JPS594614A - 熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造方法 - Google Patents

熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造方法

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JPS594614A
JPS594614A JP57111742A JP11174282A JPS594614A JP S594614 A JPS594614 A JP S594614A JP 57111742 A JP57111742 A JP 57111742A JP 11174282 A JP11174282 A JP 11174282A JP S594614 A JPS594614 A JP S594614A
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polyurethane resin
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博 鈴木
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Mitsui Nisso Urethane KK
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Mitsui Nisso Urethane KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱可塑性ポリウレタン樹脂(以下、TPUとも
いう)の製造方法に関する。更に詳しくは、本発明は高
い機械的物性を有し、分子中にペンダント状および/ま
たは分子末端にパー70ロアルキル基をもつ熱可塑性ポ
リウレタン樹脂の製造方法に関する。
ポリウレタン樹脂は接着性に優れ、反復屈曲性に耐え、
強靭で、耐摩耗性、耐候性等°が優れているため、成形
品、塗料、接着剤、バインダー郷として広く使用されて
いるが反面、摩擦係数が高く、表面のスベリ性が悪い等
の欠点があった。すベシ性向上のためKは、各種滑剤の
使用が知られているが効果の点で不十分であった。
そこで、本発明者らは、すベシ性の持続性に優れた熱可
塑性ポリウレタン樹脂について、種々検討した結果、パ
ー70ロアルキル基を分子中に導入することが有効であ
ることを見い出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は次の通シである、 (1)平均分子量500〜io、oooの高分子ジオー
ル(A)、有機ジイソシアネー)(B)、下記の一般式
(1)で表わされるパーフルオロアルキル基を有する酸
アミド化合物のアルキレンオキサイド付加物(Q、 ((RzO) t−H〕2−m (ここで−R1祉炭素数1〜20のアルキル基、るいは
502b Lは1〜40の整数、mは0又は1、nは1
〜20の整数を示す。)、必要に応じ、活性水素を2個
有し、平均分子量500以下の鎖伸長剤(D)、必要に
応じて、活性水素3個以上有する架橋剤(E)を反応せ
しめて熱可塑性ポリウレタン樹脂を製造するに際し、上
記(8)、(C)、(D)及び(E)の活性水素の合計
数と(B)のイソシアネート基の数との比を1 : 0
.85〜1 : 1.1とすることを特徴とする熱可塑
性ポリウレタン樹脂の製造方法。
(2)平均分子量500〜10,000の高分子ジオー
ル(5)、有機ジインシアネート(B)、下記の一般式
(1)で表ワサれるパーフルオロアルキル基を有する酸
アミド化合物のアルキレンオキサイド付加物(C)、 [(RzO)z−u)2−m (ここで、R1は炭素数1〜20のアルキル基、R2は
炭素数2〜4のアルキレン基、XはCある1 いはso2、 Lは1〜40の整数、mはO又は1〜2
0の整数を示す。)、必要に応じ、活性水素を2個有し
、平均分子量500以下の鎖伸長剤p)、必要に応じて
、活性水垢3個以上有する架橋剤(E)を反応せしめて
熱可塑性ポリウレタン樹脂を製造するに際し、上記(5
)、 (c)、 (D)及び(匂の活性水素の合計数と
(Blのイソシアネート基の数との比を1:0.85〜
l:1.1  とすることによって得た熱可塑性ポリウ
レタン樹脂(X)と活性水素を有するポリオールの1種
又は2種以上と有機ジイソシアネー)(B)を反応せし
めて得た熱可塑性ポリウレタン樹脂(1)とを混合する
ことを特徴とする熱可塑性ポリウレタン樹脂混合物の製
