JPS594932Y2 - 開封容易な包装体 - Google Patents
開封容易な包装体Info
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- JPS594932Y2 JPS594932Y2 JP5885379U JP5885379U JPS594932Y2 JP S594932 Y2 JPS594932 Y2 JP S594932Y2 JP 5885379 U JP5885379 U JP 5885379U JP 5885379 U JP5885379 U JP 5885379U JP S594932 Y2 JPS594932 Y2 JP S594932Y2
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- piece
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は開封容易な包装体に関し、さらに詳しくは熱融
着によって形成された接合部を横断して、引裂部を引裂
くことによって容易に開封を行なうことができる包装体
に関する。
着によって形成された接合部を横断して、引裂部を引裂
くことによって容易に開封を行なうことができる包装体
に関する。
従来プラスチックフィルム(またはシート)、金属箔も
しくは紙等の単独またはこれらの積層体を素材とする包
装体は、主に溶剤型またはホットメルト型接着を介して
か、あるいは素材同士の直接熱融着によって、その接合
部を形成されていた。
しくは紙等の単独またはこれらの積層体を素材とする包
装体は、主に溶剤型またはホットメルト型接着を介して
か、あるいは素材同士の直接熱融着によって、その接合
部を形成されていた。
前者による接合部は、比較的接着力が弱いため、通常引
裂片等によって接合部を横断して容易に引裂くことがで
きる。
裂片等によって接合部を横断して容易に引裂くことがで
きる。
しかしレトルタブルパウチの場合のように、高温殺菌(
例えば120〜150℃での)等の苛酷な処理を受ける
と、接合部の剥離や気泡生成等が起こり易い。
例えば120〜150℃での)等の苛酷な処理を受ける
と、接合部の剥離や気泡生成等が起こり易い。
従って、かかる用途の包装体に対しては、接着剤型また
はホットメルト型接合部を採用することができない。
はホットメルト型接合部を採用することができない。
一方熱融着による接合部は、一般に上記のような苛酷な
処理によっても剥離等の劣化を生じないが、反面開封の
ための剥離または引裂きが極めて困難であって、通常は
開封のために鋏またはナイフ等を使用しなければならな
いという不便を伴なう。
処理によっても剥離等の劣化を生じないが、反面開封の
ための剥離または引裂きが極めて困難であって、通常は
開封のために鋏またはナイフ等を使用しなければならな
いという不便を伴なう。
本考案は以上のような従来技術の問題点の解?狛を図ろ
うとするものであって、接合部が熱融着されており、し
かも該接合部を横断して引裂片による開封が容易な包装
体の提供を目的とする。
うとするものであって、接合部が熱融着されており、し
かも該接合部を横断して引裂片による開封が容易な包装
体の提供を目的とする。
本考案によれば、開封容易な包装体であって、熱融着性
プラスチックよりなる第1の表層と第2の表層を有する
フィルムまたはシートの第1の端部の第1の表層と、第
1の端部に対向する第2の端部の第2の表層を、第1の
表層が該包装体の内面になるようにして熱融着すること
によって形成された接合部を有する本体と、両面が熱融
着性プラスチックよりなる第3および第4の層よりなり
、かつ該接合部と交叉する引裂片を有し、該接合部にお
いては、該引裂片の第3および第4の層か夫々、該本体
の第1および第2の表層に熱融着され、該接合部より該
本体の内方に延びる該引裂片の部分の第3の層が該本体
の第1の表層に熱融着されることによって引裂部が形成
されており、該接合部の外面端部より該本体の外方に延
びる該引裂片の部分がつまみ片を形成していることを特
徴とする開封容易な包装体が提供される。
プラスチックよりなる第1の表層と第2の表層を有する
フィルムまたはシートの第1の端部の第1の表層と、第
1の端部に対向する第2の端部の第2の表層を、第1の
表層が該包装体の内面になるようにして熱融着すること
によって形成された接合部を有する本体と、両面が熱融
着性プラスチックよりなる第3および第4の層よりなり
、かつ該接合部と交叉する引裂片を有し、該接合部にお
いては、該引裂片の第3および第4の層か夫々、該本体
の第1および第2の表層に熱融着され、該接合部より該
本体の内方に延びる該引裂片の部分の第3の層が該本体
の第1の表層に熱融着されることによって引裂部が形成
されており、該接合部の外面端部より該本体の外方に延
びる該引裂片の部分がつまみ片を形成していることを特
徴とする開封容易な包装体が提供される。
