JPS5944267A - 中空糸型人工肺 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■　発明の背景 技術分野 本発明は、体外血液循環において、血液中の二酸化炭素
を除去し、血液中に酸素を添加する中空糸型人工肺に関
する。

先行技術 従来、開心術の補助手段等として、内壁から外壁にかけ
て連通ずる多数の細孔を有するガス交換用の疎水性の中
空糸膜を介して、血液とカスとを接触させてカス交４ψ
する中空糸型人工肺が用いられている。

上記中空糸型人工肺においては、中窒糸Ｉ邸が離水性で
あることから、血液が細孔を通過することなく、シたか
って、中空糸膜の血液流ｉｌ￥ｉ８１ｔｌｌｌから他方
への血液洩れを生ずることなく、ガス中の酸素を血液中
に添加し、血液中の二酸化炭素をガス中へ除去すること
を可能としている。

しかしながら、上記中空糸型人工肺を長時間にわたって
使用した場合、中空糸膜の製造ロットによって大きく異
なるある発生率で、中空糸ｊ換の血液流路側から他方へ
の血液洩れを生ずることがある。この現象は人工肺の製
造段階において水漏れ試験を行ない、異常のないことを
確認したものについても認められるものであり、使用時
に生じる現象である。

上紀血液洩れは、人工肺というきわめて高い信頼性を製
氷される人工臓器においては、特に許容しがたい欠陥で
ある。中空糸型人工肺は他の気泡型人工肺毎に比してよ
り要時間の血液循環に使用することができる古いう長所
を何し、特に高齢者等で心臓の機能が低下しており手術
後に使用する場合また肺外傷等で一時的に肺機能が低ド
しているときに使用する場合には数ｉＪ　ｌ！ｉｉに互
り使用されることがある。このような長期に互る使用に
際し、上記血液洩れの発生は出血多量を防止する為に輸
血を必扱すする等の不都合を生せしめることがある。

■　発明の目的 本発明は、長時間にわたって便用される場合にも、中空
糸膜に血液洩れを全く生、することのない中空糸型人工
肺を提供することを目的とする。。

■　発明の構成 上記目的を達成するために、本発明は、内壁から外壁に
かけて連通する多数の細孔を有するツＪス交換用の疎水
性の中空糸膜を介して、第１の流体としての血液才たは
ガスと、第２の流体としてのガスまたは血液とを接触さ
せてカス交換する中空糸型人工肺に３いて、ハウジング
ノー１該ハウシンク内に収納さね、る該中空糸Ｉ、ｌｊ
の集合体と、該中空糸膜の両端部を上舵ハウジングに液
密に保持する隔壁上、該隔壁の外側ζ（そわそ′れ設け
られ、上記中空糸膜の内部りと間に連通する第１の流体
流入ネと紀１の流体締入口と、第１の流体流出室と第１
の流体流出１コと、上記隔壁と上記ハウジンク内壁と上
記中空糸１１ｙｉ外壁とで構成される第２の梳体室と、
該第２の玲体室に連通する第２の流体流入口および第２
の流体流出口々を有し、上記コ４ｊ水性の中空糸膜が少
なくともカス流入口付近の外面または内面の少なくとも
一面に、疎水性の皮膜形成剤からなる被榎編イー１する
ようにしたものである。

また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記疎水性の中
空糸１１Ｑが、ポリオレフィンからなるようにしたもの
である。

また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記疎水性の中
空糸膜が、延伸法により肩口孔を形成されたポリプロピ
レン中空糸であるようにしたものである。

また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記疎水性の被
伜か、中空糸膜のガスに接触する面に形ｆｉＱさねてい
るようにしたものである。

