JPS594408A - 磁気フイルタ−の洗浄方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、磁気フィルターの洗浄方法に関づるものであ
る。更に詳しくは本発明は磁性成分と非磁性成分を共に
含むか、又は磁性成分と非磁性成分との結合物（磁性フ
ロック）を含む原水を導入づることにより、磁気フィル
ターのフィルターメディアにお【ノる捕捉成分から非磁
性成分、磁性成分をイれぞれ分離回収づるための磁気フ
ーｒルターの洗浄方法に係るものである。

従来、例えば高炉スクラバー廃水、転炉スクラバー廃水
等の産Ｒ廃水から鉄分のような磁性成分を回収づるのに
好適な装置として磁気フィルターが知られている。

近年、磁気フィルターの応用範囲が拡大され、例えば、
紙パルプ工場廃水、化学工場廃水、下水中の浮遊固型物
を含有づる下水、活性汚泥処理水のようなバクテリア含
有廃液、有用微生物を含む醗酵液等、有機性の非磁性成
分を含む原水に、例えばｌ１ｌｌＩ酸ぽｌυ主、４高分
子凝集剤等をＩＪｌｌえて史１ここれにマグネタイ１〜
（Ｆｅ　ｓｏ＋よりなる磁性粒子（以下１社性成分と呼
ぶ））を添加して強固に結合さｕｌいわゆる磁性フロッ
クを形成させて磁気フィルターで捕捉し、分離した何１
性フ【」ツクを逆洗して濃縮状態にし再度、磁気フィル
ターで処理して非磁性成分と磁性成分とに分−１し、磁
性成０は回収再生し、非磁性成分のうち、不要なものは
廃東し、有用なものは回収゛りるなどの手段にも利用さ
れている。

磁気フィルターには各種の型式のｂのがｌ！ｉｌ！案さ
れている。

第１図に示づものは、磁気フィルターの一例を示’ｌ猷
要図で、原水の流入と、逆洗水のＩＪ）出を兼ねる流入
口２と、１社性成分を除去しｌご俊の浄化処理水の流出
と、逆洗水導入を兼ねる流出口３を備工１＝　７　イ）
’ｖターへｌｘ　ル４内に、例えば１．１１１’Ｉ　＋
Ａ　ｆｉｔの細線からなる多層メツシュのフィルターメ
ディア５、フィルターメディア５に均一な＋４１場を光
生さＵるポールピース６が内装され、ノ、Ｃルターベセ
ル４の外側にはフィルターメゾイノ７５を囲／ｖで励磁
＝１イル７をｉＩ３　＜と其に、該励磁＝」イル７を囲
むようにして磁力線を導くリターンフレーム８を設けて
なるものである。

本発明はこの磁気フィルターににり原水を！８！！ＩＩ
ＬＩする際のフィルターメディアに捕捉されＣいるト１
！性成分と非磁性成分どの混合物や、磁性フロ１ツクか
ら、磁性成分と非磁性成分を、イれぞれ高濃度に含む洗
浄水として回収づるための磁気フィルターの洗ｒｔｈ法
に係るものである。

