JPS5946814B2 - テンションクラッチ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は１例えば田植機等の伝動系１こ設けられるテン
ションクラッチ装置ｔこ係り、とくｌこクラッチの切換
え１こ用いられるメインクラッチアームコンプリートお
よびベルトストッパコンプリートの取付けに関するもの
である。

従来１歩行型の田植機ｔこおいて］れ車輪を駆動するた
めの変速ギヤボックスが設けられていて。

そのギヤボックスと接続した入力プーリｌこ１４．エン
ジンブーリカ）らベルトを介して７駆動力が伝達されて
おり１両プーリ間ｔこは一般１こ多段のカウンタプーリ
が設けられている。

このカウンタプーリと入力プーリとを接続するベルトｔ
こは、クラッチ用のテンションプーリが設けられていて
、その切換え操作によって、１駆動力伝達の接、断を行
っている。

ま１こ、クラッチが切れ１こ場合１こ、緩んだベルトが
カウンタプーリカ）ら外れるのを防ぐ１こめに。

同プーリ周面の近傍１こはベルトストッパが配置されて
いる。

このクラッチアームコンプリートおよびベルトストッパ
コンプリートの基部は、従来。

田植機の本体ま１こはギヤーボックス等に各別に取付け
られていたためｌど１組立て、保守点検の時のこれらの
取外しには、他の部材の取外し作業も必要となって甚だ
面倒であった。

本発明の目的は、クラッチアームおよびベルトストッパ
を含むテンションクラッチ装置を、カウンタプーリを支
承する油圧ポンプ本体Ｉこ止着させて一つの機構部ｔこ
まとめておくことによって２組立て、保守点検時等にお
けるテンションクラッチ装置の着脱を容易にし得るよう
ｌこした装置を提供することにある。

この目的のため本発明は、上記カウンタプーリと変速ギ
ヤボックスの入力軸プーリとの間ｌこ巻回される伝動ベ
ルトＩこ対して、ベルト中間部にクラッチ用のテンショ
ンプーリと、ベルトのカウンタプーリ巻回部にベルトス
トッパとを配備し、上記テンションプーリを動作するク
ラッチアームの基部ｌ１ｌＩを、前記油圧ポンプ本体１
こ止着された支点軸ｌこ回動可能ｌこ枢支し、かつ、同
一個所で上記ベルトストッパの基部側を油圧ポンプ本体
に止着してなることを特徴とする。

以下１図面を参照して本発明の実施列を具体的に説明す
る。

第１図は２輪駆動形式の歩行型田植機の外観を示してい
て、その本体１は、複数個のフロート２３ｉよび左右一
対の駆動車輪４によって支持されており、この車輪４を
自由端に装着させているスイングアーム５の基部は１本
体１に対し回動自在に装着されている。

本体１には、前部ｌこエンジン６を搭載し、その後方に
変速ギヤボックス７（第２図参照）が設けられている。

このギヤボックス７のと部には油圧シリンダー８が配設
され。

ギヤボックス７とエンジン６との間には、油圧ポンプ（
図示省略）を内装している油圧ポンプの本体９がギヤボ
ックス７に止着して設けられている。

第２図および第３図において、油圧ポンプの本体９から
一側に突出する駆動軸には、一体的に形成された一対の
プーリｉ１ａ、１１ｂからなるカウンタプーリ１１が軸
受を介して取付けられており、カウンタプーリ１１ａは
、ベルト１２によってエンジン６の出力軸に取付けられ
たエンジンプーリ１３に接続されている。

また別のカウンタプーリ１１ｂは、ベルト１４によって
入力プーリ１５に接続されており、この人力プーリ１５
は、変速ギヤボックス８の入力軸８ａに固着されていて
、エンジンプーリ１３からの駆動力を変速ギヤボックス
内の歯車機構（図示せず）に伝達している。

前記カウンタプーリ１１ｂと入力プーリ１５に巻回され
たベルト１４の外周下部の中間位置には、第３図に示す
ようにテンションプーリ１６が設けられ、ベルト１４に
張力を与える位置と張力を解除する位置とに変位するこ
とによって、クラッチ１７としての機能を果している。

テンションプーリ１６ｔ−自由端に軸装させたクラッチ
アーム１８の基部は、クラッチアームコンプリート１９
に含まれる軸２１に固Ｎされて８す、軸２１の基部は油
圧ポンプの本体９の基板９ａに枢着されていて。