また、本発明に係る中空糸型人工肺１・才、１１１記疎
水性の被々゛Ｏが、浸漬コーチインク法によって形成さ
れているようにしたものである。

また、本発明に係る中空糸型人工１ｊｉＨま、＠記−１
１水性の破豊か、スプレーコーチインクθ；によって形
成さねているようにしたものである。

また、本発明に係る中空糸ノリ人工師は、前ｂＵ２間・
水性の被覆が、水に対する臨界表面張力が２８　ｄｙｎ
、イ肩以下である材質からなるようにしたものである。

また、不発ＩＪ）１に係る中空糸型人工肺は、ｆｊ！ｌ
記Ｉ味水性のネ）ν籾が、シリコーンであるようにした
ものである。

また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記シリコーン
が、シリコーンオイルからなるようにしたものである。

また、本う６明に係る中空糸型人工ｊ卸は、前記シＩＪ
−３−ンか、シリコーンゴムからなるようにしたもので
ある。

また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記シリコーン
か、部分架橋型のシリコーンであるようにしたものであ
る。

■　発明の詳細な説明 本発明者の知見によれは、ｊＱｊｌ記のような血液洩れ
は常に吹送ガスによって乾燥される付近の中空糸膜に生
じ、その中空糸膜を電子卵微鋭によって観察すると、血
液洩れの発生部位には１：１１“れ目の存在が認められ
る。この割れ目は、始めからあったものか、血液成分と
乾燥の相互作用によって発生したものか明らかではない
。少なくとも製造時における水漏れ試１１では異常が発
見されなかったものである。いずれにしても、中空糸膜
の疎水性を更に強化すべく、中空糸膜を疎水性の皮験形
成剤で被覆したところ、以下に具体的実施例を挙げて説
明するように、長時間にわたって使用される場合にも、
中空糸１ｉｉΔに血液洩れを全く生することのない中空
糸型人工肺を得ることがｉｊＪ能となった。

なお上記被々ルは中空糸ｊ関の細孔を閉基させるもので
はなく、ガス交換性能の実用上の低下は認められなかっ
た。

第１図は本発明が適用される中空糸型人工肺の一実施例
を示す断面図であり、第２図は本発明が適用される中空
糸型人工肺の中空糸１摩への被旬形成方法の第１例を示
す略断面図である。

人工肺１０を構成する筒状ハウシング１１の内部空間に
は、中空糸膜１２の集合体１３が収納されている。中空
糸膜１２の両端部は、隔壁１４゜１５を介してハウジン
グ１１に液密に保持されている。ハウジング１１の両端
部には、ヘッダ−１６゜１７が、ハウジング１１に螺合
される締結体１８によって接続されている。ヘッダー１
６の内面と隔壁１４とは、中空糸膜１２の内部窒１ｔｌ
に連通する第１の流体流入￥としての血液流入室１９を
画成し、ヘッダ−１６には、第１の６ｉＣ，体わ１し入
口としての血液流入口２０が形成されている。ヘッダー
１７の内面と隔壁１５とは、中空糸１模１２の内部空間
に連通する第１の流体流出罠としての血１１へ流出室２
１を画成し、ヘッダー１７には、第１の流体流出口とし
ての血液流出口２２が形成されて（１）る０また、隔壁
１４　、１５、ノ飄つシンク１１の内壁および中空糸膜
１２の外壁とは、第２０）流体室としてのカス室２３を
画成し、ノへウジンク１１の両端側には、それぞれガス
室２３に連通する、第２の流体流入口としてのガス流入
口２４、および第２の流体流出口上してのガス流出口２
５が形成されている。なお、ノ１ウジンク１１の内壁中
央部には、集合体１３の外径を縮径する絞り２６が設け
られ、ガス流のガス室２３内におけ名流れの均一化、流
速の向上を図り、人工肺１０のカス交換効率を良好化し
ている。