以下、本考案の実施例である図面を参照しながら、本考
案について説明する。
案について説明する。
第1図、第2図及び第3図は、本考案の包装体が゛レト
ルタブルパウチのような袋体である場合の一実施例を示
す。
ルタブルパウチのような袋体である場合の一実施例を示
す。
袋体1の本体は一枚のフィルム2を用いて、周辺部のう
ちla、lb部を折曲げ、IC,la部を重ね合せ、ま
た接合部3を重ね合せた後、各部を熱融着することによ
って形成されている。
ちla、lb部を折曲げ、IC,la部を重ね合せ、ま
た接合部3を重ね合せた後、各部を熱融着することによ
って形成されている。
また引裂部4は引裂片5を接合部3に垂直にフィルム2
の内面に熱融着することによって形成されており、引裂
片5の一部は接合部3の外方に出ていてつまみ片5Cを
構成している。
の内面に熱融着することによって形成されており、引裂
片5の一部は接合部3の外方に出ていてつまみ片5Cを
構成している。
本考案においては、強固な接合部3がフィルム2の外面
と内面の熱融着によって形成されるのであるから、フィ
ルム2の両面は熱融着性の材料、好ましくは熱可塑性樹
脂によって構成されていることが必要である。
と内面の熱融着によって形成されるのであるから、フィ
ルム2の両面は熱融着性の材料、好ましくは熱可塑性樹
脂によって構成されていることが必要である。
フィルム2は単層体でも積層体でもよいが、レトルタブ
ルパウチのような食品包装体の場合は、単体で十分な湿
分および酸素、炭酸ガス等に対するバリヤー性を有する
熱可塑性樹脂は現在のところ見出させないので積層体で
あることが望ましい。
ルパウチのような食品包装体の場合は、単体で十分な湿
分および酸素、炭酸ガス等に対するバリヤー性を有する
熱可塑性樹脂は現在のところ見出させないので積層体で
あることが望ましい。
積層体としては外層および内層が同−又は同種もしくは
同系統の熱可塑性樹脂よりなり(強固な接合部を形成す
るため)、中間層がバリヤー性等に対して内外層と相補
的な性質を有する材料よりなるものが好ましい。
同系統の熱可塑性樹脂よりなり(強固な接合部を形成す
るため)、中間層がバリヤー性等に対して内外層と相補
的な性質を有する材料よりなるものが好ましい。
各層間は通常イソシアネーI・系又はカルボキシル基変
性ポリオレフィン樹脂系等の接着剤によって接着される
。
性ポリオレフィン樹脂系等の接着剤によって接着される
。
熱可塑性樹脂としては、例えばポリエチレン、ボップロ
ピレン、ポリブテン−1、ポリ4−メチルブチ゛ンー土
ポリブチレン等のポリオレフィン樹脂、1ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンアジペート、ポリエチレンセパテート、ポリテト
ラメチレンイソフタレータ、ポリエチレンテレフタレー
ト/イソフタレート等の線状ポリエステル樹脂、ナイロ
ン12、ナイロン11.ナイロン6、ナイロン6.6、
ナイロン6.10等のポリアミド樹脂、およびポリエー
テル樹脂、ボッウレタン樹脂等ならびにこれらの混合物
、共重合体(例えばポリエステル・エーテル樹脂)、変
性体(例えばマレイン酸変性ポリエチレン樹脂、アイオ
ノマー樹脂)等が挙げられ、用途に応じて適宜材種、厚
さ等が選択される。
ピレン、ポリブテン−1、ポリ4−メチルブチ゛ンー土
ポリブチレン等のポリオレフィン樹脂、1ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンアジペート、ポリエチレンセパテート、ポリテト
ラメチレンイソフタレータ、ポリエチレンテレフタレー
ト/イソフタレート等の線状ポリエステル樹脂、ナイロ
ン12、ナイロン11.ナイロン6、ナイロン6.6、
ナイロン6.10等のポリアミド樹脂、およびポリエー
テル樹脂、ボッウレタン樹脂等ならびにこれらの混合物
、共重合体(例えばポリエステル・エーテル樹脂)、変
性体(例えばマレイン酸変性ポリエチレン樹脂、アイオ
ノマー樹脂)等が挙げられ、用途に応じて適宜材種、厚
さ等が選択される。
中間層はアルミニウム箔や鉄箔等の金属箔がバリヤー性
向上のため、厚紙(約9.3mmの)が立体保形性向上
のため(特に後記の円筒状又は角筒状包装体に対し)、
あるいは内層、外層に使用の樹脂以外のプラスチック(
例えばポリカーボネート、塩化ビニリデン樹脂)が、保
形性またはバリヤー性向上等のため使用される。
向上のため、厚紙(約9.3mmの)が立体保形性向上
のため(特に後記の円筒状又は角筒状包装体に対し)、
あるいは内層、外層に使用の樹脂以外のプラスチック(
例えばポリカーボネート、塩化ビニリデン樹脂)が、保
形性またはバリヤー性向上等のため使用される。
中間層はこれらの材料の組合せよりなる複層であっても
よい。
よい。
なお前記の折曲げによって形成された1a、1b部は必
ずしも熱融着されなくてもよい。
ずしも熱融着されなくてもよい。
また3枚のフィルムを用いて、1a、1bも重ね合せ、
熱融着することによって形成されてもよい。
