JPS597444Y2 - 物置 - Google Patents

物置

Info

Publication number
JPS597444Y2
JPS597444Y2 JP7190078U JP7190078U JPS597444Y2 JP S597444 Y2 JPS597444 Y2 JP S597444Y2 JP 7190078 U JP7190078 U JP 7190078U JP 7190078 U JP7190078 U JP 7190078U JP S597444 Y2 JPS597444 Y2 JP S597444Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
guide
guide member
lintel
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7190078U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54173506U (ja
Inventor
孝佳 石井
Original Assignee
株式会社淀川製鋼所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社淀川製鋼所 filed Critical 株式会社淀川製鋼所
Priority to JP7190078U priority Critical patent/JPS597444Y2/ja
Publication of JPS54173506U publication Critical patent/JPS54173506U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS597444Y2 publication Critical patent/JPS597444Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は物置に関する。
近時、一般家庭の庭等に簡便に設置できる小形の組立式
物置が種々開発されている。
しかして、この種物置は、前面に扉を設け、その扉を開
閉して被収納物の出し入れを行なうようにしてあるが、
従来のものは、前面扉部以外の部分を開けることができ
ない。
そのため例えば、床面から屋根板近傍まで達するような
大形な物をその物置内に収納するような場合、あるいは
既収納物間の隙間に別の収納物を収納する場合にその出
し入れが非常に困難であるという欠点があった。
つまり、物置の収納空間の大きさ、形状からいえば、収
納されて然るべき大きさの物であっても、前面だけしか
開かないためにその収納が困難又は不可能になる場合が
生ずるという不都合があったのである。
そこで、この種物置の扉は、前記被収納物をなるべく出
し入れし易いように、開口部を全面的に開放する観音開
き式の扉を広く採用しているのが実情であるが、このよ
うな観音開き式扉であっても、開口部の巾寸法が広い場
合には、扉が大形化し、開口部前方に扉開閉のための広
いスペースを設けなければならないという不都合がある
のである。
一方、この種物置は、周壁部材例えば扉を有する前面パ
ネルと、左、右の側面パネルと背面パネルとを連結して
筐形の収納空間を形或し、該周壁部材の上面開口部に板
金製の屋根板を被覆し、ボルト等の止着具で涸定したも
のが一般的である。
ところが、従来のものは、屋根板の周壁部材より延出し
ている部分は単に直線状に延出しているために屋根板と
周壁部材との接合面より雨水、隙間風が物置内部へ侵入
し易いという問題がある。
すなわち、この種物置の屋根板と周壁部材との接合面部
には多少の隙間が生ずるのは免れないので、屋根上から
回り込んだ雨水、あるいは、横なぐりに吹きつけられた
雨水あるいは風が前記接合面部の隙間に侵入するのであ
る。
これは、庭等に設置される物置ばかりでなく、家庭の軒
下等に置かれる小形物置等にも云い得ることで、この種
物置の場合には、扉を有する前面パネルを家屋の壁側と
は反対側いわゆる外方向に向けて設置されるので、該前
面パネルと屋根板との接合面部からの雨水の侵入がとり
わけ問題となるのである。
また、前面扉側は使用者等の目に触れることが多いため
、この部分に接合面部が露出していることは意匠的にも
好ましいことではなく、格別な化粧板等を設けない場合
には、商品価値に悪影響を及ぼす等といった不都合もあ
るのである。
