JPS5947473B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JPS5947473B2 JPS5947473B2 JP8087575A JP8087575A JPS5947473B2 JP S5947473 B2 JPS5947473 B2 JP S5947473B2 JP 8087575 A JP8087575 A JP 8087575A JP 8087575 A JP8087575 A JP 8087575A JP S5947473 B2 JPS5947473 B2 JP S5947473B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polycrystalline silicon
- drain
- source
- semiconductor device
- silicon film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は半導体装置の製造方法に関し、詳しくは、MO
S半導体装置の製造方法に関する。
S半導体装置の製造方法に関する。
周知のように、多結晶シリコンをゲートに用いた絶縁ゲ
ート形電界効果トランジスタは、MOS・ICあるいは
MOS−LSIの高速化あるいは高集積化にともなつて
、次第にチャネル長が短かくなり、ソース・ドレイン領
域の深さも浅くなつてきている。従来は、ソース・ドレ
イン形成時のマスクとして用いられる多結晶シリコン膜
への不純物添加は、ソース・ドレイン形成と同時に行な
われた。
ート形電界効果トランジスタは、MOS・ICあるいは
MOS−LSIの高速化あるいは高集積化にともなつて
、次第にチャネル長が短かくなり、ソース・ドレイン領
域の深さも浅くなつてきている。従来は、ソース・ドレ
イン形成時のマスクとして用いられる多結晶シリコン膜
への不純物添加は、ソース・ドレイン形成と同時に行な
われた。
しかし、上記のように、ソース・ドレインの深さが浅く
なり、ほぼ0.5μm程度になつてくると、ソース・ド
レイン形成時における多結晶シリコン膜(マスク)への
不純物導入量は不十分で、多結晶シリコン膜の抵抗を小
さくすることは難かしかつた。また、ソース・ドレイン
の深さが浅くなると、アルミニウムなどの電極と、良好
なオーミック接触を得ることが困難になり、高温の熱処
理を行なうと、アルミニウムとシリコンの合金化反応が
起り、逆方向のリーク電流が異常に増加するという、好
まし<ない現象が発生する。
なり、ほぼ0.5μm程度になつてくると、ソース・ド
レイン形成時における多結晶シリコン膜(マスク)への
不純物導入量は不十分で、多結晶シリコン膜の抵抗を小
さくすることは難かしかつた。また、ソース・ドレイン
の深さが浅くなると、アルミニウムなどの電極と、良好
なオーミック接触を得ることが困難になり、高温の熱処
理を行なうと、アルミニウムとシリコンの合金化反応が
起り、逆方向のリーク電流が異常に増加するという、好
まし<ない現象が発生する。
本発明は上記従来の問題を解決し、抵抗値が十分低い多
結晶シリコン膜からなるゲート電極をそなえ、かス良好
なオーミック接触を持つたMOS半導体装置を形成し得
るような半導体装置の製造方法を提供することである。
結晶シリコン膜からなるゲート電極をそなえ、かス良好
なオーミック接触を持つたMOS半導体装置を形成し得
るような半導体装置の製造方法を提供することである。
以下、本発明を詳細に説明する。
従来のMOS半導体装置は、第1図に示したように、半
導体基板1上に、素子分離用の厚い絶縁膜2、ゲート絶
縁膜となる薄いシリコン酸化膜3および多結晶シリコン
膜4を形成した後、ソース・ドレインを形成すべき部分
上に被着さわた上記多結晶シリコン膜4を除去し、以下
、周知のMOSプロセスによつて製造された。
導体基板1上に、素子分離用の厚い絶縁膜2、ゲート絶
縁膜となる薄いシリコン酸化膜3および多結晶シリコン
膜4を形成した後、ソース・ドレインを形成すべき部分
上に被着さわた上記多結晶シリコン膜4を除去し、以下
、周知のMOSプロセスによつて製造された。
しかし、このような従来のMOSプロセスでは、1回の
不純物導入によつて、ソース・ドレインの形成とゲート
となる多結晶シリコン膜への不純物添加が行なわれるの
で、上記良好なオーミツク接触を持つた薄いソース−ド
レインと、抵抗が十分小さい多結晶シリコン膜を形成す
るのは困難であつた。
不純物導入によつて、ソース・ドレインの形成とゲート
となる多結晶シリコン膜への不純物添加が行なわれるの
で、上記良好なオーミツク接触を持つた薄いソース−ド
