JP2003072001A - 積層フィルム及びそれを用いた包装体 - Google Patents
積層フィルム及びそれを用いた包装体Info
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Abstract
優れ、白化性、水蒸気バリヤー性およびシール強度の安
定性に優れる食品及び医療用包装材料として好適な積層
フィルム及びその包装体を提供すること。 【解決手段】(a)シングルサイト触媒を用いて製造さ
れる直鎖状低密度ポリエチレン60〜90質量%と
(b)エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテ
ン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体、エチレン−
プロピレン−ブテン三元共重合体及びポリブテン−1か
らなる群から選ばれた少なくとも1種の樹脂40〜10
質量%とからなる樹脂組成物層〔(A)層〕および
(c)密度が0.950〜0.970(g/cm3)で
ある高密度ポリエチレン層〔(B)層〕との少なくとも
2層からなる積層フィルム及び該積層フィルムの(A)
層をシーラント層としたことを特徴とする包装体。
Description
ムとして用いた時、開封性、白化性、水蒸気バリヤー性
およびシール強度の安定性に優れる食品及び医療用包装
材料として好適な積層フィルム及びそれを用いた包装体
に関する。
で、耐熱性、耐薬品性および易ヒートシール性などの特
徴を生かし各種食品包装材料や各種医療用包装材料とし
て用いられている。食品包装においては、アルミ箔や塩
化ビニリデン樹脂およびエチレン−酢酸ビニル共重合体
樹脂鹸化物等をガスバリヤー層とし、ポリアミド樹脂層
およびポリエステル樹脂層等と組み合わせ、ヒートシー
ル層にポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフ
ィン系樹脂が用いられている。一方、医療用包装におい
ても同様にヒートシール層としてポリオレフィン系樹脂
が用いられている。
シーラント層にポリプロピレンとポリエチレンを混合し
た樹脂組成物を用いる方法やポリオレフィン系樹脂にス
チレンをグラフト重合した樹脂などを用いる方法が知ら
れている。
を行う包装体のシーラントフィルムとしては、従来低融
点のポリプロピレンに直鎖状低密度ポリエチレンを混合
した樹脂組成物をシーラント層とし、この層に基材層と
してホモポリプロピレンを積層したものが用いられてい
る。
したときにヒートシール部分が白化するため包装体が確
実にヒートシールされていたことが視認できるという特
徴を有している。しかし、ヒートシール強度が1,20
0g/15mm幅以上と強いため、開封しずらいとかヒ
ートシール温度の幅が狭いためローレットシール機の温
度調整が不良になったり、ヒートシール圧力に変動があ
るとホモポリプロピレン同士がヒートシールされるため
開封できないという問題があった。
行文献の例としては、例えばメルトインデックスが2〜
100(g/10分)の結晶性ポリプロピレン系樹脂と
メルトインデックスが2〜50(g/10分)のポリエ
チレンを50:50〜95:5の重量比で含有する厚み
5〜25μmの樹脂組成物層からなる熱封緘性樹脂層を
備えた包装体(特開昭58−1672号公報)、耐熱樹
脂層からなる最上層、ポリプロピレンからなる中間層、
及び該中間層の下に積層されたポリプロピレン−ポリエ
チレンブレンドポリマーからなる凝集破壊性シーラント
層の3層からなる易開封性落し蓋(実用新案公告昭61
−37647号公報)、結晶性ポリプロピレン乃至は結
晶性プロピレン−エチレン共重合体からなるベース樹脂
と酢酸ビニル含有量8乃至5重量%のエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体8乃至30重量%とのブレンド物から形成
されたフィルム層で加熱殺菌後の開封強度が100乃至
1700g/cmである容器(特開昭57−28777
号公報)、プロピレン系樹脂層とプロピレン−エチレン
ランダム共重合体及び/またはプロピレン−エチレン−
ブテン−1三元共重合体と高圧法ポリエチレン及び/ま
たは直鎖状低密度ポリエチレンとの樹脂組成物層からな
る複合フィルム(特開昭63−179741号公報)等
を挙げることができる。これらは低温ヒートシール性に
劣るとか、開封強度が強すぎる、開封時にヒートシール
部分の白化性が劣り、著しい場合は全く白化しないなど
