JP6676878B2 - 易開封シール袋およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は易開封シール袋とその製造方法に関するものである。とくに、たとえば化粧水含水シートのように、コシがなくしかも水分を含んでいるシート形状のものに用いるシール袋であり、使用する際にも開封が容易で、内容物を損傷することなく一枚づつ取り出すことのできる易開封シール袋とその製造方法に関するものである。
プラスチックフィルムを用いた包装袋は、現代の生活に根付いて、さまざまな分野で用いられている。特にプラスチックフィルムをガスバリア性を持つ材料と積層して医薬品や化粧品あるいは食品用途に用いる例などが知られており、プラスチックフィルム表面にシーラント層を設けて、ヒートシールによって製袋したものはパウチとも呼ばれて広く用いられている。
こういったパウチは、内容物の密閉性、また要求される保存性に対応して材料構成が設計されるが、一方で開封に際しても手で簡単にカットしたり、開封できるなどの易開封性が求められることがほとんどである。
パウチの易開封を実現する方法に関しては、フィルムの延伸方向を利用する方法のほかにフィルムにミシン目などの傷加工を施しておき、手でカットしやすくしたもの、フィルムに連続して「ハ」の字形などのミシン目加工を施してカットしやすくしたもの、炭酸ガスレーザーによる傷加工を設けて手でカットしやすくしたもの、などが知られている。
これらのうち傷加工、ミシン目加工による方法については、方向性の自由度が制限される場合があり、加えて傷加工がデザイン上歓迎されない欠点を有する。また炭酸ガスレーザーによる方法については炭酸ガスレーザーを用いるため、レーザー発振機や照射装置など高額な設備投資が必要になるなどの問題があった。
しかしながら、易開封の工夫を施したとしても、内容物によってはパウチからの取り出しに困難がある場合も見られる。たとえば化粧水含水シートのように、コシがなくしかも水分を含んでいるシート形状のもの等は、単にパウチの一辺が開封できたとしても取り出しにくいもののひとつである。
特に化粧水を含水しているシートであるから、折りたたんで個包にしてある場合には、パウチの一辺を指で切り裂き、中の化粧水含水シートを指でつまみ出した上、折りたたみを解いて広げなくてならず、これらの一連の作業によって、手指は化粧水にまみれてしまう不便さがあった。加えて個包の場合には一個一個の包装材料がコストになって跳ね返る恐れもある。
易開封によって一辺を開封したのち、他の二辺あるいは三辺のヒートシールを剥がして内容物の全体を露出させ、シート状の内容物を取り出そうとすれば、強い力を要し開封は容易ではない。中途半端な開封状態では、指などを入れて無理に取り出そうとしてもシート状の内容物が曲がったり折れたりして損傷する恐れもある。特に高齢者にとっては困難を伴う作業である。
特許文献1および特許文献2には内容物を取り出す開口部を広げる提案がなされているが、たとえば化粧水含水シートのように折り曲げることなく一枚づつ取り出そうとすることは難しく、問題の解決には至っていない。
特開2003−26224号公報 特開2006−219140号公報
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであり、コシがないシート状の内容物を、折れ曲がることなく、また損傷することなく、取り出すことが可能な、易開封性シール袋およびその製造方法を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、シート状の内容物を封入した矩形のシール袋であって、
基材フィルムとシーラント層とを含むプラスチックフィルムの積層体のシーラント層同士を向かい合わせて重ね、端部をシールして、シールした各辺のうち三辺の内側に易開封のための構造を有しており、この三辺を開封することによって内容物を露出して取り出すことが可能な易開封シール袋であり、
前記易開封のための構造のうち、三辺の中央の辺の構造は、袋端部に設けられたノッチと、このノッチから始まり、重ねられた前記積層体の両方を切断できる開封予定線とで構成されており、
