JP2000301075A - 選果施設等の箱詰装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】果実を収納するトレ−の取扱を容易にすると共
に、トレ−へ果実の収納から箱詰めまでの作業者の削減
を図ろうとするものである。 【解決手段】選別移送装置５で選別して移送する果実
（イ）は、引出移送装置６を介して引継移送装置１８で
引継ぎ移送され、この引継移送装置１８上へトレ−
（Ａ）が載置され、選別済み果実（イ）は該トレ−
（Ａ）へ収納され、終端部へ移送され、フリ−ロ−ラ装
置７へ供給されてプ−ルされる。このプ−ルされたトレ
−（Ａ）へ収納済み果実（イ）は、このフリ−ロ−ラ装
置７上で箱詰する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、選別移送装置で
選別して移送する果実は、引出移送装置を介して引継移
送装置で引継ぎ移送され、この引継移送装置上へトレ−
が載置され、選別済み該果実は該トレ−へ収納され、終
端部へ移送され、フリ−ロ−ラ装置へ供給されてプ−ル
される。このプ−ルされたトレ−へ収納済み果実は、こ
のフリ−ロ−ラ装置上でダンボ−ル箱へ箱詰めする技術
であり、選果施設等の箱詰装置として利用できる。

【０００２】

【従来の技術】作業者よって前段の手選別移送装置部で
規格外品が抜取り処理された果実は、選別移送装置へ供
給されて移送中に等級別（秀級、優級、良級、並級）、
及び階級別（４Ｌ，３Ｌ，２Ｌ，Ｌ，Ｍ，Ｓ，２Ｓ）等
に選別され、これら等級別と階級別との各組合せ別にこ
の果実は、この選別移送装置の下側に設けた各引出移送
装置上へ供給されて移送される。これら各引出移送装置
で移送中のこの選別済み果実を箱詰め等を行うときに
は、使用するトレ−は、該各選別移送装置の上側に設け
た各トレ−移送装置で移送され、この移送中のトレ−内
へ該引出移送装置で移送中の選別済み果実を作業者が取
って収納する。更に空ダンボ−ル箱は、該各選別移送装
置の上側に設けた各箱移送装置で移送され、この空ダン
ボ−ル箱を作業者が取って空箱載値台上へ載置し、この
載置した空ダンボ−ル箱内へ作業者によって、該トレ−
に収納した選別済み果実を空ダンボ−ル箱内へ箱詰めす
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】トレ−を移送するトレ
−移送装置が選別移送装置の上側であり、このために高
所らトレ−を取ることにより、作業が困難であったり、
又、トレ−への収納から箱詰めまでの作業人員を多く必
要としていたが、この発明により、これらの問題点を解
決しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、果実（イ）を選別して移送する選別移送装置５と、
該選別移送装置５から引継ぎした選別済み該果実（イ）
を下側の引出移送装置６から供給を受けて移送する引継
移送装置１８と、該引継移送装置１８上へトレ−（Ａ）
を載置して選別済み該果実（イ）を収納して移送すると
共に、該引継移送装置１８の移送終端部にトレ−（Ａ）
へ収納済み該果実（イ）をプ−ルするフリ−ロ−ラ装置
７を設け、該フリ−ロ−ラ装置７部でプ−ルされた該ト
レ−（Ａ）へ収納済み該果実（イ）をダンボ−ル箱
（Ｂ）へ箱詰めすることを特徴とした選果施設等の箱詰
装置の構成とする。

【０００５】

【発明の作用】作業者によって前段の手選別移送装置部
で規格外品が抜取り処理された果実（イ）は、選別移送
装置５へ供給されて移送中に等級別（秀級、優級、良
級、並級）、及び階級別（４Ｌ，３Ｌ，２Ｌ，Ｌ，Ｍ，
Ｓ，２Ｓ）等に選別され、これらの等級別と階級別との
各組合せ別に果実（イ）は、この選別移送装置５の下側
に設けた各引出移送装置６上へ供給されて移送され、終
送終端部に設けた各引継移送装置１８へ供給され引継ぎ
移送される。

【０００６】果実（イ）を収納するトレ−（Ａ）、及び
該トレ−（Ａ）と共に、果実（イ）を箱詰めする空ダン
ボ−ル（Ｂ）等の移送は、トレ−（Ａ）は引継移送装置
１８の移送終端部の外側に設けたトレ−移送装置で移送
され、このトレ−（Ａ）へ選別済み果実（イ）を収納す
る作業者の近傍部に、このトレ−（Ａ）がこの作業によ
って配置される。又、空ダンボ−ル箱（Ｂ）は該引継移
送装置１８の移送終端部の外側に設けた箱移送装置で移
送され、この空ダンボ−ル箱（Ｂ）へトレ−（Ａ）へ収
納された果実（イ）と共に、このトレ−（Ａ）を箱詰す
る作業者の近傍部に、この空ダンボ−ル箱（Ｂ）がこの
作業者によって配置される。