の問題があった。
−1との組み合わせに関する先行文献としては、例え
ば、ポリエチレン製のびん、パイプ、電線被覆等と粘性
液体との接触による歪み割れ防止のためにポリエチレン
とポリブテン−1とをブレンドする方法(特公昭39−
22351号)が挙げられる。しかし、この先行文献に
は本発明の目的や解決方法に関しては何等開示も示唆も
されていない。
ものより、開封性に優れ、白化性、水蒸気バリヤー性お
よびシール強度の安定性に優れ、ローレットシールに適
合する食品包装材料および医療用包装材料として好適な
積層フィルム及びそれを用いた包装体を提供するもので
ある。
重ねた結果、特定の樹脂組成物層と高密度ポリエチレン
層を積層することにより上記目的を達成しうることを見
出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
(a)シングルサイト触媒を用いて製造される直鎖状低
密度ポリエチレン60〜90質量%と(b)エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、プロ
ピレン−ブテン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテ
ン三元共重合体及びポリブテン−1からなる群から選ば
れた少なくとも1種の樹脂 40〜10質量%からなる
樹脂組成物層〔(A)層〕および(c)密度が0.95
0〜0.970(g/cm3)の高密度ポリエチレン層
〔(B)層〕との少なくとも2層からなることを特徴と
する。
エチレンは、密度0.890〜0.935(g/c
m3)でありメルトフローレートが2〜20(g/10
分)であることを特徴とする。また、(B)層の(c)
高密度ポリエチレンは、メルトフローレートが1〜15
(g/10分)であることを特徴とする。また、前記積
層フィルムは、押し出し温度160〜250℃で成膜
し、冷却温度40〜80℃で冷却して製造されることを
特徴とする。
有する包装体であって、シーラント層は(a)シングル
サイト触媒を用いて製造される直鎖状低密度ポリエチレ
ン60〜90質量%と(b)エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−ブテン共重合体、プロピレン−ブテン
共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン三元共重合体
及びポリブテン−1からなる群から選ばれた少なくとも
1種の樹脂 40〜10質量%とからなる樹脂組成物層
〔(A)層〕および(c)密度が0.950〜0.97
0(g/cm3)である高密度ポリエチレン層〔(B)
層〕との少なくとも2層からなる積層フィルムの(A)
層であることを特徴とする。また、本発明の包装体は、
シーラント層を有する包装体であって、一方のシーラン
ト層は(A)層と(B)層との少なくとも2層からなる
積層フィルムの(A)層であり、他方のシーラント層は
(d)密度0.890〜0.925(g/cm3)であ
りメルトフローレートが2〜10(g/10分)である
シングルサイト触媒を用いて製造される直鎖状低密度ポ
リエチレン層〔(C)層〕であることを特徴とする。ま
た、本発明の包装体は、シーラント層を有する包装体で
あって、一方のシーラント層は(A)層と(B)層との
少なくとも2層からなる積層フィルムの(A)層であ
り、他方のシーラント層は(d)密度0.890〜0.
925(g/cm3)でありメルトフローレートが2〜
10(g/10分)であるシングルサイト触媒を用いて
製造される直鎖状低密度ポリエチレン層〔(C)層〕お
よび(e)密度0.950〜0.970(g/cm3)
である高密度ポリエチレン層〔(D)層〕との少なくと
も2層からなる積層フィルムの(C)層であることを特
徴とする。また、本発明の包装体は、(A)層の厚みが
3〜15μmであることを特徴とする。また、本発明の
包装体に用いられる(A)層と(B)層との少なくとも
2層からなる積層フィルムは押し出し温度160〜25
0℃で成膜し、冷却温度40〜80℃で冷却して製造さ
れたものであることを特徴とする。また、本発明の医療
用用具は、上記のいずれかに記載の包装体により包装さ
れたことを特徴とする。また、本発明の医療用用具は、
血糖値測定電極であることを特徴とする。
度0.890〜0.925(g/cm3)でありメルト
フローレートが2〜10(g/10分)であるシングル
サイト触媒を用いて製造される直鎖状低密度ポリエチレ
ン層〔(C)層〕および(e)密度0.950〜0.9
