JPS5953691B2 - 高圧単巻変圧器 - Google Patents
高圧単巻変圧器Info
- Publication number
- JPS5953691B2 JPS5953691B2 JP54169579A JP16957979A JPS5953691B2 JP S5953691 B2 JPS5953691 B2 JP S5953691B2 JP 54169579 A JP54169579 A JP 54169579A JP 16957979 A JP16957979 A JP 16957979A JP S5953691 B2 JPS5953691 B2 JP S5953691B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- lead wire
- series
- shunt
- shield
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/34—Special means for preventing or reducing unwanted electric or magnetic effects, e.g. no-load losses, reactive currents, harmonics, oscillations, leakage fields
- H01F27/36—Electric or magnetic shields or screens
- H01F27/363—Electric or magnetic shields or screens made of electrically conductive material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高圧単巻変圧器の巻線構造の改良に関する。
この種の巻線構造は、巻線から引き出されるリード線に
よつて周囲の電界力積Lされず電気的に安定した構造で
しかも巻線の組み立てが容易な構造であることが望まれ
る。従来の高圧単巻変圧器の結線図を第1図に、その構
造図を第2図に示す。
よつて周囲の電界力積Lされず電気的に安定した構造で
しかも巻線の組み立てが容易な構造であることが望まれ
る。従来の高圧単巻変圧器の結線図を第1図に、その構
造図を第2図に示す。
鉄心1に内側より順に三次巻線2および分路巻線3、直
列巻線4が同心的に配置してあり、各巻線の上下端には
それぞれ該端部の電位を付与するシールド5、6、7が
設けられて巻線端部の電界が緩和されている。
列巻線4が同心的に配置してあり、各巻線の上下端には
それぞれ該端部の電位を付与するシールド5、6、7が
設けられて巻線端部の電界が緩和されている。
また鉄心1と三次巻線2および他の各巻線間には絶縁筒
8が配され、これらの巻線は鉄心の上下部に固定された
フレーム9と10の間にはさまれて支持されている。そ
して三次巻線2のリード線11および12は電圧が低い
ためフレーム9、10にあけられた図示しない孔より導
出され、分路巻線3から二次端子13に接続する二次リ
ード線14は絶縁筒8の切欠部15を通つて直列巻線4
の上部シールド7と直列巻線4との間隙から導出される
。
8が配され、これらの巻線は鉄心の上下部に固定された
フレーム9と10の間にはさまれて支持されている。そ
して三次巻線2のリード線11および12は電圧が低い
ためフレーム9、10にあけられた図示しない孔より導
出され、分路巻線3から二次端子13に接続する二次リ
ード線14は絶縁筒8の切欠部15を通つて直列巻線4
の上部シールド7と直列巻線4との間隙から導出される
。
また分路巻線3の下部からは共通の中性点16に接続す
る中性点リード線17が下部フレーム10と直列巻線4
の下部シールド7の間から該シールドと広い絶縁間隙を
介して導出される。直列巻線4からは一次端子18を対
地絶縁距離を考慮して直列巻線のほぼ中央部から導出す
ると共に、この直列巻線4の下端部および上端部からは
リード線19、20によつて二次端子13にそれぞれ接
続している。
る中性点リード線17が下部フレーム10と直列巻線4
の下部シールド7の間から該シールドと広い絶縁間隙を
介して導出される。直列巻線4からは一次端子18を対
地絶縁距離を考慮して直列巻線のほぼ中央部から導出す
ると共に、この直列巻線4の下端部および上端部からは
リード線19、20によつて二次端子13にそれぞれ接
続している。
この構造においては分路巻線3と直列巻線4が上端部に
おいてはほぼ同電位のため、分路巻線3の上部から導出
される二次リード線14を直列巻線4と該巻線端のシー
ルド7との間を通しても付近の電界を乱すことなく外部
へ引き出せる利点がある。しかし、この構造は(I)二
次リード線14はほぼ同電位部を通つて引き出すとはい
え、分路巻線3と直列巻線4との間では局部的に上部フ
レーム9等の接地部に対向するので、それに応じた絶縁
を施す要がある。(11)二次リード線14は直列巻線