本考案はこのような事情に着目してなされたもので、物
置の扉は、その第1の扉を鴨居と敷居との間に配設しか
つ柱に回動自在に蝶持するとともに、その第1の扉内に
第2の扉をスライド自在に開閉されるよう保持すること
によって扉を前方へ開くために必要とするスペースを著
しく小さくすることができ、しかも前記鴨居と敷居の相
対向する両面に各々ガイド条を長手方向に亙って設け、
前記第2の扉の背面側の側方上,下端には前記ガイド条
にスライド自在に嵌入するガイド部材を設け、かつ前記
鴨居および敷居の各ガイド条には前記第1の扉に前記第
2の扉を閉じた状態で該第2の扉の背面側に設けた前記
ガイド部材が挿脱される挿脱部を形戒することにより、
第2の扉のガイド部材が前記挿脱部に位置して第1の扉
が前方へ開或できるまでは、第2扉を引き戸として良好
に開閉操作することができ、更にまた物置の屋根板は、
開閉自在に枢着することにより、大型の被収納物でも上
方からきわめて容易に出し入れすることができ、しかも
このように屋根板を開閉自在としても屋根板の周縁部を
前記周壁の外面より外方に延出させかつその延出縁部に
下方に突出する覆部を形或することにより、屋根板と周
壁土面との間から侵入する雨水や隙間風等を遮断するこ
とができる物置を提供するものである。
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
図中1は組立式の物置である。
この物置1は前面の扉ユニット2、左,右の側壁パネル
3,3、および背面の後壁パネル4を連結して周壁を形
戊し、その底面に床板5を嵌着するとともに、上面に屋
根板6を開閉自在に設けたものである。
前面扉ユニット2は、鴨居7と敷居8とを左右の前柱9
,9により一体的に連結して枠形とし、その枠内に後述
する扉開閉装置10を設けてなる。
鴨居7は背面を開口させた角柱状のものであり、上面部
には屋根板固定用の錠又は施錠部(不図示)が設けられ
ている。
敷居8は前半部が低く後半部が高い段付チャンネル形の
もので、上面後縁部に、上方に開口する溝8aを全長に
亙って形或してある。
また、左,右の前柱9,9は、背面9a,9aの片半部
を開口させた角柱状のものである。
左,右の側壁パネル3,3は、板金製で、上下に細長な
補強リブ3a・・・・・・を複数本有している。
またこの側壁パネル3,3の前縁部には断面L字形の前
折曲部3b,3bが設けてあり、その前折曲部3b,3
bを上記前面扉ユニット2の前柱9,9の背面9 a
,9 aにボルト11により止着している。
また、この側壁パネル3,3の後縁部には、後方へ開口
する断面コ字形の後折曲部3c,3cを設けているまた
該側壁パネルの上端および下端は後述する後壁パネル4
の上端および下端の折曲部4d,4eと同形状の折曲部
を室内側に有している。
後壁パネル4は、板金製で、上,下に細長な補強リブ4
a・・・・・・を複数本有しているとともに、中央部内
面に上記補強リブと平行な補強柱4bを有している。
また、この後壁パネル4内面の左,右両縁部には断面コ
字形の左,右折曲部4 c ,4 cを形或してあり、
その左,右折曲部4 c ,4 cを上記左,右側壁パ
ネル3,3の後折曲部3 c ,3 c内に嵌合しボル
ト11により止着している。
また、この後壁パネル4の上縁部には前方室内側へ突出
する上折曲部4dを形或するとともに、下縁部には、前
上方へ突出しさらにその先端が前方へ水平に延出する下
折曲部4eを形威しているまた前記折曲部3C,3c
,4 c ,4 cおよび補強柱4bのそれぞれの前面
の扉ユニット2に対向する面には棚受金具を取付けるた
めの切欠口が上下方向に複数個設けられている(不図示
)。
床板5は板金製で下面に補強桟5a・・・・・・を有し
ている。
また、この床板5の周縁部には、それぞれ下方へ突出す
る折曲部5b,5Cが形威してあり、前折曲部5bを上
記敷居8の溝8aに嵌合させるとともに、後折曲部5C
を上記後壁パネル4の下折曲部4eにまた左右折曲部も
側壁パネルの下端の折曲部にそれぞれ嵌合して係合させ
ている。
上記した敷居、補強桟、左右および背面のパネルのそれ
らの下面は同一レベルにして接地される。
屋根板6は、上面を前方の扉側へやや下向きに傾斜させ
た板金製のもので、前記前面扉ユニット2、側壁パネル
3,3および後壁バネル4によって形或される上面開口
部を覆蓋しており、蝶番12.12を介して開閉自在に
枢着されている。
なお、この屋根板6の周縁部は前記前面扉ユニット2、