この開封予定線に直交する他の二辺の構造は、前記開封予定線に接続し、前記シールより内側に設けられ、重ねられた前記積層体のうち一方の積層体を切断できるミシン目で構成されていることを特徴とする易開封シール袋である。
また、請求項2に記載の発明は、前記積層体を折りたたんで、この折りたたみ線以外の三辺をシールしたものであることを特徴とする請求項1に記載の易開封シール袋である。
また、請求項3に記載の発明は、2枚の前記積層体を向かい合わせに重ね、四辺をシールしたものであることを特徴とする請求項1に記載の易開封シール袋である。
また、請求項4に記載の発明は、前記内容物が、剥離フィルムに密着している化粧水含水シートであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の易開封シール袋である。
また、請求項5に記載の発明は、前記内容物が、剥離フィルムに密着している化粧水含水シートであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の易開封シール袋を製造する方法であって、
印刷ロールを使用して前記プラスチックフィルムに絵柄印刷を施す工程と、プラスチックフィルムに開封予定線を形成する工程と、プラスチックフィルムに開封予定線に直交する他の二辺の易開封構造を形成する工程と、積層体を製造する工程と、これら絵柄及び三辺の易開封のための構造を形成した積層体を向かい合わせて重ね、端部をシールする工程とを有し、
易開封のための前記二辺の構造を形成する工程が、絵柄印刷のための前記印刷ロールと同円周長のロールに取り付けたミシン刃によってその構造を形成するものであることを特徴とする易開封シール袋の製造方法である。
また、請求項6に記載の発明は、前記開封予定線を形成する工程が、前記プラスチックフィルムの流れ方向に沿ってハーフカットをレーザー照射によって設ける工程であることを特徴とする請求項5に記載の易開封シール袋の製造方法である。
また、請求項7に記載の発明は、前記開封予定線を形成する工程が、前記プラスチックフィルムの流れ方向に沿ってハの字形が連続するミシン目を設ける工程であることを特徴とする請求項5に記載の易開封シール袋の製造方法である。
本発明によれば、シール袋に密封された、コシがないシート状の内容物を、折れ曲がることなく、また損傷することなく、取り出すことが可能な、易開封性シール袋およびその製造方法を提供することが可能である。
また請求項2の発明によれば、より容易に開封することができ、より容易にシール袋に密封された、コシがないシート状の内容物を取り出すことのできる易開封性シール袋を提供することが可能である。
また請求項3の発明によれば、より容易に開封することができ、より容易にシール袋に密封された、コシがないシート状の内容物を取り出すことのできる易開封性シール袋を提供することが可能である。
また請求項4の発明によれば、より容易に開封することができ、より容易にシール袋に密封された、コシがないシート状の内容物を取り出すことのできる易開封性シール袋を提供することが可能である。
また請求項5の発明によれば、剥離フィルムに密着している化粧水含水シートを内容物として、より容易に開封することができ、より容易に内容物を取り出すことのできる易開封性シール袋を提供することが可能である。
また請求項6に記載の発明によれば、コシがないシート状の内容物を折れ曲がることなく取り出すことが可能な、易開封性シール袋のより安定した製造方法を提供することが可能である。
また請求項7に記載の発明によれば、開封予定線の直進カット性が増し、コシがないシート状の内容物を折れ曲がることなく取り出すことが可能かつより容易な、易開封性シール袋の製造方法を提供することが可能である。
また請求項8に記載の発明によれば、開封予定線の直進カット性が増し、コシがないシート状の内容物を折れ曲がることなく取り出すことが可能かつより容易な、易開封性シール袋の製造方法を提供することが可能である。