ここで、中空糸膜１２は、ポリオレフィンとしてのポリ
プロピレンからなり、軸方向に延伸される延伸法により
、その内壁から外壁にかけて連通ずる多数の細孔を形成
されている。上記４＋ｇ伸法による場合には、溶融法で
形成された場合の様な細孔形成用不法性物質の血液中へ
の混入等の可能ｌ生が全くなく、安全かつ容易に細孔を
形成することが可能である。各中空糸膜１２は、内径２
００μ、肉厚２５μとされ、２００００本の中空糸膜１
２によって集合体１３を形成し、有効長１３Ｃｒｎ１膜
面積１、６　ｎ？の人工肺１０を形成している。なお、
中空糸膜１２は、ポリオレフィンとしてのポリエチレン
によって形成されるものであってもよい。すなわち、上
記人工肺１０にあっては、中空糸膜１２内に血液を流す
とともに、カス室２３内に酸素、空気等のガスを流し、
血液中に酸素を吸収させると同時に、前記ガス中へ血液
中の二酸化炭素を移行させることを可能としている。

しかして、上記入〒肺１０にあっては、−１に時間にわ
たるイ更用状態下で、中空糸膜１２の血液洩れ発生を完
全に防止すべく、中空糸膜１２の少なくとも外面、すな
わちガスに接する面に、疎水性の皮膜形成剤としての、
特に生体に対する安全性の高いシリコーンの一種で、コ
ーチインク作業１′（およびコーティング安全性の旨い
部分架橋型のシリコーン、すな４つもアミノアルキルシ
ロキサン−ジノ千ルシロキサン共重合体が、第２図に示
す品潰コーティング法によって破細されている。すなわ
ち、この浸漬コーティング法において（オ、例えば、５
０重量係の上記シリコーン原液を有機溶剤としてのフレ
オンに溶かした５容積係溶液または１０容積％溶液を、
供給管３１から充填管３２に充満する王で供−拾し、ガ
ス室２３内を上記シリコーン溶液によって２分程ｊｔ　
／Ａ　Ｌだ後に排出し、中空糸膜１２の内外を通気乾燥
し、中空糸ｌ・娼１２内に細孔を介してシリコーンの侵
入があった場合にも、該シリコーンを外部に排出し、中
空糸１１Ｍ１２の少なくとも外面すなわちカスに接触す
る面の全面に均一１なシリコーン被梼を形成可能として
いる。

上記実施１シ１］に係る人工肺１０の血液洩れ試験結果
を示せば以下の通りである。

まず、サンプルとして未処理品、前記５％浴゛ｄタコー
ティング品、前記１０％俗液コーチインク品をそれぞれ
５個使用し、下弓旧１）〜（５）からなる血液洩れ評価
方法に苓づく血Ａｔ洩れ試厚−を行なった。

この評価方法（１辿常の使用条件よりも血液洩れか生じ
易い条件下にぢいη評価することを可能とする。すなわ
ち、（１）試験に使用する牛血は、ヘマトクリ゛ント３
５％にｎ周整し、Ｙ品度は３７℃とし、採血当日または
笠日使用する。抗凝固剤は、原血ｎｖ　１　ｌに対し、
ヘパリン３０００単位、Ａ　ＣＤ　５０　ｍｌを使用す
る。（２）人工肺に牛血液を導入し、通常使用の最大血
流量にて循環する。カス吹送流量は血流量と等しくする
。この際、人工肺の血液出口近傍を狭窄し、血液流路内
圧を４００　ｍｍ　Ｈｙとなるように調整する。（３）
前記条件にて４時間循環後血流を停止する。ガス吹送は
連続して行なう。（４１１！５分後に、ガス流を停止し
、血液流量を再開し、時にガス吹送日近傍を観察する。

（５）１時間観察し、中空糸膜表面に血液洩れが認めら
れハ゛ければ良しとする。この血液洩れ試験の結果、未
処理品の３個に流れる洩れが生じ、未処理品の２個に小
さな点状の洩れが生じたのに対し、５％潜液液コーティ
ングおよび１０チ済液コ一チインク品にはそれぞれ全く
洩れの発生が見られなかった。