熱融着することによって形成されてもよい。
引裂片5は、接合部3の対向する面の間に熱融着されて
いる部分5aと、5a部と連接してフィルム2の内面と
熱融着されている部分5b、及び5a部と連続して袋体
の外方に出ているつまみ片5Cとよりなっており、5
a 、5 b部とそれに熱融着されているフィルム部分
によって引裂部4が形成される。
いる部分5aと、5a部と連接してフィルム2の内面と
熱融着されている部分5b、及び5a部と連続して袋体
の外方に出ているつまみ片5Cとよりなっており、5
a 、5 b部とそれに熱融着されているフィルム部分
によって引裂部4が形成される。
引裂部4は通常接合部3と垂直か、はぼ垂直に設けられ
ている。
ている。
接合部3の引裂片5a部の外側部に、引裂片5a部と近
接して(通常約1mm以内)にノツチ6が通常切設され
ていて、つまみ片5Cを引上げて接合部3を引裂くさい
の引裂きの開始がスムースに行なわれるようになってい
る。
接して(通常約1mm以内)にノツチ6が通常切設され
ていて、つまみ片5Cを引上げて接合部3を引裂くさい
の引裂きの開始がスムースに行なわれるようになってい
る。
第4図は、引裂片の5a部近傍の断面図を示したもので
ある。
ある。
本図において、接合部3の外面を構成するフィルム2は
外層2u、中間層2■および内層2Wよりなり、一方内
面を構成するフィルム2は外層2X、中間層2yおよび
゛内層2zよりなり、2uと2X、2■と2y及び2W
と2zの各層は夫々同一材料よりなっている。
外層2u、中間層2■および内層2Wよりなり、一方内
面を構成するフィルム2は外層2X、中間層2yおよび
゛内層2zよりなり、2uと2X、2■と2y及び2W
と2zの各層は夫々同一材料よりなっている。
引裂片5は層2Wおよび2Xと熱融着性の熱可塑性樹脂
よりなる単層体であってもよいが、この場合はつまみ片
5Cを引上げて一般に引裂こうとするさい、つまみ片5
Cが破断して開封が不可能となる場合が多い。
よりなる単層体であってもよいが、この場合はつまみ片
5Cを引上げて一般に引裂こうとするさい、つまみ片5
Cが破断して開封が不可能となる場合が多い。
従って引裂片は第4図に示されるように、層2wおよび
2Xと夫々強固に熱融着する材料よりなる層5Xおよび
層5z、ならび゛にこれらの層と接着剤によって接合さ
れた中間層5yよりなる積層体であることが好ましい。
2Xと夫々強固に熱融着する材料よりなる層5Xおよび
層5z、ならび゛にこれらの層と接着剤によって接合さ
れた中間層5yよりなる積層体であることが好ましい。
従って層2Wと層5Xおよび層2Xと層5zは同一材料
(例えば低密度ポリエチレン−低密度ポリエチレン)ま
たは同種材料(例えば低密度ポリエチレン−中密度ポリ
エチレンまたは無延伸ポリプロピン−延伸ポリプロピレ
ン等のように化学構造は同じであるが、分子量や加工方
法等が異なるもの)、もしくは同系統材料(例えばポリ
エチレン−無水マレイン酸変性ポリエチレンまたはポリ
エチレン−アイオノマー等のような変性体)よりなるこ
とが好ましい。
(例えば低密度ポリエチレン−低密度ポリエチレン)ま
たは同種材料(例えば低密度ポリエチレン−中密度ポリ
エチレンまたは無延伸ポリプロピン−延伸ポリプロピレ
ン等のように化学構造は同じであるが、分子量や加工方
法等が異なるもの)、もしくは同系統材料(例えばポリ
エチレン−無水マレイン酸変性ポリエチレンまたはポリ
エチレン−アイオノマー等のような変性体)よりなるこ
とが好ましい。
ここに熱融着性とは加熱により容易に一体融着される性
質をいう。
質をいう。
その加熱方法としては例えば、赤外線加熱、電気抵抗加
熱(インパルスシール方式を含む)、高周波誘導加熱(
但し中間層が金属箔の場合)、誘電加熱、超音波加熱等
が挙げられる。
熱(インパルスシール方式を含む)、高周波誘導加熱(
但し中間層が金属箔の場合)、誘電加熱、超音波加熱等
が挙げられる。
中間層5yには帯状または線状の金属(鉄、鋼、アルミ
ニウム等)、天然繊維(綿、麻、絹等)、合成繊維また
は樹脂(醋酸セルロース、強力人絹ポリアミド樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂、フェノキシ樹脂
、ポリフェニレンオキシド樹脂、ボッスルフォン樹脂、
ポリアセタール樹脂等)等が目的に応じて使用される。
ニウム等)、天然繊維(綿、麻、絹等)、合成繊維また
は樹脂(醋酸セルロース、強力人絹ポリアミド樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂、フェノキシ樹脂
、ポリフェニレンオキシド樹脂、ボッスルフォン樹脂、
ポリアセタール樹脂等)等が目的に応じて使用される。
中間層と内外層は通常イソシアネート系接着剤等によっ
て接着される。
て接着される。
中間層5yは、つまみ片5Cの強度を上げて、つまみ片
の破断を防止することの外に、引裂きを容易にするため
