JPS5951066B2 - 記録再生装置 - Google Patents
記録再生装置Info
- Publication number
- JPS5951066B2 JPS5951066B2 JP53044938A JP4493878A JPS5951066B2 JP S5951066 B2 JPS5951066 B2 JP S5951066B2 JP 53044938 A JP53044938 A JP 53044938A JP 4493878 A JP4493878 A JP 4493878A JP S5951066 B2 JPS5951066 B2 JP S5951066B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- recording
- drum
- groove
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/60—Guiding record carrier
- G11B15/61—Guiding record carrier on drum, e.g. drum containing rotating heads
Landscapes
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ドラムの外周面にテープを巻付けてヘッドと
対接させ、これによつてヘリカルスキャンを行なわせて
記録および/または再生を行うようにした記録再生装置
に関する。
対接させ、これによつてヘリカルスキャンを行なわせて
記録および/または再生を行うようにした記録再生装置
に関する。
ヘリカルスキャン方式のVTRにおいては、磁気テープ
が常に安定に、かつ円滑に走行することが望まれる。
が常に安定に、かつ円滑に走行することが望まれる。
しかし現実には、磁気テープの長時間走行によつてある
いは各種の環境条件によつて、磁気テープとドラムの外
表面との摩擦抵抗がJ増大し、磁気テープが上記ドラム
に対して粘着したりスリップしたりする動作を交互に繰
返してテープ走行が脈動するようになる。さらに著しい
場合には、磁気テープがドラムの外表面にはりついてし
まう現象がみられる。これらの現象は良好な記録再生を
行う上で致命的な問題点となる。このような問題点に鑑
みて、特開昭50−14511号公報、特開昭48−7
7814号公報、特開昭50−126226号公報等に
おいて、ドラムの外周面に所定方向の溝を形成すること
が提案されている。しかしこれ’らの提案は、上記現象
の原因の完全な解明の上になされたものではないために
、十分な効果を奏するものではない。本発明は上記の現
象が、磁気テープとドラムとの間に生ずる水の膜による
ものであることを究明・した上でなされたものであつて
、その第1の発明は、ドラムの外周面にテープを巻付け
てヘッドと対接させ、これによつてヘリカルスキャンを
行なわせて記録および/または再生を行うようにした記
録再生装置において、前記ドラムの外周面に、前記テー
プの走行方向とほぼ平行に延びる溝を形成するとともに
、前記溝の先端部の近傍におけるこの溝の緩やかな傾斜
面と前記テープの巾方向における前記溝の先端部とを結
ぶ線分とのなす角度をほぼ3度以上に構成したことを特
徴とする記録再生装置に係るものである。
いは各種の環境条件によつて、磁気テープとドラムの外
表面との摩擦抵抗がJ増大し、磁気テープが上記ドラム
に対して粘着したりスリップしたりする動作を交互に繰
返してテープ走行が脈動するようになる。さらに著しい
場合には、磁気テープがドラムの外表面にはりついてし
まう現象がみられる。これらの現象は良好な記録再生を
行う上で致命的な問題点となる。このような問題点に鑑
みて、特開昭50−14511号公報、特開昭48−7
7814号公報、特開昭50−126226号公報等に
おいて、ドラムの外周面に所定方向の溝を形成すること
が提案されている。しかしこれ’らの提案は、上記現象
の原因の完全な解明の上になされたものではないために
、十分な効果を奏するものではない。本発明は上記の現
象が、磁気テープとドラムとの間に生ずる水の膜による
ものであることを究明・した上でなされたものであつて
、その第1の発明は、ドラムの外周面にテープを巻付け
てヘッドと対接させ、これによつてヘリカルスキャンを
行なわせて記録および/または再生を行うようにした記
録再生装置において、前記ドラムの外周面に、前記テー
プの走行方向とほぼ平行に延びる溝を形成するとともに
、前記溝の先端部の近傍におけるこの溝の緩やかな傾斜
面と前記テープの巾方向における前記溝の先端部とを結
ぶ線分とのなす角度をほぼ3度以上に構成したことを特
徴とする記録再生装置に係るものである。
また第2の発明は、ドラムの外周面にテープを巻付けて
ヘツドと対接させ、これによつてヘリカルスキヤンを行
なわせて記録および/または再生を行うようにした記録
再生装置において、前記テープの走行方向と直角に、そ
の巾が1μmから300μmの範囲内で、その深さが1
μm以上で、しかもそのピツチが0.01mmから0.
