JPH02152060A - テープ装置 - Google Patents

テープ装置

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JPH02152060A
JPH02152060A JP63307369A JP30736988A JPH02152060A JP H02152060 A JPH02152060 A JP H02152060A JP 63307369 A JP63307369 A JP 63307369A JP 30736988 A JP30736988 A JP 30736988A JP H02152060 A JPH02152060 A JP H02152060A
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JP
Japan
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tape
drum
tape guide
angle
format
Prior art date
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Pending
Application number
JP63307369A
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English (en)
Inventor
Shigeo Obata
茂雄 小幡
Kaoru Matsuoka
薫 松岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は情報信号を記録/再生するテープ装置に関し、
複数種類のテープフォーマット対してテープ状記録媒体
の互換性を保たんとするものである。
従来の技術 近年、各種の情報を記録/再生する手段としてテープ装
置やディスク装置等において、非常に多くの方式が提案
されてきている。一般には、高密度記録を行うテープ装
置として、磁気テープを用いる磁気記録方式が採用され
ることが多く、テープ案内ドラム上に回転ヘッドを取り
付け、これら回転ヘッドにて磁気テープに映像信号を高
密度に記録する方法、いわゆるヘリカルスキャン方式が
採用されている。
現在ヘリカルスキャン方式を用いたテープフォーマット
は複数種類存在している。第17図は第1の磁気/記録
再生方式のテープフォーマットを示している。磁気テー
プ1にはチャンネル1のビデオトラック2とチャンネル
2のビデオトラック3とが交互に密着してトラック角度
θ1で形成しである。一方第18図は第2の磁気/記録
再生方式のテープフォーマットを示している。第1のテ
ープフォーマットと同じく、磁気テープ1aにはチャン
ネル1aのビデオトラック2aとチャンネル2aのビデ
オトラック3aとが交互に密着してトラック角度θ1a
で形成しである。
ここで第17図、第18図の中で02.θ2aはそれぞ
れ前記第1、第2のテープフォーマットの静止角度であ
る。前記第1、第2の例においてはθ2は約5度、θ2
aは約6度である。
このような静止角度の異なる複数種類のテープフォーマ
ットに従って情報信号をテープ上に記録/再生といった
動作態様を、唯一のテープ案内ドラムを具備したテープ
装置にて行う手法に関して、従来よりいくつかの方式が
提案されている。例えば特開昭62−33357号公報
に示すごとく、2種類の角度を有して固定ドラムに設け
られた2本のテープ案内溝を装置の動作態様に応じて選
択して、このテープ案内溝の軸方向端面に、前記テープ
の下端が沿うようにテープを巻回して情報信号を記録/
再生する方式がある。
以下図面を参考しつつ、従来例を説明する。第10図に
示すようにテープ案内ドラム20は下側の固定ドラム2
1と上側の回転ドラム22を有する。回転ヘラ)’2E
31.262が配設された回転ドラム22はモータ29
により回転駆動される。
固定ドラム21には第11図に拡大して示すように第1
のテープフォーマットを有するテープ1の下端を案内す
るための第1のテープ案内溝23と、第2のテープフォ
ーマットを有するテープ1aの下端を案内するための第
2のテープ案内溝24とが形成されている。第10図の
テープ案内溝23の、回転ヘッドの回転平面に対する角
度(以下リード角と称する)α1は第1のテープフォー
マットに対応した角度、即ち静止角度θ2と等しい角度