に、以下に述べるような重要な機能を有する。
の破断を防止することの外に、引裂きを容易にするため
に、以下に述べるような重要な機能を有する。
接合部3における引裂片による引裂きは、一般に次の3
つのモードの何れかによって行なわれる。
つのモードの何れかによって行なわれる。
モード■:つまみ片5の下層5zとフィルム2の外層2
Xが会合するa点を起点として、上記両層の境界線■に
沿って剥離が進行する。
Xが会合するa点を起点として、上記両層の境界線■に
沿って剥離が進行する。
このモードは層5zまたは2Xの何れかが、特に厚い場
合(例えば無延伸ポリプロピレンで約100μm以上)
等であって、両層の熱融着が完全に行なわれていない場
合に起こり易い。
合(例えば無延伸ポリプロピレンで約100μm以上)
等であって、両層の熱融着が完全に行なわれていない場
合に起こり易い。
内容品の加熱殺菌等の処理条件によっては、この程度の
熱融着でも差支えない場合もあるが、余りに熱融着が不
完全であると剥離等のトラブルを生じ易い。
熱融着でも差支えない場合もあるが、余りに熱融着が不
完全であると剥離等のトラブルを生じ易い。
モードII:a点もしくはその近傍を起点として、破断
が層2Xの厚さ方向に進行し、中間層2yに達した後、
層2Xと2yの接着界面IIに沿って剥離が進行する。
が層2Xの厚さ方向に進行し、中間層2yに達した後、
層2Xと2yの接着界面IIに沿って剥離が進行する。
モードIIの変形として破断が層2X、2y、2Zの全
厚さ方向に進行する場合もある(線II’)。
厚さ方向に進行する場合もある(線II’)。
このモードは層2Xが比較的薄い場合(例えば無延伸ポ
リプロピレンで約10〜50μmの場合)等に起こり易
い。
リプロピレンで約10〜50μmの場合)等に起こり易
い。
モードIII:a点もしくはその近傍を起点として、破
断が層5zの厚さ方向に進行し、中間層5yに達した後
、層5zと5yの接着界面IIIに沿って剥離が進行し
た後、再び層5zの厚さ方向に破断が進行して、接合部
3の内側端部に近い層5zの内表面部すにおいて破断が
終了する。
断が層5zの厚さ方向に進行し、中間層5yに達した後
、層5zと5yの接着界面IIIに沿って剥離が進行し
た後、再び層5zの厚さ方向に破断が進行して、接合部
3の内側端部に近い層5zの内表面部すにおいて破断が
終了する。
このモードは、層5zと層2Xが完全に熱融着していて
、しかも層2Xが比較的厚く(例えば無延伸ポリプロピ
レンの場合約50〜100μm)、かつ層5zが比較的
薄く弱い場合(例えば無延伸ポリプロピレンで約10〜
50μm)に起り易い。
、しかも層2Xが比較的厚く(例えば無延伸ポリプロピ
レンの場合約50〜100μm)、かつ層5zが比較的
薄く弱い場合(例えば無延伸ポリプロピレンで約10〜
50μm)に起り易い。
層2Xが比較的厚く、かつ層5zと層2Xが完全に熱融
着している場合でも、層5zが比較的厚い場合(例えば
無延伸ポリプロピレンで約50〜150μmの場合)や
、比較的薄くても強い場合(例えば一軸配向延伸ポリプ
ロピレンで厚さ約10〜40μmの場合)等には、剥離
が接着界面IIIに沿ってそのまま最後まで進行して、
5zの厚さ方向への破断が再び起こることがなく、従っ
て層52が袋体上に残って、完全な開封が行なわれない
場合が多い(この場合をモードIII’とよぶ)。
着している場合でも、層5zが比較的厚い場合(例えば
無延伸ポリプロピレンで約50〜150μmの場合)や
、比較的薄くても強い場合(例えば一軸配向延伸ポリプ
ロピレンで厚さ約10〜40μmの場合)等には、剥離
が接着界面IIIに沿ってそのまま最後まで進行して、
5zの厚さ方向への破断が再び起こることがなく、従っ
て層52が袋体上に残って、完全な開封が行なわれない
場合が多い(この場合をモードIII’とよぶ)。
一般に層5zが特に厚い場合は、熱融着が不完全となり
勝ちであり、一方比較的薄い場合は熱融着強度が低下す
ると共に、つまみ片の強度が低く破断し易い(特に中間
層5yがアルミニウム箔の場合のように補強性がない場
合)という欠点がある。
勝ちであり、一方比較的薄い場合は熱融着強度が低下す
ると共に、つまみ片の強度が低く破断し易い(特に中間
層5yがアルミニウム箔の場合のように補強性がない場
合)という欠点がある。
従って層5zの厚さは比較的厚いこと(無延伸ポリプロ
ピレンやポリエチレンの場合は約70μm前後)である
ことが望ましいのであるが、この場合は前述のようにモ
ードIII’の引裂きが起り易く、開封が不完全となり
勝ちである。
ピレンやポリエチレンの場合は約70μm前後)である
ことが望ましいのであるが、この場合は前述のようにモ
ードIII’の引裂きが起り易く、開封が不完全となり
勝ちである。
これに対しては、引裂片5の構造を下記のようにするこ
とによって、完全な開封性を実現することができる。
とによって、完全な開封性を実現することができる。
第1の方法は、第5図に示すように、引裂片の層5zの
