JP2013052919A - 易開封性包装袋、易開封性包装袋の製造方法及び易開封性包装体 - Google Patents

易開封性包装袋、易開封性包装袋の製造方法及び易開封性包装体 Download PDF

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Abstract

【課題】包装袋の開封に際して開封片が分離せず、片手で包装袋を保持した状態で確実かつ容易に開封することができる、開封性の優れる易開封性包装袋、易開封性包装袋の製造方法及び易開封性包装体を提供する。
【解決手段】外側からイージーピール性調整層、支持基材層、シーラント層を備えた積層フィルムの二箇所を折り返して両側縁部の外面側と内面側を対向させて重ね合わせヒートシールして形成されたイージーピール部3と端縁のヒートシール部4とを備え、重ね合わせ部2の下面フィルム15の折返し部を所定の位置で切り落として形成された開口部8とを備えてなる易開封性包装袋1。
【選択図】図2

Description

本発明は、食品、医薬品、器具等の各種物品を収納するための易開封性包装袋、易開封性包装袋の製造方法及び易開封性包装体に関する。
従来の易開封性包装袋は、表面層である二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム層や中間支持層である二軸延伸ナイロン層に、積層フィルムの作製前にレーザー光線を照射して加熱することによりミシン目形状等のハーフカット線形状の切り込み等を予め入れておく易カット性積層フィルム包材があるが(特許文献1)、ヒートシール部に形成された切欠部(ノッチ)から袋の一部を切り取って開封した場合、切り取りによってゴミが二つに増えるという問題があった。
また、基材層と易剥離性シーラント層とがラミネートされた積層フィルムにおいて、易剥離性シーラント層を内側にしてその両側縁部を重ね合わせ、重ね合わせ部分の端縁部を溶着してイージーピール部を形成した易開封性包装袋があるが(特許文献2)、内容物を取り出す際、イージーピール部の引き剥がし部の両方を互いに開く方法に引っ張ることにより開封するため、両手を使って開封しなければならず、片手で包装袋を保持した状態でもう片方の手で容易に開封することができないという問題があった。
特開平11−77872 特開平11−130145
本発明は、包装袋の開封に際して開封片が分離せず、片手で包装袋を保持した状態で確実かつ容易に開封することができる、開封性の優れる易開封性包装袋、易開封性包装袋の製造方法及び易開封性包装体の提供を課題とする。
上記のような問題点を解決すべく種々研究を重ねた結果、本発明は、
支持基材層と、
当該支持基材層の内面側に積層されたシーラント層と、
当該支持基材層の外面側に積層された当該シーラント層とヒートシールすることによりイージーピール性を調整する層とを備えた積層フィルムからなる包装袋であって、
当該積層フィルムの二箇所を折り返して両側端部の外面側と内面側を対向させて重ね合わせ、当該重ね合わせ部の上面側の側端部を除いてヒートシールして形成されたイージーピール部と、
当該イージーピール部を形成して筒状となった筒状体の両端部の開口部に形成された端縁のヒートシール部と、
当該積層フィルムの二箇所の折り返し部のうち、当該重ね合わせ部の下面側の積層フィルムの折り返し部を所定の位置で切り落として形成された開口部とを備えてなることを特徴とする。
また、本発明の包装体は、上記の易開封性包装袋に、その開口部から内容物を充填し、その開口部の内面層同士をヒートシールして密封してなることを特徴とする。
また、本発明の易開封性包装袋の製造方法は、
支持基材層と当該支持基材層の内面側にシーラント層を積層し、当該支持基材層の外面側に当該シーラント層とヒートシールすることによりイージーピール性を調整する層を積層して積層シートを形成する工程と、
当該積層シートの二箇所を折り返す工程と、
当該積層シートの両側端部の外面側と内面側を対向させて重ね合わせ、当該重ね合わせ部の上面側の側端部を除いて連続してヒートシールしてイージピール部を形成し、筒状体を形成する工程と、
当該筒状体を当該イージピール部のヒートシール方向に対して垂直方向に、かつ一定間隔をおいて、ヒートシールしてヒートシール部を形成する工程と、
当該積層シートの二箇所の折り返し部のうち、当該重ね合わせ部の下面側の積層フィルムの折り返し部を所定の位置で切り落として開口部を形成する工程と、
当該ヒートシール部におけるシール巾方向の中間部でそれぞれを切断する工程とを含むことを特徴とする易開封性包装袋の製造方法。
本発明の易開封性包装袋は、内容物を充填した状態で開口部を密封して包装体とし、これを開封する際、片手で包装袋の上から内容物を把持した状態で、もう一方の手で摘み代を摘みやすく、イージーピール部から引き剥がすことにより内容物を落下させず、容易かつ確実に開封することができ、また、開封片が分離しないため、衛生的で、環境にも配慮されたものである。
また、本発明の易開封性包装袋は、一般的なピロー袋製袋機を用いて製造することができるので、効率良く生産することが可能である。
本発明に係る易開封性包装袋を構成する積層フィルム10の概略断面図である。 本発明に係る易開封性包装袋1の第1実施例を示す概略平面図である。 図2におけるA−A間の概略断面図である。 本発明に係る易開封性包装袋1の第2実施例を示す概略平面図である。 図4におけるB−B間の概略断面図である。 本発明に係る易開封性包装袋1の第3実施例を示す概略平面図である。 本発明に係る易開封性包装袋1の第4実施例を示す概略断面図である。 本発明に係る易開封性包装袋1の使用例を示す概略断面図であり、(a)開口部形成前、(b)開口部形成後、(c)内容物充填後、(d)開封後の説明図である。 本発明に係る易開封性包装袋1の製造方法を示す概略側面図である。 図9における概略平面図である。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳しく説明する。
図1に、本発明に係る易開封性包装袋を構成する積層フィルム10の一例を示す。図1に示される積層フィルム10は、支持基材層12の内面側にシーラント層13を積層し、支持基材層12の外面側にシーラント層13とヒートシールすることによりイージーピール性を調整する層11を積層する層構成からなる。
(基材フィルム)
次に、図1に示される本発明に係る易開封性包装袋を構成する積層フィルム10について説明する。
本発明に係る積層フィルム10を構成する支持基材層12は、シーラント層13より軟化温度が高い層であって強度に優れれば特に制限されず、例えば、ポリエチレンテレフタレイト等のポリエステル系樹脂フィルム、各種ナイロン等のポリアミド系樹脂フィルム、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリブデン樹脂フィルム等のポリオレフィンフィルム、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリアリールフタレイト樹脂、シリコーン系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリフェニレンスルフィド系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、セルロース系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニリデンフィルム、アセタール系樹脂フィルム、フッ素系樹脂、その他等を使用することができる。