としである。一方テープ案内溝24の、回転ヘッドの回
転面に対する角度(以下リード角と称する)α2は第2
のテープフォーマットに対応した角度、即ち静止角度θ
2aと等しい角度としである。第1のテープ案内溝23
と第2のテープ案内溝24はテープの走行方向上、テー
プ案内ドラム20に対する入口側Pにおいて一致して、
第1のテープ案内溝23が上側で、第2のテープ案内溝
24が下側となる位置関係で配置されている。
下側に位置する第2のテープ案内溝24は第11図に示
すように、固定ドラム21のテープを案内するための外
周円筒面21aよりも外周側に突出して形成しているの
に対して、上側に位置する第1のテープ案内溝23は、
固定ドラム21のテープを案内するための外周円筒面2
ia上に、外周円筒面21aよりも内周側に陥没して形
成している ここで上記テープ案内ドラム20は第12図及び第13
図に示すようにテープ装置30に組み込まれている。
テープ案内ドラム20はシャーシ31上に両側をピン3
2により支持されている支持台33上に取り付けである
。シャーシ31の下面にはステッピングモータ34が固
定してあり、プーリ35と上記支持台33の一部との間
がスチールベルト36によって連結しである。ステッピ
ングモータ34が回動すると、スチールベルト36がプ
ーリ35に巻き取られ、テープ案内ドラム20は、矢印
B1方向に回動し、垂直軸Zに対する傾斜角φが増す。
モータ34が矢印A2方向にステップ回動すると、スチ
ールベルト36が繰り出され、テープ案内ドラム20は
矢印B2方向に回動して傾斜角φが減る。
またテープ1の走行方向上、のテープ案内ドラム20の
入口側には傾斜ガイドポール39、垂直ガイドボール4
1が配設されている。−刃出口側には傾斜ガイドポール
40、垂直ガイドポール42が配設されている。ここで
傾斜ガイドポール39.40は第14図に示すように支
柱43により矢印C1,C2方向にある角度範囲で傾斜
可能な構成であり、テープ案内ドラム20の傾斜角に対
応した傾斜状態となる。
このように構成されたテープ装置の動作を以下説明する
。テープフォーマットを選択する操作により、モータ3
4が適宜回動して停止し、スチールベルト36の剛性に
より、テープ案内ドラム20は選択したテープフォーマ
ットに対応した傾斜角に設定される。このように傾斜角
が設定されたテープ案内ドラム20に対して、テープ1
が第12図に示すように巻装される。即ち、テープ1は
供給リール44より引き出され、消去ヘッド45及びイ
ンピーダンスローラ46に添接し、傾斜ガイドボール3
9.40により定まる角度範囲にわたってテープ案内ド
ラム20の外周円筒面21aに巻回され、次いでオーデ
ィオ・コントロールヘッド47に添接して巻取りリール
48に至るテープバスを形成し、ピンチローラ49とキ
ャプスタン50により挟持駆動されて走行する。
テープ案内ドラム20の外周円筒面21aの部分では、
テープ1は第15図に示すようにその下端面を第1のテ
ープ案内溝23により案内されて、走行する。回転ドラ
ム22が矢印方向り方向に回転して回転ヘッド261,
262がビデオトラック2.3を走査して、第1のテー
プフォーマットのテープ1が再生される。また記録も第
1のテープフォーマットで行われる。
テープ1に代えて、第18図の第2のテープフォーマッ
トのテープ1aを再生する場合には、この第2のテープ
フォーマットを選択する操作を要する。この操作により
、ステッピングモータ34が適宜動作して、テープ案内
ドラム20は第13図中、−点鎖線で示すような傾斜角
φ2に設定される。このように傾斜角が設定されたテー
プ案内ドラム20に対してテープ1aが巻装される。テ
ープ案内ドラム20の外周円筒面21aの部分では、テ
ープ1aは第16図に示すように外周円筒部2faに沿
い、その下端を第2のテープ案内溝24の軸方向端面に
て案内され走行する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のごとき構成においては、次のよう
な課題がある。即ち、2個のテープ案内溝を有するため
に前記第2のテープフォーマットのテープを再生すると
きは、第1のテープ案内溝を覆うようにテープを巻回す
ることになる。この場合、テープを高速に走行させる、
早送り再生、早戻し再生を行うときには、陥没して設け
られた前記第1のテープ案内溝によって、テープに傷が
入りやすいという欠点があった。そのために、テープに
