JPS58213078A - 摩擦材組成物 - Google Patents

摩擦材組成物

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Publication number
JPS58213078A
JPS58213078A JP9682382A JP9682382A JPS58213078A JP S58213078 A JPS58213078 A JP S58213078A JP 9682382 A JP9682382 A JP 9682382A JP 9682382 A JP9682382 A JP 9682382A JP S58213078 A JPS58213078 A JP S58213078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
friction material
steel fiber
friction
disc brake
material composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9682382A
Other languages
English (en)
Inventor
Furuo Sakata
坂田 降夫
Takeshi Ooyama
大山 武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS58213078A publication Critical patent/JPS58213078A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車等に用いられるディスクブレーキパッド
、ブレーキライニング等の摩擦材組成物に関する。
例えば自動車等の制動装置としてディスクブレーキが使
用されているが、従来のディスクブレーキは制動時にブ
レーキ鳴きと称する不快音を発生する。
このように制動時に発生するブレーキ鳴き現象は近来特
に一般市場における重大な不具合現象としてその原因究
明、対策等積々の動きがなされている。
このブレーキ鳴き現象は周波数2,000〜a、ooo
ヘルツ以上の高周波数の音であるが。
自動車のブレーキ鳴きにはこれ以外に特にオートマチッ
ク車の発進時及び停止時に発生する100〜300ヘル
ツ程度の低周波の異音がある。
この低周波の異音は低速における相手材と摩擦材の摩擦
係数の瞬間的な変動が原因で発生し。
時に車体振動を起こす程大きな振動となる。
この低周波の異音は近来アスベスト代替繊維としてスチ
ールファイバーを用いたセミメタリックディスクブレー
キパッドにおいて非常に顕著に発生することが知られて
いる。このため今後のオートマチック車の伸長及び非ア
スベスト化(セミメタリック化)の動向より、一般の高
周波の鳴き同様に解決を要する大きな問題点となってき
ている。
前記のような低周波の異音は極低速(5〜10Km/時
間以下)における相手材と摩擦材詳しくはディスクブレ
ーキパッド間の摩擦係数の変動が原因であり、これが相
手材ディスク、キャリパ−を介して自動車の足廻り部と
共振して異音となるため、これを防ぐには足廻り部の剛
性を向上せしめることが有効な手段と推定されるが。
これらとは別にディスクブレーキパッド自身を改質し、
摩擦係数の変動を抑え、異音を減少せしめることが肝要
である。
本発明者らはこの低周波の異音を防止するため摩擦材組
成物について調べた結果、基材として用いるスチールフ
ァイバーに原因があることをつきとめた。
本発明は上記の事情に鑑みてスチールファイバーを改良
し、低周波の異音及び車体振動を防止ないしは減少させ
るための摩擦材組成物を提供することを目的とするもの
である。
本発明者らは現在市場に出されているスチールファイバ
ーが繊維状に加工される際、冷間において極めて大きな
塑性変形を受け1組織的に繊維の長手方向と平行に結晶
が層状に流れ、かつ繊維の表面硬度がビッカース硬度で
250〜300に9/■9という数字で通常の0.10
〜0.20係の炭素を含む低炭素鋼の硬度に比較しかな
り高くなっていることに着目し、この高硬度スチールフ
ァイバーが低速における摩擦係数を変動させるものと推
定し、この高硬度スチールファイバーの軟質化を図るこ
とによシ問題の低周波異音を減少させ得ないか種々検討
した結果1例えば300℃以上の温度で0.5時間以上
焼きなまし、ビッカース硬度200Kg/−以下のスチ
ールファイバーを摩擦材組成物に含有させたところ、摩
擦係数が異常に大きくなることがなく。
かつこれらによる実際の自動車におけるテストでも低周
波の異音及び車体振動を防止ないしは減少させるディス
クブレーキパッド、ブレーキライニング等の摩擦材を提
供する摩擦材組成物が得られることを見い出した。
本発明はビッカース硬度200Kg/m’以下のスチー
ルファイバーを基材としてなる摩擦材組成物に関する。
なお本発明においてビッカース硬度200Kg/m′1
以下のスチールファイバーを得るには、温度300℃〜
500℃1時間は0.5〜5時間で焼きなましすること
が好ましい。
スチールファイバーの添加量については特に制限はない
が摩擦材組成物中に15〜40容量係含有させることが
好ましい。
以下実施例により本発明を説明する。
実施例1 スチールファイバーを300℃にて5時間アルゴン対中
で焼きなまし、炉中で冷却したのち第1表に示す成分と
共に秤量して配合し、混合機で均一に混合したのち82
.5±2.5℃のオープン中で2時間乾燥し、その後粉
砕して成形粉末にし、ついで常法にて常温下で50に1
/cm”の面圧でタブレットをつくシ、その後152.
5±2,5℃、500Kg/cm ’の圧力下で5分熱
