JPS595194B2 - 排水縦管に通気管を連結するための管接手 - Google Patents

排水縦管に通気管を連結するための管接手

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JPS595194B2
JPS595194B2 JP54083098A JP8309879A JPS595194B2 JP S595194 B2 JPS595194 B2 JP S595194B2 JP 54083098 A JP54083098 A JP 54083098A JP 8309879 A JP8309879 A JP 8309879A JP S595194 B2 JPS595194 B2 JP S595194B2
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JP
Japan
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pipe
vertical
drainage
ventilation
wall surface
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JP54083098A
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茂行 松元
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Benkan Corp
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Nippon Benkan Kogyo Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、多階層建築物の各階層を貫いて設置された
排水縦管に対し、空気を供給するための通気管を連結す
るための管橋子の改良に係る。
具体的に言えば、第1図の如く、各階の床面(G・・・
)毎に排水横枝管15を通して、矢印イの如く流ねる汚
物を含んだ排水は排水縦管12に集められ、この内部を
矢印口の如く流下して最下部の排水横主管16中を矢印
への如く流れ、さらに、この流れは矢印二の如く下水道
に流わ込むわけであるが、この排水管内の排水の流れを
円滑にすると同時に、排水管内の圧力変動を可及的に少
なくする目的で排水管内に空気を補充する必要がある。
第1図の14は、そのための空気の供給主管とも言うべ
き通気縦管で1図の如く、この通気縦管の所要個所から
通気管13を分岐させ、この通気管13を前記の排水縦
管12(および12′)に連結して(図の鎖線で囲った
Aの部分)排水縦管12(および12′)中に空気を補
充するようにしである。
従来、この種の管橋子にあっては、第2図イの如く、排
水縦管Sと通気管Tとが45度θの角度で又状に交差し
て連結されているため、通気管T側において排水縦管S
中を矢印口の如く流れる汚物を含んだ排水Mは、通気管
Tの傾斜管壁土に矢印にの如く落下し、図示の如くPと
P′との方向に分流が生じ、一部の汚物はP′方向に押
し上げられる。
竹に、P′方向の分流の最上位にある汚物は、排水の終
了と共に斜面に取り残され、且つこのように管壁上に残
留された汚物は、管壁の傾斜角が垂直線に対して45度
であるため、自刃で傾斜した管壁面を滑り落ちることな
く、このような排水状態を繰り返しているうちに、汚物
は図のLlおよびL2の如く逐次通気管内に堆積して固
化し、終には、通気管Tを閉塞するに至る。
斯くして、排水管内の圧力上昇等による排水器具、トラ
ップの破損および悪臭の吹き上げ等各種の支障が発生す
る。
上記現象を力学的に検討してみると、次の如き関係とな
る。
即ち、第2図口に示すように、排水縦管Sに対し傾斜角
θで交叉する通気管Tの傾斜管壁土に重量Wの汚物M′
が落下した場合、汚物M′が前記壁面に沿って滑り落ち
るのを阻止する力Fは、摩擦係数なμ、汚物の重量Wの
傾斜管壁に直角方向における分力なNとすると F=μ・N であり N=WSinθであるから F=μ・W S i nθとなる。
μとWとは一定であると考えられるので、FI/−jJ
θのSin函数となり、傾斜角θが犬となる程明止力F
は犬となり、汚物M′は傾斜壁面上を滑り落ちにくくな
るわけである。
なお、既述した如く一般には0245度で、この場合に
は通気管Tの傾斜管壁土に汚物が落下し易く、且つ落下
した汚物は自重で降下することなく該管壁上に滞留堆積
し、その結果通気管Tが往往閉塞され排水管系統の故障
排除に多大の労力と経費とを浪費する欠点が避けられな
かった。
この発明は、上記従来例にみられる汚物によって通気管
が閉塞されることのないような排水縦管に通気管を連結
するための管橋子に係るもので、その要旨は、 0)接手圧は平らな上端面と、下端の開口部に向って先