記録した情報が欠落してドロップアウトが生じたり、場
合によってはテープにしわが生ずることもあった。
また第1のテープフォーマットに対応したテープ案内溝
は固定ドラムの外周円筒面に設けた溝によって構成され
ているために、テープ案内ドラムの傾斜角を変化させて
も、テープ下端がテープ案内溝に沿わずに、ずり下がっ
てしまい、回転ヘッドが所定のトラックを走査できない
こともあった。
更に、対応すべきテープフォーマットの種類が増えた場
合、テープ案内溝も個数を増加してやる必要があり、固
定ドラムの外周円筒部及び、テープ案内溝の加工が複雑
になるという欠点を有していた。
課題を解決するための手段 上記課題を解決する、第1の発明の技術的な手段は、固
定ドラムの外周円筒面の一部に装置の動作態様に応じて
半径方向に突出陥没自在な環状帯部を具備したことによ
る。
また上記課題を解決する、第2の発明の技術的な手段は
、固定ドラムはテープが巻回され摺動走行する円筒部と
、その軸方向端面が回転ヘッドの回転平面と所定の角度
を有するごとく前記円筒部に巻回され、この端面にてテ
ープを走行案内し、かつ装置の動作態様に応じて前記端
面が軸方向に変位する環状帯部とを具備したことによる
作用 前記第1の発明の技術的手段による作用は次のようにな
る。
すなわち、上記のごとく固定ドラムの外周円筒面の一部
に装置の動作態様に応じて半径方向に突出陥没自在な環
状帯部を具備したことにより、固定ドラムの外周円筒部
に巻回されたテープの、テープ案内溝の軸方向端面から
回転ヘッドの回転平面までの長さを任意に変えることが
できるので、磁気テープ上の回転ヘッドの回転軌跡は任
意の形状を取ることが可能になる。すなわちリード角を
ある特定のテープフォーマットに対応した角度に設定し
ていても、記録されたトラック角を他のテープフォーマ
ットにて定められたトラック角度に一致させることが可
能になる。
また一方、前記第2の発明の技術的手段による作用は次
のようになる。
すなわち、上記のごとく固定ドラムはテープが巻回され
摺動走行する円筒部と、その軸方向端面が回転ヘッドの
回転平面と所定の角度を有するごとく前記円筒部に巻回
され、この端面にてテープを走行案内し、かつ装置の動
作態様に応じて前記端面が軸方向に変位する環状帯部と
を具備したことにより、固定ドラムの外周円筒部に巻回
されたテープの、テープ案内溝の軸方向端面から回転へ
ラドまでの長さを任意に変えることができるので、磁気
テープ上の回転ベツドの回転軌跡は任意の形状を取るこ
とが可能になる。すなわちリード角をある特定のテープ
フォーマットに対応した角度に設定していても、記録さ
れたトラック角を他のテープフォーマツ)にて定められ
たトラック角度に一致させることが可能になる。
従って、第1、もしくは第2の発明によればテープダメ
ージを発生したり、テープ下端がテープ案内溝から外れ
てしまう事なく、複数種類のテープフォーマットに定め
られたトラックを記録/再生する事が可能になる。
実施例 以下図面を参照しながら本発明の一実施例を説明しよう
。第1図は、第1の発明の第1の実施例におけるテープ
装置のテープ案内ドラム20の正面図である。第1図に
示すようにテープ案内ドラム20は下側の固定ドラム2
1と上側の回転ドラム22を有する。回転ヘッド261
,262が配設された回転ドラム22はモータ29によ
り回転駆動される。
固定ドラム21には第17図に示す第1のテープフォー
マットを仔するテープ1の下端を案内するテープ案内溝
23が形成されている。ここでテープ案内溝23の、回
転ヘッドの回転面に対する角度(以下リード角と称する
)α1は第17図の第1のテープフォーマットに対応し
た角度、即ち静止角度θ2と等しい角度としである。
またテープ案内ドラム1の固定ドラム21の外周円筒面
21aには細溝部71が設けられており、かっこの細溝
部71には、第2図に示すように、弾性材料より成る嵌
装部材70が嵌装されている。
更にこの嵌装部材70の外周部と前記固定ドラム21の
外周円筒面との半径方向段差を動作態様に応じて変化さ
せる段差変化手段を具備している。
本実施例においてはこの段差変化手段は固定ドラム21
に取り付は部材(図示せず)によって固定されたプラン
ジャー72を用いている。ここで、嵌装部材70の一端
F2は固定ドラム21に固着され、また他の一端F1は
プランジャー72に回前されている。
なおプランジャー72と1成製部材70との固着点F1
が動作位置G1に位置するようにプランジャー72を動