図1は本発明に係る易開封シール袋の一実施形態を説明するための斜視模式図である。 図2は本発明に係る易開封シール袋の一実施形態を説明するための平面模式図である。 図3は本発明に係る易開封シール袋の一実施形態において、開封予定線とミシン目の関係を説明するための平面模式図である。 図4は本発明に係る易開封シール袋の他の実施形態を説明するための平面模式図である。 図5は本発明に係る易開封シール袋の製造方法を説明するための斜視模式図である。 図6は本発明に係る易開封シール袋の製造方法を説明するための断面模式図である。 図7は本発明に係る易開封シール袋の製造方法を説明するための断面模式図である。 図8は本発明に係る易開封シール袋の製造方法を説明するためのミシン目加工の一実施形態の模式図である。 図9は本発明の一実施形態であって、実施例1を説明するための平面模式図である。 図10は本発明の一実施形態であって、実施例2を説明するための平面模式図である。 図11は本発明の一実施形態であって、実施例3を説明するための平面模式図である。 図12は本発明に係る、比較例を説明するための平面模式図である。 図13(a)、(b)は本発明に係る、実施例および比較例の評価方法を説明する模式平面図である。
以下本発明を実施するための形態について、図を参照しながら詳細な説明を加える。但し本発明はこれらの例にのみ限定されるものではない。
図1は本発明に係る易開封シール袋の一実施形態を説明するための斜視模式図である。プラスチックフィルムの積層体からなり、折りたたみ線(7)および他の3辺をヒートシール(2)で囲まれた矩形のシール袋(10)には、コシがないシート状の、たとえば化粧水含水シートが内容物(1)として封入されている。
シール袋端部にはノッチ(5)が設けられていることによって、切り裂きの切っ掛けを得ることができ、ここを開始点として手などを使って矢印(6)の方向に直線に切り裂いて、矩形のシール袋の四辺のうち、一辺を開封することができる。
次に、切り裂いた一辺に接続するシール袋の両端部ヒートシール(2)内側に設けられた、ミシン目(3)、およびミシン目(4)に沿って開封することにより、積層体ヒートシール面(11)が内容物から離れ、内容物(1)全体が露出する。こうすることにより、内容物を折り曲げたり、損傷したりすることなく、容易に一枚づつ摘み上げて取り出すことができる。
図2は本発明に係る易開封シール袋の一実施形態を説明するための平面模式図である。この実施形態においては、シール袋は折りたたみ線で折って重ねられた積層体のシーラント層同士を対向して重ね合わせ、折りたたみ線を除く三辺がヒートシールされて構成されている。
ノッチ(5)はシール袋の端部に設けられており、片側1箇所でもよいが、両側2箇所に設けることもできる。ノッチの形状はV字形の切れ込みのほうが視認しやすい利点はあるが、端部をカットするだけのノッチでも良い。
また、ノッチ(5)から始まる易開封性の開封予定線(8)は、ヒートシール(2)より内側に想定されており、矢印(12)の方向、またはその逆方向に引き裂くことができる。開封予定線(8)の開封により、矩形のシール袋の四辺のうち一辺を開封することができる。
更に易開封性を上げるためにはフィルムの流れ方向に易開封性を有するフィルムを用いてフィルムの流れ方向(20)の方向と開封予定線(8)の方向を一致させることができる。あるいは開封予定線(8)として、積層体に用いるフィルムにミシン刃やレーザーな
どを用いたハーフカットで、易開封のための加工を施すことができる。
次に開口したシール袋の一辺を持って、矢印(13)の方向に引っ張ることによって、開封予定線(8)に接続する2つの側辺のヒートシール(2)内側に沿って設けられたミシン目(3)およびミシン目(4)が開封される。開封は折りたたみ線(7)に至るまで行うが、ミシン目が設けてあることの効果によって開封は容易である。
ミシン目によるシール袋の易開封化は、積層体に用いるフィルムにミシン刃を用いてミシン目加工をしておくことによって可能である。
図3は本発明に係る易開封シール袋の一実施形態において、開封予定線とミシン目の関係を説明するための平面模式図である。ミシン目(3)およびミシン目(4)と開封予定線(8)との位置関係は、接しているかあるいは重なっているものである。ミシン目のピッチ以上に離れている場合には易開封性が発現しない恐れがある。
