JPS59312A - 磁気フイルタ−の運転方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気フィルターの運転方法に関するものである
。更に詳しくは、有機ＳＳと磁性成分とが強固に結合し
た磁性フ【コックを含む原水から高純度の磁性成分を高
収率で回収する磁気フィルターの運転方法に係わるもの
である。

従来、例えば高炉スクラバー廃水、転炉スクラバー廃水
等の産業廃水から鉄分のような磁性成分を回収するのに
好適な装置として磁気フィルターが知られている。近年
、磁気フィルターの応用範囲が拡大され、例えば、紙パ
ルブ工場廃水、化学工場廃水、下水中の浮遊固型物を含
有する下水、活性汚泥処理水のようなバクテリア含有廃
液、有用微生物を含む１１１１醇液等、右ａＳＳのよう
な非磁性成分を含む原水に、例えば硫酸ばん土、高分子
凝集剤を加えて更にこれにマグネタイト（Ｆｅ　２０ａ
よりなる磁性粒子、以下磁性成分と呼ぶ）を添加して強
固に結合させ、いわゆる磁性フロックを形成させて磁気
フィルターで捕捉し、分離しＩこ磁性フロックを逆洗し
て濃縮状態で再度、同−又は別の磁気フィルターで処理
して有１ｌＳＳと磁性成分とに分断して、磁性成分は回
収再生し、有機ＳＳのうち、不用なものは廃棄し、有用
なものは回収するなどの手段にも利用されている。

磁気フＣルターには各種の型式のものが提案されている
。

第１図に示すものは、磁気フィルターの一例を示す概要
図で、原水の流入と逆洗水の排出を兼ねる流入口２ど、
磁性成分を除去した後の浄化処理水の流出と、逆洗水導
入を兼ねる流出口３を備えたフィルターベゼル４内に、
例えば磁性月利の細線からなる多層メツシュのフィルタ
ーメディア５、フィルターメディア５に均一な磁場を発
生させるポールピース６が内装され、フィルターへセル
４の外側にはフィルターメディア５を囲んで励磁コイル
７をおくと共に、該励磁コイル７を囲むようにして磁力
線を導くリターンフレーム８を設けて本発明は、原水中
の前記磁性フロックから魁ｔ！［成分と有機ＳＳを分離
回収−４る際に用いられる磁気フィルターの運転方法に
関するものである。

従来、有機ＳＳを含む原水中に磁性成分を添加し、ｒｔ
＆　ｆｌフロックを生成させ、これを磁気フィルターの
フィルターメディアで捕捉して逆洗水によるフィルター
メディアの洗浄水により磁性成分と非磁性成分の有ｅｉ
ｓｓとに分離し、磁性成分を回収Ｊるどバに、非磁性成
分の有機ＳＳはその用途（、：応じて廃棄又は回収する
方法において、磁性〕１］ツクは高純度かつ高収率でフ
ィルターメディアに捕捉されることが望ましく、同様に
、該磁性フロックから逆洗により分離される磁性成分も
次回の磁性フロック形成用として際利用されるものであ
る故、これら可及的に高純度でしかも高い収率で回収さ
れることが必要である。

本発明者等は秤々検詞の結果、磁気フィルターにＪ：る
原水中の磁性フロックの捕捉及びこれにより磁性成分を
回収Ｊるに当り、フィルターメディアに与えられる磁力
と磁気フィルターへ導入される原水量との比が一定範囲
内となるような条件下に磁気フィルターを運転すること
により、所望の高純度及び高収率で磁性成分を回収し得
るとの知見を得て本発明に到達したものである。即ら、
本発明は、流入側と流出側を開口させたケース内の流入
側と流出側との間に磁性月利からなるフィルターメディ
アを備え、更に、通電により磁場をフィルタ一部に形成
さＵる励磁コイルを設けた第１の磁気フィルターに、磁
場を形成させた状態で、流入側から有ｌｌｌ５Ｓど磁性
成分どが強固に結合した磁性フロックを含む原水を導入
し、該磁性フロックをフィルターメディアに捕捉し、つ
いで磁場を消磁して、流出側より逆洗水を導入して、磁
性フロックを含む逆洗スラリーを得、該逆洗スラリーを
、前記第１の磁気フィルターと同一の構造よりなる第２
の磁気フィルターに、磁場を形成さνだ状態テ、流入側
よＹ）Ｈ／Ｖｌｆｉ０．０００６〜０゜００２（但し１
］は！＆場のｋｅｏ　ｌｆｌを、■は原水ノ４人線速痘
ｍ／］１の値を示１）の範囲で導入し磁性成分をフィル
ターメディアに捕捉回収Ｊ′ることを特徴とづる磁気フ
ィルターの運転方法を要旨とするものである。

