JPS5946276A - 光学活性化合物の配置の反転方法 - Google Patents

光学活性化合物の配置の反転方法

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JPS5946276A
JPS5946276A JP58141244A JP14124483A JPS5946276A JP S5946276 A JPS5946276 A JP S5946276A JP 58141244 A JP58141244 A JP 58141244A JP 14124483 A JP14124483 A JP 14124483A JP S5946276 A JPS5946276 A JP S5946276A
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07D263/02Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings
    • C07D263/08Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
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    • C07D263/14Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached to ring carbon atoms with radicals substituted by oxygen atoms

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は式I (式中Aは場合により置換されていてもよい炭素環式ま
たは複素環式芳香族残基でありそしてRは水素であるか
または場合により置換されていてもよい脂肪族、環状脂
肪族または芳香脂肪族炭化水素残基である)を有する化
合物中の光学活性炭素原子(*)での配置を反転させる
にあたり、式Iの化合物をホルミル化することにより一
方で炭素原子(*)での配置を保持しつつ式II(式中
AおよびRは前記定義のとおりである)を有する光学活
性化合物に変換し、これを強酸または酸ハロゲン化物で
処理することにより式II (式中AおよびRは前記定義のとおりでありそしてXは
強酸の陰イオンまたはハロゲン陰イオンを表わす)を有
する光学活性な環状化合物に変換しそしてこのオキサゾ
リニウム誘導体(III)を酸またはアルカリ加水分解
することにより場合によりN−ホルミル化合物の段階を
経て出発物質Iと同じ構造を有するがしかし炭素原子(
*)で反対の配置を有する式IV (式中AおよびRは前記定義のとおりである)を有する
光学活性化合物に変換し、そして所望の場合は式Iの遊
離化合物を塩にまたは得られた塩を遊離の化合物に変換
することを特徴とする方法に関する。
本発明による配置反転は基 中に存在する偏光中心を含有しそしてそれゆえSまたは
R配置で存在しうる第2アルコール基に関する。
従って本発明方法によれば、式Iの(2S)−3−アミ
ノ−2−プロパノールが相当する(2R)−5−アミノ
−2−プロパノールにまたは式Iの(2R)−3−アミ
ノ−2−プロパノールが相当する(2S)−3−アミノ
−2−プロパノールに変換される。式■の化合物中に何
らそれ以上の偏光中心が存在しない場合、この配置反転
により旋光方向の反転が惹起される。
炭素環式芳香残基Aは特にフェニル、ならびに場合によ
り部分的に飽和された二環系の芳香族炭化水素残基例え
ばナフチル、1,2,3,4−テトラヒドロ−5−ナフ
チル、1,2,3,4−テトラヒドロ−6−ナフチル、
4−または5−インデニル、4−または5−インダニル
、そしてさらに場合により部分的に飽和された多環系芳
香族炭化水素残基例えば4−フルオレニルまたは9,1
0−エタノ−9,10−ジヒドロ−1−アントリルであ
る(ここで前記した型の部分的に飽和された残基は芳香
族部分の環炭素原子を介して酸素原子と結合している)
芳香族性質を有する複素環残基Aは環へテロ原子として
まず第一に1個またはそれ以上の環窒素原子、環硫黄原
子または環酸素原子を含有しそして好ましくは1個の環
窒素原子に加えて1個の環酸素原子または環硫黄原子を
含有する。
かかる残基は特に1、2または3個の環へテロ原子を有
する5員または6員の単環構造である。
