JPS597713B2 - 新規γ↓−ブチロラクトン誘導体とその製造法 - Google Patents

新規γ↓−ブチロラクトン誘導体とその製造法

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JPS597713B2
JPS597713B2 JP52151721A JP15172177A JPS597713B2 JP S597713 B2 JPS597713 B2 JP S597713B2 JP 52151721 A JP52151721 A JP 52151721A JP 15172177 A JP15172177 A JP 15172177A JP S597713 B2 JPS597713 B2 JP S597713B2
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lower alkyl
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雄二 広瀬
勝敏 石川
昇 飯田
美雄 中沢
輝彦 遠山
肇 立花
祐司 榎本
安信 船越
高 藤田
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はr−ブチロラクトン誘導体とそれらの誘導体の
製造法に関するものである。
これまで、天然に存在する生理活性物質の中で部分構造
としてα−メチレン−γ−ブチロラクトン構造を有する
化合物が知られている。
近年、それら天然物の全合成研究がなされるようになり
総説〔SyntheticCOmmunicatiOn
s.5.、245(1975)およびSynthesi
s、67(1975)]が発表されているが、有用な実
用性のある化学物質を見い出すという観点からの研究は
極く僅かである。本発明者等はこの点に着目し、新規か
つ有用な化学物質を提供するために、新規のγ−ブチロ
ラクトン誘導体を数多く合成し、種々のスクリーニング
を繰り返してこれらの化合物の生理活性について調べた
結果、前記文献からは全く知ることのできない有用な活
性を有する多数の新規物質を見い出し、かつそれらの製
造法を確立して本発明を完成した。
本発明の新規γ−ブチロラクトン誘導体は一般式(1)
〔式中、Aは“)((、 ?)〈、 /2ζゝ、Z2\一/)〈 ゝまたは 〕c(を示す ここに、R1はハロゲン置換フエニル基、ニト口置換フ
エニル基、メチルスルホニル置換フエニル基、メトキシ
カルボニル置換フエニル基、ナフチル基、またはフリル
基を、R2は炭素数2以上の低級アルキル基、低級アル
ケニル基、フエニルカルバモイルメチル基、ハロゲン置
換フエニルカルバモイルメチル基、ハロゲン置換フエニ
ル基、ニトロ置換フエニル基、またはナフチル基、R3
は炭漱数2以上の低級アルキル基、フエニル基、低級ア
ルキル置換フエニル基、低級アルコキシ置換フエニル基
、ハロゲン置換フエニル基、またはナフチル基を、R′
3は低級アルキル基、またはフエニル基を、R/73と
R夕牡水素原子または低級アルキル基を、RへはRtま
たはR′j′のいずれかと環を形成することができ、R
4とR4はフエニル基を、Ktは低級アルキル基を、R
5はハロゲ7置換フエニル基、ニトロ置換フエニル基、
ナフチル基、またはフリル基を、R6はハロゲン置換フ
エニル基、低級アルキル置換フエニル基、低級アルコキ
シ置換フエニル基、またはフリル基を、Yはハロゲン原
子、低級アルキル基または低級アルコキシ基を、Xは水
素原子、ハロゲン原子、または低級アルキル基を、R7
はナフチル基を、R8とR′8は低級アルキル基、また
はフエニル基を、R8とR′8とは環を形成することが
