JP2564915Y2 - 青果物の箱詰計量装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、青果物を選別荷造りす
る選別包装施設において、青果物を箱詰め計量する箱詰
計量部に、青果物を詰めるための収容箱の種類を切り替
えて供給し箱詰めすることのできる青果物の箱詰計量装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、青果物の選別包装施設において、
選別コンベアから等級別階級別に仕分け排出された青果
物を箱詰めして計量する箱詰計量装置は、空の段ボール
箱を供給するための配函コンベアを、選別コンベアと並
行に設けて空の段ボール箱を順次移送可能に構成すると
共に、等級別階級別に設ける配函装置（供給装置）によ
り所定の箱詰計量部に向けて送り出すように構成しこの
段ボール箱内への箱詰めが行われている。

【０００３】ところで、このような箱詰計量装置におい
ては、段ボール箱の種類を別の種類の段ボール箱に切り
替えようとする場合には、配函コンベア上にある段ボー
ル箱を人手により取り除いた後別の種類の段ボール箱を
載せ替えるか又は、配函コンベア上の段ボール箱を別の
バイパスラインに導いた後別の種類の段ボール箱を配函
コンベア上に供給するようにしていた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】上記従来の箱詰計量装
置では、段ボール箱の種類の切り替えの間は、各箱詰計
量部に対しての段ボール箱の供給が行われず、各箱詰計
量装置共箱詰め作業を中断しなければならなかった。こ
のため、この箱詰め作業の中断によって選別コンベアの
作動も停止しなければならず、選別及び箱詰能率が低い
という欠点があった。

【０００５】一方、収容箱の種類は、市場、消費者の多
様化するニーズに合わせて大きさ別、デザイン別等で多
種類になっており、従来のように箱詰め作業を中断して
行う収容箱の種類の切り替えでは上記能率が低く改善が
望まれている。

【０００６】この考案が解決しようとする課題は、各箱
詰計量部に供給する収容箱の種類の切り替えを選別コン
ベアの作動を停止することなく且つ、各箱詰計量部毎に
随時収容箱の種類の切り替えを行い得て、選別及び箱詰
能率を向上させることができる青果物の箱詰計量装置を
提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案の青果物の箱詰計量装置は、選別コンベアか
ら仕分け区分別に仕分け排出される青果物を各仕分け区
分毎にそれぞれ定量供給装置から空の収容箱へ詰めて計
量する各箱詰計量部に空の収容箱を供給するための配函
移送装置として第１の配函移送装置と第２の配函移送装
置とを設け、該第１の配函移送装置は、前記各定量供給
装置の下方を通るように配設され一種類の空の収容箱を
移送する第１の配函コンベアと、前記各箱詰計量部にそ
れぞれ対応して設けられ切替信号を入力したとき作動し
て該対応する箱詰計量部に前記第１の配函コンベア上の
空の収容箱を供給する複数の第１の供給装置とで構成
し、前記第２の配函移送装置は、前記各定量供給装置の
上方を通るように配設され前記一種類とは異なる種類の
空の収容箱を移送する第２の配函コンベアと、前記各箱
詰計量部にそれぞれ対応して設けられ切替信号を入力し
たとき作動して前記第２の配函コンベア上の空の収容箱
を押し出して降下させ該降下した空の収容箱を該対応す
る箱詰計量部に供給する複数の第２の供給装置とで構成
し、該各箱詰計量部毎に、それぞれ対応する前記第１の
供給装置と第２の供給装置とのうち作動させるべき供給
装置に切替信号を出力する切替手段を適所に設けたこと
を特徴とするものである。

【０００８】

【作用】以上のように構成された青果物の箱詰計量装置
よれば、選別コンベアから仕分け区分別に仕分け排出さ
れる青果物を各仕分け区分毎にそれぞれ定量供給装置か
ら空の収容箱へ詰めて計量する各箱詰計量部毎に、適所
に設けられた切替手段のうち、空の収容箱の種類が切り
替えられるべき箱詰計量部と対応する切替手段が、当該
箱詰計量部に対応して設けられ切替信号を入力したとき
作動して一種類の空の収容箱を供給する第１の供給装置
と、同じく当該箱詰計量部に対応して設けられ切替信号
を入力したとき作動して該一種類とは異なる種類の空の
収容箱を供給する第２の供給装置とで構成し、該各箱詰
計量部毎に、それぞれ対応する前記第１の供給装置と第
２の供給装置とのうち、作動させるべき供給装置、即ち
供給すべき種類の空の収容箱を供給する供給装置に切替
信号を出力してこの供給装置を作動させ、該供給すべき
種類の空の収容箱を当該箱詰計量部に供給する。