特に好ましいのは1個の環窒素原子を有する6員の単環
構造例えば2−、3−または4−ピリジル、2個の環窒
素原子を有する6員の単環構造例えば3−ピリダジニル
、2−または4−ビリミジニルまたは2−ピラジニル、
1個の環硫黄原子を有する5員の単環構造例えば2−ま
たは3−チェニル環に1個の硫黄原子および2個の窒素
原子を有する5員の単環構造例えば1,2−チアジアゾ
ール−3−イル、5員または6員の複素環を有しそして
1個の環窒素原子を有する場合により部分的に飽和され
た二環構造例えば4−インドリルまたは1,2,3,4
−テトラヒドロ−5−キノリニル、または1個の環硫黄
原子を有する部分的に芳香族性質を有する二環構造例え
ば2H−8−チオクロメニルである。
前記した残基Aは未置換であるかまたは置換されている
ことができその場合Aは好ましくは1個または数個、特
に2個の置換基を含有しうる。好ましい置換基は場合に
より置換されていてもよい脂肪族または環状脂肪族炭化
水素残基、場合によりエーテル化またはエステル化され
ていてもよいヒドロキシまたはメルカプト基、アシル残
基、場合により官能的に変性されていてもよいカルボキ
シル基例えばカルボキサミド、ニトリルまたはエステル
基、ニトロ基または場合により置換されていてもよいア
ミン基である。
基Aの飽和された部分は前記した置換基に加えて二重結
合した置換基特にオキソを含有しうる。
残基Aの置換基としての脂肪族炭化水素残基は特に(C
1〜C7)−アルキルまたは(C2〜C7)−アルケニ
ル、さらに(C2〜C7)−アルキニルである。
これら残基の置換基は場合によりエーテル化またはエス
テル化されていてもよいヒドロキシまたはメルカプト、
例えば(C1〜C7)−アルコキシ、(C1〜C7)−
アルキルチオであるかまたはハロゲンであるか、場合に
より官能的に変性されたカルボキシル特に場合によりN
−置換されたカルボキシル例えばN−(C1〜C7)−
アルキル化カルバモイルであるか、場合によりN−置換
されていてもよいカルボキサミドであるかまたは場合に
より置換されてもよいアミン特にアシルアミノ(ここで
アシルは有機カルボン酸または炭酸半誘導体、ならびに
有機スルホン酸の残基を表わす)であるかまたは場合に
よりN−置換またはN′−低級アルキル化されていても
よいウレイドであるか、さらに(C1〜C7)−アルキ
ルスルホニルアミノである。
置換された(C1〜C7)アルキル残基はなかんずくヒ
ドロキシ−(C1〜C6)−アルキル、(C1−C7)
−アルコキシ−(C1〜C6)−アルキル、(C1〜C
7)−アルキルチオ−(C1〜C6)−アルキル、ハロ
ゲノ−(C1〜C6)−アルキル、場合によりN−(C
1〜C7)−アルキル化されていてもよいカルバモイル
−(C1〜C6)−アルキル、(C1〜C7)−アルカ
ノイルアミノ−(C1〜C6)−アルキルまたは(C1
〜C7)−アルコキシカルボニルアミノ−(C1〜C6
)−アルキルならびにシアノ−(C2〜C6)−アルケ
ニル、さらに(C1〜C7)−アルカノイルアミノ−(
C2〜C7)−アルケニルまたは(C1〜C7)−アル
コキシカルボニルアミノ−(C2〜C7)−アルケニル
である。
残基Aの置換基としての環状脂肪炭化水素残基のうち特
に単環ならびに多環系シクロアルキルが理解される。4
〜7個の炭素原子を有するシクロアルキル特にシクロペ
ンチルが好ましい。
残基Aの置換基としてのエーテル化されたヒドロキシま
たはメルカプト基はなかんずく前記定義された場合によ
り置換されていてもよい脂肪族または環状脂肪族炭化水
素残基によりエーテル化されたヒドロキシまたはメルカ
プト基例えば(C1〜C7)−アルコキシ、(C4〜C
7)−シクロアルコキシまたはフェニル−(C2〜C6
)−アルコキシ、(C2〜C7)−アルケニルオキシま
たは(C2〜C7)−アルキニルオキシ、さらにテトラ
ヒドロフルフリルオキシ、(C1〜C7)−アルキルチ
オまたは(C2〜C6)−アルケニルチオである。
基(Aの置換基としてのエステル化されたヒドロキシま
たはメルカプト基は例えば(C1〜C7)−アルカノイ
ルオキシである。上記した意味におけるアシル基はなか
んずく(C1〜C7)−アルカノイルである。前記した
意味における場合により官能的に変性されていてもよい
カルボキシル基は特にカルボキサミド、アルコキシカル
ボニル、カルバモイルまたはシアノである。エステル化
されたカルボキシルは(C1〜C7)−アルコキシカル