開封予定線(8)に対してミシン目(3)およびミシン目(4)の位置が、接している場合(A)には、開封予定線(8)が切り裂かれた後にミシン目(3)およびミシン目(4)は、ミシン目が開封予定線の断面に達しているために、そこを切っ掛けにして易開封性が得られる。
また、開封予定線(8)に対してミシン目(3)およびミシン目(4)の位置が、交わる場合(B)には、開封予定線(8)が切り裂かれた後にミシン目(3)およびミシン目(4)は、ミシン目が開封予定線の断面に達しているために、接している場合(A)と同様にそこを切っ掛けにして易開封性が得られる。
また、開封予定線(8)に対してミシン目(3)およびミシン目(4)の位置が、またぐ場合(C)には、開封予定線(8)が切り裂かれた後にミシン目(3)およびミシン目(4)は開封予定線の断面に達してはいないが、その距離がわずかであるために、そこを切っ掛けにして易開封性が得られる。
ただし、開封予定線(8)に対してミシン目(3)およびミシン目(4)の位置が到達せずに、開封予定線(8)との距離(L)とミシン目のピッチ(P)の関係において、L>Pである場合(D)には、易開封性は得られない。
このようにして開封予定線(8)、ミシン目(3)、およびミシン目(4)によってシール袋の三方が開封された状態で、シール袋は上面が大きく開放され、内容物全体を露出させることができる。全体を露出させることによって、内容物が柔らかく腰のないシート状のものである場合でも、容易につまみ上げるなどして取り出すことができる。
たとえば、シート状の内容物が、剥離フィルムに密着している化粧水含水シートである場合においては、開口部が一辺だけである場合には、シート状の内容物を折り曲げたり、強い力で引っ張り出すなど、その取り出しはきわめて難しいものとなる。
しかし全面が露出している状態であれば、一枚づつつまみ上げやすく、その取り出しはきわめて容易である。含水化粧シートの例では剥離フィルムと密着している場合が想定されるが、剥離フィルムがない場合でも同様である。
加えて、化粧水含水シートであれば、取出しに際して化粧水で手指が濡れてしまうことは避けられないものの、全面が露出している場合には濡れを最小限に抑えることが可能である。
図4は本発明に係る易開封シール袋の他の実施形態を説明するための平面模式図である。この実施形態においては、シール袋は2枚の積層体のシーラント層同士を対向して重ね合わせ四辺がヒートシールされて構成されている。
この場合においてもノッチ(5)、開封予定線(8)、開封予定線(8)に接続する2つの側辺のヒートシール(2)内側に沿って設けられたミシン目(3)およびミシン目(4)、は図2の実施形態例と同様に設けることができる。
さらに、第四辺のヒートシール(2)内側にもミシン目(9)を設けることができ、矢印(14)の方向にミシン目をカットして、シール袋(10)の片側の面を取り去ることも可能である。この場合には更に取り出しやすさは増す。とくに内容物を一度で取り出してしまう用途などに用いることができる。
四辺がヒートシールされて構成されている場合も、三辺がヒートシールされて構成されている場合と同様に、ミシン目(3)およびミシン目(4)と開封予定線(8)との位置関係は、接しているかあるいは重なっているものである。ミシン目のピッチ以上に離れている場合には易開封性が発現しない恐れがある。
次に本発明に係るシール袋の製造方法について詳細に説明する。シール袋を構成する積層体は必ずしも限定を加えるものではなく、基材フィルムのほか少なくとも最内層にシーラント層を有していれば、シール袋の製袋が可能である。そのほか、内容物、商品の目的に応じて積層体の層構成を設計すればよい。
製袋のために、シール袋の接液面側最内層には、シーラント層を設ける。シーラント層の材質としては、熱可塑性樹脂のうちポリオレフィン系樹脂が一般的に使用され、具体的には、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−メタアクリル酸樹脂共重合体などのエチレン系樹脂や、ポリエチレンとポリブテンのブレンド樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂(PP)、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピレン−αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂等を使用することができる。