細に構成した胴部とから成り、 ←)接手圧の前記上端面には、通り管と上段の排水縦管
とを、排水縦管は一側に偏してそれぞれ接続し、 e)接手圧の前記胴部ば、排水縦管側では上部から下部
に亘り屈曲のない垂直方向の縦壁面により1通気管側で
は上部は垂直方向の縦壁面若しくけ垂直方向に近い傾斜
壁面により、また下部は下方が狭く且つ可及的垂直方向
の傾斜壁面によりそれぞれ構成し、 ←)接手圧の上端面上に接続する上段の排水縦管と、接
手圧の胴部の下端の開口部に接続する下段の排水縦管と
が互いに垂直方向において同心の関係を保つよう構成し
た ことを特徴とするものである。
以下に、この発明の構成を図示の実施例(第3図の第1
実施例、第4図の第2実施例、第5図のその他の実施例
)について説明する。
排水縦管12(および12′)と通気管13との接手部
分を構成する接手圧1の平らな上端面2には、接続用短
管10と接続用短管9とが、接続用短管9は−Illに
偏して、それぞれ設けられており。
接続用短管9には上段の排水縦管12が、また接続用短
管10には通気管13がそれぞれ接続されるようになっ
ている。
なお、前記通気管13ば、第1図または第4図に示す如
く通気縦管14に接続されているものである。
接手圧1の下端開口部3には、下段の排水縦管12′
に対する接続用短管11があり、これには下段の排水縦
管12′が上段の排水縦管12に対し垂直方向において
互いに同心の関係を保って接続されるようになっている
接手圧1の胴部4は、排水縦管12(および12′)側
では、接手圧1の上部から下部に至るまで、縦方向に屈
曲しない縦壁面5により構成され、通気管13側では、
接手圧1の上部から下部に至る壁面6が、胴部上方7に
おける縦壁面若しくは縦向きに近い傾斜壁面と、胴部下
方8における下方の狭い且つ可及的縦向きの、即ち、排
水縦管12(および12′)の管報線E−Eに対する傾
斜角Qを、好もしくは30度以下になした傾斜壁面とに
より構成されている。
而して、通気管13側での胴部上方7における壁面6の
構成については、第3図、第4図においては、排水縦管
12(および12′)の管軸線E−Eに平行な垂直の縦
壁面となし、第5図のイにおいては、縦向きに近く且つ
下方を広く傾斜させた傾斜壁面となし、さらに、・第5
図の口においては、縦向きに近く且つ下方を狭く傾斜さ
せた傾斜壁面となしである。
なお、第3図に示す接手圧1帳物によって構成したもの
であり、また、第4図に示す接手圧1は、金属板を材料
とし塑性加工によって成形したものであり、ざらに、第
5図に示す接手圧1も同様に金属板を材料とし塑性加工
によって成形したものである。
斯くて第3図に示す如く汚物を含んだ排水Mは、排水縦
管12を矢印口の如く流下し、接手匣1において、排水
縦管12側では縦壁面5に沿って滞留することなく流下
すると共に、通気管13側では胴部上方7における縦壁
面若しくは縦向きに近い傾斜壁面に矢印Jの如く落下し
、矢印UおよびU′方向の分流を生ずる。
而して、U方向の分流は、胴部下方8における下方に狭
い且つ可及的縦向き(傾斜角Qは好もしくは30度以下
)の傾斜壁面をそのまま滞留することなく流下し下端開
口部3に至るが、U′方向の分流もまた、やがては、胴
部上部7における縦壁面若しくは縦向きに近い傾斜壁面
(第4図においては垂直の縦壁面であり、第5図のイに
おいては縦向きに近く且つ下方に広く傾斜させた傾斜壁
面であり、さらに第5図の口においては縦向きに近く且
つ下方に狭く傾斜させた傾斜壁面である)を流下するの
で分流中に含まれる汚物も前記壁面に沿って自重で落下
し、次いで、胴部下方8における傾斜壁面を滞留するこ
となく流下し、下端開口部3に至る。
なお、本発明管接手における接手匣胴部4の下部8を構
成する傾斜壁面上に汚物が滞留堆積しないための排水縦
管に対する前記壁面の傾斜角Qの許容最大限度の決定に
関し、Qの値を45度及び30度とした2つの場合につ
き比較実験したが、45度の場合には汚物の滞留堆積が
可なり発生したのに対し30度の場合にはその発生が皆
無であった。
またこの結果は接手匣胴部4が鋳物製の場合も、ステン
レスの板金製の場合も同様であった。
斯くて、前記傾斜角Qを30度以下とすることにより接
手匣胴部4内に汚物の滞留堆積することが完全に防止で
きることを確認したわけである。
このように、この発明に係る排水縦管に通気管を連結す
るための管橋手は、接手匣が平らな上端面と先細りの胴
部とで構成され、上端面には上段の排水縦管と通気管と
が、排水縦管は一但uに偏してそれぞれ接続され、なお
、胴部は排水縦管側では垂直方向の縦壁面で、通気管側
では上部は垂直方向又は垂直方向に近い縦壁面で、下部
は垂直方向に近い傾斜壁面で構成されており、さらに上
段の排水縦管と胴部の下端開口とは垂直方向において互
いに同心の関係を保持させである。
斯くて排水縦管から接手匣内に流入する排水は接手匣の