次に、サンプルとして未処理品２個、５％溶液コーティ
ング品５個を使用し、犬を用いた長時間循環によって血
液洩れが発生ずるか否かを実験した。実験＋ｙｈ物は雑
犬とし、硫酸ケクミン静注麻酔下ニ、頓動静脈バイパス
により、部分体外循環を行なった。循環血流量は１１／
−’−を目標としたが、動物の循環動態に応じて調整し
た。循環時１（）１は２４時間を目標としたが、２３時
ｌ；：１で終了した場合もあった。ガスー血′収流量比
は１とし、人工肺出口側を狭窄し、回路内圧を４００　
ｍｍ１−１７とした。この結果、未処理品２１１ｎ１４
ま９時間目と１２１寺間目に血液洩れを発生したが、５
係溶液コ一チインク品は全く血液洩れを発生しなかった
。

上記実施結果によれば、本発明の実施により、人工肺１
０が一民り面間にわたって使用される”Ｊ合にも、中空
糸膜１２における血液洩れの発生が見金に防止可能とハ
”るこおが認められる。すなわち、中空糸膜１２を形成
しているポリプロピｔ／ンの臨界表面張力か２　ｇ　ｄ
ｙｎ／ｃｎ１であるのに幻し、その中空糸膜１２の外面
に被即されたアミノアルキルシロキサンージメチルシロ
キサン共重合体の臨界表面張力は２０　ｄｙ口／ｃｍ程
度に小であり、水に対する接触角が９５度以上であるこ
とから、中空糸腓１２の疎水性が著しく強化され、血液
洩れの完全な防止が図られるものと考えらねる。

なお、上記実施例は中空糸膜１２の外面に被縫を形成す
る場合について説明したが、中空糸１換１２の内面に被
覆を形成する場合にも、血液洩れの防止が可能であるこ
とが認められている。たたし、中？Ｐ糸膜の血液流路側
壁面に被４賃を形成する場合には、皮膜形成剤の生体に
対する悪影響、血ｌ夜偵傷の発生の可能性があることか
ら、破９は中空糸膜のガスに暖触する壁面側に形成する
ことが好咳しい。

才た、上記実施例は、シリコーンの溶剤としてフレオン
を用いる場合について釈明したが、ヘキサンとイソプロ
ピルアルコールの１対５〜１対１の混合溶媒を上記溶剤
として用いても良い。すなワラ、中漬糸膜を形成するポ
リオレフィン、例えはポリプロピレン６よびポリエチレ
ンの各臨界表面張力はそ１＋、ぞれ２９　ｄｙｎ／ｃｒ
ｎ、　：３１　ｄｙｎ／ｍであること７１）ら、シリコ
ーンの有機溶剤としては、シリコーンが醇け、かつ表面
張力が中頃糸膜素材の表面張力より小さい液体であれば
使用可能となる。

因に、フレオンの表面張力は１９　ｄｙｎ／ｃｒｎ、ヘ
キサンは１８．４　ｄｙｎ／Ｌ−ｒｎ、イソプロピルア
ルコールは２１．４ｄｙｎ／６ｎである。

また、上記天姉例は、中空糸膜１２の全面に被ＰＭを形
成する福合ｌこつぃて説明した。ところでＩ￥ＩＩ述の
よう６（、不発明者の知見によれば、血液洩れは常に吹
送ガスによって乾燥される付近の中草糸膜に生じている
ことから、被接形成部位は、中空糸膜の少すく七もガス
流入口付近に限定可ｈヒであることが考えられる。そこ
で、第３図に示す第２例におけるように、ガス吹送口と
してのカス流入口２４を鉛直下方に配置し、ガス流入口
２４に接続した供給管４１から上記実施例におけると同
一（７）　５％溶液コーテイング液もしくは１０％溶液
コーテイング液を流入させ、中空糸膜１２の全長の１ ７〜百程度をコーティング７仮で浸漬した後、コーテイ
ング液を排出することにより、ガス流入口付近の中空糸
膜のみにネノ（Ｚ覆を形成した。このようにして作製し
た４１固の人工肺に対し、上記実施例におけると明４予
な血液洩れ試験を行ｆ（つたところ、血液洩れの発生は
全く認められなかった。