なお、本発明においては、特に、ポリプロピレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、または、ポリアミド系樹脂のフィルムないしシートを使用することが好ましい。
上記フィルムは、未延伸フィルムもしくは延伸加工を施したフィルムを使用することができるが、二軸延伸加工を施すことにより、耐熱性、耐衝撃性が向上するので好ましい。
上記のフィルムないしシートの厚さとしては、任意であるが、通常、5〜300μm位が好ましく、10μm〜100μm位が望ましい。
上記以外の支持基材層12としては、紙、不織布、金属箔等を単体で、あるいは、二種以上の支持基材層と組み合わせてなる複合支持基材層とすることもできる。
また、支持基材層12には、表面または裏面に印刷層を形成することができる。
かかる印刷絵柄層は、例えば、通常のインキ組成物を使用してオフセット印刷あるいはグラビア印刷、フレキソ印刷、凸版印刷、シルクスクリーン印刷、その他等の通常の印刷法等によって形成することができる。印刷インキの塗布量は、塗布後の乾燥状態で1μm〜8μm位が好ましい。
(バリア層)
本発明に係る積層フィルム10を構成するバリア層は、必要に応じて設ければよく、酸素ガス、水蒸気の透過を遮断する機能を備え、印刷インキや接着剤等の移行成分を遮断する機能を備えるものであれば特に限定されず、例えば、アルミニウム箔、金属アルミニウムの蒸着膜を有する樹脂のフィルム、ポリ塩化ビニリデン系樹脂のフィルム、ポリ塩化ビニリデン系樹脂やポリビニルアルコールを主成分とする組成物をコ−ティングした樹脂のフィルム、延伸ポリアミド系樹脂のフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、酸化珪素、酸化アルミニウム等の金属酸化物の蒸着膜を有する樹脂のフィルム等を使用することができる。
上記において、金属、及び、無機酸化物の蒸着膜の膜厚としては、厚さ50Å〜3000Å位のものを使用することが好ましく、100〜1000Å位のものが望ましい。
本発明において、上記のバリア性を付与する蒸着層を支持する樹脂のフィルムとしては、上記の支持基材層に用いる樹脂フィルムを使用することができる。
(シーラント層)
本発明に係る積層フィルム10を構成するシーラント層13としては、熱によって相互に融着し得る樹脂からなる層であれば、特に限定されず、例えば、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、メタロセン触媒を利用して重合したエチレン・αオレフィンとの共重合体樹脂、エチレン・ポリプロピレンのランダムもしくはブロック共重合体樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン・アクリル酸共重合体樹脂、エチレン・アクリル酸エチル共重合体樹脂、エチレン・メタクリル酸共重合体樹脂、エチレン・メタクリル酸メチル共重合体樹脂、アイオノマー樹脂、ヒートシール性エチレン・ビニルアルコール樹脂、または、共重合した樹脂メチルペンテン系樹脂、ポリブテン系樹脂、環状オレフィンコポリマー等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、その他等のフィルムないしシ−ト、あるいはそのコ−ティング膜等を使用することができる。
また、その厚さとしては2μm〜100μm位が好ましく、5μm〜70μm位がより
好ましい。
(イージーピール性調整層層)
本発明に係る積層フィルム10を構成する外層11としては、内層であるシーラント層13とヒートシールすることによりイージーピール性を有する層であれば、特に限定されない。外層11と内層13を対向して重ね合わせ、ヒートシールすることにより、そのイージーピール性のシール部3のシールが容易に剥離して開封し、極めて簡単に内容物を取り出すことができるものである。
例えば、イージーピール性調整層は、上記で挙げたシーラント層を構成する材料、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、ヒートシール性エチレン・ビニルアルコール樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、メチルペンテン系樹脂、ポリブテン系樹脂、環状オレフィンコポリマー等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、その他等のフィルムないしシ−ト、あるいはそのコ−ティング膜等を使用し、シール層間の界面剥離性を利用する方法、シ−ル層の材料破壊剥離性を利用する方法、シ−ル層に極力薄い層を設ける方法等によって、イージーピール性を調整して用いることができる。
具体的には、内層13としては、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンとのブレンドポリマ−もしくはエチレン−プロピレン共重合体等からなるポリプロピレンを主成分とする材料で構成し、外層11として、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等からなるポリエチレンを主成分とする材料で構成し、その両者の組み合わせでイージーピール性のシ−ル部3を形成することができる。
その他の具体例として、外層11としては、不織布、紙を用い、内層13として、これとイージーピール性を有するフィルム(製品名「7601ED」、東レフィルム加工株式会社製等)を組み合わせて用いることもできる。不織布の繊維としては、例えば、綿、レ−ヨン、アセテ−ト、ポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、ポリプロピレン系繊維、ポリエチレン系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコ−ル系繊維、ポリウレタン系繊維、その他等を単独または混合して使用することができる。厚さとしては坪量が20g/m2〜40g/m2のものが好ましい。
また、外層と内層との接着面には、その面同士の接着を阻害する樹脂層等を全面または部分的にパターン状に形成することができる。離型剤には、シリコーン樹脂、ポリエチレンワックス、大豆レシチン、高級脂肪酸アマイドなどを使用することができる。その塗布する場合、その厚みは薄くてよく0.3〜2μm程度が好ましい。また、上記において、部分的に設ける場合、設けてない部分をポイントシールすることもできる。
外層11と内層13のイージーピール部3のシール強度では10N/15mm〜30N/15mm位が好ましい。上記のシール強度の範囲であれば、片手で摘んで容易に引き剥がすことができる。シール強度が10N/15mm未満であると、包装体の移送中等に剥がれてしまう恐れがあるため好ましくない。また、シール強度が30N/15mmを超えると、摘み代を片手で摘んで引き剥がしにくくなるため、好ましくない。