作した時、嵌装部材70の外周は固定ドラムの外周円筒
面21aの外周と合致するように嵌装部材70の形状を
設定しである。
また嵌装部材70の横断面は第3図に示すようにテープ
1に接する側はテープ1に対してダメージを発生するこ
とが無いようにラッピングされている。
ここで上記テープ案内ドラム20は第9図及び第13図
に示すようにテープ装置30に組み込まれている。
テープ案内ドラム20はシャーシ31上に両側をピン3
2により支持されている支持台33上に取り付けである
。シャーシ31の下面にはステッピングモータ34が固
定してあり、ブーIJ35と上記支持台33の一部との
間がスチールベルトによって連結しである。ステッピン
グモータ34が回動すると、スチールベルト36がプー
リ35に巻き取られ、テープ案内ドラム20は、矢印B
1方向に回動し、垂直軸Zに対する傾斜角φが増す。
モータ34が矢印A2方向にステップ回動すると、スチ
ールベルト36が繰り出され、テープ案内ドラム20は
矢印B2方向に回動して傾斜角φが減る。
またテープ1の走行方向上、のテープ案内ドラム20の
入口側には傾斜ガイドポール39、垂直ガイドポール4
1が配設されている。−刃出口側には傾斜ガイドポール
40.  垂直ガイドボール42が配設されている。こ
こで傾斜ガイドポール39.40は第14図に示すよう
に支柱43により矢印CI、C2方向にある角度範囲で
傾斜可能な構成であり、テープ案内ドラム20の傾斜角
に対応した傾斜状態となる。
このように構成されたテープ装置の動作を以下説明する
。テープフォーマットを選択する操作により、モータ3
4が適宜回動して停止し、スチールベルト36の剛性に
より、テープ案内ドラム20は選択したテープフォーマ
ットに対応した傾斜角φ1に設定される。このように傾
斜角が設定されたテープ案内ドラム20に対して、テー
プ1が第9図に示すように巻回される。即ち、テープ1
は供給リール44より引き出され、消去へ・ソド45及
びインピーダンスローラ46に添接し、傾斜ガイドポー
ル39,40により定まる角度範囲にわたってテープ案
内ドラム20の外周円筒面21aに巻回され、次いでオ
ーディオ・コントロールヘッド47に添接して巻取りリ
ール48に至るテープパスを形成し、ピンチローラ49
とキャプスタン50により挟持駆動されて走行する。
ここでプランジャー72と嵌装部材70との固着点F1
が動作位置G1に位置するようにプランジャー72を動
作させると、第2図に示すように、固着点F1は固定ド
ラム21の外周円筒面21aの接線方向に変位するが、
この嵌装部材70の他の一端F2は固定ドラム21に固
着されているので、嵌装部材70の外周は固定ドラム2
1の外周円筒面21aと而−になる。
固定ドラム21の外周円筒面21aの部分では、テープ
1は第13図に示すようにその下端面をテープ案内溝2
3により走行案内される。回転ドラム22が矢印方向り
方向に回転して回転ヘッド261.282がビデオトラ
ック2,3を走査して、第1のテープフォーマットのテ
ープ1が再生される。また記録も第1のテープフォーマ
ットで行われる。
テープ1に代えて、第2のテープフォーマットのテープ
1aを再生する場合には、この第2のテープフォーマッ
トを選択する操作を要する。この操作により、ステッピ
ングモータ34が適宜動作して、テープ案内ドラム20
は第13図ウニ点鎖線で示すような傾斜角φ2に設定さ
れる。このように傾斜角が設定されたテープ案内ドラム
20に対してテープ1aが巻回される。
ここでプランジャー72と嵌装部材70との固着点F1
が動作位置G2に位置するようにプランジャー72を動
作させると、固着点F1は固定ドラム21の外周円筒面
21aの接線方向に変位するが、この嵌装部材70の他
の一端F2は固定ドラム21に固着されているので、嵌
装部材70は固定ドラム21の外周側へ突出しようとす
る。
この突出量はテープ1aの走行方向上、テープ案内ドラ
ム20に対する入口側Pにおいては僅かであり、出口側
Qに近づくにつれて漸増するように嵌装部材70の幅、
厚みをその長手方向位置に応じて変えである。
テープ案内ドラム20の外周円筒面21aの部分では、
テープ1aは外周円筒面21aに沿い、その下端をテー
プ案内溝23の軸方向端面にて走行案内される。
ここで、嵌装部材70の突出により、テープ1aの嵌装
部材70を覆う部分は固定ドラム21の外周円筒面21
aよりも盛り上がるので、テープのテープ案内溝23の
