JPS582036Y2 - 高電圧誘導電器巻線 - Google Patents

高電圧誘導電器巻線

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JPS582036Y2
JPS582036Y2 JP13076977U JP13076977U JPS582036Y2 JP S582036 Y2 JPS582036 Y2 JP S582036Y2 JP 13076977 U JP13076977 U JP 13076977U JP 13076977 U JP13076977 U JP 13076977U JP S582036 Y2 JPS582036 Y2 JP S582036Y2
Authority
JP
Japan
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winding
wire
voltage
ring
interleaved
Prior art date
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Expired
Application number
JP13076977U
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English (en)
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JPS5457410U (ja
Inventor
進 森
義正 中村
Original Assignee
株式会社ダイヘン
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はインターリーブ巻線からなる高電圧誘導電器巻
線に関するものである。
従来のこの種の巻線は、例えば第1図に示すように構成
されている。
同図はインターリーブ巻線からなる高圧巻線を備えた変
圧器を示したもので、同図において1は鉄心、2は鉄心
1に嵌装された絶縁シリンダ、3は絶縁シリンダ2との
間に油道4を介在させて鉄心1巻装された低圧巻線であ
る。
5は低圧巻線3の外側に同心的に配置された高圧巻線(
高電圧誘導電器巻線)、6は高圧巻線5の外側に配置さ
れた高圧タップ巻線で、高圧巻線5と低圧巻線3との間
及び高圧タップ巻線6と高圧巻線5との間にも多数の絶
縁シリンダ2,2゜・・・・・・が同心的に配置され、
これらのシリンダ間にも油道4,4・・・・・・が形成
されている。
7,7.・・・・・・は高圧巻線5の上部を覆うフラン
ジカラー、8は高圧タップ巻線6の上部を覆うフランジ
カラーで、これらのフランジカラーはそれぞれの下端が
絶縁シリンダ2,2・・・・・・の上端部間に挟持され
て取付けられている。
9は低圧巻線3の上方に配置された低圧巻線用シールド
リング、10’及び11は高圧巻線5の上方に配置され
た高圧巻線用シールドリング、12は高圧タップ巻線6
の上方に配置されたタップ巻線用シールドリングで、こ
れらのシールドリングは鉄心1を同心的に囲むように略
リング状に形成されている。
13,14.及び15はそれぞれ低圧巻線3、高圧巻線
5及び高圧タップ巻線6に巻線締付板16の締付力を伝
える巻線支持絶縁物で、これらのうち巻線支持絶縁物1
4は巻線締付板16と最上部のフランジカラー7との間
及びフランジカラー 7.7.・・・・・・相互間にそ
れぞれ配置されている。
上記の変圧器の高圧巻線5においては、鉄心1の長手方
向に並んだ複数の円盤線輪5a、5b。
・・・・・・がすべてインターリーブ線輪からなってお
り、高圧目出線20は巻回軸方向の最端部に位置した円
盤線輪5aの最外周部から引出されている。
この高圧日出線20は所定の間隔をおいて配置された2
つのシールドリング10’、11間の間隙から上方に導
出され、フランジカラー7.7.・・・・・・に設けた
図示しない煙突状部を貫通して外部に引出される。
尚図中円盤線輪5a、5b、・・・・・・の各ます目は
1ターンの導体の断面を示しており、各導体の断面に付
した番号(ターン数番号)はその導体が何ターン目に位
置するかを示している。
また図中符号5eで示した部分ではターン数13乃至2
8の部分と同様の順序の導体配列が反復されている。
第1図から明らかなように、従来の巻線では、高圧巻線