【０００７】前記引出移送装置６から引継ぎして引継移
送装置１８で移送中の選別済み果実（イ）を箱詰めを行
うときには、配置されたトレ−（Ａ）を作業者が取り、
この引継移送装置１８上へ載置する。載置されて移送さ
れる、このトレ−（Ａ）へ該引継移送装置１８で移送中
の果実（イ）は収納され、移送終端部へ移送され、フリ
−ロ−ラ装置７上へ供給されてプ−ルされる。配置され
た空ダンボ−ル箱（Ｂ）を作業者が取り、該フリ−ロ−
ラ装置７上へ載置する。載置されたこの空ダンボ−ル
（Ｂ）へプ−ルしたトレ−（Ａ）へ収納した果実（イ）
と共に、このトレ−（Ａ）を作業者が箱詰めする。

【０００８】

【発明の効果】トレ−（Ａ）へ果実（イ）の収納は、引
継移送装置１８上へトレ−（Ａ）が載置されて移送され
ながら行われ、収納が終了するとフリ−ロ−ラ装置７上
へ供給されて、プ−ルされ、又、空ダンボ−ル箱（Ｂ）
は該フリ−ロ−ラ装置７上へ載置され、該トレ−（Ａ）
へ収納した果実（イ）と共に、このトレ−（Ａ）を箱詰
めすることにより、箱詰め作業が容易であり、又、トレ
−（Ａ）への収納から箱詰めまでの作業人員の削減が可
能であり、更に箱詰め作業者が其の他の移送ラインを兼
任することが可能になる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図例は、果実（イ）が、例えば、柿
（イ）であったとすると、この柿（イ）を選果する建屋
１ａに内装した選果施設１の箱詰め等を行う空ダンボ−
ル箱（Ｂ）、及び箱詰補助材であるトレ−（Ａ）等を移
送する各空箱移送装置２、トレ−移送装置３、手選別移
送装置４で移送中の柿（イ）の規格外品が抜取りされ、
規格品の柿（イ）は、選別移送装置５へ供給されて選別
される。選別済み柿（イ）を該選別移送装置５から供給
を受け、引継ぎ移送する各引出移送装置６、この各引出
移送装置６の上手側には、各引継移送装置１８、及びこ
の各引継移送装置１８の上手側には、フリ−ロ−ラ装置
７等を設けた構成である。これら引継移送装置１８とフ
リ−ロ−ラ装置７等よりなる箱詰装置８について、図
１、及び図２で図示して説明する。

【００１０】前記選果施設１は、上記以外に各種装置を
配設すると共に、複数列を配置した構成であり、各生産
農家から入荷した柿（イ）を供給する各トレ−タ９を設
け、この各トレ−タ９の上手側には、各取出装置１０と
各自転ロ−ラコンベア１１とを左右方向に設け、この各
自転ロ−ラコンベア１１の移送終端部には、各オ−トダ
ンパ−１２を設け、左右方向に設けた各手選別移送装置
４の張設した移送ベルト４ａ上へ柿（イ）が供給され、
引継ぎしてこの移送ベルト４ａで上手側へ向けて移送す
る構成である。

【００１１】前記手選別移送装置４の移送ベルト４ａで
移送する柿（イ）は、作業者（Ｄ）によって規格外品が
目視選別され、選別済み規格外品の柿（イ）は、前後方
向に設けた規格外品移送装置１３の移送ベルト１３ａ上
へ作業者（Ｃ）によって供給され、移送終端部に設けた
コンテナ置台１４上のコンテナ１４ａ内へ供給され、一
時貯留する構成である。

【００１２】又、前記規格外品移送装置１３の上手側で
手選別移送装置４の移送ベルト４ａで移送する前段部で
見落とした規格外品の柿（イ）は、各作業者（Ｄ）によ
って両度目視選別され、再目視選別した規格外品の柿
（イ）は、この各手選別移送装置４の下側に左右方向に
設けた補助規格外品移送装置１５の移送ベルト１５ａ上
へ作業者（Ｄ）によって供給され、この移送ベルト１５
ａの移送終端部から該規格外品移送装置１３の移送ベル
ト１３ａへ自動供給されて合流し、コンテナ１４ａ内へ
移送供給され、規格外品の両者の柿（Ａ）を一時貯留す
る構成である。