でき、Qは水素原子、フエニル基またはハロゲン置換フ
エニル基をそれぞれ表わす。
〕で小されるものである。
本発明のγ−ブチロラクトン誘導体の製造法は一般式(
)〆≦ ′Y? または へ C−を示す。
/ 口置換フエニル基、メチルスルホニル置換フエニル基、
メトキシカルボニル置換フエニル基、ナフチル基、また
はフリル基を、R2は炭素数2以上の低級アルキル基、
低級アルケニル基、フエニルカルバモイルメチル基、ハ
ロゲン置換フエニルカルバモイルメチル基、ハロゲン置
換フエニル基、ニトロ置換フエニル基、またはナフチル
基、R3は炭素数2以上の低級アルキル基、フエニル基
、低級アルキル置換フエニル基、低級アルコキシ置換フ
エニル基、ハロゲン置換フエニル基、またはナフチル基
を、K3は低級アルキル基、またはフニニル基を、Rt
とRHIは水素原子または低級アルキル基を、R/3と
Ktとは環を形成することができ、R4とR′4はフエ
ニル基を、R′^は低級アルキル基を、R5はハロゲン
置換フエニル基、ニトロ置換フエニル基、ナフチル基、
またはフリル基を、R6はハロゲン置換フエニル基、低
級アルキル置換フエニル基、低級アルコキシ置換フエニ
ル基、またはフリル基を、Xは水素原子、ハロゲン原子
、または低級アルコキシ基を、Yはハロゲン原子、低級
アルキル基、または低級アルコキシ基を、R7はナフチ
ル基を、R8とRS3は低級アルキル基、またはフエニ
ル基をそれぞれ示し、R8とR′8とは環を形成するこ
とができる。
〕で示されるカルボニル化合物と 一般式() (式中、Rは低級アルキル基を、Qは水素原子、フエニ
ル基、またはハロゲン置換7エニル基を、Halはハロ
ゲン原子をそれぞれ示す。
)で表わされる化合物を亜鉛の存在下で反応させること
を特徴とするものである。
前記一般式〔1〕で示される新規なγ−ブチロラクトン
誘導体を有効成分とする殺草剤は各種の雑草に強(・活
性を示すものである。
また、これらのγ−ブチロラクトン誘導体を有効成分と
する殺菌剤は、イネいもち病のような糸状菌に対して高
い防除効果を示すとともに、リゾクトニア・ソラル等の
植物病原菌に対しても強い抗菌活性を有するものである
。次に前記一般式〔1〕で示される化合物とその活性を
一層具体的に示すために、置換基の種類によつて区分し
た一般式を用いて本発明化合物を説明する。
一般式〔1〕で示される誘導体のうち、 一般式 で示される化合物の殺草および抗菌活性は、既知化合物
であるα−メチレン−γ−ブチロラクトン、α−メチレ
ン−γ−n−プロピル−γ−ブチロラクトン、α−メチ
レン−γ−1s0−プロピル−γ−ブチロラクトン、α
−メチレン−γ−フエニル一r−ブチロラクトン、α−
メチレン−r−(4ーメチルフエニル)一γ−ブチロラ
クトンおよびα−メチレン−γ−(4−メトキシフエニ
ル)−γ−ブチロラクトンよりはるかに強いことを見ぃ
出した。
特に前記一般式(1)のR1が電子吸引基で置換された
フエニル基である場合の活性が強く、なかでも1個以上
のハロゲン原子によつて置換されたフエニル基の場合の
活性が最大である。これらの化合物の例としてはα−メ
チレン−γ一(2・4−ジニトロフエニル)一γ−ブチ
ロラクトン、α−メチレン−γ一(4−ブロムフェニル
)一γ一ブチロラクトン、α−メチレン−γ一(2・4
一ジクロルフエニル)一γ−ブチロラクトン、αメチレ
ン一γ−(2゜6−ジクロルフエニル)一γ−ブチロラ
クトンおよびα−メチレン−γ(3・4−ジクロルフエ
ニル)−γ−ブチロラクトン等がある。一般式 で示される化合物の活性も一般式(1)で示される化A
I茄1,1.i.1j毛引太?省イヒ百白Eか弓丘1
巨『牟口什イト物で本るα−メチレン−γ−メチル