レインと、抵抗が十分小さい多結晶シリコン膜を形成す
るのは困難であつた。
多結晶シリコン膜をマスクにして形成されたソース・ド
レインの厚さがほぼ0.5μmのときの上記多結晶シリ
コン膜のシート抵抗は、ほぼ50Ω/□であり、十分小
さく、ソース・ドレインとアルミニウム電極との良好な
オーミツク接触も可能である。
レインの厚さがほぼ0.5μmのときの上記多結晶シリ
コン膜のシート抵抗は、ほぼ50Ω/□であり、十分小
さく、ソース・ドレインとアルミニウム電極との良好な
オーミツク接触も可能である。
一方、MOS半導体装置の高速化を進めるため、ソース
・ドレインの厚さを小さくして、たとえば0.3μmに
すると、電極との接触が不良になつてしまう。したがつ
て、良好なオーミツク接触を有し、しかも耐圧が高く、
高速動作の可能なMOS半導体装置を形成するためには
、拡散やイオン打込みによつて形成されるソース・ドレ
インのコンタクト部分における厚さは少なくとも0.5
μm以上であり、他の部分(ゲート近傍)における厚さ
は薄くすればよい。
・ドレインの厚さを小さくして、たとえば0.3μmに
すると、電極との接触が不良になつてしまう。したがつ
て、良好なオーミツク接触を有し、しかも耐圧が高く、
高速動作の可能なMOS半導体装置を形成するためには
、拡散やイオン打込みによつて形成されるソース・ドレ
インのコンタクト部分における厚さは少なくとも0.5
μm以上であり、他の部分(ゲート近傍)における厚さ
は薄くすればよい。
このような半導体装置は下記のようにして形成される。
すなわち、まず、第2図に示すように、シリコン基板1
上に、素子分離用の厚い絶縁膜2およびゲート絶縁膜(
シリコン酸化膜)3を形成する。なお、この際の上記ゲ
ート絶縁膜3の寸法は、実際の半導体装置のゲート絶縁
膜の寸法より、やや大きくしておく。第3図に示したよ
うに、多結晶シリコン膜4を全面に形成して不純物導入
を行なうと、多結晶シリコン膜4内に不純物が導入され
て但抵抗となり、また、多結晶シリコン膜4が直接被着
さわてある部分のシリコン基板1内にも不純物が導入さ
れ、ソース・ドレイン5が形成される。
上に、素子分離用の厚い絶縁膜2およびゲート絶縁膜(
シリコン酸化膜)3を形成する。なお、この際の上記ゲ
ート絶縁膜3の寸法は、実際の半導体装置のゲート絶縁
膜の寸法より、やや大きくしておく。第3図に示したよ
うに、多結晶シリコン膜4を全面に形成して不純物導入
を行なうと、多結晶シリコン膜4内に不純物が導入され
て但抵抗となり、また、多結晶シリコン膜4が直接被着
さわてある部分のシリコン基板1内にも不純物が導入さ
れ、ソース・ドレイン5が形成される。
ゲートとなる部分および配線となる部分を残して、多結
晶シリコン膜4およびその下にあるシリコン酸化膜3を
エツチして除去し、さらに、ゲートとなる多結晶シリコ
ン膜4とその下にある薄いシリコン酸化膜3をマスクに
用いて、イオンを浅<打込む。
晶シリコン膜4およびその下にあるシリコン酸化膜3を
エツチして除去し、さらに、ゲートとなる多結晶シリコ
ン膜4とその下にある薄いシリコン酸化膜3をマスクに
用いて、イオンを浅<打込む。
この工程で形成されるゲート4の寸法は、第2図に示し
たシリコン酸化膜3の寸法より小さいので、ゲート4を
マスクに用いて浅いイオン打込みを行なうと第4図に示
したように、ゲート側の部分では浅く、他の部分は深い
ソース・ドレイン5が形成される。
たシリコン酸化膜3の寸法より小さいので、ゲート4を
マスクに用いて浅いイオン打込みを行なうと第4図に示
したように、ゲート側の部分では浅く、他の部分は深い
ソース・ドレイン5が形成される。
このようにして形成された半導体装置は、ソース・ドレ
イン5の厚さが、ゲート4近傍では極めて薄いため、耐
圧の著るしい向上が可能である。
イン5の厚さが、ゲート4近傍では極めて薄いため、耐
圧の著るしい向上が可能である。
しかも、電極と接続されるコンタクトの部分では厚さが
厚いので、電極とシリコン基板を十分に合金化させるこ
とが可能となり、良好なコンタクトを持つた信頼性の高
い半導体装置が形成される。しかも、本発明においては
、ソース・ドレインの浅い部分および深い部分の形成の
際に、それぞれ不純物がゲートとなる多結晶シリコン膜
に導入されるので、不純物導入が1回のみであつた従来
の製造方法よりも、多量の不純物が導入され、従来より
も低抵抗のゲートが形成される。これは、本発明の大き
な特長の一つである。実施例 1 本発明によつて電界効果トランジスタを製造したところ
、多結晶シリコンのシート抵抗は50Ω/□となつた。
厚いので、電極とシリコン基板を十分に合金化させるこ