5の上方に直径の異なる2個のシールドリング10’、
11を配設する必要があってこの配設が面倒なだけでな
く、これらのシールドリングは間隔をあけて配置される
ためシールド効果が低減されてこの部分で電界が乱れる
欠点があった。
また外側のシールドリング11を配設するため、図示の
ように円盤線輪5a、5bの導体数を少なくして巻線の
外周側に凹み21を形成する必要があり、巻線の占積率
が低下する欠点があった。
本考案の目的は、高圧日出線の引出位置を巻線の径方向
の任意の位置に選定できるようにしてまた日出線を1個
のシールドリングの貫通孔を通して引出すことにより上
記の欠点を解消した高電圧誘導電器巻線を提供すること
にある。
以下図示の実施例により本考案の巻線を詳細に説明する
第2図は第1図と同様な変圧器の高圧巻線に本考案を適
用した実施例を示したもので、この変圧器では各フラン
ジカラー7.8の下端が絶縁シリンダ2の上端に突合さ
れて接合されている。
また低圧巻線3の外周に隣接する1つの絶縁シリンダ2
の上端にもフランジカラー22が接合され、このフラン
ジカラーはシールドリング9と巻線支持絶縁物13との
間に挿入されている。
本考案に係る高圧巻線5は、鉄心1の長手方向に並ぶ複
数の円盤線輪5a、5b、・・・・・・からなり、これ
らの円盤線輪は相互間に横方向の油道23゜23、・・
・・・・を形成するように所定の間隔をあけて配置され
ている。
高圧巻線5の巻回軸方向の最端部(第2図の上端部)に
位置する円盤線輪5aは径方向に2分され、この2分さ
れた個所にダクトピース(図示せず)を挿入することに
より縦方向の油道24が形成されている。
2分された円盤線輪5aの内側の半部5atは直列静電
容量を増大させるために導体をインターリーブさせたイ
ンターリーブ線輪からなり、また外側の半部5a2は導
体をインターリーブさせない通常の円盤線輪からなって
いる。
他の円盤線輪5b、5C,・・・・・・はすべてインタ
ーリーブ線輪からなり、これらの各円盤線輪には前記油
道24に対して内周側及び外周側に位置をずらせてダク
トピースを挿入することにより縦方向の油道25及び2
6が設けられている。
高圧巻線5の上端面には1個の環状シールドリング10
が配設され、このシールドリングの径方向の略中央部の
高圧日出線引山部に相応する位置には口出線導出孔10
aが穿設されている。
このシールドリングは例えば、リング状の木型の表面に
導電箔を張り、更にその外面を絶縁紙で覆ったものから
構成される。
高圧日出線20は最上端の円盤線輪5aのインターリー
ブ線輪からなる半部5a1の外周部(巻始め)から引゛
出され、シールドリング10の口出線導出孔10 a及
びフランジカラー7の煙突部7a、7a、・・・・・・
を通して外部に導出されている。
上記の高圧巻線5を製作するには、先ず第3図に示すよ
うに巻枠Sの上に導体Aをターン数番号7乃至10まで
4タ一ン巻回する。
導体Aの5ターン目、即ちターン数番号11の巻始めで
その上に導体Bを追加し、これら導体A及びBを同時に
2ターン巻くことにより、ターン数番号11,1.12
及び2のインターリーブ線輪を巻回して仮巻きの1つの
円盤線輪5a’を形成する。
次にこの仮巻線の導体の順序を内周側と外周側とで入れ
換えるとともに、ターン数番号1の導体と10の導体と
の間にダクトピースを挿入して油道24を形成して第4
図の左端に示すように円盤線輪5aを形成する。
尚第3図から第4図に渡る矢印符号に付された番号は導
体を移動させる順序を示している。
円盤線輪5aを形成した後、ターン数番号2及び12の
導体B及びAを転位させてこれら側導体A、Bを円盤線
輪5aの側方に同時に4タ一ン巻回して、ターン数番号
3,13.・・・・・・6,16の円盤線輪5bを形成
する。
この円盤線輪5bの巻回途中ではターン数番号4と13
.及び6と15との間にダクトピースを挿入して油道2
5,26を形成する。
そしてターン数番号6及び7の導体を渡り部分で接続し
て先に巻回した円盤線輪5aと後で巻回した円盤線輪5
bとを直列に接続する。
次にターン数番号16の導体Aを巻枠30上に降ろすと
ともに導体Bを追加し、これら側導体を4タ一ン巻回し
て仮巻きの円盤線輪5C′を形成する。
その後この仮巻線の導体の位置を入れ換えるとともに所
定個所にダクトピースを挿入することにより油道25,
