JPS594462B2 - セミメタリツク系デイスクブレ−キパツド材組成物 - Google Patents
セミメタリツク系デイスクブレ−キパツド材組成物Info
- Publication number
- JPS594462B2 JPS594462B2 JP17876881A JP17876881A JPS594462B2 JP S594462 B2 JPS594462 B2 JP S594462B2 JP 17876881 A JP17876881 A JP 17876881A JP 17876881 A JP17876881 A JP 17876881A JP S594462 B2 JPS594462 B2 JP S594462B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semi
- disc brake
- metallic disc
- brake pad
- material composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動車等の制動に用いられるセミメタリック系
ディスクブレーキパッド材組成物に関する。
ディスクブレーキパッド材組成物に関する。
自動車等の制動装置としてテイスクブレーキが使用され
ているが、従来のディスクブレーキは制動時にブレーキ
鳴きと称する不快音を発生する。このように制動時に発
生するブト件部き現象は近来特に一般市場1は力る重大
な不具合現象としてその原因究明、対策等種々の動きが
なされている。このブレーキ鳴きと称している現象は周
波数2、000〜3.000ヘルツ以上の高周波数の音
で5 あるが、自動車のブレーキに関与する音にはこれ
以外に特にオートマチツク車の発進時または停止時に発
生する100〜300ヘルツ程度の低周波の異音がある
。この低周波の異音は低速における相手材と摩擦材の摩
擦係数の変動が原因で発生し10時に車体振動をひきお
こす程非常に大きな振動となる。またこの低周波の異音
は近来アスベス、ト代替繊維としてスチールファイバー
を用いたセミメタリック系デイスクブレーキノ々ツドに
おいて非常に顕15著に発生することが知られており、
今後のオートマチツク車の伸長および非アスベスト化(
セミメタリック化)の動向より、一般の高周波の鳴き同
様に解決を要する非常に大きな問題点となつてきている
。
ているが、従来のディスクブレーキは制動時にブレーキ
鳴きと称する不快音を発生する。このように制動時に発
生するブト件部き現象は近来特に一般市場1は力る重大
な不具合現象としてその原因究明、対策等種々の動きが
なされている。このブレーキ鳴きと称している現象は周
波数2、000〜3.000ヘルツ以上の高周波数の音
で5 あるが、自動車のブレーキに関与する音にはこれ
以外に特にオートマチツク車の発進時または停止時に発
生する100〜300ヘルツ程度の低周波の異音がある
。この低周波の異音は低速における相手材と摩擦材の摩
擦係数の変動が原因で発生し10時に車体振動をひきお
こす程非常に大きな振動となる。またこの低周波の異音
は近来アスベス、ト代替繊維としてスチールファイバー
を用いたセミメタリック系デイスクブレーキノ々ツドに
おいて非常に顕15著に発生することが知られており、
今後のオートマチツク車の伸長および非アスベスト化(
セミメタリック化)の動向より、一般の高周波の鳴き同
様に解決を要する非常に大きな問題点となつてきている
。
20本発明者らは、O、5Km/時間以下の速度におけ
る摩擦係数の変動を調査した。
る摩擦係数の変動を調査した。
その結果、セミメタリック系ディスクブレーキ′ゞツド
では、停止寸前において摩擦係数が異常に大きくなるこ
とがわかつた。実際のブレーキ操作においては、この摩
25擦係数の変動により相手材であるディスクロータと
スティックスリップをひきおこし、低周波の異音及び車
体振動発生の原因となる。本発明は上記の事情に鑑みて
、低周波の異音及び車体振動を防止ないしは減少させる
ためのセミ30メタリック系ディスクブレーキ・ゞツド
材組成物を提供することを目的とするものである。
では、停止寸前において摩擦係数が異常に大きくなるこ
とがわかつた。実際のブレーキ操作においては、この摩
25擦係数の変動により相手材であるディスクロータと
スティックスリップをひきおこし、低周波の異音及び車
体振動発生の原因となる。本発明は上記の事情に鑑みて
、低周波の異音及び車体振動を防止ないしは減少させる
ためのセミ30メタリック系ディスクブレーキ・ゞツド
材組成物を提供することを目的とするものである。
本発明者らは上記の欠点を解消するために種々検討した
結果、セミメタリック系ディスクブレーキパッド材組成
物中に亜鉛粉末を1〜30容量%35含有せしめたとこ
ろ極めてフラットな摩擦係数を示し、かつ低周波の異音