【００１３】前記手選別移送装置４の移送終端部と、左
右方向で前後方向に図１で示す如く実施例では、４列作
成した選別移送装置５の移送始端部との間には、各分配
具１６ａを配設した各乗維移送装置１６を左右方向に設
けて、目視選別済みで規格品の柿（イ）を４列の該選別
移送装置５に所定間隔で回動自在に設けた計量カップ
（図示せず）へ配分する構成である。

【００１４】前記各選別移送装置５の計量カップに配分
された柿（イ）の等級別の秀級、優級、良級、並級、及
び階級別（大きさ別）の４Ｌ，３Ｌ，２Ｌ，Ｌ，Ｍ，
Ｓ，２Ｓ等に選別する電子カメラ方式の選別装置１７を
設け、この選別装置１７で選別したこれら等級別と階級
別との両者による各組合せ別に、この各選別移送装置５
の下側に直交状態で前後方向に設けた各引出移送装置６
の各移送ベルト６ａ上へ各組合せ毎に供給され、引継ぎ
移送する構成である。この各選別移送装置５の上側に
は、空間部を形成して、この各選別移送装置５等の見通
しを良好として、不具合発生時の発明を容易にした構成
である。

【００１５】４列作成した前記選別移送装置５は複数列
を設けた構成であるが、これら４列の該選別移送装置
５，５間には、各点検用通路１９を該選別移送装置５と
略平行状態に設け、該各選別移送装置５の点検、及び補
修等を容易に行える構成である。前記各引出移送装置６
の上手側には、図１で示す如くこの各引出移送装置６よ
り、移送速度が低速度の引継移送ベルト１８ａを回転自
在に張設した各引継移送装置１８は、前後方向に該各引
出移送装置６より下方に位置させて設け、この各引出移
送装置６で移送される選別済みで各組合せ別の柿（イ）
は、この各引継移送装置１８へ供給され、引継ぎ移送さ
れると共に、後述する箱詰補助材であるトレ−（Ａ）を
移送するトレ−移送装置３で移送されるトレ−（Ａ）を
作業者（Ｅ）が取り、この作業者（Ｅ）の近傍の所定位
置へ一時保管する。保管したこのトレ−（Ａ）はこの引
継移送装置１８の該引継移送ベルト１８ａ上へ作業者
（Ｅ）によって載置され、この引継移送ベルト１８ａ上
を移送される柿（イ）を作業者（Ｅ）が取り、このトレ
−（Ａ）内へこの作業者（Ｅ）が収納する構成である。

【００１６】前記箱詰装置８のフリ−ロ−ラ装置７は、
図１で示す如く引継移送装置１８の上手側に設け、この
フリ−ロ−ラ装置７には、自転ロ−ラを所定間隔で回転
自在に軸支した構成である。該引継移送装置１８上でト
レ−（Ａ）内が収納された柿（イ）で満量状態になる
と、このトレ−（Ａ）に収納した柿（イ）と共に、この
トレ−（イ）は、この引継移送装置１８からフリ−ロ−
ラ装置７上へ供給され、引継ぎされてこのフリ−ロ−ラ
装置７上へプ−ルする構成である。

【００１７】前後両側の前記フリ−ロ−ラ装置７の上手
側の外側には、自転ロ−ラを回転自在で所定間隔に軸支
して設けたトレ−移送装置３は、平面視Ｕ字形状に配置
した構成である。一方側の端部からトレ−（Ａ）を供給
する構成であり、このトレ−（Ａ）は引継移送装置１８
部の作業者（Ｅ）が取り、この作業者（Ｅ）の近傍に保
管する構成である。

【００１８】前記フリ−ロ−ラ装置７の上手側の外側に
は、自転ロ−ラを回転自在で所定間隔に軸支して設けた
箱移送装置２，２を配置した構成である。製函機２２
は、図１で示す如く選移送装置５の移送終端部の資材置
場２３の右側に設け、この製函機２２で自動的に製函し
た空ダンボ−ル箱（Ｂ）は、該製函機２２に連接した自
転ロ−ラを回転自在に所定間隔に軸支した空箱供給移送
装置２４を経て、自転ロ−ラを回転自在に所定間隔に軸
支した前後空箱移送装置２５の移送始端部へ供給され、
引継ぎ移送する構成である。