ボニルが好ましい。アミド化されたカルボキシルは場合
により置候されていてもよいカルバモイルである。
前記した意味における場合により置換されていてもよい
アミノ基は特にアシルアミノ(ここでアシルはまず第一
に有機(C1〜C7)カルボン酸または炭素の半誘導体
、さらに有機(C1〜C7)−スルホン酸の相当する残
基を表わす)基である。
残基Aとしては(C4〜C7)−シクロアルキル基また
はシアノ−(C2〜C4)−アルケニル基で置換された
フェニル基が特に好ましい。
脂肪族炭化水素残基Rはまず第一に特に結合炭素で分枝
した(C1〜C7)−アルキル例えば第3ブチル、さら
に(C2〜C7)−アルケニルまたは(C2〜C7)−
アルキニルである。環状脂肪族炭化水素残基Rは特に多
環系シクロアルキルを包含するシクロアルキルであり、
そして芳香脂肪族炭化水素残基Rはまず第一にフェニル
−(C2〜C7)−アルキルまたはヘテロシクロ−(C
2〜C7)−アルキル例えば2−または3−インドリル
−(C2〜C7)−アルキルである。かかる炭化水素残
基の置換基は例えば(C1〜C7)−アルキルにとって
はエーテル化されたヒドロキシ、特に場合により例えば
官能的に変性されたカルボキシ例えば場合によりN−(
C1〜C7)−アルキル化されたカルバモイル例えばカ
ルバモイル、N−(C1〜C7)−アルキル−カルバモ
イルまたはN,N−ジ−(C1〜C7)−アルキル−カ
ルバモイルにより置換されていてもよいフェニルオキシ
またはビリジルオキシであるか、または場合により官能
的に変性されていてもよいカルボキシ例えばカルボキシ
、エステル化されたカルボキシ例えば(C1〜C7)−
アルコキシカルボニル、アミド化されたカルボキシ例え
ば場合によりN−低級アルキル化されていてもよいカル
バモイル例えばカルバモイル、N−(C1〜C7)−ア
ルキルカルバモイル−またはN,N−ジ−(C1〜C7
)−アルキル−カルバモイル、またはシアノであり、そ
して例えばフェニル−(C2〜C7)−アルキルの芳香
族部分にとっては(C1〜C7)−アルコキシ、(C1
〜C7)−アルキルアミノまたは場合により官能的に変
性されていてもよいカルボキシ、なかんずくアミド化さ
れたカルボキシ例えばN−(C1〜C7)−アルキルカ
ルバモイルまたはN,N−ジ−(C1〜C7)−アルキ
ルカルバモイルのような場合により(C1〜C7)−ア
ルキルで置換されていてもよいカルバモイル、および/
またはヒドロキシである。
この方法で直換された(C1〜C6)−アルキル残基は
フエニルオキシ−(C1〜C6)−アルキルまたは好ま
しくは場合によりN−アルキル化されていてもよいカル
バモイルフェニルオキシ−(C1〜C6)−アルキル、
さらにピリジルオキシ−(C1〜C6)−アルキルまた
は好ましくは場合によりN−(C1〜C7)−アルキル
化されていてもよいカルバモイルピリジルオキシ−(C
1〜C6)−アルキル、さらに(C1〜C7)−アルコ
キシカルボニル−(C1〜C6)−アルキル、場合によ
りN−(C1〜C7)−アルキル化されていてもよいカ
ルバモイル−(C1〜C6)−アルキルまたはシアノ−
(C1〜C6)−アルキルである。
残基Rとしては特に結合炭素原子で分枝した(C3〜C
4)−アルキル残基、特に第3ブチル残基、ならびに1
個または特に2個の(C1〜C2)−アルコキシ基によ
って置換されたフェニルエチルが好ましい。
ヨーロッパ特許出願第A10007605号明細書の記
載から光学活性化合物の配置反転は知られている。この
方法では光学活性化合物はその相当する式V のN−アシル誘導体に変換される。この方法ではR′は
単環系または多項系の炭素環または複数環残基または場
合により置換されていてもよい脂肪族、環状脂肪族また
は芳香脂肪族炭化水素残基である。
N−アシル誘導体(V)を環化して式VIを有する相当
するオキサゾリニウム塩となし、これを次に加水分解し
て同じ構造を有するがしかし出発物質と反対の配置を有
する光学活性化合物を得る。
この方法を1−アリールオキシ−3−第3ブチルアミノ
−2−プロパノールの変換に適用する試みにおいて、か
かる1−アリールオキシ−3−第3ブチルアミノ−2−
プロパノール(R−第6ブチル)は例えば酢酸、無水酢
酸、酢酸エチルまたはアセチルクロライドのような既知
のアシル化剤と数日間反応させても5%より少ない収量
でしか式V(R′−CH3)の化合物に変換できないこ
とが見出された。それゆえ配置の反転に必要な環状中間