なお、シール強度は、JISK6854−3(接着剤のはく離接着強さ試験方法:T形剥離法)に準拠し、引張り速度300mm/分で測定した値である。
なお、内層13同士のシール部は、イージーピールでも完全シールでもよいが、内容物によっては、完全シールとする方が、内容物の密封性に優れ、包装体を移送中に破袋しにくくなるため好ましい。
次に、上記の本発明において、上記のような材料を使用して支持基材層12と外層11、内層13、またはバリア層とをラミネートする方法としては、例えば、ウエットラミネーション法、ドライラミネーション法、無溶剤型ドライラミネーション法、押し出しラミネーション法、Tダイ押し出し成形法、共押し出しラミネーション法、インフレーション法、共押し出しインフレーション法、その他等で行うことができる。
そして、本発明においては、上記の積層を行う際に、必要ならば、例えば、コロナ処理、オゾン処理、フレーム処理、その他等の前処理をフィルムに施すことができる。
中でも、本発明において、ドライラミネーション法が、接着強度に優れ、より好ましい
ものである。
(接着層)
支持基材層12と外層11、内層13、またはバリア層とをラミネートする接着層において、ラミネート用接着剤としては、例えば、1液、あるいは2液型の硬化ないし非硬化タイプのビニル系、(メタ)アクリル系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリエーテル系、ポリウレタン系、エポキシ系、ゴム系、その他等の溶剤型、水性型、あるいは、エマルジョン型等のラミネート用接着剤を使用することができる。
上記のラミネート用接着剤のコーティング方法としては、例えば、ダイレクトグラビアロールコート法、グラビアロールコート法、キスコート法、リバースロールコート法、フォンテン法、トランスファーロールコート法、その他の方法で塗布することができる。
その塗布量としては、0.1g/m2〜10g/m2(乾燥状態)位が好ましく、1g/m2〜5g/m2(乾燥状態)位がより好ましい。
図2に、本発明に係る易開封性包装袋1における第1実施例の概略平面図を示し、図3に、図2におけるA−A間の概略断面図を示す。図2、図3に示される易開封性包装袋1は、積層フィルムの二箇所をシーラント層が内側になるように折り返して、上面フィルム14の内面側(シーラント層)と下面フィルム15の外面側(イージーピール性調整層)を対向させて側端部同士を略中央で重ね合わせ、重ね合わせ部2の上面フィルム15側の摘み代6を残して直線状にヒートシールしてイージーピール部3を形成させて筒状体とし、更に、その筒状体のそれぞれの開口部の端部をヒートシールして端縁シール部4を形成し、更に、下面フィルム14側の折り返し部を所定の位置で切り落として開口部8を形成させたものである。
本発明に係る易開封性包装袋1は、上面フィルム14と下面フィルム15との重ね合わせ部2に形成された縦シール部3がイージーピール性であるため、摘み片6から片手で引き剥がして容易に内容物を取り出すことができる。
内層同士が完全シール部である場合、重ね合わせ部2以外の端縁シール部4を剥離しにくくなるため、比較的小さな内容物を少しずつ取り出すことができる。
内層同士もイージーピール性である場合、重ね合わせ部2以外の端縁シール部4を容易に剥離できるため、開口8を広くとることができ、大きな内容物でも容易に取り出すことができる。
図4に、本発明に係る易開封性包装袋1における第2実施例の概略平面図を示し、図5に、図4におけるB−B間の概略断面図を示す。図4、図5に示される易開封性包装袋1は、積層フィルムの二箇所をシーラント層が内側になるように折り返して、上面フィルム14の内面側(シーラント層)と下面フィルム15の外面側(イージーピール性調整層)を対向させて端部同士を上面フィルム14側の折り返し部7aの近傍で重ね合わせ、重ね合わせ部2の上面フィルム15側の摘み代6を残して直線状にヒートシールしてイージーピール部3を形成させて筒状体とし、更に、その筒状体のそれぞれの開口部の端部をヒートシールして端縁シール部4を形成し、更に、下面フィルム14側の折り返し部を所定の位置で切り落として開口部8を形成させたものである。
図4、図5に示される本発明に係る易開封性包装袋1は、内層同士のシール部が、完全シールとイージーピール性のいずれであっても袋と同じ程度の大きさの内容物であっても、上面フィルム14と下面フィルム15との重ね合わせ部2に形成された縦シール部3と横シール部4aがイージーピール性であるため、摘み片6から片手で引き剥がして容易に取り出すことができる。
図6に、本発明に係る易開封性包装袋1における第3実施例の概略平面図を示す。図6に示される易開封性包装袋1は、積層フィルムの二箇所をシーラント層が内側になるように折り返して、上面フィルム14の内面側(シーラント層)と下面フィルム15の外面側(イージーピール性調整層)を対向させて端部同士を略中央で重ね合わせ、重ね合わせ部2の上面フィルム15側の摘み代6を残して、イージーピール部3のシール形状を摘み代6に向けて凸状にヒートシールしてイージーピール部3を形成させて筒状体とし、更に、その筒状体のそれぞれの開口部の端部をヒートシールして端縁シール部4を形成し、更に、下面フィルム14側の折り返し部を所定の位置で切り落として開口部8を形成させたものである。
本発明に係る易開封性包装袋1は、イージーピール部3のシール形状を直線状以外に摘み代6に向けて凸状とすることで、剥離開始点から容易に引き剥がすことができる。シール形状としては、例えば、円弧状、波形状、鋭角状等のシール部が挙げられ、単数または複数本、イージーピール部3を形成することで、剥離強度を調整することができる。
また、イージーピール部3シール幅を調整して、適切な剥離強度とすることもできる。具体的には、シール幅を1mm〜10mm程度とすることが好ましく、3〜7mm程度がより好ましい。
図7に、本発明に係る易開封性包装袋1における第4実施例の概略平面図を示す。図7に示される易開封性包装袋1は、積層フィルムの二箇所をシーラント層が内側になるように折り返して、上面フィルム14の内面側(シーラント層)と下面フィルム15の外面側(イージーピール性調整層)を対向させて端部同士を略中央で重ね合わせ、重ね合わせ部2の上面フィルム15側の摘み代6を残して、直線状にヒートシールしてイージーピール部3を形成させて筒状体とし、上面フィルム15側の折り返し部をV字形状に折り込まれたガセット状折り込み部9を形成し、更に、その筒状体のそれぞれの開口部の端部をヒートシールして端縁シール部4を形成し、更に、下面フィルム14側の折り返し部を所定の位置で切り落として開口部8を形成させたものである。
図7に示される本発明に係る易開封性包装袋1は、ガセット状折り込み部9を形成袋の底部に自立性を持たせることができる。
なお、以上述べた各構成は、本発明の趣旨を逸脱しない限り、互いに組み合わせることができる。
図8に、本発明に係る易開封性包装袋1の使用例を示し、図8(a)は、開口部8の形成前の説明図、図8(b)は、開口部8の形成後の説明図、図8(c)は、内容物の充填後の説明図、図8(d)開封後の説明図をそれぞれ示す。