軸方向端面から回転ヘッド26L262までの長さが長
くなり、しかもこの長さの変化量はテープ1aの走行方
向上、テープ案内ドラム20に対する入口側Pにおいて
は僅かであり、出口側Qに近づくにつれて増加する。
従ってリード角が一定であるにも係わらず、見かけ上テ
ープ1aにおける静止角度が増加したごとくに成る。
以上のごとく、回転ヘッドとテープ案内溝との相対距離
を変えるために、固定ドラムのリード而に設けた細溝部
に弾性部材を嵌装し、この嵌装部材の外周部と前記固定
ドラムの外周円筒面との半径方向段差を動作態様に応じ
て変化させる段差変化手段を具備した事により、異なる
複数種類のテープフォーマットに合致した磁気トラック
をテープ上に形成し得る。
本実施例は2種類のテープフォーマットを例にとったが
更に多くの種類のテープフォーマットにおいても同様に
適用し得る事は明白である。
更に嵌装部材の外周部と固定ドラムの外周円筒面との半
径方向段差を動作態様に応じて変化させる方法は必ずし
もプランジャーを用いる必要はなく、例えば、プランジ
ャーの代わりにモータや形状記憶合金を用いて、前記嵌
装部材を変形させてもよい。
次に第1の発明の第2の実施例について説明する。第4
図は第2の実施例におけるテープ案内ドラム20の横断
面図である。第4図に示すようにテープ案内ドラム20
は下側の固定ドラム21と上側の回転ドラム22を有す
る。回転ヘッド261.262が配設された回転ドラム
22はモータ29により回転駆動される。
固定ドラム21には第1のテープフォーマットを何する
テープ1の下端を案内するための第1のテープ案内溝2
3が形成されている。このテープ案内溝23のリード角
α1は第1のテープフォーマットに対応した角度、即ち
静止角度θ2と等しい角度としである。
ここで、固定ドラム21の内周円筒面21bには矩形溝
80が形成されている。一方この矩形溝80には、第5
図に示すごとき積層型圧電素子75は、電極面76が矩
形溝80の谷部81に対向するように複数個固着されて
いる。なお、この電極面76は電気的に接地されている
ここでこの積層型圧電素子75は電極面76゜77間に
通電することにより電極面76.77に垂直な方向に変
位するよう構成されている。
更に固定ドラム21の内周には非導電性のセラミックか
らなる素子支持台82が配設されている。
この素子支持台82と、前記積層型圧電素子75の電極
面77とは接着剤によって互いに固定されている。
更に積層型圧電素子75の電極面77はリード線78に
よってテープ案内ドラム20の外部の電源79に接続さ
れている。この電源79は複数個の積層型圧電素子75
に、装置の動作態様並びに、積層型圧電素子75の固定
ドラム21に取り付けられた位相に応じて、それぞれ異
なる電圧を供給する。
このように構成された本実施例について、その動作を説
明する。
このテープ案内ドラム20も前記第1の実施例と同じく
、傾斜角を可変し得る状態でテープ装置に組み込まれ、
テープフォーマットに応じて傾斜角を変えられる。テー
プ1もしくはテープ1aは、固定ドラム21に設けたテ
ープ案内溝23に沿い走行する。
ここで第1のテープフォーマットのテープ1の場合は、
前記積層型圧電素子75に対して電圧を印加せずにおく
。従って固定ドラム21の外周円筒面21aはテープ案
内溝23以外の突出陥没は無い。従ってテープ1は第1
のテープフォーマットの静止角度θ2と同一のリード角
を有したテープ案内溝によって走行案内されるから、回
転ヘッド261,262はテープ1上に記録されたトラ
ックを走査する。
次ぎに第2のテープフォーマットのテープ1aの場合は
、積層型圧電素子75の固定ドラム21の位相に応じて
、それぞれ異なる電圧を積層型圧電素子75に対して供
給する。すると積層型圧電素子75は各素子に供給され
た電圧に比例した変位を生ずる。本実施例においては供
給電圧は入口側においては微少電圧であるが、出口側に
近づくに連れて高(設定しである。
ここで積層型圧電素子75の一端は剛性の高い素子支持
台82によって支承されているので、第6図に示すよう
に、固定ドラム21の内周円筒面21bの矩形溝80の
谷部81を押すことになる。
いま、固定ドラム21の矩形溝80の設けられた部分は
薄肉であるので、積層型圧電素子75の変位によって容
易に外周側へ弾性変形する。従って固定ドラム21の外
周円筒面21aは第7図に示すように帯状に突出するこ
とになる。
ここで第6図に示す突出量δはテープ1aの走行方向上