【０００９】

【実施例】以下、本考案の好ましい一実施例を図面を参
照して説明する。

【００１０】第１図は例えばみかん等の青果物の選別包
装施設の一部破断した平面図であり、第２図は第１図の
Ａ−Ａ線に沿った断面図である。第３図は第ｌ図のＢ−
Ｂ線に沿った断面図である。

【００１１】図において、１は複数条並設された選別コ
ンベアであり、例えばみかん等の青果物を移送途中に仕
分け区分別、即ち、階級別又は等級別階級別（尚、以下
については等級別階級別として説明する）に仕分け排出
するようになっている。尚、実施例では図示しないがカ
メラ装置等の計測手段により青果物の外観や形状を計測
し、所定の仕分け部で等級別階級別に仕分けするように
なっている。

【００１２】２は等級別階級別に設けられた引出コンベ
アであり、選別コンベア１から等級別階級別に仕分け排
出された青果物を、後段に配設した手選コンベア３へ順
次供給するようになっている。各手選コンベア３は、例
えばローラコンベア等で構成され、前記図示しないカメ
ラ装置で計測されない部分やその他の外観検査項目につ
いて、手選人によリコンベア上で目視検査し不合格のも
のをコンベア上から取り除くようになっている。

【００１３】４は等級別階級別に設けられた定量供給装
置であり、各定量供給装置４は、広巾コンベア４１と小
巾コンベア４２とを並設して構成され、前記手選コンベ
ア３から供給される青果物を移送し、定量供給装置４の
終端部下方で待機する収容箱としての段ボール箱に投入
して詰めるようになっている。尚、広巾コンベア４１
は、手選コンベア３からの青果物を大量に移送できる広
巾とし、小巾コンベア４２は、青果物を略一列で移送で
きる狭幅に形成されている。これら、広巾コンベア４１
及び小巾コンベア４２の動作は、後述する秤量台７１か
らの信号に基づいて作動するようになっている。

【００１４】即ち、定量供給装置４の下方にそれぞれ設
けられる各秤量台７１は、広巾コンベア４１と小巾コン
ベア４２とによって段ボール箱内へ供給される青果物の
量が、設定値の少し手前の所定値になったときに微量送
り信号を出力して広巾コンベア４１の作動を停止すると
共に、小巾コンベア４２で供給される青果物の量をさら
に計量し、設定値になったときに計量完了信号を出力し
て小巾コンベア４２の作動を停止するようになってい
る。

【００１５】５は第１配函コンベアであり、該第１配函
コンベア５は各定量供給装置４の下方を通るように且つ
選別コンベア１と並行に配設されて段ボール箱Ａを順次
移送するようになっている。５１は前記第１配函コンベ
ア５上で移送される段ボール箱Ａを移送路で一時停止さ
せるストッパであり、等級別階級毎に設ける箱詰計量部
７にそれぞれ対応して設けられ、エアシリンダ等のアク
チェータにより第１配函コンベア５の移送面に対して出
没するようになっている。

【００１６】５２は前記各ストッパ５１にそれぞれ対応
して設けられ対応するストッパ５１で停止された段ボー
ル箱Ａを該ストッパ５１と対応する箱詰計量部７へ向け
て押し出すための押出アームであり、該押出アーム５２
は前記秤量台７１からの計量完了信号に基づいて図示じ
ない制御回路からの作動信号によリエアシリンダが作動
して段ボール箱Ａを一個押し出すようになっている。
尚、ストッパ５１と押出アーム５２との各々１つで第１
の供給装置が構成されている。

【００１７】６は各定量供給装置４の上方を通るように
配置された第２配函コンベアであり、前記選別コンベア
１と並行に配設され前記段ボール箱Ａと種類の異なる段
ボール箱Ｂを順次移送するようになっている。