4の上部を通つて外部へ水平に引き出されるため、巻線
組立の際には、三次巻線2を組立てた後に二次りード線
14を仮に上方に立てた状態の分路巻線3を組立て、次
いで絶縁筒8、直列巻線4等を組立てる。
おいてはほぼ同電位のため、分路巻線3の上部から導出
される二次リード線14を直列巻線4と該巻線端のシー
ルド7との間を通しても付近の電界を乱すことなく外部
へ引き出せる利点がある。しかし、この構造は(I)二
次リード線14はほぼ同電位部を通つて引き出すとはい
え、分路巻線3と直列巻線4との間では局部的に上部フ
レーム9等の接地部に対向するので、それに応じた絶縁
を施す要がある。(11)二次リード線14は直列巻線
4の上部を通つて外部へ水平に引き出されるため、巻線
組立の際には、三次巻線2を組立てた後に二次りード線
14を仮に上方に立てた状態の分路巻線3を組立て、次
いで絶縁筒8、直列巻線4等を組立てる。
そのあとで中圧リード線14を絶縁筒の切欠部15およ
び直列巻線4上を通して水平に外部へ引き出し、さらに
そのあと直列巻線4の上部にシールド7を取り付けざる
を得ないなど組立作業が複雑で多くの工数を要する欠点
があつた。本発明は上述の欠点を除きリード線の導出と
シールドの取り付けを容易にすることを目的とするもの
で、この目的は内側巻線として配置され、その両端が二
次端子に接続される二次リード線と中性点端子に接続さ
れる中性点リード線としてそれぞれ導出される分路巻線
と、該分路巻線の外側に同心配置され、その中央部から
一次端子に接続されるリード線が導出されるとともにそ
の両端がそれぞれ前記二次端子に接続されるリード線と
して導出される直列巻線とからなる単巻巻線を備え、前
記分路巻線および直列巻線の端部が該端部と同電位シー
ルドによつてそれぞれ接地電位部に対して保護されるも
のにおいて、前記二次リード線が分路巻線の下端部から
導出され、この分路巻線の下端部がそれに隣り合う直列
巻線の下端部とともに一つの環状の共通シールドによつ
て保護され、該共通シールドと前記隣り合う直列巻線の
端部との間から前記二次リード線が半径方向に直列巻線
の外側にまで導出することにより達成される。
び直列巻線4上を通して水平に外部へ引き出し、さらに
そのあと直列巻線4の上部にシールド7を取り付けざる
を得ないなど組立作業が複雑で多くの工数を要する欠点
があつた。本発明は上述の欠点を除きリード線の導出と
シールドの取り付けを容易にすることを目的とするもの
で、この目的は内側巻線として配置され、その両端が二
次端子に接続される二次リード線と中性点端子に接続さ
れる中性点リード線としてそれぞれ導出される分路巻線
と、該分路巻線の外側に同心配置され、その中央部から
一次端子に接続されるリード線が導出されるとともにそ
の両端がそれぞれ前記二次端子に接続されるリード線と
して導出される直列巻線とからなる単巻巻線を備え、前
記分路巻線および直列巻線の端部が該端部と同電位シー
ルドによつてそれぞれ接地電位部に対して保護されるも
のにおいて、前記二次リード線が分路巻線の下端部から
導出され、この分路巻線の下端部がそれに隣り合う直列
巻線の下端部とともに一つの環状の共通シールドによつ
て保護され、該共通シールドと前記隣り合う直列巻線の
端部との間から前記二次リード線が半径方向に直列巻線
の外側にまで導出することにより達成される。
第3図および第4図はそれぞれ本発明実施例の結線図お
よび構造図である。図において同一符号は前出と同一機
能を有する。図示のように分路巻線3と直列巻線4の下
部シールドは一体化された共通シールド41とされ、前
記分路巻線3の下部と直列巻線4の接続部付近の電位が
与えられる。
よび構造図である。図において同一符号は前出と同一機
能を有する。図示のように分路巻線3と直列巻線4の下
部シールドは一体化された共通シールド41とされ、前
記分路巻線3の下部と直列巻線4の接続部付近の電位が
与えられる。
分路巻線3の中圧リード線14″は前記共通シールド4
1と直列巻線4の下端との間隙より水平に導出される。
また分路巻線3の中性点リード線17″は上部フレーム
9の図示しない穴より導出される。以上の構成によれば
分路巻線3から引き出される二次リード線14″は下部
フレーム10等の接地電位のものに対して共通シールド
41によつて完全にしや蔽されるから電界を全く乱され
ることはなく、二次リード線14″そのものの絶縁も低
減できる。
1と直列巻線4の下端との間隙より水平に導出される。
また分路巻線3の中性点リード線17″は上部フレーム
9の図示しない穴より導出される。以上の構成によれば
分路巻線3から引き出される二次リード線14″は下部
フレーム10等の接地電位のものに対して共通シールド
41によつて完全にしや蔽されるから電界を全く乱され
ることはなく、二次リード線14″そのものの絶縁も低
減できる。
さらに巻線の組立は鉄心1側から外側へ、また巻線下部
から上部へ順に組立てれば良く、特に分路巻線3の二次