及び車体振動を防止ないしは減少させるセミメタリック
系デイスクブレーキパツドを提供するセミメタリツク系
デイスクブレーキパツド材組成物が得られることを見出
した。
結果、セミメタリック系ディスクブレーキパッド材組成
物中に亜鉛粉末を1〜30容量%35含有せしめたとこ
ろ極めてフラットな摩擦係数を示し、かつ低周波の異音
及び車体振動を防止ないしは減少させるセミメタリック
系デイスクブレーキパツドを提供するセミメタリツク系
デイスクブレーキパツド材組成物が得られることを見出
した。
本発明はスチールフアイバ一を基材としたセミメタリツ
ク系デイスクブレーキパツド材組成物に於て、全組成物
量の1〜30容量%の亜鉛粉末を含有せしめてなるセミ
メタリツク系デイスクブレーキパツド材組成物に関する
。なお本発明において亜鉛粉末はセミメタリツク系デイ
スクブレーキパツド材組成物に対して1〜30容量%と
され、1容量%未満の場合は摩擦係数の変動が大きく、
また30容量%を越えると摩擦係数が著しく低下して本
発明の目的を達成することができない。
ク系デイスクブレーキパツド材組成物に於て、全組成物
量の1〜30容量%の亜鉛粉末を含有せしめてなるセミ
メタリツク系デイスクブレーキパツド材組成物に関する
。なお本発明において亜鉛粉末はセミメタリツク系デイ
スクブレーキパツド材組成物に対して1〜30容量%と
され、1容量%未満の場合は摩擦係数の変動が大きく、
また30容量%を越えると摩擦係数が著しく低下して本
発明の目的を達成することができない。
粒度は特に制限はないが80〜350メツシユが好まし
い。以下実施例により本発明を説明する。
い。以下実施例により本発明を説明する。
実施例 1
第1表に示す成分を配合し、混合機により充分に混合し
た後電気オーブン中で80〜85℃で2時間乾燥し、そ
の後粉砕して成形粉末にし、ついでタブレツトを形成し
、その後150〜155℃で4〜5分、500Kf/d
の面圧で加熱加圧成形し、さらにその後200℃で5時
間加熱してセミメタリツク系デイスクブレーキパツドを
得た。
た後電気オーブン中で80〜85℃で2時間乾燥し、そ
の後粉砕して成形粉末にし、ついでタブレツトを形成し
、その後150〜155℃で4〜5分、500Kf/d
の面圧で加熱加圧成形し、さらにその後200℃で5時
間加熱してセミメタリツク系デイスクブレーキパツドを
得た。
実施例 2第2表に示す成分を配合し、以下実施例1と
同様の工程を経てセミメタリツク系デイスクブレーキパ
ツドを得た。
同様の工程を経てセミメタリツク系デイスクブレーキパ
ツドを得た。
実施例 3
第3表に示す成分を配合し、以下実施例1と同様の工程
を経てセミメタリツク系デイスクブレーキ′マットを得
た。
を経てセミメタリツク系デイスクブレーキ′マットを得
た。
比較例 1
第4表に示す従来のセミメタリツク系デイスクブレーキ
パツド組成物を配合し、以下実施例1と同様の工程を経
てセミメタリツク系デイスクブレーキパツドを得た〇次
に本発明になるセミメタリツク系デイスクブレーキパツ
ド材組成物を用いた実施例1,2及び3のセミメタリツ
ク系デイスクブレーキパツドと従来のセミメタリツク系
デイスクブレーキパツドについて0.5K!n/時間以
下の速度における摩擦係数の変動を調査した。
パツド組成物を配合し、以下実施例1と同様の工程を経
てセミメタリツク系デイスクブレーキパツドを得た〇次
に本発明になるセミメタリツク系デイスクブレーキパツ
ド材組成物を用いた実施例1,2及び3のセミメタリツ
ク系デイスクブレーキパツドと従来のセミメタリツク系
デイスクブレーキパツドについて0.5K!n/時間以
下の速度における摩擦係数の変動を調査した。
その調査結果を第1図に示す。この図面かられかるよう
に実施例1,2及び3のセミメタリツク系デイスクブレ
ーキノマツドは亜鉛粉末の添加量が増加すると摩擦係数
の変動が減少し、かつ摩擦係数が低下することが確認さ
れた。これに対し従来のセミメタリツク系デイスクブレ
ーキは前記で説明した如く停止寸前において摩擦係数が
異常に大きくなることが確認された。また実施例1,2
および3で得たセミメタリツク系デイスクブレーキパツ
ドと従来のセミメタリツク系デイスクブレーキ・ぐツド
を実際の車に装着し、低周波の異音の発生状態の比較試
験を行なつた。その結果を第5表に示す〇本発明はスチ
ールフアイバ一を基材としたセミメタリツク系デイスク
ブレーキパツド材組成物に於て、全組成物量の1〜30
容量%の亜鉛粉末を含有せしめたので、摩擦係数の変動
が減少し、低周波の異音及び車体振動を防止ないしは減
少させるセミメタリツク系デイスクブレーキパツドを提
供するセミメタリツク系デイスクブレーキパツド材組成
物が得られる。
に実施例1,2及び3のセミメタリツク系デイスクブレ
ーキノマツドは亜鉛粉末の添加量が増加すると摩擦係数
の変動が減少し、かつ摩擦係数が低下することが確認さ