圧成形し、さらにその後200℃にて5時間加熱してセ
ミメタリックディスクブレーキパッドを得た。
なお300℃にて5時間アルゴン炉中で焼きなましを行
なったスチールファイバーのビッカース硬度は19!u
f/■2であった。
5− 第1表 実施例2 スチールファイバーを500℃にて0.5時間アルゴン
炉中で焼きなまし、以下実施例1と同配合でかつ同様の
工程を経てセミメタリックディスクブレーキパッドを得
た。
なお500℃にて015時間アルゴン炉中で焼きなまし
を行なったスチールファイバーのビッカース硬度は10
3 KLi/ rm”であった。
比較例1 スチールファイバーを焼きなましせず、以下実施例1と
同配合でかつ同様の工程を経てセミメタリックディスク
ブレーキパッドを得た。
6− なお焼きなましをしないスチールファイバーのビッカー
ス硬度は250Ki/m’であった。
次に本発明になる摩擦材組成物を用いた実施例1及び2
のセミメタリックディスクブレーキパッドと従来(比較
例1)のセミメタリックディスクブレーキパッドについ
て0.5Km+/時間以下の速度における摩擦係数の変
動を調べた。その調査結果を第1図に示す。第1図から
れかるように実施例1及び2のセミメタリックディスク
ブレーキパッドはスチールファイバーの表面硬度が低く
なると摩擦係数の変動が減少し、かつ摩擦係数が低下す
ることが確認された。これに対し従来のセミメタリック
ディスクブレーキパッドは前記で説明した如く停止寸前
において摩擦係数が異常に大きくなることが確認された
また実施例1及び2で得たセミメタリックディの異音の
発生状幅の比較試験を行なった。その結果を第2表に示
す。
本発明をセミメタリックディスクブレーキパッドに適用
した場合について説明したが1本発明は他のディスクブ
レーキパッド、ブレーキライニング等の摩擦材について
も同様の効果が得られる。
本発明はビッカース硬度200Kq/ml’以下にした
スチールファイバーを基材とするので、摩擦係数の変動
が減少し、低周波の異音及び車体振動を防止ないしは減
少させるディスクブレーキパッド。
ブレーキライニング等の摩擦材を提供する摩擦材組成物
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は摩擦係数と速度の関係を示すグラフである。 9− 第 i 口 LL(K”/、、、)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、 ビッカース硬度20 QKp/mi’以下のスチ
    ールファイバーを基材としてなる摩擦材組成物。
JP9682382A 1982-06-04 1982-06-04 摩擦材組成物 Pending JPS58213078A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9682382A JPS58213078A (ja) 1982-06-04 1982-06-04 摩擦材組成物

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JP9682382A JPS58213078A (ja) 1982-06-04 1982-06-04 摩擦材組成物

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Publication Number Publication Date
JPS58213078A true JPS58213078A (ja) 1983-12-10

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ID=14175285

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9682382A Pending JPS58213078A (ja) 1982-06-04 1982-06-04 摩擦材組成物

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JP (1) JPS58213078A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5943238A (ja) * 1982-09-03 1984-03-10 Akebono Brake Ind Co Ltd 摩擦材
JPS62207385A (ja) * 1986-03-07 1987-09-11 Sumitomo Electric Ind Ltd デイスクブレ−キ用摩擦材
JP2015157914A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 日本ブレーキ工業株式会社 摩擦材組成物、摩擦材組成物を用いた摩擦材及び摩擦部材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5943238A (ja) * 1982-09-03 1984-03-10 Akebono Brake Ind Co Ltd 摩擦材
JPS62207385A (ja) * 1986-03-07 1987-09-11 Sumitomo Electric Ind Ltd デイスクブレ−キ用摩擦材
JP2015157914A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 日本ブレーキ工業株式会社 摩擦材組成物、摩擦材組成物を用いた摩擦材及び摩擦部材

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