袋体内面を構成する部分(5bに相当)の適当な位置、
好ましくは接合部3の近傍に弱め部7を設けることであ
る。
袋体内面を構成する部分(5bに相当)の適当な位置、
好ましくは接合部3の近傍に弱め部7を設けることであ
る。
弱め部7は、例えば鋭利な刃物等によって切設すること
ができる。
ができる。
弱め部7の深さは中間層5yまたはその近傍で止るのが
好ましい。
好ましい。
中間層5yを越えて層5Xに達することは、引裂きのさ
い、引裂片5全体が切断して開封不能を招くので避けな
ければならない。
い、引裂片5全体が切断して開封不能を招くので避けな
ければならない。
このように弱め部7を設けることによって、つまみ片5
Cを引上げると、a点を起点として接着界面III→弱
め部7と破断、剥離が進行するのでモードIII’によ
る不完全開封が避けられ、モードIIIによる開封が実
現される。
Cを引上げると、a点を起点として接着界面III→弱
め部7と破断、剥離が進行するのでモードIII’によ
る不完全開封が避けられ、モードIIIによる開封が実
現される。
第2の方法は、第6図に示すように、引裂片の袋体内面
を構成する部分(5bに相当)の大部分において、中間
層5yを有しないで、層5Xと層5zを直接熱融着させ
た引裂片5を使用することである。
を構成する部分(5bに相当)の大部分において、中間
層5yを有しないで、層5Xと層5zを直接熱融着させ
た引裂片5を使用することである。
この場合は、中間層5yの終了点Cから層5zの破断が
起こる。
起こる。
すなわちつまみ片5Cを引上げると、点aを起点として
接着界面III→点C→点b′に沿い、破断、剥離が進
行して、モードIII’による引裂きが防止され、モー
ドIIIによる完全開封が実現される。
接着界面III→点C→点b′に沿い、破断、剥離が進
行して、モードIII’による引裂きが防止され、モー
ドIIIによる完全開封が実現される。
引裂片の中間層5yが引裂片全体にわたる第4図のよう
な場合は、中間層5yがアルミニウム箔のように酸性食
品等によって溶出しやすい材料で構成されていると、内
容品として酸性食品等が充填されるときには、中間層5
yが露出しないように、少なくとも袋体内部に位置する
引裂片の周縁を適当の手段によりプラスチック等により
カバーする必要がある。
な場合は、中間層5yがアルミニウム箔のように酸性食
品等によって溶出しやすい材料で構成されていると、内
容品として酸性食品等が充填されるときには、中間層5
yが露出しないように、少なくとも袋体内部に位置する
引裂片の周縁を適当の手段によりプラスチック等により
カバーする必要がある。
しかし、第6図の如く、第2の方法を採用する場合は、
このカバーを行なう必要がないという効果を有する。
このカバーを行なう必要がないという効果を有する。
接合部3またはその近傍において、モード■、モードI
I、モードIIIの何れかによる引裂きが行なわれた後
、さらにつまみ片5Cを引上げると、引裂部4の両側線
4aに沿って袋体を構成するフィルム2が引裂かれて(
引裂部4は引裂片5によって厚くなって補強されている
)、開封が行なわれる。
I、モードIIIの何れかによる引裂きが行なわれた後
、さらにつまみ片5Cを引上げると、引裂部4の両側線
4aに沿って袋体を構成するフィルム2が引裂かれて(
引裂部4は引裂片5によって厚くなって補強されている
)、開封が行なわれる。
本考案の包装体は、袋体に限定されるものではなく、立
体形状を保持する例えば円筒状または角筒状の包装体で
あってもよい。
体形状を保持する例えば円筒状または角筒状の包装体で
あってもよい。
第7図の8は円筒状包装体を示し、第8図の9は角筒状
包装体を示す。
包装体を示す。
この場合、天板8a、9aおよび底板8c、9cは筒体
8b、9bにヒートシールされたものであってもよいし
、用途によっては接着剤でシールされたものでもよく、
さらに天板または底板が設けられなくても、用途によっ
て包装体としての機能を果すものであれば、これらを欠
くものであってもよい。
8b、9bにヒートシールされたものであってもよいし
、用途によっては接着剤でシールされたものでもよく、
さらに天板または底板が設けられなくても、用途によっ
て包装体としての機能を果すものであれば、これらを欠
くものであってもよい。
ただし、接合部3は筒体を構成するシート(単層体また
は積層体の)の外面と内面の熱融着によって形成された
ものでなければならない。
は積層体の)の外面と内面の熱融着によって形成された
ものでなければならない。
本考案の包装体は、接合部が熱融着によって強固に接合
されているにもかかわらず、鋏やナイフ等の特別の道具
を用いることなく、単につまみ片を引き上げることのみ
によって、容易に開封できるという特徴を有する。
されているにもかかわらず、鋏やナイフ等の特別の道具
を用いることなく、単につまみ片を引き上げることのみ
によって、容易に開封できるという特徴を有する。