7mmの範囲内の溝を前記ドラムの外周面に形成・した
ことを特徴とする記録再生装置に係るものである。
ヘツドと対接させ、これによつてヘリカルスキヤンを行
なわせて記録および/または再生を行うようにした記録
再生装置において、前記テープの走行方向と直角に、そ
の巾が1μmから300μmの範囲内で、その深さが1
μm以上で、しかもそのピツチが0.01mmから0.
7mmの範囲内の溝を前記ドラムの外周面に形成・した
ことを特徴とする記録再生装置に係るものである。
従つてこれらの発明によつて、テープとドラムとの間の
水の薄膜の発生を低減せしめ、あるいはテープとドラム
との間の水の膜は断ち切られ、テープのドラムに対する
凝集力は低下し、テープの円滑な走行が可能となる。
水の薄膜の発生を低減せしめ、あるいはテープとドラム
との間の水の膜は断ち切られ、テープのドラムに対する
凝集力は低下し、テープの円滑な走行が可能となる。
以下本発明を力セツト式VTRに適用した一実施例を図
面につき説明する。
面につき説明する。
まず力セツト式VTRの概略を説明すると、第1図に示
すように、力セツト1内の一対のリール2,3に両端を
止着されてこれらのリール2,3に巻装されている磁気
テープ4は、回転するローデイングリング5上に植設さ
れている4本のテープ引出しピン6と回動するテープ引
出しアーム7上のガイドピン8とによつて引出されて第
1図に示すようにテープ走行路に架装される。
すように、力セツト1内の一対のリール2,3に両端を
止着されてこれらのリール2,3に巻装されている磁気
テープ4は、回転するローデイングリング5上に植設さ
れている4本のテープ引出しピン6と回動するテープ引
出しアーム7上のガイドピン8とによつて引出されて第
1図に示すようにテープ走行路に架装される。
そして引出された磁気テープ4は全巾消去ヘツド9、回
転ヘツドドラム10、オーデイオ消去ヘツド11および
コンビネーシヨンヘツド12に掛渡される。この状態に
おいて図外の操作釦によつて記録あるいは再生モードに
このVTRが切換えられると、一定の回転速度で回転す
るキヤプスタン13に対して磁気テープ4がピンチロー
ラ14によつて圧着され、磁気テープ4は、前記へツド
9,141,12および回転ヘツドドラム10に支持さ
れかつ高速で回転する一対の回転ヘツド15,16と摺
接しながら一定の速度で走行することになり、これによ
つて所定の記録再生が行なわれることになる。そして走
行してきた磁気テープ4はリール台によつて駆動されて
いる巻取り側のリール3によつて順次巻取られるように
なつている。上記回転ヘツドドラム10は第2図に示す
ように、円筒状に構成されており、モータ17によつて
、プ一1川8、ベルト19およびプーリ20を介して回
転駆動されるようになつている。そしてこの回転ヘツド
ドラム10の下部には、このドラム10と同軸状に同じ
く円筒状の固定ガイドドラノム21が図外の支持手段に
よつて支持されて固定配置されている。そしてこれらの
回転ヘツドドラム10と固定ガイドドラム21との外周
面に上記磁気テープ4が、これらのドラム10,21の
円周方向に対して傾斜した状態で掛渡されており、これ
によつて回転ヘツド15,16が磁気テープ4の表面を
へリカルスキヤンするように構成されている。次に上記
固定ガイドドラム21の表面の形状を特に第3図および
第4図につき説明すると、このlガイドドラム21の外
周面、すなわち磁気テープ4との摺接面には、この磁気
テープ4の走行方向(第3図において矢印Aで示す)と
ほぼ平行な多数の溝22が形成されている。
転ヘツドドラム10、オーデイオ消去ヘツド11および
コンビネーシヨンヘツド12に掛渡される。この状態に
おいて図外の操作釦によつて記録あるいは再生モードに
このVTRが切換えられると、一定の回転速度で回転す
るキヤプスタン13に対して磁気テープ4がピンチロー
ラ14によつて圧着され、磁気テープ4は、前記へツド
9,141,12および回転ヘツドドラム10に支持さ
れかつ高速で回転する一対の回転ヘツド15,16と摺
接しながら一定の速度で走行することになり、これによ
つて所定の記録再生が行なわれることになる。そして走
行してきた磁気テープ4はリール台によつて駆動されて
いる巻取り側のリール3によつて順次巻取られるように