、テープ案内ドラム20に対する入口側においては僅か
であり、出口側に近づくにつれて増加する。従ってリー
ド角が一定であるにも係わらず、見かけ上テープ1aに
おける静止角度が増加したごとくに成る。
従ってテープ1aは第1のテープフォーマットの静止角
度θ2と同一のリード角を有したテープ案内溝によって
走行案内されるにもかかわらず、テープ1b上に記録さ
れたトラックを走査することが可能になる。
なお本実施例によれば積層型圧電素子75に印可する電
圧を固定ドラム2工の位相に応じてそれぞれ異なった値
とすることで、突出量を任意の値に設定できる。
即ち異なる種類のテープフォーマットのテープを再生す
るときに限らず、早送り再生、巻戻し再生といった動作
態様においても突出量を変えることによって回転ヘッド
の回転軌跡をトラックに合致させることが可能となる。
従って従来回転ヘッドが複数本のトラックを横切って再
生することにより発生した画面上のノイズバーを解消し
、鮮明な画像を得ることが可能になる。
また通常の再生状態であっても記録した装置とは異なる
他の装置で再生する、いわゆる互換再生状態においては
、トラック曲がり等により、再生ヘッドがトラックから
ずれてしまうことが生じ、再生出力が減少し、その結果
画質劣化が生じてしまうが、本発明によればヘッド出力
が最大になるように環状帯部を突出陥没させてやること
で、画質劣化を最低限に抑える事が可能になる。
ここで回転ドラムの外周面より数十μm突出している回
転ヘッドがテープから離れるききに、ヘッドがテープの
磁性面側から垂直な方向に離間する速度が大きいと、所
定のテンションでテープ案内ドラムに巻回されたテープ
は振動を発生してしまう。この振動はテープの長手方向
に伝達されて、オーディオ・コントロールヘッドにて記
録した音声信号にワウフラッタを生じたり、画面にジッ
ターを生じたりする。
しかるに前記第1、第2の実施例においては、テープの
巻回されている固定ドラムの外周円筒面に帯状の突出部
を設けているので、回転ヘッドのテープの磁性面側から
垂直な方向に離間する速度を低減することができる。従
って、ワウフラッタや画像のジッターを低減することが
可能になるという副次的効果もある。
なお前記第1.第2の実施例は固定ドラムの外周円筒面
に帯状の突出を生じせしめる場合を例に挙げたが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば帯状の陥没
を生じせしめるものであってもなんら問題はない。
また突出量はテープの進行方向上、テープ案内ドラムに
対して出口側を大きな値となるように構成したが、入口
側を大きくしても良い。
次に第2の発明の一実施例について説明する。
第8図は本実施例における固定ドラム21の横断面図で
ある。第8図に示すようにテープ案内ドラム20は下側
の固定ドラム21と上側の回転ドラム22ををする。回
転ヘッド261.262が配設された回転ドラム22は
モータ29により回転駆動される。
固定ドラム21はテープ1もしくはテープ1aが巻回さ
れて摺動走行する円筒部21aと、その軸方向端面が回
転ヘッド261,262の回転平面と所定の角度を有す
るごとく固定ドラム21の円筒部21aに巻回され、こ
の端面にてテープを走行案内し、かつ装置の動作態様に
応じて前記端面が軸方向に変位する複数個の圧電素子9
1から成る環状帯部95とを有してなる。
なおテープの下端を走行案内する環状帯部95の軸方向
一端面は低摩凛係数でかつ耐摩耗性の合成樹脂からなる
摺動部材90であり、この摺動部材90に前記圧電素子
91が固着されている。またこの圧電素子91の電極面
92は電気的に接地されている。
ここで圧電素子91は電極面92.93間に通電するこ
とにより電極面92.93に垂直な方向に変位するよう
構成されている。
更に固定ドラム21の底面には非導電性のセラミックか
らなる素子支持台82が配設されている。
この素子支持台82と、前記圧電素子91の電極面93
とは接着剤によって互いに固定されている。
更に圧電素子91の電極面93はリード線78によって
テープ案内ドラム20の外部の電a79に接続されてい
る。この電源79は複数個の圧電素子91に、装置の動
作態様並びに、圧電素子91の固定ドラム21の位相に
応じて、それぞれ異なる電圧を供給する。
このように構成された本実施例について、その動作を説
明する。
このテープ案内ドラム20も前記第1の発明の第1の実