図8(a)に示すように、まず、積層シートの二箇所を折り曲げ、積層シートの両側縁部の上面フィルム14の内面側(シーラント層)と下面フィルム15の外面側(イージーピール性調整層)を対向させて重ね合わせ、重ね合わせ部2の上面側の摘み代6を残して、ヒートシールしてイージーピール部3を形成し、筒状体を形成し、更に、当該筒状体をイージーピール部3のヒートシール方向に対して垂直方向に両端部をヒートシールしてヒートシール部を形成する。
次に、図8(b)に示すように、二箇所の折り返し部7a、7bのうち、重ね合わせ部3の下面フィルム15の折り返し部7bを所定の位置で切り落として開口部8を形成し、形成された開口部8より、内容物Mを充填する。
次に、図8(c)に示すように、開口部8の内面層同士をヒートシールして密封して本発明に係る易開封性包装体20が製造される。
また、図8(d)に示すように、本発明に係る易開封性包装体20を開封する際、摘み代6を摘み、イージーピール部3から容易に引き剥がすことにより内容物を取り出すことができるものである。また、ノッチを設けずに開封できるため、開封片が分離しないため、衛生的で、環境にも配慮されたものである。
図9に、本発明に係る易開封性包装袋1の製造方法の概略側面図を示し、図10に、図9における概略平面図を示す。
本発明に係る易開封性包装袋1の製造方法の一実施形態は、図9、図10に示されるようなピロータイプの包装袋の製袋機を用い、次に説明する各工程により、易開封性包装袋1を連続的に製造する。
図9、図10は、本発明に係る積層シート10の巻き取りロールから積層シート10を繰り出され、筒状に湾曲されて、両側縁部の上面フィルム14の内面側(シーラント層)と下面フィルム15の外面側(イージーピール性調整層)を対向させて重ね合わされて重ね合わせ部を形成する。次いで、この重ね合わせ部が縦シール機22を通る間にヒートシールされてイージーピール部3が形成されて連続した筒状体を形成する。
次いで、第1横シール機23および第2横シール機24を閉じて、筒状体を熱溶着することにより、横シール部4を形成して分離前の包装袋を製造する。
化粧裁ち刃25を閉じて分離前の包装袋の下面フィルム14側の折り返し部7bをカットし、開口部8を形成する。
次いで、断裁刃26を閉じて分離前の包装袋の横シール部4のシール巾方向の中間部を二分割して包装袋1を製造する。
なお、本発明において、縦シール機22、第1横シール機23および第2横シール機24は、それぞれ独立してヒートシール条件を設定することができる。
以下に実施例及び比較例を示して本発明をより詳しく説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
(積層フィルム10)
本発明に係る支持基材層12として、厚み12μmのポリエチレンテレフタレイトフィルム(製品名「E5202」、東洋紡績株式会社製)を用い、外層11として、厚み30μmの未延伸ポリエチレンフィルム(製品名「L4102」、東洋紡績株式会社製)を用い、内層13として、厚み30μmの面々イージーピール兼用ポリエチレンフィルム用イージーピールシーラント(製品名「7601EA」、東レフィルム加工株式会社製)を準備し、接着剤として、2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤を介してドライラミネーターで貼り合わせて積層し、エージング実施後、スリッターで所望の幅にスリットし、層構成、未延伸ポリエチレンフィルム(30μm)/2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤層/ポリエチレンテレフタレイトフィルム(12μm)/2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤層/面々イージーピール兼用ポリエチレンフィルム用イージーピールシーラント(30μm)の本発明に係る積層フィルム10を製造した。
(易開封性包装袋1)
上記で得られた積層フィルム10の巻き取りロールをピロータイプ包装袋の製袋機にセットし、積層シート10の巻き取りロールから積層シート10を繰り出し、筒状に湾曲させて、両側縁部のうち、上面フィルム14のシーラント面と下面フィルム15の外層側を対向させて重ね合わされて重ね合わせ部2を形成し、次いで、この重ね合わせ部2が縦シール機22を通る間にヒートシールされて直線状のイージーピール部3を形成し、連続した筒状体を形成した。
次いで、第1横シール機23および第2横シール機24を閉じて、筒状体を熱溶着することにより、横シール部4を形成して分離前の包装袋を製造した。
次いで、化粧裁ち刃25を閉じて分離前の包装袋の下面フィルム14側の折り返し部7bをカットし、開口部8を形成した。
次いで、断裁刃26を閉じて分離前の包装袋の横シール部4の中間部を二分割して、図2に示すような本発明に係る易開封性包装袋1を製造した。
得られた易開封性包装袋1は、幅120mm、長さ180mm、重ね合わせ長さ30mm、上面フィルムの折り返し部7aの先端から開口部8までの長さ100mm、端縁シール部4のシール幅5mm、重ね合わせ部のシール幅5mm、摘み代6の長さ15mmであった。イージーピール部3のシール強度は、11N/15mmであった。
得られた易開封性包装袋1は、内層13が面々イージーピール性を有するため、端縁シール部4が全てイージーピール性を有すると共に、外層11が、内層(シーラント層13)とヒートシールすることによりイージーピール性を有するため、重ね合わせ部2においてもイージーピール部3を有し、内容物を容易に取り出しやすい包装袋であった。
(易開封性包装体20)
得られた本発明に係る易開封性包装袋1の開口部8から容量30mlの使い捨て注射器1本を収納し、インパルスシーラーを用いて開口部8をヒートシールして幅5mmの密封シール部5を設け、本発明に係る易開封性包装体20を得た。
上記で得られた易開封性包装体20に照射線量10kGyのγ線滅菌を施した。
上記で得られた滅菌済の易開封性包装体20の密封シール部5を上にした状態で、包装体20の外側から注射器を左手で把持し、右手の親指と人差し指で摘み代6を摘んでイージーピール部3から剥離すると共に、上面フィルム側の折り返し部7aまで端縁シール部4を剥離し、開封片を生じさせることなく、注射器を落下させることなく、作業者が内容物に直接触れることなく容易に開封することができた。更に、作業者が開封した状態で内容物に触れること無く、他の人に注射器を手渡すことができるため、滅菌済手術器具の入った包装体を看護士が開封し、医師に渡す場合等で衛生面においても優れた効果を発揮できることが分かった。
(易開封性包装袋1)