−γ−フエニル一γ一ブチロラクトンよりはるかに強い
殺草および抗菌活性を示す。
特に活性の強い化合物の例としてはα−メチレン−γ−
(4−プロムフエニル)−γメチル一γ−ブチロラクト
ン、α−メチレン−γ−(4−クロルフエニル)−γ−
メチル−γ一ブチロラクトン、α−メチレン−γ−(2
・4ジクロルフエニル)一γ−メチル−γ−ブチロラク
トン、α−メチレン−γ一(2・5−ジクロルフエニル
)一γ−メチル−ブチロラクトンおよびα−メチレン−
γ−(3・4−ジクロルフエニル)一γ−メチル−γ−
ブチロラクトン等がある。一般式で示される化合物はR
CあるいはR′6′のうち少くとも一方が低級アルキル
基(R3と結合して環状アルキル基となつた場合も含む
)である場合に優れた殺草および抗菌効果を示す。具体
例としてはα−メチレン−γ−イソプロピル−γ一(4
−クロルフエニル)−γ−ブチロラクトン、α−メチレ
ン−γ−シクロペンチル−γ一(β−ナフチル)一γ−
ブチロラクトン等がある。一般式 で示される化合物の中ではα−メチレン−γ−フエニル
一γ−(α−メトキシベンジル)−γ−ブチロラクトン
が強い殺草および抗菌活性を有している。
一般式 で示される化合物の場合はR5が電子吸引基で置換され
たフエニル基、およびナフチル基、フリル基である場合
に強い殺草および抗菌活性を有する。
これらの中でも特にフリル基の酸素原子に対してα一位
がα−メチレン−γ−ブチロラクトン骨格のγ一位に結
合した化合物が驚くべき強力な活性、特に抗イネいもち
病菌活性を有する。具体例としては、α−メチレン−γ
一(2−フリル)一γーフエニル一γ−ブチロラクトン
、等がある。またR5が電子吸引基で置換されたフエニ
ル基である例としてはα−メチレン−γ一(4−ニトロ
フエニル)−γ−フエニル一γ−ブチロラクトンがある
。これら一般式(5)で示される化合物を既知化合物で
あるα−メチレン−γ・γ−ジフエニル一γブチロラク
トンおよびα−メチレン−γ−(3・4−ジメチルフエ
ニル)一γ−フエニル一γ−ブチロラクトンと比較試験
したところ、既知化合物のうち前者は抗イネいもち病菌
活性を有し、比較した既知化合物の中では最も強い活性
を示すが、電子吸引基で置換されたフエニル基を有する
本発明の化合物の活性に比較するとかなり劣るものであ
つた。一般式 および一般式 で示される化合物の場合も前述の一般式(5)で示され
る化合物の場合と同様にR6がフリルでかつ酸素原子に
対してα一位で結合している化合物が非常に強い抗菌活
性、特に抗イネいもち病菌活性を有する。
具体例としてはα−メチレン−γ−(4クロロフエニル
)一γ一(2−フリル)−γ一ブチロラクトン等がある
。一般式 (式中Zは水素原子または塩素原子を示す。
)で示される化合物の中で特に強い活性を有するものと
しては、3−メチレン−4−フエニル一1−オキサスピ
ロ〔4・5〕デカン−2−オン等が挙げられる。本発明
の化合物が有する更に特筆すべき効果としてはイネいも
ち病菌に対する強い胞子発芽抑制効果が挙げられる。
胞子発芽最小抑止濃度が0.1〜0.3ppmと驚異的
な値を示す化合物がある。本発明の化合物を殺草剤また
は殺菌剤として使用する場合は通常これらの化合物を不
活性な液体または固体の担体で稀釈し、必要があれば界
面活性剤等をこれに加えて乳剤、水和剤、粉剤または粒
剤などの形態で使用する。更に必要に応じて他の活性成
分、例えば殺草剤、殺虫剤、殺菌剤、植物生育調節剤、
土壌改良剤または肥効性物質との混合使用はもちろんの
こと、これらとの混合製剤も可能である。製造法につい
て説明すれば、一般式〔1〕で示される本発明の化合物
は、一般式 で示される化合物と一般式 で示される化合物を亜鉛の存在下で反応させて合成する
