JPS59742Y2 - フライバツクトランス - Google Patents
フライバツクトランスInfo
- Publication number
- JPS59742Y2 JPS59742Y2 JP17264279U JP17264279U JPS59742Y2 JP S59742 Y2 JPS59742 Y2 JP S59742Y2 JP 17264279 U JP17264279 U JP 17264279U JP 17264279 U JP17264279 U JP 17264279U JP S59742 Y2 JPS59742 Y2 JP S59742Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil bobbin
- core
- cylindrical coil
- flyback transformer
- wing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はフライバックトランスの改良に係り、特に樹脂
モールド形式のフライバックトランスにおいて品質の安
定化、小型軽量化及び付随的にコストの低減を目的とす
るものである。
モールド形式のフライバックトランスにおいて品質の安
定化、小型軽量化及び付随的にコストの低減を目的とす
るものである。
この種のフライバックトランスでは、コアとコイルボビ
ンとを一体にモールドし絶縁性の強化を計っており、フ
ライバックトランスの要件としての、電気的性能、難燃
性、放熱特性及び小型軽量化の向上を計っている。
ンとを一体にモールドし絶縁性の強化を計っており、フ
ライバックトランスの要件としての、電気的性能、難燃
性、放熱特性及び小型軽量化の向上を計っている。
以下まずこの種フライバックトランスの従来例につき、
第1図を参照しつつ説明する。
第1図を参照しつつ説明する。
従来例においては1組のフェライトコア2、及び3の突
き合わせのため、金属の保持具4(コンプレッションリ
ング)のバネ性を利用してコアを固定し、モールドを行
なっていた。
き合わせのため、金属の保持具4(コンプレッションリ
ング)のバネ性を利用してコアを固定し、モールドを行
なっていた。
しがし、この保持具4を使用して組立てる際に、バネ性
が強すぎると組立が困難となり、弱いとコアの保持力が
落ち、モールド時にコアの突き合せ部5がズして性能低
下につながる。
が強すぎると組立が困難となり、弱いとコアの保持力が
落ち、モールド時にコアの突き合せ部5がズして性能低
下につながる。
又、コイルボビン1の上部16は高電圧となることを考
慮して、コイルボビン1の内壁とコア2,3との間の絶
縁性を高くとるために設けた空隙12のため、コア2は
第1図の矢印13方向にガタつき、モールド時にコアが
動き、コアがボビンの内壁に接触し、ボビン1の高圧部
16とコア2との距離が小さくなるため、絶縁性が悪く
なりコイルがボビン内壁を介しコアに放電する。
慮して、コイルボビン1の内壁とコア2,3との間の絶
縁性を高くとるために設けた空隙12のため、コア2は
第1図の矢印13方向にガタつき、モールド時にコアが
動き、コアがボビンの内壁に接触し、ボビン1の高圧部
16とコア2との距離が小さくなるため、絶縁性が悪く
なりコイルがボビン内壁を介しコアに放電する。
モールドの際ボビンを固定してモールドを行なうため、
コアがガタつくと、矢印15の方向から樹脂注入する様
に矢印15の方向に圧力がががりコアが割れる可能性が
ある。
コアがガタつくと、矢印15の方向から樹脂注入する様
に矢印15の方向に圧力がががりコアが割れる可能性が
ある。
さらに保持具4があると、モールド時の樹脂の流れの障
害となり、ウェルド、ボイド等を発生し易く、絶縁性の
劣化を招来し、又保持具を不可欠とするので小型化の隘
路となる等の種々の欠点を余儀なくされる。
害となり、ウェルド、ボイド等を発生し易く、絶縁性の
劣化を招来し、又保持具を不可欠とするので小型化の隘
路となる等の種々の欠点を余儀なくされる。
本考案は、斯る従来例の諸欠点に鑑みなされたものであ
る。
る。
以下本考案の詳細を、一実施例のモールド前の状態の側
面図を示す第2図を参照しつつ説明する。
面図を示す第2図を参照しつつ説明する。
11.21は、それぞれ基部12.22の両端に翼部1
3゜14.23.24を備える側断面コ字状のフェライ
トコアを示し、該コアの基部内面の中央にはコイルボビ
ン30を位置決め係合するための凹欠15を一体に成型
或いは削設しておく。
3゜14.23.24を備える側断面コ字状のフェライ
トコアを示し、該コアの基部内面の中央にはコイルボビ
ン30を位置決め係合するための凹欠15を一体に成型
或いは削設しておく。
コイルボビン30は分割巻の例を示しているが、その中
空部の内径りをコア翼部14の外径dよりも十分大きく
とり、コアとの間に十分な絶縁空間を確保している点等
、その上端面31に上記フェライトコア11の凹欠15
に対応する位置決め突起32を設けている点を除き、従
来例と同じ構造でよい。
空部の内径りをコア翼部14の外径dよりも十分大きく
とり、コアとの間に十分な絶縁空間を確保している点等
、その上端面31に上記フェライトコア11の凹欠15
に対応する位置決め突起32を設けている点を除き、従
来例と同じ構造でよい。
前記突起32は、フェライトコア11の凹欠15に係合
した状態で、フェライトコアの翼部13,14゜23.
24が、コイルボビン30の中空部33の略中夫に固定
され、コア周囲とボビン中空部内周面との間の絶縁距離
lが均等になるように位置決めする位置及び形状とする
。
した状態で、フェライトコアの翼部13,14゜23.