造方法。
本発明で用いるパーフルオロアルキル基を有すル酸アミ
ド化合物のフルキレンオキサイド付加物(C)は次の一
般式で示される。
[R1]In ((RzO)z−H) z−m (ここでb R1は炭素数1〜20のアルキル基、Rz
は炭素数2〜4のアルキレン基、XはCあるいは1 SO2、tは1〜40の整数、mは0又は1、nは1〜
20の整数を示す。)この一般式〔l)において% R
1で示されるアルキル基はメチル、エチル、プロピル、
ブチル、ヘキシル、オクチル、ドデシル基などである。
又R宜で示されるアルキレン基はエチレン、プロピレン
及びブチレン基等である。
Xはスルホニル基またはカルボニル基である。又フッ素
で置換されたアルキル基はパーフルオロブタン基、パー
フルオロヘキサン基、バーフルオロオクタン基、パーフ
ルオロドデカン基、パーフルオロエイコサy基などであ
る。
これらの化合物は具体的には、N−メチル−N−ヒドロ
キシプロピル・パーフルオロブタンスルホン酸アミド%
N−プロピル−N−ヒドロキシエチル・パーフルオロオ
クタンスルホン酸アミド、N−7’ロピルーN−ヒドロ
キシエチル・パーフルオロドデカンカルボン酸アミド、
N−ドデシル−N−ヒドロキシエチル・パーフルオロヘ
キサンスルホン酸アミド、パーフルオロオクタンスルホ
ン酸・・N−プロピルアミドのプロピレンオキサイド付
加重合体、バーフルオロエイコサンスルホン酸N−メチ
ルアミドのエチレンオキサイド付加重合体、パーフルオ
ロオクタンカルボン酸・N−オクチルアミドのテトラヒ
ドロフラン付加重合体などである。
本発明で用いる高分子ジオール(5)は平均分子量50
0〜10,000のものであシ、公知のポリエーテルジ
オール、ポリエステルジオール、ポリカーボネートジオ
ールなどである、ポリエーテルジオールは例えば、水、
エチレングリコール、ジエチレンクリコール、プロピレ
ングリコール、シグロビレングリコール、1・3−また
は1・4−ブチレンクリコール、l・6−へキサメチレ
ンクリコール、ビスフェノールAなどにアルキレンオキ
サイド例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド、テトラヒドロンラン、スチレ
ンオキサイドなどを1種または2種以上(以下単にアル
キレンオキサイドと略記する。)付加せしめて得られる
ものである。
、ポリ“3テ″′オー“は例えば・“チvyグリ。
−ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジエチレンクリコール、ト’)フチレンゲリコール、1
・3−または1・4−ブチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、1・6−へキサメチレンクリコール、テ
カメチレングリコール、ビスフェノールA1ビスフエノ
ールF%p−キシリレンクリコール、l・4−シクロヘ
キサンジオール、1・4ニジクロヘキサンジメタツール
またはこれらのアルキレンオキサイド付加物などの1種
または2種以上と、マロン酸、マレイン酸、コハク酸。
アジピン酸、グルタル酸、ピメリン酸、セバシン酸、シ
ュウ酸、7タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘキ
サヒドロフタル酸などの1種または2種以上とからのポ
リエステルジオールまたはプロピオラクトン、ブチロラ
クトン、カプロラクトンなどの環状エステルを開環重合
したジオール、さらに上記グリコールと環状エステルと
から、または上記グリコール、二塩基酸、環状エステル
の3種からのポリエステルジオールである。
又、ポリカーボネートジオールは、一般式%式%) わされる化合物で、Rはグリコールまたは2価の7エノ
ールの残基であル、グリコールまたは2価のフェノール
としては例えばトリメチレングリコール、ジエチレング
リコール、1・3−4たは1・4−フチレンゲリコール
、1・6−へキサメチレングリコール、デカメチレング
リコール%p−キシリレングリコール、ビスフェノール
A〔2・2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)フロパ
ン〕、ビスフェノールF(4・4′−ジヒドロヤシジフ
ェニルメタン)などである。
本発明で用いる高分子ジオール(A)として、又1・2
−ポリブタジェンジオール、l・4−ポリブタジェンジ
オール、 yP!9クロロプレンジオール、フタジエン
ーアクリロニトリル共重合体ジオール、ポリジメチルシ
ロキサンシカルビノールなどモ用いられる。
これら各種の高分子ジオールは単独または2種以上混合