印刷およびミシン目加工を行なう基材フィルムには、高分子材料を素材としたプラスチックフィルムを用いることができる。高分子フィルムは高分子樹脂組成物からなるフィルムであって、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロンー6、ナイロンー66等)、ポリイミドなどが使用でき、用途に応じて適宜選択される。特にポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートを基材フィルムとする場合は、フィルム強度と価格においてより好ましい。
また、内容物の保存性を向上させることを目的として、積層体中にガスバリア層を設けることができる。たとえばガスバリア層には、アルミニウム箔などの金属箔を用いることができ、あるいはガスバリアフィルムを貼りあわせて積層体を構成しても良い。これらのガスバリア層は、接着剤を用いてたとえばドライラミネーション法を用いて積層することもでき、あるいは押出機を用いて熱可塑性樹脂を押し出して積層することもできる。
ガスバリアフィルムの場合、ガスバリア層は無機化合物の蒸着層、コーティング層で構成することができ、基材フィルムにアンカーコートを設けた後、蒸着層、コーティング層
を順次設ける。あるいはガスバリア層を有するガスバリアフィルムを基材フィルムと貼り合わせても良い。
ガスバリアフィルムのアンカーコート層には、例えばウレタンアクリレートを用いることができる。コーティング厚さは50〜65nmの範囲が好ましい。アンカーコート層の形成には、樹脂を溶媒に溶解した塗料をグラビアコーティングなど印刷手法を応用したコーティング方法を用いるほか、一般に知られているコーティング方法を用いて塗膜を形成することができる。
蒸着層を形成する方法としては,SiOやAlOなどの無機化合物を真空蒸着法を用いて、アンカーコート層を設けた基材フィルム上にコーティングし、真空蒸着法による無機化合物層を形成することができる。蒸着層の厚みは15nm〜30nmが良い。
コーティング層を形成する方法としては、水溶性高分子と、(a)一種以上のアルコキシドまたはその加水分解物、または両者、あるいは(b)塩化錫の、少なくともいずれかひとつを含む水溶液あるいは水/アルコール混合水溶液を主剤とするコーティング剤をフィルム上に塗布し、加熱乾燥してコーティング法による無機化合物層を形成しコーティング層とすることができる。このときコーティング剤にはシランモノマーを添加しておくことによってアンカーコート層との密着の向上を図ることができる。
無機化合物層は真空蒸着法による塗膜のみでもガスバリア性を有するが、コーティング法による無機化合物層であるコーティング層を真空蒸着法による無機化合物層である蒸着層に重ねて形成し、バリア層とすることができる。
これら2層の複合により、真空蒸着法による無機化合物層とコーティング法による無機化合物層との界面に両層の反応層を生じるか、或いはコーティング法による無機化合物層が真空蒸着法による無機化合物層に生じるピンホール、クラック、粒界などの欠陥あるいは微細孔を充填、補強することで、緻密構造が形成されるため、高いガスバリア性、耐湿性、耐水性を実現するとともに、変形に耐えられる可撓性を有するため、包装材料としての適性も具備することができる。
またバリア層としてたとえばアルミニウム箔などの金属箔を用いる場合には、金属探知機による検査も可能であり、とくにSiOを用いる場合には透明であるために内容物をパウチの外側から目で見ることが可能である。これらは、用途、要求品質によって適宜使い分けをすればよい。
シール袋積層体のうち、シール袋外側から見える層に印刷を施すことができる。印刷は内容物に関する情報やロゴマークを表示し、また内容物に関してのイメージや用途例などを文字や画像で表示することができる。
印刷方法は特に制約を設けるものではないが、既知の印刷方法の中からフィルムへの印刷適性、色調などの意匠性、密着性などを考慮すれば適宜選択してよく、たとえばグラビア印刷法を用いることができ、印刷フィルムにミシン目加工を絵柄と同調して設ける場合には、グラビア印刷法が特に好ましい。