磁気フィルターを用い、非磁性成分とｌａ　（！ｌ成分
とが混在づる原水や、磁性フロックを含む原水から磁性
成分と非磁性成分とをぞれぞれ分ＰＪ１回収゛りるには
、磁気フィルターのフィルターメディアにＩＪｌｌ捉さ
れている非磁性成分を抱き込ｌυだ磁性成分、磁性フロ
ックを、ＶＩｌ＆揚を形成させた状態で先ず、磁気フィ
ルターに洗浄水を導入し、非１社性成分を洗浄液中に洗
い出して回収し、次に、磁場を消１１１１して磁性成分
を洗浄液中に洗い出して回収し、イれぞれを分ｌ１ｌ−
Ｊることは従来から行われ−（いるつ］１１１１社性成
と１社性成分との共存原水例えば１８分と鉄分どのｉＩ
へ合物、又は有機ｓｓどマグネタイトとのＶ５合により
形成された（４工性フロツク差等を含む原水から非磁性
成分ど磁性成分どを分離するために該原水を磁気フィル
ターに導入するど、フィルターメディアに、これら混合
物１ｂ１１性）【」ツクは捕捉され、やがて飽和に達り
る。飽和ｔこ達り−るまでの時間と原水中のフィルター
メディアに捕捉される成分のｉＨ度とは略逆比例の関係
にあるとされており、フィルターメゾ−Ｃアにお番ノる
捕１５２が飽和状態に近ずくと、’ｂ　４Ｊや原水の処
理は困ｆｉｔとなり、−ロフイルターメディアを洗浄し
て、捕捉されている成分、即ち、非磁性成分を抱き込／
ｖだ磁性成分、磁性フロックを除去し、それぞれ磁性成
分ど非（磁性成分とに分離して回収しな（〕ればなら４
１いが、このどきはなるぺ（高濃度にてれらを含む洗浄
水どして回収覆ることが望ましい。即ち洗浄水中に８３
ける非磁性成分、磁性成分の濃度が低いど、回収室が低
い割には大容量の洗浄水貯槽を必要とづるどか、回収さ
れる非磁性成分、磁性成分ど水どの分離に余分の設備や
人手を要りるなどの不利な問題が起こる。

本発明は以上のような（ｄ気フィルターににる非磁性成
分、磁性成分等の分ｎ］回収にお番ノる洗浄操作上の問
題を、洗浄水の導入を特定条件下に（ｊうことによって
解決づるものである。

即も、本発明は、流入側と流出側とを開口させたケース
内の流入側ど流出側との間に１ｌｆｆ１月料からなるフ
ィルターメディアを１４１ｉえ、更に通電にＪ、り磁場
を形成さける励磁コイルをフィルターメディアを囲んで
段り／ｊ　１４１気フイルターに、流入側から、通水ジ
ることにより、磁気フィルターのフィルターメディアに
濾別されたｌ１ｌｉ　Ｊｉｉ３成分から非…ｖ１成分及
び磁性成分を回収するだめの磁気フィルターの洗汀１方
法において、励磁コイルに通電し、トｕ場を形成させた
状態で洗浄水を９００ｍ／ｌ＋ｒ以上、１５００ｍ　／
Ｉ＋ｒ以下の線速度で流入側から磁気フィルター内に導
入し、非１ｉ！ｊｆｌ成分をリップに含有する洗浄液を
回収°りる第１工程を行い、ついＣ１励磁コイルの通電
を断ら、磁場を消磁しｌこ状態で洗浄水を７００ｍ／ｈ
ｒ以上３０００ｍ／ｈｒ以上の線速度で流出側から磁気
フィルター内に導入し、磁性成分をリッチに含有する洗
浄水液を回収する第２工程を行うことよりなる磁気フ・
ｒルターの洗浄方法を要旨どするものである。

以下、本発明を図面に基づいて説明づる。

第２図〜第４図は本発明方法の一実施例を示づフロー図
である。原水、浄化処理水、洗浄水等の移送パイプライ
ンにはそれぞれ必要な開閉バルブが１ｆｆｉされている
が図面では省略して示している。

第２図は磁性成分と非磁性成分どノシに含むか、又は非
磁性成分と磁性成分とが強固に結合した磁性フロックを
含む原水から、磁性成分、非磁性成分、磁性フロックを
捕捉する工程、第３図は捕捉された上記成分のなかから
、非磁性成分を洗浄回収する工程、第４図は捕捉された
上記成分のなかから、磁性成分を洗浄回収する工程をそ
れぞれ示している。

第２図においてＡは、例えば鉄分と銅分の混合物のよう
な磁性成分と非磁性成分の両成分が共存リ−る産業廃水
、例えば高炉スクラバー廃水、パルプ工場、戊午工場、
食品工場その他化学に川などより排出される右Ｉ幾ＳＳ
を含むマグネタイト（「ｅ１０４磁性成分）を加えて、
磁性フロックを形成さゼだ廃水等の原水であり、励磁コ
イル７に通電しＣフィルターメディア５に磁場が形成さ
れている磁気フィルター１へポンプ（図示せず）等によ
り磁気フィルター１の流入口２より導入される。