施例と同じく、傾斜角を可変し得る状態でテープ装置に
組み込まれ、テープフォーマットに応じて傾斜角を変え
られる。テープ1もしくはテープ1aは、固定ドラム2
1に設けたテープ案内溝に沿い走行する。
ここで第1のテープフォーマットのテープ1の場合は、
前記圧電素子91に対して電圧を印加せずにおく。従っ
てテープ1は第1のテープフォーマットの静止角度θ2
と同一のリード角を有した摺動部材90によって走行案
内されるから、回転ヘッド261.262はテープ1上
に記録されたトラックを走査する。
次に第2のテープフォーマットのテープ1aの場合は、
圧電素子91の固定ドラム21に取り付けられた位相に
応じて、それぞれ異なる電圧を圧電素子91に対して供
給する。すると圧電素子91は各素子に供給された電圧
に比例した変位を生ずる。本実施例においては供給電圧
は入口側Pにおいては低い電圧であるが、出口側Qに近
づくにつれて高くなるように設定しである。
ここで圧電素子91の一端は剛性の高い素子支持台82
によって支承されているので、第8図に一点鎖線にて示
すように、電圧供給により摺動部材90を固定ドラム2
1の軸方向に引きずり下ろすことになる。従って摺動部
材90の、テープ1aの下端を走行案内する軸方向端面
は固定ドラム21の軸方向に変位する。
ここでこの変位量はテープ1aの走行方向上、テープ案
内ドラム20に対する入口側Pにおいては僅かであり、
出口側Qに近づくにつれて増大する。従ってリード角を
増加させることが可能になる。
即ち回転ヘッド261.262はテープ案内溝に記録さ
れたトラックに沿って走査することが可能になる。
なお本実施例によれば圧電素子91に印可する電圧を固
定ドラム21の位相に応じてそれぞれ異なった値とする
ことで、変位量を任意の値に設定できる。
即ち異なる種類のテープフォーマットのテープを再生す
るときに限らず、早送り再生、巻戻し再生といった動作
態様においても突出量を変えることによって回転ヘッド
の回転軌跡をトラックに合致させることが可能となる。
従って従来回転ヘッドが複数本のトラックを横切って再
生することにより発生した画面上のノイズバーを解消し
、鮮明な画像を得ることが可能になる。
また通常の再生状態であっても記録した装置とは異なる
他の装置で再生する、いわゆる互換再生状態においては
、トラック曲がり等により、再生ヘッドがトラックから
ずれてしまうことが生じ、再生出力が減少し、その結果
画質劣化が生じてしまうが、本発明によればヘッド出力
が最大になるように環状帯部の摺動部材を軸方向に変位
させてやることで、画質劣化を最低限に抑える事が可能
になる。
なお本実施例において環状部材95は圧電素子91を複
数個、摺動部材に固着したものとしたが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えばポリフッ化ビニリデ
ン等の合成樹脂で一体形状としたものであってもよい。
更には形状記憶合金を帯状に形成して、これを環状に固
定ドラムの外周円筒に巻回した物であってもよい。
発明の効果 上述のごとく前記第1発明になるテープ装置によれば、
固定ドラムの外周円筒面の一部に装置の動作態様に応じ
て半径方向に突出陥没自在な環状帯部を具備しているの
で、複数種類のテープを正常に、ダメージ等発生せずに
案内でき、かつ複数種類のテープフォーマットに適応す
ることが可能になり、機能の拡大が図られたテープ装置
を実現できるという特徴を有する。
また一方、前記第2の発明になるテープ装置によれば、
固定ドラムはテープが巻回され摺動走行する円筒部と、
その軸方向端面が装置の動作態様に応じて軸方向に変位
する環状帯部とを具備したことにより、第1の発明と同
じく複数種類のテープを正常に、ダメージ等発生せずに
案内でき、かつ複数種類のテープフォーマットに適応す
ることが可能になり、機能の拡大が図られたテープ装置
を実現できるという特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の第1の実施例におけるテープ案内
ドラムの正面図、第2図は同実施例におけるlff1 
HA’部材を示す第1図中I−I断面に沿う断面矢視図
、第3図はテープ案内溝を拡大して示す第1図中III
−III断面に沿う断面矢視図、第4図は第1の発明の
第2の実施例において第1のテープフォーマットのテー
プを巻回するときのテープ案内ドラムの横断面図、第5
図は同実施例における積層型圧電素子の構造を示す斜視