70(g/cm3)である高密度ポリエチレン層
〔(D)層〕との少なくとも2層からなることを特徴と
する。また、本発明の積層フィルムは、押し出し温度1
60〜250℃で成膜し、冷却温度40〜80℃で冷却
して製造されることを特徴とする。
本発明における(A)層を構成する樹脂組成物のうち、
(a)成分のシングルサイト触媒を用いて製造される直
鎖状低密度ポリエチレン(以下「SLLD」という。)
としては、複数の配位子を有するメタロセン系重合触媒
で得られるものであり、低温ヒートシール性、透明性に
優れる直鎖状低密度ポリエチレンが挙げられる。
α−オレフィンから選択された一種以上ものとの共重合
体をいう。この炭素数3〜20のα−オレフィンとして
は、好ましくは炭素数3〜12のものであり、具体的に
はプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル
−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デ
セン、1−ドデセンなどが挙げられる。共重合体に占め
る炭素数3〜20のα−オレフィンの含有量は、通常3
0モル%以下、好ましくは2〜20モル%の範囲であ
る。
K 7112 D法に準拠して測定)は、0.890〜
0.935(g/cm3)が好ましく、より好ましくは
0.900〜0.933(g/cm3)であり、特に好
ましくは0.910〜0.931(g/cm3)であ
る。密度が、0.890(g/cm3)以下の場合は、
ヒートシール強度が強すぎることがあり、一方、0.9
35(g/cm3)を超えるとフェザリング(毛羽立
ち)現象が起こりやすくなる。
R」という。)は2〜20(g/10分)の範囲が好ま
しく、6〜18(g/10分)の範囲がより好ましく、
7〜17(g/10分)の範囲がさらにより好ましい。
MFRが2(g/10分)以下になるとヒートシール強
度が強すぎ、白化性に劣る傾向がある。一方、20(g
/10分)を超えるとポリブテンとの相溶性に劣り、フ
ェザリング現象が生じたり、白化性が劣る傾向がある。
なお、MFRはJIS K 7210 試験条件4によ
り、温度190℃、荷重21.18Nで測定した。
合体、エチレン−ブテン共重合体、プロピレン−ブテン
共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン三元共重合体
及びポリブテン−1からなる群から選ばれた少なくとも
1種の樹脂であり、これらのうちエチレン−ブテン共重
合体、プロピレン−ブテン共重合体、エチレン−プロピ
レン−ブテン三元共重合体及びポリブテン−1のブテン
系共重合体が好ましく、ポリブテン−1がより好まし
い。ポリブテン−1(以下、「PB」という。)は、ブ
テン−1モノマーを原料として重合されるものであり、
ポリエチレンやポリプロピレンと同種のポリオレフィン
である。一般に、PBは分子量が高く、高アイソタクテ
ィシティーを有する。重合方法については、チーグラー
・ナッタ触媒を用い、ブテン−1モノマーを溶媒として
重合する方法や、ヘキサンまたはヘプタンなどの炭化水
素系溶媒を用いる溶液重合法が用いられている。PB
は、ポリプロピレンより低い二次転移点を有するため、
室温ないし低温における弾性率がポリプロピレンより高
い〔D.G.Natta et.al:J.Polym
er Sci. Vol.25 p119(195
7)〕のでゴム弾性を有するポリマーとして知られてい
る。
りも引っ張り強度、衝撃強度、引き裂き強度等の機械的
特性に優れているため、パイプ原料やチューブ、改質材
として用いられている。フィルム分野においてはPB
は、他の樹脂とブレンドすることにより低温ヒートシー
ル性を付与したりイージーピール性を付与するなどの目
的で用いられている。これらPBの性質や用途に関して
は、例えば「最新ラミネート加工便覧」861〜866
頁(1989)加工技術研究会発行や”I.D.Rub
in,Poly(1−Butene)−its Pre
paration and Properties”,
Gordon and Breach Science
Publishers,inc.,New York
(1968)等に詳細に記載されている。
8EによるMFRは、0.5〜15(g/10分)の範
囲のものが好ましく、0.8〜12(g/10分)の範
囲がより好ましく、1〜10(g/10分)の範囲がさ
らにより好ましい。MFRが、0.5(g/10分)以
下の場合は、シール強度が高くなりすぎることがあり、
