JPH0945018A - 磁気テープ - Google Patents

磁気テープ

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JPH0945018A
JPH0945018A JP20904295A JP20904295A JPH0945018A JP H0945018 A JPH0945018 A JP H0945018A JP 20904295 A JP20904295 A JP 20904295A JP 20904295 A JP20904295 A JP 20904295A JP H0945018 A JPH0945018 A JP H0945018A
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JP
Japan
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tape
magnetic
magnetic tape
magnetic head
recording
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Application number
JP20904295A
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English (en)
Inventor
Masaru Segawa
勝 瀬川
Masahiko Sugiyama
正彦 杉山
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープにうねりやカールが生じていても、テ
ープエッジの損傷がなくしかもテープの走行信頼性が良
好となる回転円盤による円弧記録システム用の磁気テー
プを提供する。 【解決手段】 回転円盤による円弧記録システムの回転
するヘッド33がテープエッジ200a,200bに当
接しないように、エッジ200a,200bを記録再生
面側(テープ面200c側)に凸状にカッピングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、次世代のビデオ、
オーディオシステムあるいはコンピュータシステム等に
用いられる、回転円盤による円弧記録システムに好適な
磁気テープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録の高密度化に伴い、各種
磁気記録媒体は高密度記録に向かい、記録波長は短く、
記録トラック幅は狭く、記録媒体厚は薄くという方向に
ある。磁気テープも同様である。一方、システムでは従
来のオーディオカセットレコーダのような固定ヘッド方
式よりは、図3に示す現行のVTRのようなヘリカルス
キャニング方式が、より高密度化が図れるため主流とな
っている。さらに高密度化を図る目的で様々な方式が考
えられているが、その一つとして図4に示すような、回
転円盤による円弧記録システム(以下、円弧記録システ
ムと記す)がある。
【0003】円弧記録システムの場合、現行のVTRシ
ステムやオーディオシステムあるいはコンピュータシス
テム等とは異なり、図4に示すように、その記録再生部
において磁気テープ100は規制されるものがなく、か
つ磁気ヘッド101a,101bがテープエッジ100
a,100bを交差してテープ面100cに進入しテー
プ幅方向AAに移動するため、テープエッジ100a,
100bの損傷(ダメージ)は避けることができなかっ
た。図4,図5中、102a,102bはガイドポス
ト、103はモータ、104a,104bは磁気ヘッド
101a,101bがテープ面100c上に形成した記
録トラック、BBはモータ103の回転方向、CCはテ
ープエッジの損傷、DDは磁気ヘッド101a,101
bの軌跡、EEはテープ面100c上における磁気ヘッ
ド101a,101bの軌跡を示す。
【0004】同6に示すのは円弧記録システムに用いら
れる磁気テープ100であり、図4,図5で示した記録
再生側へ凹状にカッピングした磁気テープ100のテー
プエッジ100bに円弧記録システムの磁気ヘッドが進
入し、テープ面100cにおける記録再生走査を行った
後、凹状にカッピングした磁気テープ100のテープエ
ッジ100aから離脱する一連の走査状態を説明する拡
大断面図である。
【0005】これに対して現行のVTRシステムは、図
3に示すように磁気ヘッド110aはテープエッジ11