【００１８】６１は第２配函コンベア６上で移送される
段ボール箱Ｂを下方の箱詰計量部７ヘ向けて移送するた
めの垂直降下装置であり、前記第２配函コンベア６の移
送路に沿つて各箱詰計量部７にそれぞれ対応して設けら
れている。そして、この垂直降下装置６１の下部を対応
する箱詰計量部７の手前側方に配設すると共にその上部
を前記第２配函コンベア６の一測に隣接して配設してい
る。

【００１９】６２は各垂直効果装置６１にそれぞれ対応
して設けられたストッパであり、該ストッパ６２は前記
第２配函コンベア６上で移送される段ボール箱Ｂを垂直
降下装置６１の近傍位置で停止させる如くエアシリンダ
等により第２配函コンベア６の移送面に対して出没する
ようになっている。６３は各垂直効果装置６１にそれぞ
れ対応して設けられた押し込み装置であり、該各押し込
み装置６３は、前記ストッパ６２で停止された第２配函
コンベア６上の段ボール箱Ｂを垂直降下装置６１の上部
へ押し込むようになっている。６４は各垂直降下装置６
１の下部にそれぞれ設けられた引き込み装置であり、各
引き込み装置６４は、垂直降下装置６１の下部から箱詰
計量部７の手前まで移送面が延在し、垂直降下装置６１
により垂直に移送される段ボール箱Ｂを受けて箱詰計量
部７の手前所定位置まで引き込むようになっている。

【００２０】６５は各箱詰計量部７にそれぞれ対応して
設けられた押出アームであり、該各押出アーム６５は、
前記段ボール箱Ａを押し出すための押出アーム５２と同
様の構造で、前記引き込み装置６４により箱詰計量部７
の手前まで引き込んだ段ボール箱Ｂを箱詰計量部７の直
前に設けたテーブル台６６に押し出すようになってい
る。尚、ストッパ６２と押し込み装置６３と垂直効果装
置６１と引き込み装置６４と押出アーム６５との各々１
つで第２の供給装置が構成されている。

【００２１】箱詰計量部７は前記定量供給装置４の終端
部下方所定位置に設けられ、段ボール箱を載せて秤量す
るための秤量台７１の載面を前記テーブル台６６の載面
と略同一高さに形成している。そして、このテーブル台
６６上の段ボール箱は、押出アーム５２または６５によ
って押し出される段ボール箱によって先方に押し出され
て秤量台７１上に載せられるようになっている。

【００２２】各箱詰計量部７に供給する段ボール箱の種
類の切替えは、図示しない手動操作スイッチ等の切替手
段を各箱詰計量部７毎に適所に設けてこれを作業者が操
作することにより行うように構成する。

【００２３】この図示しない切替手段は、第１配函コン
ベア５と、各箱詰計量部７にそれぞれ対応して設けられ
た複数の第１の供給装置（各第１の供給装置はストッパ
５１と押出アーム５２とで構成される）とからなる段ボ
ール箱Ａを移送し供給するための第１の配函移送装置
と、第２配函コンベア６と、各箱詰計量部７にそれぞれ
対応して設けられた複数の第２の供給装置（各第２の供
給装置は垂直降下装置６１とストッパ６２と押し込み装
置６３と引き込み装置６４と押出アーム６５とで構成さ
れる）とからなる段ボール箱Ｂを移送し供給するための
第２の配函移送装置とを切替信号により作動する如く制
御回路を構成している。

【００２４】８は各箱詰計量部７毎に設けられ箱詰計量
部７において青果物が所定量詰められた段ボール箱を製
品搬送コンベア９に搬送するための送り出しコンベアで
ある。

【００２５】製品搬送コンベア９は各送り出しコンベア
８の出口に接続して設けられ、該送り出しコンベア８か
ら搬出される段ボール箱を受けて合流搬送するようにな
っている。

【００２６】１０は選別コンベアｌから排出されない青
果物を再び選別コンベア１の上流側に戻すためのリター
ンコンベアである。

【００２７】以上の構成による動作について以下説明す
る。

【００２８】選別コンベア１によって移送される青果物
は、図示しない計測手段によってその外観や形状が計測
されて演算装置により等級及び階級が判定される。この
判定結果に基づいて選別コンベア１で移送される青果物
は所定の仕分排出位置から等級別階級別に仕分け排出さ
れる。