反応の溶媒としてはエーテル、テトラヒドロフラン、メ
チラール、モノグライムおよびベンゼン等が適し、反応
温度は−10℃から溶媒の沸点まで用いられるがこのま
しくは0℃から60℃で反応させるのがよい。
反応は一般式〔〕で示されるカルボニル化合物を溶媒に
溶解させ、更に亜鉛末を加えた後、一般式〔〕で示され
るα−ハロメチルアクリル酸エステル類をそのまままた
は溶媒に溶解して徐々に滴下し、以後反応が完結するま
で攪拌を続けるか、または溶媒に亜鉛をけん濁させた後
、α−ハロメチルアクワル酸エステル類をそのまままた
は溶媒に溶解して滴下し、α−ハロメチルアクリル酸エ
ステル類と亜鉛の化合物を製造し、しかる後にカルボニ
ル化合物をそのまままたは溶媒に溶解して滴下し、反応
が完結するまで攪拌を続けることにより収率よく目的化
合物を合成できる。本合成法では、カルボニル化合物、
α−ハロメチルアクリル酸エステル類および亜鉛のモル
比に関係なく反応は進行するが、好ましくはカルボニル
化合物に対してα−ハロメチルアクリル酸エステル類は
1〜2倍(モル比)および亜鉛は1〜4倍(グラム原子
比)使用するのがよい。このようにして合成された本発
明化合物の具体例とその物性値を下記第1表に示す。尚
、第1表に示される反応生成物の確認は元素分析、赤外
線吸収スペクトル(IR)および核磁気共鳴吸収スペク
トル(NMR)でおこなつた。
IRおよびNMRの測定条件およびデータ記載の略号は
以下の通りである。IR:測定−液体はNaCI板には
さみ液膜とし、固体はKBr錠剤とした。
単位−Cd−1 JMR: 測定−60MHz、内部標準テトラメチルシラン(TM
S) 単位−Ppm 略号−s−・・・Singlet..d・・・・・・D
Oubletlt・・・・・・Tripletsq゜゛
゜゜゜quartet..m木・・・・・・Multi
plet..b・・・・・・BrOad..d−d・・
・・・・DOubledOUblet,.d−t・・・
・・・DOubletriplet..d−d−t・・
・・・・DOubledOubletriplet..
J・・・・・・結合定数、単位Hz? 次に本発明化合物の製造法と用途を実施例および試験例
により更に具体的に説明する。
供試した本発明化合物は前記第1表の化合物番号によつ
て示す。
実施例 1 化合物6の合成 攪拌機、冷却管、滴下ロードおよび温度計を付した50
m1丸底フラスコをチツ素で置換した後亜鉛末3.07
(0.040グラム原子)およびテトラヒドロフラン2
0m1を装入し、室温で撹拌しなが 1らα−ブロムメ
チルアクリル酸エチル4.257(0.022モル)を
テトラヒドロフラン10m1に溶解した溶液を反応温度
を25〜30℃に保ちつつ滴下した。
30分間で滴下を終了した後、室温で1,5時間攪拌し
た。
次に4−ニトロベンズアル 1デヒド1.51y(0.
010モル)をテトラヒドロフラン10m1に溶解した
溶液を20分間で滴下した後室温で2.5時間撹拌して
反応を完結させた。反応混合物を氷片を浮べた稀硫酸2
00a中に排出して析出した結晶をベンゼンで抽出し、
ベン 2ゼン層を水洗、硫酸ナトリウムを用いて脱水し
た後溶媒を留去して、α−メチレン−γ−(4−ニトロ
フエニル)一γ−ブチロラクトンの粗結晶を得た。これ
をシリカゲルカラムクロマトグラフイ一(溶媒:ベンゼ
ン一酢酸エチル系)で精製して 2α−メチレン−γ一
(4−ニトロフエニル)−γ一ブチロラクトン(化合物
6)、(MplO4〜105℃)を1.427(収率6
5.0%)得た。元素分析値(%)(Cl,H9NO4
)計算値:C、60.28;Hl4.l4;N、6,3
93実測値:Cl6O.l7;Hl4,O8;Nl6.
