JPS5964094A - ミシンの送り制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特許請求の範囲第１項に記載のミシンの布送
り制御装置に関するものである。

この種の公知の装置ではくドイツ特許公開第２７０２４
８８号公報）、ステップモータと固く結合されている担
持部がネジによってミシンのケーシングに固定されてい
る。その際、ステップモータのステップ角度位置に対す
る滑り子制御装置の角度位置を（Ｖ正することができる
ように、ねじはモータ軸線に対して円弧状に延びる担持
部内の隙間を貫通して突出している。滑り子制御装置の
角度位置修正は、ねじをゆるめた後、担持部をモータ軸
線に対して同軸状に回動することによって行なわれる。

滑り子制御装置とステップ角度位置相互の角度状態の正
確な修正は、このような装置では面倒である。さらに、
澗整の際に、モータのピニオンとミシンのケーシング内
に支承される滑り案内部との間の伝動遊隙が変化し、そ
れによって伝動機能が阻害される危険がある。

本発明の課題は、ステップモータと滑り子制御装置の間
の、製造上及び調整上好都合な駆動結合部をつくること
にある。

上記の課題は、特許請求の範囲第１項の特徴部分に示さ
れた構成要件によって解決される。それによって、ステ
ップモータのステップ角度位置の修正の際、モータ軸線
と滑り子制御装置の間の調整された伝動遊隙はそのまま
維持される。

極めてコンパクトな構成ユニットは、制御装置を特許請
求の範囲第２項に従って形成することにより得られる。

特許請求の範囲第３項に記載の構成により、構成ユニッ
トすべてをミシンの外側に取付けることができ、並びに
伝動要素間の伝動遊隙の必要な公差を調整することがで
き、及び滑り子制御装置の状態をステップモータのステ
ップ角度位置に適合させることができる。

次に、本発明によるミシンの送り制御装置の１つの実施
例を添付の図面を用いて説明する。

ミシンの下部ケーシング１　（第１図）内には、揺れ腕
３が固定されている軸２が支承されている。

揺れ腕３は、送り歯５の担持部４と結合されている。送
り歯５は、担持部４の自由端に固定され、そして下部ケ
ーシング１の蔽い板６を貫通して突出している。送り歯
５には、昇降用偏心カム７が作用する。昇降用偏心カム
７は、下部ケーシング１内に支承されかつミシンの駆動
部と結合される軸８に固定されている。

下部ケーシング１に対して横に延びるケーシング壁９内
には、カム１１が固定されている軸１０が支承されてい
る。軸１０は図示されていない公知の方法でミシンの駆
動部と結合している。カム１１には、三胴レバー１３の
１つのアーム１２が接触し、三胴レバー１３は、ケーシ
ング壁９内で支承されているピン１４に固定されている
。三胴レバー１３の他のアーム１５は、ピン１６を介し
てリンク１７と結合されている。リンク１７は、ピン１
８によって連結棒１９と結合され、連結棒１９は、その
他端によって、揺れ腕３の穴２１でピン２０により支承
されている。

三胴レバー１３の耳部２２に、かつケーシング壁９内に
固定されるピン２３に掛けられるばね２４は、三胴レバ
ー１３のアーム１２をカム１１に抗して引張る。

ピン１８には、滑り子２５（第２図）が回転可能に支承
されている。滑り子２５は、滑り案内部２６と協働する
。滑り子２５と滑り案内部２６は、漬り子制御装置を形
成する〈第２図）。滑り案内部２６は、その円弧状の中
心面へ丸くなって延びる滑り面を具備する湾曲した滑り
軌道を有し、この滑り面と滑り子２５の対応的に延びる
円弧状の滑り面とが協働する。滑り案内部２６は、調整
軸２８の端部まで突出し、そして球欠状に広がった支承
部２９によって、軸受筒３１の対応的に形成される段付
軸受３０内で案内されている。