また、前記実施例は浸漬コーチインク法によって中空糸
膜１２に被覆を形成する」混合について酸１明したが、
スプレーコーティング法によって被覆することにより、
コーテイング後の乾燥工程を不劣もしくは少時間とする
ことが可能となる。すなわち、第４図に示ず第３例にお
けるよう６ζ、ヘキサン吉イソプロピルアルコールの混
合的媒を用いた５係コーテイング液を、空気流入管５１
を備えるネブライザー５２によって微粒子とし、供給管
５３を介してガス流入口２４からガス室２３に送気し、
ブｊス流出口２５から排気した。コーテイング液が２０
　ｍｌ減少した時点で、上記コーティング作用を停止し
、引き続き４０℃で渦風乾蝶な行ない、４個の人工肺を
作製し、血７１９．　？！ｊｔ　ｔｌ試陸を行ｌ、［っ
たところ、全く血液洩れの発生が認められなかった。

また、ＦＩＩｉＪ配実施例は、疎水性の皮膜形成剤とし
て部分架橋７＋ｌ！ｌのシリコーンを用いる均１合（・
（ついて説明したが、シリコーンオイルよしてのジメチ
ルポリシロキサン（粘度１０００　ｃ’ｓ　〜１０００
０　ｃｓ　）を用い、スプレーコーチインク法によって
被覆を形成した３個の人工肺、および浸油コーチインク
法によって破柑を形成した３個の人工肺、ならびに未処
理の人工肺３個を作製し、それぞれ血液洩れ試論を行ｆ
（つた１七ころ、未処理品の２個？こ流れる洩れが発生
し、未処理品の１個に小さな血液洩が中空糸膜表面に認
められた。これに対し、上記被覆を施した人工肺６個（
（は全く血液洩れの発生が認めらイ］なかった。なお、
シリコーンとしてシリコーンオイルろ一ハｌいる場合に
は、コーチインク作業性が１好となる。また、シリコー
ンとしてシリコーンゴムを用いても１隻＜、シリコーン
ゴムによる場合には安定したコーティング状態を長期的
に確保するこ七が可能となる。

なお、本発明に係る１凍水性皮膜杉成剤としては、シリ
コーン以外に、脂肪酸塩（ステアリン酸金鴇塩、オレイ
ン酸金属塩）、ステアロアミド、パラフィンワックス、
カルナウバワックス、ステアリルアミン、ポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリテトラフルオロプロピレン、ポリ
へキ廿フルオロプロピレン、ポリフッ化ビニル、全１恒
石けん、脂肪酸エステル等を使用することかり能である
。ここで、被覆が形成されないポリプロピレンの中空糸
膜（ＰＬ）　、被挿が形成されたポリプロピレンの中空
糸膜（Ｐ２）および（Ｐ３）のそわぞれからなる人工肺
について、それらの臨界表面張力と、前記血液洩れ評価
方法に基づく試験結果を示せば、表１のとおりである。

すなわち、この表１によれは、上記疎水性の被覆形成材
料は、水に対する臨界表面張力が２８　ｒｌｙｎ／Ｃｒ
ｎ以下であることが必璧となる。

表　　１ また前述のように抜枠形成を、中空糸をハウジンク内に
固定しｆ後に行なうことにより、予め被覆を形成してか
らハウジング内に中空糸を固定する場合に比し被覆の剥
離等を防止することができる。