なつている。上記回転ヘツドドラム10は第2図に示す
ように、円筒状に構成されており、モータ17によつて
、プ一1川8、ベルト19およびプーリ20を介して回
転駆動されるようになつている。そしてこの回転ヘツド
ドラム10の下部には、このドラム10と同軸状に同じ
く円筒状の固定ガイドドラノム21が図外の支持手段に
よつて支持されて固定配置されている。そしてこれらの
回転ヘツドドラム10と固定ガイドドラム21との外周
面に上記磁気テープ4が、これらのドラム10,21の
円周方向に対して傾斜した状態で掛渡されており、これ
によつて回転ヘツド15,16が磁気テープ4の表面を
へリカルスキヤンするように構成されている。次に上記
固定ガイドドラム21の表面の形状を特に第3図および
第4図につき説明すると、このlガイドドラム21の外
周面、すなわち磁気テープ4との摺接面には、この磁気
テープ4の走行方向(第3図において矢印Aで示す)と
ほぼ平行な多数の溝22が形成されている。
この溝22は磁気テープ4の走行方向と直角な方向にお
ける断面の形状が第4図に示すように鋸歯状となるよう
に構成されている。そしてこの溝22の先端部23の近
傍におけるこの溝22の緩やかな傾斜面と前記テープ4
の巾方向における前記溝22の複数の先端部23を結ぶ
線分とのなす角度、すなわち第4図におけるθは、ほぼ
3度以上の所定の角度、例えば10度になつている。こ
のような溝22を形成したことにより、磁気テープ4と
固定ガイドドラム21との間に形成される水の薄膜の発
生が極めて少なくなる。
ける断面の形状が第4図に示すように鋸歯状となるよう
に構成されている。そしてこの溝22の先端部23の近
傍におけるこの溝22の緩やかな傾斜面と前記テープ4
の巾方向における前記溝22の複数の先端部23を結ぶ
線分とのなす角度、すなわち第4図におけるθは、ほぼ
3度以上の所定の角度、例えば10度になつている。こ
のような溝22を形成したことにより、磁気テープ4と
固定ガイドドラム21との間に形成される水の薄膜の発
生が極めて少なくなる。
従つて水の薄膜の表面張力に起因する磁気テープ4と固
定ガイドドラム21との間の凝着抵抗が著しく小さくな
り、磁気テープ4の安定かつ円滑な走行が可能となる。
なお溝22を深くしても、溝22の緩やかな傾斜面と前
記テープ4の巾方向における上記溝22の複数の先端部
23を結ぶ線分とのなす角度、すなわち第4図における
θを小さく、すなわち3度以下の角度にすると、水の薄
膜が磁気テープ4と固定ガイドドラム21との間に形成
され易くなり、大きな効果は得られない。すなわち溝2
2間の山の頂部23の形状が水の薄膜の形成に極めて大
きな影響を有することが、実験によつて確認されており
、先端部23からドラム21の中心への法線方向、すな
わち溝22の深さ方向における先端から0.2μm以内
の部分におけるθの値が3度以上でなくてはならない。
さらにこの固定ガイドドラム21には、その外表面に磁
気テープ4の走行方向(矢印Aで示されている)とはほ
ぼ直角に縦溝24が形成されている。
定ガイドドラム21との間の凝着抵抗が著しく小さくな
り、磁気テープ4の安定かつ円滑な走行が可能となる。
なお溝22を深くしても、溝22の緩やかな傾斜面と前
記テープ4の巾方向における上記溝22の複数の先端部
23を結ぶ線分とのなす角度、すなわち第4図における
θを小さく、すなわち3度以下の角度にすると、水の薄
膜が磁気テープ4と固定ガイドドラム21との間に形成
され易くなり、大きな効果は得られない。すなわち溝2
2間の山の頂部23の形状が水の薄膜の形成に極めて大
きな影響を有することが、実験によつて確認されており
、先端部23からドラム21の中心への法線方向、すな
わち溝22の深さ方向における先端から0.2μm以内
の部分におけるθの値が3度以上でなくてはならない。
さらにこの固定ガイドドラム21には、その外表面に磁
気テープ4の走行方向(矢印Aで示されている)とはほ
ぼ直角に縦溝24が形成されている。
この縦溝24のピツチLは、水の薄膜を細か.く断ち切
るためには、極力小さいことが好ましい。しかし現実に
加工することを考慮して0.01mm〜0.7mmの範
囲内であればよい。ピツチLが0.7mmの値よりも大