印刷用のフィルムは特に限定するものではなく、先に述べた、高分子材料を素材としたプラスチックフィルムから、基材フィルムとして適宜選択して用いることができ、印刷と同時にミシン目加工を施すことができる。
図5は本発明に係る易開封シール袋の製造方法を説明するための斜視模式図である。ミ
シン目加工は、印刷機に直交する方向にミシン目を入れる場合には、印刷ロールと同円周長のロール(30)にミシン目位置の絵柄(31)を印刷の製版手法を用いて設けておく。そうすることによって、ミシン目の位置は絵柄と同調した位置に設けることができる。またミシン刃を取り付けるときの目印となる。
図6は本発明に係る易開封シール袋の製造方法を説明するための断面模式図である。
L字型のミシン刃(32)は印刷絵柄のミシン目位置と同調させて設けられるため、印刷ロールと同円周長のロール(30)上に位置あわせをして取り付けられる。
この場合、L字型のミシン刃(32)は印刷ロールと同円周長のロール(30)上でフィルムの流れに直交する方向に配置され、絵柄と同調するようロール上の所定の位置にミシン目位置の絵柄(31)を設けておくことにより、ミシン刃(32)を正確な位置に取り付けることができる。
このミシン刃(32)によって、たとえば図2および図3においてフィルムの流れに直交する方向の、ミシン目(3)、およびミシン目(4)を設けるときに適用することができる。
このように印刷とミシン目加工を同時に行なうことができるが、たとえばグラビア印刷法を用いてカラー印刷を行なう場合には、印刷版は墨版、藍版、紅版、黄版、白版、の5色のユニットを用いることが一般的であるが、本発明のシール袋の製造方法においては、更にミシン刃を取り付けた印刷ロールと同円周長のロール(30)を取り付けるため、1ユニット多い6色分の印刷ユニットを有する印刷機を用いる。
図7は本発明に係る易開封シール袋の製造方法を説明するための断面模式図である。
ミシン目加工を、印刷機の機械方向すなわちフィルムの流れ方向に設けようとすれば、流れ方向にミシン刃(35)の並んだミシン目用のロール(34)を、金属の受けロール(33)に押し付けて、間にフィルム(36)を通す形で加工することができる。
この方法はたとえば図4においてフィルム流れ方向(20)に平行な開封予定線(8)にミシン目を入れる場合、あるいはそれに平行なミシン目(9)を設ける場合に用いることができる。
図8は本発明に係る易開封シール袋の製造方法を説明するためのミシン目加工の一実施形態の模式図である。フィルム流れ方向(20)に平行な開封予定線(8)にミシン目を入れる場合、シール袋端部または両端には、ノッチ(5)が設けてあるためフィルム流れ方向(20)に沿って引き裂くことができるが、開封予定線(8)に沿ってミシン目を設けることにより、直進カット性がより正確に担保され利便性が増す。
ミシン目は点線でもよく、直進カット性の向上に効果があれば、他の形でもよい。たとえば「ハの字」ミシン目(21)でもよく、ノッチを切っ掛けにして引き裂き方向(23)に引っ張ることで、より容易かつ正確に直線状に引き裂くことができる。
このようなフィルム流れ方向に沿った易開封性や直進カット性の向上のための加工方法は、ミシン刃(35)による形成方法のほか、レーザー照射による点線あるいはハーフカット線の加工方法も用いることができる。これらの加工は、スリット加工において同時に行なうことが可能である。
こうして得られた、印刷およびミシン目加工フィルムは、積層体を構成する他の層と積層される。積層の方法はたとえば接着剤を用いたドライラミネーション法を用いることも
でき、あるいは押出機によって押し出された熱可塑性樹脂を用いてラミネートを行なう方法でもよい。
また製袋のために、シール袋の接液面側最内層には、シーラント層を設ける。シーラント層を設ける方法については、押出機を用いた方法でもよく、あるいは製膜されたフィルムを積層する方法でもよい。こうして得られた積層体を用いてシール袋を製袋することができる。
このようにして本発明による易開封シール袋およびその製造方法を提供することが可能である。