以下、本発明を図面に基づいて説明する。

第２図の７０−図において、バルプ工場、化学工場、食
品工場、皮革工場等から排出される有機ＳＳを含む原水
Ａが磁性ノロツク件成槽９へ導入され、この原水に例え
ば硫酸ばん土等の凝集剤及びングネタイト、ヘマタイト
のような磁性成分が添加される。有ＩＭＳＳと磁性成分
とが強固に結合しｌ、：磁性フロックがここで形成され
、これを含む原水は矢印方向（パイプラインを太線で示
す）へ導通され、励磁コイル７に通電してフィルターメ
ディア５に１４ｉ場の形成されている第１の磁気フィル
ター１に、流入口２より導入される。原水中の磁性フロ
ックはノ、ｒルターメディア５に捕捉され、濾過母液は
浄化処理水Ｂとして系外に流出口３より排出される、１
次に、励磁コイル７の通電を遮断してフィルターメディ
ア５の！ｉ場を消磁した状態で、流出口３にり洗浄水Ｗ
を磁気フィルター１内に通水しく必要に応じ圧空１−も
向萌に導入する）フィルターメディア５に捕捉されてい
る磁性フロックを洗い出し、これを含む洗浄水を流入Ｄ
　２　Ｊ＝り排出させ（パイプライン太線で示づ）！１
竹フロック含有逆洗スラリ一槽１０へ受ける。該液槽１
０に受は入れられた磁性フロック含有逆洗スラリー１１
は構内で必要に応じて圧空吹き込み、醜しい撹拌くいず
れも図示せず）＠の処理を行ない、磁性フロックを磁性
成分と有ａＳＳとに！Ｉｌｌを促進させてから矢印方向
（パイプラインを太線で示Ｊ）へ導通し、励磁］イル７
に通電してフィルターメディア５に磁場の形成されてい
る第２の磁気フィルター１Ａに、イの流入［１２より導
入づる。

磁性成分はフィルターメディア５に捕捉され、非１４４
竹の有機ＳＳは濾過母液に含まれて非磁性の有機ＳＳス
ラリーＣとしく、流出１］３Ｊ、り系外に排出回収され
る。次に、励磁」イル７の通電を遮断して、フィルター
メディア５の磁場を消磁した状態で、流出口３より洗浄
水Ｗを磁気フィルター１Ａ内に通水しく必要に応じてメ
１空りも同時に導入する）フィルターメディア５に捕捉
されている磁性成分を洗い出【ノ、これを含む洗浄水を
流入口２・より排出さＵて（パイプラインを太線で示ず
）該磁刊成分含イｊＰｋ浄スラリーを、前記磁性フロラ
クイ１−成槽９へ戻し、磁性フロック形成用として再利
用される。

本発明者による種々検討の結果、ｌ−１／　Ｖが磁性成
分の回収率及び磁性成分の純度向上に大きく影響を及ぽ
ηことを知った。ここで１−１とは磁場を表わす値（ｋ
ｅｏ）テあり、■は原水の線速Ｊｌ（ｎ＋／［１ｒ）を
表わり値である。