フィルターメディア５に上記非磁性成分を抱き込ｌυだ
磁性成分あるいは磁性フ１」ツクが捕捉され濾過母液は
流出口３より浄化処理水Ｂとして系外に排出される。こ
の工程を継続するとフィルターメディア５は次第に非磁
性成分を抱き込んだ前記磁性成分、磁性フロックにより
飽和されて目詰りを起こし、原水Ａの導入は回動となる
。原水△導入開始から飽和に達するまでの時間は先に述
べたように、原水Ａ中に存在づる磁性成分や非磁性成分
、磁性フロックの′＃４度が高い程短く、その濃度が非
常に高い場合（例えば１１００００１）ＦＩ以上）には
、飽和に達づるのに１０秒前後である。

原水への導入が困麹となり、圧損を生じ【フィルターメ
ディア５の捕捉が飽和状態に達したならば、一旦原水へ
の導入を中止し、浄化処理水Ｂとしての濾過母液の系外
への導出を中止する。

次に第３図のフロー図に示１ように、原水への磁気フィ
ルター１への導入を始め、該原水Ａを用いてフィルター
メディア５における捕捉成分（非磁性成分を抱き込んだ
磁性成分、磁性フロックなどく以）捕捉成分という）を
洗浄し、非磁性成分のみを洗い出し洗浄水は非磁性成分
金石洗浄水ピッ１−９に受ける。このとき原水Ａによる
洗浄の代わりに、先に得られｌζζ浄化処理水含用いて
もよく、ｘ１必要に応じ、これらの水による洗かの際、
原水Ａ導入管に枝設されている圧空配管からエアーＣを
導入すると非磁性成分の分離洗浄効果的に行うことがで
きる。尚、本発明において、この洗浄操作においては、
原水Ａを用いる場合にして浄化処理水Ｂを用いる場合に
しろ、磁気フィルター１に導入するときの洗浄水の線速
度ＬＶは９００ｍ／ｈｒ以上、１５００１１／ｈｒ以下
であることが必要である。即ら、洗浄水どし−Ｕ　ＩＪ
Ｔｉ水Δを用いる場合、ｌ−Ｖが９００ｍ／ｌ＋ｒ以下
の時は、洗浄水に移（ｊづる非磁性成分のａｆ１度が低
く所望の高温度に１１磁性成分を含有む洗浄水が得られ
ない。逆に、１−Ｖが１５００ｎ　／ｌ＋ｒより高い場
合は、非磁性成分を高１ＨＩＩに含むスラリー物が得ら
れるが磁性成分と非磁性成分どの含イｊ比率がフィルタ
ーメディア５で捕捉されたものと略々類似したものが１
９られ非磁性成分のリッヂな洗浄水を得ることはできな
い。

又、原水Δ以外の水、例えは浄化処理水Ｂを洗浄水とし
て用いた場合、ＬＶが９００ｍ／ｈｒ以１′−で磁気フ
ィルター１に導入したときは、原水Ａを用いた場合より
は非磁性成分のＳ度は低くないがやはり満犀した濃度の
ものが得られない。史に、ＬＶが１５００ｍ／ｈｒ以上
の場合は、先の原水△を用いた場合と同じく、非磁性成
分の選択的な洗浄効果を期待できない。

第２図のフロー図で示１ような、非磁性成分を洗浄除去
したあと、こんどは第４図に示１フロ−図のＪ、うに、
フィルターメディア５土に残留している磁性成分の洗浄
を行う。

先ず、励磁コイル７の通電を遮断してフィルターメディ
ア５の磁場を消磁する。次に磁気フィルター１の流出口
３より先に得られた浄化処理水Ｂを磁気ノイルター１内
に導入洗Ｐ′Ｐづる。、磁性成分を含む洗浄水は磁性成
分含有洗浄水ピッ１〜１０に受ける。このときの、洗浄
水の導入において８１．浄水導入管に枝設されている圧
空配管からエアー〇を導入づると、フィルターメディア
５がらの磁性成分の分前洗浄を効果的に行うことがＣき
る。この洗浄に用いられる水は前記の浄化処理水口以外
のものとしては原水へを除く液体であってもよい。