さらに包装体を構成する素材の厚さ等のために不完全開
封となるおそれがあるがある場合は、引裂片の適当位置
に弱め部を設けるか、中間層の終端を適当位置に設ける
ことによって、完全開封を実現することができるという
利点を有する。
封となるおそれがあるがある場合は、引裂片の適当位置
に弱め部を設けるか、中間層の終端を適当位置に設ける
ことによって、完全開封を実現することができるという
利点を有する。
以下、実施例によって本考案をより具体的に説明する。
実施例 1
第4図の層2W、2Zに相当する層が70μmの無延伸
ポリプロピレン、中間層2V、2yが9μmアルミニウ
ム箔、層2X、2uに相当する層が第1表に示されるよ
うに20μm、40μm、70μmおよび150μmの
無延伸ポリプロピレンよりなる4種類の積層フィルムを
、各層間をイソシアネート系接着剤で接着すること によって作製した。
ポリプロピレン、中間層2V、2yが9μmアルミニウ
ム箔、層2X、2uに相当する層が第1表に示されるよ
うに20μm、40μm、70μmおよび150μmの
無延伸ポリプロピレンよりなる4種類の積層フィルムを
、各層間をイソシアネート系接着剤で接着すること によって作製した。
一方、第4図の層5Xに相当する層が厚さ70μmの無
延伸ポリプロピレン、中間層5yが30μmアルミニウ
ム箔、層5zに相当する層が第■表に示されるように、
厚さ20μm、40μm、70μmおよび150μmの
無延伸ポリプロピレンならびに厚さ25μmの一軸延伸
ポリプロピレンよりなる5種類の引裂片用積層体を、各
層間をイソシアネート系接着剤で接着することにより作
製し、これを幅4mmにスリットして引裂片とした。
延伸ポリプロピレン、中間層5yが30μmアルミニウ
ム箔、層5zに相当する層が第■表に示されるように、
厚さ20μm、40μm、70μmおよび150μmの
無延伸ポリプロピレンならびに厚さ25μmの一軸延伸
ポリプロピレンよりなる5種類の引裂片用積層体を、各
層間をイソシアネート系接着剤で接着することにより作
製し、これを幅4mmにスリットして引裂片とした。
なお中間層は引裂片の全長にわたって存在するようにし
た。
た。
次に上記の積層フィルムより作製したブランクの層2W
に引裂片をつまみ片部を残して、層5xが接合するよう
にして、熱源を積層フィルム側においてインパルス熱融
着した。
に引裂片をつまみ片部を残して、層5xが接合するよう
にして、熱源を積層フィルム側においてインパルス熱融
着した。
熱融着条件は層2X(2u)の厚さが20〜70μmの
場合12.’5X1.5秒、150μmノ場合12.5
AX1.8秒であって(引裂片の層5zの厚さに無関係
に)、何れの場合も約250℃の熱融着温度が得られた
。
場合12.’5X1.5秒、150μmノ場合12.5
AX1.8秒であって(引裂片の層5zの厚さに無関係
に)、何れの場合も約250℃の熱融着温度が得られた
。
次にこのブランクを用いて、第1〜3図に示されるよう
な130 X 170mmの袋体(ノツチ6が切込まれ
た)をインパルス熱融着法によって作製した。
な130 X 170mmの袋体(ノツチ6が切込まれ
た)をインパルス熱融着法によって作製した。
各熱融着部の幅は5mmであった。
接合部3のインパルス熱融着は、熱源を袋体内面側にお
いて行ない、その条件は層2Xが20 p mおよび4
Qμm(7)場合、12.5AX1.8秒、70μmの
場合は12.5AX1.5秒(2回繰返す)、150μ
mの場合は12.5AX1.8秒(2回繰返す)であっ
た。
いて行ない、その条件は層2Xが20 p mおよび4
Qμm(7)場合、12.5AX1.8秒、70μmの
場合は12.5AX1.5秒(2回繰返す)、150μ
mの場合は12.5AX1.8秒(2回繰返す)であっ
た。
開封は指先でつまみ片を引き上げることによって行ない
、特に接合部の引裂面を観察して、引裂きモードを判定
した。
、特に接合部の引裂面を観察して、引裂きモードを判定
した。
また引裂最大強度(kg/4mm)を、テンシロン(引
張速度およびチャート速度、300 mm7分)を用い
て測定した。
張速度およびチャート速度、300 mm7分)を用い
て測定した。
この場合の引裂片と接合部のなす角度は45°であった
。
。
またレトルト殺菌処理(150℃×5分)後の密封性の
評価を、蒸気式レトルト加圧加熱殺菌機で水150 c
cを充填したものについて行なったが、何れも異常なか
った。
評価を、蒸気式レトルト加圧加熱殺菌機で水150 c
cを充填したものについて行なったが、何れも異常なか
った。
結果を第1表に示す。層2X、5Zの何れかが150μ
mと厚い場合はモード1による引裂きが起こり易く、最
大引裂強度も1.6−2.5 kg/4mmと高いこと
が分る。
mと厚い場合はモード1による引裂きが起こり易く、最
大引裂強度も1.6−2.5 kg/4mmと高いこと
が分る。
−古層2Xが20μmまたは40μmで層5zが70μ
m以下の場合は、モードIIによる引裂きが起って、最