生成物(VI)(R′=CH3)も満足できる収量では
調製できず、従って用いられうる配置反転法がこの方法
では得られなかった。
今や驚くべきことに、かかる式Iの1−アリールオキシ
−3−第6ブチルアミノ−2−プロパノールは既知方法
でホルミル化剤を用いて相当する式IIのN−ホルミル
化合物に良好な収率で変換でき、次にこれを融成物中ま
たは適当な溶媒中で強酸または酸ハロゲン化物を用い−
20℃〜+150℃好ましくは0℃〜50℃で相当する
式IIIのオキサゾリニウム塩に環化できることが見出
された。
これら塩は酸性または塩基性媒体中で場合により反転さ
れたN−ホルミル化合物の段階を経由して式Iの出発物
質と同じ構造を有するがしかし反対の配置を有する光学
活性な式(IV)の1−アリールオキシ−3−第3ブチ
ルアミノ−2−プロパノールに加水分解される。
さらにホルミル化、閉環および加水分解による光学活性
化合物のこの配置反転法は1−アリールオキシ−6−第
6ブチルアミノ−2−プロパノールに限定されるもので
はなく、全く一般的に式I (式中AおよびRは最初に定義されたとおりである)を
有する光学活性化合物にも適用できることが判明した。
この新規な方法のもう一つの利点は中間体の調製に蟻酸
またはその誘導体が試薬として使用されることにある。
何故ならば蟻酸およびその訪導体は容易に入手できそし
て(量的基準で)同族のカルボン酸およびそれらの相当
する誘導体より一般に安価であるからである。
ホルミル化剤としては例えば蟻酸またはその誘導体(例
えば蟻酸と無水酢酸から得られる混合無水物、蟻酸フェ
ニル、蟻酸メチル、蟻酸エチルおよび蟻酸ブチル)が適
当である。純粋な蟻酸エステルの代りにこれを共沸エス
テル化によりその場で調製しそしてそれ以上精製するこ
となく式Iのアミノ−2−プロパノールのホルミル化に
使用することもできる。
環化試薬としては強い酸素含有性の無機または有機酸例
えば濃硫酸または燐酸または強有機スルホン酸例えば脂
肪族スルホン的(例えばメタンスルホン酸)または芳香
族スルホン酸(例えば場合により置換されていてもよい
フェニルスルホン酸)またはそのハロゲン化物なかんず
くクロライドまたはブロマイド例えばチオニルクロライ
ド、チオニルブロマイド、スルフリルクロライド、クロ
ルスルホン酸、三塩化燐、五塩化燐、オキシ塩化燐また
はメタンスルホニルクロライドがあげられる。さらに例
えば低級アルコキシスルホニルハロゲン化物または燐酸
低級アルキルエステルハロゲン化物のような前記ハロゲ
ン化物に相当する混合エステルも使用されうる。環化は
融成物中でまたは適当な不活性溶媒(例えばメチレンク
ロライドまたはトルエン)中で実施される。
酸を使用する場合には50℃〜150℃の温度範囲が好
ましく、一方酸クロライドを使用する場合には−20℃
〜80℃で操作するのが好ましい。
加水分解は酸性または塩基性媒体中で実施される。適当
な酸試薬は水性鉱酸例えば水性塩酸、硫酸または燐酸の
ような水性酸である。酸加水分解は0℃〜+120℃、
合目的には+10℃〜+50℃で実施される。塩基性媒
体としては水性アルカリ例えば水酸化ナトリウムまたは
水酸化カリウム、またはカルシウムまたはマグネシウム
の水酸化物のようなアルカリまたはアルカリ土類の水溶
液が適当であり、その場合前述の試薬は高められた温度
例えば50℃〜150℃で使用されるのが好ましい。加
水分解は均質相においてもまたは多相系においても実施
されうる。
本発明による方法はまた式IIの中間生成物を単離する
ことなく実施し、これを次に同じ反応混合物中でさらに
操作して式IIIの化合物となしそしてこの得られた式
IIIの化合物をそれ以上精製することなく加水分解に
かけることもできる。
本発明はさらに式III(式中A、RおよびXは前記し
た意味を有する)を有する光学活性化合物または遊離塩
基の形態をしたかかる化合物にも関する。
Aが場合により前記定義されたようにして置換されてい
てもよいフェニルであり、Rが好ましくは結合部位で分
枝したアルキルでありそしてXが硫酸、燐酸または強有
機スルホン酸例えばp−トルエンスルホン酸またはペン
ゼンスルホン酸の陰イオンであるかまたはクロライドま
たはブロマイドを表わす式IIIの化合物が好ましい。
式IVの化合物はその薬理学的性質ゆえに医薬として使
用されうる。
本発明を下記の例により説明するが、本発明はこれら代
表としてあげられた化合物に限定されるものではない。