して用いられる。
本発明で用いる活性水素基を2個有し平均分子量500
以下の鎖伸長剤(D)は公知の脂肪族ジオール類、芳香
族ジオール類、N−アルキルまたはN−アリールジアル
カノールアミン類、脂肪族ジアミン類、芳香族ジアミン
類などである。
脂肪族ジオール類は例えばエチレングリコール、プロピ
レングリコール、1・3−まタハト4−ブチレンクリコ
ール、1・5−ベンタンジオール、1・6−へキサメチ
レングリコール、ネオペンチルグリコール、2−エチル
−1・3−ヘキサンジオール、2・2・4−ト9メfル
ート3−ベンタンジオール、2・2・4−または2・4
・4−トリメチル−1・6−ヘキサンジオール、デカメ
チレングリコール、1・4−シクロヘキサンジオール、
1・4−シクロヘキサンジメタツール、2・2−ビス(
4I−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン、3−メチ
ル−1・3−ブタンジオール、p−キシリレングリコー
ルまたはこれらのアルキレンオキサイド付加物である。
芳香族ジオール類は例えばハイドロキノン、ビスフェノ
ールA1ビスフエノールF1ナフチレンジオール、また
はこれらのアルキレンオキサイド付加物である。
N−アルキルまたはN−アリールジアルカノールアミン
類は例えばメチルジェタノールアミン、メチルジイソプ
ロパツールアミン、エチルジェタノールアミン、フェニ
ルジエタノールアミン、m−トリルジェタノールアミン
、またはこれらのアルキレンオキサイド付加物である。
脂肪族ジアミン類は例えばエチレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、インホロンジアミン、1・3−ビス(
アミンメチル)シクロヘキサン、ポリオキシプロピレン
ジアミン、ビス(p−アミノシクロヘキシル)メタンな
どであシ、芳香族ジアミン類は例えばメタキシレンジア
ミン、トリレンジアミン、ジフェニルメタンジアミン、
4・4/、−メチレンビス(2−クロルアニリン)、1
・5−ナフチレンジアミンなどである。
これら各種の平均分子量500以下の鎖伸長剤(D)は
単独または2種以上混合して用いられる。
本発明で用いる有機ジイソシアネート(B)は、例えば
トリレンジイソシアネート(各種異性体比のものも含む
)(TDI )、ジフェニルメタン−4・4′−ジイソ
シアネート(MDI)、す7テレンート5−ジインシア
ネート(NDI)、3・3′−ジメチル−4・41−ビ
フェニレンジインシアネ−) (TODI )、キシリ
レンジイソシアネート(XDI)、ジシクロヘキシルメ
タン−4・4/−ジインシアネート(水素化MDI)、
インホロンジイソシアネー)(IPDI)、ヘキサメチ
レンジイソシアネート(MDI)、水素化キシリレンジ
イソシアネー)(HXDI)などである。
これら各種の有機ジイソシアネートは単独または2種以
上混合して用いられる。
本発明で必要に応じて用いる架橋剤(E)は公知のポリ
オール類、ポリアミン類、アルカノールアミン類などで
ある。ポリオール類はたとえばトリメチロールプロパン
、グリセリン、3−メチルベンタン−1・3・5−トリ
オール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、シェー
クロース、ポリグリセリン、トリス(β−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレート、マたはこれらのアルキレンオ
キサイド付加物もしくは4−カプロラクトン付加物。
ポリエステルポリオールなどである。
ポリアミン類はたとえばエチレンジアミン、ジエチレン
トリアミン、トリレンジアミン、ジフェニルメタンジア
ミン、インホロンジアミン、4・4′−メチレンビス(
2−クロルアニリン)、ヘキサメチレンジアミン、1・
3−ビス(アミンメチル)シクロヘキサン、ポリオキシ
プロピレンジアミン、ビス(p−アミノシクロヘキシル
)メタン、メタキシレンジアミン、などである。アルカ
ノールアミン類はたとえばモノエタノールアミン、ジェ
タノールアミン、トリエタノールアミン、モノインプロ
パツールアミン、ジイソプロパツールアミン、トリイソ
プロパツールアミンまたは上記ポリアミン類のアルキレ
ンオキサイド付加物である。
これら各種の架橋剤(E)は単独または2種以上混合し
て用いられる。
さらに本発明においては活性水素基を1ヶ以上含有する
反応停止剤を用いることができる。本発明に用いられる
反応停止剤は、イソプロノくノール、n−ブタノール、
5ee−ブタノール、t−ブタノールなどのモノアルコ