一方、15(g/10分)を超えるとシール部分を剥離
すると剥離部分のフェザリング現象が発生したり、剥離
時の白化性に劣ることがある。
(DSC)による方法で100〜140℃の範囲のもの
が良い。融点が100℃以下の場合は、シール部分を剥
離すると剥離部分のフェザリング現象が発生したり、剥
離時の白化性に劣りやすい。一方、140℃を超えるヒ
ートシール強度および白化性が劣る傾向がある。これら
PBは、例えばシェル化学社および三井化学社から「商
品名:ビューロン」として販売されておりこれらを好適
に利用できる。
分の配合割合については、(a)成分60〜90質量
%、(b)成分40〜10質量%の範囲がよい。(a)
成分が60質量%未満の場合は、水蒸気バリアー性の低
下やシール強度の低下および白化性の低下を起こし好ま
しくない。また、剥離時にフェザリング現象を起こしや
すくなり好ましくない。一方、90質量%を超えると白
化性やヒートシールしたとき、シール部分の近傍までシ
ールされてしまい包装体の外観を損ねたり、内容物が取
り出しにくいなどの問題を起こし好ましくない。好まし
くは、(a)成分65〜85質量%、(b)成分35〜
15質量%の範囲、特に好ましくは(a)成分67〜8
2質量%、(b)成分33〜18質量%の範囲がよい。
レン(以下、「HDPE」という。)は、密度が0.9
50〜0.970(g/cm3)のものが好ましく、
0.952〜0.965(g/cm3)の範囲がより好
ましく、0.953〜0.962(g/cm3)の範囲
がさらにより好ましい。密度が、0.950(g/cm
3)以下の場合は、水蒸気バリヤー性が低下したり、剥
離時の白化性が劣る傾向がある。一方、0.970(g
/cm3)を超えると低温ヒートシール性や白化性が損
なわれる傾向がある。
〜15(g/10分)の範囲が好ましく、2〜13(g
/10分)の範囲がより好ましく、3〜12(g/10
分)の範囲がさらにより好ましい。MFRが、1(g/
10分)以下の場合は低温ヒートシール性、白化性が劣
る傾向があり。一方、15(g/10分)を超えるとフ
ィルムが縦方向に裂けやすくなったり、剥離時のフェザ
ーリング現象が発生することがある。
は、公知の成形方法を用いてよい。例えば、押出ラミネ
ショーン成形法、共押出インフレーション成形方法およ
び共押出Tダイ成形法等が挙げられる。これらのうち共
押出成形法で本発明の(A)層と(B)層との少なくと
も2層からなる積層フィルム(以下「積層フィルムI」
という。)を得る場合は、押し出し温度160〜250
℃で成膜し、冷却温度40〜80℃で冷却することによ
り、水蒸気バリヤー性、白化性に優れるものが得られ好
ましい。
は、20〜70μmの範囲のものが本発明の目的を満足
し使用できる。好ましくは、20〜60μm、特に好ま
しくは25〜50μmである。
/(B)/(A)および(A)/(B)/その他の層、
などが挙げられる。(A)層の厚みは、包装体としたと
き包装体端面からの水分の進入を考慮し3〜15μmに
するとよい。(A)層と(B)層の厚み比については、
(A)層:(B)層=0.05〜0.3:0.95〜
0.7の範囲が好適である。好ましくは(A)層:
(B)層=0.07〜0.25:0.93〜0.75の
範囲である。より好ましくは(A)層:(B)層=0.
1〜0.2:0.9〜0.8の範囲である。
ヒートシールを施したとき、部分的に(B)層同士がヒ
ートシールされる箇所が発生し、ヒートシール強度が高
くなったり、包装体の開封時にヒートシール端部で切
れ、内容物を取り出しにくくなるという問題が生じる場
合がある。一方、(A)層の厚み比が0.3以上の場合
は、フェザリングを起こしたり、包装体の水蒸気バリヤ
ー性の低下を伴うことがある。
層と少なくとも2層からなる積層フィルムを用い、
(A)層をシーラント層としたものである。(A)層
(樹脂組成物層)をシーラント層とする包装体を剥離し
た場合、凝集破壊による凝集剥離がSLLDと(b)成
分が特定量含有されてなる樹脂組成物層内で生じること
となり、開封性に優れ、白化性に優れる性質を示す。
る白化性に優れる理由は定かではないが、樹脂組成物層
を構成する(b)成分がSLLDよりも分子量が大き
く、凝集エネルギーが大きいため、包装体を剥離したと
き、(b)成分とSLLDの界面で微細なボイドが生じ
ることによるものと推測される。
層〔SLLDと(b)成分が特定量含有されてなる樹脂
組成物層〕にHDPEからなる層が積層されていること
が必要である。HDPEからなる層が前記シーラント層