【００２９】等級別階級別に仕分け排出された青果物
は、各等級別階級毎に引出コンベア２によって手選コン
ベア３に供給され所定の外観検査が手選人によって行わ
れ、該外観検査された青果物は手選コンベア３によって
定量供給装置４へ移送される。一方、青果物が詰められ
る空の段ボール箱Ａは第１配函コンベア５に、空の段ボ
ール箱Ｂは第２配函コンベア６に供給されており、各箱
詰計量部７毎に適所に設けられた図示しない切替手段に
よって例えば段ボール箱Ａの供給を指示すると、各箱詰
計量部７にそれぞれ対応して設けられた各ストッパ５１
が作動して第１配函コンベア５上で段ボール箱Ａが一時
停止する。一時停止後各押出アーム５２が作動して段ボ
ール箱Ａを各箱詰計量部７に向けて供給する。

【００３０】箱詰計量部７に段ボール箱Ａが供給される
と、定量供給装置４の広巾コンベア４１と小巾コンベア
４２とが作動して青果物を段ボール箱Ａ内に大量に供給
し始める。段ボール箱Ａ内に供給される青果物の量が設
定値の少し手前の所定値に達すると、広巾コンベア４１
の作動が停止すると共に、小巾コンベア４２により青果
物が少しずつ送られる。そして、秤量台７１で計量した
青果物の量が設定値に達すると、計量完了信号により定
量供給装置４の作動が停止する。停止後第１配函コンベ
ア５の押出アーム５２が作動して次の空の段ボール箱Ａ
を押し出すことによりテーブル台６６の段ボール箱Ａを
箱詰計量部７に供給する。この空の段ボール箱Ａの押し
出しによって前記計量箱詰めされた段ボール箱Ａは送り
出しコンベア８上に押し出されて製品搬送コンベア９上
に合流搬出される。

【００３１】箱詰計量部７に供給する段ボール箱の種類
を切り替えるには、該切り替えて供給すべき箱詰計量部
７に対応する切替手段により切替信号を出力して行う。

【００３２】この切替手段により例えば段ボール箱Ｂの
供給を指示すると、段ボール箱Ａを供給するためのスト
ッパ５１及び押出アーム５２の作動を停止させると共に
第２配函コンベア６上で移送される段ボール箱Ｂを、当
該箱詰計量部７に対応するストッパ６２で一時停止させ
て押し込み装置６３により垂直降下装置６１の上部へ送
り込む。該垂直降下装置６１の上部から下部へ降下した
段ボール箱Ｂは、引き込み装置６４により、当該箱詰計
量部７の手前まで供給される。当該箱詰計量部７の手前
に供給された段ボール箱Ｂは、押出アーム６５により箱
詰計量部７へ向けて押し出される。

【００３３】箱詰計量部７に段ボール箱Ｂが供給される
と前記同様に定量供給装置４が作動して青果物の投入が
行われる。

【００３４】このように、段ボール箱ＡからＢへの種類
の切り替えは、段ボール箱の種類を切り替えて供給すべ
き箱詰計量部７と対応する切替手段からこの箱詰計量部
７に対応する第２の供給装置へ切替信号を出力して行わ
れる。又、これとは逆に、段ボール箱ＢからＡへの種類
の切り替えは、段ボール箱の種類を切り替えて供給すべ
き箱詰計量部７と対応する切替手段からこの箱詰計量部
７と対応する第１の供給装置へ切替信号を出力して行わ
れる。