以下実施例を用いて本発明を更に具体的に説明する。但し本発明はこれらの例にのみ限定されるものではない。
<実施例1>
下記の材料構成および製造方法によってシール袋を作成した。
シール袋各辺の易開封構造については図9に示す。
(1)印刷およびミシン目加工フィルム
印刷+ミシン目基材:ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)
絵柄印刷:墨版、藍版、紅版、黄版、白版の計5版を用い、6色グラビア印刷機を用いて印刷した。
ミシン目加工:フィルム流れ方向に直交するミシン目加工を、印刷用の版と同円周長のロールにミシン目を入れるための絵柄位置に取り付けたミシン刃を用い、印刷機の第6ユニットで絵柄と位置を合わせて加工した。
ミシン刃:H.S.BOYD社製 LITHO−PERF♯807(幅2.0mm)を用いた。
ミシン目用圧胴:硬度90度のゴムロールを用いた。
(2)積層体構成
印刷およびミシン目加工フィルム(PET12μm)/押し出しポリエチレン(15μm)/アルミニウム箔(7μm)/シーラント(ポリエチレン30μm)。
(3)スリット加工
所定の幅にスリットする。(フィルム流れの方向の易開封加工がある場合にはこの工程で行う。)
(4)シーラントを対向させて重ね合わせ、四辺をヒートシールしてシール袋を作成した。さらに開封のためのV字ノッチを端部2箇所に設けた。
<実施例2>
下記の材料構成および製造方法によってシール袋を作成した。
シール袋各辺の易開封構造については図10に示す。
(1)印刷およびミシン目加工フィルム
実施例1と同様である
(2)積層体構成
印刷およびミシン目加工フィルム(PET12μm)/押し出しポリエチレン(15μm)/アルミニウム箔(7μm)/シーラント(ポリエチレン30μm)。
(3)スリット加工
所定の幅にスリットする。フィルム流れの方向の易開封加工として、「ハの字」ミシン目(21)を設けた。
(4)シーラントを対向させて重ね合わせ、四辺をヒートシールしてシール袋を作成した。さらに開封のためのV字ノッチを端部2箇所に設けた。
<実施例3>
下記の材料構成および製造方法によってシール袋を作成した。
シール袋各辺の易開封構造については図11に示す。
(1)印刷およびミシン目加工フィルム
実施例1と同様である。
(2)積層体構成
印刷およびミシン目加工フィルム(PET12μm)/押し出しポリエチレン(15μm)/アルミニウム箔(7μm)/シーラント(ポリエチレン30μm)。
(3)スリット加工
所定の幅にスリットする。フィルム流れの方向の易開封加工として、レーザーによるハーフカット線(22)を設けた。
(4)シーラントを対向させて重ね合わせ、四辺をヒートシールしてシール袋を作成した。さらに開封のためのV字ノッチを端部2箇所に設けた。
<比較例>
下記の材料構成および製造方法によってシール袋を作成した。
シール袋各辺の易開封構造については図12に示す。
(1)印刷およびミシン目加工フィルム
印刷+ミシン目基材:ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)
絵柄印刷:墨版、藍版、紅版、黄版、白版の計5版を用い、6色グラビア印刷機を用いて印刷した。
ミシン目加工:ミシン目加工は施さない。
(2)積層体構成
印刷およびミシン目加工フィルム(PET12μm)/押し出しポリエチレン(15μm)/アルミニウム箔(7μm)/シーラント(ポリエチレン30μm)。
(3)スリット加工
所定の幅にスリットする。フィルム流れ方向には易開封加工は施さない。
(4)シーラントを対向させて重ね合わせ、四辺をヒートシールしてシール袋を作成した。さらに開封のためのV字ノッチを端部2箇所に設けた。
シール袋の評価方法は図13に示す。実施例1〜実施例3は、V字ノッチを切っ掛けとして一辺を開封後、図13(a)の矢印(24)の方向に引っ張って開封し開封に要する力を測定した。比較例はV字ノッチを切っ掛けとして一辺を開封後、図13(b)の矢印(24)の方向に引っ張って開封し開封に要する力を測定した。
(評価結果)
評価結果は、実施例1〜実施例3が1N以下の力で開封できたのに対し、比較例では10N以上の力を要し、開封が困難な状況であった。