例1 (+)−1−(2−シクロペンチル−フェノキシ)−3
−第3ブチルアミノ−2−プロパノールの反転 a)(+)−1−(2−シクロペンチル−フェノキシ)
−3−N−第3ブチル−N−ホルミルアミノ−2−プロ
パノール 蟻酸メチルエステル60g中の1−(2−シクロペンチ
ル−フェノキシ)−3−ブチルアミノ−2−プロパノー
ル〔(5%、 イソプロパノール中)、81%が(+)配置でありそし
て19%が(−)配置である〕29.1gの溶液を48
時間還流加熱させる。真空下にこの溶液を蒸発させて粗
製の(+)−1−(2−シクロペンチル−フェノキシ)
−3−N−第3ブチル−N−ホルミルアミノ−2−プロ
パノールを得る。
このものはn−ヘキサンから再結晶しうるb)1−第3
ブチル−4−(2−シクロペンチル−フェノキシメチル
)−オキサゾリニウムクロライド 粗製の(+)−1−(2−シクロペンチル−フェノキシ
)−3−N−第3ブチル−N−ホルミルアミノ−2−プ
ロパノールをトルエン50ml中に溶解させる。この溶
液中に氷冷下に温度が20℃を越えないようにしてチオ
ニルクロライド7.5mlを滴下する。さらに15分間
攪拌しそしてこの溶液を真空下に蒸発させると粗製1−
第6ブチル−5−(2−シクロペンチル−フェノキシメ
チル)−オキサゾリニウムクロライドが得られる。
粗製のオキサゾリニウム塩はトルエンから再結晶できる
c)(−)−1−(2−シクロペンチル−フェノキシ)
−3−第3ブチルアミノ−2−プロパノール 粗製1−第3ブチル−4−(2−シクロペンチルフェノ
キシメチル)−オキサゾリニウムクロライドをインプロ
パノール60ml中に溶解させ、4N苛性ソーダ400
mlを加えそして強力に攪拌しながら還流下に3時間煮
沸させる。室温に冷却した後有機相を分離する。
このものは1−(2−シクロペンチルフェノキシ)−3
−第3ブチルアミノ−2−プロパノール〔67%が(−
)配置でありそして33%が(+)配置である、(5%
、インプロパノ ール中)、塩基含量は塩酸滴定により測定〕27.0g
を含有する。これは光学的収量55%に相当する。この
イソプロパノール溶液を濾過しそして濾液にD−(−)
−マンデル酸12.2gを加えるとそこで(−)−1−
(2−シクロペンチルフェノキシ)−3−第3ブチルア
ミノ−2−プロパノール−D−(−)−マンデレートが
沈殿し、これをイソプロパノール50mlから再結晶す
ることにより精製する。
収量22.0g(1%、イソプ ロパノール中〕、出発物質中に含有される(+)−塩基
の61.3%、およびけん化溶液中に含有される(−)
−塩基の74.1%。
例2 (+)−1−(2−シクロペンチル−フェノキシ)−3
− 第3ブチルアミノ−2−プロパノールの反転 a)(+)−1−(2−シクロペンチル−フェノキシ)
−3−N−第3ブチル−N−ホルミルアミノ−2−プロ
パノール 1−(2−シクロペンチル−フェノキシ)−3−第3ブ
チルアミノ−2−プロパノール〔81%が(+)配置で
ありそして19%が(−)配置である、(5%、イソプ
ロパノール中)〕 291.0gおよび蟻酸ブチルエステル306gを6時
間還流下に加熱する。反応混合物を真空下に蒸発させる
と粗製の(+)−1−(2−シクロペンチル−フェノキ
シ)−3−N−第3ブチルアミノ−N−ホルミルアミノ
−2−プロパノールが得られる。
b)1−第3ブチル−4−(2−シクロペンチル−フェ
ノキシメチル)−オキサゾリニウムクロライド 粗製(+)−1−(2−シクロペンチル−フェノキシ)
−3−N−第3ブチル−N−ホルミルアミノ−2−プロ
バノールをトルエン240ml中に溶解させる。この溶
液中に冷却下にチオニルクロライドを温度が40℃を越
えないようにして滴下する。さらにこの温度で2時間攪
拌する。
c)(−)−1−(2−シクロペンチル−フェノキシ)
−3−第3ブチルアミノ−2−プロパノール 粗製1−第3ブチル−4−(2−シクロペンチルフェノ
キシメチル)−オキサゾリニウムクロライドのトルエン
溶液を、温度が60℃を越えないようにして水100m
l中に滴下することにより酸けん化する。これを60℃
で2時間攪拌しそして次に18%苛性ソーダ溶液800
mlを加える。トルエン相を分離し、水100mlで洗
いそして濾過する。これは280.2gの(−)−1−
(2−シクロペンチル−フェノキシ)−3−第3ブチル
アミノ−2−プロパノールを含有する(塩酸で滴定)。
(5%、イソプ ロパノール中)、76%が(−)配置でありそして24