1a,111bと交差することなく、テープ面111c
に進入しており、テープエッジ111a,111bの損
傷(ダメージ)はない。図3中、110cはドラムリー
ド、110dはフランジ付ガイドポスト、111は磁気
テープ、FFは磁気ヘッド110aの軌跡、HHは磁気
ヘッド110aを搭載した回転ドラム110dの回転方
向を示す。
【0006】円弧記録システムはその機構系を改良しな
い限り、これに用いる磁気記録テープ100は、膜の内
部応力やベースフィルムの熱伸縮等によるカール (走
行方向の反り)やカッピング(幅方向の反り)が大きい
と、テープエッジ100a,100bを損傷するだけで
なく、ヘッド・テープ・インターフェイスに大きな影響
を及ぼし、走行信頼性を悪化することになる。よって、
完全なるフラットな磁気テープが必要とされていた。
【0007】ここで、本出願人が先に提案した回転円盤
による円弧記録システムについて、以下に詳細に述べる
ことにする(特願平7−29450号)。
【0008】図7は円弧記録システムに使用される回転
磁気ヘッドの斜視図であり、この回転磁気ヘッドは前記
した磁気ヘッド101a,101b及びモータ103か
ら構成されるもの(図4に図示)にほぼ相当する回転磁
気ヘッド1は回転部材10とモータ40とからなる。
【0009】回転部材10は平面視円形状、側面視三角
形状をした傘状部20と、この傘状部20と同軸上に設
けられ且つモータ40の回転軸(図示せず)に取り付け
られた円柱状の軸部30から構成され、この軸部30は
回転軸31によって傘状部20と一体になっている。
【0010】傘状部20の表面にはエッチングにより半
径方向に延びる溝21…(…は複数あることを示し、以
下同様に使用する)が形成されるとともに溝21の形成
されていない回転面22に窓23…が形成されている。
【0011】また、この窓23に対応する軸部30の側
面には平面部32…が形成されており、この平面部32
の適当な位置に凸状に形成された磁気ヘッド33…の後
部をねじ34…で固着することで、磁気ヘッド33の弧
状先端部33aが前記窓23を通して所定量突出した状
態に保持されるようにする。なお、41は電源(図示せ
ず)に接続された、モータ40に電力を供給する給電線
である。
【0012】図8は回転磁気ヘッドと磁気テープとの関
係を示す斜視図であり、図7と同一部分には同一符号を
付して示す。
【0013】矢印a方向へ回転される回転部材10の回
転面22には回転軸31から外周方向に向かうに従い広
がっていくスパイラル状の4本の溝21…が形成されて
いる。
【0014】また、この回転面22と対向する磁気テー
プ2は、テープガイド3,4によって縦方向への動きが
規制されており、磁気ヘッド33と摺動しながら矢印b
方向へ走行する。
【0015】さらに、磁気ヘッド33…を突出させる窓
23…は矩形状をなし、前記溝21を避けた回転面22
上に、回転軸31を中心とした同一円周上に90゜の角
度をもって4つ設けられている。
【0016】図9は回転磁気ヘッドと磁気テープとの関
係を示す平面図であり、図7と同一部分には同一符号を
付して示す。回転磁気ヘッド1は、回転部材10の回転
軸31(図7または図8参照)の軸線31aを磁気テー
プ2に垂直な軸線2aに対して傾斜角α(1〜2度)だ
け傾けて配置しており、1つの磁気ヘッド33のみが磁
性面2bに部分5で接触し、他の磁気ヘッド33…は磁
性面2bの何れの部分にも接触していない。
【0017】図10は図9の要部拡大図であり、図7と
同一部分には同一符号を付して示す。軸線31aと平行
な軸線31b上に設けられた磁気ヘッド33の先端部3
3aを、この軸線31bと直交する垂線31cに対して
前記傾斜角α(1〜2度)と同じ角度だけ傾けて形成
し、1つの磁気ヘッド33が磁性面2bに部分5で接触
するとき、磁気ヘッド33の先端部33aが磁気テープ
2と平行な状態で接触するように構成している。
【0018】図11は回転磁気ヘッドにおけるトラック
パターンを示す図であり、このパターンは磁気ヘッド3
3のヘッド幅を14μm、アジマスをAチャンネル(A
ch)を+20度、Bチャンネル(Bch)を−20
度、トラックパターンの記録幅tと磁気ヘッド33の回
転半径rとの関係をt=rsin(π/8)としたとき
のものである。なお、図中Tは磁気テープ幅である。
【0019】図9に示すように磁気テープ2を矢印b方
向へ低速で走行させ、磁気ヘッド33を磁性面2bに接
触させて回転部材10を矢印a方向へ高速で回転させる