大引裂強度も1゜0〜1.3 kg/4 mmと小さい
ことが分る。
m以下の場合は、モードIIによる引裂きが起って、最
大引裂強度も1゜0〜1.3 kg/4 mmと小さい
ことが分る。
また層2Xが70μmで層5zが20pm又は40pm
の場合はモードIIIの引裂きが起る。
の場合はモードIIIの引裂きが起る。
また層2Xと52が共に70μm厚の場合、層2Xが4
0μmで52が150μmの場合、及び層5zに25μ
mの一軸延伸ポリプロピレンを用いた場合(層2Xが1
50μmの場合を除く)は、モードIII’の引裂きが
起って、引裂き後も層5zが袋体に残留して開封が不完
全で゛あった。
0μmで52が150μmの場合、及び層5zに25μ
mの一軸延伸ポリプロピレンを用いた場合(層2Xが1
50μmの場合を除く)は、モードIII’の引裂きが
起って、引裂き後も層5zが袋体に残留して開封が不完
全で゛あった。
また層2Xが150μm、層5zが20μmの場合は、
つまみ片の強度が引裂抵抗より小さいため、つまみ片が
切断して、開封不可能であった。
つまみ片の強度が引裂抵抗より小さいため、つまみ片が
切断して、開封不可能であった。
実施例 2
引裂片の層5zに、接合部3の内側端部から3mmの位
置に、第5図に示すような弱め部7を鋭利な刃物によっ
て中間層5yに達する直前まで切設した点以外は、実施
例1と全く同様にして、層2X及び5zの厚さが共に7
0μmの袋体を作製した。
置に、第5図に示すような弱め部7を鋭利な刃物によっ
て中間層5yに達する直前まで切設した点以外は、実施
例1と全く同様にして、層2X及び5zの厚さが共に7
0μmの袋体を作製した。
つまみ片を引上げて引裂いたところ、モードIIIの引
裂きが行なわれて、完全な開封が可能であった。
裂きが行なわれて、完全な開封が可能であった。
実施例 3
2枚の70μm厚無延伸ポリプロピレン・フィルムの間
の特定部分に30μm厚アルミニウム箔を挿入し、アル
ミニウム箔のない部分は熱融着することにより、アルミ
ニウム箔挿入部分はイソシアネート系接着剤により接着
することによって、引裂片用積層フィルムを作製した。
の特定部分に30μm厚アルミニウム箔を挿入し、アル
ミニウム箔のない部分は熱融着することにより、アルミ
ニウム箔挿入部分はイソシアネート系接着剤により接着
することによって、引裂片用積層フィルムを作製した。
これを熱融着部分とアルミニウム箔挿入部分の界線に垂
直に幅4mmにスリットして引裂片を作製した。
直に幅4mmにスリットして引裂片を作製した。
この引裂片を、2X層の厚さが70μmの実施例2に使
用したもの同様の袋体用積層フィルム・ブランクの端部
から5mmの所に、前記界線が位置するようにして、つ
まり接合部が第6図の如くなるようにして、積層フィル
ムブランクにインパルス熱融着した後実施例1と同様に
して袋体を作製した。
用したもの同様の袋体用積層フィルム・ブランクの端部
から5mmの所に、前記界線が位置するようにして、つ
まり接合部が第6図の如くなるようにして、積層フィル
ムブランクにインパルス熱融着した後実施例1と同様に
して袋体を作製した。
この袋体のつまみ片を引上げて引裂いたところ、モード
IIIの引裂きが行なわれて、完全な開封が可能であっ
た。
IIIの引裂きが行なわれて、完全な開封が可能であっ
た。
実施例 4
厚さ70μm低密度ポリエチレン−厚さ9μmアルミニ
ウム箔(中間層)−厚さ70μm低密度ボッエチレンの
装本体用積層フィルムと、厚す70μm低密度ポリエチ
レン−厚さ30μmアルミニウム箔(中間層)−厚さ7
0μm低密度ポリエチレンの引裂片側積層フィルムを用
いた点以外は実施例1と同様にして袋体を作製した。
ウム箔(中間層)−厚さ70μm低密度ボッエチレンの
装本体用積層フィルムと、厚す70μm低密度ポリエチ
レン−厚さ30μmアルミニウム箔(中間層)−厚さ7
0μm低密度ポリエチレンの引裂片側積層フィルムを用
いた点以外は実施例1と同様にして袋体を作製した。
ただしインパルス熱融着の条件は12.5AX1.2秒
であった。
であった。
つまみ片を引き上げたところモードIII又はII’の
引裂きが行なわれて、完全に開封された。
引裂きが行なわれて、完全に開封された。
第1図は本考案の第1の実施例である包装体の平面図を
、第2図は第1図のII −II線に沿う断面図を、第
3図は第1図のIII−III線に沿う断面図を、第4
図は、引裂片の接合部近傍の拡大断面図を、第5図は他
の実施例の引裂片の接合部近傍の拡大断面図を、第6図
はさらに他の実施例の引裂片の接合部近傍の拡大断面図
を、第7図は本考案の第2の実施例である包装体の斜視
図は、第8図は本考案の第3の実施例である包装体の斜
視図を示す。 1・・・・・・袋体(包装体)、2・・・・・・フィル
ム、2W・・・・・・第1の表層、2X・・・・・・第
2の表層、3・・・・・・接合部、4・・・・・・引裂
部、5・・・・・・引裂片、5C・・・・・・つまみ片
