JPS5945437B2

JPS5945437B2 - 果菜類の選別方法とその装置

Info

Publication number: JPS5945437B2
Application number: JP5290177A
Authority: JP
Inventors: 末二一井
Original assignee: Maki Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Maki Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1977-05-09
Filing date: 1977-05-09
Publication date: 1984-11-06
Also published as: JPS53138849A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は主として、柑橘類の共同選果場において、各生
産者に販売代金を精算するのに必要な、基礎的数値を採
点する為の選別方法とその装置に関するものである。

従来は、共同選果場に柑橘類が搬入されると、受付を経
て荷受量を計量した後、生産者別の荷日毎に複数基の評
価員が肉眼により着色、品質（秀。

優、良）、階級（大きさＬＬ、Ｌ、Ｍ、Ｓ、
ＳＳ）の評価鑑定をなし採点する方法が行われ、そ
の点数を計算の基準として、各生産者へ代価が支払われ
るようなシステムが一般に行われているが、熟練した評
価員と云えども、人間であり、その判断はかなり正確な
ようでも２桁の数字で等級、階級等の割合を一目で採点
することは不可能で、又、始業から時間の経過に従って
感覚の変化も生じて来るので、採点の公正さについて、
生産者の納得が得られない欠点があった。

又、生産者が搬入した筒口は、汚れや、農薬による白粉
が付着したま又の状態で、選果処理工程の前に評価鑑定
されるので、上記白粉や汚れの影響で色、艶、外観によ
る品質採点が公正に判断出来ない欠点があった。

本発明はこれらの欠点を解消するために、評価員による
評価鑑定を廃止し、筒口毎に供給して洗滌、清浄、ワッ
クス処理を行い、等級手選別機で秀、優、良に選別され
た各等級の夫々からある割合の量を抜取り、分岐して、
計数装置付サンプリング選果機に流して、等数毎、階級
別に計数して採点を行い、評価員無しで公正な評価鑑定
が行えるようにしたものである。

従来の方法を第１図乃至第２図について説明すると、１
は荷受であり、生産者毎に持込重量又は相数が記録され
、筒口毎に箱又はコンテナーのままプールされる場合と
、受付順に直接処理ラインに流す場合とがあるが、荷受
場で、箱又はコンテナーに入れたまＳ評価員２によって
、評価鑑定され採点する場合と、選果処理装置のスター
トである、選果物の自動供給装置（オートダンパー、等
）３の次に評価コンベアー４を設けて、該評価コンベア
ー４上に拡散して流れる選果物５を両側に並んだ評価員
２′が流れている状態で、目視判断して、評価鑑定し採
点する場合とがあるが、前者の荷受場で評価を行う場合
は、静止状態で評価されるが、箱又はコンテナーの上部
のみで内・底部の選果物は見られないという欠点があり
、大部分は後者の評価コンベアー４による方法で行われ
ている。

現在、最も一般的に普及している一日１２０トン処理量
の選果場では１時間当り１５トン、温州みかんで毎時１
５万個のみかんの流れを見て、色、艶、キズ等、外観、
品質をしかも白い農薬が付着した状態で目視判断で秀、
優、良の等級割合いを採点するのであるから合理的では
なかった。

６は洗滌、清浄、ワックス処理装置で、７は等数千選別
機であり、ここで多数の等級選別員８によって、選果物
の全量がその品質によって秀級９、優級１１、良級（図
示省略）に仕分けられ、夫々秀級９は秀選果機１０、優
級１１は優選果機１２で大きさ別に階級仕分け（ＳＳ、
Ｓ、Ｍ、Ｌ、ＬＬ。

３Ｌ）されて、各等級、階級別に箱詰装置１３で箱詰さ
れて、自動封函機１４で封緘され出荷するのであるが、
評価員２による採点と、等級選別で選別され選果された
結果の割合とが一致しない欠点があり合理的でなかった
。

本発明は上記の欠点を解消したもので、その実施例を第
３図乃至第４図について説明する。

図中１５は荷受であり、生産者毎に持込重量、又は相数
が記録され、選果物１６は供給装置１７によって筒口毎
に流され、洗滌、清浄、ワックス処理装置１８を経て等
数千選別機１９に至り、多数の等数千選別員２０によっ
て秀級２１、優級２２、良級（図示せず）に仕分けられ
てそれぞれの搬送手段２３、シュー）２４，２５を経て
、秀選果機２６、優選果機２７に流れて選果され階級別
（ＳＳ、Ｓ、Ｍ、Ｌ、ＬＬ、３Ｌ）に箱詰装
置２８で箱詰めされる一連の施設で、２９．３０はシュ
ー）２４．２５に設けたサンプリング用の分岐口であり
、各等級毎にサンプリングに必要な量を取出す。

３１．３２は抜取り分岐したサンプルの搬送手段であり
、各等級選果機２６，２７と並列に設けた階級別（ＳＳ
、Ｓ、Ｍ、Ｌ、ＬＬ。

３Ｌ）に計数装置３３，３４が付いたサンプリング選果
機３５，３６に供給し、各等級毎、階級別に選果物１６
の個数を計数装置３３，３４で計数し、その信号を電子
計数処理装置３７に送る。

一方、スタートラインの供給装置１７部で筒口の替り回
毎に、選果物１６と同期して進行する荷替り信号３８が
送られ、等数千選別機１９の末端３９でこの荷替り信号
３８をキャッチし、接部３９で電子計数処理装置３７へ
荷替り指令４０を出す。

この荷替り指令４０は各等級の搬送手段２３．３１，３
２の長さに応じて、電子計数処理装置３γ内のタイマー
でサンプルの流れと同期して計数の筒口を順次切替えて
行く。