とが可能となり、良好なコンタクトを持つた信頼性の高
い半導体装置が形成される。しかも、本発明においては
、ソース・ドレインの浅い部分および深い部分の形成の
際に、それぞれ不純物がゲートとなる多結晶シリコン膜
に導入されるので、不純物導入が1回のみであつた従来
の製造方法よりも、多量の不純物が導入され、従来より
も低抵抗のゲートが形成される。これは、本発明の大き
な特長の一つである。実施例 1 本発明によつて電界効果トランジスタを製造したところ
、多結晶シリコンのシート抵抗は50Ω/□となつた。
これに対し1000℃で15分のりん拡散をしないもの
は3000オングストローム多結晶シリコン膜のシート
抵抗は178Ω/□であつた。実施例 2 実施例1において、拡散の代りにりん30KeVで2×
1015/Cr!iイオン打込みし、1000℃で20
分熱処理を行なつて0.8ミクロンの拡散層を形成した
ところ、多結晶シリコンのシート抵抗は51Ω/□と低
い値が得られた。
は3000オングストローム多結晶シリコン膜のシート
抵抗は178Ω/□であつた。実施例 2 実施例1において、拡散の代りにりん30KeVで2×
1015/Cr!iイオン打込みし、1000℃で20
分熱処理を行なつて0.8ミクロンの拡散層を形成した
ところ、多結晶シリコンのシート抵抗は51Ω/□と低
い値が得られた。
これに対し1000℃で15分のりん拡散をしないもの
は330Ω/□のシート抵抗であつた。実施例 3 第2図に示したように1000オングストロームのシリ
コン酸化膜3を加工後、第3図に示したように3000
オングストロームの多結晶シリコン膜4を形成し、10
00℃で20分のりん拡散を行なつたところ約0.3ミ
クロンのりん拡散層5が形成された。
は330Ω/□のシート抵抗であつた。実施例 3 第2図に示したように1000オングストロームのシリ
コン酸化膜3を加工後、第3図に示したように3000
オングストロームの多結晶シリコン膜4を形成し、10
00℃で20分のりん拡散を行なつたところ約0.3ミ
クロンのりん拡散層5が形成された。
次に第4図のように再び950℃で3分間拡散したとこ
ろ、実効拡散深さは0.2ミクロンのソース・ドレーン
が形成され、コンタクト部は0.5ミクロンの拡散深さ
となつz多結晶シリコンのシート抵抗も50Ω/□と小
さ<アルミニ・クムと拡散層とのコンタクトを良いもの
が得られた。これに対し通常の方法で0.2ミクロンの
拡散層を形成したところ、多結晶シリコンのシート抵抗
は約360Ω/口となり、アルミニウムとのオーミツク
接触も十分でなく、450℃20分の熱処理で合金化の
ため拡散層のダイオード特性が劣化してしまつた。
ろ、実効拡散深さは0.2ミクロンのソース・ドレーン
が形成され、コンタクト部は0.5ミクロンの拡散深さ
となつz多結晶シリコンのシート抵抗も50Ω/□と小
さ<アルミニ・クムと拡散層とのコンタクトを良いもの
が得られた。これに対し通常の方法で0.2ミクロンの
拡散層を形成したところ、多結晶シリコンのシート抵抗
は約360Ω/口となり、アルミニウムとのオーミツク
接触も十分でなく、450℃20分の熱処理で合金化の
ため拡散層のダイオード特性が劣化してしまつた。
第1図は従来の半導体装置製造方法を説明するため図、
第2図乃至第4図は本発明を説明するための工程図であ
る。 1:゛シリコン基板、2,3:シリコン酸化膜、4:多
結晶シリコン膜、5:ソース ドレイン。
第2図乃至第4図は本発明を説明するための工程図であ
る。 1:゛シリコン基板、2,3:シリコン酸化膜、4:多
結晶シリコン膜、5:ソース ドレイン。
Claims (1)
- 1 半導体基板の表面領域内に所定の間隔を介して形成
されたソース・ドレインと、該ソース・ドレイン間の上
記半導体基板上に絶縁膜を介して形成されたゲート電極
を少なくとも有する半導体装置の製造方法において、半
導体基板の表面上の所望部分上に絶縁膜を形成する工程
と、多結晶シリコン膜を全面に被着する工程と、上記多
結晶シリコン膜および該多結晶シリコン膜が直接被着さ
れてある部分の上記半導体基板に不純物を導入する工程
と、上記多結晶シリコン膜の所望部分を選択的に除去し
てゲートを形成する工程と、上記ゲートをマスクに用い
て上記半導体基板に不純物を浅くイオン打込みし、部分
的に厚さの異なるソース・ドレインを形成する工程を有