実施例1で製造した積層フィルム10を巻き返し機で表裏逆に巻き直し、層構成、面々イージーピール兼用ポリエチレンフィルム用イージーピールシーラント(30μm)/2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤層/ポリエチレンテレフタレイトフィルム(12μm)/2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤層/未延伸ポリエチレンフィルム(30μm)の積層フィルム10の巻き取りロールを用い、これをピロータイプ包装袋の製袋機にセットし、巻き取りロールから積層シート10を繰り出し、筒状に湾曲させて、両側縁部のうち、上面フィルム14のシーラント面と下面フィルム15の外層側を対向させて重ね合わされて重ね合わせ部2を形成し、次いで、この重ね合わせ部2が縦シール機22を通る間にヒートシールされて直線状のイージーピール部3を形成し、連続した筒状体を形成した。
次いで、第1横シール機23および第2横シール機24を閉じて、筒状体を熱溶着することにより、横シール部4を形成して分離前の包装袋を製造した。
次いで、化粧裁ち刃25を閉じて分離前の包装袋の下面フィルム14側の折り返し部7bをカットし、開口部8を形成した。
次いで、断裁刃26を閉じて分離前の包装袋の横シール部4の中間部を二分割して、図2に示すような本発明に係る易開封性包装袋1を製造した。イージーピール部3のシール強度は、11N/15mmであった。
得られた易開封性包装袋1は、内層13が完全シール性を有するため、重ね合わせ部2以外の端縁シール部4が全て完全シールとなり、また、外層11が、内層(シーラント層13)とヒートシールすることにより重ね合わせ部2における端縁シール部4とイージーピール部3とがイージーピール性を有するので、内容物を少しずつ取り出すことができる包装袋であった。
(易開封性包装体20)
得られた本発明に係る易開封性包装袋1の開口部8から直径約20mmの綿球、20個を収納し、インパルスシーラーを用いて開口部8をヒートシールして幅5mmの密封シール部5を設け、本発明に係る易開封性包装体20を得た。
上記で得られた易開封性包装体20に照射線量10kGyのγ線滅菌を施した。
上記で得られた滅菌済の易開封性包装体20の密封シール部5を上にした状態で、包装体20の外側から注射器を左手で把持し、右手の親指と人差し指で摘み代6を摘んでイージーピール部3と重ね合わせ部2の端縁シール部4を剥離することにより、開封片を生じさせることなく、綿球を落下させることなく、確実かつ容易に取り出することができた。
また、実施例2に係る易開封性包装袋1は、重ね合わせ部2以外の端縁シール部4が全て完全シールであるため、金属製品等の重い内容物に対しても端縁シール部から破袋しにくく、包装袋として適しているものであった。
(積層フィルム10)
本発明に係る支持基材層12として、厚み12μmのアルミナ蒸着ポリエチレンテレフタレイトフィルム(製品名「IB―PET−PWC」、大日本印刷株式会社製)の蒸着面側に、二液硬化型ウレタン樹脂系接着剤を介して、厚み15μmのポリアミドフィルム(製品名「N1202」、東洋紡績株式会社製)をドライラミネーターで貼り合わせて積層した積層フィルムを用い、外層11として、厚み50μmの未延伸ポリプロピレンフィルム(製品名「P1147」、東洋紡績株式会社製)を用い、内層13として、厚み30μmの面々イージーピール兼用ポリプロピレンフィルム用イージーピールシーラント(製品名「9501E」、東レフィルム加工株式会社製)を準備し、接着剤として、2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤を介してドライラミネーターで貼り合わせて積層し、エージング実施後、スリッターで所望の幅にスリットし、層構成、未延伸ポリプロピレンフィルム(50μm)/2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤層/ポリアミドフィルム(15μm)/2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤層/アルミナ蒸着層/ポリエチレンテレフタレイトフィルム(12μm)/2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤層/面々イージーピール兼用ポリプロピレンフィルム用イージーピールシーラント(30μm)の本発明に係る積層フィルム10を製造した。
(易開封性包装袋1)
上記で得られた積層フィルム10の巻き取りロールをピロータイプ包装袋の製袋機にセットし、積層シート10の巻き取りロールから積層シート10を繰り出し、筒状に湾曲させて、両側縁部のうち、上面フィルム14のシーラント面と下面フィルム15の外層側を対向させて端部同士を上面フィルム14側の折り返し部7aの近傍で重ね合わされて重ね合わせ部2を形成し、次いで、この重ね合わせ部2が縦シール機22を通る間にイージーピール部3のシール形状を摘み代6に向けて凸状にヒートシールされて凸状のイージーピール部3を形成し、連続した筒状体を形成した。
次いで、第1横シール機23および第2横シール機24を閉じて、筒状体を熱溶着することにより、横シール部4を形成して分離前の包装袋を製造した。
次いで、化粧裁ち刃25を閉じて分離前の包装袋の下面フィルム14側の折り返し部7bをカットし、開口部8を形成した。
次いで、断裁刃26を閉じて分離前の包装袋の横シール部4の中間部を二分割して、図4に示すような本発明に係る易開封性包装袋1を製造した。
得られた易開封性包装袋1は、幅120mm、長さ155mm、重ね合わせ長さ80mm、上面フィルムの折り返し部7aの先端から開口部8までの長さ80mm、端縁シール部4のシール幅5mm、重ね合わせ部のシール幅5mm、摘み代6の長さ20mmであった。イージーピール部3のシール強度は、18N/15mmであった。
得られた易開封性包装袋1は、内層13が面々イージーピール性を有するため、端縁シール部4が全てイージーピール性を有すると共に、外層11が、内層(シーラント層13)とヒートシールすることによりイージーピール性を有するため、重ね合わせ部2においてもイージーピール部3を有し、内容物を容易に取り出しやすい包装袋であった。
(易開封性包装体20)
得られた本発明に係る易開封性包装袋1の開口部8から幅80mm、長さ100mm、厚さ20mmの、水を含ませた後に軽く絞ったセルローススポンジを1個、収納し、バッチ式真空包装機で真空包装しつつ開口部8をヒートシールして幅5mmの密封シール部5を設け、本発明に係る易開封性包装体20を得た。
上記で得られた易開封性包装体20に121℃×20分の水蒸気滅菌を施した。
上記で得られた滅菌済の易開封性包装体20の密封シール部5を上にした状態で、包装体20の外側からスポンジを左手で把持し、右手の親指と人差し指で摘み代6を摘んでイージーピール部3から剥離すると共に、上面フィルム側の折り返し部7aまで端縁シール部4を剥離し、開封片を生じさせることなく、スポンジを落下させることなく、作業者が内容物に直接触れることなく容易に開封することができた。更に、作業者が開封した状態で内容物に触れること無く、他の人に注射器を手渡すことができるため、滅菌済手術器具の入った包装体を看護士が開封し、医師に渡す場合等で衛生面においても優れた効果を発揮できることが分かった。
また、実施例3に係る易開封性包装袋1は、内層同士のシール部が、完全シールとイージーピール性のいずれであっても袋と同じ程度の大きさの内容物であっても、上面フィルム14と下面フィルム15との重ね合わせ部2に形成されたイージーピール部3と端縁シール部4aがイージーピール性であるため、摘み片6から片手で引き剥がして容易に取り出すことができる包装袋であった。