ール類、エチレンクリコール、プロピレングリコールな
どのグリコール類、グリセリン、トリメチロールプロノ
くンなどのトリオール類、ジメチルアミン、エチルグロ
ビルアミン、ジブチルアミンなどのアミン類、ジェタノ
ールアミン、トリエタノールアミンなどのアルカノール
アミン類、アセトキシム、メチルエチルケトオキシムな
どのオキシム類、r−ブチロラクタム、C−カグロラク
タムなどのラクタム類、N−β−(アミノエチル)−r
−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−/−(アミ
ノエチル)−r−アミノプロピルトリエトキシシラン、
r−アミノプロピルトリエトキシシラン% r−メルカ
プトプロピルトリメトキシシランなどのシランカツプリ
ング剤などである。これら反応停止剤の使用量は有機ジ
イソシアネート(B)の1モルに対して、0.01〜0
.2モルである。
本発明の高分子ジオール(A)、鎖伸長剤(D)、有機
ジイソシアネート(B)パーフルオロアルキル基を有す
る酸アミド化合物のアルキレンオキサイド付加物(C)
、架橋剤(E)は。
(i)A、C,およびBからTPUを製造するに際して
は、A、Cの活性水素基の合計数1に対してBのインシ
アネート基の数が0.85〜1.1であること、 (2)  さらに必要に応じてDlさらに必要に応じて
Eを用いる場合は、A%C%D、Hの活性水素基の合計
数1に対してBのイソシアネート基の数が0.85〜1
.1であるような量的関係で用いられる。
上記(1)項または(2)項において、活性水素基の合
計数1に対して(B)のインシアネート基の数が0.8
5以下また[1.1以上の場合は、いずれもTPUの機
械的物性が低下する。
本発明においては反応の任意の段階で必要に応じて従来
公知のウレタン化触媒が用いられる。
また、本発明では必要に応じ酸化防止剤、紫外線吸収剤
、カルボジイミドなどの各種添加剤が用いられる。
さらに、本発明では前記した熱可塑性ポリウレタン樹脂
組成物(X)のほかに、活性水素含有ポリオールの1種
又は2種以上の混合物と前記有機ジイソシアネート(B
)との反応によシ得たTPU(Y)を本発明のT P 
U (X)と混合することができる。その混合比率(重
量)x:yの適当な範囲は95:5〜5:95である。
上記した活性水素含有ポリオールとは前記高分子ジオー
ル(A)のほか、ボリウl/タン樹脂製造に使用される
公知のトリオールも含めたポリオールであって、これら
のポリオールの1種又は2種以上の混合物が使用される
本発明では必要によシ次の如き溶剤を用いる。
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなトノア
ミド系、ジメチルスルホキサイドなどのスルホキサイド
系、ジオキサン、テトラヒドロフランなどの環状エーテ
ル系、シクロヘキサノンなどの環状ケトン系、アセトン
、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどの
非環状ケトン系、6セロソルプ”、 ′ブチルセロソル
ブ”、 1カルピトール”、”ブチルカルピトール”と
して知られているグリコールエーテル系、商品名1セロ
ンルブアセテート”、′ブチルセロソルブアセテート”
、6カルビトールアセテート″、″′ブチルカルピトー
ルアセテート”として知られている酢酸グリコールエー
テル系、ならびに商品名”DBE”、DBE−9”とし
て知られている二塩基酸エステル系溶剤の1種または2
種以上、さらには上記溶剤と酢酸エチル、酢酸ブチルな
どのエステル系、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素系、メチレンクロライド、トリクロロエ
チレン、トリクロロエタン、/<Jロルエチレンナトの
塩素系、メタノール、エタノール、イングロパノール、
ブタノールなどのアルコール系溶剤との混合溶剤等であ
る。また、2・2・4−トリメチルト3−ベンタンジオ
ールモノインブチレート(キョーワノールM:協和発酵
)なども溶剤として使用できる。
さらに本発明のポリウレタン樹脂は他の樹脂、例えばエ
ポキシ樹脂、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合樹脂などと混
合使用することができる。
また充填剤として、例えばけいそう土、炭酸カルシウム
、シリカ、カーボンブラック、酸化チタン、酸化鉄、銅
粉、鉄粉などを添加することもでき、ジオクチル7タレ
ート、ジブチルアジペートなどの可塑剤を添加すること
もできる。