26を形成して第5図に示すようにターン数番号17.
25・・・・・・20.28の導体からなる円盤線輪5
Cを形成する。
このとき、ターン数番号25の巻終り部に連続する導体
Bは次の円盤線輪5dに接続するために必要な長さを残
して切断しておく。
次に第5図に示すようにターン数番号20及び28の導
体を上下に転位させて円盤線輪5Cの側方に同時に4タ
一ン巻回してターン数番号21.29・・・・・・24
.32の導体を含む円盤線輪5dを形成し、ターン数番
号24の導体Aをターン数番号25の導体Bに渡り部で
接続する。
以下円盤線輪5C及び5dと同様の巻回作業を繰り返し
て、第2図に符号5eで示された部分の複数の円盤線輪
を順次形成する。
゛ □上記の実施例では、高圧日出線を引
出す円盤線輪を径方向に2等分しているが、本考案にお
いては日出部をシールドリングに設けた(しを、湧して
外部に導出し得るように2分すればよく、必らずしも円
盤線輪を等分する必要はない。
。以上のように本考案によれば、高圧日出線の引出
し位置を巻線の外周部よりも内側に位置させることがで
きるので、日出線をシールドリングに設けた孔を通して
導出することができる。
したがって高圧日出線を引出すために円盤線輪のターン
数を減少させる必要がなく、巻線の占積率を悪化させる
ことがない。
また1個のシールドリングで巻線端面全体を覆うことが
できるのでシールド効果を高めることができ、電界の集
中を防いで絶縁性能を著るしく向上させることができる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
、第1図は従来の巻線を備えた変圧器の要部概略神断晶
図、第2図は本考案の巻線を備えた変圧器め要部概略縦
断面図、第3図乃至第5図は本考案の巻線の巻回方法の
一例を説明する説明図である= 1・・・・・・鉄心、5・・・・・・高圧巻線(高電圧
誘導電器巻i> ;g’、 a〜5e・・・・・・円盤
線輪、10・・・・・・シールドリング、10a・・・
・・日出線導出孔、20・・・・・・高圧口出線、S・
・・・・・巻枠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄心の長さ方向に複数個の円盤線輪を並べて巻装し、端
    部にシールドリングを配設して成る高電圧誘導電器巻線
    において、前記複数個の円盤線輪のうち高圧日出線が導
    出されない円盤線輪はインターリーブ線輪からなり、高
    圧日出線が導出される円盤線輪は径方向に2分されて一
    方の半部がインターリーブ線輪からまた他の半部がイン
    ターリーブさせていない通常の円盤線輪からなり、前記
    高圧目出線は前記性の半部のインターリーブ線輪から引
    出されて前記シールドリングに設けた孔を通して導出さ
    れていることを特徴とする高電圧誘導電器巻線。
JP13076977U 1977-09-30 1977-09-30 高電圧誘導電器巻線 Expired JPS582036Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13076977U JPS582036Y2 (ja) 1977-09-30 1977-09-30 高電圧誘導電器巻線

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JP13076977U JPS582036Y2 (ja) 1977-09-30 1977-09-30 高電圧誘導電器巻線

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Publication Number Publication Date
JPS5457410U JPS5457410U (ja) 1979-04-20
JPS582036Y2 true JPS582036Y2 (ja) 1983-01-13

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JP13076977U Expired JPS582036Y2 (ja) 1977-09-30 1977-09-30 高電圧誘導電器巻線

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