れた。これに対し従来のセミメタリツク系デイスクブレ
ーキは前記で説明した如く停止寸前において摩擦係数が
異常に大きくなることが確認された。また実施例1,2
および3で得たセミメタリツク系デイスクブレーキパツ
ドと従来のセミメタリツク系デイスクブレーキ・ぐツド
を実際の車に装着し、低周波の異音の発生状態の比較試
験を行なつた。その結果を第5表に示す〇本発明はスチ
ールフアイバ一を基材としたセミメタリツク系デイスク
ブレーキパツド材組成物に於て、全組成物量の1〜30
容量%の亜鉛粉末を含有せしめたので、摩擦係数の変動
が減少し、低周波の異音及び車体振動を防止ないしは減
少させるセミメタリツク系デイスクブレーキパツドを提
供するセミメタリツク系デイスクブレーキパツド材組成
物が得られる。
第1図は摩擦係数と速度の関係を示すグラフである。
Claims (1)
- 1 スチールファイバーを基材とするセミメタリック系
ディスクブレーキパッド材組成物に於て、全組成物量の
1〜30容量%の亜鉛粉末を含有せしめてなるセミメタ
リック系デイスクブレーキパツド材組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17876881A JPS594462B2 (ja) | 1981-11-06 | 1981-11-06 | セミメタリツク系デイスクブレ−キパツド材組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17876881A JPS594462B2 (ja) | 1981-11-06 | 1981-11-06 | セミメタリツク系デイスクブレ−キパツド材組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5891785A JPS5891785A (ja) | 1983-05-31 |
JPS594462B2 true JPS594462B2 (ja) | 1984-01-30 |
Family
ID=16054271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17876881A Expired JPS594462B2 (ja) | 1981-11-06 | 1981-11-06 | セミメタリツク系デイスクブレ−キパツド材組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS594462B2 (ja) |
-
1981
- 1981-11-06 JP JP17876881A patent/JPS594462B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5891785A (ja) | 1983-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2647164B2 (ja) | 摩擦材 | |
CA1129574A (en) | High carbon friction material | |
JPS594462B2 (ja) | セミメタリツク系デイスクブレ−キパツド材組成物 | |
JPS5964687A (ja) | 摩擦材組成物 | |
JPS59155484A (ja) | 摩擦材組成物 | |
JPS58136676A (ja) | デイスクブレ−キパツド材組成物 | |
JPH1161105A (ja) | 摩擦材 | |
JPH0228017B2 (ja) | ||
JPS58127774A (ja) | デイスクブレ−キパツド材の組成物 | |
JPS5922984A (ja) | 摩擦材組成物 | |
JP2000178538A (ja) | 摩擦材組成物及び摩擦材組成物を用いた摩擦材 | |
JP2541641B2 (ja) | 摩擦材の製造法 | |
JPS58213078A (ja) | 摩擦材組成物 | |
JPS60228587A (ja) | 摩擦材組成物 | |
JPS61168684A (ja) | 摩擦材組成物 | |
JPS6043387B2 (ja) | 摩擦材組成物 | |
JPS5821031A (ja) | デイスクブレ−キバツド | |
JPS58210980A (ja) | 摩擦材組成物 | |
JPS6065084A (ja) | 摩擦材組成物 | |
JP2000319635A (ja) | 摩擦材組成物及び摩擦材組成物を用いた摩擦材 | |
JPH10205555A (ja) | ブレーキ摩擦材 | |
JPS6312098B2 (ja) | ||
JPS61258886A (ja) | 摩擦材組成物 | |
JPH0665558A (ja) | 摩擦材 | |
JPH01150033A (ja) | 摩擦材組成物 |