4lIR(KBr)C7n−1:1775(γ−ラクト
ン);1670(α−メチレン基)NMR(CDCl3
+CCl4)Ppm:2.5〜3.9(2H.m);5
.69(1H..t.J−8.0);35.78(1H
..t,.J−2.5);6.37(1H1t,.J−
3.0);7.59(2H,.d,.J−9.0);8
.34(2H.d.J=9.0)実施例 2 化合物68の合成 ,攪拌
機、冷却管、温度計および滴下ロードを付した200m
1フラスコに亜鉛末5.237(0、080グラム原子
)およびエチレングリコールジメチルエーテル60m1
を装入し、チツ素置換後少量のヨード片を加えてからα
−プロムメチル一4−クロル桂皮酸エチル13.47(
0.044モル)をエチレングリコールジメチルエーテ
ル40m1に溶解して、室温で25分間要して滴下した
反応液は発熱し室温(23℃)から30℃に達した。発
熱がおさまつた後室温で1時間撹拌した。次にシクロヘ
キサノン3.937(0.040モノ(ハ)をエチレン
グリコールジメチルエーテル20m1に溶解して室温で
30分間要して滴下した。室温で1時間攪拌した後、氷
片を浮べた稀塩酸中に排出した。析出油をベンゼンで抽
出し、水洗、乾燥後ベンゼンを留去して13.07の油
状物を得た。シリカゲルカラムクロマトグラフイ一(溶
媒:石油ベンジンリベンゼン一1:1)で分離して3−
メチレン−4一(4−クロルフエニル)−1−オキサス
ピロ〔4・5〕デカン−2−オン(化合物90)を白色
結晶として5.607(収率50.6%)得た。エタノ
ールから再結晶して精製品、M.p.84一85℃を得
た。元素分析値(%)(Cl6Hl7ClO2)計算値
:C、69.44;H、6.19;ClJ2.8l実測
値:Cl69.2l:Hl6.32;CIll2.65
IRνKBr?−1:1760(γ−ラクトン);Ma
xl66O(α−メチレン基) NMR(CCl4)Ppm:0.92〜2.10(10
H、m);3.80(1H,.t..J−3.0);5
.41(1H..d.J−3.0);6.30(1H.
d1J−3.0);7.06(2H..d.J−8.2
5);7.29(2H.d.J−8.25)次に本発明
化合物の製剤例を示す。
製剤例中「部」とあるのは「重量部」を表わし、有効成
分化合物は前記第1表の化合物番号によつて示す。製剤
例 1粒剤 化合物15部、ベントナイト72部、タルク20部、ド
デシルベンゼンスルホン酸ソーダ2部およびリグニンス
ルホン酸ソーダ1部を混合し、適量の水を加えて混練し
た後、押し出し造粒機を用いて通常の方法により造粒し
、粒剤100部を得る。
製剤例 2 水和剤 化合物5350部、ケイソウ土40部およびドデシルベ
ンゼンスルホン酸ソーダ10部を混合粉砕し水和剤10
0部を得る。
製剤例 3 乳剤 化合物2310部、ゾルポール800A(東邦化学(株
)製乳化剤)10部およびベンゼン80部を混合し乳剤
100部を得る。
更に試験例によつて本発明化合物の農園芸用薬剤として
のすぐれた効果を一層具体的に説明する。
試験例 1水田殺草試験 水田一般雑草種子が自然混在している水田土壌3.37
をa/5000ワグネルポツトに入れ、これにN.P2
O5、K2O各0.87を化成肥料で全層に施肥したの
ち、適量の水を加えて撹拌し湛水状態とした。
これに水稲苗(3葉期)を移植し、水深3CTnに保つ
た。水稲移植後50後と12日後※くに、供試化合物の
所定量を前記製剤例2に記載した方法に準じて調整した
水和剤を用いて湛水下に処理した。施用量はアール当り
507と207とした。処理1ケ月後に雑草の発生状況
および水稲に対する薬害の程度を観察により調査し、第
2表の結果を得た。
この表では雑草の発芽ならびに生育の状態が無処理のそ
れと比較して全くないしほとんど差がないものを[0」
とし完全に発芽または生育が抑制されたものを「5」と
して、その間を6段階に区分して表示した。水稲に対す
る薬害の程度の表示区分を「甚害]、「大害」、「中害
]、「小害」、「微害]および「無害]の6段階とした
。なお、試験期間中は1日当り1?の漏水状態とした。
試験例 2 イネいもち病防除試験 直径10(:mのはちに水稲10株を土耕栽培し、第3
葉期に達した時に、供試化合物を前記製剤例3の方法に
準じて調整した乳剤を水で所定濃度に稀釈したものを1
0アール当り1501の割合で、噴霧機を用いて0.4
k9/Cdの圧力で全面に噴霧した。
いもち病に羅病した水稲の葉上に発生したいもち病病斑
に形成された胞子を採集して水懸濁液としたものを、前
記の薬液を散布した1日後の水稲に噴霧して、いもち病
菌を接種した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Aは▲数式、化学式、表等があります▼、▲数
    式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表等が
    あります▼、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数