きいと水の薄膜による凝着抵抗の低下は著しく劣るので
好ましくない。次に溝巾Wは、あまり小さいと水の膜を
切る効果がなくなつてしまい、従つて少なくともlμm
以上の値を要し、また余りに大きくすると、磁気テープ
4がこの溝24内に喰込んで表面に傷がついたり、ある
いは磁性粉の脱落を招来する。すなわち300μm以下
であることが、磁気テープ4の品質の確保の面から必要
となる。またこの縦溝24の深さについては、余り浅い
と長時間の使用によつて水の薄膜を切る能力が低下する
ために、少なくとも1μm以上とすることが好ましい。
好ましい実施例としては、ピツチL=150μm、溝巾
W=30μm、溝の深さ=15μmである。以上のよう
にこの固定ガイドドラム21の外表面には、磁気テープ
4の走行方向およびこの走行方向と直角方向にそれぞれ
溝22,24が形成されており、これによつて磁気テー
プ4と固定ガイドドラム21との間に形成される水の薄
膜の発生を低減せしめ、あるいは発生した水の薄膜を細
かく断ち切るようにして、水の薄膜に起因する凝着力の
発生を抑止するようにしたものであるから、磁気テープ
4がドラム21の表面にはり付いたり、磁気テープ4が
脈動するように走行したりすることが効果的に防止され
る。
るためには、極力小さいことが好ましい。しかし現実に
加工することを考慮して0.01mm〜0.7mmの範
囲内であればよい。ピツチLが0.7mmの値よりも大
きいと水の薄膜による凝着抵抗の低下は著しく劣るので
好ましくない。次に溝巾Wは、あまり小さいと水の膜を
切る効果がなくなつてしまい、従つて少なくともlμm
以上の値を要し、また余りに大きくすると、磁気テープ
4がこの溝24内に喰込んで表面に傷がついたり、ある
いは磁性粉の脱落を招来する。すなわち300μm以下
であることが、磁気テープ4の品質の確保の面から必要
となる。またこの縦溝24の深さについては、余り浅い
と長時間の使用によつて水の薄膜を切る能力が低下する
ために、少なくとも1μm以上とすることが好ましい。
好ましい実施例としては、ピツチL=150μm、溝巾
W=30μm、溝の深さ=15μmである。以上のよう
にこの固定ガイドドラム21の外表面には、磁気テープ
4の走行方向およびこの走行方向と直角方向にそれぞれ
溝22,24が形成されており、これによつて磁気テー
プ4と固定ガイドドラム21との間に形成される水の薄
膜の発生を低減せしめ、あるいは発生した水の薄膜を細
かく断ち切るようにして、水の薄膜に起因する凝着力の
発生を抑止するようにしたものであるから、磁気テープ
4がドラム21の表面にはり付いたり、磁気テープ4が
脈動するように走行したりすることが効果的に防止され
る。
次に本発明の第2の実施例を第5図につき説明する。
上記第1の実施例においては、溝22はその断面が鋸歯
状に構成されており、第4図に示すように緩やかな傾斜
面と垂直面とから成つているが、この実施例においては
、第5図に示すように溝25は一対の緩やかな傾斜面2
6,27と、そしてそれらの間に存在する平坦面23と
から成つている。そして緩やかな傾斜面26,27と複
数の先端部29とを結ぶ線分とのなす角度θは上記第1
の実施例と同様に3度以上に構成されている。このよう
な構成によつても、上記第1の実施例のものと同様の効
果が得られることは言うまでもない。以上本発明を実施
例につき述べたが、本発明は上記実施例によつて限定さ
れるものではな<、本発明の技術的思想に基いて各種変
更が可能である。
状に構成されており、第4図に示すように緩やかな傾斜
面と垂直面とから成つているが、この実施例においては
、第5図に示すように溝25は一対の緩やかな傾斜面2
6,27と、そしてそれらの間に存在する平坦面23と
から成つている。そして緩やかな傾斜面26,27と複
数の先端部29とを結ぶ線分とのなす角度θは上記第1
の実施例と同様に3度以上に構成されている。このよう
な構成によつても、上記第1の実施例のものと同様の効
果が得られることは言うまでもない。以上本発明を実施
例につき述べたが、本発明は上記実施例によつて限定さ
れるものではな<、本発明の技術的思想に基いて各種変
更が可能である。
例えば上記実施例においては、固定ガイドドラム21に
互にほぼ直交する溝22,24を形成するようにしたも