なお、前記実施例における人工肺１０においては、中空
糸ｊ漠１２の内部を流れる第１０）ｉｉＱ体を血液とし
、中空糸１１＾゛１２の外部を流れる第２の流体をガス
とするｊ場合について説明したが、不発明に係る中空糸
型人工肺にあっては、中空糸膜内を流れる第１の流体を
ガスとし、中空糸膜外を流れる第２の流体を血液よして
用いるものであっても良いＯ ■　発明の具体的作用効果 以上のように、本発明は、内壁から外壁にかけて連通す
る多数の細孔を有するカス交換用の疎水性の中空糸膜を
介して、第１の流体としての血液またはガスと、第２の
流体としてのガスまたは血液とを接剛ミさせてガス父換
する中空糸型人工肺にオイて、ハウジングと、該ハウシ
ンク内に収納される該中空糸膜の集合体と、核中空糸膜
の両媒部を上記ハウジングに液密に保持する隔壁と、該
隔壁の外側にそれぞれ設けられ、上記中空糸膜の内部空
間に連通ずる第１の流体流入室と第１の流体流入口と、
第１の流体流出室と第１の流体猾出口と、上記隔壁と上
記ハウジング内壁七十記中空糸臆外壁とで構成される第
２の流体♀と、該第２の流体宰に叶通する第２の流体流
入口および７４’、　２Ｑ）流体浦出口とを有し、上記
疎水性の中空糸ＩＩｓが、少なく々もガス流入口付近の
外面または内面の少なくとも一面ｔこ、疎水性の皮膜形
成剤からなる被覆をイ１するようにしたので、中空糸膜
の疎水性が強化され、長時間にわたって・開用される場
合にも、中空糸膜における血液洩れの発生を完全に防止
することが５」能となる。

また、本発明に係る中空糸型人工＋１１１ｉは、前記疎
水性の中空糸膜が、ポリオレフィンからなるようζζす
るこ志により、化学的に安定で、不１１１Ｂ物を含まず
比較的原価であると共に強１埃的にも他の補強手段を用
いることなく実用口」能となる。

また、本発明に係る中空糸型入−［肌は、前記疎水性の
中”Ｆ、　７１′、膜が延伸法によりイ州孔を形成され
たポリプロピレン中空糸であるようにすることにより、
溶軸法で形成された膜を用いた場合の様な、細孔形成用
不溶性物質のｍｗ中への混入等の可能性が全くなく、使
用上の安全性４−確保することが可能となる。

また、本発明ｌ（伯ｑる中空糸型人工１ｌｌｉ＋は、？
’＋■記疎水性の被覆が、中空糸膜の〕Ｊ゛スに接触す
る面に形成されているようにすることにより、疎水性皮
膜形成剤が血液に接触することがなく、疎水性皮膜形成
剤の生体に刻する悪影響、血液損傷の発生の可能性を確
実に排除することが可能となる。

また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前記疎水性の破
々ヅが、浸油コーチインク法によって形成されているよ
うにすることにより、均一な被覆を形成することが可能
となる。

また、本発明に係る中空糸型人工師は、前記疎水性の複
線が、スプレーコーチインク法によって形成されている
ようにすることにより、コーテイング後の乾燥時間を減
縮ないしは不戦とし、■・２作能率を向上することが可
能となる。

また、本発明に係る中空糸型人工）Ｊｒ＋ｊは、前記疎
水性の被鉛が、水に対する臨界表面張力が２８ｄｙｎ／
、ｚ以下である材質からなるようにずろこゐにより、よ
り確実に血液洩れの発生を防止することが可能となる。

また、／ｌ−発明に係る中空糸型人工肺は、１ｉｉＴぎ
１疎水性の被キツが、シリコーンであるようにすること
により、生体に対する安全性を４’Ｆｊうことかない。

また、本発明に係る中空糸型人工肺は、前１１」シリコ
ーンがシリコーンオイルからなるようにすることにより
、コーティング作業性を良好とすることがｉ丁ｆ１ヒと
なる。