側壁パネル3,3および後壁パネル4の各外面よりも外
方へ延出しており、さらに該延出縁部に、前記各周壁(
2,3,3.4)の上面つまり屋根板6との接合面より
も下方に突出する覆部6a,6b,5c,5cを設けて
いる。
覆部6 a ,6 b ,6 C ,6 Cは、第3図
に示すように屋根板6の周縁を下方に新曲した垂直片部
40と、この垂直片部40の下辺から内側上方へ立ち上
がらせた斜片部41とからなる断面くちばし形のもので
、前記斜片部41の先端には、内側へ水平に延出しその
先端に立上り部を有する水平片部42を形威し、該水平
片部42の下面を周壁土面との接合面43としている。
つまり、前覆部6aに隣接する接合面43には前面ユニ
ット2の鴨居7の上面が当接するとともに後覆部6bに
隣接する接合面43には後壁パネル4の上折曲部4dの
上面が前記蝶番12.12を介して接合し、更に、左右
覆部5 c ,5 cに隣接する接合面43.43には
、左,右側壁パネル3,3の上折曲部3 d ,3 d
の上面が当接するようになっている。
13.13はこの屋根板6を開戊状態で保持するための
ステーであり一端は屋根板の折曲部6aに他端は鴨居7
に係止されている。
屋根板の閉戊時には屋根板の裏面に係止されている。
ステ−13は図示のものに限らず、要するに屋根板6を
開戊状態に安定保持できるものであればどのような構造
でもよい。
一方、上記扉ユニット2に設けた扉開閉装置10は、左
,右の前柱9,9に片開き式の扉14.15を蝶番30
を介して枢着し、左の扉(第1の扉)14に引き戸式の
扉(第2の扉)16をスライド自在に保持させてなるも
のである。
第1の扉14は、鋼板を新曲加工した板金製のもので、
その左縁部には、後方へ突出する側片部14aの先端か
ら背片部14bを右方へ延出させてなる断面コ字形の左
折曲部14 Cを形或するとともに、上縁部には、後方
へ突出する水平片部14dの先端から垂直片部14 e
を下方へ延出させてなる断面コ字形の上折曲部14 f
を形或し、また下縁部には、後方へ突出する水平片部1
4gの先端から垂直片部14hを上方へ延出させてなる
断面コ字形の下折曲部14 iを形或している。
また、この第1の扉14の右縁部、つまり右端の回動端
および背面は開口させている。
また背面側の開口部の内側には断面コ字形の補強部材1
7を配設している。
つまりこの補強部材17は上端が上記上折曲部14 f
の垂直片部14 eに固着され下端が上記下折曲部14
iの垂直片部14hに固着されている。
また、右縁部の開口部の前面開口縁および上,下の開口
縁には、それぞれ内側へ巻込むカール部14 k,14
lを形或している。
そして、この第lの扉14の上,下の折曲部14 f
,14 i間に第2の扉16を配し、その第2の扉16
を上記第1の扉14の右縁部の開口部から扉巾方向に突
没させるようにしている。
第2の扉16は、板金製で、上,下,左,右の各縁部背
面側に断面C字形の折曲部16 a ,16 b ,1
6 C16dを形威したもので、その上折曲部16 a
の左,右両端部に上方に開口する断面E字形のガイド部
材18.19(以下左上ガイド部材18、右上ガイド部
材19と称す)を固着するとともに下折曲部16 bの
左,右両端部には上記ガイド部材18.19と対向する
位置に下方に開口する断面E字形のガイド部材20.2
1 (以下左下ガイド部材20、右下ガイド部材21と
称す)を固着し、また、その下折曲部16bの前記ガイ
ド部材20.21近傍には戸車22 .23を適宜手段
によって取付けている。
また、上記鴨居7および敷居8の相対向する両面には各
々ガイド条24.25を長手方向略全長に亙って設けて
ある。
ガイド条24は前記鴨居7の下面に下方に向けて突出す
る2重壁状の凸状部を折曲形或することにより一体的に
設けてあるものであり(第7図およひ゛第8図参照)、
またガイド条25はその一方を前記敷居8の上面に備え
たレール台26の上面後端部を上方に向けて新曲して2
重壁状に折り返すことにより設けてあるとともに他方を
敷居8の上面に断面L字状の部材を溶接等の公知手段に
より固着することによって設けてあるものである(第6
図、第7図および第8図参照)。
尚、レール台26は上記第2の扉16の突没路の下方に
位置させて設けられ、その上面は上記第1の扉14の下
折曲部14 iの水平片部14 gの上面と略同一高さ
になるように設定されており、上記第2の扉16の右戸