本発明を適用するには窒素雰囲気中で高分子ジオールと
有機ジインシアネートとを、必要に応じ触媒及び/また
は溶媒の存在下に、60℃〜100℃で数時間加熱反応
しプレポリマーを作る。これに例としてパーフルオロオ
クタンスルホン酸N−アルキルアミドのエチレンオキサ
イド付加物を添加し、同温度でさらに数時間加熱反応さ
せ熱可塑性ポリウレタン樹脂を得る。必要に応じ反応停
止剤を加え加熱反応させることもできる。また反応の各
段階で粘度を低下するため溶媒を適宜追加する。得られ
た熱可塑性ポリウレタン樹脂溶液は固形分15〜60重
量%、粘度200〜70,000cps/25℃となる
別に、ポリウレタン樹脂製造に用いられる公知のポリオ
ールの1種又は2種以上を、例えば特開昭56−127
616号記載の方法のほか一般公知の方法によル有機ジ
イソシアネート(B)と反応し、熱可塑性ポリウレタン
樹脂(Y)を作シ、これを上に記載した熱可塑性ポリウ
レタン樹脂溶液(X)と混合すれば熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂混合物を得る。これらTPU及びその樹脂混合物
は上記A。
B、C,D、E等の原料、更にX及びYの使用割合を変
化させることによシ種々変えることができる。
これらの熱可塑性ポリウレタン樹脂溶液及びその混合物
から、溶媒を除去して得た樹脂の一般的物性はつぎのよ
うになる。
100X延伸時応力が  10〜100kg/crn”
破断時伸びが     200〜1,000%の低モジ
ユラス品から、ヤング率が10,000〜30、000
 kg/crn” 、降伏伸びが2〜10%の高ヤング
率品まで種々の望みの物性のものを得ることができる。
本発明のTPUを用いることによって、摩擦係数の低下
、撥水性、レベリング性の改良、表面抵抗の低下、帯電
防止、顔料分散性の向上などの効果ならびにこれらの効
果の持続性、耐久性の向上が期待できる。
本発明におけるTPUは、ベレット、フレークなどの形
で提供され、射出成形、押出し成形、カレンダー成形に
よシ成形品、フィルム、シートなどにしたシ、溶液の形
で提供され、溶液のiま、または常法によシ溶剤を除去
した形で、樹脂・フィルム・各種の被覆剤・含浸剤・塗
料・バインダー(印刷インキ、磁性塗料、導電性塗料用
など)などに用いられ、例えば自動車及び鉄道車輌の内
外装材及び電装品、音響機器、VTR1通信機、電子計
算機、事務機、照明器具、皮革、繊維及び織物加工など
各方面に使用できる。
次に実施例を挙げて、本発明を具体的に説明する。なお
部は重量部を示す。
実施例1 攪拌機および還流冷却器付反応器を窒素ガスで置換後、
メチルエチルケトン(MHI()300部を仕込み、さ
らにポリエステルジオール(エチレングリコール、1・
4−ブタンジオールとアジピン酸からのポリエステルジ
オール、平均分子量1.600)60部、MDIを15
8.8部、 ジプチル錫ジラウレート(DBTDL)0
.03部を加え、80℃で2時間反応させた。上記溶液
にネオペンチルグリコール(NPC)57・7部を加え
、80℃で1時間反応させた後、N−プロピル−N−ヒ
ドロキシエチルパーフロロオクタンスルホン酸アミド1
5部を加え、80℃で30分反応させた。
これにさらに、MEK400部、トリエタノールアミン
8.5部を加え、80℃で1時間反応させた。
得られたTPO溶液は固形分30.8重量%、粘度3、
000cps (25℃)であシ、この溶液から得られ
た樹脂はYs (降伏時応力) 565 kg/cm”
、降伏時伸び4.0%、ヤング率20 、000 kg
/cm”となシ、表面のすベシ性が優れていた。
実施例2 1・4−ブタンジオールをアジピン酸と縮合させて得た
ポリエステルジオール(平均分子量2,000)60部
、MDIを162.5部、NPC64部をMEK溶媒中
で反応させ、熱可塑性ポリウレタン樹脂の溶液K(固形
分含有量30重量X)を作った。
この溶液K100部を、実施例1で得た熱可塑性ポリウ
レタン樹脂溶液100部と混合した。
この混合物よシ得た樹脂の強度は、降伏時応力530 
kg/cm” 、降伏時伸び4.5%、ヤング率20 
、 OOOkg/cm”となシ、溶液によシ得た樹脂に
比べずベシ性が優れていた。
実施例3 実施例1において、N−プロピル−N−ヒドロキシエチ
ルパーフルオロオクタンスルホン酸アミドの代シに、N
−プロピル−N−ヒドロキシエチル・パーフルオロドデ
カンカルボン酸アミド15部を使用し、実施例1と全く
同様に処理し、固形分30・1重量%、粘度1,600
cps(25℃)の熱可塑性ポリウレタン樹脂溶液を得