のであるが、回転ヘツドドラム10に溝22,24を形
成してもよい。
互にほぼ直交する溝22,24を形成するようにしたも
のであるが、回転ヘツドドラム10に溝22,24を形
成してもよい。
あるいはまた固定ガイドドラム21と回転へツドドラム
10とにこれらの溝22,24を形成してもよい。以上
に述べたように、本願の第1の発明はテープの走行方向
とほぼ平行に、このテープとドラムとの間において水の
薄膜の発生を抑止しあるいはテープとドラムとの間に形
成された水の薄膜を断ち切るような溝を形成するように
したものであり、また第2の発明はテープの走行方向と
ほぼ直角に同様の溝を形成するようにしたものである。
従つてこれらの発明によれば、水の薄膜によつてテープ
とドラムとの間に生ずる凝着力が著しく低下して、テー
プがドラムにはり付くことがな<なり、テープの安定か
つ円滑な走行が可能となる。このために良好な記録再生
が行なわれるようになる。
10とにこれらの溝22,24を形成してもよい。以上
に述べたように、本願の第1の発明はテープの走行方向
とほぼ平行に、このテープとドラムとの間において水の
薄膜の発生を抑止しあるいはテープとドラムとの間に形
成された水の薄膜を断ち切るような溝を形成するように
したものであり、また第2の発明はテープの走行方向と
ほぼ直角に同様の溝を形成するようにしたものである。
従つてこれらの発明によれば、水の薄膜によつてテープ
とドラムとの間に生ずる凝着力が著しく低下して、テー
プがドラムにはり付くことがな<なり、テープの安定か
つ円滑な走行が可能となる。このために良好な記録再生
が行なわれるようになる。
図面は本発明を力セツト式VTRに適用した一実施例を
示すものであつて、第1図はこのVTRの概略の平面図
、第2図は磁気テープが巻付いた回転へツドドラムと固
定ガイドドラムとを示す要部斜視図、第3図は固定ガイ
ドドラムの表面の拡大斜視図、第4図は第3図における
IV−IV線断面図、第5図は本発明の第2の実施例の
第4図と同”様の断面図である。 なお図面に用いた符号において、4 ・・・・・・磁気
テープ、21・・・・・・固定ガイドドラム、22・・
・・・・溝、24・・・・・・縦溝、である。
示すものであつて、第1図はこのVTRの概略の平面図
、第2図は磁気テープが巻付いた回転へツドドラムと固
定ガイドドラムとを示す要部斜視図、第3図は固定ガイ
ドドラムの表面の拡大斜視図、第4図は第3図における
IV−IV線断面図、第5図は本発明の第2の実施例の
第4図と同”様の断面図である。 なお図面に用いた符号において、4 ・・・・・・磁気
テープ、21・・・・・・固定ガイドドラム、22・・
・・・・溝、24・・・・・・縦溝、である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ドラムの外周面にテープを巻付けてヘッドと対接さ
せ、これによつてヘリカルスキャンを行なわせて記録お
よび/または再生を行うようにした記録再生装置におい
て、前記ドラムの外周面に、前記テープの走行方向とほ
ぼ平行に延びる溝を形成するとともに、前記溝の先端部
の近傍におけるこの溝の緩やかな傾斜面と前記テープの
巾方向における前記溝の先端部とを結ぶ線分とのなす角
度をほぼ3度以上に構成したことを特徴とする記録再生
装置。 2 溝の深さ方向における先端から0.2μm以内の部
分におけるこの溝の緩やかな傾斜面と前記テープの巾方
向における前記溝の先端部とを結ぶ線分とのなす角度を
ほぼ3度以上に構成したことを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の記録再生装置。 3 ドラムの外周面にテープを巻付けてヘッドと対接さ
せ、これによつてヘリカルスキャンを行なわせて記録お
よび/または再生を行うようにした記録再生装置におい
て、前記テープの走行方向と直角に、その巾が1μmか
ら300μmの範囲内で、その深さが1μm以上で、し
かもそのピッチが0.01mmから0.7mmの範囲内
の溝を前記ドラムの外周面に形成したことを特徴とする
記録再生装置。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53044938A JPS5951066B2 (ja) | 1978-04-17 | 1978-04-17 | 記録再生装置 |
