JP2508039Y2 - トランス - Google Patents

トランス

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JP2508039Y2
JP2508039Y2 JP11432090U JP11432090U JP2508039Y2 JP 2508039 Y2 JP2508039 Y2 JP 2508039Y2 JP 11432090 U JP11432090 U JP 11432090U JP 11432090 U JP11432090 U JP 11432090U JP 2508039 Y2 JP2508039 Y2 JP 2508039Y2
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JP
Japan
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bobbin
winding
insulating resin
collar
wall
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好光 桜井
俊明 島本
良夫 森村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Insulating Of Coils (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はスイッチング電源等に用いられるトランスに
関するものである。
従来の技術 近年、放熱効果、絶縁距離の縮小をねらいとして絶縁
性樹脂を注入したトランスが増えつつある。従来この種
のトランスは第7図〜第11図に示すようにボビン13に巻
線14を施し、その巻線端16を金属端子15に巻き付けて半
田付けをすることにより電気的に接続し、1対のEE型の
フェライトコア19をボビン13に挿入し、その中央部(接
合部)20を接着剤で接合し、ケース17に全体を収納し、
絶縁性樹脂18をトランス全体が埋まるまで注入して硬化
させていた。
又、第12図は別の従来例でテレビジョン受像機用フラ
イバックトランスに多く見られるものであり、コアを絶
縁性樹脂に埋めないようにしたトランスである。一対の
UU型のフェライトコア27はケース25の外に出ており、ボ
ビン21に巻線22が施され、その巻線端24は金属端子23に
巻き付けられて半田付けで電気的に接続された後、ボビ
ン21をケース25に嵌合した後、絶縁性樹脂26を注入し、
硬化させたものである。
考案が解決しようとする課題 このような従来のトランスのうち第7図〜第11図に示
すものはフェライトコア19が絶縁性樹脂18の中に埋まる
ため、お互いの線膨張率の違いによりフェライトコア19
が応力を受けB−H特性、コア損傷の劣化によるトラン
スの効率低下という問題があった。更に金属端子15に絶
縁性樹脂18が付着してプリント基板(図省略)への電気
的接続に問題を生じ易かった。
第12図の従来のトランスはフェライトコア27が絶縁性
樹脂26の外に出ているため、フェライトコア27が応力を
受けて性能が劣化することはないが、ケース25が絶縁性
樹脂26を受ける容器としてボビン21とは別に構成される
ため。サイズの大型化を招いていた。又プリント基板に
挿入される金属端子23と巻線端24を巻き付ける金属端子
23が同じものであるため、金属端子23の長さを長くして
半田付け部を確保しなければならず、それを短くしよう
とすると半田付け部が絶縁性樹脂26の外に出て、細線の
巻き付け半田付けの場合、使用中に断線する可能性があ
る。又金属端子23のプリント基板挿入部に絶縁性樹脂26
が付着して電気的接続の信頼性に問題があった。
本考案は上記課題を解決するもので品質、性能の極め
て高い絶縁性樹脂注入タイプのトランスを提供すること
を目的としている。
課題を解決するための手段 本考案は上記課題を解決するために、ボビンの巻線部
の両端に巻線側と外側を分離する壁を持つ鍔を設け、金
属端子の一端を前記壁の内側、他端を前記壁の外側に出
るように鍔に植設し、巻線端を前記壁の内側の金属端子
に電気的に接続し、ケースをボビンに嵌合し、ケースと
ボビン鍔の前記壁によって形成される容器内に巻線端を
接続した金属端子が覆われるまで絶縁性樹脂を注入硬化
させ、ボビンにフェライトコアを挿入して構成するもの
である。