【００１９】前記選別移送装置５の移送始端部の上側に
は、空箱供給移送装置２４と連接する前後空箱移送装置
２５を前後方向に設け、この前後空箱移送装置２５へ引
継ぎされた空ダンボ−ル箱（Ｂ）は、この前後空箱移送
装置２５の左側の移送始・終端部に設けた押出具２６，
２６の作動によって押出され、供給シュ−タ２７，２７
を経て前後両側の空箱移送装置２，２へ供給され、この
空箱移送装置２の自転ロ−ラで引継ぎ移送する構成であ
る。この移送中の空ダンボ−ル箱（Ｂ）は各作業者
（Ｅ）が取り、フリ−ロ−ラ装置７上へ載置し、この空
ダンボ−ル箱（Ｂ）内へプ−ルされた柿（イ）を収納し
たトレ−（Ａ）を箱詰めする構成である。

【００２０】前記各フリ−ロ−ラ装置７上で柿（イ）を
箱詰めし、箱詰め終了した荷造り済み箱は、各作業者
（Ｅ）よって引継移送装置１８の下側に設けた各補助箱
詰移送装置２８の自転ロ−ラ上へ供給され、この補助箱
詰移送装置２８で引継ぎ移送する構成である。各引出移
送装置６上側に設けた前後両側で左右方向に設けた各箱
詰品移送装置２９へ該各補助箱移送装置２８から供給さ
れ、この各箱詰品移送装置２９の回転自在で所定間隔に
軸支した自転ロ−ラ上ヘ供給され、引継ぎ移送されて、
移送終端部近傍に設けた蓋を封函する各封函機３０で蓋
が封函される構成である。

【００２１】この封函が終了した荷造り済み箱は、前記
資材置場２３へ移動されて、出荷まで一時保管する構成
である。選果装置３１は、図３で示す如く自動供給移送
装置３２へ供給された果実（イ）が、例えば、トマト、
柿、桃、梨、及びリンゴ（イ）であると、この果実
（イ）はこの自動供給移送装置３２の移送終端部からカ
ップを装着したカップ式の移送コンベア３３へ供給さ
れ、引継ぎ移送する構成である。

【００２２】前記移送コンベア３３の上部で始端部側に
は、果実（イ）のヘタが上側に位置した状態で、この移
送コンベア３３で移送されているときには、このヘタを
検出するヘタセンサ３４を設け、このヘタセンサ３４で
ヘタがあると検出され、このヘタの判定に伴い、該移送
コンベア３３のカップが回動され、ヘタが上側状態で移
送中のこの果実（イ）は、該移送コンベア３３の下側に
設けたリタ−ンコンベア３５上へ落下供給され、引継ぎ
移送されて、該移送コンベア３３の移送始端部へリタ−
ンする構成である。

【００２３】前記へタセンサ３４のヘタの検出は、例え
ば、傷として判定させて、リタ−ンする構成であり、リ
タ−ンのときにヘタが下側に位置した状態に自然に変更
される。又、果実（イ）のヘタが下側に位置した状態
で、移送コンベア３３で移送されているときには、該ヘ
タセンサ３４部を通過して移送する構成である。前記移
送コンベア３３の上部でヘタセンサ３４より、移送終端
部側には、形状、色彩、及び重量等を検出するＣＣＤカ
メラ方式、及びロ−ドセル等よりなる果実センサ３６を
設け、この果実センサ３６で果実（イ）の色彩の赤色と
青色との判定と、階級別（大きさ別）の３Ｌ，２Ｌ，
Ｌ，Ｍ，Ｓ，２Ｓとが判定され、この判定結果に伴って
設定された所定位置まで該移送コンベア３３で移送され
て、この移送コンベア３３のカップが回動され、所定位
置へ判定済み果実（イ）は、受ボックス３７内へ排出さ
れて貯留する構成である。

【００２４】これにより、果実（イ）の上下一定方向の
もののみが、前記果実センサ３６で検出されることによ
り、選別精度が向上し、又、自動的にヘタの上下によっ
て、リタ−ンすることで作業者が不要となり、自動化が
容易になる。フリ−トレ−選果機４７は、図４で示す如
く、平面視前後両側には、Ｌ字形状で自転ロ−ラを所定
間隔に回転自在に軸支した供給コンベア３７を設け、各
農家よからコンテナ（ロ）へ貯留した果実（イ）を荷受
けして移送する構成であり、各供給コンベア３７に連接
した自転ロ−ラを所定間隔に回転自在に軸支した補助供
給コンベア３８を前後方向に複数列設けた構成である。