また、実施例3の易開封性包装袋1を構成する積層フィルム1は、ガスバリア性を有するので、内容物として酸化されやすい物品や保存期限が長く、保存中に内容物の水分蒸発を防ぐことが必要な物品等の包装袋として好適に用いることができた。
(易開封性包装袋1)
実施例3で製造した積層フィルム10を巻き返し機で表裏逆に巻き直し、層構成、面々イージーピール兼用ポリプロピレンフィルム用イージーピールシーラント(30μm)/2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤層/ポリエチレンテレフタレイトフィルム(12μm)/アルミナ蒸着層/2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤層/ポリアミドフィルム(15μm)/2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤層/未延伸ポリプロピレンフィルム(50μm)の積層フィルム10の巻き取りロールを用い、これをピロータイプ包装袋の製袋機にセットし、積層シート10の巻き取りロールから積層シート10を繰り出し、筒状に湾曲させて、両側縁部のうち、上面フィルム14のシーラント面と下面フィルム15の外層側を対向させて端部同士を上面フィルム14側の折り返し部7aの近傍で重ね合わされて重ね合わせ部2を形成し、次いで、この重ね合わせ部2が縦シール機22を通る間にイージーピール部3のシール形状を摘み代6に向けて凸状にヒートシールされて凸状のイージーピール部3を形成し、連続した筒状体を形成した。
次いで、第1横シール機23および第2横シール機24を閉じて、筒状体を熱溶着することにより、横シール部4を形成して分離前の包装袋を製造した。
次いで、化粧裁ち刃25を閉じて分離前の包装袋の下面フィルム14側の折り返し部7bをカットし、開口部8を形成した。
次いで、断裁刃26を閉じて分離前の包装袋の横シール部4の中間部を二分割して、図4に示すような本発明に係る易開封性包装袋1を製造した。イージーピール部3のシール強度は、18N/15mmであった。
得られた易開封性包装袋1は、内層13が完全シール性を有するため、重ね合わせ部2以外の端縁シール部4が全て完全シールとなり、また、外層11が、内層(シーラント層13)とヒートシールすることにより重ね合わせ部2における端縁シール部4とイージーピール部3とがイージーピール性を有するので、内容物が重い場合でも確実かつ容易にイージーピール部から引き剥がして、内容物を取り出すことができ、内容物の重さに耐えられる包装袋が得られた。
(易開封性包装体20)
得られた本発明に係る易開封性包装袋1の開口部8から幅80mm、長さ100mm、厚さ20mmの、水を含ませた後に軽く絞ったセルローススポンジを1個、収納し、バッチ式真空包装機で真空包装しつつ開口部8をヒートシールして幅5mmの密封シール部5を設け、本発明に係る易開封性包装体20を得た。
上記で得られた易開封性包装体20に121℃×20分の水蒸気滅菌を施した。
上記で得られた滅菌済の易開封性包装体20の密封シール部5を上にした状態で、包装体20の外側からスポンジを左手で把持し、右手の親指と人差し指で摘み代6を摘んでイージーピール部3から剥離すると共に、上面フィルム側の折り返し部7aまで端縁シール部4を剥離し、開封片を生じさせることなく、スポンジを落下させることなく、作業者が内容物に直接触れることなく容易に開封することができた。更に、作業者が開封した状態で内容物に触れること無く、他の人に注射器を手渡すことができるため、滅菌済手術器具の入った包装体を看護士が開封し、医師に渡す場合等で衛生面においても優れた効果を発揮できることが分かった。
また、実施例4に係る易開封性包装袋1は、重ね合わせ部2以外の端縁シール部4が全て完全シールであるため、金属製品等の重い内容物に対しても端縁シール部から破袋しにくい包装袋が得られた。
更に、実施例4に係る易開封性包装袋1は、内層同士のシール部が、完全シールとイージーピール性のいずれであっても袋と同じ程度の大きさの内容物であっても、上面フィルム14と下面フィルム15との重ね合わせ部2に形成されたイージーピール部3と端縁シール部4aがイージーピール性であるため、摘み片6から片手で引き剥がして容易に取り出すことができる包装袋であった。
(積層フィルム10)
本発明に係る支持基材層12として、厚み9μmのアルミニウム箔に、二液硬化型ウレタン樹脂系接着剤を介して、厚み15μmのポリアミドフィルム(製品名「N1202」、東洋紡績株式会社製)をドライラミネーターで貼り合わせて積層した積層フィルムを用い、外層11として、坪量30g/m2のポリエチレン不織布(製品名「エルベスS0303WDO」、ユニチカ株式会社製)を用い、内層13として、厚み30μmの面々イージーピール兼用ポリエチレンフィルム用イージーピールシーラント(製品名「7601EA」、東レフィルム加工株式会社製)を準備し、アンカーコート剤を塗布しつつ、厚み15μmのポリエチレン樹脂層を介して押し出しラミネーターで貼り合わせて積層し、エージング実施後、スリッターで所望の幅にスリットし、層構成、ポリエチレン不織布(坪量30g/m2)/アンカーコート剤層/ポリエチレン樹脂層(15μm)/ポリアミドフィルム(15μm)/2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤層/アルミニウム箔(9μm)/アンカーコート剤層/ポリエチレン樹脂層(15μm)/面々イージーピール兼用ポリエチレンフィルム用イージーピールシーラント(30μm)の本発明に係る積層フィルム10を製造した。
(易開封性包装袋1)
上記で得られた積層フィルム10の巻き取りロールをピロータイプ包装袋の製袋機にセットし、積層シート10の巻き取りロールから積層シート10を繰り出し、筒状に湾曲させて、両側縁部のうち、上面フィルム14のシーラント面と下面フィルム15の外層側を対向させて端部同士を上面フィルム14側の折り返し部7aの近傍で重ね合わされて重ね合わせ部2を形成し、次いで、この重ね合わせ部2が縦シール機22を通る間にイージーピール部3のシール形状を摘み代6に向けて凸状にヒートシールされて凸状のイージーピール部3を形成し、連続した筒状体を形成した。
次いで、第1横シール機23および第2横シール機24を閉じて、筒状体を熱溶着することにより、横シール部4を形成して分離前の包装袋を製造した。
次いで、化粧裁ち刃25を閉じて分離前の包装袋の下面フィルム14側の折り返し部7bをカットし、開口部8を形成した。
次いで、断裁刃26を閉じて分離前の包装袋の横シール部4の中間部を二分割して、図4に示すような本発明に係る易開封性包装袋1を製造した。
得られた易開封性包装袋1は、幅120mm、長さ155mm、重ね合わせ長さ80mm、上面フィルムの折り返し部7aの先端から開口部8までの長さ80mm、端縁シール部4のシール幅5mm、重ね合わせ部のシール幅5mm、摘み代6の長さ20mmであった。イージーピール部3のシール強度は、15N/15mmであった。