と、磁性面2bには、磁気テープ2の下エッジから記録
を始めて磁気テープの中心線Lの両側の±45度ずつで
円弧状のトラックパターンが、隣接するトラックパター
ンの円弧の両端でそれぞれの外周部と内周部が接した状
態で形成される。
【0020】したがって、磁気テープ2は磁気ヘッド3
3に90度の範囲だけ接触して走行し4トラックで36
0度に亘る記録ができることになり、時間的に連続した
記録が可能となる。
【0021】この際、磁気テープに垂直配向のものを用
いているため、磁気テープは垂直方向にのみ磁化され、
この垂直方向の磁化容易軸とアジマスとの関係は常に一
定となり、再生出力の変動を少なくすることができる。
【0022】図12は磁気テープを収納したテープカー
トリッジの斜視図である。なお、カバーは省略してあ
る。テープカートリッジ50は金属製のベース板51上
に回転自在に取付けられた巻取用リール52および供給
用リール53間に張設された磁気テープ54と、この磁
気テープ54を駆動する駆動ベルト55を備える。
【0023】駆動ベルト55はベース板51上にT字状
に配置され且つ回動自在に軸支された3つのベルト駆動
ローラ59〜61に張設されるとともに、この駆動ベル
ト55を常に磁気テープ54を巻回した前記巻取用リー
ル52および供給用リール53の外周に接触させてい
る。さらに、ベルトローラ59にはキャプスタンモータ
(図示せず)等の駆動手段が接続されている。
【0024】テープカートリッジ50は上記構成である
ため、キャプスタンモータを駆動することによってベル
ト駆動ローラ59および駆動ベルト55を介してリール
52,53を回転させて磁気テープ54を走行させる。
例えば、キャプスタンモータの駆動によって駆動ベルト
55が矢印c方向に走行したときには、この駆動ベルト
55によって巻取用リール52および供給用リール53
が矢印dおよび矢印e方向(時計方向)へ回転して磁気
テープ54は供給用リール53に巻き取られる。
【0025】なお、62は磁気ヘッド33がテープカー
トリッジ50内部に入れて磁気テープ54と磁気ヘッド
33とが接触できるようにするために形成された切欠、
63はベルトローラ59とキャプスタンとが接触できる
ようにするために形成された切欠である。
【0026】以上、本出願人が先に提案した円弧記録シ
ステムについて詳細に説明した。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、完全に
フラットな磁気テープの作製は非常に難しく、ミクロン
単位でのうねりや反り(カール、カッピングを含む)は
生じてしまう。このうねりや反りは膜の内部応力やベー
スフィルムの熱伸縮等によるもので、製法、成膜条件、
テープの構成とその材質等により決定され、それぞれの
パラメータもかなり多く、これらを組み合わせて完全な
るフラットな磁気テープを作製するのは非常に難しい。
【0028】また、テープ記録再生面側の端部(エッジ
部分)が凹状に磁気ヘッド側にカッピングしている磁気
テープを円弧記録システムに用いると、磁気ヘッドがテ
ープエッジ部を交差してテープに進入する際、磁気ヘッ
ドの当接によるテープエッジの損傷(ダメージ)は極め
て大きく、テープが破断して重要な情報を損なう可能性
もある。これはテープ全体の厚みが薄くなるとテープの
剛性が小さくなり、尚一層起こり易くなる。
【0029】さらに、磁気ヘッドもギャップの目詰まり
等を引き起こし損傷し易くなる。また、たとえ磁気ヘッ
ドの当接によるテープエッジの損傷(ダメージ)が小さ
くても、磁気ヘッドのテープ摺動面に対する当たりの状
態が不均一となり、再生出力は不安定で出力が得られな
い場合もある。前述した傘状部20である回転円盤面に
対してはテープ面との隙間に回転円盤が回転することに
より負圧が発生し、テープが部分的に貼付きを起こし易
くなる。磁気記録の高密度化に伴い、テープ表面性が良
くなると尚一層起こり易くなる。ガイドポストに対して
も同様である。その上、走行系の各種ガイドポストに対
して、テープエッジ部分の摩擦係数が増大し、またロー
ラー付きの場合ポストのローラー部と規制部との隙間に
くい込み、結果的にテープエッジ部分が折れたり、ワカ
メ状になったりして損傷を受け易くなる。よって走行信
頼性も悪化する。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は下記の構成になる磁気テープを提供す
る。図1,図9に示すように、磁気テープ面200cに