24が、コイルボビン30の中空部33の略中夫に固定
され、コア周囲とボビン中空部内周面との間の絶縁距離
lが均等になるように位置決めする位置及び形状とする
。
組立に当っては、巻線を完了し、ダイオード10及び高
圧リードとの接続を完了したコイルボビン30の中空部
33にフェライトコア11,21の翼部13.14,2
3.24をその端面が当接する如くに衝き合せると共に
、コイルボビン端面の上記突起32をフェライトコア1
1の基部内面の凹欠15に嵌合し、コイルボビン、フェ
ライトコア両者の位置決めを計り更に、上記フェライト
コア11,21の他方の翼部13.23をその端面間±
17.27で対接し、アクリル系の常温硬化性の接着剤
にて仮固着する。
圧リードとの接続を完了したコイルボビン30の中空部
33にフェライトコア11,21の翼部13.14,2
3.24をその端面が当接する如くに衝き合せると共に
、コイルボビン端面の上記突起32をフェライトコア1
1の基部内面の凹欠15に嵌合し、コイルボビン、フェ
ライトコア両者の位置決めを計り更に、上記フェライト
コア11,21の他方の翼部13.23をその端面間±
17.27で対接し、アクリル系の常温硬化性の接着剤
にて仮固着する。
仮固定時、一対のコア間をコンプレッションリング等で
保持する。
保持する。
次に一対のフェライトコア11,21及びコイルボビン
30を第2図に図示せる如く仮固定したまま、モールド
金型中に仮保持して、全体を樹脂モールドする。
30を第2図に図示せる如く仮固定したまま、モールド
金型中に仮保持して、全体を樹脂モールドする。
なお、上述の実施例とは逆に、フェライトの基部内面側
に位置決め突起を成形し、コイルボビンの端面に凹欠を
成形する構成をとることも出来、別途高絶縁性の合成樹
脂リングをフェライトの周面に固定し、保合突起の機能
を持たしめる構成、等、注入樹脂の流動障害を生じない
範囲で、種々の実施態様が考えられる。
に位置決め突起を成形し、コイルボビンの端面に凹欠を
成形する構成をとることも出来、別途高絶縁性の合成樹
脂リングをフェライトの周面に固定し、保合突起の機能
を持たしめる構成、等、注入樹脂の流動障害を生じない
範囲で、種々の実施態様が考えられる。
斯る構成であれば、樹脂注入時の圧力によってフェライ
トコア11,21とコイルボビン30との間の位置決め
関係フェライトコア11,21の翼部13゜23の対接
関係がずれることもなく、又、フェライトコアとコイル
ボビンとの間で樹脂の流れによって振動が生じる等の恐
れもなくなるので、コアずれによる特性の劣化、絶縁空
間のバラツキによる品質のバラツキ、コア欠は等による
品質不良を防止することが出来るのみならず、保持具を
使用しないのでウェルド、ボイド等絶縁性劣化の要因が
取り除かれる外、全体形状の小型化を計ることが出来る
。
トコア11,21とコイルボビン30との間の位置決め
関係フェライトコア11,21の翼部13゜23の対接
関係がずれることもなく、又、フェライトコアとコイル
ボビンとの間で樹脂の流れによって振動が生じる等の恐
れもなくなるので、コアずれによる特性の劣化、絶縁空
間のバラツキによる品質のバラツキ、コア欠は等による
品質不良を防止することが出来るのみならず、保持具を
使用しないのでウェルド、ボイド等絶縁性劣化の要因が
取り除かれる外、全体形状の小型化を計ることが出来る
。
第1図は従来例の一部断面側面図、第2図は本考案のフ
ライバックトランスのモールド前の側面図である。 11.21・・・・・・フェライトコア、13,14,
23.24・・・・・・翼部、15・・・・・・凹欠、
30・・・・・・コイルボビン、32・・・・・・突起
。
ライバックトランスのモールド前の側面図である。 11.21・・・・・・フェライトコア、13,14,
23.24・・・・・・翼部、15・・・・・・凹欠、
30・・・・・・コイルボビン、32・・・・・・突起
。
Claims (1)
- 一対のコ字状コアの一方の翼部がそれぞれ筒状コイルボ
ビン内にその内壁との間に空隙を形成する如く配置され
るとともに前記コ字状コアの他方の翼部が前記筒状コイ
ルボビンの外部に配置されるようにしたフライバックト
ランスにおいて、前記一対のコ字状コアの基部内面と、
前記筒状コイルボビンの端面とに前記筒状コイルボビン
の放射方向の位置決めをなす保合部を設け、両者を位置
決め係合した状態で、前記筒状コイルボビン内で前記翼
部端面同士を衝合せた前記一対のコアの他方の翼部端面
同士を仮接着して前記筒状コイルボビンと前記コアとを
樹脂モールドしたことを特徴とするフライバックトラン
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17264279U JPS59742Y2 (ja) | 1979-12-12 | 1979-12-12 | フライバツクトランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17264279U JPS59742Y2 (ja) | 1979-12-12 | 1979-12-12 | フライバツクトランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5689224U JPS5689224U (ja) | 1981-07-16 |
JPS59742Y2 true JPS59742Y2 (ja) | 1984-01-10 |
Family
ID=29683446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17264279U Expired JPS59742Y2 (ja) | 1979-12-12 | 1979-12-12 | フライバツクトランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59742Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-12-12 JP JP17264279U patent/JPS59742Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5689224U (ja) | 1981-07-16 |
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