、5X・・・・・・第3の層、5z・・・・・・第4の
層、5y・・・・・・中間層、7・・・・・・弱め部、
8・・・・・・包装体、9・・・・・・包装体。
、第2図は第1図のII −II線に沿う断面図を、第
3図は第1図のIII−III線に沿う断面図を、第4
図は、引裂片の接合部近傍の拡大断面図を、第5図は他
の実施例の引裂片の接合部近傍の拡大断面図を、第6図
はさらに他の実施例の引裂片の接合部近傍の拡大断面図
を、第7図は本考案の第2の実施例である包装体の斜視
図は、第8図は本考案の第3の実施例である包装体の斜
視図を示す。 1・・・・・・袋体(包装体)、2・・・・・・フィル
ム、2W・・・・・・第1の表層、2X・・・・・・第
2の表層、3・・・・・・接合部、4・・・・・・引裂
部、5・・・・・・引裂片、5C・・・・・・つまみ片
、5X・・・・・・第3の層、5z・・・・・・第4の
層、5y・・・・・・中間層、7・・・・・・弱め部、
8・・・・・・包装体、9・・・・・・包装体。
Claims (6)
- (1)開封容易な包装体であって、熱融着性プラスチッ
クよりなる第1の表層と第2の表層を有するフィルムま
たはシートの第1の端部の第1の表層と、第1の端部に
対向する第2の端部の第2の表層を、第1の表層が該包
装体の内面になるようにして熱融着することによって形
成された接合部を有する本体と、両面が熱融着性プラス
チックよりなる第3および第4の層よりなり、かつ該接
合部と交叉する引裂片を有し、該接合部においては、該
引裂片の第3および゛第4の層が夫々、該本体の第1お
よび第2の表層に熱融着され、該接合部より該本体の内
方に延びる該引裂片の部分の第3の層が該本体の第1の
表層に熱融着されることによって引裂部が形成されてお
り、該接合部の外面端部より該本体の外方に延びる該引
裂片の部分がつまみ片を形成していることを特徴とする
開封容易な包装体。 - (2)第1の表層と第2の表層が同一または同種もしく
は同系統の熱可塑性樹脂よりなる実用新案登録請求の範
囲第1項記載の開封容易な包装体。 - (3)第3の層および第4の層が第1の表層および第2
の表層と同一または同種もしくは同系統の熱可塑性樹脂
よりなる実用新案登録請求の範囲第2項記載の開封容易
な包装体。 - (4)引裂片が中間層を有する積層体であって、該中間
層が第3および第4の層と接着剤を介して接合されてい
る実用新案登録請求の範囲第1項記載の開封容易な包装
体。 - (5)包装体の内部に位置する引裂片の第4の層に弱め
部が設けられている実用新案登録請求の範囲第4項記載
の開封容易な包装体。 - (6)引裂片が接合部において中間層を有し、包装体内
部の引裂部の大部分においては中間層を有することなく
、第3の層と第4の層が直接熱融着されている実用新案
登録請求の範囲第4項記載の開封容易な包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5885379U JPS594932Y2 (ja) | 1979-05-04 | 1979-05-04 | 開封容易な包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5885379U JPS594932Y2 (ja) | 1979-05-04 | 1979-05-04 | 開封容易な包装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55158846U JPS55158846U (ja) | 1980-11-14 |
JPS594932Y2 true JPS594932Y2 (ja) | 1984-02-14 |
Family
ID=29292875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5885379U Expired JPS594932Y2 (ja) | 1979-05-04 | 1979-05-04 | 開封容易な包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS594932Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013052919A (ja) * | 2011-09-06 | 2013-03-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 易開封性包装袋、易開封性包装袋の製造方法及び易開封性包装体 |
-
1979
- 1979-05-04 JP JP5885379U patent/JPS594932Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55158846U (ja) | 1980-11-14 |
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