車23が、このレール台26上を転動するとともに左戸
車22が上記第1の扉14の水平片部14g上を転動す
るようにしてある。
そして上記鴨居7のガイド突条24に第2の扉16の左
上ガイド部材18の後溝18 aおよび右上ガイド部材
19の後溝19 aをそれぞれスライド自在に嵌合させ
るとともに上記敷居8のガイド突条25に左下ガイド部
材20の後溝20 aおよび右下ガイド部材21の後溝
21 aをそれぞれスライド自在に嵌合させ、更に第1
の扉14の上折曲部14 fの垂直片部14 eに左上
ガイド部材18の前溝18 bを嵌合させるとともに下
折曲部14 iの垂直片部14hに左下ガイド部材20
の前溝20 bを嵌合させている。
また、上記左上ガイド部材18および左下ガイド部材2
0は、上記第2の扉16を扉15に当接する直前まで突
出させた位置で補強部材17の側面に当接し、その第2
の扉16の突出移動を規制するようになっており、また
、右上ガイド部材19および右下ガイド部材21は、上
記第2の扉16を、右戸車23が水平片部14 gの右
端に形或したカール部14 1を乗り越えて第1の扉1
4の水平片部14 g上に載るまで没入させた位置で上
記補強部材17の側面に当接し、その第2の扉16の没
入移動を規制するようになっている。
カール部14 1はレール台26の上面より僅かに高く
なっている。
カール部14 1は扉16の右端の戸車が没入した際ス
トッパーの作用をする。
なお、鴨居7および敷居8の各ガイド突条24,25は
第1の扉14の回動端近傍部および蝶番30近傍部にそ
れぞれ挿脱部24a(図示せず)、25 a ,24
b (図示せず)、25bを形或しており、第2の扉1
6を最没入させた位置で、右下ガイド部材19、右下ガ
イド部材21,左上ガイド部材18および左下ガイド部
20がガイド条24.25からそれぞれ挿脱されるよう
になっている。
要するにガイド部材とガイド条との保合状態が解除され
るためにはガイド部材が扉に追従して回動した際にガイ
ド条からはずれる構或であればよい。
また、上記扉15には、扉15を閉或状態に仮止めする
ためマグネット等の仮止め具(図示せず)を設けること
もでき上記扉16と扉15との間に錠(図示せず)を設
けている。
27,28.29は上記各扉15.16に設けた把手で
ある。
しかして、このような扉開閉装置10であれば、扉14
.15を仮止めし、扉16と扉15との間の錠を掛けれ
ば、物置1の前面を完全にロックすることができ、また
錠を外せば扉16を引き戸として開閉することができ、
更にその扉16を扉14内に没入させ、上記仮止め具を
外せば、その扉14を、上記扉16が内蔵された状態で
前方へ開くことができるものであり、他方の扉15をも
合せて開くことによって物置1の前面を開放することが
できるものである。
なお、前記実施例においては、鴨居7および敷居8にガ
イド条24 .25を設け、そのガイド条24,25に
第2の扉16のガイド部材18,19,20.21をそ
れぞれ係合させた場合について説明したが、本考案は必
しもこのようなものに限られないのは勿論であり、例え
ば、第9図、第10図に示すようなものでもよい。
すなわち、第9図、第10図に示すものは、各ガイド部
材18,19,20.21を断面U字形のものにすると
ともに、鴨居7および敷居8の相対向する両面にガイド
条として所要長さのスリツ} 34.35を穿設し、左
上ガイド部材18を第1の扉14の上折曲部14 fの
垂直片部14 eに嵌合させ、右上ガイド部材19を鴨
居7のスリット34に嵌入させ、左下ガイド部材20を
第1の扉14の下折曲部141の垂直片部14hに嵌合
させ、右下ガイド部材21を敷居8のスリット35に嵌
入させたものである。
この場合鴨居7および敷居8の各々に穿設されたガイド
条としてのスリツ} 34.35に、第2の扉16を第
1の扉14に最没入させた位置で右上ガイド部材19,
右下ガイド部材21が前記スリットから挿脱される挿脱
部(不図示)をそれぞれ設けることにより前記した実施
例の挿脱部と同じ作用をさせることは言うまでもない。
又第11図は側壁パネル3と後壁パネル14との接合部
の別の実施例を示す。
以上の実施例で明らかなように、本考案の物置1は、鴨
居7と敷居8との間に配設しかつ前柱9(柱)に回動自
在に蝶持した第1の扉14内に第2の扉16をスライド
自在に保持してなる扉ユニット2を前面に、側壁パネル
3,3を左,右に、後壁パネル4を背面に夫々配設する