また、本発明に係る中空糸型人工肺は、ｆｓｉｌ記シリ
コーンがシリコーンゴムからなるようにすることにより
、コーティング安定性をイ）１仁保することが可能とな
る。

また、不発明にイ糸る中空糸型人工肺は、前記シリコー
ンが部分架橋型シリコーンであるようにすることにより
、コーティング作業性を良好とし、かつコーティング安
定性を確保することが０」能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用さね、る中空糸７にす人工層の一
実施例を示す断面図、第２１ソ１（ま不発明か、・品用
される中空糸Ｉｌｉす人工層の中７ｐ糸膜への＋ｉ’ｉ
　４（ｊ　Ｆ−１ｉ′ｙカ法の館１例を示す略１杓ｒ−
而−図、ａ！１３１〕１（を回ネｊ題゛ｊｉ）１シＩ＋
ｉノ５法の２１１２セリを示す略断面図、第４１）：−
：：は１＃］　、ｌｉｌジ拐形威力法方法′４３例を示
す１１１６−断面図である。 １０・人工１ｊｉｊ、　　　　１１・・・ハウシンク、
１２・中空糸１匡、　　１３　集合体、１４．１５　・
隔壁、１９・・血液原人ｈユ、２０・血岩文流入口、２
１　血欣流出宰、２２・・血液流出口、２３・・ガス室
、２４　カス流入口、２５・ガス流出口。 特許用ん１１人　　テルモ株式会社 代理人　弁１・Ｕ±　塩　川　１：２　　治第１図 第２図 ０ 第３図 ｎ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）内壁から外壁にかけて連通ずる多数の細孔を有す
   るガス交換用の疎水性の中空糸膜を介して、第１の流体
   としての血液またはガスと、第２の流体としてのガスま
   たは血液とを接触させてガス交換する中空糸型人工肺に
   おいて、ハウジンクと、該ハウジング内に収納される該
   中空糸膜の集合体と、該中空糸膜の両端部を上記ハウジ
   ンクにｌ佼密に保持する隔壁と、該隔壁の外側にそれぞ
   れ設けられ、上記中空糸膜の内部空間に連通する第１　
   Ｏ）流体流入室と第１の流体流入口と、Ｉ窮１の流体流
   出室と第１の流体流出口と、上記隔壁と上記ハウジンク
   内壁と上記中空糸膜外壁とて十ＨＥ成される第２の流体
   室と、該第２の流体室に連Ｊｌする第２の流体流入口お
   よび第２の流体流出口とを有し、上記疎水性の中空糸膜
   が、少なくともカス流入口付→Ｉ［の外面または内面の
   少なくとも一面に、疎水性の皮膜形成剤からなる被覆を
   有することを特徴とする中空糸型人工肺。 （２）　　前記疎水性の中空糸膜が、ポリオレフィンか
   らなる特許請求の範囲第１項に記載の中空糸型人工肺。 （３）　　前記疎水性の中空糸膜が、延伸法により細孔
   を形成されたポリプロピレン中空糸である特許請求の範
   囲第２項に記載の中空糸型人工肺。 （４）　　前記疎水性の被接が、中空糸膜のガスに接触
   する面に形１にさイ１ている特許請求の範囲第１項ない
   し第３項のいずれかに記載の中空糸型人工肺。 （５）　　前記疎水性の被槙が、浸漬コーティング法に
   よって形成されている判許請求の範囲第１項ないし第４
   頂のいずれかに記載の中空糸型人工肺。 （６）　　前記疎水性の被覆が、スプレーコーティング
   法によって形成されている特許請求の範囲第１項ないし
   第４項のいずれかに記載の中空糸型人工肺。 （７）　　前記疎水性の被覆か、水に対する臨界表面張
   力が２８　ｄｙｎ；／ｍ以下の材質からなる特許請求の
   範囲第１項ないし第６項のいずれかに記載の中空糸型人
   工肺。 （８）　　前記疎水性の被覆が、シリコーンである竹許
   請求の範囲第７項に記載の中空糸型人工肺。 （９１ｍ、ｔ　Ｓ己シリコーンが、シリコーンオイルか
   らなる特許請求の範囲第８項に記載の中２と糸型人工１
   １１１ｉ。 （１０）　　前記シリコーンが、シリコーンゴムからな
   る特許請求の範囲第８項に記載の中空糸型人工肺。 θ１）　前記シリコーンが、部分架槁１驕のシリコーン
   である特許請求の範囲第８項に記載の中空糸型人工肺。