捩りばね２２の弾力によって第３図において反時計方向
の回動習性が与えられている。

軸２１に接続しているリンク機構２３はクラッチ１１の
接。

断を行わせるものである。

また、カウンタプーリ１１ｂの外周近傍にはベルトスト
ッパ２４が配置されていて、支持部材２５で支持されて
おり、これら両部材からなるベルトストッパコンプリー
ト２６の基部は、油圧ポンプの本体９の基板９ａに前記
軸２１と一体的に固着されている。

以上説明したように、本発明のテンションクラッチ装置
ｉこよれば、まず、エンジン６とその後方に設けた変速
ギヤボックス８との間に、本体９がギヤボックス８に止
着された油圧ポンプを配置し。

この油圧ポンプの駆動軸に多段のカウンタプーリ１１を
取付け、該プーリ１１を介してエンジン６からの回転力
を油圧ポンプおよび変速ギヤボックス８の入力軸１８ａ
に伝達するようにしたから、変速ギヤボックス８１こ油
圧ポンプを止着し、カウンタブーリカ）ら変速ギヤボッ
クスへの伝動系を組込んだ状態でユニット化することが
でき１組立て。

保守整備点検が容易となる。

また、カウンタプーリ１１と変速ギヤボックスの入力軸
プーリ１５との間に巻回されるベルト１４に対し、テン
ションプーリ１６とベルトストッパ２４とを配備したか
ら、変速ギヤボックスは必要２こ応じてテンションプー
リを操作して回転動力を接、断操作ができ、テンション
プーリの断状態におけるカウンタプーリからのベルトの
外れはベルトストッパで確実に防止され、油圧ポンプに
おいては変速ギヤボックスのクラッチ操作に関係なく常
に安定して駆動できる。

さらに、テンションプーリ１６を作動するクラッチアー
ム１８の基部を、油圧ポンプ本体に止着した支点軸２１
に回動可能に枢支し、この支点軸２１と同一個所でベル
トストッパ２４０基部側を油圧ポンプ本体９に止着した
わ）ら、テンションクラッチおよびベルトストッパが、
変速ギヤボックスに止着された油圧ポンプおよびこれら
の伝動系と共に一つの機構（ユニット）にまとめられて
。

前述の組立て、保守点検整備時等がさらに容易に行え、
また種々の調整作業を省くことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用した歩行型田植機全体の側面図、
第２図は本発明の一実施例を示すテンションクラッチ装
置の平面図、第３図１１同と側面図である。 ６・・・・・・エンジン％７・・・・・・変速ギヤボッ
クス。 ９・・・・・・油圧ポンプの本体、１１・・・・・・カ
ウンタプーリ、１３・・・・・・エンジンプーリ％１５
・・・・・・入力プーリ、１６・・・・・・テンション
プーリ、１７・・・・・・クラッチ％１８・・・・・・
クラッチアーム、１９・・・・・・クラッチアームコン
プリート、２４・・・・・・ベルトストッパ。 ２６・・・・・・ベルトストッパコンプリート。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ エンジンと、該エンジンの後方ｌこ設置された変速
   ギヤボックスとの間ｌこ１本体が上記ギヤボックスに止
   着された油圧ポンプを配置し、該油圧ポンプの１駆動軸
   ｔこ多段のカウンタプーリを取付けて。 この多段のカウンタプーリを介してエンジンの回転力を
   油圧ポンプおよび変速ギヤボックスの入力軸に伝達する
   構成にすると共ｌこ、Ｌ記カウンタプーリと変速ギヤボ
   ックスの入力軸プーリとの間ｌこ巻回される伝動ベルト
   １こ対して、ベル） 中ｆ”ｓ”１ＦＡＲＥコクラッチ
   用のテンションプーリと、ベルトのカウンタプーリ巻回
   部１こべｌレトストッパとを配備し。 ｋ、記テンションプーリを動作するクラッチアームの基
   部側を、前記油圧ポンプ本体ｌこ止着された支点軸１こ
   回動可能ｌこ枢支し％かつ、同一個所で上記ベルトスト
   ッパの基部側を油圧ポンプ本体ｌこ止着してなるテンシ
   ョンクラッチ装置。