略垂直な回転軸(軸線)2aをもちかつヘッド33を取
り付けた回転体(回転部材)10を回転することによ
り、前記磁気テープ面200cに円弧状の記録跡(記録
トラック104a,104b)を施す磁気記録システム
(回転円盤による円弧記録システム)に用いられる磁気
テープであって、回転する前記ヘッド(磁気ヘッド)3
3がテープのエッジ部分(テープエッジ200a,20
0b)に当接しないように(図1に示すように)、この
エッジ部分を記録再生面側(磁気テープ面200c側)
に凸状にカッピングしたことを特徴とする磁気テープ2
00。
【0031】上記した磁気テープ200を装填したテー
プカセットを円弧記録システムの所定部分へ格納した
後、回転する磁気ヘッド33が当接可能なテープ走行路
に走行させた場合、走行する磁気テープにうねりやカー
ルが生じていても、この磁気ヘッドがテープエッジを交
差してテープに進入する際には、磁気ヘッドがテープエ
ッジに当接しないのでテープエッジの損傷がなく、テー
プの走行信頼性が良好となり、再生出力が安定化し、ま
た、特に、回転円盤やガイドポストへのテープの貼付
き、ガイドポストによるテープエッジの損傷等がなく、
テープの走行信頼性も良好となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気テープを、表
1,図1,図2により説明する。
【0033】本発明の磁気テープは、大略、回転円盤に
よる円弧記録システム(既述した図7〜図11に図示)
のみに用いられる磁気テープ(図8〜図10に示す磁気
テープ2に置換可能な磁気テープ)であり、磁気ヘッド
(図7〜図10に示す磁気ヘッド33)がテープエッジ
を交差してテープへ進入する際(即ち、磁気ヘッドがテ
ープエッジに近接して磁気テープ面の記録再生側へ進入
する際)、回転する磁気ヘッド33がこのテープエッジ
に当接しないように、テープエッジを磁気テープ面の記
録再生面側に凸状にカッピングしたテープである。
【0034】即ち、本発明の磁気テープ200は、図1
に示すように、テープエッジ200a,200bを記録
再生側へ凸状にカッピングしたテープである。同図に示
すのは、凸状にカッピングした磁気テープ200のテー
プエッジ200aに円弧記録システムの磁気ヘッド33
が進入し、テープ面200cにおける記録再生走査を行
った後、凸状にカッピングした磁気テープ200のテー
プエッジ200bから離脱する一連の走査状態を説明す
る図である。
【0035】さて、上記した磁気テープ200を凸状に
カッピングした実施例1〜実施例15としては次のもの
がある。
【0036】表1に示す実施例1〜実施例15の試料、
及び、比較例1〜比較例24の試料は、製法及び成膜条
件(主に基板温度、ガス圧力、投入パワー、成膜走行時
のテンション等)、テープの全厚とその構成(主にベー
スフィルム厚、バックコート層の有無とその厚さ等)、
製法に適した材質・材料(主にベースフィルム、磁性
層、バックコート層等)をそれぞれ変化させてカッピン
グ値の異なるテープを作製したものである。なお、試料
はテープ・スリッタにより8mm幅に裁断している。
【0037】各実施例及び比較例で得られたテープ試料
について、それぞれ以下に示す評価試験を行った。
【0038】(1)テープエッジ部分のカッピング量 テープエッジ部分のカッピング量は、図2(A)に示す
ように、記録再生面(Mag面)側が凸状にカッピング
している場合をプラス(+)に、凹状の場合をマイナス
(−)とした。このときの測定法は、図2(B)に示す
ように、テープ長さ:70mm(固定ロールと可動ロー
ル間の長さ)、テープ幅:8mmの試料にテンションが
約40gかかるようにした。これをテープ幅測定用光学
顕微鏡(×100倍)により、中央破線○印箇所のテー
プエッジ200a,200bのカッピング量を常温にて
測定した。
【0039】(2)再生出力レベルとその安定度 図7〜図11のような円弧記録システムにより、再生出
力レベルとその安定度を5段階で評価した。図3のよう
な現行のVTRシステムと市販のテープ幅8mmの市販
のビデオカセットテープとの組み合わせで得られた再生
レベルとその安定度を基準として、市販のビデオカセッ
トテープと同等もしくはそれ以上のものを「5」とし
た。また出力がほとんど得られないものもしくは非常に
不安定なものを「1」と評価した。
【0040】(3)テープエッジの損傷 テープエッジの損傷が全くないテープ試料を円弧記録シ
ステムにより、前記した(2)の評価を行った後、目視