これらの結果から本発明によれば、内容物を全面的に露出することが可能な易開封性シール袋およびその製造方法を提供することができることがわかる。したがって本発明の課題である、コシがないシート状の内容物を、折れ曲がることなく、また損傷することなく、取り出すことが可能な、易開封性シール袋およびその製造方法を提供することが可能であることが検証された。
本発明は、シート状の化粧水含有シートなどの用途にとどまらず、類似の性状を有するたとえば食品分野において、スライスされたハム・ソーセージ、生ハム、ベーコン、スモークサーモンなどの包装袋にも用いることができる。
1・・・内容物
2・・・ヒートシール
3・・・ミシン目
4・・・ミシン目
5・・・ノッチ
6・・・矢印
7・・・折りたたみ線
8・・・開封予定線
9・・・ミシン目
10・・・シール袋
11・・・積層体シーラント面
12・・・矢印
13・・・矢印
14・・・矢印
20・・・フィルムの流れ方向
21・・・「ハの字」ミシン目
22・・・レーザーによるハーフカット線
23・・・引き裂き方向
24・・・矢印
30・・・印刷ロールと同円周長のロール
31・・・ミシン目位置の絵柄
32・・・ミシン刃
33・・・金属の受けロール
34・・・ミシン目用のロール
35・・・ミシン刃
36・・・フィルム
L・・・開封予定線(8)との距離
P・・・ミシン目のピッチ

Claims (7)

  1. シート状の内容物を封入した矩形のシール袋であって、
    基材フィルムとシーラント層とを含むプラスチックフィルムの積層体のシーラント層同士を向かい合わせて重ね、端部をシールして、シールした各辺のうち三辺の内側に易開封のための構造を有しており、この三辺を開封することによって内容物を露出して取り出すことが可能な易開封シール袋であり、
    前記易開封のための構造のうち、三辺の中央の辺の構造は、袋端部に設けられたノッチと、このノッチから始まり、重ねられた前記積層体の両方を切断できる開封予定線とで構成されており、
    この開封予定線に直交する他の二辺の構造は、前記開封予定線に接続し、前記シールより内側に設けられ、重ねられた前記積層体のうち一方の積層体を切断できるミシン目で構成されていることを特徴とする易開封シール袋。
  2. 前記積層体を折りたたんで、この折りたたみ線以外の三辺をシールしたものであることを特徴とする請求項1に記載の易開封シール袋。
  3. 2枚の前記積層体を向かい合わせに重ね、四辺をシールしたものであることを特徴とする請求項1に記載の易開封シール袋。
  4. 前記内容物が、剥離フィルムに密着している化粧水含水シートであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の易開封シール袋。
  5. 前記内容物が、剥離フィルムに密着している化粧水含水シートであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の易開封シール袋を製造する方法であって、
    印刷ロールを使用して前記プラスチックフィルムに絵柄印刷を施す工程と、プラスチックフィルムに開封予定線を形成する工程と、プラスチックフィルムに開封予定線に直交する他の二辺の易開封構造を形成する工程と、積層体を製造する工程と、これら絵柄及び三辺の易開封のための構造を形成した積層体を向かい合わせて重ね、端部をシールする工程とを有し、
    易開封のための前記二辺の構造を形成する工程が、絵柄印刷のための前記印刷ロールと同円周長のロールに取り付けたミシン刃によってその構造を形成するものであることを特徴とする易開封シール袋の製造方法。
  6. 前記開封予定線を形成する工程が、前記プラスチックフィルムの流れ方向に沿ってハーフカットをレーザー照射によって設ける工程であることを特徴とする請求項5に記載の易開封シール袋の製造方法。
  7. 前記開封予定線を形成する工程が、前記プラスチックフィルムの流れ方向に沿ってハの字形が連続するミシン目を設ける工程であることを特徴とする請求項5に記載の易開封シール袋の製造方法。
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