に積層されない場合、水蒸気バリヤー性の低下やシール
強度の安定性が劣ったものになり、また、著しい場合、
ヒートシール部分の近傍が溶融して密着を起こし、包装
体の内容物を取り出すことが困難になるからである。し
たがって、本発明の目的である、開封性、白化性、水蒸
気バリヤー性およびシール強度の安定性に優れる包装体
は、前記シーラント層〔SLLDと(b)成分が特定量
含有されてなる樹脂組成物層〕にHDPEからなる層が
積層された積層フィルムを用いることで達成することが
できるのである。
ト層がSLLDと(b)成分とを特定量含有する樹脂組
成物層であり、他方のシーラント層がSLLDからなる
層であってもよい。かかるSLLDからなる層を有する
積層フィルムとしては、例えば(d)密度0.890〜
0.925(g/cm3)、MFRが2〜10(g/1
0分)であるシングルサイト触媒を用いて製造される直
鎖状低密度ポリエチレン層〔(C)層〕および(e)密
度0.950〜0.970(g/cm3)である高密度
ポリエチレン層〔(D)層〕との少なくとも2層から構
成される積層フィルム(以下「積層フィルムII」とい
う。)が好適に用いられる。ここで、積層フィルムII
の(C)層がシーラント層として用いられる。なお、こ
こで積層フィルムIIに用いられる(d)直鎖状低密度
ポリエチレンおよび(e)高密度ポリエチレンは、それ
ぞれ積層フィルムIの(A)層および(B)層に用いる
ものと同じものを用いてもよい。
は、公知の成形方法を用いてよい。例えば、押出ラミネ
ショーン成形法、共押出インフレーション成形方法およ
び共押出Tダイ成形法等が挙げられる。これらのうち共
押出成形法で本発明の積層フィルムIIを得る場合は、
押し出し温度160〜250℃で成膜し、冷却温度50
〜80℃で冷却することにより、水蒸気バリヤー性、白
化性に優れるものが得られ好ましい。
フィルムIIの厚みについては、20〜70μmの範囲
のものが本発明の目的を満足し使用できる。好ましく
は、20〜60μm、特に好ましくは25〜50μmで
ある。層構成としては、(C)/(D)、(C)/
(D)/(C)および(C)/(D)/その他の層など
が挙げられる。(C)層の厚みは、包装体としたとき包
装体端面からの水分の進入を考慮し3〜15μmにする
とよい。(C)層と(D)層の厚み比については、
(C)層:(D)層=0.05〜0.3:0.95〜
0.7の範囲が好適である。好ましくは(C)層:
(D)層=0.07〜0.25:0.93〜0.75の
範囲である。より好ましくは(C)層:(D)層=0.
1〜0.2:0.9〜0.8の範囲である。
ヒートシールを施したとき、部分的に(D)層同士がヒ
ートシールされる箇所が発生し、ヒートシール強度が高
くなったり、包装体の開封時にヒートシール端部で切
れ、内容物を取り出しにくくなるという問題が生じる場
合がある。一方、(C)層の厚み比が0.3以上の場合
は、フェザリングを起こしたり、包装体の水蒸気バリヤ
ー性の低下をうことがある。
シーラント層がHDPEに積層されたSLLDと(b)
成分とを特定量含有する樹脂組成物層であり、他方のシ
ーラント層がSLLDからなる層であってもよい。具体
的には、本発明の包装体は、一方のシーラント層が積層
フィルムIの(A)層であり、他方のシーラント層が積
層フィルムIIの(C)層であってもよい。
層のうち少なくとも1層が積層フィルムIのSLLDと
(b)成分を含有する(A)層であれば本発明の目的を
達することができ、他方のシーラント層はSLLDであ
ることが好ましいが、必ずしも(b)成分を含有してい
る必要はない。本発明の積層フィルムを用いた包装体
は、包装体を開封したときにヒートシール部分が白化す
るため包装体が確実にヒートシールされていたことが視
認できるという特徴を有しているため、食品及び医療用
包装材料として好適に使用することができる。とりわけ
厳密な管理が要求される医療用器具の包装材料として好
ましく使用することができる。このような医療用用具の
例としては例えば、血糖値測定電極が挙げられ、ローレ
ットシールにより包装された血糖値測定電極が本発明の
好ましい態様の一例として挙げることができる。
は、熱可塑性樹脂に慣用の他の添加剤(例えば、酸化防
止剤、耐候性安定剤、帯電防止剤、滑剤、ブロックキン
グ防止剤、防曇剤、染料、顔料、オイル、ワックス、充
填剤等)やその他の熱可塑性樹脂を本発明の目的を損な
わない範囲で適宜量配合できる。
酸化防止剤として2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノ
ン、2,6ジ−t−ブチル−p−クレゾール、4,4’
−チオビス−(6−t−ブチルフェノール)、2,2−
メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、オクタデシル3−(3’,5’−ジ−t−ブチル
ー1’−ヒドロキシフェニル)プロピネート、4,4’
−チオビス−(6−ブチルフェノール)、紫外線吸収剤
としてはエチル−2−シアノ−3、3−ジフェニルアク
リレート、2−(2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシ−4−オクト
キシベンゾフェノン、可塑剤としてフタル酸ジメチル、
フタル酸ジエチル、ワックス、流動パラフィン、りん酸
エステル、帯電防止剤としてはペンタエリスリットモノ
ステアレート、ソルビタンモノパルミテート、硫酸化オ
レイン酸、ポリエチレンオキシド、カーボンワックス、
滑剤としてエチレンビスステアロアミド、ブチルステア
レート等、着色剤としてカーボンブラック、フタロシア
ニン、キナクリドン、インドリン、アゾ系顔料、酸化チ
タン、ベンガラ等、充填剤としてグラスファイバー、ア
スベスト、マイカ、ワラストナイト、ケイ酸カルシウ
ム、ケイ酸アルミニウム、炭酸カルシウム、ブロッキン
グ防止剤として、シリカ系、シリコーン系、ゼオライト
系、タルク、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)粒子
などが挙げられる。また、他の多くの高分子化合物も本
発明の作用効果が阻害されない程度にブレンドすること
もできる。
されるものではなく、公知の方法を使用できる。例え
ば、ミキシングロール、バンバリミキサーおよびヘンシ
ェル、タンブラー、リボンブレンダー等の混合機で各成
分を混合した後、押出機を用いペレット化する方法か直
接ドライブレンドし成形に供してもよい。また、本発明
の目的を損なわない範囲で他のポリオレフィン系樹脂層
をさらに積層して用いてもよい。
ネート成形法および成形機を用い、成形体とすることが
できる。また、公知のドライラミネート成形機等を用
い、さらにアルミ箔、金属蒸着フィルム、酸化珪素蒸着
フィルム、塩化ビニルデン樹脂およびエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体鹸化物などのガスバリヤー層、ポリエステ
ル樹脂層、ポリアミド樹脂層およびポリカーボネート樹
脂層など、その他の材料を積層し用いることができる。
(g/cm3)のシングルサイト系触媒直鎖状低密度ポ
リエチレンである日本ポリオレフィン(株)製「商品
名:ハーモレックスLL NH935C」。 PE2:MFRが8(g/10分)、密度0.907
(g/cm3)のシングルサイト系触媒直鎖状低密度ポ
リエチレンである日本ポリオレフィン(株)製「商品
名:ハーモレックスLL NH725A」。 PE3:MFRが7.0(g/10分)、密度0.91
8(g/cm3)の過酸化物を用いた高圧法低密度ポリ
エチレンである日本ポリオレフィン(株)製「商品名:
ジェイレックスLD JH606N」。 PE4:MFRが2(g/10分)、密度0.929
(g/cm3)のチグラーナッタ系直鎖状低密度ポリエ
チレン。
密度0.924(g/cm3)の過酸化物を用いた高圧
法低密度ポリエチレン。 PE6:MFRが3.5(g/10分)、密度0.92
1(g/cm3)のシングルサイト系触媒直鎖状低密度
ポリエチレンである日本ポリオレフィン(株)製「商品
名:ハーモレックスLL NC574R」。 PE7:MFRが3.5(g/10分)、密度0.91
5(g/cm3)のシングルサイト系触媒直鎖状低密度
ポリエチレンである日本ポリオレフィン(株)製「商品
名:ハーモレックスLL NC554R」。 PE8:MFRが2.8(g/10分)、密度0.93
2(g/cm3)のチグラーナッタ系直鎖状低密度ポリ
エチレンである日本ポリオレフィン(株)製「商品名:
ジェイレックスAC464A」。
分)、密度0.958(g/cm3)の高密度ポリエチ
レン。 HDPE2:MFRが10.8(g/10分)、密度
0.962(g/cm3)の高密度ポリエチレン。 HDPE3:MFRが3.6(g/10分)、密度0.
964(g/cm3)の高密度ポリエチレン。 HDPE4:MFRが8.6(g/10分)、密度0.
945(g/cm3)の高密度ポリエチレン。 HDPE5:MFRが8.5(g/10分)、密度0.