【００２５】左右両側の前記各補助供給コンベア３８に
連接した前後両側で左右方向に供給移送ベルト３９ａを
張設した供給移送コンベア３９を設け、この各供給移送
ベルト３９ａ上には、トレ−（Ａ）を載置して移送する
構成である。前記各供給移送コンベア３９上のトレ−
（Ａ）には、各補助供給コンベア３８上を移送されたコ
ンテナ（ロ）内の果実（イ）を作業者（Ｂ）が取り、こ
の果実（イ）をトレ−（Ａ）へ収納する構成であり、ト
レ−（Ａ）内へ収納された果実（イ）は、このトレ−
（Ａ）と共に移送される。上手側には、この各供給移送
コンベア３９に連接して、前後両側で左右方向に選別移
送ベルト４０ａを張設した選別移送コンベア４０を設け
た構成である。該各供給移送コンベア３９で移送される
果実（イ）を収納したトレ−（Ａ）は、この各選別移送
コンベア４０へ供給され、引継ぎ移送される。

【００２６】前記各選別移送コンベア４０の移送始端部
には、等級別（秀級、優級、良級、並級、及び階級別３
Ｌ，２Ｌ，Ｌ，Ｍ，Ｓ，２Ｓ等に選別する電子カメラ方
式の選別装置４１を設け、この選別装置４１で選別され
た等級別と階級別との両者の組合せによる各組合せ別
に、設定した所定位置まで移送されると、分離杆４２が
作動され、この分離杆４２で選別済みで果実（イ）を収
納したトレ−（Ａ）は、自転ロ−ラを所定間隔で回転自
在に軸支したプ−ルコンベア４３へ供給され、プ−ルさ
れる構成である。

【００２７】前記各プ−ルコンベア４３の外側には、空
箱載置台４４を設け、この空箱載置台４４上へ空ダンボ
−ル箱を載置し、この空ダンボ−ル箱内ヘプ−ルコンベ
ア４３上ヘプ−リされたトレ−（Ａ）内の果実（イ）を
取り出し、箱詰めする構成である。果実（イ）を箱詰め
して空になったトレ−（Ａ）は、前記各プ−ルコンベア
４３の横側に設けたシュ−タ４５のシュ−タ口４５ａへ
供給すると、このシュ−タ４５上を落下し、前後両側で
左右方向の各供給移送コンベア３９と、各選別移送コン
ベア４０との下側で、更に移送終端部は該各供給移送コ
ンベア３９へ連接すべく順次上昇させたリタ−ン移送ベ
ルト４６ａを張設したリタ−ン移送コンベア４６を設け
た構成である。

【００２８】前記各リタ−ン移送コンベア４６でリタ−
ンされた空のトレ−（Ａ）は、この各リタ−ン移送コン
ベア４６から各供給移送コンベア３９へ供給され、引継
ぎ移送される構成である。前記トレ−（Ａ）は、図５、
及び図６で示す如く上・下２段に形成し、上下いずれの
側へも果実（イ）を収納できる構成として、外形形状を
円形状に形成するか、又は図７、及び図８で示す如く外
形形状を四角形状に形成した構成である。

【００２９】これにより、トレ−（Ａ）をリタ−ンさせ
る回路が簡単となり、又、トレ−（Ａ）を上下２段とし
たことにより、このトレ−（Ａ）の耐久性をアップする
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】選果施設の全体平面図

【図２】選果施設の一部断面した全体側面図

【図３】他の実施例を示す図で、選果装置の一部の平面
図

【図４】他の実施例を示す図で、フリ−トレ−選果機の
一部破断した平面図

【図５】他の実施例を示す図で、トレ−の拡大側断面図

【図６】他の実施例を示す図で、トレ−の拡大平面図

【図７】他の実施例を示す図で、トレ−の拡大側断面図

【図８】他の実施例を示す図で、トレ−の拡大平面図

【符号の説明】

５ 選別移送装置 ６ 引出移送装置 ７ フリ−ロ−ラ装置 １８ 引継移送装置 イ 果実（柿） Ａ トレ− Ｂ ダンボ−ル箱

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 果実（イ）を選別して移送する選別移送
   装置５と、該選別移送装置５から引継ぎした選別済み該
   果実（イ）を下側の引出移送装置６から供給を受けて移
   送する引継移送装置１８と、該引継移送装置１８上へト
   レ−（Ａ）を載置して選別済み該果実（イ）を収納して
   移送すると共に、該引継移送装置１８の移送終端部にト
   レ−（Ａ）へ収納済み該果実（イ）をプ−ルするフリ−
   ロ−ラ装置７を設け、該フリ−ロ−ラ装置７部でプ−ル
   された該トレ−（Ａ）へ収納済み該果実（イ）をダンボ
   −ル箱（Ｂ）へ箱詰めすることを特徴とした選果施設等
   の箱詰装置。