図、第6図は同実施例において第2のテープフォーマッ
トのテープを巻回するときのテープ案内ドラムの横断面
図、第7図は積層型圧電素子に通電した時の外周円筒面
の変形状態を示す固定ドラムの斜視図、第8図は第2の
発明の1実施例におけるテープ案内ドラムの正面図であ
る。第9図は第1図のテープ案内ドラムを適用して成る
テープ装置を概略的に示す斜視図、第10図は従来例の
テープ案内ドラムの正面図、第11図は従来例のリード
の形状を拡大して示す第10図中■−■断面に沿う断面
矢視図、第12図は従来例のテープ案内ドラムを適用し
て成るテープ装置を概略的に示す斜視図、第13図は従
来例及び本発明の聯テープ案内ドラムの傾斜角を可変さ
せる機構を示す立面図、第14図は第9.12図中、傾
斜ガイドボール断面図、第15図及び第16図はそれぞ
れ従来例において、第1゜第2のリードが下端を案内す
る状況を示す図、第17図は第1のテープフォーマット
を示す図、第18図は第2のテープフォーマットを示す
図である。 1、1a・・・テープ、  20・・・テープ案内ドラ
ム、21・・・固定ドラム、  21a・・・外周円筒
面、22・・・回転ドラム、  23.24・・・テー
プ案内溝、70・・・嵌装部材、  72・・・プラン
ジャー75・・・積層型圧電素子、  82・・・素子
支持台、90・・・摺動部材、  91・・・圧電素子
、  95・・・環状帯部、  261.262・・・
回転ヘッド。 代理人の氏名 弁理士 粟野 重孝 はか1名z〇−・
 テープ案内ドラム 21− 固定ドラム 21a−一外司円筒面 ご モー9 、?61.262 回転ヘッド η \ 1、 la  −−− 75−q層型圧電革子 S 76.7フーー 78 ・− 乃 −一 B+  −m− & −・・ 積層り圧電素子 t 号 リードシ晴 電   源 矩形溝 谷   躯 累子支持台 第10図 簗11図 ;23.2+  − ア ブ 写 内 溝 第14図 !’1.40−−− 1111!@カイ1−ボール43
−一 支   柱

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転ヘッドと、その外周円筒にテープ案内溝を設
    けた固定ドラムとを含めてなるテープ案内ドラムにテー
    プを前記テープ案内溝に沿って所定角度にわたり巻回し
    、情報信号を前記テープ上に前記回転ヘッドにて記録/
    再生するテープ装置であって、前記テープと接する前記
    固定ドラムの外周円筒面の一部に、装置の動作態様に応
    じて半径方向に突出陥没自在な環状帯部を有する事を特
    徴とするテープ装置。
  2. (2)回転ヘッドと固定ドラムとを含めてなるテープ案
    内ドラムにテープを所定角度にわたり巻回し、情報信号
    を前記テープ上に前記回転ヘッドにて記録/再生するテ
    ープ装置であって、前記固定ドラムは前記テープが巻回
    され摺動走行する円筒部と、その軸方向端面が前記回転
    ヘッドの回転平面と所定の角度を有するごとく前記固定
    ドラムの円筒部に巻回され、この端面にて前記テープを
    走行案内し、かつ装置の動作態様に応じて前記端面が軸
    方向に変位する環状帯部とを有したことを特徴とするテ
    ープ装置。
JP63307369A 1988-12-05 1988-12-05 テープ装置 Pending JPH02152060A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5448439A (en) * 1991-06-18 1995-09-05 Ampex Corporation Rotary head and cylindrical drum tape guide assembly for tape record and reproduce apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5448439A (en) * 1991-06-18 1995-09-05 Ampex Corporation Rotary head and cylindrical drum tape guide assembly for tape record and reproduce apparatus

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