CA325,080A CA1122705A (en) | 1978-04-17 | 1979-04-06 | Grooved drum for tape recording and/or reproducing apparatus |
GB7912876A GB2019637B (en) | 1978-04-17 | 1979-04-11 | Recording and/or reproducing apparatus |
US06/029,753 US4257076A (en) | 1978-04-17 | 1979-04-12 | Grooved drum for tape recording and/or reproducing apparatus |
NL7902990A NL7902990A (nl) | 1978-04-17 | 1979-04-17 | Bandopneem- en/of -weergeefinrichting. |
FR7909670A FR2423839B1 (fr) | 1978-04-17 | 1979-04-17 | Appareil d'enregistrement et/ou de reproduction |
AU46143/79A AU525346B2 (en) | 1978-04-17 | 1979-04-17 | Recording and reproducing apparatus |
DE19792915470 DE2915470A1 (de) | 1978-04-17 | 1979-04-17 | Aufnahme- und/oder wiedergabegeraet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53044938A JPS5951066B2 (ja) | 1978-04-17 | 1978-04-17 | 記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54136810A JPS54136810A (en) | 1979-10-24 |
JPS5951066B2 true JPS5951066B2 (ja) | 1984-12-12 |
Family
ID=12705414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53044938A Expired JPS5951066B2 (ja) | 1978-04-17 | 1978-04-17 | 記録再生装置 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4257076A (ja) |
JP (1) | JPS5951066B2 (ja) |
AU (1) | AU525346B2 (ja) |
CA (1) | CA1122705A (ja) |
DE (1) | DE2915470A1 (ja) |
FR (1) | FR2423839B1 (ja) |
GB (1) | GB2019637B (ja) |
NL (1) | NL7902990A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03293091A (ja) * | 1990-04-11 | 1991-12-24 | Riihoankoochi Kofun Yugenkoshi | 排水電解処理装置 |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1984000438A1 (en) * | 1982-07-06 | 1984-02-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Rotary head assembly |
JPS60154349A (ja) * | 1984-01-23 | 1985-08-14 | Victor Co Of Japan Ltd | ガイドドラム装置 |
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