%が(+)配置である。光学的収量82%。
これ以上の精製は例1c)に記載されるようにしてD−
(−)−マンデル酸とのジアステレオマー塩を経由して
遂行される。
例3 (+)−1−(2−シクロペンチル−フェノキシ)−S
−aSブチルアミノ−2−プロl々ノールの反転 a)t+1−1−(2−シクロペンチル−フェノキシ)
−5−N−第3ブチル−N−ホルミルアミノ−2−プロ
パノール 85%蟻酸110g、n−ブタノール148gおよびト
ルエン35gの混合物を水分離器上加熱する。2時間後
50mlの水(蟻酸11%含有)が分離され、留出物が
透明となる。この溶液に1−(2−シクロペンチル−フ
ェノキシ)−3−第3ブチルアミノ−2−プロパノール
〔81%が(+)配置でありそして19%が(−)配置
である、(5%、イソプロパノー ル中)〕291gを加えそして16時間還流加熱する。
溶媒(蟻酸ブチル、ブタノールおよびトルエン)をはじ
め常圧でそして次に真空下に除去する。粗製(+)−1
−(2−シクロペンチル−フェノキシ)−3−N−第3
ブチル−N−ホルミルアミノ−2−プロパノールが得ら
れる。
除去された溶媒混合物は蟻酸を補充したのちさらに同様
の反応に再度使用されうる。
以後の処理は例2b)および2c)に記載のようにして
遂行される。トルエン溶液は(−)−1−(2−シクロ
ペンチル−フェノキシ)−3−第3ブチルアミノ−2−
プロパノール(塩酸で滴定)271.2gを含有する。
(5%、イソプロパノール中)、73%が(−)配慮で
ありそして27%が(+)−配置である。光学的収率7
2%。
例4 (+)−1−(2−シクロペンチル−フェノキシ)−3
−第3ブチルアミノ−2−プロパノールの反転 a)(+)−1−(2−シクロペンチル−フェノキシ)
−3−N−第3ブチル−N−ホルミルアミノ−2−プロ
パノール 1−(2−シクロペンチル−フェノキシ)−3−第3ブ
チルアミノ−2−プロパノール〔81%が(+)−配置
でありそして19%が(−)−配置である、(5%、イ
ンプロパノール中)〕145.5gをトルエン172m
l中に溶解させそして85%蟻酸54.1gを室温で滴
下する。この混合物を水分離器で約7時間加熱すると水
31g(約60%の蟻酸含有)が分離してくる。溶媒お
よび過剰の蟻酸を真空下に留去すると粗製(+)−1−
(2−シクロペンチル−フェノキシ)−3−N−第3ブ
チル−N−ホルミルアミノ−2−プロパノールが残留物
として残る。
b)1−第3ブチル−4−(2−シクロペンチル−フェ
ノキシメチル)−オキサゾリニウムクロライド トルエン150ml中の粗製(+)−1−(2−シクロ
ペンチル−フェノキシ)−3−N−第3ブチル−N−ホ
ルミルアミノ−2−プロパノールの溶液中に冷却下にチ
オニルクロライド37.5mlを温度が40℃を越えな
いようにして滴下する。続いてこの温度で2時間攪拌す
る。
c)(−)−1−(2−シクロペンチル−フェノキシ)
−3−第3ブチルアミノ−2−プロパノール 粗製1−第3ブチル−3−(2−シクロペンチル−フェ
ノキシメチル)−オキサゾリニウムクロライドのトルエ
ン溶液を攪拌下に水50ml中に温度が60℃を越えな
いようにして滴下する。60℃でさらに2時間攪拌しそ
してこの溶液に18%苛性ソーダ溶液375mlを加え
る。
有機相を分離し、水50mlで洗いそして濾過する。こ
れは(−)−1−(2−シクロペンチル−フェノキシ)
−3−第3ブチル−アミノ−2−プロパノール(塩酸で
滴定)130.9gを含有する。
(5%、イソプロパノール中)、68 %が(−)−配置でありそして32%が(+)−配置で
ある。光学的収率57%。
これ以上の精製は例1cに記載されるようにしてD−(
−)−マンデル酸とのジアステレオマー塩を経て遂行さ
れる。
例5 (+)−3−{4−〔3−(3,4−ジメトキシフェニ
ルエチルアミノ)−2−ヒドロキシ−プロポキシ〕−フ
ェニル}−クロトン酸ニトリルの反転 a)(+)−3−{4−(3−(3,4−ジメトキシフ
ェニルエチル−N−ホルミルアミノ)−2−ヒドロキシ
−プロポキシ〕−フェニル}−クロトン酸ニトリル (+)−{4−〔3−(3,4−ジメトキシフェニルエ
チルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ〕一フェニル
}−クロトン酸ニトリル〔 (5%、メタノール中)、98%が(+)−配置であり
そして2%が(−)−配置である〕300gをトルエン
