr穴、252・・Qスプール、254参
・・スプリング、258拳・・油路、260・・Φクー
ラ、298・・・変速基準スイッチ、300・・・変速
制御装置。 特許出願人  日 産 自 動 車 株 式 会 社代
理人      弁  理  士     宮  内 
 利  行=351

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、駆動プーリ、従動プーリ及び両プーリに巻き掛けら
    れたVベルトを有し変速制御弁により両プーリのシリン
    ダ室に配分される油圧に応じて両プーリ間の変速比が可
    変であるVベルト式無段変速機構と、駆動プーリヘエン
    ジンの回転力を伝達又はしゃ断する発進用多板クラ−2
    チとを有するVベルト式無段変速機の油圧制御装置にお
    いて、変速制御弁の状態にかかわらず駆動プーリの回転
    速度が所定値以下では両プーリのシリンダ室の油圧の配
    分を変速比が最大となるように設定する最大変速比保持
    弁を有することを特徴とするVベルト式無段変速機の油
    圧制御装置。 2、両プーリのシリンダ室の油圧の配分は、駆動プーリ
    のシリンダ室の油圧のみを変速制御弁によって制御する
    ことにより調節し 最大変速比保持弁は、駆動プーリの
    回転速度に対応する油圧が所定値より小さいとき駆動プ
    ーリのシリンダ室をドレーンし駆動プーリの回転速度に
    対応する油圧が所定値より大きいとき駆動プーリのシリ
    ンダ室に変速制御弁によって調圧された油圧を供給する
    弁である特許請求の範囲第1項記載のVベルト式無段変
    速機の油圧制御装置。 3、駆動プーリの回転速度に対応する油圧の前記所定値
    は、エンジン回転速度が大きいほど大きい特許請求の範
    囲第2項記載のVベルト式無段変速機の油圧制御装置。
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