JPS5943599B2 - ワイヤロ−プの端末処理方法 - Google Patents

ワイヤロ−プの端末処理方法

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JPS5943599B2
JPS5943599B2 JP7371577A JP7371577A JPS5943599B2 JP S5943599 B2 JPS5943599 B2 JP S5943599B2 JP 7371577 A JP7371577 A JP 7371577A JP 7371577 A JP7371577 A JP 7371577A JP S5943599 B2 JPS5943599 B2 JP S5943599B2
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JP
Japan
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wire rope
sleeve
diameter
wire
spherical
Prior art date
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Expired
Application number
JP7371577A
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English (en)
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JPS5411353A (en
Inventor
武司 佐藤
勝昭 岡本
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NIPPON JITSUKO KK
Original Assignee
NIPPON JITSUKO KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は吊橋等に用いられるワイヤロープの端末部分
を所望の部所に結合固定するような場合あるいはワイヤ
ロープ同士を接続する場合に適用されるワイヤロープの
端末処理方法に関するものである。
従来の処理方法としては、内面にテーパを有する円筒状
ソケットにワイヤロープ端を挿入して溶融半田を空隙に
注入して固化させて固定する方法やスリーブ内にワイヤ
ロープ端を挿入してスリーブの複数個所で強力に圧縮し
てかしめることにより固定する方法等が知られている。
しかし、前者は半田の溶融に600℃乃至700℃の加
熱を必要とするために現場施工が殆ど不可能であった。
また後者もプレス加工を必要とするために現場加工は不
可能であった。
従って従来はワイヤロープの端末部の処理は殆ど工場で
行われていた。
この発明は現場で施工が可能なワイヤロープの端末処理
方法を提供するものである。
この発明の概要を示せば、ワイヤロープ外径よりも大径
のスリーブに上記ワイヤロープ端部な差し込み、そのス
リーブとワイヤロープとの間隙に圧縮強度め大きい球形
骨材を充填し、上記間隙の残余の部分に固化前の液状の
合成樹脂を注入して固化せしめることを特徴とする方法
である。
この発明の方法において、ワイヤロープとスリーブとの
間隙は、使用する球形骨材の直径の約1.5倍を越える
ことが好ましく、その理由は球形骨材の充填の容易さ及
び十分に密に充填できるようにするためである。
この発明の方法において、球形骨材を使用することは、
充填された球体は他の球体及びワイヤロープまたはスリ
ーブに接しているから、スリーブからワイヤロープを抜
こうとする作用力に対し隣接する球体同士では表面が互
いに逆方向に回転しようとする状態となり、結局コロ作
用は全(生じないで相互間の圧力が増大して摩擦抵抗が
非常に大きなものとなるからである。
従って球体としては圧縮強度が犬であることが望まれる
また骨材が球形であることは液状合成樹脂を注入したと
きに自然に混入する気泡が骨材下面に保持されることを
防止する。
すなわち気泡は自然に浮上して脱出し、これによって固
化状態における合成樹脂中に気泡がきわめて少くなり、
結果として合成樹脂に依存する強度のばらつきを少くす
る上で大きな効果が生じる。
好ましい球形骨材を示すと、各種金属球体、セラミック
ボール、ガラス玉等である。
なお、使用する球形骨材の直径はある程度小さい方がス
リーブの大径化を防ぎ、樹脂の使用量が少くてよい点で
好ましい。
また発明者の実験によれば球形骨材の直径は均一である
方力−−プ保持強度が良い結果が出ている。
この発明の方法において使用される合成樹脂の性質とし
ては、使用するスリーブ内面及び球形骨材並びに鋼に対
して付着強度の高いものがよい。
最も適切な合成樹脂はエポキシ樹脂であるが、この他に
ポリエステル樹脂、ビニールエステル樹脂等も使用でき
る。
以下実施例について説明する。
実施例 1 第1図におけるスリーブ1の内面及びワイヤロープ2の
端末部を脱脂、脱錆処理し、スリーブ1内にワイヤロー
プ端を差し込み、スリーブ1のロープ端側な粘土3で密
閉する。
次にスリーブ1の開放側からセラミックボール4を流し
込むようにして充填する。
そして硬化剤を配合された固化前の液状エポキシ樹脂5
を上記開放側から注入して固化させる。
使用したスリーブ1は鋼製でその外径D1は62間、同
内径d1は42mm、同長さLlは334mm、ワイヤ
ロープ2の直径は30關、球形骨材であるセラミックボ
ール4の平均直径は4mmである。
またスリーブ1の内面は旋盤で粗切削したもので深さ0
.5mm、ピッチ2TILrIL程度の凹凸面である。
このように処理されたワイヤロープを、一方でスリーブ
1を保持し、他方でワイヤロープ2を保持して引張荷重
を作用させたところ、ワイヤロープの計算破断強度39