得られた易開封性包装袋1は、内層13が面々イージーピール性を有するため、端縁シール部4が全てイージーピール性を有すると共に、外層11が、内層(シーラント層13)とヒートシールすることによりイージーピール性を有するため、重ね合わせ部2においてもイージーピール部3を有し、内容物を容易に取り出しやすい包装袋であった。
(易開封性包装体20)
得られた本発明に係る易開封性包装袋1の開口部8から幅80mm、長さ100mm、厚さ15mmの蒲鉾を1本収納し、インパルスシーラーを用いて開口部8をヒートシールして幅5mmの密封シール部5を設け、本発明に係る易開封性包装体20を得た。
上記で得られた易開封性包装体20の密封シール部5を上にした状態で、包装体20の外側から蒲鉾を左手で把持し、右手の親指と人差し指で摘み代6を摘んでイージーピール部3から剥離すると共に、上面フィルム側の折り返し部7aまで端縁シール部4を剥離し、開封片を生じさせることなく、蒲鉾を落下させることなく、作業者が内容物に直接触れることなく容易に開封することができた。
また、実施例5に係る易開封性包装袋1は、内層同士のシール部が、完全シールとイージーピール性のいずれであっても袋と同じ程度の大きさの内容物であっても、上面フィルム14と下面フィルム15との重ね合わせ部2に形成されたイージーピール部3と端縁シール部4aがイージーピール性であるため、摘み片6から片手で引き剥がして容易に取り出すことができる包装袋であった。
また、実施例5の易開封性包装袋1を構成する積層フィルム1は、ガスバリア性を有するので、内容物として酸化されやすい物品や保存期限が長く、保存中に内容物の水分蒸発を防ぐことが必要な物品等の包装袋として好適に用いることができた。
また、本実施例の積層フィルムで外層11として用いたポリエチレン不織布は、完全シール用シーラントフィルムとして用いることができるので、本実施例の積層フィルムの表裏を逆にして包装袋を製造したとしても、内層同士のシール部が、完全シールとイージーピール性のいずれであっても袋と同じ程度の大きさの内容物であっても、上面フィルム14と下面フィルム15との重ね合わせ部2に形成されたイージーピール部3と端縁シール部4aがイージーピール性であるため、摘み片6から片手で引き剥がして容易に取り出すことができる包装袋を製造できる。
(積層フィルム10)
本発明に係る支持基材層12として、厚み12μmのポリエチレンテレフタレイトフィルム(製品名「E5202」、東洋紡績株式会社製)を用い、外層11として、坪量40g/m2の純白ロール紙を用い、内層13として、厚み30μmの面々イージーピール兼用ポリエチレンフィルム用イージーピールシーラント(製品名「7601ED」、東レフィルム加工株式会社製)を準備し、アンカーコート剤を塗布しつつ、厚み15μmのポリエチレン樹脂層を介して押し出しラミネーターで貼り合わせて積層し、エージング実施後、スリッターで所望の幅にスリットし、層構成、純白ロール紙(坪量40g/m2)/アンカーコート剤層/ポリエチレン樹脂層(15μm)/ポリエチレンテレフタレイトフィルム(12μm)/アンカーコート剤層/ポリエチレン樹脂層(15μm)/面々イージーピール兼用ポリエチレンフィルム用イージーピールシーラント(30μm)の本発明に係る積層フィルム10を製造した。
(易開封性包装袋1)
上記で得られた積層フィルム10の巻き取りロールをピロータイプ包装袋の製袋機にセットし、積層シート10の巻き取りロールから積層シート10を繰り出し、筒状に湾曲させて、両側縁部のうち、上面フィルム14のシーラント面と下面フィルム15の外層側を対向させて端部同士を上面フィルム14側の折り返し部7aの近傍で重ね合わされて重ね合わせ部2を形成し、次いで、この重ね合わせ部2が縦シール機22を通る間にイージーピール部3のシール形状を摘み代6に向けて凸状にヒートシールされて凸状のイージーピール部3を形成し、連続した筒状体を形成した。
次いで、第1横シール機23および第2横シール機24を閉じて、筒状体を熱溶着することにより、横シール部4を形成して分離前の包装袋を製造した。
次いで、化粧裁ち刃25を閉じて分離前の包装袋の下面フィルム14側の折り返し部7bをカットし、開口部8を形成した。
次いで、断裁刃26を閉じて分離前の包装袋の横シール部4の中間部を二分割して、図4に示すような本発明に係る易開封性包装袋1を製造した。 イージーピール部3のシール強度は、10N/15mmであった。
(易開封性包装体20)
得られた易開封性包装袋1は、幅120mm、長さ155mm、重ね合わせ長さ80mm、上面フィルムの折り返し部7aの先端から開口部8までの長さ80mm、端縁シール部4のシール幅5mm、重ね合わせ部のシール幅5mm、摘み代6の長さ20mmであった。得られた易開封性包装袋1は、内層13が面々イージーピール性を有するため、端縁シール部4が全てイージーピール性を有すると共に、外層11が、内層(シーラント層13)とヒートシールすることによりイージーピール性を有するため、重ね合わせ部2においてもイージーピール部3を有し、内容物を容易に取り出しやすい包装袋であった。
得られた本発明に係る易開封性包装袋1の開口部8から幅80mm、長さ100mm、厚さ15mmの蒲鉾を1本収納し、インパルスシーラーを用いて開口部8をヒートシールして幅5mmの密封シール部5を設け、本発明に係る易開封性包装体20を得た。
上記で得られた易開封性包装体20の密封シール部5を上にした状態で、包装体20の外側から蒲鉾を左手で把持し、右手の親指と人差し指で摘み代6を摘んでイージーピール部3から剥離すると共に、上面フィルム側の折り返し部7aまで端縁シール部4を剥離し、開封片を生じさせることなく、蒲鉾を落下させることなく、作業者が内容物に直接触れることなく容易に開封することができた。
また、実施例6に係る易開封性包装袋1は、内層同士のシール部が、完全シールとイージーピール性のいずれであっても袋と同じ程度の大きさの内容物であっても、上面フィルム14と下面フィルム15との重ね合わせ部2に形成されたイージーピール部3と端縁シール部4aがイージーピール性であるため、摘み片6から片手で引き剥がして容易に取り出すことができる包装袋であった。
(積層フィルム10)
本発明に係る支持基材層12として、厚み12μmのポリエチレンテレフタレイトフィルム(製品名「E5202」、東洋紡績株式会社製)を用い、外層11及び内層13として、厚み30μmのヒートシール性エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム(製品名「エバールHS」、クラレトレーディング株式会社製)を準備し、接着剤として、2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤を介してドライラミネーターで貼り合わせて積層し、エージング実施後、スリッターで所望の幅にスリットし、層構成、ヒートシール性エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム(30μm)/2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤層/ポリエチレンテレフタレイトフィルム(12μm)/2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤層/ヒートシール性エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム(30μm)の本発明に係る積層フィルム10を製造した。