作用 上記構成とすることにより、フェライトコアの損傷も
なく、金属端子への絶縁樹脂の付着もなく、電気的接続
の信頼性に優れたものとすることができる。
実施例 以下、本考案の一実施例について第1図〜第6図を参
照しながら説明する。図においてボビン1の鍔4には端
子5が植設され、端子5はボビン1の鍔4の壁3によっ
て一方は巻線側、もう一方は外側に区分けされて露出し
ている。ボビン1の巻線部2′には巻線2が施され、そ
の巻線端6はボビン1の鍔の壁3によって区分けされた
巻線側のそれぞれの端子5の露出部に巻き付けられて半
田付けされ、電気的に接続される。ボビン1の鍔4の図
面には嵌合溝10が設けられており、巻線および半田付
後、コ字状のケース7の内側周辺に設けた嵌合突起11に
嵌合させることにより、ボビン1とケース7は嵌合し、
容器が形成され、この中に絶縁性樹脂8を注入し、硬化
させる。この時、ボビン1の鍔4の壁3によって絶縁性
樹脂8のもれが防止され巻線端6が接続された端子部は
完全に絶縁性樹脂8で覆われるので巻線2が細線であっ
ても断線などの心配は全くない。一方、壁3の外側の端
子部は絶縁性樹脂8の付着等の心配も全くなくプリント
基板(図省略)に表面実装、又は挿入実装される。尚、
1対のフェライトコア9は絶縁性樹脂8の硬化後にボビ
ン1に挿入され、接着剤等で中央部12で接着固定され
る。もちろん絶縁性樹脂8の注入前にフェライトコア9
を挿入接着することも可能である。このようにフェライ
トコア9には絶縁性樹脂8は全く触れることなく絶縁性
樹脂8によるフェライトコア9の特性(B−H特性、損
失)の劣化は全く起こらない。
考案の効果 以上の実施例から明らかなように本考案によれば、巻
線端の端子半田付部が完全に絶縁性樹脂で覆われるので
断線の心配がなく、又ボビンの鍔の壁によって端子は絶
縁性樹脂の中に埋没する部分と絶縁性樹脂が全く付着し
ない部分に分けられ、プリント基板に表面実装又は挿入
実装される側の端子露出部には絶縁性樹脂の付着が全く
ないので高い接続信頼性を得ることができる。フェライ
トコアは絶縁性樹脂の付着さえもない状態となり、B−
H特性、コア損傷等の特性劣化は全く起こらない。又、
ボビンの鍔に嵌合溝を設けケースの嵌合突起と嵌合さ
せ、ボビンの鍔とケースで絶縁性樹脂を受ける容器を形
成させることにより、最小サイズの容器が形成されトラ
ンス全体の小型化、コアの小型化、スペースのロス低減
によるトランス損失の低減ができる。このように本考案
は品質、性能の極めて高いトランスを提供できる。尚、
本考案の実施例の説明の図面を表面実装トランスにて説
明したがプリント基板への挿入実装トランスでも同様で
あることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のトランスの正面図、第2図
は同平断面図、第3図は同ボビンの正面図、第4図は同
平面図、第5図a〜cは同ケースの正面図、平面図と側
面図、第6図a〜cは同フェライトコアの正面図、平面
図と側面図、第7図は従来のトランスの正面図、第8図
は同平断面図、第9図は同ボビンの正面図、第10図は同
平面図、第11図a・bは同フェライトコアの正面図と平
面図、第12図は他の従来例のトランスの断面図である。 1……ボビン、2……巻線、2′……巻線部、3……ボ
ビンの鍔の壁、4……ボビンの鍔、5……金属端子、6
……巻線端、7……ケース、8……絶縁性樹脂、9……
フェライトコア、10……嵌合溝、11……嵌合突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−61112(JP,U) 実開 昭62−126815(JP,U) 実開 平2−62708(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビンの巻線部の両端に巻線側と外側とを
    分離する壁を持つ鍔を設け、金属端子の一端を前記壁の
    内側、他端を前記壁の外側に出るように鍔に植設し、巻
    線端を前記壁の内側の金属端子に電気的に接続し、ケー
    スをボビンの鍔の周面に設けた嵌合溝に嵌合し、ケース
    とボビンの鍔の前記壁によって形成される容器内に巻線
    端を接続した金属端子が覆われるまで絶縁性樹脂を注入
    硬化させ、ボビンにコアを挿入してなるトランス。
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