ことによって周壁を形或するとともに、底面に床板5を
嵌着し、上面に屋根板6を設けてなる物置1であって、
該物置1の鴨居7と敷居8との相対向する両面に各々ガ
イド条を長手方向に亙って設け、前記第2の扉16の背
面側の側方上,下端には前記ガイド条にスライド自在に
嵌入するガイド部材18,19,20.21を設け、か
つ前記鴨居7および敷居8の各ガイド条には前記第1の
扉14に前記第2の扉16を閉じた状態で該第2の扉1
6の背面側に設けた前記ガイド部材19.21が挿脱さ
れる挿脱部を形威し、一方前記屋根板6を前記周壁の上
面に開閉自在に枢着するとともに、その屋根板6の周縁
部を前記周壁の外面より外方に延出させかつその延出縁
部に下方に突出する覆部6a,6b,6C,6Cを形威
したものである。
したがって、このような本考案の物置1であれば、前面
の扉ユニット2、左右の側壁パネル3,3、後壁パネル
4、床板5、屋根板6の各部材を単に連結するのみで組
み立てられるので、施工性が非常に優れている。
しかも、物置1の扉は、第1の扉14内に第2の扉16
を閉じる(没入させる)ときは、第2の扉16の背面側
側方上下端に設けたガイド部材が物置1の鴨居7と敷居
8に設けたガイド条に案内されながら没入するから、第
2の扉16を第1の扉14内へスムーズに没入させるこ
とができる。
しかも、この没入された第2の扉16はその背面側に設
けたガイド部材が前記ガイド条に嵌入された状態で収納
されるので第1の扉14内でがたつくといった不都合も
生じない。
また、第2の扉16を第1の扉14に没入させ、かつ第
2の扉16のガイド部材を前記ガイド条に形或した挿脱
部に位置させなければ前記ガイド部材がガイド条に係合
されて第1の扉14は前方側に開かないので、第2の扉
16を第1の扉14内に押し込み操作するとき第1の扉
14は何らふらつかず、そのため第2の扉16は第1の
扉14に対して容易かつ良好な状態で押し込み操作でき
る。
更に、このように第2の扉16のガイド部材を前記ガイ
ド条の挿脱部に位置させない限り第1の扉14を開ける
ことができないとしたことにより、第1の扉14が閉或
されている状態では第2の扉16を良好な引戸式扉とし
て使用できる。
更にまた、第1の扉14内に第2の扉16を没入させて
、その第1の扉14を開くことができるから、物置1の
扉を前方へ開くための広いデットスペースを開口部前方
に設けておく必要がない。
したがって、扉を前方へ開くためのスペースを著しく極
小にすることができる。
一方、.物置1の屋根板6は、前述の如く、周壁の上面
に屋根板6を開閉自在に枢着したから、前面部だけが開
く扉のものでは出し入れが困難あるいは不可能であるよ
うな大形や横長の被収納物でも、前記屋根板6を開威さ
せてそこから被収納物を出し入れすることにより、きわ
めて容易に出し入れすることができる。
しかも、その屋根板6は、それを閉戊させたとき、該屋
根板6と周壁(2 ,3 ,3 .4)との接合面43
部が、前記屋根板6から該接合面43よりも下方へ突出
する覆部6a,6b,6C,6Cによって覆われている
ので外部に露出しないこととなる。
そのため、屋根板6上から雨水が接合面43部に回り込
んだり、横方向から吹きつけられた雨水や隙間風が直接
接合面43部に侵入し物置内が水びたしになる等といっ
た不都合も有効に防止することができる。
また、格別な化粧板等を設けなくても接合面43部が外
部に露出することがないので意匠的にも好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図はこの考案の一実施例を示し第1図は全
体を示す立体図、第2図は概略平断面図、第3図は概略
側断面図、第4図は分解した斜視図、第5図は扉開閉装
置部分を示す平断面図、第6図は第5図におけるIV部
斜視図、第7図は第5図におけるVII−Vll線断面
図、第8図は第5図における■一■線断面図であり、第
9図、第10図は他の実施例を示し、第9図は第7図に
相当する断面図、第10図は第8図に相当する断面図で
あり、第11図は側壁パネルと後壁パネルとの接合部の
他の実施例である。 1・・・・・・物置、2・・・・・・扉ユニット、3・
・・・・・側壁パネル、4・・・・・・後壁パネル、5
・・・・・・床板、6・・・・・・屋根板、6a,6b
,6C・・・・・・覆部、7・・・・・・鴨居、8・・
・・・・敷居、14・・・・・・第1の扉、16・・・
・・・第2の扉、18,19,20.21・・・・・・