(易開封性包装袋1)
上記で得られた積層フィルム10の巻き取りロールをピロータイプ包装袋の製袋機にセットし、積層シート10の巻き取りロールから積層シート10を繰り出し、筒状に湾曲させて、両側縁部のうち、上面フィルム14のシーラント面と下面フィルム15の外層側を対向させて端部同士を上面フィルム14側の折り返し部7aの近傍で重ね合わされて重ね合わせ部2を形成し、次いで、この重ね合わせ部2が縦シール機22を通る間にイージーピール部3のシール形状を摘み代6に向けて凸状にヒートシールされて凸状のイージーピール部3を形成し、連続した筒状体を形成した。
次いで、第1横シール機23および第2横シール機24を閉じて、筒状体を熱溶着することにより、横シール部4を形成して分離前の包装袋を製造した。
次いで、化粧裁ち刃25を閉じて分離前の包装袋の下面フィルム14側の折り返し部7bをカットし、開口部8を形成した。
次いで、断裁刃26を閉じて分離前の包装袋の横シール部4の中間部を二分割して、図4に示すような本発明に係る易開封性包装袋1を製造した。
得られた易開封性包装袋1は、幅120mm、長さ155mm、重ね合わせ長さ80mm、上面フィルムの折り返し部7aの先端から開口部8までの長さ80mm、端縁シール部4のシール幅5mm、重ね合わせ部のシール幅5mm、摘み代6の長さ20mmであった。イージーピール部3のシール強度は、28N/15mmであった。
得られた易開封性包装袋1は、内層13が面々イージーピール性(シール強度28N/15mm)を有するため、端縁シール部4が全てイージーピール性を有すると共に、外層11が、内層(シーラント層13)とヒートシールすることによりイージーピール性を有するため、重ね合わせ部2においてもイージーピール部3を有し、内容物を容易に取り出しやすい包装袋であった。
(易開封性包装体20)
得られた本発明に係る易開封性包装袋1の開口部8から幅80mm、長さ100mm、厚さ15mmの蒲鉾を1本収納し、インパルスシーラーを用いて開口部8をヒートシールして幅5mmの密封シール部5を設け、本発明に係る易開封性包装体20を得た。
上記で得られた易開封性包装体20の密封シール部5を上にした状態で、包装体20の外側から蒲鉾を左手で把持し、右手の親指と人差し指で摘み代6を摘んでイージーピール部3から剥離すると共に、上面フィルム側の折り返し部7aまで端縁シール部4を剥離し、開封片を生じさせることなく、蒲鉾を落下させることなく、作業者が内容物に直接触れることなく容易に開封することができた。
また、実施例7に係る易開封性包装袋1は、内層同士のシール部が、完全シールとイージーピール性のいずれであっても袋と同じ程度の大きさの内容物であっても、上面フィルム14と下面フィルム15との重ね合わせ部2に形成されたイージーピール部3と端縁シール部4aがイージーピール性であるため、摘み片6から片手で引き剥がして容易に取り出すことができる包装袋であった。
また、実施例7の易開封性包装袋1を構成する積層フィルム1は、ガスバリア性を有するので、内容物として酸化されやすい物品や保存期限が長く、保存中に内容物の水分蒸発を防ぐことが必要な物品等の包装袋として好適に用いることができた。
(比較例1)
包装袋の端縁シール部4に約2mmのノッチ(開封用切込)を設ける以外は実施例6の包装袋を製造し、内容物として、蒲鉾1本を収納し、インパルスシーラーを用いて開口部8をヒートシールして幅5mmの密封シール部5を設け、比較例1に係る包装体20を得た。
当該開封用ノッチの下方を左手で把持し、ノッチより上方を右手で持ち、袋を引き裂いて開封したところ、開封片が発生し、包装袋を引き裂く際に内容物に引っ掛かり、内容物を取り出しにくく、無理に開封しようとして、勢い良く開封した際、反動で内容物を落下させる恐れがあった。
シール強度は、JISK6854−3(接着剤のはく離接着強さ試験方法:T形剥離法)に準拠し、引張り速度300mm/分で測定した値である。この最大荷重を10個以上の試験片に対して求め、その平均値をシール強度とする。
1 易開封性包装袋
2 重ね合わせ部
3 イージーピール部(縦シール部)
4 端縁シール部(横シール部)
4a 端縁シール部(上面フィルムと下面フィルムの重なり部分)
4b 端縁シール部のシール巾
5 密封シール部
6 摘み代
7a 上面フィルム側の折り返し部
7b 下面フィルム側の折り返し部
8 開口部
9 ガセット状折り込み部
10 積層フィルム
11 外層(イージーピール性調整層)
12 支持基材層
13 内層(シーラント層)
14 上面フィルム
15 下面フィルム
20 易開封性包装体
21 プレート
22 縦シール機
23 第一横シール機
24 第二横シール機
25 化粧裁ち刃
26 断裁刃
30 ピロー袋製袋機
M 内容物

Claims (3)

  1. 支持基材層と、
    当該支持基材層の内面側に積層されたシーラント層と、
    当該支持基材層の外面側に積層された当該シーラント層とヒートシールすることによりイージーピール性を調整する層とを備えた積層フィルムからなる包装袋であって、
    当該積層フィルムの二箇所を折り返して両側端部の外面側と内面側を対向させて重ね合わせ、当該重ね合わせ部の上面側の側端部を除いてヒートシールして形成されたイージーピール部と、
    当該イージーピール部を形成して筒状となった筒状体の両端部の開口部に形成された端縁のヒートシール部と、
    当該積層フィルムの二箇所の折り返し部のうち、当該重ね合わせ部の下面側の積層フィルムの折り返し部を所定の位置で切り落として形成された開口部とを備えてなることを特徴とする易開封性包装袋。
  2. 請求項1に記載する易開封性包装袋に、その開口部から内容物を充填し、その開口部の内面層同士をヒートシールして密封してなることを特徴とする易開封性包装体。
  3. 支持基材層と当該支持基材層の内面側にシーラント層を積層し、当該支持基材層の外面側に当該シーラント層とヒートシールすることによりイージーピール性を調整する層を積層して積層シートを形成する工程と、
    当該積層シートの二箇所を折り返す工程と、
    当該積層シートの両側端部の外面側と内面側を対向させて重ね合わせ、当該重ね合わせ部の上面側の側端部を除いて連続してヒートシールしてイージピール部を形成し、筒状体を形成する工程と、
    当該筒状体を当該イージピール部のヒートシール方向に対して垂直方向に、かつ一定間隔をおいて、ヒートシールしてヒートシール部を形成する工程と、
    当該積層シートの二箇所の折り返し部のうち、当該重ね合わせ部の下面側の積層フィルムの折り返し部を所定の位置で切り落として開口部を形成する工程と、
    当該ヒートシール部におけるシール巾方向の中間部でそれぞれを切断する工程とを含むことを特徴とする易開封性包装袋の製造方法。
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