滑り子２５は、滑り子２５と連結棒１９の間にピンＩＢ
に配置されるばね３２によって滑り案内部２６に対して
押しつけられる。

５− 軸受筒３１は、ステップモータ３４がねじ３５によって
固定されている担持部３３の一部である。

ステップモータ３４の駆動軸３６には、調整軸２８に固
定されるセグメント歯車３８と係合するピニオン３７が
固定されている。軸受筒３１　（第３図）は、ケーシン
グ壁９内の開口した支承部３９で支承され、その際軸受
筒３１は、押えばね４２の斜めに曲がった押え部４０．
４１によって支承部３９内に押しつけられる。押えばね
４２の中央の押え部４１は、いくぶんより強く曲がって
おり、そして軸受筒３１の切込み溝４３に係合する。そ
れによって、支承部３９内での軸受筒３１の軸線方向へ
の移動が阻止される。

ケーシング壁９にねじ４４によって固定されているアン
グル状保持部材４５は、押えばね４２を、ケーシング壁
９の削り取られた面４６に対して押しつける。アングル
状保持部材４５内には、担持部３３内の隙間４８に係合
する偏心ピン４７が着脱可能に固定されている。

ミシンが稼働すると、軸１０が回転し、それに６− よってカム１１が、三胴レバー１３及び三胴レバー１３
と結合されるリンク１７を介して、滑り子２５を滑り案
内部２６の漬り面へ往復動させる。

滑り案内部２６の角度調整はステップモータ３４によっ
て調整軸２８を介して与えられているが、この滑り案内
部２６の角度調整に対応して、滑り子２５が連結棒１９
を介して揺れ腕３を旋回させ従って滑り子２５は、送り
歯５に送り運動を与える。この送り運動の大きさと方向
は、滑り案内部２６の角度位置に依存している。

軸１０の回転と同期して、昇降用偏心カム７が軸８を介
して駆動され、送り歯５に昇降運動を付与する。

滑り案内部２６の支承部を含めた、ステップモータ駆動
部のコンパクトな構成群は、担持部３３内に受容され、
そしてミシンの外側で組立装置で組立ることができる。

その際、ピニオン３７とセグメント歯車３８の間の歯の
間隔を容易に調整することができ検査も可能である。同
様に、簡単に漬り案内部２６の出発角度位置状態を所定
のステップ角度位置に調整すること、及びステップモー
タ３４の出発状態の図示されていない電子的検知を行う
ことができ、検査されることが可能である。

これらの構成群をすべて組立て、調整した後、滑り子２
５を滑り案内部２６に、偏心ピン４７を担持部３３の隙
間４８に、並びに軸受筒３１を支承部３９に挿着し、押
えばね４２によってクランプすることによって、これら
の構成群はすべてミシンに組込まれる。調整された伝動
遊隙が組込み時に変化することはない。この時点では、
偏心ピン４７を一時的にゆるめて回すことによって搬送
零位置を調整するだけでよい。この滑り案内部２６の搬
送零位置は、送り歯５の送りステップを前進縫い方向及
び後退縫い方向で同じ長さで実施するための出発位置を
形成する。

【図面の簡単な説明】

第１図は送り駆動部を具備するミシンの下部ケーシング
の断面図、第２図は第１図の線■−■による断面図、第
３図は第２図の線ｎｒ　−ｍによる断面図である。 １・・・下部ケーシング　２５・・・滑り子２６・・・
滑り案内部　　　２７・・・滑り子制御装置２８・・・
調整軸　　　　　３１・・・軸受筒３３・・・ステップ
モータ担持部 ３４・・・ステップモータ　３９・・・開口支承部９− 一部 一

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ′（１）　　ミシンのケーシングと回転可能に結合され
   る担持部上に固定されているステップモータを有し、該
   ステップモータの駆動軸が布送りの送り大きさ及び送り
   方向を決定する滑り子制御装置の調整軸と結合されてい
   る、ミシンの布送り制御装置に於て、滑り子制御装置（
   ２７）の調整軸（２８）が、ステップモータ（３４）の
   担持部（３３）の調整軸線に対して同軸方向に支承され
   ていることを特徴とする制御装置。 （２）滑り子制御装置（２７）の調整軸（２Ｂ）が、担
   持部（３３）と固く結合される軸受筒（３１）内で支承
   され、軸受筒（３１）が、ミシンのケーシング（９）内
   に回動可能に支承されていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項に記載の制御装置。 （３）軸受筒（３１）が、クランプ保持部を具備する開
   口した支承部（３９）内に受容されていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項に記載の制御装置。□