尚、本発明において、この洗浄操作においては、浄化処
理水Ｂを用いる場合にしろ、それ以外の水を用いる場合
にしろ、磁気フィルター１に導入づるときの線速度ＬＶ
は７００ｍ／ｌ＋ｒ以上、３０００ｍ／ｈｒｌＸ下であ
ることが必要である。

即ち、ｍＶが７００ｍ／ｈｒ以下の時は、洗浄時間を極
めて長くとらないとフィルターメディア５上の磁性成分
を完全に消去ぐきないか、あるいｉま、僅かにフィルタ
ーメディア５上に少しづつ、蓄積してスケールとなり、
フィルターメディア５の閉塞や、濾過効率の低１・を招
く原因となる。逆にＬＶが３０００ｍ／Ｉ＋ｒより高い
場合は、洗浄操作そのものは特に問題はないが、装置に
音又は振動などが発生して作業者に不快感を！ｊえたり
、安全操作ができないなどのほか、洗浄用水移送のため
の設備や動力源が大きくなって不利である。

以上のようにして、フィルターメディア５上に捕捉され
ている捕捉分に特定条ｆ１による洗浄水の導入により、
磁気フィルター１のみで他の分前のだめの付帯設備なし
で、原水中の磁性成分と非磁性成分をイれぞれ高８！１
１度に含む洗浄水を冑ることができる。尚、原水中に磁
性成分と非磁性成分とが高濃度に共存づる場合、あるい
は磁性成分と非磁性成分とが強固に結合した磁性フロッ
クを高濃度に含む場合、磁性成分と非磁性成分の分前だ
けにも役立つ。又、中間的な濃度のとき、例えば原水中
に含まれる捕捉成分が１１０００ｐｐ程度のときは、先
ず、原水を磁気フィルターに導入濾過して少量の浄化処
理水を得、原水中に含まれるこれら捕捉成分をフィルタ
ーメディアで濃縮したあと、前記の非磁性成分の洗浄及
び磁性成分の洗浄を行えば、それぞれを高濃度に含む洗
浄水をＩＵすることができる。

本発明は以上述べたように、磁性成分と非磁性成分の共
存する原水、あるいは両者が強固に結合し１＝磁性フロ
ツクを含む原水を磁気フィルターに導入し、フィルター
メディアに捕捉した原水中のこれら成分を特定条件下に
洗浄して、磁気フィルターで、磁性成分と非磁性成分を
高温度に含む洗浄水を得るものであり、その工業的利用
Ｉ１１′Ｉ鎮は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は磁気フィルターを１面で表わしＩこ概要図、第
２図〜第４図は、本発明の一例の工稈を示づフロー図で
ある。 １・・・磁気フィルター ５・・・フィルターメディア ６・・・ポールピース ７・・・励磁コイル ８・・・リターンフレーム ９・・・非磁性成分含有洗浄水貯藏ピッ１−１０・・・
磁性成分含有洗浄水貯蔵ピット代理人　弁理１丁　足立
　勉 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　流入側と流出側とを開口させたケース内の流出側と
   流入側との間に磁性材料からなるフィルターメディアを
   備え、更に、通電により磁場を形成させる励磁コイルを
   前記フィルターメディアを囲んで設置プだ磁気フィルタ
   ーに、流入側から、通水することにより、磁気フィルタ
   ーのフィルターメディアに残留づる捕捉成分から非磁性
   成分及び磁性成分を回収するための磁気フィルターの洗
   浄方法において、励磁コイルに通電し、磁場を形成させ
   た状態で洗浄水を９００ｍ／ｈｒ以１．１５００ｍ／ｈ
   ｒ以下の線ｆ８度で流入側から磁気フィルター内に導入
   し、非磁性成分をリッチに含有づる洗浄液を回収する第
   １工程を行い、ついで励磁コイルの通電を断ち、磁場を
   消磁した状態で洗浄水を７００ｍ／ｈｒ以上３０００ｍ
   ／ｈｒ以下の線速Ｂｒ流出側から磁気フィルター内に導
   入し、磁性成分をリッチに含有する洗浄液を回収つる第
   ２工稈を行うことを特徴とづる磁気フィルターの洗浄方
   法。