JPS5947343B2

JPS5947343B2 - 通貨取引装置

Info

Publication number: JPS5947343B2
Application number: JP53053041A
Authority: JP
Inventors: 弘行久保寺; 泰次畠山
Original assignee: Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1978-05-02
Filing date: 1978-05-02
Publication date: 1984-11-19
Also published as: JPS54144155A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、複数のユニットから構成され、かつ利用者に
対して取引金額を表示する表示手段を備えた通貨取引装
置に関する。

一般に、たとえば現金自動支払装置などの通貨取引装置
においては、異常状態が生じるとそれを検出し、対応す
るランプを点灯させることにより行つている。

しかし、このような方法では、異常状態を詳細に知るこ
とができない。そこで、異常状態が生じた場合、その異
常原因を検出することにより、個々の異常原因と対応し
たランプ表示を行えば、異常状態を詳細に知ることがで
きる。しかし、一般に現金自動支払装置は、複数のユニ
ットから構成されているので、各ユニット別に種々の異
常原因を全て確実に検出して表示するには、非常に多く
のランプを必要とする。そのため、大きなスペースとそ
の配線などが必要となり、コスト高になるとともに、ラ
ンプの数が莫大となるので非常に監視しにくいという欠
点がある。また、検出した異常原因を所定のコードに変
換して表示する方法が最近開発されている。

しかし、その方法によれば、異常表示器の設置場所は現
金自動支払装置の背面にある内部モニタ部である。そし
て、一般に内部モニタ部は、現金自動支払装置の背面扉
を閉じると目視できなくなる。したがつて、異常状態が
生じたとき、係員は背面扉を開いて内部モニタ部の表示
を目視することにより、初めて異常状態の内容を判断し
、それに対処しなければならない。また、現金自動支払
装置が銀行などのロビーに設置された場合、一般には装
置の背面側は壁となることが多く、そのため背面扉を開
けにくい。したがつて、発生した異常状態の程度が軽く
ても、その対処に必要以上の時間がかかつてしまう。そ
こで、異常表示器を装置外に設けるという手段が考えら
れるが、そのスペースの確保および配線などを考慮する
と、現金自動支払装置の構成が複雑化し、かつコスト高
を招くという問題が生じる。本発明は上記事情に鑑みて
なされたもので、その目的とするところは、多数のラン
プなどを用いることなく、また構成を複雑化することも
なく、発生した異常状態を詳細かつ確実に表示し、かつ
それを迅速に知ることができ、異常状態に対して即座に
対処できるサービス性に優れた通貨取引装置を提供しよ
うとするものである。

以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

第１図はたとえば現金自動支払装置の外観を示すもので
、筐体１の前面にはＬ字形状の操作部２が設けられてい
る。

この操作部２の垂直面２ａには、磁気カードを挿入する
カード挿入口３、種々の操作案内を表示する操作案内表
示部４、および銀行券を払出す支払口５がそれぞれ設け
られている。また、操作部２の水平面２ｂには、金額な
どを入力するテンキ一６、万円あるいは千円などの単位
を指定する単位キー７、確認キー８、取消キー９、およ
び取引金額などを表示する金額表示器１０がそれぞれ設
けられている。第２図は上記した現金自動支払装置の異
常検出表示制御部を示ずもので、機構部１１はカードリ
ーダユニツト１２、出金機構ユニツト１３、伝票印字ユ
ニツト１４、操作案内表示機構ユニツト１５、および演
算部ユニツト１６などから構成されており、これら各ユ
ニツト１２〜１６からなる機構部１１は前記筐体１内に
収納されている。

また、検出制御部１７は、上記各ユニツト１２〜１６そ
れぞれに対してそれらの各静止状態および動作状態にお
ける異常検出を行い、もし異常があればその異常はどの
ユニツトで生じたか否かを検出するとともに、その異常
原因をも検出する。さらに、表示制御部１８は、変換回
路１９および異常情報記憶部２０で構成されており、検
出制御部１７で検出された異常内容を所定のコードに変
換して各ユニツト別に表示制御する。すなわち、上記変
換回路１９は、検出制御部１７で異常およびその原因が
検出されると、異常が生じたユニツトおよび異常原因を
それぞれ複数桁の数字コード（１０進数字）に変換し、
それを異常情報記憶部２０に供給する。上記異常情報記
憶部２０は、供給される異常情報つまり上記数字コード
を順次記憶し、その情報を異常表示器２１および金額表
示制御部２２にそれぞれ供給する。上記異常表示器２１
は、たとえば供給される異常情報つまり数字コードをそ
のままデジタル表示するもので、３桁の表示機能を有す
る数字表示器であり、内部モニタ部に設けられている。
すなわち、上記異常表示器２１は、たとえば表示桁を限
定し、１つのユニツトに対して３桁表示するものとする
と、上位１桁にてユニツト別の表示を行い、下位２桁に
てその詳細な異常原因を表示する。また、上記金額表示
制御部２２は、前記演算部ユニツト１６から供給される
金額情報に応じて前記金額表示器１０を制御するととも
に、上記異常情報記憶部２０から供給される異常情報に
応じても上記金額表示器１０を制御する。上記金額表示
器１０も、一般には３桁の表示機能を有する数字表示器
である。そこで、表示桁を限定し、異常状態を３桁表示
するものとすると、上位１桁にてユニツト別の表示を行
い、下位２桁にてその詳細な異常原因を表示する。次に
、上記のような構成において動作を説明する。