一方、サンプリング選果機３５．３６で選果された選果
物１６ａは各等級の選果機２６．２７の夫々該当する各
階級に合流して、箱詰装置２８で箱詰され、封函機４１
で封緘され出荷される。

又電子計数処理装置３７からは、荷替り指令４０が出さ
れる毎に、各筒口についてのサンプリングの結果を、等
級別各階数毎の個数と割合、評価点数等システムに従っ
て内蔵したプリンターで、印字した伝票が作成されて来
る。

又、必要によっては電子計数処理装置３７に穿孔機を組
込めば、生産者への代価精算の為の電子計算機用の紙テ
ープも作成される。

本発明は上記の如く、荷受した選果物を筒口毎に供給し
て汚れや農薬を除去し等数千選別をした後に、それぞれ
仕分けられた各等級についてサンプリング選果機を設け
て評価、採点を行うものであるから、その結果は公正で
あり、評価採点の結果と箱詰包装して出荷される製品の
内容とが一致するので、生産者も充分に納得される代価
精算が行われ、生産者の為の共同選果場として、その効
果は大なるものであり、且つ従来は評価ｄによる代価精
算の為の等級鑑定と、製品として出荷する為の等級選別
の二重になっていたものを前者の評価員と評価コンベア
ーを省略出来るので経済的効果も犬なるものである。

尚、筒口の切替信号３８は電気的に送られる信号の外に
、例えば、野球ボール等を選果物１６と一緒に流して切
替え合図としても良いし、その他の伝送手段でもよい。

又、階級比率はサンプリング選果機で計数し等数比率は
等級手選別機の末端でそれぞれ仕分けられた流れの割合
を、目視判断で鑑定し操作卓で電子計数処理装置にその
割合を入力させてもよい。

又、サンプリング選果機は各等級の選果機の巾を一部仕
切って、その下部に計数装置を設ければ別に設けなくて
も併用出来るのでそのようにしてもよい。

更に又、各等級別階級毎の個数は単なる計数表示カウン
ターを各２組設けて、交互切替えて使用すれば、電子計
数処理装置を省いてもよい。

更に又、サンプリング選果機は、最近開発されて普及し
つ〜ある光線により１個所で測定する選果機は設置面積
が少な（機構簡単且つ階級別の計数が正確で最良であり
これを図示したが、この他に通常のドラム式やベルト式
の選果機等で巾の小さいものを用いて計算装置をつけた
ものでも可能である。

又、昇級、優級、段数の配置は説明の為に場所を仮定し
たものであるから、昇級の場所が優級になっても、優級
の場所が昇級又は段数になってもよいことはもちろんで
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の選果方法の説明図、第２図は従来の方法
による速実施設の一例を示す平面配置図、第３図は本発
明の実施例を示す説明図、第４図は本発明による速実施
設の一例を示す平面配置図、１〜１４は従来の方法に付
した符号であり、１５〜３９は本発明の方法に付した符
号である。１．１５・・・・・・荷受、２・・・・・・評価員、３
，１７・・・・・・供給装置、４・・・・・・評価コン
ベアー、５，１６・・・・・・選果物、６，１８・・・
・・・洗滌、清浄、ワックス処理装置、１，１９・・・
・・・等級手選別機、８，２０・・・・・・等級選別員
、９．ＩＬ２Ｌ２２・・・・・・昇級、優級、１０，１
２，２６，２７・・・・・・秀選果機、１３．２８・・
・・・・箱詰装置、１４，４１・・・・・憫動封函機、
２３・・・・・・搬送手段、２４．２５・・・・・・シ
ュート、２９，３０・・・・・・分岐口、３１、３２
・・・・・・サンプル搬送手段、３３，３４・・・・・
・計数装置、３５゜３６・・・・・・サンプリング選果
機、３１・・・・・・電子計数処理装置、３８・・・・
・・荷替り信号、３９・・・・・・等数千選別機末端、
４０・・・・・・荷替り指令。

Claims

【特許請求の範囲】１各等級毎に選果機を複数式設けて少な（とも各１式
は階級毎に選果物の個数を電子計数処理装置に出力する
装置を備えたサンプリング選果機とし、等級選別された
中から所定量をサンプリング選果機に分流させ、一方荷
受給部で選果物を荷日毎に供給し腋部から等級手選別機
まで筒口の替り回毎に荷替り信号（表示物を含む）を選
果物の進行と同期させて送り、等級手選別機の末端でこ
の荷替り信号をキャッチし該筒口の手選別終了時に電子
計数処理装置へ荷替り指令をスタートさせ、各等級毎に
サンプリング選果機を通過し終ったとき筒口が切替り電
子計数処理装置から筒口毎に等級・階級の個数又は比率
等評価採点の為のデータを出力させることを特徴とする
果菜類の選果施設における選別方法。２選果物を荷日毎に供給する供給部から等級手選別機
まで筒口の替り目表示を選果物と同期させて送る荷替り
表示手段と、荷日毎に等級選別された後に各等級毎にサ
ンプリング用に一定の量を分流させる手段と、計数装置
を備えたサンプリング選果機を設けて等級別階数毎の個
数と比率を計数する手段と、筒口切替え指令手段と、各
荷日毎に等級・階級の個数又は比率等の評価採点の為の
データを出力する手段とを設けて評価採点するようにし
たことを特徴とする果菜類選別装置。３各等級毎のサンプリング選果機でサンプリング計数
された選果物を、それぞれ、該当する選果機で選別され
た階級に合流させて、箱詰装置に供給する如くなしたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第２項の果菜類選別装置
。