排水縦管側の縦壁面に沿い何等の抵抗を受けることなく
円滑に下端開口へ向って流下し、また通気管側を流下す
る排水は接手匣の胴部上方の縦壁面若しくは縦向きに近
い傾斜壁面上に落下し1次いで胴部下方の傾斜壁面に沿
い下端開口へ向って円滑に流下する。
上述の如く、上段の排水縦管と通気管とは従来型の如く
互いに交叉しておらず、また排水は接手匣の壁面に沿い
抵抗なく円滑に流下するので排水中の汚物の堆積するこ
とによって通気管の開口部が閉塞されそれに伴って各種
支障の発生するおそれは全くない。
その結果排水縦管は通気管を介して常に大気に連絡され
て管内圧力の上昇、下降等による排水器具等の破損およ
び悪臭の吹き上げ等各種の支障が発生するおそれは全く
ない。
さらにまた、排水縦管を接手匣の一側に偏して接続する
と共に接手■を排水縦管側は縦壁面により5通気管側は
縦壁面若しくは縦壁面に近い傾斜壁面によって構成する
ことによって接手匣の水子断面積を小さくすることが可
能となり接手匣を小型化する効果をも奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は多階層建築物に例をとって、排水縦管と通気管
との配管系統の概要を示す説明図であり第2図は排水縦
管と通気管との連結部を、汚物を含んだ排水が流下する
状態を従来例の接手について説明したもので、図のイは
前記の連結部の縦断面図であり、図の口は前記連結部に
おける排水中の汚物の堆積に関する力学的説明図である
。 第3図はこの発明の第一の実施例につき、汚物を含んだ
排水が流下する状態を接手を縦断して示した評明図であ
り、第4図はこの発明の第二の実施例を示し、図のイは
斜面図であり図の口はA −A線における縦断面図であ
る。 第5図はこの発明の他の実施例を示し、図のイは接手匣
の通気管側の胴部上方の壁面を縦向きに近く且つ下方を
広く傾斜させたものを、図の口は接手匣の前記壁面を下
方を狭く傾斜させたものをいずれも第4図のA−A線に
相浩する位置で縦断して示した縦断面図である。 第6図は第4図イの各部の横断面図で、図のイ。 口、ハ、二、ホはそれぞれ第4図イのB−B線、C−C
線、D−D線、E−F線、F−F線における断面を示す
。 なお、図面中、1・・・・・接手圧、2・・・・・・止
端面、3・・・・・・下端開口部、4・・・・・−1]
同部、5・・・・・・縦壁面、6・・・・・・壁面、7
・・・・・・胴部上方縦壁面、8・・・・・・胴部下方
傾斜壁面、9・・・・・・接続用短管、10・・・・・
接続用短管、11・・−・・接続用短管、12および1
2′・・・・・・排水縦管、13・・・・・通気管、1
4・・・・・・通気縦管、15・・・・・・排水横枝管
、16・・・・・・排水横主管、G・・・・・・床面、
LlおよびL2・・・・・・堆積汚物、MおよびM′・
・・・・・汚物、S・・・・・・排水縦管、T・・・・
・樋気管である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 10)接手圧は、平らな上端面と、下端の開口部に向っ
    て先細に構成した胴部とから成り、(ロ)接手圧の前記
    上端面には、通気管と上段の排水縦管とを、上段の排水
    縦管は一側に偏してそわぞれ接続し、 Cウ 接手圧の前記胴部は、排水縦管側では上部から下
    部に亘り屈曲のかい垂直方向の縦壁面により、通気管側
    では上部は垂直方向の縦壁面若しくは垂直方向に近い傾
    斜壁面により、また下部は下方が狭く且つ可及的垂直方
    向の傾斜壁面によりそれぞれ構成し、 に)接手圧の上端面上に接続する上段の排水縦管と、接
    手圧の胴部の下端の開口部に接続する下段の排水縦管と
    が互いに垂直方向において同心の関係を保つよう構成し
    た ←)ことを特徴とする排水縦管に通気管を連結するため
    の管橋子。 2 接手圧の通気管側の胴部上方の壁面を垂直方向に近
    ぐ且つ下方を広く傾斜させたことを特徴とする特許請求
    の範囲の1に記載した排水縦管に通気管を連結するため
    の管橋子。 3 接手圧の通気管側の胴部上方の壁面を垂直方向に近
    く且つ下方を狭く傾斜させたことを特徴とする特許請求
    の範囲の1に記載した排水縦管に通気管を連結するため
    の管橋も 4 接手圧の通気管側の胴部下方の、下方の狭い傾斜壁
    面の傾斜角を、垂直方向の排水縦管の管軸線に対し30
    度以下となしたことを特徴とする特許請求の範囲の1r
    /C記載した排水縦管に通気管を連結するための管橋子
JP54083098A 1979-06-29 1979-06-29 排水縦管に通気管を連結するための管接手 Expired JPS595194B2 (ja)

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