と光学顕微鏡によりテープエッジの損傷の状態を観察
し、その程度を「大」「中」「小」の3段階で評価し
た。「大」は目視でも亀裂や波だちが観察されるもの、
「中」は光学顕微鏡10倍の観察で亀裂や波だちが観察
されるもの、「小」は光学顕微鏡100倍の観察で亀裂
やクラックが観察されるものを示す。また、ほとんど変
化がなかったものを損傷なしとした。亀裂の程度が大き
く破断しかけているものを破断と記した。
【0041】得られた結果を、表1に示す。
【表1】
【0042】表1から明らかなように、本発明によれ
ば、磁気テープの記録再生面側の端部(エッジ部分)を
凸状(+)にカッピングさせることにより、円弧記録を
施す磁気記録システムにおいては、磁気ヘッドの通過等
によるテープエッジの損傷(ダメージ)がないことが判
かる。また、ヘッド・テープ・インターフェイスに悪影
響を及ぼすこともなく、むしろ磁気ヘッドのテープ当た
りの状態が良好となり、再生出力が安定化することも判
かる。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したところから明らかな
ように、本発明によれば、磁気テープ面に略垂直な回転
軸をもちかつヘッドを取り付けた回転体を回転すること
により、前記磁気テープ面に円弧状の記録跡を施す磁気
記録システムに用いられる磁気テープであって、回転す
る前記ヘッドが前記磁気テープのエッジ部分に当接しな
いように、このエッジ部分を前記磁気テープ面の記録再
生面側に凸状にカッピングしたことにより、例えテープ
にうねりやカールが生じていても、磁気ヘッドの通過等
によるテープエッジの損傷(ダメージ)がなく、ヘッド
・テープ・インターフェイスに悪影響を及ぼすこともな
く、むしろ磁気ヘッドのテープ当たりの状態が良好とな
り、再生出力が安定化する効果がある。また、回転円盤
面やガイドポストへのテープの貼付き、ガイドポストに
よるテープエッジの損傷等もなく、テープの走行信頼性
も良好となる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気テープの一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】磁気テープエッジ部分のカッピング量の評価を
説明するための図である。
【図3】ヘリカルスキャニング方式のVTRシステムに
おける磁気ヘッドと磁気テープとの摺接状態を説明する
図である。
【図4】回転円盤による円弧記録システムにおける磁気
ヘッドと磁気テープとの摺接状態を説明する図である。
【図5】回転円盤による円弧記録システムにおける磁気
ヘッドが侵入するテープエッジの軌跡と磁気ヘッドの軌
跡との関係を示す図である。
【図6】従来の磁気テープを説明するための図である。
【図7】回転円盤による円弧記録システムにおける回転
磁気ヘッドの斜視図である。
【図8】回転円盤による円弧記録システムにおける回転
磁気ヘッドと磁気テープとの関係を示す斜視図である。
【図9】回転円盤による円弧記録システムにおける回転
磁気ヘッドと磁気テープとの関係を示す斜視図である。
【図10】図9の要部拡大図である。
【図11】回転円盤による円弧記録システムの回転磁気
ヘッドにおけるトラックパターンを示す図である。
【図12】回転円盤による円弧記録システムの回転磁気
ヘッドに用いられる磁気テープを収納したテープカート
リッジの斜視図である。
【符号の説明】
2,100,200 磁気テープ 2a 軸線 10 回転部材(回転体) 33,101a,101b 磁気ヘッド 100a,100b,200a,200b テープエッ
ジ(エッジ部分) 200c テープ面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープ面に略垂直な回転軸をもちかつ
    ヘッドを取り付けた回転体を回転することにより、前記
    磁気テープ面に円弧状の記録跡を施す磁気記録システム
    に用いられる磁気テープであって、 回転する前記ヘッドが前記磁気テープのエッジ部分に当
    接しないように、このエッジ部分を前記磁気テープ面の
    記録再生面側に凸状にカッピングしたことを特徴とする
    磁気テープ。
JP20904295A 1995-07-24 1995-07-24 磁気テープ Pending JPH0945018A (ja)

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