2l中に溶解させそして100%蟻酸84.2gを60
℃で滴下する。水分離器上3時間加熱すると40gの水
(約70%の蟻酸を含有)が分離してくる。溶媒および
過剰の蟻酸を留去すると粗製(+)−3−{4−〔3−
(3,4−ジメトキシフェニルエチル−N−ホルミルア
ミノ)−2−ヒドロキシ−プロポキシ〕−フェニル}−
クロトン酸ニトリルが残留物として残る。
b)5−〔{4−(2−シアノ−1−メチルエチレニル
)−フェノキシ}メチル〕−3−(3,4−メトキシフ
ェニル)−エチル−2−オキサゾリニウムクロライド 粗製の(+)−3−{4−〔3−(3,4−ジメトキシ
フェニルエチル−N−ホルミルアミノ)−2−ヒドロキ
シ−プロポキシ〕−フェニル}−クロトン酸ニトリルを
クロロホルム700ml中に溶解させ、そしてチオニル
クロライド72.6mlを温度が40℃を越えないよう
にして滴下する。これを40℃でさらに2時間攪拌する
c)(−)−3−{4−〔3−(3,4−ジメトキシフ
ェニルエチルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ〕−
フェニル}−クロトン酸ニトリル クロロホルム中の粗製5−〔{4−(2−シアノ−1−
メチルエチレニル)一フェノキシ}−メチル〕−3−(
3,4−ジメトキシフェニル)−エチル−2−オキサゾ
リニウムクロライドの溶液に温度が60℃を越えないよ
うにして水75mlを滴下することにより酸けん化する
。これを60℃でさらに2時間攪拌し、5N苛性ソーダ
溶液300mlを加え、クロロホルム相を分離しそして
もう1回水200mlで洗い、乾燥しそして真空下に溶
媒を留去する。残留物をイソプロパノール1.4l中に
還流加温しながら溶解させ、0℃に6時間冷却しそして
析出した(−)−3−{4−〔3−(3,4−ジメトキ
シフェニルエチルアミン)−2−ヒドロキシプロポキシ
〕−フェニル}−クロトン酸ニトリルを吸引濾過しそし
て真空下に乾燥する。収量261g(化学的収量87%
)、(5%、メタノ ール中)、95%が(−)−配置でありそして5%が(
+)−配置である。光学的収率94%に相当。
この固体物質をアセトン1.7l中に溶解させ、(−)
−ジベンゾイル脂肪酸260gを加えそして30分間還
流加熱する。続いて0℃に12時間冷却すると10.4
gの(+)−3−{4−〔3−(3,4−ジメトキシフ
ェニルエチルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ〕−
フェニル}−クロトン酸ニトリル−ジベンゾイルタータ
レートが析出し、これを濾過により分離する。残留する
アセトン溶液40℃に冷却下にpH1となるまで乾燥H
Clガスを導入する。さらに30分間攪拌し、吸引濾過
し、冷アセトン300mlで洗いそして析出した(−)
−3−{4−〔3−(3,4−ジメトキシフェニル−エ
チルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ〕−フェニル
}−クロトン酸ニトリル塩酸塩をエタノール1lから再
結晶することにより精製する。収量200.8g、(5
%、メタノール中)。98%が(−)−配置でありそし
て2%が、(+)−配置である。出発物質中に含有され
る(+)−塩基の61%でありそしてけん化溶液中に含
有される(−)−塩基の70.5%である。
例6 (+)−3−{4−〔3,4−ジメトキシフェニルエチ
ルアミノ)−2−ヒドロキシ−プロポキシ〕−フェニル
}−クロトン酸ニトリルの反転a)(+)−3{4−〔
3−(3,4−ジメトキシフェニルエチル−N−ホルミ
ルアミノ)−2−ヒドロキシ−プロポキシ〕−フェニル
}−クロトン酸ニトリル (+)−3−{4−〔3−(3,4−ジメトキシフェニ
ルエチルアミノ)−2−ヒドロキシ−プロポキシ〕−フ
ェニル}−クロトン酸ニトリル〔96%が(+)−配置
でありそして4%が(−)−配置である、(5%、メタ
ノール)〕 60.0gおよび蟻酸ブチルエステル110gを1時間
半還流加熱する。反応混合物を蒸発させると粗製(+)
−3−{4−〔3−(3,4−ジメトキシフェニルエチ
ル−N−ホルミルアミノ)−2−ヒドロキシ−プロポキ
シ〕−フェニル}−クロトン酸ニトリルが得られる。
b)5−〔{4−(2−シアノ−1−メチルエチレニル
)−フェノキシ}−メチル〕−3−(3,4−ジメトキ
シフェニル)−エチル−2−オキサゾリニウムクロライ