【００３５】尚、段ボール箱の種類は、大きさ別または
デザイン別など各種の揚合がある。

【００３６】

【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、選
別コンベアから仕分け区分別に仕分け排出される青果物
を各仕分け区分毎にそれぞれ定量供給装置から空の収容
箱へ詰めて計量する各箱詰計量部に空の収容箱を供給す
るための配函移送装置として第１の配函移送装置と第２
の配函移送装置とを設け、該第１の配函移送装置は、前
記各定量供給装置の下方を通るように配設され一種類の
空の収容箱を移送する第１の配函コンベアと、前記各箱
詰計量部にそれぞれ対応して設けられ切替信号を入力し
たとき作動して該対応する箱詰計量部に前記第１の配函
コンベア上の空の収容箱を供給する複数の第１の供給装
置とで構成し、前記第２の配函移送装置は、前記各定量
供給装置の上方を通るように配設され前記一種類とは異
なる種類の空の収容箱を移送する第２の配函コンベア
と、前記各箱詰計量部にそれぞれ対応して設けられ切替
信号を入力したとき作動して前記第２の配函コンベア上
の空の収容箱を押し出して降下させ該降下した空の収容
箱を該対応する箱詰計量部に供給する複数の第２の供給
装置とで構成し、該各箱詰計量部毎に、それぞれ対応す
る前記第１の供給装置と第２の供給装置とのうち作動さ
せるべき供給装置に切替信号を出力する切替手段を適所
に設けたことを特徴とする青果物の箱詰計量装置の構成
であるから、各箱詰計量部毎に適所に設けられた切替手
段のうち、空の収容箱の種類が切り替えられるべき箱詰
計量部と対応する切替手段が、当該箱詰計量部に対応し
て設けられ切替信号を入力したとき作動して一種類の空
の収容箱を供給する第１の供給装置と、同じく当該箱詰
計量部に対応して設けられ切替信号を入力したとき作動
して該一種類とは異なる種類の空の収容箱を供給する第
２の供給装置とで構成し、該各箱詰計量部毎に、それぞ
れ対応する前記第１の供給装置と第２の供給装置とのう
ち、作動させるべき供給装置、即ち供給すべき種類の空
の収容箱を供給する供給装置に切替信号を出力してこの
供給装置を作動させ、該供給すべき種類の空の収容箱を
当該箱詰計量部に供給するので、各箱詰計量部に供給す
る収容箱の種類の切り替えを選別コンベアの作動を停止
させることなく、且つ各箱詰計量部毎に随時収容箱の種
類の切り替えを行い得て、選別及び箱詰能率を向上させ
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１図は選別包装施設の一部破断した平面図。

【図２】第２図は第１図のＡ−Ａ線に沿った断面図。

【図３】第３図は第ｌ図のＢ−Ｂ線に沿った一部破断し
た断面図。

【符号の説明】

１：選別コンベア ２：引出コンベア ３：手選コンベア ４：定量供給装置 ４１：広巾コンベア ４２：小巾コンベア ５：第１配函コンベア ５１：ストッパ ５２：押出アーム ６：第２配函コンベア ６１：垂直降下装置 ６２：ストッパ ６３：押し込み装置 ６４：引き込み装置 ６５：押出アーム ６６：テーブル台 ７：箱詰計量部 ７１：秤量台 ８：送り出しコンベア ９：製品搬送コンベア １０：リターンコンベア

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 選別コンベアから仕分け区分別に仕分け
   排出される青果物を各仕分け区分毎にそれぞれ定量供給
   装置から空の収容箱へ詰めて計量する各箱詰計量部に空
   の収容箱を供給するための配函移送装置として第１の配
   函移送装置と第２の配函移送装置とを設け、該第１の配
   函移送装置は、前記各定量供給装置の下方を通るように
   配設され一種類の空の収容箱を移送する第１の配函コン
   ベアと、前記各箱詰計量部にそれぞれ対応して設けられ
   切替信号を入力したとき作動して該対応する箱詰計量部
   に前記第１の配函コンベア上の空の収容箱を供給する複
   数の第１の供給装置とで構成し、前記第２の配函移送装
   置は、前記各定量供給装置の上方を通るように配設され
   前記一種類とは異なる種類の空の収容箱を移送する第２
   の配函コンベアと、前記各箱詰計量部にそれぞれ対応し
   て設けられ切替信号を入力したとき作動して前記第２の
   配函コンベア上の空の収容箱を押し出して降下させ該降
   下した空の収容箱を該対応する箱詰計量部に供給する複
   数の第２の供給装置とで構成し、該各箱詰計量部毎に、
   それぞれ対応する前記第１の供給装置と第２の供給装置
   とのうち作動させるべき供給装置に切替信号を出力する
   切替手段を適所に設けたことを特徴とする青果物の箱詰
   計量装置。