即ち、前記第２図の例えば第１の磁気フィルター１にお
【フる磁１（１）（］ツクの回収ＩＩ！（捕捉率）と、
１１／ｖとの関係を、キロエールステッド（ＫＯｅ　）
（直１−１を変化さけ、原水の導入流速Ｖを２００ｍ／
ｈｒに一定どした場合についてみると第３図に示すグラ
フどなる。即ち、原水導入速度を一定としたとき、４」
］］■ルールテッド１値が大きくなるほど回収率％は高
いが１−１値がある一定値に達すると回収率％ｂ一定づ
−る。次に、前記第２図の第２の磁気フィルター１Ａに
よって捕捉される磁性成分（マグネタイ１〜、ヘマタイ
ト等）の回収率ならび純度向上度％とｌ−１／　Ｖとの
関係を１−１値を変化させ、磁性成分含有逆洗スラリー
の導入流速Ｖｌｌｌ／１１ｒをも変化させた場合を示す
と第４図へ・第６図に示すグラフとなった。即ち１１／
ｖが大きくなる程、磁性成分（マグネタイト、ヘマタイ
１−など）の回収率％は向上するが（の反面、Ｋｍ向上
）哀％は低下する。ここで純曵向上度とは次式で示され
る値を意味する。

この関係は、第４図・〜・第６図を比較覆れば判るよう
に磁性成分を含む逆洗スラリーの第２の磁気フィルター
１Ａの導入流速Ｖｍ／旧・を変化させても変らｂい。そ
して、本発明は上記結果に基づき１−１／Ｖ＝０．００
０６−０．００２の間Ｆ、磁性成分を捕捉づる磁気°フ
ィルター、例えば第２図にお（）る磁気フィルター１八
を運転Ｊることを必須とするものである。即ち、１］／
ｖが０．０００６で、磁性成分の回収率％は急激に１昇
しＨ／　Ｖが０．００２に至り、略々一定となる。一方
純麿向１一度は０．０００６のところで少々低下するが
１−（／Ｖが０．００２に至って急激に低下する。言い
換えれば、Ｈ／　Ｖが０．０００６と０．００２の間で
磁気フィルターＩＡ（第２図における磁性成分を捕捉Ｊ
るもの）を運転したとき、高い純度向、１一度、及び高
い回収率で磁性成分を捕捉ケることができる。

本光明は以上述べたＪ、うに、有ａＳＳを含む原水に磁
性成分を添加して磁性ノロツクを形成さ駐、これにより
、再生利用する磁性成分と有機ＳＳとに分１ｍするに当
って用いられる磁気フィルターをフィルターメディアの
磁場強さに対する処即水の導入流速との比を特定の割合
の範囲となるような条件下に行うことにより、高い回収
率と、高い純瓜向十度で、磁性成分を回収するものであ
りそのＴ乗的利用価値は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は磁気フィルターを断面で人わした概要図、第２
図は本発明の一例の１〕程を示Ｊフロー図、第３図は磁
性フロックの回収率と１１／Ｖとの関係を示１゛グラフ
、第４図・〜第６図（、Ｌ磁性成分と１１／Ｖとの関係
を示すグラフである。 １・・・磁気フィルター ４・・・ケース本体 ５・・・フィルターメディア ６・・・ポールピース ７・・・励磁コイル ８・・・リターンフレーム ９・・・磁性フロック生成槽 １０・・・磁性フロック含有逆洗スラリ一槽１１・・・
磁性フロック含有逆洗スラリー代理人　弁理士　足立　
勉 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　流入側と流出側を開］］さＵ゛たケース内の流入側
   と流出側との間に磁性材料からなるフィルターメディア
   を描え、更に、通電にＪ、り磁場をフィルタ一部に形成
   させる励磁＝ｌイルを設番ノだ第１の磁気フィルターに
   、磁場を形成させた状態で、流入側から有ｌｌｌ５Ｓと
   磁性成分とが強固に結合したｔｏ　ｉ／Ｉフ１］ツクを
   含む原水を導入し、該磁性フ［１ツクをフィルターメデ
   ィアに捕捉し、ついで磁場を消磁して、流出側より逆洗
   水を導入して、磁性７０ツクを含む逆洗スラリーを得た
   後、該逆洗スラリーを、第２の磁気フィルターに、磁場
   を形成させた状態で、流入側より１−１　／　Ｖが０．
   ０００６〜０．００２　（但し１−１は磁場のＫ　００
   鎮を、■は原水の導入線速度ｍ／ｈの値を示す）の範囲
   で導入し磁性成分をフィルターメディアに捕捉回収する
   ことを特徴とする磁気フィルタフの運転方法。 ２　磁性フロックが有機ＳＳと、マグネタイト又はヘマ
   タイトとの強固な結合物である特許請求の範囲第１項記
   載の磁気フィルターの運転方法。