ド 粗製(+)−3−{4−〔3−(3,4−ジメトキシフ
ェニルエチル−N−ホルミルアミノ)−2−ヒドロキシ
プロポキシ〕−フェニル}−クロトン酸ニトリルをクロ
ロホルム120ml中に溶解させる。この溶液中にチオ
ニルクロライド14.4mlを滴下しそして40℃で2
時間攪拌する。
c)(−)−3−{4−〔3−(3,4−ジメトキシフ
ェニルエチルアミノ)−2−ヒドロキシ−プロポキシ〕
−フェニル}−クロトン酸ニトリル 粗製5−〔(4−(2−シアノ−1−メチルエチレニル
)−フェノキシ}−メチル〕−3−〔(3,4−ジメト
キシフェニル)−エチル−2−オキサゾリニウムクロラ
イド〕のクロロホルム溶液に温度が60℃を越えないよ
うにして水15mlを滴下することにより酸けん化する
。これを60℃でさらに2時間攪拌し、2N苛性ソーダ
溶液200mlを加え、クロロホルム相を分離し、水1
00mlで洗い、乾燥しそして真空下に溶媒を除去する
。結晶性残留物をイソプロパノール200mlと室温で
2時間攪拌し、吸引濾過し、冷イソプロパノール50m
lで洗いそして乾燥する。収量48.1g、(5%、メ タノール中)。化学的収量80.2%そして光学的収量
82%。
これ以上の精製は例5c)に記載されるようにして(−
)−ジベンゾイル酒石酸とのジアステレオマー塩を経て
遂行される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)式I (式中Aは場合により置換されていてもよい炭素環式ま
    たは複素環式芳香族残基でありそしてRは水素であるか
    または場合により置換されていてもよい脂肪族、環状脂
    肪族または芳香脂肪族炭化水素残基である)を有する化
    合物中の光学活性炭素原子(*)での配置を反転させる
    にあたり、式Iの化合物をホルミル化することにより炭
    素原子(*)での配置を保持しつつ式II (式中AおよびRは前記定義のとおりである)を有する
    光学活性化合物に変換し、これを強酸または酸ハロゲン
    化物で処理することにより式III (式中AおよびRは前記定義のとおりでありそしてXは
    強敵の陰イオンまたはハロゲン陰イオンを表わす)を有
    する光学活性環状化合物に変換しそしてこのオキサゾリ
    ニウム誘導体(III)を酸またはアルカリ加水分解す
    ることにより、場合によりN−ホルミル化合物の段階を
    経て出発物質Iと同じ構造を有するがしかし炭素原子(
    *)で反対の配置を有する式IV(式中AおよびRは前
    記定義のとおりである)を有する光学活性化合物に変換
    することを特徴とする方法。 2)酸ハロゲン化物としてスルフリルクロライド、チオ
    ニルブロマイド、チオニルクロライド、三塩化燐、オキ
    シ塩化燐、五塩化燐、トルエンスルホン酸クロライドま
    たはメタンスルホン酸クロライドを使用することを特徴
    とする前記特許請求の範囲第1項記載の方法。 3)強酸を使用して+50℃〜150℃で環化させるこ
    とを特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の方法。 4)酸ハロゲン化物を使用して−20℃〜+80℃で環
    化させることを特徴とする前記特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 5)式III (式中Aは場合により置換されていてもよい炭素環式ま
    たは複素環式芳香族残基でありそしてRは水素であるか
    または場合により置換されていてもよい脂肪族、環状脂
    肪族または芳香脂肪族炭化水素残基であり、そしてXは
    強酸の陰イオンまたはハロゲン陰イオンを表わす)の化
    合物または相当する遊離塩基。 6)Aが場合により(C1〜C7)−アルコキシまたは
    (C4〜C7)−シクロアルコキシによって置換されて
    いてもよいフェニルであり、Rがメチル、エチルまたは
    結合部位で分枝した(C3〜C7)−アルキルでありそ
    してXが硫酸、燐酸または強有機スルホン酸の陰イオン
    であるかまたはクロライドまたはプロマイド陰イオンで
    あることを特徴とする前記特許請求の範囲第5項記載の
    式IIIを有する化合物。
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