リード線14″の加工は巻線加工の段階で処理できるな
どの効果がある。以上の説明で明らかなように、鉄心に
内側より順に分路巻線と直列巻線とを同心配置すると共
に、前記巻線の上端部にそれぞれ該端部の電位を付与す
るシールドと下端部に前記両巻線の接続部付近の電位を
付与する共通シールドを配置し、前記分路巻線の下端部
および直列巻線の上下端部をリード線により二次端子と
接続し、さらに前記分路巻線の下端より引き出すリード
線は直列巻線の下端部と共通シールド間の間隙とより導
出するように構成することにより、二次リード線の絶縁
性能の改善と巻線の組み立ての容易化が図られ目的を達
し得た。
から上部へ順に組立てれば良く、特に分路巻線3の二次
リード線14″の加工は巻線加工の段階で処理できるな
どの効果がある。以上の説明で明らかなように、鉄心に
内側より順に分路巻線と直列巻線とを同心配置すると共
に、前記巻線の上端部にそれぞれ該端部の電位を付与す
るシールドと下端部に前記両巻線の接続部付近の電位を
付与する共通シールドを配置し、前記分路巻線の下端部
および直列巻線の上下端部をリード線により二次端子と
接続し、さらに前記分路巻線の下端より引き出すリード
線は直列巻線の下端部と共通シールド間の間隙とより導
出するように構成することにより、二次リード線の絶縁
性能の改善と巻線の組み立ての容易化が図られ目的を達
し得た。
第1図は従来の高圧単巻変圧器の結線図、第2図は従来
の前記変圧器巻線部の縦断面図、第3図および第4図は
それぞれ本発明実施例を示す結線図および巻線部の縦断
面図である。 1・・・・・・鉄心、3・・・・・・分路巻線、4・・
・・・・直列巻線、6,7・・・・・・シールド、13
・・・・・・二次端子、14″・・・・・・二次リード
線、1T・・・・・・中性点リード線、18・・・・・
・一次端子、19,20・・・・・・リード線、41・
・・・・・共通シールド。
の前記変圧器巻線部の縦断面図、第3図および第4図は
それぞれ本発明実施例を示す結線図および巻線部の縦断
面図である。 1・・・・・・鉄心、3・・・・・・分路巻線、4・・
・・・・直列巻線、6,7・・・・・・シールド、13
・・・・・・二次端子、14″・・・・・・二次リード
線、1T・・・・・・中性点リード線、18・・・・・
・一次端子、19,20・・・・・・リード線、41・
・・・・・共通シールド。
Claims (1)
- 1 内側巻線として配置され、その両端が二次端子に接
続される二次リード線としてそれぞれ導出される分路巻
線と、該分路巻線の外側に同心配置され、その中央部か
ら一次端子に接続されるリード線が導出されるとともに
その両端がそれぞれ前記二次端子に接続されるリード線
として導出される直列巻線とからなる単巻巻線を備え、
前記分路巻線および直列巻線の端部が該端部と同電位の
シールドによつてそれぞれ接地電位部に対して保護され
るものにおいて、前記二次リード線が分路巻線の下端部
から導出され、この分路巻線の下端部がそれに隣り合う
直列巻線の下端部とともに一つの環状の共通シールドに
よつて保護され、該共通シールドと前記隣り合う直列巻
線の下端部との間から前記二次リード線が半径方向に直
列巻線の外側にまで導出されたことを特徴とする高圧単
巻変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54169579A JPS5953691B2 (ja) | 1979-12-26 | 1979-12-26 | 高圧単巻変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54169579A JPS5953691B2 (ja) | 1979-12-26 | 1979-12-26 | 高圧単巻変圧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5691411A JPS5691411A (en) | 1981-07-24 |
JPS5953691B2 true JPS5953691B2 (ja) | 1984-12-26 |
Family
ID=15889086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54169579A Expired JPS5953691B2 (ja) | 1979-12-26 | 1979-12-26 | 高圧単巻変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5953691B2 (ja) |
-
1979
- 1979-12-26 JP JP54169579A patent/JPS5953691B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5691411A (en) | 1981-07-24 |
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