960(g/cm3)の高密度ポリエチレン。
密度0.915(g/cm3)、融点125℃のポリブ
テン−1である三井化学(株)製「商品名:ビューロン
BL4000」。 PB2:MFRが20(g/10分)、密度0.917
(g/cm3)、融点123℃のポリブテン−1である
三井化学(株)製「商品名:ビューロンBL700
0」。 PB3:MFRが1.0(g/10分)、密度0.90
0(g/cm3)、融点75℃のポリブテン−1である
三井化学(株)製「商品名:ビューロンM2181」。
密度0.87(g/cm3)のエチレン−プロピレン共
重合体である三井化学(株)製「商品名:タフマー
P」。 PEB:MFRが3.6(g/10分)、密度0.88
(g/cm3)のエチレン−ブテン共重合体である三井
化学(株)製「商品名:タフマーA」。 PPB:MFRが10(g/10分)、密度0.90
(g/cm3)のプロピレン−ブテン共重合体であるサ
ンアロマー(株)製「商品名:Clyrell722R
CXP」。 PEPB:MFRが5.5(g/10分)、密度0.9
0(g/cm3)のエチレン−プロピレン−ブテン三元
共重合体であるサンアロマー(株)製「商品名:Ads
yl5C37F」。
温度230℃、荷重2.16KgのMFRが20(g/
10分)のプロピレン−エチレンランダムコポリマーを
用い PP2:MFRが8.5(g/10分)のホモポリプロ
ピレン。た。
(b)成分を、タンブラーで混合した後、(株)神戸製
鋼所製二軸押出機(KTX37型)を用いて、温度19
0〜210℃でペレット化した。なお、このときブロッ
キング防止剤としてPMMA粒子を4,000ppm添
加した。 [Tダイ成形]上記、混練処理した各ペレットを用い、
口径65mmφ、ダイス幅1,300mmである東芝機
械(株)製Tダイフィルム成形機を用い、ダイス温度2
10℃で総厚みを適宜変更しフィルムを作成した。な
お、(A)層と(B)層からなる積層フィルムIの層構
成は(A)層/(B)層/(A)層からなる2種3層構
成で行った。一方、(C)層と(D)層からなる積層フ
ィルムIIについては、層構成についても2種3層構造
とした。各フィルムの各層の厚みに関しては、積層フィ
ルムI(A)層/(B)層/(A)層=6μm/28μ
m/6μmとした、同じく積層フィルムIIについても
(C)層/(D)層/(C)層=6μm/28μm/6
μmとした。また、冷却温度については70℃とした。
ステルフィルムおよび厚み15μmのアルミ箔をドライ
ラミネート法で積層した。このようにして得た積層フィ
ルムIの(A)層と積層フィルムIIの(C)層をヒー
トシールして包装体を作成し、以下の評価を行った。水
蒸気透過量は、積層フィルムIについて評価した。
ートシーラーを用い、凹凸傾斜角度が55度の綾目形状
ヒートシールバーで圧力2kg/cm2、時間1秒で、
ヒートシールを行った。
に切り出しオリエンテック社製引張り試験機(RTA−
100型)を用いて、引張り速度300mm/分の条件
で180度剥離強度を求めた。なお、試験は10点行
い、その平均値を求めた。なお、シール温度は適宜変更
した。 [白化性]シール強度測定後の試験片について、ヒート
シール部分の剥離部分の白化状態を目視で観察した。な
お、評価は以下の基準で行った。 ○・・・・・・十分白化しており、白化の確認が容易で
ある。 △・・・・・・薄らと白化しており、確認しずらい。 ×・・・・・・全く白化していない。
について、フェザリング(毛羽立ち)がないか以下の基
準で目視判定した。 ○・・・・・・フェザリングが全く認められない。 △・・・・・・フェザリングが部分的に認められる。 ×・・・・・・フェザリングが著しく外観が劣る。 [水蒸気透過量]ASTM E96に準拠し、モダンコ
ントロール社製「水蒸気透過試験機PERMATRAN
−W」を用い、温度37.8℃、相対湿度90%の水蒸
気透過量を測定した。
示す積層フィルムIおよび積層フィルムIIを用いて、
ヒートシール性、水蒸気透過量を測定した。結果を表1
に示した。 (実施例14〜17、比較例5)実施例1、2および比
較例4の積層フィルムIと積層フィルムIIについて成
形時の冷却温度を30℃、40℃および60℃と変更し
た以外は実施例1と同様に行った。これらフィルムにつ
いて実施例1と同様の評価と積層フィルムIIの水蒸気
透過量を評価した。結果を表2に示した。 (実施例18〜21、比較例6〜7)実施例1、比較例
2および比較例4の積層フィルムIの総厚みと各層の厚
み構成を変更し、積層フィルムIの(A)層同士をヒー
トシールした。以下、実施例1と同様に行った。結果を
表3に示した。
ィルムとして用いた時、従来のものよりも開封性に優
れ、白化性、水蒸気バリヤー性およびシール強度の安定
性に優れ、食品包装材料および医療用包装材料として好
適なものである。
レットシールを行う包装体のシーラントフィルムとして