tでスリーブ端から約10函離れたワイヤロープの部分
で切断した。
実施例 2 この実施例では第2図に見られるようにスリーブ11の
両端部に端から20mmの位置に内孔に通じる同方向の
直径8mmの樹脂注入孔11a及び排気孔11bを穿設
しである。
このスリーブ11の内面及びワイヤロープ12の端部を
脱脂、脱錆処理し、スリーブ11内にワイヤロープ12
の端部を差込み、スリーブ11のロープ端側をエポキシ
パテ13aで密閉する。
またスリーブ11の孔11 a 、1 l bに40メ
ツシユの金網を当ててその上から銅パイプ16a、16
bの一端を圧入する。
この金網の設置は球形骨材14が外部に洩れないように
するためである。
次に球形骨材であるセラミックボール14をスリーブ1
1の開放側から流し込むようにして充填した後、開放部
をエポキシパテ13bで密閉する。
そして樹脂注入孔11aに接続された銅パイプ16aか
らグリスアップポンプを使用して硬化剤を配合されたエ
ポキシ樹脂15を圧入すると共に、排気孔11bに接続
された銅パイプ16bに真空ポンプを接続してスリーブ
内の空気を排出する。
なお、第2図の17はガラス管で樹脂の注入状態を知る
ことができるようにしたものである。
樹脂が充填されると、銅バイブ16a 、16bを取外
してエポキシパテで孔11a、llbを閉塞し、固化を
持つ。
使用したスリーブ11は鋼製であり、その外径D2は6
2朋、同内径d2は34mm、同長さL2は334mm
、ワイヤロープ12の直径は30mm1球形骨材として
のセラミックボール14の直径は1mm乃至2mmの範
囲のものである。
またスリーブ11の内面は旋盤による粗仕上げで微小凹
凸が認められる程度のものである。
このように処理されたワイヤロープを、一方でスリーブ
11を保持し、他方でワイヤロープ12を保持して引張
荷重を作用させたところ、ワイヤロープ12の計算破断
荷重39tでスリーブ端から約10crrL(らい離れ
たワイヤロープの部分で切断した。
実施例 3 この実施例も実施例2におけると同様にスリーブ210
両端部に端から20mmの位置に孔21a。
21bを穿設しである。
そしてこの場合はスリーブ21の中間部でワイヤロープ
22a、22bを突き合わせて接続した例である。
施工手順は実施例2におけると略々同様である。
使用したスリーブ21は鋼製であり、その外径D3は6
2mm1同内径d3は42間、同長さL3は400朋、
ワイヤロープ22a 、22bの直径はいづれも30m
m、球形骨材としてのセラミックボール24の平均直径
は37It7IL、樹脂25はポリエステル樹脂である
またスリーブ21の内面は実施例1と同じである。
このように処理して接続されたワイヤロープ’12a、
22bを、各々ワイヤロープ22aと22bの部分を保
持して引張荷重を作用させたところ、24tの引張荷重
で一方のワイヤがスリーブから抜けた。
この場合スリーブを長くすることによって実施例1.2
と同様に接続部の強度が口“−プ強度を土建るようにす
ることが可能であると考える。
上述した実施例1.2においては、スリーブに対して何
ら固定用の保合部等を形成していないものを示したが、
例えばフランジ部等を必要に応じて設ければ、所望のワ
イヤ端固定部所に容易に固定できるようになる。
以上のようにこの発明によれば、半田のように加熱を必
要としない合成樹脂と球形骨材とスリーブとを使用して
ワイヤロープ端を処理でき、現場施工が可能であり、し
かもその処理部はワイヤロープの保持強度の高いもので
あり、産業上きわめて有効な、接続方法を含むワイヤロ
ープの端末処理方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法によって処理された実施例1の
ワイヤロープ端部の縦断面図、第2図は同実施例2のワ
イヤロープ端部の縦断面図、第3図は同実施例3のワイ
ヤロープ接続部の縦断面図である。 1.11.21・・・・・・スリーブ、2,12゜22
a 、22b・・・・・・ワイヤロープ、計・・・・・
粘土、13 a 、 13 b・”=エポキシパテ、4
,14゜24・・・・・・球形骨材であるセラミックボ
ール、5゜15・・・・・・エポキシ樹脂、25・・・
・・・ポリエステル樹脂。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ワイヤロープ外径よりも大径のスリーブに上記ワイ
    ヤロープ端部を差し込み、そのスリーブとワイヤロープ
    との間隙に圧縮強度の大きい球形骨材を充填し、上記間
    隙の残余の部分に固化前の液状の合成樹脂を注入して固
    化せしめることを特徴とするワイヤロープの端末処理方
    法。
JP7371577A 1977-06-20 1977-06-20 ワイヤロ−プの端末処理方法 Expired JPS5943599B2 (ja)

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JPS5411353A JPS5411353A (en) 1979-01-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0318298U (ja) * 1989-06-28 1991-02-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846597B2 (ja) * 1978-04-05 1983-10-17 神鋼鋼線工業株式会社 ケ−ブルの防食法
JPS54132818A (en) * 1978-04-05 1979-10-16 Hitachi Zosen Cbi Kk Underground tank for low temperature liquefied gas

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