することを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8087575A JPS5947473B2 (ja) | 1975-07-02 | 1975-07-02 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8087575A JPS5947473B2 (ja) | 1975-07-02 | 1975-07-02 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS525279A JPS525279A (en) | 1977-01-14 |
JPS5947473B2 true JPS5947473B2 (ja) | 1984-11-19 |
Family
ID=13730509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8087575A Expired JPS5947473B2 (ja) | 1975-07-02 | 1975-07-02 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5947473B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53110383A (en) * | 1977-03-08 | 1978-09-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manufacture of semiconductor device |
-
1975
- 1975-07-02 JP JP8087575A patent/JPS5947473B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS525279A (en) | 1977-01-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2510751B2 (ja) | 単一集積回路チップ上に高電圧及び低電圧cmosトランジスタを形成するためのプロセス | |
JPH0523055B2 (ja) | ||
JP2509518B2 (ja) | チタニウムシリサイドコンタクト製造方法 | |
JPS5946107B2 (ja) | Mis型半導体装置の製造法 | |
JP2790157B2 (ja) | 半導体集積回路装置の製造方法 | |
JPS6360549B2 (ja) | ||
JPH0329189B2 (ja) | ||
JPS5947473B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3257317B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH1064898A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPS5966165A (ja) | 電極配線およびその製造方法 | |
JP2001326349A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3380069B2 (ja) | Mos半導体装置の製造方法 | |
JPS613461A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPS61295652A (ja) | Cmos型半導体装置の製造方法 | |
JPS6248069A (ja) | 半導体装置 | |
JPS59121978A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3238804B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPS60193330A (ja) | 半導体への不純物拡散方法 | |
JPH0658899B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH065750B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPS6247122A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPS62131538A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPS6012772A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JPS6097668A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 |