好適なものである。
Claims (13)
- 【請求項1】(a)シングルサイト触媒を用いて製造さ
れる直鎖状低密度ポリエチレン60〜90質量%と
(b)エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテ
ン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体、エチレン−
プロピレン−ブテン三元共重合体及びポリブテン−1か
らなる群から選ばれた少なくとも1種の樹脂40〜10
質量%とからなる樹脂組成物層〔(A)層〕および
(c)密度が0.950〜0.970(g/cm3)で
ある高密度ポリエチレン層〔(B)層〕との少なくとも
2層からなる積層フィルム。 - 【請求項2】(A)層の(a)直鎖状低密度ポリエチレ
ンは、密度0.890〜0.935(g/cm3)であ
りメルトフローレートが2〜20(g/10分)である
ことを特徴とする請求項1に記載の積層フィルム。 - 【請求項3】(B)層の(c)高密度ポリエチレンは、
メルトフローレートが1〜15(g/10分)であるこ
とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の積層フ
ィルム。 - 【請求項4】押し出し温度160〜250℃で成膜し、
冷却温度40〜80℃で冷却して製造されることを特徴
とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の積層
フィルム。 - 【請求項5】シーラント層を有する包装体であって、シ
ーラント層は(a)シングルサイト触媒を用いて製造さ
れる直鎖状低密度ポリエチレン60〜90質量%と
(b)エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテ
ン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体、エチレン−
プロピレン−ブテン三元共重合体及びポリブテン−1か
らなる群から選ばれた少なくとも1種の樹脂 40〜1
0質量%とからなる樹脂組成物層〔(A)層〕および
(c)密度が0.950〜0.970(g/cm3)で
ある高密度ポリエチレン層〔(B)層〕との少なくとも
2層からなる積層フィルムの(A)層であることを特徴
とする包装体。 - 【請求項6】シーラント層を有する包装体であって、一
方のシーラント層は請求項5記載の(A)層と(B)層
との少なくとも2層からなる積層フィルムの(A)層で
あり、他方のシーラント層は(d)密度0.890〜
0.925(g/cm3)でありメルトフローレートが
2〜10(g/10分)であるシングルサイト触媒を用
いて製造される直鎖状低密度ポリエチレン層〔(C)
層〕であることを特徴とする請求項5に記載の包装体。 - 【請求項7】シーラント層を有する包装体であって、一
方のシーラント層は請求項5記載の(A)層と(B)層
との少なくとも2層からなる積層フィルムの(A)層で
あり、他方のシーラント層は(d)密度0.890〜
0.925(g/cm3)でありメルトフローレートが
2〜10(g/10分)であるシングルサイト触媒を用
いて製造される直鎖状低密度ポリエチレン層〔(C)
層〕および(e)密度0.950〜0.970(g/c
m3)である高密度ポリエチレン層〔(D)層〕との少
なくとも2層からなる積層フィルムの(C)層であるこ
とを特徴とする請求項5または請求項6に記載の包装
体。 - 【請求項8】(A)層の厚みが3〜15μmであること
を特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載
の包装体。 - 【請求項9】(A)層と(B)層との少なくとも2層か
らなる積層フィルムは押し出し温度160〜250℃で
成膜し、冷却温度40〜80℃で冷却して製造されたも
のであることを特徴とする請求項5ないし請求項8のい
ずれかに記載の包装体。 - 【請求項10】請求項5ないし請求項9のいずれかに記
載の包装体により包装されたことを特徴とする医療用用
具。 - 【請求項11】血糖値測定電極である請求項10に記載
の医療用用具。 - 【請求項12】(d)密度0.890〜0.925(g
/cm3)でありメルトフローレートが2〜10(g/
10分)であるシングルサイト触媒を用いて製造される
直鎖状低密度ポリエチレン層〔(C)層〕および(e)
密度0.950〜0.970(g/cm3)である高密
度ポリエチレン層〔(D)層〕との少なくとも2層から
なる積層フィルム。 - 【請求項13】押し出し温度160〜250℃で成膜
し、冷却温度40〜80℃で冷却して製造されることを
特徴とする請求項12に記載の積層フィルム。
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