    式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等
    があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼また
    は▲数式、化学式、表等があります▼を示す。 ここに、R_1はハロゲン置換フェニル基、ニトロ置換
    フェニル基、メチルスルホニル置換フエニル基、メトキ
    シカルボニル置換フェニル基、ナフチル基、またはフリ
    ル基を、R_2は炭素数2以上の低級アルキル基、低級
    アルケニル基、フェニルカルバモイルメチル基、ハロゲ
    ン置換フェニルカルバモイルメチル基、ハロゲン置換フ
    ェニル基、ニトロ置換フェニル基、またはナフチル基を
    、R_3は炭素数2以上の低級アルキル基、フェニル基
    、低級アルキル置換フェニル基、低級アルコキシ置換フ
    ェニル基、ハロゲン置換フェニル基、またはナフチル基
    を、R′_3は低級アルキル基、またはフエニル基を、
    R″_3とR″′_3は水素原子または低級アルキル基
    を、R′_3はR″_3またはR″′_3のいずれかと
    環を形成することができ、R_4とR′_4はフェニル
    基を、R″_4は低級アルキル基を、R_5はハロゲン
    置換フェニル基、ニトロ置換フェニル基、ナフチル基、
    またはフリル基を、R_6はハロゲン置換フェニル基、
    低級アルキル置換フェニル基、低級アルコキシ置換フェ
    ニル基、またはフリル基を、Yはハロゲン原子、低級ア
    ルキル基または低級アルコキシ基を、Xは水素原子、ハ
    ロゲン原子、または低級アルキル基を、R_7はナフチ
    ル基を、R_8とR′_8は低級アルキル基、またはフ
    ェニル基を、R_8とR′_8とは環を形成することが
    でき、Qは水素原子、フェニル基またはハロゲン置換フ
    ェニル基をそれぞれ表わす。 〕で示されるγ−ブチロラクトン誘導体。 2 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Aは▲数式、化学式、表等があります▼、▲数
    式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表等が
    あります▼、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数
    式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等
    があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼また
    は▲数式、化学式、表等があります▼を示す。 ここに、R_1はハロゲン置換フェニル基、ニトロ置換
    フェニル基、メチルスルホニル置換フェニル基、メトキ
    シカルボニル置換フェニル基、ナフチル基、またはフリ
    ル基を、R_2は炭素数2以上の低級アルキル基、低級
    アルケニル基、フェニルカルバモイルメチル基、ハロゲ
    ン置換フェニルカルバモイルメチル基、ハロゲン置換フ
    ェニル基、ニトロ置換フェニル基、またはナフチル基を
    、R_3は炭素数2以上の低級アルキル基、フェニル基
    、低級アルキル置換フェニル基、低級アルコキシ置換フ
    ェニル基、ハロゲン置換フェニル基、またはナフチル基
    を、R′_3は低級アルキル基、またはフェニル基を、
    R″_3とR″′_3は水素原子または低級アルキル基
    を、R′_3とR″_3とは環を形成することができ、
    R_4とR′_4はフェニル基を、R″_4は低級アル
    キル基を、R_5はハロゲン置換フェニル基、ニトロ置
    換フェニル基、ナフチル基、またはフリル基を、R_6
    はハロゲン置換フェニル基、低級アルキル置換フェニル
    基、低級アルコキシ置換フェニル基、またはフリル基を
    、Xは水素原子、ハロゲン原子、または低級アルキル基
    を、Yはハロゲン原子、低級アルキル基、または低級ア
    ルコキシ基を、R_7はナフチル基を、R_8とR′_
    8は低級アルキル基またはフェニル基をそれぞれ示し、
    R_8とR′_8とは環を形成することができる。 〕で示されるカルボニル化合物と 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは低級アルキル基を、Qは水素原子、フェニ
    ル基、またはハロゲン置換フェニル基を、Halはハロ
    ゲン原子をそれぞれ示す。 )で表わされる化合物を亜鉛の存在下で反応させること
    を特徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、QとAは前記と同意味を示す。 )で表わされるγ−ブチロラクトン誘導体の製造法。
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