た。この溶液から得た樹脂はYsが580 kg/ c
m”、降伏時伸び5%、ヤング率20.000 kg/
cm”となシ、表面のすベシ性が優れていた。
実施例4 実施例1において、N−プロピル−N−ヒドロキシエチ
ルパーフルオロオクタンスルホン酸アミドの代シにパー
フルオロオクタンスルホン酸・N−プロピルアミドのプ
ロピレンオキサイド付加重合体(平均分子量830)1
5部を使用し、実施例1と全く同様に処理し、固形分2
9・8重量%、粘度2.100cps(25℃)の熱可
塑性ポリウレタン樹脂溶液を得た。
この溶液から得た樹脂はYsが510 kg/cm”、
降伏時伸び4 、8 %、ギヤング率9.000 kg
/cm2となシ、表面のすベシ性が優れていた。
特許出願人 三井日曹ウレタン株式会社手続補正書 (
方式) %式% 1、事件の表示 特願昭57−111742 2、発明の名称 熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造方法 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 電話  593−7915 4、補正命令の日付 昭和57年9月9日 昭和57年9月28日(発送日) 5、補正の対象 明細書

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均分子量500〜10,000の高分子ジオー
    ル(5)、有機ジイノシアネー) (B) 、下記の一
    般式[1)で表わされるパーフルオロアルキル基を有す
    る酸アミド化合物のアルキレンオキサイド付加物(q。 C(RzO)z−H’1lz−111 (ここで% R1は炭素数1〜20のアルキル基、R2
    は炭素数2〜4のアルキレン基、Xは9あるいはSo2
    * Lは1〜40の整数、mは0又は11nは1〜20
    の整数を示す。)、必要に応じ、活性水素を2個有し、
    平均分子量500以下の鎖伸長剤(D)、必要に応じて
    、活性水素3個以上有する架橋剤(E)を反応せしめて
    熱可塑性ポリウレタン樹脂を製造するに際し、上記(A
    )、 (C)、 (D)及び(E)の活性水素の合計数
    と(B)のインシアネート基の数との比を1 : 0.
    85〜i : 1.1  とすることを特徴とする熱可
    塑性ポリウレタン樹脂の製造方法。
  2. (2)平均分子量500〜io、oooの高分子ジオー
    ル(5)、有機ジイソシアネー)(B)、下記の一般式
    (1)で表わされるパーフルオロアルキル基ヲ有する酸
    アミド化合物のアルキレンオキサイド付加物(Q。 ((R10)z H) z−m (こjで、Rxは炭素数1〜20のアルキル基、R,は
    炭素数2〜4のアルキレン基、XはCあるいは5Oht
    は1〜40の整数、mは0又は1、nは1〜20の整数
    を示す。)、必要に応じ、活性水素を2個有し、平均分
    子量500以下の鎖伸長剤の)、必要に応じて、活性水
    素3個以上有する架橋剤(E)を反応せしめて熱可塑性
    ポリウレタン樹脂を製造するに際し、上記(5)、(C
    )、(q及び(E)の活性水素の合計数と(B)のイン
    シアネート基の数との比を1 : 0.85〜1:1.
    1  とすることによって得た熱可塑性ポリウレタン樹
    脂内と活性水素を有するポリオールの1種又は2種以上
    と有機ジインシアネー) (B)を反応せしめて得た熱
    可塑性ポリウレタン樹脂(7)とを混合することを特徴
    とする熱可塑性ポリウレタン樹脂混合物の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63202611A (ja) * 1987-02-17 1988-08-22 Sanyo Chem Ind Ltd 硬化性組成物
JPS6456715A (en) * 1987-03-20 1989-03-03 Asahi Glass Co Ltd Polyisocyanate compound composition
KR100343549B1 (ko) * 2000-07-26 2002-07-20 한국화학연구원 불소계 수분산성 폴리우레탄
WO2004096884A1 (ja) * 2003-05-02 2004-11-11 Bridgestone Corporation 架橋ポリウレタン組成物

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