ガイド部材、24.25−・・・・ガイド条、24 a
,25 a ,24 b ,25 b・・・・・・挿
脱部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鴨居と敷居との間に配設しかつ柱に回動自在に蝶持した
    第1の扉内に第2の扉をスライド自在に開閉されるよう
    保持してなる扉ユニットを前面に、側壁パネルを左,右
    に、後壁パネルを背面に夫々配設することによって周壁
    を形或するとともに、底面に床板を嵌着し、上面に屋根
    板を設けてなる物置であって、前記鴨居と敷居の相対向
    する両面に各々ガイド条を長手方向に互って設け、前記
    第2の扉の背面側の側方上,下端には前記ガイド条にス
    ライド自在に嵌入するガイド部材を設け、かつ前記鴨居
    および敷居の各ガイド条には前記第1の扉に前記第2の
    扉を閉じた状態で該第2の扉の背面側に設けた前記ガイ
    ド部材が挿脱される挿脱部を形或し、一方前記屋根板を
    周壁の上面に開閉自在に枢着するとともに、その屋根板
    の周縁部を前記周壁の外面より外方に延出させかつその
    延出縁部に下方に突出する覆部を形戊してなることを特
    徴とする物置。
JP7190078U 1978-05-26 1978-05-26 物置 Expired JPS597444Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7190078U JPS597444Y2 (ja) 1978-05-26 1978-05-26 物置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7190078U JPS597444Y2 (ja) 1978-05-26 1978-05-26 物置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54173506U JPS54173506U (ja) 1979-12-07
JPS597444Y2 true JPS597444Y2 (ja) 1984-03-07

Family

ID=28983088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7190078U Expired JPS597444Y2 (ja) 1978-05-26 1978-05-26 物置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS597444Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54173506U (ja) 1979-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4311183A (en) Combination storm and screen self storing door
US3529382A (en) Wide opening sliding door construction for a lawn building or the like
JPH0768814B2 (ja) 扉体の下部封鎖枠
JPS597444Y2 (ja) 物置
JPS588855Y2 (ja) 組立物置
JP2002188377A (ja) オーニングシャッター
JPH02178487A (ja) 戸袋なし雨戸
JP3069071B2 (ja) 簡易ハウス,物置等の折畳み構造物
US2900020A (en) Telephone booth door assembly
JPS603261Y2 (ja) 収納装置を備えた窓枠
JPS6231039Y2 (ja)
JPS6319500Y2 (ja)
JPH0414606Y2 (ja)
JPS6135675Y2 (ja)
JPS639756Y2 (ja)
JPH08126539A (ja) 収納庫の引戸装置
JPH0415847Y2 (ja)
JPH0226343Y2 (ja)
JPS6036709Y2 (ja) 折戸
JPH026225Y2 (ja)
JPH0223751Y2 (ja)
JPH0446469Y2 (ja)
JPS5832548Y2 (ja) 折り畳み間仕切
JPS592307Y2 (ja) 雨戸戸袋
JPH0138235Y2 (ja)