たとえば今、検出制御部１７および表示制御部１８を動
作させると、検出制御部１７は現金自動支払装置の各ユ
ニツト１２〜１６に対してたとえば機械的および電気的
な動作異常、また各ユニツ口２〜１６が利用者の操作に
応じて間違つた処理方向に向つたなどの種々の異常検出
を行う。そして、もし異常があれば、その異常はどのユ
ニツトで生じたか否かを検出するとともにその異常原因
をも検出する。しかして、検出制御部１７で異常が検出
されると、表示制御部１８によつて異常原因が数字コー
ドに変換、記憶されてユニツト別に表示される。すなわ
ち、検出制御部１７で異常およびその原因が検出される
と、異常が生じたユニツトおよび異常原因が変換回路１
９でそれぞえ上位１桁および下位２桁の数字コードに変
換され、異常情報記憶部２０に記憶される。こうなると
、異常情報記憶部２０は、その異常情報を異常表示器２
１に供給して表示せしめるとともに、金額表示制御部２
２へも供給する。金額表示制御部２２は、異常情報記憶
部２０から異常情報が供給されると、このとき取引が進
行して金額表示モードになつていれば、演算部ユニツト
１６からの金額情報から上記異常情報へ切換える。すな
わち、金額表示器１０の表示内容は、金額から異常状態
の内容を示す数字コードに切換わるものである。また、
たとえば取引状態が金額表示モードになつていなければ
、金額表示制御部２２は異常情報をそのまま金額表示器
１０へ供給し、異常状態の内容を表示せしめる。したが
つて、仮に現金自動支払装置が銀行などのロビ一に設置
されていて、異常状態が発生したとき、係員はわざわざ
背面扉を開けて異常表示器２１を目視するまでもなく、
前面の操作部２に設けられている金額表示器１０の表示
内容を目視することにより、異常状態の内容を詳細に知
ることができ、異常状態への対処も迅速に行えるもので
ある。なお、前記実施例では、ユニツト別の表示および
異常原因の表示をそれぞれ１桁および２桁の数字コード
で行つたが、表示桁つまり数字コードは金額表示器の表
示桁数以内であれば任意の桁数であつてよい。

また、ユニツト別の表示および異常原因の表示をそれぞ
れ数字コードで行つたが、金額表示器で表示し得るもの
であれば、記号あるいは英文字などの他のコードで行つ
てもよい。さらに、現金自動支払装置に実施した場合に
ついて説明したが、これに限らず、たとえば自動預金装
置、現金自動両替装置など、通貨の自動取引のための金
額表示器を備えた通貨取引装置であれば同様に実施でき
る。以上詳述したように本発明によれば、複数のユニツ
トから構成され、かつ利用者に対して取引金額を表示す
る表示手段を備えた通貨取引装置において、異常状態が
発生したときその異常内容を検出し、それを所定のコー
ドに変換して上記表示手段に表示するようにしたので、
発生した異常状態を詳細かつ確実に表示し、かつそれを
迅速に知ることができ、よつて異常状態に対して即座に
対処でき、サービス性に優れたものとなる。

また、異常内容を所定のコードで表示し、すでに備えら
れている表示手段に表示するので、多数のランプあるい
は新たな表示器などは不要であり、よつて大きなスペー
スやその配線なども必要とせず、構成は簡単で安価に製
作でき、しかも監視が容易となるなど種々の効果が得ら
れるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は装置全
体の外観斜視図、第２図は異常検出表示制御部の構成図
である。１０・・・・・・表示器、１２〜１６・・・・・・ユニ
ツト、１７・・・・・・検出制御後、１８・・・・・・
表示制御部、１９・・・・・・変換回路、２２・・・・
・・金額表示制御部。

Claims

【特許請求の範囲】

１複数のユニットから構成され、かつ利用者に対して
取引金額を表示する表示手段を備えた通貨取引装置にお
いて、前記各ユニットそれぞれに対して異常検出を行な
う検出制御部と、この検出制御部で検出された異常内容
を所定のコードに変換しそれを前記表示手段に表示せし
める表示制御部とを具備したことを特徴とする通貨取引
装置。